JP5365365B2 - 内層基板用露光装置及び基板とマスクの剥離方法 - Google Patents

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本発明は、内層基板にマスクを密着させて露光する工程に使用する内層基板用露光装置、及びこの露光装置における基板とマスクの剥離方法に関する。
内層基板用露光装置は、露光ステージに組み付けられた露光マスク保持板に一方の露光マスクをセットすると共に、その上方に配置した上枠に組み付けられた露光マスク保持板に他方の露光マスクをセットし、双方の露光マスクの間に基板を配置して露光マスク保持板の下方及び上枠の上方に配置したUV照射装置により基板の表裏を同時に露光するよう構成されている。
この内層基板用露光装置の従来の露光工程を簡単に説明すると、投入コンベア上で事前の相対位置合せをした基板が、投入キャリヤの吸着パッドで吸着されて露光ステージ上(下の露光マスク保持板上)に搬送される。そして、基板が載置された露光ステージが上昇して上枠と密着し、真空引きが行われて基板と上下露光マスクの密着が図られる。その後露光が行われ、露光が終了したら露光ステージが下降し、排出キャリヤが動作して基板の排出が行われる。
このような内層基板用露光装置において、露光後の基板排出を行う際、真空密着させた基板と露光マスクの引き剥がし操作が必要で、上枠に設置された露光マスクと基板を引き剥がす操作は、例えば特許文献1に開示されているように、跳び出しピンで行い、下側に設置された露光マスクと基板の引き剥がしは、特許文献2に開示されているようにエアーブローで行なったりしていた。
特開2006−32662号公報 特開2001−215716号公報
上述したように、基板と露光マスクは真空引きにより密着されるため、露光終了後は両者を速やかに引き剥がす工程が必要となる。しかしながら、内層基板のように特に基板が薄くて柔らかい場合は基板が撓むため、跳び出しピン或いはエアーブローによる引き剥がしのみでは、力が逃げて基板全体を速やかに剥がすことが難しく、引き剥がしに時間を要していた。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、特に内層基板用露光装置における上記問題点を解決するもので、露光マスクから基板を素早くかつ確実に剥離させる機能を備えた内層基板用露光装置、及び露光マスクから基板を素早くかつ確実に剥離させる基板と露光マスクの剥離方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、露光ステージ上と該露光ステージの上方に配設した上枠の夫々に露光マスクを配置し、両者の間に配置した基板の両面に所定のパターンを露光可能な内層基板用露光装置において、
前記露光ステージと前記上枠の双方に、突出動作して前記基板を前記露光マスクから剥がす方向に押圧するプッシャを備えると共に、前記基板と前記露光マスクの間に対して気体を噴出するノズルを前記プッシャ先端部に備え、
前記ノズルは、前記プッシャの突出動作に合わせて気体を噴出させる気体供給手段に接続されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、プッシャが基板を露光マスクから剥がれる方向に押圧するのに加えて、気体を噴出させて強制的に剥離させるので、基板が薄くて撓みやすい場合でも、露光マスクから基板を速やかに剥がすことが可能となる。よって、短時間で基板と露光マスク間の負圧が解除でき、露光装置の露光サイクルタイムを短縮できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、前記プッシャは前記基板の端部を押圧する部位に設置され、前記ノズルは剥離対象の基板の中央に向けて気体を噴出するようプッシャ先端部に形成されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、ノズルから噴出される気体は基板の端部から中央部に向けて噴射されるので、より剥がれやすくなる。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の構成において、前記露光ステージに設けたプッシャのノズルは、プッシャが没状態であっても露光ステージ上と連通状態にあると共に、前記プッシャが没状態時に前記ノズルから空気を吸引する空気吸引手段が接続されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、プッシャのノズルは気体噴出による基板の剥離操作に加えて、空気を吸引して基板の密着も行うので、基板の引きはがしと密着の双方を速やかに実施できる。よって、露光装置の露光サイクルタイムを更に短縮できるし、プッシャに複数の機能を持たせることで露光ステージのコストを抑えることができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成において、前記気体供給手段と前記ノズルとの間には、静電気除去作用を有するイオン化気体を生成するイオナイザが設けられ、前記ノズルから噴出させる気体は、静電気除去作用を有することを特徴とする。
この構成によれば、ノズルから噴出される気体が静電気除去作用を有するので、露光マスクと基板間に帯電している静電気を除去することができ、両者がより剥がれやすくなることに加え、静電気によるゴミ等の付着も防止できる。
請求項5の発明は、露光ステージと露光ステージの上方に配設した上枠の少なくともどちらか一方に露光マスクを配置し、前記露光ステージと前記上枠とで基板を挟み込んで露光する露光装置において、前記露光マスクから前記基板を剥がすために前記露光ステージと前記上枠との少なくともどちらか一方に、前記露光マスクを介して基板方向に突出動作するプッシャを設け、前記プッシャを突出させて前記基板の一端を押し上げる基板と露光マスクの剥離方法であって、前記基板と前記露光マスクの間に気体を噴出するノズルを前記プッシャに設け、前記基板を前記プッシャで押し上げながら前記ノズルから気体を噴出させて剥離を促すことを特徴とする。
この方法によれば、基板が薄くて撓みやすい場合でも、露光マスクから基板を速やかに剥がすことができる。
請求項6の発明は、請求項5に記載の方法において、前記ノズルから噴出させる気体が、前記基板と前記露光マスクとの間で発生する静電気を除去する作用を奏するイオン化した気体であることを特徴とする。
この方法によれば、ノズル1から噴出される気体が静電気除去作用を有するため、基板を剥離させる際に露光マスクと基板の間に発生する静電気を除去でき、両者がより剥がれやすくなる。
本発明によれば、プッシャが基板を露光マスクから剥がれる方向に押圧するのに加えて、気体を噴出させて強制的に剥離させるので、基板が薄くて撓みやすい場合でも、露光マスクから基板を速やかに剥がすことが可能となる。
本発明に係る内層基板露光装置の一例を示す正面図である。 図1のA1部拡大説明図であり、(a)はプッシャ没状態、(b)はプッシャ突出状態を示している。 図1のA2部拡大説明図であり、(a)はプッシャ没状態、(b)はプッシャ突出状態を示している。 プッシャ先端部の説明図であり、(a)は図2のA3部拡大図、(b)はA4部拡大図である。 ノズルから噴出或いは吸引する気体の制御系の説明図であり、基板に露光マスクを密着させた状態を示している。 基板投入動作の説明図であり、基板が露光ステージ上に搬送された状態を示している。 基板投入動作の説明図であり、基板を露光ステージに受け渡した状態を示している。 露光時のプッシャ付近を拡大した断面説明図である。 基板排出動作の説明図であり、上枠を上昇させた図である。 基板排出動作の説明図であり、露光テーブル上の基板を排出キャリヤに受け渡す図である。 基板排出の動作説明図であり、基板を露光テーブルから剥がした図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る内層基板用露光装置の一例を示す正面図であり、1は投入された基板(図2に示す)10を載置し、その基板10の一方の面に所定のパターンを露光するための露光マスクがセットされる露光ステージ、2は基板10の他方の面に所定のパターンを露光するための露光マスクがセットされる上枠、3は基板10を露光ステージ1上に投入するための投入キャリヤ、4は投入コンベア、5は露光した基板10を排出するための排出キャリヤ、6は排出コンベア、7(7a,7b)はUV照射装置、12aは露光ステージ1に密着した基板10を剥離操作する下側プッシャ、12bは上枠2に密着した基板10を剥離操作する上側プッシャである。下側プッシャ12a及び上側プッシャ12bは対応する基板10に合わせて夫々2箇所に設置されている。
図2は図1のA1部を拡大した説明図であり、下側プッシャ12aの断面説明図である。基板10及び露光マスク11(下側露光マスク11a)をセットした状態を示している。そして、図2(a)は下側プッシャ12a先端を露光ステージ1内に収容した没状態、図2(b)は突出させて基板10の一端を持ち上げた状態を示している。
下側プッシャ12aは、露光ステージ1に設置されている露光マスク保持板1aに直交するように露光ステージ1の背面に直立に設置され、エアシリンダ15の駆動により、露光ステージ1に形成されたプッシャ挿通孔1bから露光マスク保持板1a上に出没動作する。対応する下側露光マスク11aにも挿通孔18が形成され、露光ステージ1の背面に設置された下側プッシャ12aが突出動作すると、図2(b)に示すように直接基板10を押圧する。
図3は図1のA2部の拡大した説明図であり、上側プッシャ12bの断面説明図である。基板10及び露光マスク11(上側露光マスク11b)をセットした状態を示している。そして、図3(a)は上側プッシャ12b先端を上枠2内に収容した没状態、図3(b)は突出させて基板10の一端を剥がした状態を示している。
上側プッシャ12bは、上枠2に設置されている露光マスク保持板2aに直交するように上枠2の背面に起立設置され、エアシリンダ16の駆動により、上枠2に形成されたプッシャ挿通孔2bから露光マスク保持板2a上に出没動作する。対応する上側露光マスク11bにも挿通孔18が形成され、上枠2の背面に設置された上側プッシャ12bが突出動作すると、図3(b)に示すように直接基板10を押圧する。
図4はプッシャ先端部の説明図であり、図4(a)は図2のA3部を拡大した断面図、図4(b)は図2のA4部の拡大した断面図を示している。この図4は下側プッシャ12aの先端部を示しているが、上側プッシャ12bの先端部も同様な形状であるため、代表して下側プッシャ12aを説明する。
この図4に示すように、下側プッシャ12aは基板10を押圧する平坦な先端面20を有し、この先端面20近傍の側部に気体を噴出させるためのノズル21が形成されている。ノズル21は、僅かに先端方向に向けて斜めに形成され、プッシャ中心軸に沿って後方から延設された通孔22に連通し、下側プッシャ12aの後端部に接続された配管23(図2,図3に示す)から空気が供給される。
また、露光ステージ1に形成されたプッシャ挿通孔1bは、露光マスク保持板1a側端部がテーパ面24が形成されて拡幅形成され、没状態にある下側プッシャ12aのノズル21が露光ステージ1上と連通するよう形成されている。上枠2のプッシャ挿通孔2bも図示しないが同様にテーパ面が形成され、没状態にある上側プッシャ12bのノズル21が上枠2の露光マスク保持板2a上と連通するよう形成されている。
尚、B1はノズル21から吸引される空気の流れを示す矢印で、後述する基板10投入時に実施される。そして、矢印B2はノズル21から噴出される空気の流れを示している。
図5は、ノズル21から噴出或いは吸引する気体の制御系の説明図であり、基板10に下側露光マスク11a、上側露光マスク11bを密着させた状態を示している。下側プッシャ12aの通孔22は、噴出させる空気を制御する第1方向制御弁30、空気をイオン化するイオナイザ31を介して空圧源32に接続されている。また、分岐した配管により、吸引する空気を制御する第2方向制御弁33を介して吸引源34に接続されている。
一方、上側プッシャ12bの通孔22は、第3方向制御弁35を介してイオナイザ31に接続され、同一の空圧源32から噴出する空気が供給される。イオナイザ31は、空圧源32から供給される空気を、基板10を引き剥がし操作する際に発生する静電気を除去する極性にイオン化する。
また、露光ステージ1には露光マスク保持板1aを囲むようにゴム土手37が配設され、ゴム土手37で囲まれた内側に吸引孔38が設けられている。この吸引孔38は、第4方向制御弁39を介して吸引源34に接続され、ゴム土手37により囲まれた領域を吸引して真空にし、基板10と露光マスク11を密着させるために使用される。
このように構成された内層基板用露光装置は、上下の露光マスク保持板1a,2aに露光マスク11a,11bがセットされ、基板10が搬入されたら、上下に設置されたUV照射装置7a,7bにより基板10の表裏が同時に露光される。その工程は以下のようであり、図6から図11の動作説明図を参照して説明する。図6,図7は基板10投入動作の説明図、図8は露光時のプッシャ12a,12b付近を拡大した説明図、図9〜図11は基板10排出動作の説明図である。
まず、図1に示す投入コンベア4上でプリアライメント(事前の相対位置合せ)された基板10が、図6に示すように投入キャリヤ3の吸着パッド3aで吸着されて、露光ステージ1に組み付けられている下側の露光マスク保持板1a上に搬送される。この時、露光ステージ1は最下位位置に下降した状態にあり、露光ステージ1上には搬入空間が確保され、投入キャリヤ3が露光ステージ1上に進入し、基板10が所定位置に搬送される。尚、露光ステージ1は、表示しない昇降手段により昇降可能に構成されている。
基板10が露光ステージ1上に搬送されたら、露光ステージ1が受渡し位置まで上昇し、図7に示すように基板10の下面に下側露光マスク11aが当接する。当接したら、第2方向制御弁33及び吸引源34の作用により、上記図4(a)の矢印B1や図7の矢印B3に示すように、下側プッシャ12aのノズル21から空気が吸引され、基板10が露光マスク保持板1aに吸着される。
この後、投入キャリヤ3の吸着パッド3aによる吸着が解除され、露光ステージ1は受け渡し位置より僅かに下方となる中間位置に下降する。こうして基板10の受渡しが完了し、基板10を受け渡した投入キャリヤ3は、投入コンベア4上に戻る。
次に、露光ステージ1は中間位置から上枠2に接触する真空前位置に上昇して、露光ステージ1上に設けられているゴム土手37を上枠2に密着させ、吸引源34、第4方向制御弁39を作用させてゴム土手37により仕切られた空間の空気を上記図5の矢印B4に示すように吸引孔38から抜いて略真空状態にする。こうして、上枠2に備えられた露光マスク保持板2aにセットされている上側露光マスク11bに、基板10上面が密着するまで露光ステージ1が上昇し、最終的に図8に示すように上下の露光マスク11a,11bが基板10に密着した状態となる。
こうして基板10に露光マスク11が密着したら、上下のUV照射装置7a,7bを起動させて基板10の表裏を同時に露光する。露光が終わったら吸引孔38からの吸引を止め、上下の露光マスク保持板1a,2aの密着を解除する。この時、図9に示すように、上枠2に備えた上側プッシャ12bで基板10の一端を上側露光マスク11bから引き剥がす方向(図示下方向)に押し、同時に上記図3(b)の矢印B4に示すようにノズル21から空気を噴出させる。エアシリンダ16の駆動で上側プッシャ12bは突出動作し、第3方向制御弁35、イオナイザ31、空圧源32の作用でノズル21から空気が噴出される。
このとき、基板10の2隅に設置された2個のプッシャ12bが突出し、イオン化された空気が基板10の中心に向けてノズル21から一斉に噴出され、基板10と上側露光マスク11bとの密着が強制解除される。
そして、露光ステージ1は最下降位置に下降する。この露光ステージ1の下降により、排出キャリヤ5の進入エリアが確保される。
露光済み基板10上に排出キャリヤ5が進入すると、図10に示すように露光ステージ1が再び受渡し位置まで上昇し、基板10上面に排出キャリヤ5の吸着パッド5aを当接させ、吸着パッド5aが基板10を吸着する。この時、露光ステージ1に備えた下側プッシャ12aが突出して、基板10の端部を下側露光マスク11aから引き剥がす方向(図示上方)に押し、同時に上記図4(b)の矢印B2に示すようにノズル21から空気を噴出させる。エアシリンダ15の駆動で下側プッシャ12aは突出動作し、第1方向制御弁30、イオナイザ31、空圧源32の作用でノズル21から空気が噴出される。
こうして、図11に示すように、基板10の2隅に設置された2個のプッシャ12aが突出し、イオン化された空気が基板10の中心に向けてノズル21から一斉に噴出され、基板10と下側露光マスク11aとの密着が強制解除される。
その後、露光ステージ1は最下降位置まで下降し、吸着パッド5aに張り付いた基板10が露光ステージ1から離れ、受渡しが完了する。吸着パッド5aに貼り付いた基板10は、排出コンベア6上に搬送され、露光工程は終了する。
このように、プッシャ12a,12bが基板10を露光マスク11から剥がれる方向に押圧するのに加えて、空気を噴出させて強制的に剥離させるので、基板10に反りが発生して露光マスク11に基板が貼り付いたままになるようなことがなく、基板10が薄くて撓みやすい場合でも露光マスク11から基板10を速やかに剥がすことが可能となる。よって、短時間で基板と露光マスクに間の負圧が解除でき、露光装置の露光サイクルタイムを短縮できる。
また、ノズル21から噴出される気体は基板10の一端から中央部に向けて噴射されるので、より剥がれやすくなる。
更に、下側プッシャ12aのノズル21は、気体噴出による基板10の引き剥がし操作に加えて空気を吸引して基板10の密着操作も行うので、基板10の引きはがしと密着の双方を速やかに実施できる。よって、露光装置の露光サイクルタイムを更に短縮できるし、プッシャ12aに複数の機能を持たせることで露光ステージ1のコストを抑えることができる。
また、ノズル21から噴出される空気が静電気除去作用を有するため、基板10を剥離させる際に露光マスク11と基板10間に発生する静電気を除去でき、両者がより剥がれやすくなる。
尚、上記実施形態では、基板10に合わせて2箇所にプッシャ12を配置しているが、プッシャ12の数は基板10の大きさや厚みにより変更でき、基板が大きい場合は露光ステージ1及び上枠2に夫々4箇所設けても良い。
また、露光ステージ1のプッシャ挿通孔1bの先端部にテーパ面24を設けて、ノズル21を閉塞させないようにしているが、下側プッシャ12a側に凹部を設けて、下側プッシャ12a没状態のノズル21から露光ステージ1上面にかけて気体の通路を設けても良い。
更に、ノズル21から噴出する気体を空気としているが、環境に影響されない例えば窒素ガスとしても良い。
1・・露光ステージ、2・・上枠、10・・基板、11(11a,11b)・・露光マスク、12a・・下側プッシャ(プッシャ),12b・・上側プッシャ(プッシャ)、21・・ノズル、24・・テーパ面、30・・第1方向制御源(気体供給手段)、31・・イオナイザ、33・・第2方向制御弁(空気吸引手段)、32・・空圧源(気体供給手段)、34・・吸引源(空気吸引手段)、35・・第3方向制御弁(気体供給手段)。

Claims (6)

  1. 露光ステージ上と該露光ステージの上方に配設した上枠の夫々に露光マスクを配置し、両者の間に配置した基板の両面に所定のパターンを露光可能な内層基板用露光装置において、
    前記露光ステージと前記上枠の双方に、突出動作して前記基板を前記露光マスクから剥がす方向に押圧するプッシャを備えると共に、前記基板と前記露光マスクの間に対して気体を噴出するノズルを前記プッシャ先端部に備え、
    前記ノズルは、前記プッシャの突出動作に合わせて気体を噴出させる気体供給手段に接続されて成ることを特徴とする内層基板用露光装置。
  2. 前記プッシャは前記基板の端部を押圧する部位に設置され、前記ノズルは剥離対象の基板の中央に向けて気体を噴出するようプッシャ先端部に形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の内層基板用露光装置。
  3. 前記露光ステージに設けたプッシャのノズルは、プッシャが没状態であっても露光ステージ上と連通状態にあると共に、前記プッシャが没状態時に前記ノズルから空気を吸引する空気吸引手段が接続されて成ることを特徴とする請求項1又は2記載の内層基板用露光装置。
  4. 前記気体供給手段と前記ノズルとの間には、静電気除去作用を有するイオン化気体を生成するイオナイザが設けられ、前記ノズルから噴出させる気体は、静電気除去作用を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の内層基板露光装置。
  5. 露光ステージと露光ステージの上方に配設した上枠の少なくともどちらか一方に露光マスクを配置し、前記露光ステージと前記上枠とで基板を挟み込んで露光する露光装置において、前記露光マスクから前記基板を剥がすために前記露光ステージと前記上枠との少なくともどちらか一方に、前記露光マスクを介して基板方向に突出動作するプッシャを設け、前記プッシャを突出させて前記基板の一端を押し上げる基板と露光マスクの剥離方法であって、
    前記基板と前記露光マスクの間に気体を噴出するノズルを前記プッシャに設け、前記基板を前記プッシャで押し上げながら前記ノズルから気体を噴出させて剥離を促すことを特徴とする基板と露光マスクの剥離方法。
  6. 前記ノズルから噴出させる気体が、前記基板と前記露光マスクとの間で発生する静電気を除去する作用を奏するイオン化した気体であることを特徴とする請求項5記載の基板と露光マスクの剥離方法。
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