JP5364319B2 - アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物 - Google Patents

アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物、それからなる硬質表面用洗浄剤に関する。また、本発明は、上記硬質表面用洗浄剤を用いて行う、硬質表面の洗浄方法、基板の製造方法、記録媒体の製造方法、フォトマスクの製造方法、およびフラットパネルディスプレイ用基板の製造方法に関する。さらに、本発明は、非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物の保存方法に関する。
特許文献1には、洗浄力および起泡力を低下させずに、低温での貯蔵安定性を向上させる目的から、多価カルボン酸系キレート剤と、特定の非イオン性界面活性剤と、水素原子を炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシル基で置換していてもよいベンゼンスルホン酸(塩)及びベンゼンカルボン酸(塩)から選ばれる化合物と、を含む、pHが中性または酸性の界面活性剤組成物が開示されている。
特開2007−16132号公報
非イオン性界面活性剤を含む界面活性剤組成物には、特許文献1に開示された界面活性剤組成物のような、中性または酸性の状態で保存及び使用されるようなものばかりでなく、アルカリ性の状態で保存及び使用されるものがあり、そのような界面活性剤組成物についても用途が多く存在すると考えられる。特に、工業用途では、洗浄対象の精密化が進んでいるため、洗浄性向上の観点から、極めて強いアルカリ性の状態で保存及び使用されるアルカリ型非イオン性界面活性剤組成物(以下、単に、「界面活性剤組成物」ともいう。)のニーズが増えつつある。
例えば、パソコンや携帯音楽プレーヤー等の様々な用途に使用されているハードディスクドライブについては、高記録容量化、ディスクドライブサイズの小径化、及び軽量化が求められている。これに伴い、特に、この5年程の間にハードディスクドライブに用いられる記録媒体の記録密度は飛躍的に高くなっており、記録媒体用基板の表面の洗浄度に対する要求も非常に厳しくなってきている。そのため、基板表面における微粒子等の異物が十分に洗浄されていることが望まれる。また、基板表面の洗浄に使用される界面活性剤組成物には、高い保存安定性が要求される。
アルカリ性を実現するために多量のアルカリ剤を含有する系では、非イオン性界面活性剤の経時変化に伴う曇点の低下が著しい。よって、アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物の保存安定性を確保することは極めて重要である。さらに、特に工業用途においては、低温下での保存安定性よりもむしろ高温下での保存安定性が重視される。例えば、アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物を適切な温度管理下で製造したとしても、夏場の高温下で、輸送され、または使用される場合があることを考慮する必要がある。
本発明は、比較的高温でも保存安定性が良好な、アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物、およびそれからなる硬質表面用洗浄剤を提供する。また、本発明は、上記硬質表面用洗浄剤を用いて行われる、硬質表面の洗浄方法、基板の製造方法、記録媒体の製造方法、フォトマスクの製造方法、およびフラットパネルディスプレイ用基板の製造方法を提供する。さらに、本発明は、非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物について、比較的高温下で保存した場合の洗浄性の劣化を抑制可能な保存方法を提供する。
本発明のアルカリ型非イオン性界面活性剤組成物は、
非イオン性界面活性剤(成分A)と、
水(成分B)と、
ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ジメチルベンゼンスルホン酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸およびこれらの塩からなる群から選ばれる一種以上の化合物(成分C)と、
水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選ばれる一種以上のアルカリ剤(成分D)と、を含有し、
前記非イオン性界面活性剤(成分A)の含有量が、0.5〜20重量%であり、
25℃におけるpHが12以上である。
本発明の硬質表面用洗浄剤は、本発明のアルカリ型非イオン性界面活性剤組成物からなる。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、本発明の硬質表面用洗浄剤を用いて硬質表面を洗浄する工程を含み、前記工程において、前記硬質表面を前記硬質表面用洗浄剤に浸漬するか、および/または、前記硬質表面用洗浄剤を射出して前記硬質表面用洗浄剤を前記硬質表面上に供給する。
本発明の基板の製造方法は、
金属表面又はガラス表面を有し、当該表面に対して研磨液スラリーを用いた研磨が施された被洗浄基板を、本発明の硬質表面の洗浄方法を用いて洗浄する工程を含む。
本発明の記録媒体の製造方法は、
記録媒体用基板と、前記記録媒体用基板の一方の主面側に配置された磁性層又は両主面側に各々に配置された磁性層とを含む記録媒体の製造方法であって、
被研磨基板に対して少なくとも研磨処理と洗浄処理とをこの順で複数回繰り返し行うことにより、前記記録媒体用基板を形成するサブストレート形成工程と、
1以上の前記磁性層を形成する磁性層形成形成工程とを含み、
複数回行われる前記洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、本発明の硬質表面用洗浄剤を用いて前記被研磨基板を洗浄する。
本発明のフォトマスクの製造方法は、
ガラス基板と、前記ガラス基板の一方の主面側に配置された遮光金属パターン層とを含むフォトマスクの製造方法であって、
被研磨基板に対して少なくとも研磨処理と洗浄処理とをこの順で複数回繰り返し行うことにより、前記ガラス基板を形成する工程と、
前記ガラス基板上に前記遮光金属パターン層を形成する工程と、を含み、
複数回行われる前記洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、本発明の硬質表面用洗浄剤を用いて前記被研磨基板を洗浄する。
本発明のフラットパネルディスプレイ用基板の製造方法は、
ガラス基板と、前記ガラス基板上に配置された電極層とを含むフラットパネルディスプレイ用基板の製造方法であって、
被研磨基板に対して少なくとも研磨処理と洗浄処理とをこの順で複数回繰り返し行うことにより、前記ガラス基板を形成する工程と、
前記ガラス基板上に前記電極層を形成する工程と、を含み、
複数回行われる前記洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、本発明の硬質表面用洗浄剤を用いて前記被研磨基板を洗浄する。
本発明の非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物の保存方法は、
非イオン性界面活性剤(成分A)と、水(成分B)と、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選ばれる一種以上のアルカリ剤(成分D)と、を含有する非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物の保存方法であって、
前記非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物中に、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ジメチルベンゼンスルホン酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸及びこれらの塩からなる群から選ばれる一以上の化合物(成分C)を共存させ、
前記非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物と前記成分Cとの総量中の前記非イオン性界面活性剤の含有量が、0.5〜20重量%であり、
前記非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物と前記成分Cとの混合物の25℃におけるpHが12以上である。
本発明によれば、比較的高温でも保存安定性が良好なアルカリ型非イオン性界面活性剤組成物、およびそれからなる硬質表面用洗浄剤を提供できる。また、本発明は、上記硬質表面用洗浄剤を用いて行われる、硬質表面の洗浄方法、基板の製造方法、記録媒体の製造方法、フォトマスクの製造方法、およびフラットパネルディスプレイ用基板の製造方法を提供できる。さらに、本発明は、非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物について、比較的高温下で保存した場合の洗浄性の劣化を抑制可能な保存方法を提供できる。
(界面活性剤組成物)
非イオン性界面活性剤(成分A)と、水(成分B)と、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選ばれる一種以上のアルカリ剤(成分D)を含み、アルカリ度が高い非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物を、比較的高温下で保存すると、組成物が白濁し、変質して、洗浄性が劣化するという課題があった。上記非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物中の上記アルカリ剤の含有量がより多くなると、洗浄性の劣化の程度は顕著であった。
本発明者らは、非イオン性界面活性剤(成分A)と水(成分B)と水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選ばれる一種以上のアルカリ剤(成分D)を含み、成分Aの含有量が0.5〜20重量%である非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物に、下記化合物(成分C)を共存させることにより、25℃におけるpHが12以上であり、比較的高温下でも非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物と成分Cの混合物の保存安定性が良好であることを見出した。上記成分Cは、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ジメチルベンゼンスルホン酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸およびそれらの塩からなる群から選ばれる一種以上の化合物であり、好ましくは、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ジメチルベンゼンスルホン酸およびそれらの塩からなる群から選ばれる一種以上の化合物であり、より好ましくは、トルエンスルホン酸、ジメチルベンゼンスルホン酸およびそれらの塩からなる群から選ばれる一種以上の化合物である。
保存安定性の向上効果のメカニズムについては明らかではないが、後述する実施例の結果が示すように、成分Cが上記非イオン性界面活性剤含有アルカリ性組成物と成分Cの混合物に対する曇点上昇剤として作用しているものと推測される。
ここで、曇点(℃)とは、非イオン性界面活性剤を含む水溶液の温度を上げていったとき、上記水溶液が白濁し始める温度のことである。水溶液の温度が上昇して水分子の運動が活発になると、界面活性剤の親水基部分と水分子との水素結合が切れて、界面活性剤は溶解性を失い、上記水溶液は白濁する。
成分A〜Dを含むアルカリ型非イオン性界面活性剤組成物(以下、単に、「界面活性剤組成物」ともいう。)の曇点は、下記のようにして得ることができる。(1)まず、30ccの試験管に界面活性剤組成物を10cm3入れる。(2)温浴槽に試験管を入れ、ガラス棒状の温度計を用いて手動で界面活性剤組成物を攪拌しながら、界面活性剤組成物の温度を1℃/5秒の速度で上げる。(3)攪拌しても濁る状態になったところで界面活性剤組成物の温度を読み取る。(4)試験管を温浴槽から取り出し、25℃の雰囲気下で、攪拌棒で界面活性剤組成物を攪拌しながら、温度を徐々に下げる。(5)界面活性剤組成物が透明になった温度を読み取る。(6)上記(2)〜(5)を2回繰り返し、(3)で読み取った温度の平均値を曇点とする。
《成分A》
界面活性剤組成物に含まれる非イオン性界面活性剤(成分A)としては、例えば、下記の一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤が、洗浄性の向上、排水処理性の向上、及び環境保全性の向上の観点から好ましい。
1−O−(EO)m(PO)n−H (1)
式中、R1は炭素数8〜18のアルキル基、炭素数8〜18のアルケニル基、炭素数8〜18のアシル基、又は炭素数14〜18のアルキルフェニル基である。EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基である。m及びnは、それぞれEO及びPOの平均付加モル数である。mは1〜20の数、nは0〜20の数を表す。(EO)m(PO)nにおける、EOとPOの配列はブロックでもランダムでもよい。
1は、界面活性剤組成物による洗浄性をより向上させる観点から、炭素数8〜14のアルキル基、炭素数8〜14のアルケニル基、炭素数8〜14のアシル基、又は炭素数14〜16のアルキルフェニル基であるとより好ましく、洗浄性の向上と、排水処理性の向上、及び環境保全性の向上とを両立させる観点から、炭素数8〜14のアルキル基がより好ましい。
(EO)m(PO)nは、オキシエチレン基単独で構成されていてもよいが、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とから構成されていてもよい。(EO)m(PO)nが、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とから構成される場合、EOとPOの配列はブロックでもランダムでもよい。EOとPOの配列がブロックである場合、EOのブロックの数、POのブロックの数は、各平均付加モル数が上記範囲内にある限り、それぞれ1個であってもよいが2個以上であってもよい。また、EOからなるブロックの数が2個以上である場合、各ブロックにおけるEOの繰り返し数は、相互に同じであってもよいが、異なっていてもよい。POのブロックの数が2個以上である場合も、各ブロックにおけるPOの繰り返し数は、相互に同じであってもよいが、異なっていてもよい。
EOとPOの配列がブロックまたはランダムである場合、EOとPOとのモル比〔MEO/MPO〕が9.5/0.5〜5/5であると、油分の溶解性と高い水溶性とを両立させることができる点で好ましい。また、mは、水溶性及び低泡性の両立の観点から、好ましくは1〜15、より好ましくは1〜10である。nは、水溶性及び低泡性の両立の観点から、好ましくは1〜15、より好ましくは1〜10であり、m+nは、好ましくは1〜30、より好ましくは1〜20である。
一般式(1)で示される化合物としては、具体的には、2−エチルヘキサノール、オクタノール、デカノール、イソデシルアルコール、トリデシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等のアルコール類;オクチルフェノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール等のフェノール類;これらの化合物に、オキシエチレン基及び/又はオキシプロピレン基が付加された化合物等が挙げられる。一般式(1)で示される化合物は、単独で用いても良く、二種以上を混合して用いても良い。
成分Aの非イオン性界面活性剤としては、具体的には以下のものが好ましく使用される。即ち、Cj2j+1−O−(EO)p−H、Cj2j+1−O−(EO)q(PO)r−H(ただし、EOとPOがブロック付加したもの)、Cj2j+1−O−(PO)q(EO)r−H(ただし、EOとPOがブロック付加したもの)、Cj2j+1−O−(EO)s(PO)t(EO)u−H(ただし、EOとPOがブロック付加したもの)、Cj2J+1−O−(EO)q(PO)r−H(ただし、EOとPOがランダム付加したもの)等が好ましく使用される。ただし、これらの式中、EOはオキシエチレン基(C24O)、POはオキシプロピレン基(C36O)、jは8〜18の数、p、q、r、s、t及びuは、それぞれEO又はPOの平均付加モル数であり、pは1〜20の数、qは1〜20の数、rは1〜20の数、sは1〜10の数、tは1〜10の数、uは1〜10の数である。
界面活性剤組成物中における非イオン性界面活性剤の含有量は、十分な洗浄性と、強アルカリ下での界面活性剤組成物の安定性とをバランスさせるという理由から、0.5〜20重量%であるが、界面活性剤組成物による良好な洗浄性と良好なすすぎ性とを両立させる観点から、1〜10重量%が好ましく、2〜5重量%がより好ましい。
《成分D》
界面活性剤組成物には、水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選ばれる一種以上のアルカリ剤(成分D)が含まれるが、界面活性剤組成物による洗浄性を高める観点から、アルカリ剤は水酸化カリウムが好ましい。
界面活性剤組成物中におけるアルカリ剤の含有量は、0.5〜10重量%であると好ましいが、界面活性剤組成物による洗浄性、すすぎ性、および安全性を高める観点から、1〜5重量%であるとより好ましい。
本発明の界面活性剤組成物の25℃におけるpHは12以上であるが、無機微粒子の分散性を向上させる観点から12〜14であると好ましい。洗浄対象である、被洗浄基板の硬質表面が金属表面である場合、界面活性剤組成物のpHは12〜14であるとより好ましく、ガラス表面である場合も、界面活性剤組成物のpHは12〜14であるとより好ましい。尚、上記のpHは、25℃における界面活性剤組成物のpHであり、pHメータ(東亜電波工業株式会社、HM−30G)を用いて測定でき、電極の界面活性剤組成物への浸漬後40分後の数値である。
《成分B》
界面活性剤組成物に含まれる水(成分B)は、溶媒としての役割を果たすことができるものであれば特に制限はなく、例えば、超純水、純水、イオン交換水、または蒸留水等を挙げることができるが、超純水、純水、またはイオン交換水が好ましく、超純水がより好ましく使用される。尚、純水及び超純水は、例えば、水道水を活性炭に通し、イオン交換処理し、さらに蒸留したものを、必要に応じて所定の紫外線殺菌灯を照射、又はフィルターに通すことにより得ることができる。例えば、25℃での電気伝導率は、多くの場合、純水で1μS/cm以下であり、超純水で0.1μS/cm以下を示す。尚、界面活性剤組成物は、溶媒として上記水に加えて水系溶媒(例えば、エタノール等のアルコール)をさらに含んでいてもよいが、界面活性剤組成物に含まれる溶媒は水のみからなると好ましい。
《成分C》
界面活性剤組成物に含まれる、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ジメチルベンゼンスルホン酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸およびこれらの塩からなる群から選ばれる一種以上の化合物(成分C)の含有量は、曇点向上効果をより十分に得る観点から、1〜30重量%であると好ましく、2〜20重量%であるとより好ましく、界面活性剤組成物を希釈して使用する際に、界面活性剤組成物による十分な洗浄性が確保される希釈倍率の希釈液について、硬質表面に成分Cを過度に残留させることのない良好なすすぎ性が得られるという理由から、2〜15重量%であるとさらに好ましい。
トルエンスルホン酸としては、例えば、p−トルエンスルホン酸が挙げられ、ジメチルベンゼンスルホン酸としては、例えば、2,4−ジメチルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。ヒドロキシベンゼンスルホン酸としては、例えば、p−ヒドロキシベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
成分Cは、水溶性であることが好ましく、塩であることが好ましい。塩を形成させるための対イオンは、特に限定されないが、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属のイオン、アンモニウムイオン、アルキルアンモニウムイオン等から1種以上を用いることが好ましく、ナトリウムのイオン及び/又はカリウムのイオンがより好ましく、ナトリウムのイオンが更に好ましい。
本発明の界面活性剤組成物の曇点は、保存安定性を高める観点から、40℃以上であると好ましく、50℃以上であるとより好ましく、60℃以上であるとさらに好ましく、65℃以上であるとよりいっそう好ましく、70℃以上であると更に好ましい。本発明の界面活性剤組成物は、常に低温で貯蔵されるとはかぎらず、例えば、日本国内で生産された場合は、国内輸送を経て船などにより海外に輸出され、海外の倉庫で保存されることもある。輸出国が、例えば、東南アジアである場合、界面活性剤組成物の温度が50℃以上、更には60℃以上になることもある。本発明の界面活性剤組成物は、このような保存環境を経ても、変質により界面活性剤組成物による洗浄性が劣化することが抑制される。
《任意成分》
界面活性剤組成物には、成分A,B、C、D以外に、シリコン系の消泡剤、EDTA等のようなキレート剤(成分E)、水溶性高分子(成分F)、アルコール類、防腐剤、酸化防止剤等が含まれていてもよい。
本発明の界面活性剤組成物は、そのpHが非常に高く、pHは適量のアルカリ剤を使用して確保されることが望ましい。したがって、本発明の界面活性剤組成物に、成分E,成分F以外の緩衝作用を呈する成分が含まれる場合、当該成分はpHの緩衝作用を呈しない含有量で含まれていると好ましく、成分E,成分F以外の緩衝剤は含まれないとより好ましい。すなわち、本発明の界面活性剤組成物に含まれる、緩衝作用を呈する成分は、成分Eと成分Fのみであると好ましい。
また、本発明の界面活性剤組成物は、成分Cを含むことにより組成物の高温下での保存安定性が向上しているが、良好なリンス性を確保するという理由から、本発明の界面活性剤組成物には、例えば、家庭用洗剤等に含まれる安定剤として知られる金属と親和性の強いグリセリンが過剰に含まれていないことが好ましく、グリセリンが含まれていないことがより好ましい。本発明の界面活性剤組成物に含まれる、保存安定性を向上させる成分は、成分Cのみであると好ましい。
本発明の界面活性剤組成物は、成分Cに係る低級アルキルベンゼンスルホン酸および/又はその塩を使用を含むことで、組成物の高温下での保存安定性が向上しているが、本発明の界面活性剤組成物に、高い界面活性能を有するドデシルベンゼンスルホン酸のような高級アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩が含まれる場合、当該成分の含有量は成分Cによりもたらされる保存安定性の向上効果が損なわれない量であると好ましく、本発明の界面活性剤組成物には、上記高級アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩は含まれていないことがより好ましい。
《成分E》
界面活性剤組成物には、金属イオンに対する洗浄性を向上させる観点から、キレート剤が含まれていると好ましい。キレート剤としては、グルコン酸、グルコヘプトン酸などのアルドン酸類;エチレンジアミン四酢酸などのアミノカルボン酸類;クエン酸、リンゴ酸などのヒドロキシカルボン酸類;アミノトリメチレンホスホン酸、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸などのホスホン酸類;およびこれらのアルカリ金属塩、低級アミン塩、アンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩が挙げられる。より好ましくは、グルコン酸ナトリウム、グルコヘプトン酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムまたはヒドロキシエチリデンジホスホン酸ナトリウムである。これらのキレート剤は、単独でまたは2種以上を混合して用いてもよい。
キレート剤の含有量は、金属イオンに対する洗浄性を向上させる観点から、1〜10重量%であると好ましく、1〜5重量%であるとさらに好ましい。
《成分F》
界面活性剤組成物には、無機微粒子の分散性を向上させる観点から、水溶性高分子が含まれていてもよく、水溶性高分子としては、カルボン酸系共重合体が好ましい。
カルボン酸系共重合体としては、アクリル酸、メタクリル酸、及びマレイン酸からなる群より選ばれる1以上の化合物由来の、好ましくはアクリル酸系由来の、より好ましくはアクリル酸由来の、構成単位(A1)を含む水溶性高分子が挙げられる。水溶性高分子には、全構成単位中、構成単位(A1)が好ましくは20モル%以上含まれるが、界面活性剤組成物による良好な洗浄性と良好なすすぎ性とを両立させる観点から、80モル%以上含まれているとより好ましく、90モル%を越えて含まれているとさらに好ましい。
水溶性高分子は、具体的には、アクリル酸共重合体、メタクリル酸共重合体、マレイン酸共重合体、アクリル酸/メタクリル酸の共重合体、アクリル酸/マレイン酸の共重合体、メタクリル酸/メタクリル酸ジメチルアミノエステルの共重合体、メタクリル酸/アクリル酸メチルエステルの共重合体等が挙げられる。
水溶性高分子が、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸由来の構成単位(A2)含む場合、構成単位A1のモル%と2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸由来の構成単位A2のモル%の合計は、無機微粒子の分散性を向上させる観点から、水溶性高分子の全構成単位中の90モル%以上であると好ましい。
構成単位A1と構成単位A2とのモル比(MA1/MA2)は、無機微粒子の分散性を向上させる観点から、(20/80)〜(98/2)であると好ましく、(50/50)〜(95/5)であるとより好ましく、91/9〜95/5であるとより好ましい。
モル比(MA1/MA2)が91/9〜95/5の水溶性高分子(成分f)は、成分Fのうち、90重量%以上、より好ましくは100重量%含まれていると好ましい。
(成分f)
成分fは、アクリル酸、メタクリル酸及びマレイン酸からなる群より選ばれる1又は2以上の化合物由来の構成単位A1を、全構成単位中好ましくは20モル%以上含有し、かつ、構成単位A1と2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸由来の構成単位A2とを91/9〜95/5のモル比(MA1/MA2)で含有する共重合体である。界面活性剤組成物に、この共重合体が含まれていると、界面活性剤組成物の良好なすすぎ性を維持しつつ、ゼータ電位の向上に伴う界面活性剤組成物の分散性が良好な状態で基板の洗浄ができるという優れた効果が奏される。
成分fの全構成単位中における構成単位A1と構成単位A2の合計含有量は、成分fの共重合体の水溶性を高め、また、微粒子の凝集防止と成分fの水溶性の低下による微粒子除去性の悪化防止とを両立する観点から、好ましくは80モル%以上、より好ましくは90モル%以上である。
かかる割合(モル比)でA1とA2とを含有する成分fの共重合体は、微粒子に対して適度な電荷を付与し得るため、微粒子の凝集防止に有効であると考えられる。
成分Fの共重合化合物の重量平均分子量は、凝集性の発現により微粒子除去性が低下するのを防ぎ、充分な微粒子除去性を得る観点から、500〜150,000が好ましく、1000〜100,000がより好ましく、1000〜50,000がさらに好ましい。成分Fの共重合体の重量平均分子量は、例えば、下記条件のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって求めることができる。
(GPC条件)
カラム:G4000PWXL+G2500PWXL(東ソ−(株)製)
溶離液:0.2Mリン酸バッファ−/CH3CN=9/1(容量比)
流量:1.0mL/min
カラム温度:40℃
検出:RI
サンプルサイズ:0.2mg/mL
標準物質:ポリエチレングリコール換算
成分Fは上記共重合体の塩であってもよい。かかる塩としては、特に限定されないが、具体的にはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;分子量300以下の含窒素系化合物による塩が好ましい。分子量300以下の含窒素系化合物としては、例えば、アンモニア、アルキルアミン又はポリアルキルポリアミンにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等が付加されたモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メチルエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、メチルプロパノールアミン、モノブタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン等のアミノアルコール類;テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、コリン等の四級アンモニウム塩等が挙げられる。
界面活性剤組成物中における、水溶性高分子の含有量は、充分な微粒子の除去性、良好な分散安定性及び良好な排水処理性を発揮させる観点から、0.001〜30重量%が好ましく、0.01〜20重量%がより好ましく、0.1〜10重量%がさらに好ましく、1〜10重量%がさらにより好ましい。
(硬質表面用洗浄剤)
本発明の硬質表面用洗浄剤は、本発明の界面活性剤組成物のみからなる。よって、本発明の硬質表面用洗浄剤の各成分の好適な態様は、本発明の界面活性剤組成物のそれと同じである。本発明の硬質表面用洗浄剤は、そのまま、または必要に応じて希釈して用いられる。希釈倍率は、洗浄効率を考慮すると、好ましくは10〜500倍、より好ましくは20〜200倍、更に好ましくは50〜100倍である。希釈用の水は、界面活性剤組成物に含まれる成分Bと同様のものでよい。
また、本発明の硬質表面用洗浄剤は、1成分として、本発明の硬質表面用洗浄剤を構成する成分以外の成分を含む洗浄剤組成物に含まれていてもよい。このような、本発明の硬質表面用洗浄剤の1成分としての使用も、本発明の硬質表面用洗浄剤の実施に含まれるものとする。
(洗浄方法)
本発明の硬質表面の洗浄方法では、上記硬質表面用洗浄剤を用いて洗浄対象である硬質表面を洗浄する工程を含む。上記工程では、例えば、(a)洗浄対象を硬質表面用洗浄剤に浸漬するか、および/または、(b)硬質表面用洗浄剤を射出して、硬質表面上に硬質表面用洗浄剤が供給される。
上記方法(a)において、洗浄対象の硬質表面用洗浄剤への浸漬条件としては、特に制限はないが、例えば、硬質表面用洗浄剤の温度は、安全性および操業性の観点から20〜100℃であると好ましく、浸漬時間は、硬質表面用洗浄剤による洗浄性と生産効率の観点から10秒〜30分間であると好ましい。また、微粒子の除去性および微粒子の分散性を高める観点から、硬質表面用洗浄剤には超音波振動が付与されていると好ましい。超音波の周波数としては、好ましくは20〜2000kHzであり、より好ましくは100〜2000kHzであり、さらに好ましくは1000〜2000kHzである。
上記方法(b)では、微粒子の洗浄性や油分の溶解性を促進させる観点から、超音波振動が与えられている硬質表面用洗浄剤を射出して、洗浄対象の硬質表面に硬質表面用洗浄剤を接触させて硬質表面を洗浄するか、又は、硬質表面用洗浄剤を硬質表面上に射出により供給し、硬質表面用洗浄剤が供給された硬質表面を洗浄用ブラシでこすることにより洗浄することが好ましい。さらには、超音波振動が与えられている硬質表面用洗浄剤を射出により硬質表面に供給し、かつ、硬質表面用洗浄剤が供給された硬質表面を洗浄用ブラシでこすることにより洗浄することが好ましい。
硬質表面用洗浄剤を硬質表面上に供給する手段としては、スプレ−ノズル等の公知の手段を用いることができる。また、洗浄用ブラシとしては、特に制限はなく、例えばナイロンブラシやPVAスポンジブラシ等の公知のものを使用することができる。超音波の周波数としては、上記方法(a)で好ましく採用される値と同様であればよい。
本発明の硬質表面の洗浄方法は、上記方法(a)及び/又は上記方法(b)に加えて、揺動洗浄、スピンナー等の回転を利用した洗浄、パドル洗浄等の公知の洗浄を用いる工程を1つ以上含んでもよい。
本発明の硬質表面の洗浄方法が好適に適用される洗浄対象としては、例えば、記録媒体用基板、フォトマスク用基板(ガラス基板)、又はフラットパネルディスプレイ用基板等の、硬質表面であって、金属材料またはガラス材料を含む硬質表面が挙げられる。
記録媒体用基板としては、例えば、アルミニウム基板等の金属基板上にNi−P層が形成された円形基板、又は化学強化ガラスからなる円形基板等が挙げられる。これらの記録媒体用基板上に、スパッタ等の方法により、磁気記録領域を有し、金属薄膜を含む磁性層が形成されることによって、記録媒体が得られる。上記金属薄膜を構成する金属材料としては、例えば、クロム、タンタル、または白金等とコバルトとの合金である、コバルト合金等が挙げられる。
記録媒体用基板の製造過程には、記録媒体用基板の両主面の表面平滑性を向上させるために、例えば、アルミナやシリカといった無機微粒子と、この無機微粒子の分散溶媒(例えば水)とを含む研磨剤を用いて記録媒体用基板(研磨対象基板)表面を削る研磨工程が含まれる。この研磨工程を経た記録媒体用基板の両主面には、研磨剤由来の汚れ(無機微粒子、有機物など)や装置などの設備由来の金属イオンなどが付着している。本発明の硬質表面用洗浄剤は、これらの汚れを効率よく洗浄できる。
図3に、上記記録媒体用基板を用いた記録媒体の製造方法の一例を示している。記録媒体の製造過程には、サブストレート形成工程S1とメディア工程S2とが含まれる。サブストレート形成工程1では、まず、被研磨基板形成工程S11において、アルミニウム基板に対してNi−Pメッキを施して、アルミニウム基板の全面がNi−Pにより被覆された被研磨基板を作製する。次いで、この被研磨基板に対して、少なくとも研磨処理S12,S14と洗浄処理S13,S15とをこの順で複数回繰り返し行って、記録媒体用基板を得る。
記録媒体が水平磁気記録方式の記録媒体である場合、上記メディア工程において、ダイヤモンド砥粒等を用いた研磨により記録媒体用基板の両主面に浅い凸凹をつけてから(テクスチャー工程S21)、洗浄を行い(洗浄工程S22)、次いで、上記両主面側に各々磁性層を形成する(磁性層形成工程S25)。
記録媒体が垂直磁気記録方式の記録媒体である場合は、上記メディア工程において、まず、記録媒体用基板の洗浄を行い(洗浄工程S22)、次いで、上記両主面側に各々磁性層を形成するが(磁性層形成工程S25)、必要に応じて、洗浄工程の前に上記テクスチャー工程21を、洗浄工程22の後に、レーザー照射により記録媒体用基板の両主面にカルデラ状の突起を形成する工程(レーザーテクスチャー工程S23)を行う場合がある(特開平10−199047号公報および特開2007−95238号公報等参照)。
本発明の硬質表面用洗浄剤は、上記複数回行われる洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、用いられると好ましい。
尚、上記磁性層は、記録媒体用基板の両主面のうちの一方の主面側にのみ形成されてもよい。
フォトマスクやフラットパネルディスプレイ用基板においても同様にその製造工程において、無機微粒子や有機物などの汚染が発生するため、それらを充分に除去する洗浄剤が必要となる。
フォトマスクとは、半導体素子の回路パターンを形成する際のリソグラフィー工程にて用いる回路パターンの原版であり、ガラス基板とその表面上に形成された遮光金属パターン層とからなるものである。遮光金属パターン層の材料としては、クロムやモリブデン等が挙げられ、ガラス基板の材料としては、石英ガラス等が挙げられる。
フラットパネルディスプレイ用基板とは、液晶テレビやプラズマテレビを製造する工程において、パネルディスプレイの材料として使用される、ガラス基板とその表面上に形成された電極層とからなるものをいう。電極層としては、透明電極薄膜(ITO膜:酸化インジウムスズ膜等)等が挙げられ、ガラス基板の材料としては、無アルカリガラス等が挙げられる。
図4に、フォトマスクの製造方法の一例を示している。
図4に示されるように、フォトマスクの製造方法には、ガラス基板形成工程S3と遮光金属パターン層形成工程S4とが含まれる。ガラス基板形成工程1では、被研磨基板形成工程S31において形成された被研磨基板(ガラス基板用基材)に対して研磨処理S32、S24と洗浄処理S33、S35とをこの順で複数回繰り返し行って、ガラス基板を形成する。次いで、ガラス基板上にスパッタ等の方法を用いて遮光金属層を形成した後(S41)、リソグラフィー技術を用いて遮光金属層を選択的にエッチングして、ガラス基板上に遮光金属パターン層を形成する。
具体的には、まず、遮光金属層上にフォトレジスト(感光性樹脂)を塗布する(S42)。次いで、フォトマスク形成用のマスクを通してフォトレジストに紫外線等の光を照射して、マスクパターンをフォトレジストに転写した後、現像して、フォトレジストのうちの露光した部分を除去する(S43)。次いで、遮光金属層のうちのフォトレジストの一部が除去されることにより露出された部分をエッチングにより除去して(S44)、遮光金属パターン層を形成する。最後に、上記フォトレジストを剥離する(S45)。
本発明の硬質表面用洗浄剤は、ガラス基板の形成の際に上記複数回行われる洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、用いられると好ましい。
図5に、フラットパネルディスプレイ用基板の製造方法の一例を示している。
図5に示されるように、フラットパネルディスプレイ用基板の製造方法には、ガラス基板形成工程S5と電極層形成工程S6とが含まれる。ガラス基板形成工程S5では、被研磨基板形成工程S51において形成された被研磨基板(ガラス基板用基材)に対して研磨処理S52、S54と洗浄処理S53、S55とをこの順で複数回繰り返し行うことにより、ガラス基板を形成する。次いで、ガラス基板上にスパッタ等の方法を用いて金属薄膜を形成した後(S61)、リソグラフィー技術を用いて金属薄膜を選択的にエッチングして、ガラス基板上に電極層を形成する(S62〜S65)。
具体的には、まず、遮光金属膜上にフォトレジスト(感光性樹脂)を塗布する(S62)。次いで、フォトマスク形成用のマスクを通してフォトレジストに紫外線等の光を照射して、マスクパターンをフォトレジストに転写した後、現像して、フォトレジストのうちの露光した部分を除去する(S63)。次いで、金属薄膜のうちのフォトレジストの一部が除去されることにより露出された部分をエッチングにより除去して(S64)、電極層を形成する。最後に、上記フォトレジストを剥離する(S65)。
尚、図3〜図5に示された各製造方法では、研磨処理と洗浄処理とが2回ずつ行われているが、研磨処理と洗浄処理の回数について各々2回以上であれば特に制限はない。また、本発明の硬質表面用洗浄剤は、上記複数回行われる洗浄処理のうちの最後の洗浄処理のみならず、上記複数回行われる洗浄処理のうちの他の洗浄処理を行う際に用いてもよい。
本発明の硬質表面の洗浄方法では、基板を一枚ずつ洗浄してもよいが、複数枚の洗浄すべき基板を一度にまとめて洗浄してもよい。また、洗浄の際に用いる洗浄槽の数は1つで
も複数でも良い。
1.界面活性剤組成物および硬質表面用洗浄剤の調製
表1及び表2記載の組成となるように各成分を配合及び混合することにより、実施例1〜13及び比較例1〜7の界面活性剤組成物を得た。尚、実施例1〜10、及び比較例1〜5,7の界面活性剤組成物の調製には、市販の水酸化カリウム水溶液(KOH濃度48重量%)を用いた。実施例11〜13の界面活性剤組成物の調製には、市販の水酸化ナトリウム水溶液(NaOH濃度48重量%)を用い、比較例6の界面活性剤組成物の調製には、市販のモノエタノールアミンを用いた。
得られた界面活性剤組成物を、硬質表面用洗浄剤とし、以下の洗浄性試験を行った。60℃の雰囲気下で1ヶ月間保存した後の上記硬質表面用洗浄剤を水にて100倍に希釈し、それを用いて以下の洗浄性試験を行った。
尚、表1または表2中の成分AのCに付された数値は、炭化水素の炭素数を示す。C(12-14)−O−(EO)5(PO)1.5(EO)5−Hは、C12−O−(EO)5(PO)1.5(EO)5−HとC14−O−(EO)5(PO)1.5(EO)5−Hとの混合物である。
2.被洗浄基板の洗浄性試験
一般的な研磨液スラリーを用いた研磨を施すことにより、研磨液スラリー由来の砥粒及び基板材料由来の研磨屑等の微粒子によって汚染された被洗浄基板を用意し、該基板を用いて硬質表面用洗浄剤の希釈液の微粒子に対する洗浄性を評価した。
2−1.被洗浄基板の調製
(被洗浄基板A)
アルミナ研磨剤を含有する研磨剤スラリーで予め粗研磨して得たNi−Pメッキ基板(外径:95mmφ、内径:25mmφ、厚さ:1.27mm、表面粗さ(Ra):1nm)の両主面をさらに下記(研磨条件A)で研磨して得た基板を被洗浄基板Aとした。
(研磨条件A)
研磨機:両面9B研磨機(スピ−ドファム(株)製)
研磨パッド:スエードタイプ(厚さ:0.9mm、平均開孔径:30μm、フジボウ(株)製)
研磨液:コロイダルシリカスラリー(品番:メモリード2P-2000、花王(株)製)
本研磨:荷重100g/cm2、時間 300秒、研磨液スラリー流量 100mL/min
水リンス:荷重30g/cm2、時間 20秒、リンス水流量 約2L/min
(被洗浄基板B)
酸化セリウム研磨剤を含有するスラリーで予め2段研磨して得たアルミノシリケ−ト製のガラス基板(外径:65mmφ、内径:20mmφ、厚さ:0.635mm)をさらに下記研磨条件Bで研磨して得た基板を被洗浄基板Bとした。
(研磨条件B)
研磨機:両面9B研磨機(スピ−ドファム(株)製)
研磨パッド:スエードタイプ(厚さ:0.9mm、平均開孔径:30μm、フジボウ(株)製 )
研磨液:コロイダルシリカスラリ−(品番:メモリードGP2-317、花王(株)製)
予備研磨:荷重 60g/cm2、時間 60秒、研磨液流量 100mL/min
本研磨:荷重 100g/cm2、時間 900秒、研磨液流量 100mL/min
水リンス:荷重 30g/cm2、時間 300秒、リンス水流量 約2L/min
2−2.洗浄
被洗浄基板Aおよび被洗浄基板Bを各々洗浄装置(3段式:ロールブラシ(1段目)−ロールブラシ(2段目)−超音波シャワー(3段目))にて以下の条件で洗浄をした。
(1)洗浄:洗浄装置にセットされた被洗浄基板を搬送待機箇所へセットし、次いで、1枚の被洗浄基板を洗浄装置のロールブラシが在る箇所(1段目)へ搬送し、被洗浄基板の両主面の各々に、回転しているロールブラシを押し当て、硬質表面用洗浄剤の希釈液を被洗浄基板の両主面の各々に射出しながら20秒間洗浄した。硬質表面用洗浄剤の希釈液の供給量は70g/20秒とした。
(2)すすぎ:硬質表面用洗浄剤の希釈液による洗浄後の被洗浄基板を、洗浄装置のロールブラシが在る箇所(2段目)へ搬送し、次いで、上記(1)の洗浄の際と同様に、被洗浄基板の両主面の各々に、回転しているロールブラシを押し当て、常温の超純水を被洗浄基板の両主面の各々に射出しながら20秒間すすぎを行った。その後、被洗浄基板を超音波シャワーが在る箇所(3段目)へ搬送し、950kHzの超音波が付与された常温の超純水を被洗浄基板の両主面の各々に射出しながら20秒間すすぎを行った。950kHzの超音波が付与された常温の超純水の供給量は300g/20秒とした。
(3)乾燥:スピンチャックに保持された上記すすぎ後の基板を、高速回転(3000rpmで)させて液切り乾燥を1分間行った。
2−3.微粒子の洗浄性評価
(1)〜(3)を経た基板表面における微粒子の洗浄性を、以下の方法で評価した。結果を表1及び表2に示す。
走査電子顕微鏡を用いて1000倍(視野範囲:約100μm角)の倍率下で、乾燥後の基板を観察し、観察視野内で観察される基板表面に残存する微粒子の数を数えた。この観察を5枚の基板について、基板の両主面でランダムにそれぞれ10点、合計100点(10点×2×5枚=100点)実施した。観察された100点における全微粒子個数及び下記評価基準に基づき、微粒子の洗浄性を4段階で評価した。
<微粒子の洗浄性評価基準>
◎:全微粒子個数が0個である。
○:全微粒子個数が1〜2個である。
△:全微粒子個数が3〜5個である。
×:全微粒子個数が6個以上である。
尚、合格品は微粒子の洗浄性が○又は◎であるものである。
表1及び表2の結果より、本発明の界面活性剤組成物を用いて調製された硬質表面用洗浄剤の希釈液は、微粒子の洗浄性に優れたものであることがわかる。また、実施例4〜10、13の界面活性剤組成物の曇点はいずれも65℃以上であった。尚、表2中おける「白濁」とは、透明な容器に入れた界面活性剤組成物越しに上記容器の先を見ることができない程度に界面活性剤組成物が濁っており不透明な状態を意味する。「微濁」とは、界面活性剤組成物が濁ってはいるが、透明なポリ容器に入れた界面活性剤組成物越しに上記容器の先を見ることができる状態を意味する。25℃で微濁または白濁した比較例1,3,4の曇点は測定していない。
Figure 0005364319
Figure 0005364319
2−4.すすぎ性の評価
図1に、被洗浄基板Aの表面の左半分を比較例2の界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤を3滴滴下し、基板の右半分には実施例6の界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤を3滴滴下し、室温で放置して乾燥した後の様子を、図2に、図1に示した基板に対して下記の条件ですすぎを行った直後の様子を示している。
(すすぎ)基板の右半分および基板の左半分に夫々約500mlの純水を流しかけた。その際、基板の左半分に滴下された比較例2の界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤が基板の右半分に、基板の右半分に滴下された実施例6の界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤が基板の左半分にかからないようにした。
図2から分かるように、曇点がより高い実施例6の界面活性剤組成物を用いた場合、すすぎにより硬質表面洗浄剤が被洗浄基板の表面から良好に除去され、リンス後に水滴が残り難いことが確認できた。すなわち、曇点が高い界面活性剤組成物は、すすぎ性が良好であることが確認できた。
本発明の界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤を必要に応じて希釈し、硬質表面用洗浄剤またはその希釈液を使用して硬質表面を洗浄することにより、記録媒体用基板、フォトマスク、又はフラットパネルディスプレイ用基板等に付着した微粒子等の汚れを効率良く洗浄により除去でき、高度に清浄化された硬質表面を得ることができる。よって、本発明は、製品の歩留まり向上に寄与し得る。
実施例6の界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤、および比較例2の界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤が滴下された被洗浄基板表面の様子を示した写真 図1に示した基板表面に対してすすぎを行った直後の様子を示した写真 本発明の記録媒体の製造方法の一例を示したフロー図 本発明のフォトマスクの製造方法の一例を示したフロー図 本発明のフラットパネルディスプレイ用基板の製造方法の一例を示したフロー図

Claims (11)

  1. アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物からなる硬質表面用洗浄剤であって、
    前記アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物は、
    非イオン性界面活性剤(成分A)と、
    水(成分B)と、
    ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ジメチルベンゼンスルホン酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸およびこれらの塩からなる群から選ばれる一種以上の化合物(成分C)と、
    水酸化カリウム及び水酸化ナトリウムからなる群より選ばれる一種以上のアルカリ剤(成分D)と、を含有し、
    前記アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物における前記非イオン性界面活性剤(成分A)の含有量が、0.5〜20重量%であり、
    前記アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物の25℃におけるpHが12以上であり、
    前記硬質表面用洗浄剤によって洗浄される硬質表面は、金属表面又はガラス表面を含み、
    前記硬質表面が、記録媒体用基板、フォトマスク用基板、又はフラットパネルディスプレイ用基板の表面である、硬質表面用洗浄剤
  2. 前記アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物が、さらに、キレート剤(成分E)を含有する請求項1に記載の硬質表面用洗浄剤
  3. 前記アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物が、さらに、水溶性高分子(成分F)を含有する請求項1又は2に記載の硬質表面用洗浄剤
  4. 前記非イオン性界面活性剤が、下記(式1)で表される請求項1〜3のいずれかの項に記載の硬質表面用洗浄剤
    (式1)
    1−O−(EO)m(PO)n−H
    1は、炭素数8〜18のアルキル基,炭素数8〜18のアルケニル基,炭素数8〜1
    8のアシル基、又は炭素数14〜18のアルキルフェニル基であり、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、m及びnはそれぞれEO及びPOの平均付加モル数であり、m=1〜20,n=0〜20を表す数であり、(EO)m(PO)nにおけるEOとPOの配列はブロックでもランダムでもよい。
  5. 前記アルカリ型非イオン性界面活性剤組成物の曇点が、65℃以上である請求項1〜4のいずれかの項に記載の硬質表面用洗浄剤
  6. 請求項のいずれかの項に記載の硬質表面用洗浄剤を用いて硬質表面を洗浄する工程を含み、
    前記硬質表面は、金属表面又はガラス表面を含み、
    前記硬質表面は、記録媒体用基板、フォトマスク用基板、又はフラットパネルディスプレイ用基板の表面であり、
    前記工程において、前記硬質表面を前記硬質表面用洗浄剤に浸漬するか、および/または、前記硬質表面用洗浄剤を射出して前記硬質表面用洗浄剤を前記硬質表面上に供給する硬質表面の洗浄方法。
  7. 金属表面又はガラス表面を有し、当該表面に対して研磨液スラリーを用いた研磨が施された被洗浄基板の硬質表面を、請求項に記載の硬質表面の洗浄方法を用いて洗浄する工程を含み、
    前記硬質表面は、記録媒体用基板、フォトマスク用基板、又はフラットパネルディスプレイ用基板の表面である、基板の製造方法。
  8. 記録媒体用基板と、前記記録媒体用基板の一方の主面側に配置された磁性層又は両主面側に各々に配置された磁性層とを含む記録媒体の製造方法であって、
    被研磨基板に対して少なくとも研磨処理と洗浄処理とをこの順で複数回繰り返し行うことにより、前記記録媒体用基板を形成するサブストレート形成工程と、
    1以上の前記磁性層を形成する磁性層形成工程とを含み、
    複数回行われる前記洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、請求項のいずれかの項に記載の硬質表面用洗浄剤を用いて前記被研磨基板を洗浄する、記録媒体の製造方法。
  9. 前記記録媒体用基板は、Ni−P含有層を両最外層として有する請求項に記載の記録媒体の製造方法。
  10. ガラス基板と、前記ガラス基板の一方の主面側に配置された遮光金属パターン層とを含むフォトマスクの製造方法であって、
    被研磨基板に対して少なくとも研磨処理と洗浄処理とをこの順で複数回繰り返し行うことにより、前記ガラス基板を形成する工程と、
    前記ガラス基板上に遮光金属パターン層を形成する工程と、を含み、
    複数回行われる前記洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、請求項のいずれかの項に記載の硬質表面用洗浄剤を用いて前記被研磨基板を洗浄する、フォトマスクの製造方法。
  11. ガラス基板と、前記ガラス基板上に配置された電極層とを含むフラットパネルディスプレイ用基板の製造方法であって、
    被研磨基板に対して少なくとも研磨処理と洗浄処理とをこの順で複数回繰り返し行うことにより、前記ガラス基板を形成する工程と、
    前記ガラス基板上に前記電極層を形成する工程と、を含み、
    複数回行われる前記洗浄処理のうちの最後の洗浄処理を行う際に、請求項のいずれかの項に記載の硬質表面用洗浄剤を用いて前記被研磨基板を洗浄する、フラットディスプレイ用基板の製造方法。
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