JP5363051B2 - 電気式ホーン - Google Patents
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Description
前記従来の電気式ホーンにおいて、コイルボビンの筒孔内の巻線巻装部には、固定鉄心と可動鉄心との対向部となる先端面同士が対向して配置されている。そして、間欠的に磁化する固定鉄心に対し、可動鉄心は、巻装部対向部位であるコイルボビンの筒孔内において所定の軸芯方向の振幅で変位するように構成されている。このため、前記従来の電気式ホーンにおいて、固定鉄心が磁化されて可動鉄心が吸引される状態では、固定鉄心は一定の大きさの磁束密度に基づく大きな吸引力(磁力)を発生して、効率よく可動鉄心を吸引することになるが、可動鉄心が固定鉄心から離れる方向に変位する場合では、固定鉄心に発生する磁力が可動鉄心の離間方向への変位を妨げるように作用するため、可動鉄心の軸芯方向の変位が小さくなり、即ち、可動鉄心の振幅が小さくなり、警音の音圧(音量)を大きくできないという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、有底筒状のケーシングの底部に、コイルボビンの筒部外周側に巻線を巻装した励磁コイルを収容し、筒部内周側に固定鉄心を内嵌固定して、前記励磁コイルの励磁に伴い前記固定鉄心が磁化するよう構成する一方、前記ケーシングの開口端に固定したダイヤフラムの軸芯部に可動鉄心を設けて、該可動鉄心と前記固定鉄心とを軸芯方向に対向せしめるとともに、前記可動鉄心に、前記励磁コイルの電源供給回路に設けた接点部材を断続する接点断続手段を設けて、前記励磁コイルに前記電源供給回路を介して電源が供給されることにより、前記可動鉄心が静止位置から前記固定鉄心に近接する方向へと吸引移動され、前記可動鉄心の吸引移動に伴い前記可動鉄心に設けられた前記接点断続手段が前記電源供給回路の前記接点部材を断状態とすることで前記可動鉄心が前記静止位置側の離間位置へ移動する動作を繰り返すことで、前記可動鉄心が前記ケーシング底部側の吸引位置と前記ケーシング開口端側の離間位置とのあいだの所定の振幅で変位して警音を発音してなる電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面位置は、励磁コイルの筒部外周側の巻線巻装部における可動鉄心側の端部を基準位置としたとき、吸引位置では基準位置よりケーシング底部側となり、離間位置では基準位置よりケーシング開口端側となるように設定されている電気式ホーンである。
請求項3の発明は、可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、基準位置、または、基準位置よりもケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気式ホーンである。
請求項4の発明は、可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置では基準位置よりもケーシング開口端側に位置するものとし、励磁コイルに電源供給がなされて可動鉄心が固定鉄心側に吸引移動して先端面が基準位置に達することで、接点断続手段が電源供給回路の接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の電気式ホーンである。
請求項5の発明は、前記固定鉄心の可動鉄心側の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心よりも、前記ケーシングの開口端側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項6の発明は、前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項7の発明は、前記固定鉄心の可動鉄心側の端面と、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面との間隔は、可動鉄心が静止状態で1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項8の発明は、有底筒状に形成され、一端に開口部を有し、他端に底部を有するケーシングと、筒部を有し、前記ケーシングの底部に配置されるコイルボビンと、前記コイルボビンの筒部の周りに巻線を巻装することで形成される励磁コイルと、前記コイルボビンの筒部の中に配置され、前記励磁コイルへ供給される電流により磁化される固定鉄心と、前記ケーシングの開口端に固定された薄板状のダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの軸芯部に固定され、前記固定鉄心と対向する位置に配置される可動鉄心と、前記励磁コイルに接続され、前記励磁コイルへ供給される電流をオン・オフ制御する接点部材と、前記可動鉄心に設けられ、前記接点部材をオン・オフ制御する接点断続手段とを有し、前記励磁コイルへの通電により前記固定鉄心が磁化されることで前記可動鉄心が前記固定鉄心に近接する方向に動き、前記接点断続手段が前記接点部材に作用することで前記励磁コイルへの通電が断状態にされることで可動鉄心が固定鉄心から離間する方向に向けて動く動作を繰り返す電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心を跨ぎ、前記可動鉄心に近接して配置されているものであり、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の位置は、前記励磁コイルの筒部の外周側の巻線巻装部における可動鉄心と近接する端部を基準位置としたとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心に最も近接する吸引位置では前記基準位置よりケーシング底部側となり、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心から最も離間する離間位置では前記基準位置よりケーシング開口端側になることを特徴とする電気式ホーンである。
請求項9の発明は、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、前記基準位置、あるいは前記基準位置よりも前記ケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項8に記載の電気式ホーンである。
請求項10の発明は、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止状態では前記基準位置よりも前記ケーシングの開口端側に位置し、前記励磁コイルに電源供給がなされていて前記可動鉄心が前記固定鉄心側に吸引移動しているとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記基準位置に達することにタイミングを合せて前記接点断続手段が接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項8に記載の電気式ホーンである。
請求項11の発明は、前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項12の発明は、前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面と、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の静止状態での間隔が、1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項3、4の発明とすることにより、さらに応答性のよい電気式ホーンとすることができる。
請求項5、6、7、8、9、10、11、12の発明とすることにより、さらに耐久性のよい電気式ホーンとすることができる。
図面において、1は電気式のホーンであって、該ホーン1は、振動発生手段が収容される振動発生ユニットHと、該振動発生ユニットHにより発生した振動音を共鳴させて警音として発音する共鳴ユニットRとを突き合わせ状として一体的に固定することにより構成されている。そして、本実施の形態におけるホーン1は、共鳴ユニットRが下方に位置し、振動発生ユニットHが上方に位置する状態で車両に組み込まれるように構成されている。
前記振動発生ユニットHを構成するケーシング2は図1における下方が開口する有底筒状に形成されており、底部2a側に位置する小径筒部2bと、該小径筒部2bとは段差部2cを介して開口端側に形成される大径筒部2dとが同芯状に一体形成されており、前記開口端には外径側に拡開するフランジ部2eが一体形成されている。そして、小径筒部2bの軸芯部には、底部2aを貫通する状態で固定鉄心3が配設されている。さらに、固定鉄心3の基端部には固定ナット3aが一体に形成されることによりケーシング2に対して軸芯方向(上下方向)への位置調整自在に貫通支持されている。
また、8は、外部電源が接続される外部カプラであって、該外部カプラ8は、該外部カプラ8内に収容される第一、第二端子プレート8a、8bと第一、第二ピン2g、2hとが電気的な接続がなされる状態で、第一、第二ピン2g、2hのケーシング2外部(上方)に突出する部位によりケーシング段差部2cの外面に固定されている。これによって、電源供給用の第一、第二端子プレート8a、8bと励磁コイルCとのあいだに形成される回路(励磁コイルの電源供給回路)に、固定接点6aと可動接点7aと(本発明の接点部材)による断続切り換え部が形成されるように設定されている。
そして、電源供給(通電)がなされて励磁コイルCが励磁することにより固定鉄心3が磁化されると、可動鉄心10が電源供給がなされていない自然状態である静止位置からダイヤフラム9のバネ特性(可撓性)に基づいて固定鉄心3側に吸引されて、可動鉄心10の先端面10aと固定鉄心3の先端面3b同士が近接する吸引位置に変位(吸引移動)するように構成されいる。さらに、可動鉄心10の外周面には、本発明の接点断続手段に相当する段差部10bが形成されており、該段差部10bは、可動鉄心10が固定鉄心3側の最大振幅である吸引位置に変位することに基づいて、可動プレート7を固定プレート6から離間させる方向に強制的に変位させ、固定接点6aと可動接点7aとの当接を解除させるように設定されている。そして、この状態になると、励磁コイルCへの通電が断たれて固定鉄心3が消磁する。そして、可動鉄心10が固定鉄心3側の最大振幅である吸引位置に到達した後、ダイヤフラム9のバネ特性により可動鉄心10が固定鉄心3から離間する方向に変位することで、固定接点6aと可動接点7aとが再び当接し、励磁コイルCが通電することで固定鉄心3は励磁される。そして可動鉄心10が固定鉄心3側から最も離間する方向の最大振幅である離間位置に達したら、可動鉄心10はダイヤフラム9のバネ性により再び固定鉄心3側への移動をする。前述の作動の繰り返しにより励磁コイルCが間欠的に励磁され、固定鉄心3を繰り返し磁化することで、可動鉄心10がダイヤフラム9とともに軸芯方向所定の振幅Wで振動することにより発音するように構成されている。ここで、可動鉄心10の離間位置は、ダイヤフラム9のバネ特性に基づく反動により、前記自然状態における位置(ギャップG形成位置)よりもケーシング2の開口端側となるように設定されている。
前記ベース体12は、上側プレート面12aがカバー体11に対向して配設されており、中心部には入音口12bが形成されている。さらに、一方側プレート面12bの外周部には筒状の外嵌片12cがカバー体11側に向けて突出形成されており、該外嵌片12cの突出先端部を、ケーシング2とカバー体11とのカシメ部に無理嵌め状に外嵌させることにより、共鳴ユニットRと振動発生ユニットHとの一体化がなされるように構成されている。
つまり、励磁コイルCは、前述したように、コイルボビン4の筒部4a外周に巻線5を巻装することで構成されており、筒部4aの両筒端に形成されたフランジ部4bの対向間が本発明の巻線巻装部4eに相当している。そして、励磁コイルCに通電がなされて励磁された場合、筒部4aの内側の筒孔4fにおける巻線巻装部4eに対向する巻装部対向範囲Sは、予め設定された大きさの一定の磁束密度の磁力が発生し、巻線巻装部4eから外れる部位となる筒孔4fの端部部位では、筒孔4fから外径側の方向へ磁束が分散しており、これによって、磁束密度が低減した状態となっている。
そこで、本実施の形態では、磁束密度が変化する位置である励磁コイルCの巻線巻装部4eにおけるケーシング2の開口端側の端部位置(図2において点線で示す位置)を基準位置Nとし、該基準位置Nに基づいて、固定鉄心3と可動鉄心10との配設位置を設定することにより音圧確保を図るようにしている。
2 ケーシング
3 固定鉄心
4 コイルボビン
4a 筒部
4e 巻線巻装部
6 固定プレート
7 可動プレート
9 ダイヤフラム
10 可動鉄心
10a 先端面
11 カバー体
12 ベース体
13 フレーム体
C 励磁コイル
H 振動発生ユニット
R 共鳴ユニット
W 振幅
Claims (12)
- 有底筒状のケーシングの底部に、コイルボビンの筒部外周側に巻線を巻装した励磁コイルを収容し、筒部内周側に固定鉄心を内嵌固定して、前記励磁コイルの励磁に伴い前記固定鉄心が磁化するよう構成する一方、前記ケーシングの開口端に固定したダイヤフラムの軸芯部に可動鉄心を設けて、該可動鉄心と前記固定鉄心とを軸芯方向に対向せしめ、電源供給に伴う前記励磁コイルへの励磁により磁化される前記固定鉄心に対し、前記可動鉄心が所定の軸芯方向の振幅で変位して警音を発音してなる電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心の配設位置は、前記励磁コイルの筒部外周の巻線巻装部における可動鉄心側の端部を基準位置としたとき、前記可動鉄心の振幅において固定鉄心側の先端面が前記基準位置を跨いでケーシング底部側とケーシング開口端側とのあいだになるように設定されている電気式ホーン。
- 有底筒状のケーシングの底部に、コイルボビンの筒部外周側に巻線を巻装した励磁コイルを収容し、筒部内周側に固定鉄心を内嵌固定して、前記励磁コイルの励磁に伴い前記固定鉄心が磁化するよう構成する一方、前記ケーシングの開口端に固定したダイヤフラムの軸芯部に可動鉄心を設けて、該可動鉄心と前記固定鉄心とを軸芯方向に対向せしめるとともに、前記可動鉄心に、前記励磁コイルの電源供給回路に設けた接点部材を断続する接点断続手段を設けて、前記励磁コイルに前記電源供給回路を介して電源が供給されることにより、前記可動鉄心が静止位置から前記固定鉄心に近接する方向へと吸引移動され、前記可動鉄心の吸引移動に伴い前記可動鉄心に設けられた前記接点断続手段が前記電源供給回路の前記接点部材を断状態とすることで前記可動鉄心が前記静止位置側の離間位置へ移動する動作を繰り返すことで、前記可動鉄心が前記ケーシング底部側の吸引位置と前記ケーシング開口端側の離間位置とのあいだの所定の振幅で変位して警音を発音してなる電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面位置は、励磁コイルの筒部外周側の巻線巻装部における可動鉄心側の端部を基準位置としたとき、吸引位置では基準位置よりケーシング底部側となり、離間位置では基準位置よりケーシング開口端側となるように設定されている電気式ホーン。
- 可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、基準位置、または、基準位置よりもケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気式ホーン。
- 可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置では基準位置よりもケーシング開口端側に位置するものとし、励磁コイルに電源供給がなされて可動鉄心が固定鉄心側に吸引移動して先端面が基準位置に達することで、接点断続手段が電源供給回路の接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の電気式ホーン。
- 前記固定鉄心の可動鉄心側の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心よりも、前記ケーシングの開口端側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
- 前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
- 前記固定鉄心の可動鉄心側の端面と、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面との間隔は、可動鉄心が静止状態で1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
- 有底筒状に形成され、一端に開口部を有し、他端に底部を有するケーシングと、
筒部を有し、前記ケーシングの底部に配置されるコイルボビンと、
前記コイルボビンの筒部の周りに巻線を巻装することで形成される励磁コイルと、
前記コイルボビンの筒部の中に配置され、前記励磁コイルへ供給される電流により磁化される固定鉄心と、
前記ケーシングの開口端に固定された薄板状のダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムの軸芯部に固定され、前記固定鉄心と対向する位置に配置される可動鉄心と、
前記励磁コイルに接続され、前記励磁コイルへ供給される電流をオン・オフ制御する接点部材と、
前記可動鉄心に設けられ、前記接点部材をオン・オフ制御する接点断続手段とを有し、
前記励磁コイルへの通電により前記固定鉄心が磁化されることで前記可動鉄心が前記固定鉄心に近接する方向に動き、前記接点断続手段が前記接点部材に作用することで前記励磁コイルへの通電が断状態にされることで可動鉄心が固定鉄心から離間する方向に向けて動く動作を繰り返す電気式ホーンにおいて、
前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心を跨ぎ、前記可動鉄心に近接して配置されているものであり、
前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の位置は、前記励磁コイルの筒部の外周側の巻線巻装部における可動鉄心と近接する端部を基準位置としたとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心に最も近接する吸引位置では前記基準位置よりケーシング底部側となり、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心から最も離間する離間位置では前記基準位置よりケーシング開口端側になることを特徴とする電気式ホーン。 - 前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、前記基準位置、あるいは前記基準位置よりも前記ケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項8に記載の電気式ホーン。
- 前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止状態では前記基準位置よりも前記ケーシングの開口端側に位置し、前記励磁コイルに電源供給がなされていて前記可動鉄心が前記固定鉄心側に吸引移動しているとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記基準位置に達することにタイミングを合せて前記接点断続手段が接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項8に記載の電気式ホーン。
- 前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
- 前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面と、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の静止状態での間隔が、1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
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