JP6951153B2 - 診断装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱装置の状態を診断する診断装置および方法に関するものである。
半導体製造装置では、EES(Equipment Engineering System)が実用段階へと移行してきている。EESは、半導体製造装置が正常に機能しているかどうかをデータでチェックし、装置の信頼性や生産性を向上させるシステムである。EESの主な目的は、装置自体を対象とする不具合検知(FD:Fault Detection)、不具合予知(FP:Fault Prediction)である。FD/FPには、装置コントロールレベル、モジュールレベル、サブシステムレベル、I/Oデバイスレベルという階層化の捉え方がある。I/Oデバイスレベルの主体は、センサやアクチュエータである。
このような動向に関連し、特許文献1のように、加熱装置の温度制御応答の特徴を算出するものが提案されている。加熱装置は、例えば図13に示すように、処理対象のワークを加熱する熱処理炉100と、電気ヒータ101と、熱処理炉100内の温度を計測する温度センサ102と、熱処理炉100内の温度を制御する温調計103と、電力調整器104と、電力供給回路105と、加熱装置全体を制御するPLC(Programmable Logic Controller)106とから構成される。温調計103は、温度センサ102が計測した温度PV(制御量)が温度設定値SPと一致するように操作量MVを算出する。電力調整器104は、操作量MVに応じた電力を決定し、この決定した電力を電力供給回路105を通じて電気ヒータ101に供給する。
特許文献1に開示された技術は、例えば図13に示す加熱装置において、制御対象の動的プロセスゲインKpとプロセス時定数Tpとの比率R=Kp/Tpで制御対象の状態を判定するものである。この比率Rは、ヘルスインデックスと呼ばれ、コントローラ(温調計103)による制御対象の健全性を示す指標であり、制御対象の過渡状態での特性を利用している。したがって、比率Rを採用すれば、不可測な外的要因により操作量MVの平衡点(以下、平衡時操作量MVsと記載)が移動することに対処できる。
しかし、現実には、制御対象次第では、比率R=Kp/Tpによって状態管理を実質的に代用するだけではなく、平衡時操作量MVsによって加熱装置の状態を管理すべき必要性は残る。しかしながら、熱処理炉内の負荷(例えば熱処理される対象のワークなどの積載量)によって、適正な平衡時操作量MVsが変化することがあるので、平衡時操作量MVsに基づいて加熱装置の状態を診断することは困難である。
例えば、比率R=Kp/Tpのみで診断する場合は、加熱(昇温)後に特定の時間が経過してから平衡時操作量MVsが異常値に変化するような不具合を検出できないという問題が生じる。したがって、平衡時操作量MVsに基づいて加熱装置の状態を診断することが必要になる。しかしながら、適正な平衡時操作量MVsを一律に決めてしまうと、上記のとおり熱処理炉内の負荷の変化に対応できないので、改善が求められている。
特許第4481953号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、平衡時操作量が加熱装置の熱処理炉内の負荷に影響されるような加熱装置において、平衡時操作量による加熱装置の診断の信頼性を向上させることができる診断装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の診断装置は、加熱装置の温度制御の過渡状態から得られる指標を算出するように構成された指標算出部と、前記加熱装置の制御部から出力される、前記過渡状態後の平衡状態の操作量である平衡時操作量を診断する閾値を、前記指標算出部によって算出された指標に基づいて決定するように構成された閾値決定部と、診断対象の前記平衡時操作量と前記閾値とを比較することにより前記加熱装置の異常を検出したときに第1のアラーム信号を出力するように構成された不具合診断部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の加熱装置の1構成例において、前記指標算出部は、前記過渡状態を発生させる前記操作量の時系列データと前記過渡状態における制御量の時系列データとに基づいて、制御対象の動的プロセスゲインとプロセス時定数との比率を前記指標として算出することを特徴とするものである。
また、本発明の加熱装置の1構成例において、前記閾値決定部は、前記加熱装置の熱処理炉内の負荷条件が異なる複数回の加熱試験で得られた前記指標と前記閾値との複数組の予め記憶されている値を基に、前記指標算出部によって算出された指標に対応する前記閾値を補間により算出することを特徴とするものである。
また、本発明の加熱装置の1構成例において、前記記憶されている複数の閾値は、複数回の加熱試験で得られた平衡時操作量にそれぞれ1より大の特定の倍率を乗じた値であり、前記不具合診断部は、診断対象の前記平衡時操作量が前記閾値決定部によって決定された閾値よりも大きい場合に前記第1のアラーム信号を出力することを特徴とするものである。
また、本発明の加熱装置の1構成例において、前記記憶されている複数の閾値は、複数回の加熱試験で得られた平衡時操作量にそれぞれ1より小の特定の倍率を乗じた値であり、前記不具合診断部は、診断対象の前記平衡時操作量が前記閾値決定部によって決定された閾値よりも小さい場合に前記第1のアラーム信号を出力することを特徴とするものである。
また、本発明の加熱装置の1構成例において、前記閾値決定部によって決定された閾値を記憶するように構成された閾値履歴記憶部と、前記不具合診断部によって診断対象として採用された平衡時操作量を記憶するように構成された平衡時操作量履歴記憶部と、前記閾値決定部によって決定された現在の閾値が前記加熱装置の前回の加熱処理以前に前記閾値履歴記憶部によって記憶された過去の閾値よりも小さく、かつ前記不具合診断部によって診断対象として採用された現在の平衡時操作量が前回の加熱処理以前に前記平衡時操作量履歴記憶部によって記憶された過去の平衡時操作量よりも大きい場合に、第2のアラーム信号を出力するように構成された矛盾診断部とをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の加熱装置の1構成例において、前記閾値決定部によって決定された閾値を記憶するように構成された閾値履歴記憶部と、前記不具合診断部によって診断対象として採用された平衡時操作量を記憶するように構成された平衡時操作量履歴記憶部と、前記閾値決定部によって決定された現在の閾値が前記加熱装置の前回の加熱処理以前に前記閾値履歴記憶部によって記憶された過去の閾値よりも大きく、かつ前記不具合診断部によって診断対象として採用された現在の平衡時操作量が前回の加熱処理以前に前記平衡時操作量履歴記憶部によって記憶された過去の平衡時操作量よりも小さい場合に、第2のアラーム信号を出力するように構成された矛盾診断部とをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の診断方法は、CPUと記憶装置とを備えたコンピュータにおいて、加熱装置の温度制御の過渡状態から得られる指標を算出する第1のステップと、前記加熱装置の制御部から出力される、前記過渡状態後の平衡状態の操作量である平衡時操作量を診断する閾値を、前記第1のステップで算出した指標に基づいて決定する第2のステップと、診断対象の前記平衡時操作量と前記閾値とを比較することにより前記加熱装置の異常を検出したときに第1のアラーム信号を出力する第3のステップとを、前記記憶装置に格納されたプログラムに従って前記CPUに実行させることを特徴とするものである。
本発明によれば、加熱装置の温度制御の過渡状態から得られる指標を算出する指標算出部と、加熱装置の制御部から出力される、過渡状態後の平衡状態の操作量である平衡時操作量を診断する閾値を、指標算出部によって算出された指標に基づいて決定する閾値決定部と、診断対象の平衡時操作量と閾値とを比較することにより加熱装置の異常を検出したときに第1のアラーム信号を出力する不具合診断部とを設けることにより、平衡時操作量が加熱装置の熱処理炉内の負荷に影響されるような加熱装置において、平衡時操作量による加熱装置の診断の信頼性を向上させることができる。
また、本発明では、閾値決定部によって決定された閾値を記憶する閾値履歴記憶部と、不具合診断部によって診断対象として採用された平衡時操作量を記憶する平衡時操作量履歴記憶部と、閾値決定部によって決定された現在の閾値が加熱装置の前回の加熱処理以前に閾値履歴記憶部によって記憶された過去の閾値よりも小さく、かつ不具合診断部によって診断対象として採用された現在の平衡時操作量が前回の加熱処理以前に平衡時操作量履歴記憶部によって記憶された過去の平衡時操作量よりも大きい場合に、第2のアラーム信号を出力するように構成された矛盾診断部とを設けることにより、加熱装置の診断の信頼性を更に向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る診断装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係るPID制御部の動作を説明するフローチャートである。 図3は、本発明の第1の実施例に係る診断装置の動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の第1の実施例に係る診断装置の指標算出部の構成例を示すブロック図である。 図5は、本発明の第1の実施例に係る診断装置の指標算出部の動作を説明する図である。 図6は、加熱装置を用いて負荷条件が異なる加熱試験を行った結果を示す図である。 図7は、加熱装置を用いて負荷条件が異なる加熱試験を行った別の結果を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施例に係る診断装置の平衡閾値決定部の補間処理を説明する図である。 図9は、本発明の第1の実施例に係る診断装置の別の動作を説明するフローチャートである。 図10は、本発明の第2の実施例に係る診断装置の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の第2の実施例に係る診断装置の動作を説明するフローチャートである。 図12は、本発明の第2の実施例に係る診断装置の別の動作を説明するフローチャートである。 図13は、加熱装置の構成を示すブロック図である。
[発明の原理1]
平衡時操作量MVsが熱処理炉内の負荷に影響されるような加熱装置では、平衡時操作量MVsに影響を与える負荷変動自体が、温度制御の過渡状態に影響を与える。また、平衡時操作量MVsは加熱(昇温)後の平衡点なので、平衡状態が得られるまでに、必ず同じ負荷の状況での昇温(過渡状態)が発生する。要するに、加熱(昇温)後に熱処理炉内の負荷を増減させるトンネル炉を除けば、加熱(昇温)前に熱処理炉内の負荷は確定している。
発明者は、上記の点に着眼し、平衡状態が得られる直前の過渡状態から得られる指標(例えばその過渡状態における比率R=Kp/Tpなど)に基づいて、平衡時操作量MVsによる診断閾値を適宜変更することで、平衡時操作量MVsに基づく診断の信頼性を向上できることに想到した。このようにすることで、上記の問題点を緩和できる。すなわち、診断の信頼性を向上させることができる。
[発明の原理2]
閾値判定において問題ない場合でも、平衡時操作量MVsに矛盾(負荷が小さい判定にも拘わらず平衡時操作量MVsが高い)が生じている場合には、上記と別の矛盾アラームを出すのが、信頼性という観点からは好ましい。例えば、比率R=Kp/Tpに基づいて変更された閾値としては負荷が前回よりも小さくなっていると見なすべき状況(平衡時操作量MVsが低くなるはずの状況)において、平衡時操作量MVsが前回よりも高くなっている場合には、矛盾アラームを出すようにする。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る診断装置の構成を示すブロック図である。本実施例は、上記発明の原理1に対応する例である。診断装置は、加熱装置の温度制御の過渡状態から得られる指標を算出する指標算出部1と、加熱装置のPID制御部10から出力される、過渡状態後の平衡状態の操作量である平衡時操作量MVsを診断する平衡閾値TXを、指標算出部1によって算出された指標に基づいて決定する平衡閾値決定部2と、診断対象の平衡時操作量MVsと平衡閾値TXとを比較することにより加熱装置の異常を検出したときにアラーム信号を出力する不具合診断部3とを備えている。
本実施例は、例えば図13に示した加熱装置を診断対象の装置とする。この場合、図1のPID制御部10は、図13に示した温調計103の内部に設けられる。
図2はPID制御部10の動作を説明するフローチャートである。設定値SP(温度設定値)は、加熱装置のオペレータによって設定され、PID制御部10に入力される(図2ステップS100)。
制御量PV(温度計測値)は、制御対象に設けられたセンサ(例えば図13の温度センサ102)によって計測され、PID制御部10と診断装置の指標算出部1とに入力される(図2ステップS101)。
次に、PID制御部10は、設定値SPと制御量PVとを入力として、制御量PVが設定値SPと一致するように周知のPID制御演算により操作量MVを算出する(図2ステップS102)。
そして、PID制御部10は、算出した操作量MVを制御対象と診断装置の指標算出部1と不具合診断部3とに出力する(図2ステップS103)。図13に示した加熱装置が制御対象の場合、操作量MVの実際の出力先は電力調整器104となる。
PID制御部10は、以上のようなステップS100〜S103の処理を、加熱装置のの動作が終了するまで(図2ステップS104においてYES)、制御周期毎に繰り返し実行する。
次に、本実施例の診断装置の動作を図3を参照して説明する。指標算出部1は、制御の過渡状態を発生させる操作量MVの時系列データと過渡状態における制御量PVの時系列データに基づいて制御対象(図13の例では熱処理炉100)の動的プロセスゲインKpとプロセス時定数Tpとの比率R=Kp/Tpを、過渡状態から得られる指標として算出する(図3ステップS200)。
図4は指標算出部1の構成例を示すブロック図である。指標算出部1は、過渡状態データ特定部11と、制御対象モデリング部12と、ゲイン時定数比算出部13とから構成される。
熱処理炉内のワークの加熱のために設定値SPのステップ変更が行われると、図5(A)のように制御量PVが設定値SPに追従して上昇する。
過渡状態データ特定部11は、制御量PVが設定値SPに追従するステップ応答の前半の過渡状態における制御量PVの時系列データと操作量MVの時系列データとを特定する。例えば過渡状態データ特定部11は、図5(B)に示すように操作量MVの時系列データが予め設定された基準値MVcを超えている時間帯を割り出し、この時間帯をステップ応答前半の過渡状態に相当する時間帯として特定する。ただし、この方法は単なる1例であり、操作量MVの変化幅やその他の信号の変化によって制御の過渡状態のデータを特定することも可能である。
続いて、制御対象モデリング部12は、制御量PVの時系列データのうち過渡状態データ特定部11によって特定された過渡状態のデータと、操作量MVの時系列データのうち過渡状態データ特定部11によって特定された過渡状態のデータとにより、制御対象のモデル数式を同定する。制御対象の数式モデルGpは、次式のような伝達関数で表される。
Gp=Kpexp(−Lps)/(1+Tps) ・・・(1)
式(1)のLpはむだ時間である。ゲイン時定数比算出部13は、制御対象モデリング部12が確定したモデル数式Gpに基づき、動的プロセスゲインKpとプロセス時定数Tpとの比率R=Kp/Tpを算出する。
以上のような過渡状態データ特定部11と制御対象モデリング部12とゲイン時定数比算出部13の動作は、特許文献1に開示されている。
次に、平衡閾値決定部2は、過渡状態後の平衡状態における平衡時操作量MVsによる加熱装置の状態診断のための平衡閾値TXを、比率R=Kp/Tpに基づき決定する(図3ステップS201)。
具体的には、オペレータまたは診断装置メーカの担当者は、正常なときの診断対象または診断対象と同種の正常な加熱装置を利用して、予め規定された複数通りの負荷条件(熱処理炉内のワークなどの積載量が異なる複数の条件)でそれぞれ加熱試験を事前に行い、各負荷条件において指標算出部1によって算出される比率R_i(i=1,2,3,・・・・)と、その負荷条件で得られる平衡時操作量MVs_iとを記録しておく。そして、オペレータまたは担当者は、各負荷条件における平衡時操作量MVs_iに特定の第1の倍率α(α>1で、例えばα=1.2)を乗じた値αMVs_iをその負荷条件における平衡閾値TX_iとして、負荷条件毎の比率R_iと平衡閾値TX_iとの組を対応付けて平衡閾値決定部2に予め記憶させておく。
図6(A)、図6(B)、図7(A)、図7(B)は負荷条件が異なる4回の加熱試験を行った結果を示している。加熱装置内の負荷は図6(A)、図6(B)、図7(A)、図7(B)の順に規則正しく大きくなっている。この負荷の増大に伴い、比率R_1〜R_4は順に小さくなり、平衡時操作量MVs_1〜MVs_4は順に大きくなっていることが分かる。本実施例では、上記のとおり平衡時操作量MVs_1〜MVs_4にそれぞれ1.2を乗じた値を平衡閾値TX_1〜TX_4としている。
平衡閾値決定部2は、予め記憶している比率R_iと平衡閾値TX_iとの複数の組を基に、ステップS200において指標算出部1によって算出された比率Rに対応する平衡閾値TXを補間により算出する。
図8は平衡閾値決定部2の補間処理を説明する図である。上記のように4通りの負荷条件における加熱試験によって(R_1,TX_1)、(R_2,TX_2)、(R_3,TX_3)、(R_4,TX_4)という結果が得られたとする。平衡閾値決定部2は、これらの記憶されている結果を用いて、図8に示すように、比率Rに対する平衡閾値TXを例えば線形補間により求める。ただし、比率Rに対する平衡閾値TXの求め方は、本実施例の方法に限られない。
不具合診断部3は、平衡閾値決定部2によって決定された平衡閾値TXと過渡状態後の平衡状態における平衡時操作量MVsとを比較して、加熱装置の状態を診断する。不具合診断部3は、MVs>TX、すなわち平衡時操作量MVsが平衡閾値TXよりも大きい場合に(図3ステップS202においてYES)、加熱装置が異常とみなし、アラーム信号を出力する(図3ステップS203)。
アラーム信号の具体的な出力方法としては、例えばオペレータに対してアラーム発生を知らせるメッセージの表示、LEDの点灯、アラーム発生を知らせる音声出力、アラーム信号の外部への送信等がある。
なお、本実施例の診断対象の加熱装置においては、制御量PVが整定しているときに操作量MVが平衡状態にあると判断できる。そこで、不具合診断部3は、制御量PVが一定時間連続してSP±γ(γは所定の偏差)の範囲内になったときに、制御量PVが整定状態と判定し、このときにPID制御部10から出力されている操作量MVを平衡時操作量MVsとすればよい。
上記の加熱試験においても同様の方法により平衡時操作量MVs_iを求めることができる。
診断装置は、以上のようなステップS200〜S203の処理を、加熱装置による昇温が行われる度に実施する。
以上の説明では、ヒータの劣化や加熱装置の保温性劣化により、平衡時操作量MVsが上昇して、事実上の正常範囲上限に相当する平衡閾値TXを超えた場合に、アラームが出力されるものとしている。
ただし、事前の加熱試験時に求めた平衡時操作量MVs_iに上記第1の倍率αよりも小さい第2の倍率β(β<1<αで、例えばβ=0.8)を乗じた値βMVs_iを、正常範囲下限に相当する平衡閾値TY_iとして診断するようにしてもよい。
上記と同様に、平衡閾値決定部2は、予め記憶している比率R_iと平衡閾値TY_iとの複数の組を基に、ステップS200において指標算出部1によって算出された比率Rについて平衡閾値TYを補間により算出すればよい(図9ステップS204)。
そして、不具合診断部3は、MVs<TY、すなわち平衡時操作量MVsが平衡閾値TYよりも小さい場合に(図9ステップS205においてYES)、アラーム信号を出力すればよい(図9ステップS206)。
平衡閾値TYによる診断の必要性としては、例えば熱処理炉内のワークに想定外の発熱化学反応が発生している場合の検出などが考えられる。図3と図9の処理を同時に行ってもよいことは言うまでもない。
また、負荷(積載量)が要因であれば、特許第6059046号公報に記載されている昇温時のΔPVmaxなどを参考にして、適正な平衡閾値TXを決定することも可能である。すなわち、指標算出部1の指標としては、加熱装置内の負荷に応じて過渡状態において得られる指標であればよい。
以上の構成および処理により、本実施例では、平衡時操作量MVsが熱処理炉内の負荷に影響されるような加熱装置において、平衡時操作量MVsによる加熱装置の診断の信頼性を向上させることができる。
なお、不具合診断部3は、ステップS202,S205の判定処理を1回だけ行うのではなく、複数回行うようにしてもよく、例えば平衡状態(整定状態)において一定時間毎に行うようにしてもよい。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例は、上記発明の原理2に対応する例である。図10は本発明の第2の実施例に係る診断装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の診断装置は、指標算出部1と、平衡閾値決定部2と、不具合診断部3と、平衡閾値決定部2によって決定された平衡閾値TXを記憶する平衡閾値履歴記憶部4と、不具合診断部3によって診断対象として採用された平衡時操作量MVsを記憶する平衡時操作量履歴記憶部5と、平衡閾値決定部2によって決定された現在の平衡閾値TXが加熱装置の前回の加熱処理以前に平衡閾値履歴記憶部4によって記憶された過去の平衡閾値TX’よりも小さく、かつ不具合診断部3によって診断対象として採用された現在の平衡時操作量MVsが前回の加熱処理以前に平衡時操作量履歴記憶部5によって記憶された過去の平衡時操作量MVs’よりも大きい場合に、矛盾アラーム信号を出力する矛盾診断部6とを備えている。
図11は本実施例の診断装置の動作を説明するフローチャートである。指標算出部1と平衡閾値決定部2と不具合診断部3の動作(図11ステップS200〜S203)は、第1の実施例で説明したとおりである。
次に、平衡閾値履歴記憶部4は、ステップS201において平衡閾値決定部2によって決定された平衡閾値TXを記憶する(図11ステップS207)。
平衡時操作量履歴記憶部5は、ステップS202において不具合診断部3によって診断対象として採用された平衡時操作量MVsを記憶する(図11ステップS208)。なお、上記のように不具合診断部3が1回の加熱処理の平衡状態(整定状態)においてステップS202の判定処理を複数回行った場合には、これら複数回の平衡時操作量MVsの平均値を記憶してもよいし、複数回の平衡時操作量MVsの最新値を記憶するようにしてもよい。
矛盾診断部6は、ステップS201において平衡閾値決定部2によって決定された現在の平衡閾値TXが前回の加熱処理以前に平衡閾値履歴記憶部4によって記憶された過去の平衡閾値TX(以下、TX’)よりも小さく、かつステップS202において不具合診断部3によって採用された現在の平衡時操作量MVsが前回の加熱処理以前に平衡時操作量履歴記憶部5によって記憶された過去の平衡時操作量MVs(以下、MVs’)よりも大きい場合に(図11ステップS209においてYES)、矛盾アラーム信号を出力する(図11ステップS210)。
平衡閾値TXは、正常な加熱装置を利用して、予め規定された複数通りの負荷状態を参照しているので、現在の平衡閾値TXが過去の平衡閾値TX’よりも小さくなっているとしたら、現在の負荷は過去よりも低減されているはずである。一方で、現在の平衡時操作量MVsが過去の平衡時操作量MVs’よりも大きくなっているとしたら、現在の負荷は過去よりも増加していることになる。偶然の要素も考えられるので、一概に異常として扱うべきものではないが、原理的にはステップS209の判定が成立するのは矛盾する現象である。したがって、矛盾アラーム信号を出力することで、加熱装置の診断の信頼性を向上させることができる。
上記と同様に、矛盾アラーム信号の具体的な出力方法としては、例えばオペレータに対して矛盾アラーム発生を知らせるメッセージの表示、LEDの点灯、矛盾アラーム発生を知らせる音声出力、矛盾アラーム信号の外部への送信等がある。
なお、矛盾診断部6は、ステップS201において平衡閾値決定部2によって決定された現在の平衡閾値TXが前回の加熱処理以前に平衡閾値履歴記憶部4によって記憶された過去の平衡閾値TX’よりも大きく、かつステップS202において不具合診断部3によって採用された現在の平衡時操作量MVsが前回の加熱処理以前に平衡時操作量履歴記憶部5によって記憶された過去の平衡時操作量MVs’よりも小さい場合に(図12ステップS211においてYES)、矛盾アラーム信号を出力するようにしてもよい(図12ステップS212)。
なお、診断対象の加熱装置による加熱処理が過去に複数回実施されている場合、平衡閾値履歴記憶部4は1回の加熱処理毎に平衡閾値TXを記憶し、平衡時操作量履歴記憶部5は加熱処理毎に平衡時操作量MVsを記憶する。したがって、平衡閾値履歴記憶部4には少なくとも過去1回分の平衡閾値TX’が記憶され、平衡時操作量履歴記憶部5には少なくとも過去1回分の平衡時操作量MVs’が記憶されていることになる。
矛盾診断部6は、ステップS209またはS211の判定処理を行う際には、過去の同一回の加熱処理のTX’,MVs’についてTX<TX’かつMVs>MVs’(S209)、またはTX>TX’かつMVs<MVs’(S211)が成立するかどうかを判定する必要がある。すなわち、TX’と異なる回の加熱処理のMVs’についてTX<TX’かつMVs>MVs’、またはTX>TX’かつMVs<MVsが成立しても、矛盾アラーム信号は出力しない。
第1、第2の実施例で説明した診断装置は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1、第2の実施例で説明した処理を実行する。また、PID制御部10が設けられる温調計についても、周知のとおりコンピュータとプログラムによって実現することができる。
本発明は、加熱装置の状態を診断する技術に適用することができる。
1…指標算出部、2…平衡閾値決定部、3…不具合診断部、4…平衡閾値履歴記憶部、5…平衡時操作量履歴記憶部、6…矛盾診断部、10…PID制御部、11…過渡状態データ特定部、12…制御対象モデリング部、13…ゲイン時定数比算出部。

Claims (14)

  1. 加熱装置の温度制御の過渡状態から得られる指標を算出するように構成された指標算出部と、
    前記加熱装置の制御部から出力される、前記過渡状態後の平衡状態の操作量である平衡時操作量を診断する閾値を、前記指標算出部によって算出された指標に基づいて決定するように構成された閾値決定部と、
    診断対象の前記平衡時操作量と前記閾値とを比較することにより前記加熱装置の異常を検出したときに第1のアラーム信号を出力するように構成された不具合診断部とを備えることを特徴とする診断装置。
  2. 請求項1記載の診断装置において、
    前記指標算出部は、前記過渡状態を発生させる前記操作量の時系列データと前記過渡状態における制御量の時系列データとに基づいて、制御対象の動的プロセスゲインとプロセス時定数との比率を前記指標として算出することを特徴とする診断装置。
  3. 請求項1または2記載の診断装置において、
    前記閾値決定部は、前記加熱装置の熱処理炉内の負荷条件が異なる複数回の加熱試験で得られた前記指標と前記閾値との複数組の予め記憶されている値を基に、前記指標算出部によって算出された指標に対応する前記閾値を補間により算出することを特徴とする診断装置。
  4. 請求項3記載の診断装置において、
    前記記憶されている複数の閾値は、複数回の加熱試験で得られた平衡時操作量にそれぞれ1より大の特定の倍率を乗じた値であり、
    前記不具合診断部は、診断対象の前記平衡時操作量が前記閾値決定部によって決定された閾値よりも大きい場合に前記第1のアラーム信号を出力することを特徴とする診断装置。
  5. 請求項3記載の診断装置において、
    前記記憶されている複数の閾値は、複数回の加熱試験で得られた平衡時操作量にそれぞれ1より小の特定の倍率を乗じた値であり、
    前記不具合診断部は、診断対象の前記平衡時操作量が前記閾値決定部によって決定された閾値よりも小さい場合に前記第1のアラーム信号を出力することを特徴とする診断装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の診断装置において、
    前記閾値決定部によって決定された閾値を記憶するように構成された閾値履歴記憶部と、
    前記不具合診断部によって診断対象として採用された平衡時操作量を記憶するように構成された平衡時操作量履歴記憶部と、
    前記閾値決定部によって決定された現在の閾値が前記加熱装置の前回の加熱処理以前に前記閾値履歴記憶部によって記憶された過去の閾値よりも小さく、かつ前記不具合診断部によって診断対象として採用された現在の平衡時操作量が前回の加熱処理以前に前記平衡時操作量履歴記憶部によって記憶された過去の平衡時操作量よりも大きい場合に、第2のアラーム信号を出力するように構成された矛盾診断部とをさらに備えることを特徴とする診断装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の診断装置において、
    前記閾値決定部によって決定された閾値を記憶するように構成された閾値履歴記憶部と、
    前記不具合診断部によって診断対象として採用された平衡時操作量を記憶するように構成された平衡時操作量履歴記憶部と、
    前記閾値決定部によって決定された現在の閾値が前記加熱装置の前回の加熱処理以前に前記閾値履歴記憶部によって記憶された過去の閾値よりも大きく、かつ前記不具合診断部によって診断対象として採用された現在の平衡時操作量が前回の加熱処理以前に前記平衡時操作量履歴記憶部によって記憶された過去の平衡時操作量よりも小さい場合に、第2のアラーム信号を出力するように構成された矛盾診断部とをさらに備えることを特徴とする診断装置。
  8. CPUと記憶装置とを備えたコンピュータにおいて、
    加熱装置の温度制御の過渡状態から得られる指標を算出する第1のステップと、
    前記加熱装置の制御部から出力される、前記過渡状態後の平衡状態の操作量である平衡時操作量を診断する閾値を、前記第1のステップで算出した指標に基づいて決定する第2のステップと、
    診断対象の前記平衡時操作量と前記閾値とを比較することにより前記加熱装置の異常を検出したときに第1のアラーム信号を出力する第3のステップとを、前記記憶装置に格納されたプログラムに従って前記CPUに実行させることを特徴とする診断方法。
  9. 請求項8記載の診断方法において、
    前記第1のステップは、前記過渡状態を発生させる前記操作量の時系列データと前記過渡状態における制御量の時系列データとに基づいて、制御対象の動的プロセスゲインとプロセス時定数との比率を前記指標として算出するステップを含むことを特徴とする診断方法。
  10. 請求項8または9記載の診断方法において、
    前記第2のステップは、前記加熱装置の熱処理炉内の負荷条件が異なる複数回の加熱試験で得られた前記指標と前記閾値との複数組の予め記憶されている値を基に、前記第1のステップで算出した指標に対応する前記閾値を補間により算出するステップを含むことを特徴とする診断方法。
  11. 請求項10記載の診断方法において、
    前記記憶されている複数の閾値は、複数回の加熱試験で得られた平衡時操作量にそれぞれ1より大の特定の倍率を乗じた値であり、
    前記第3のステップは、診断対象の前記平衡時操作量が、前記第2のステップで決定した閾値よりも大きい場合に前記第1のアラーム信号を出力するステップを含むことを特徴とする診断方法。
  12. 請求項10記載の診断方法において、
    前記記憶されている複数の閾値は、複数回の加熱試験で得られた平衡時操作量にそれぞれ1より小の特定の倍率を乗じた値であり、
    前記第3のステップは、診断対象の前記平衡時操作量が、前記第2のステップで決定した閾値よりも小さい場合に前記第1のアラーム信号を出力するステップを含むことを特徴とする診断方法。
  13. 請求項8乃至11のいずれか1項に記載の診断方法において、
    前記第2のステップで決定した閾値を記憶する第4のステップと、
    前記第3のステップで診断対象として採用した平衡時操作量を記憶する第5のステップと、
    前記第2のステップで決定した現在の閾値が前記加熱装置の前回の加熱処理以前に前記第4のステップで記憶した過去の閾値よりも小さく、かつ前記第3のステップで診断対象として採用した現在の平衡時操作量が前回の加熱処理以前に前記第5のステップで記憶した過去の平衡時操作量よりも大きい場合に、第2のアラーム信号を出力する第6のステップとを、前記記憶装置に格納されたプログラムに従って前記CPUにさらに実行させることを特徴とする診断方法。
  14. 請求項8乃至11のいずれか1項に記載の診断方法において、
    前記第2のステップで決定した閾値を記憶する第4のステップと、
    前記第3のステップで診断対象として採用した平衡時操作量を記憶する第5のステップと、
    前記第2のステップで決定した現在の閾値が前記加熱装置の前回の加熱処理以前に前記第4のステップで記憶した過去の閾値よりも大きく、かつ前記第3のステップで診断対象として採用した現在の平衡時操作量が前回の加熱処理以前に前記第5のステップで記憶した過去の平衡時操作量よりも小さい場合に、第2のアラーム信号を出力する第6のステップとを、前記記憶装置に格納されたプログラムに従って前記CPUにさらに実行させることを特徴とする診断方法。
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