JP2009080480A - 電気式ホーン - Google Patents

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Abstract

【課題】電気式ホーンの音圧が大きくなるように構成する。
【解決手段】有底筒状のケーシング2の底部2aに、コイルボビン4を収用し、コイルボビン4の筒部4aの筒孔4fに固定鉄心3を内嵌固定して、励磁コイルCの励磁に伴い固定鉄心3が磁化するよう構成する一方、ケーシング2の開口端に固定したダイアフラム9の軸芯部に可動鉄心10を設けて、該可動鉄心10と固定鉄心3とを軸芯方向に対向せしめ、電源供給に伴う励磁コイルCの間欠的な励磁により磁化を繰り返す固定鉄心3に対し、可動鉄心10が所定の軸芯方向の振幅Wで変位して警音を発音してなる電気式ホーン1において、前記可動鉄心10の配設位置は、励磁コイルCの巻線巻装部4eにおける可動鉄心10側の端部を基準位置Nとしたとき、前記可動鉄心10の振幅Wにおいて固定鉄心3側の端面が前記基準位置Nを跨ぐ状態となるように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗用車等の車両に搭載される電気式ホーンの技術分野に属するものである。
一般に、この種電気式ホーンのなかには、有底筒状のケーシングの底部に、筒状の巻装部を備えたコイルボビンに巻線を巻装してなる励磁コイルを同芯状に収容している。そして、コイルボビンの前記巻装部の筒孔には固定鉄心が内嵌固定されている。これにより、電源供給に伴う励磁コイルの励磁で固定鉄心が磁化するように構成されている。また、ケーシングの開口端にはダイヤフラムが固定され、ダイヤフラムの軸芯部には可動鉄心が設けられており、該可動鉄心と固定鉄心とは軸芯方向に対向して配設されている。さらに、可動鉄心には、励磁コイルの電源供給回路に設けられた接点部材を断続するための接点断続手段が設けられている。励磁コイルへの電源供給に伴う固定鉄心の磁化で、可動鉄心が電源供給されていない静止状態の位置(静止位置)から固定鉄心側に吸引されると、予め設定された位置で接点断続手段が接点部材と接触(干渉)し、接点部材を断状態にさせ、固定鉄心は消磁される。接点部材が断状態となっても可動鉄心は、一定のあいだはダイヤフラムのバネ性により固定鉄心側への移動を行なう。そして、可動鉄心が固定鉄心側の最大振幅である吸引位置に達したら、可動鉄心はダイヤフラムのバネ性により固定鉄心から離間する方向への移動を行なう。可動鉄心が再び前述の接点部材と接触する位置に到達するまで、接点接続手段は接点部材を断状態に維持させる。可動鉄心が固定鉄心から離間する方向への移動を行なっている際には、前述の接点部材と接触する位置に達すると、可動鉄心は接点部材との接触を解除して接点部材を続状態とする。これにより、接点部材を介して固定鉄心は磁化されるが、可動鉄心は一定のあいだはダイヤフラムのバネ性により固定鉄心から離間する方向への運動を継続する。そして可動鉄心が固定鉄心側から最も離間する方向の最大振幅である離間位置に達したら、可動鉄心はダイヤフラムのバネ性により固定鉄心へ近接する方向へと吸引される状態で移動(吸引移動)を行なう。なお、可動鉄心が再び前述の接点部材と接触する位置に到達するまで、接点断続手段は接点部材を接続状態に維持させる。そして、上述の動作を繰り返すことにより、可動鉄心が所定の軸芯方向の振幅で変位し警音が発音するように構成したものが知られている。
このようなものとしては、軸芯方向に対向する固定鉄心と可動鉄心との対向部となる先端面同士を、励磁コイルを構成するコイルボビンの巻装部に対向する部位に位置させて、可動鉄心が所定の振幅において軸芯方向に変位するように構成したものが提唱されている。
特開2001−287588号公報
ところで、励磁コイルに通電がなされて励磁した場合、励磁コイルの励磁により発生する磁束密度は、コイルボビンの巻線が巻装される巻線巻装部からの距離によって分散されて小さくなる。また、コイルボビンの筒部の筒孔内、即ち、巻線巻装部に発生する磁束密度は一定の大きさとなっている。
前記従来の電気式ホーンにおいて、コイルボビンの筒孔内の巻線巻装部には、固定鉄心と可動鉄心との対向部となる先端面同士が対向して配置されている。そして、間欠的に磁化する固定鉄心に対し、可動鉄心は、巻装部対向部位であるコイルボビンの筒孔内において所定の軸芯方向の振幅で変位するように構成されている。このため、前記従来の電気式ホーンにおいて、固定鉄心が磁化されて可動鉄心が吸引される状態では、固定鉄心は一定の大きさの磁束密度に基づく大きな吸引力(磁力)を発生して、効率よく可動鉄心を吸引することになるが、可動鉄心が固定鉄心から離れる方向に変位する場合では、固定鉄心に発生する磁力が可動鉄心の離間方向への変位を妨げるように作用するため、可動鉄心の軸芯方向の変位が小さくなり、即ち、可動鉄心の振幅が小さくなり、警音の音圧(音量)を大きくできないという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、有底筒状のケーシングの底部に、コイルボビンの筒部外周側に巻線を巻装した励磁コイルを収容し、筒部内周側に固定鉄心を内嵌固定して、前記励磁コイルの励磁に伴い前記固定鉄心が磁化するよう構成する一方、前記ケーシングの開口端に固定したダイヤフラムの軸芯部に可動鉄心を設けて、該可動鉄心と前記固定鉄心とを軸芯方向に対向せしめ、電源供給に伴う前記励磁コイルへの励磁により磁化される前記固定鉄心に対し、前記可動鉄心が所定の軸芯方向の振幅で変位して警音を発音してなる電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心の配設位置は、前記励磁コイルの筒部外周の巻線巻装部における可動鉄心側の端部を基準位置としたとき、前記可動鉄心の振幅において固定鉄心側の先端面が前記基準位置を跨ぐ状態となるように設定されている電気式ホーンである。
請求項2の発明は、有底筒状のケーシングの底部に、コイルボビンの筒部外周側に巻線を巻装した励磁コイルを収容し、筒部内周側に固定鉄心を内嵌固定して、前記励磁コイルの励磁に伴い前記固定鉄心が磁化するよう構成する一方、前記ケーシングの開口端に固定したダイヤフラムの軸芯部に可動鉄心を設けて、該可動鉄心と前記固定鉄心とを軸芯方向に対向せしめるとともに、前記可動鉄心に、前記励磁コイルの電源供給回路に設けた接点部材を断続する接点断続手段を設けて、前記励磁コイルに前記電源供給回路を介して電源が供給されることにより、前記可動鉄心が静止位置から前記固定鉄心に近接する方向へと吸引移動され、前記可動鉄心の吸引移動に伴い前記可動鉄心に設けられた前記接点断続手段が前記電源供給回路の前記接点部材を断状態とすることで前記可動鉄心が前記静止位置側の離間位置へ移動する動作を繰り返すことで、前記可動鉄心が前記ケーシング底部側の吸引位置と前記ケーシング開口端側の離間位置とのあいだの所定の振幅で変位して警音を発音してなる電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面位置は、励磁コイルの筒部外周側の巻線巻装部における可動鉄心側の端部を基準位置としたとき、吸引位置では基準位置よりケーシング底部側となり、離間位置では基準位置よりケーシング開口端側となるように設定されている電気式ホーンである。
請求項3の発明は、可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、基準位置、または、基準位置よりもケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気式ホーンである。
請求項4の発明は、可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置では基準位置よりもケーシング開口端側に位置するものとし、励磁コイルに電源供給がなされて可動鉄心が固定鉄心側に吸引移動して先端面が基準位置に達することで、接点断続手段が電源供給回路の接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の電気式ホーンである。
請求項5の発明は、前記固定鉄心の可動鉄心側の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心よりも、前記ケーシングの開口端側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項6の発明は、前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項7の発明は、前記固定鉄心の可動鉄心側の端面と、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面との間隔は、可動鉄心が静止状態で1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項8の発明は、有底筒状に形成され、一端に開口部を有し、他端に底部を有するケーシングと、筒部を有し、前記ケーシングの底部に配置されるコイルボビンと、前記コイルボビンの筒部の周りに巻線を巻装することで形成される励磁コイルと、前記コイルボビンの筒部の中に配置され、前記励磁コイルへ供給される電流により磁化される固定鉄心と、前記ケーシングの開口端に固定された薄板状のダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの軸芯部に固定され、前記固定鉄心と対向する位置に配置される可動鉄心と、前記励磁コイルに接続され、前記励磁コイルへ供給される電流をオン・オフ制御する接点部材と、前記可動鉄心に設けられ、前記接点部材をオン・オフ制御する接点断続手段とを有し、前記励磁コイルへの通電により前記固定鉄心が磁化されることで前記可動鉄心が前記固定鉄心に近接する方向に動き、前記接点断続手段が前記接点部材に作用することで前記励磁コイルへの通電が断状態にされることで可動鉄心が固定鉄心から離間する方向に向けて動く動作を繰り返す電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心を跨ぎ、前記可動鉄心に近接して配置されていることを特徴とする電気式ホーンである。
請求項9の発明は、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の位置は、前記励磁コイルの筒部の外周側の巻線巻装部における可動鉄心と近接する端部を基準位置としたとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心に最も近接する吸引位置では前記基準位置よりケーシング底部側となり、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心から最も離間する離間位置では前記基準位置よりケーシング開口端側になることを特徴とする請求項8に記載の電気式ホーンである。
請求項10の発明は、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、前記基準位置、あるいは前記基準位置よりも前記ケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項8または9に記載の電気式ホーンである。
請求項11の発明は、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止状態では前記基準位置よりも前記ケーシングの開口端側に位置し、前記励磁コイルに電源供給がなされていて前記可動鉄心が前記固定鉄心側に吸引移動しているとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記基準位置に達することにタイミングを合せて前記接点断続手段が接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項8または9に記載の電気式ホーンである。
請求項12の発明は、前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項13の発明は、前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面と、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の静止状態での間隔が、1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の電気式ホーンである。
請求項1、2の発明とすることにより、可動鉄心の振幅を大きく設定することができて音圧を高めることが可能となる。
請求項3、4の発明とすることにより、さらに応答性のよい電気式ホーンとすることができる。
請求項5、6、7、8、9、10、11、12、13の発明とすることにより、さらに耐久性のよい電気式ホーンとすることができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は電気式のホーンであって、該ホーン1は、振動発生手段が収容される振動発生ユニットHと、該振動発生ユニットHにより発生した振動音を共鳴させて警音として発音する共鳴ユニットRとを突き合わせ状として一体的に固定することにより構成されている。そして、本実施の形態におけるホーン1は、共鳴ユニットRが下方に位置し、振動発生ユニットHが上方に位置する状態で車両に組み込まれるように構成されている。
前記振動発生ユニットHを構成するケーシング2は図1における下方が開口する有底筒状に形成されており、底部2a側に位置する小径筒部2bと、該小径筒部2bとは段差部2cを介して開口端側に形成される大径筒部2dとが同芯状に一体形成されており、前記開口端には外径側に拡開するフランジ部2eが一体形成されている。そして、小径筒部2bの軸芯部には、底部2aを貫通する状態で固定鉄心3が配設されている。さらに、固定鉄心3の基端部には固定ナット3aが一体に形成されることによりケーシング2に対して軸芯方向(上下方向)への位置調整自在に貫通支持されている。
図面において、4は樹脂製のコイルボビンであって、該コイルボビン4には、上下方向を向く筒孔を備えた筒部4aの両筒端に外径側に延出するフランジ部4bが一体形成されている。そして、前記筒部4aの外周には巻線5が巻装されており、これにより励磁コイルCが構成されている。前記コイルボビン4は、筒部4aの筒内に固定鉄心3を挿通し、一方のフランジ部4bがケーシング底部2aに当接する状態で小径筒部2bに収容されるように設定されている。
そして、コイルボビン4のケーシング2開口側のフランジ部4bには、取り付け片部4cと、端子固定片部4dとが径方向に対向する状態で外径側に向けて一体に突出形成されており、取り付け片部4cは、ケーシング2のケーシング段差部2cにピン2fを介して固定されている。また、端子固定片部4dは、導電性部材で構成された第一、第二ピン2g、2hにより、ケーシング段差部2cに固定されている。第二ピン2hには、それぞれ導電性板材で構成され、励磁コイルCへの通電をON−OFF切り換えするための固定接点6aが設けられた固定プレート6の基端部および可動接点7aが設けられた可動プレート7の基端部が設けられている。そして、固定プレート6は第二ピン2hと電気的な接続がなされた状態で設けられ、可動プレート7は第二ピン2hに絶縁され、かつ、巻線5の他端部が電気的に接続される状態で設けられている。これによって、固定接点6aと可動接点7aとが互いに当接することにより第二ピン2hと巻線5の他端部とが導通され、励磁コイルCに電流が流れるように設定されている。なお、固定接点6aと可動接点7aとは電源供給がなされていない自然状態で当接するように構成されている。
また、8は、外部電源が接続される外部カプラであって、該外部カプラ8は、該外部カプラ8内に収容される第一、第二端子プレート8a、8bと第一、第二ピン2g、2hとが電気的な接続がなされる状態で、第一、第二ピン2g、2hのケーシング2外部(上方)に突出する部位によりケーシング段差部2cの外面に固定されている。これによって、電源供給用の第一、第二端子プレート8a、8bと励磁コイルCとのあいだに形成される回路(励磁コイルの電源供給回路)に、固定接点6aと可動接点7aと(本発明の接点部材)による断続切り換え部が形成されるように設定されている。
一方、前記ケーシング2の開口端縁部には、バネ特性を備えたダイヤフラム9の外周縁部が一体的に止着される。該ダイヤフラム9の軸芯部には可動鉄心10の基端部が一体的に設けられ、これによって、可動鉄心10と固定鉄心3とが軸芯方向に並設された状態となり、可動鉄心10の固定鉄心3と対向する側の端面である先端面10aと、前記固定鉄心3のケーシング2内側(下方)に突出する先端面(内側先端面、下端面)3bとのあいだには、電源供給がなされない自然状態において、所定のギャップGが形成された状態で互いに近接対向して配置されている。なお、前記ギャップ形成位置(固定鉄心3と可動鉄心10との配設位置関係)については後述する。
そして、電源供給(通電)がなされて励磁コイルCが励磁することにより固定鉄心3が磁化されると、可動鉄心10が電源供給がなされていない自然状態である静止位置からダイヤフラム9のバネ特性(可撓性)に基づいて固定鉄心3側に吸引されて、可動鉄心10の先端面10aと固定鉄心3の先端面3b同士が近接する吸引位置に変位(吸引移動)するように構成されいる。さらに、可動鉄心10の外周面には、本発明の接点断続手段に相当する段差部10bが形成されており、該段差部10bは、可動鉄心10が固定鉄心3側の最大振幅である吸引位置に変位することに基づいて、可動プレート7を固定プレート6から離間させる方向に強制的に変位させ、固定接点6aと可動接点7aとの当接を解除させるように設定されている。そして、この状態になると、励磁コイルCへの通電が断たれて固定鉄心3が消磁する。そして、可動鉄心10が固定鉄心3側の最大振幅である吸引位置に到達した後、ダイヤフラム9のバネ特性により可動鉄心10が固定鉄心3から離間する方向に変位することで、固定接点6aと可動接点7aとが再び当接し、励磁コイルCが通電することで固定鉄心3は励磁される。そして可動鉄心10が固定鉄心3側から最も離間する方向の最大振幅である離間位置に達したら、可動鉄心10はダイヤフラム9のバネ性により再び固定鉄心3側への移動をする。前述の作動の繰り返しにより励磁コイルCが間欠的に励磁され、固定鉄心3を繰り返し磁化することで、可動鉄心10がダイヤフラム9とともに軸芯方向所定の振幅Wで振動することにより発音するように構成されている。ここで、可動鉄心10の離間位置は、ダイヤフラム9のバネ特性に基づく反動により、前記自然状態における位置(ギャップG形成位置)よりもケーシング2の開口端側となるように設定されている。
そして、前記ダイヤフラム9の外方(下方)をカバー体11で覆うことにより振動発生ユニットHが構成されるが、前記カバー体11は、外周縁部に形成されたカシメ片11aをケーシングフランジ部2eに対向させ、カシメ片11aとフランジ部2eとのあいだにダイヤフラム9の外周縁部を挟み込み、カシメ片11aをフランジ部2eにカシメ付けることにより、ダイヤフラム9とカバー体11とがケーシング2に封止状に固定されるように設定されている。前記カバー体11の軸芯部には出音口11bが開設されており、該出音口11bに可動鉄心10の基端部が遊嵌するように構成され、ダイヤフラム9の振動に基づいて発生した警音は、出音口11bからカバー体11の外部(下方)に向けて放出(出音)するように設定されている。
一方、振動発生ユニットHの下方に突き当て状に固定される共鳴ユニットRは、平板状のベース体12と該ベース体12を外方から覆うフレーム体13とにより構成されている。
前記ベース体12は、上側プレート面12aがカバー体11に対向して配設されており、中心部には入音口12bが形成されている。さらに、一方側プレート面12bの外周部には筒状の外嵌片12cがカバー体11側に向けて突出形成されており、該外嵌片12cの突出先端部を、ケーシング2とカバー体11とのカシメ部に無理嵌め状に外嵌させることにより、共鳴ユニットRと振動発生ユニットHとの一体化がなされるように構成されている。
前記フレーム体13は、ベース体12の他方側プレート面12dを覆うべく他方側プレート面12dに対向状に配されるフード片13aと、該フード片13aの内側面にベース体12側に突出する渦巻き状の仕切り片13bとにより構成されている。そして、フレーム体13は、フード片13aの外周縁部と仕切り片13bの突出端縁部とを、ベース体12の他方側プレート面12dに封止状に突き当て固定することによりベース体12に一体化することにより、ベース体12とフレーム体13とのあいだに、入音口12cから外部に連通する渦巻き状の音道13cが形成されるように設定されている。そして、振動発生ユニットHで発生した警音は、出音口11b、入音口12bを経由して音道13cに誘導され外部に警音を放出するように設定されている。
そして、本実施の形態の電気式のホーン1は、固定鉄心3と可動鉄心10との配設位置を図2に示す設定とすることにより、警音の音圧(音量)を大きく確保できるように構成されている。
つまり、励磁コイルCは、前述したように、コイルボビン4の筒部4a外周に巻線5を巻装することで構成されており、筒部4aの両筒端に形成されたフランジ部4bの対向間が本発明の巻線巻装部4eに相当している。そして、励磁コイルCに通電がなされて励磁された場合、筒部4aの内側の筒孔4fにおける巻線巻装部4eに対向する巻装部対向範囲Sは、予め設定された大きさの一定の磁束密度の磁力が発生し、巻線巻装部4eから外れる部位となる筒孔4fの端部部位では、筒孔4fから外径側の方向へ磁束が分散しており、これによって、磁束密度が低減した状態となっている。
そこで、本実施の形態では、磁束密度が変化する位置である励磁コイルCの巻線巻装部4eにおけるケーシング2の開口端側の端部位置(図2において点線で示す位置)を基準位置Nとし、該基準位置Nに基づいて、固定鉄心3と可動鉄心10との配設位置を設定することにより音圧確保を図るようにしている。
即ち、第一、第二端子プレート8a、8bに電源供給がなく、警音が発音されていないホーン1の静止状態において、可動鉄心10の先端面10aは、基準位置N、または、基準位置Nよりも僅かにケーシング2の底部2a側(巻線巻装部4e側、または固定鉄心3に近接する方向であって、図2における二点鎖線位置)の静止位置に位置するように設定されている。これに対し、固定鉄心3は、可動鉄心側の先端面3bが可動鉄心先端面10aよりもケーシング2の底部2a側(図2において上方)であって、可動鉄心先端面10aとのあいだに所定のギャップGを存した位置になるように配設されている。そして、前述したように、第一、第二端子プレート8c、8bを介して励磁コイルCに電源供給がなされた場合では、可動鉄心10が基準位置N、あるいは、基準位置Nに近接した状態となっているので、励磁コイルCの励磁に伴う大きな磁束密度を受けて、素早く固定鉄心3側の吸引位置に変位することができるように構成されている。さらに、固定鉄心3は、可動鉄心に対向した固定鉄心3の端面が、コイルボビン4の筒部4aにおける筒長方向の長さの中心を跨いで、可動鉄心10に近接して配置されている。この構成により、励磁コイルCに通電することにより励磁コイルCから発生した熱を、コイルボビン4の筒部4aならびに固定鉄心3を介してケーシング2へと放熱することが可能となる。すなわちホーン1の耐熱性ならびに耐久性が向上する。
そして、励磁コイルCに電源供給が継続されて、励磁コイルCが繰り返し励磁されて警音が発音される状態では、可動鉄心10は、先端面10aが基準位置Nを越えて巻線巻装部4e側に位置する吸引位置(図2における一点鎖線位置)と、ダイヤフラム9のバネ特性に基づく反動により、先端面10aが基準位置Nを越え、磁束が分散して磁束密度が低減するケーシング2の開口端側に位置する離間位置(図2における実線位置)に位置するように設定され、可動鉄心10の振幅Wにおいて、可動鉄心先端面10aが基準位置Nを跨ぐ状態となるように設定されている。このように、可動鉄心10の離間位置への変位において、先端面10aが基準位置Nよりもケーシング2の底部2a側に変位するように構成することにより、該部位では励磁コイルCの残存する磁力が分散されて磁束密度が小さくなっていることから、可動鉄心10が受けるケーシング底部2a側への吸引力(磁力)の影響が一段と小さくなって、可動鉄心10をケーシング底部2a側へ大きく変位させることができ、もって、可動鉄心10の振幅Wを大きく確保できるように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、電気式のホーン1は、励磁コイルCを間欠的に励磁することにより繰り返し磁化される固定鉄心3が、ダイヤフラム9が連結された可動鉄心3を吸引位置と離間位置とに変位せしめ、可動鉄心3が所定の振幅Wで振動することによりダイヤフラム9の振動音による警音が発音するが、この場合に、可動鉄心3の振幅Wは、コイルボビン4の巻線巻装部4eにおけるケーシング底部2a側の端部位置を基準位置Nとしたとき、基準位置Nを跨ぐ位置で振動するように構成したので、離間位置に変位するときに残存する励磁コイルCの磁力の影響が小さくなって大きな振幅Wとなり、電気式ホーン1の音圧を高めることができる。
そのうえ、このものでは、電気式ホーン1の静止状態において、可動鉄心10の先端面位置が基準位置N、または、基準位置Nよりもケーシング底部2a側の巻線巻装部4eに対向する部位側に位置しているので、電気式ホーン1に電源供給がなされると、励磁コイルCの励磁に伴う大きな磁束密度を受けて、素早く固定鉄心3側の吸引位置に変位することができて、応答性のよい電気式ホーン1とすることができる。
表1は、前述の電気式ホーンの特性試験結果である。ホーンA〜ホーンCはいずれも、前述の電気式ホーンの構成を備えており、コイル線径を0.47mmとし、励磁コイルへの巻線の巻数としてコイルの巻数、および静止状態における可動鉄心と固定鉄心の間隔を磁気ギャップとしてそれぞれ変えて測定を行った。
Figure 2009080480
ホーンAとホーンBとは、磁気ギャップを1.10mmとし、コイルの巻数をそれぞれ125回、135回巻いたものである。表1から、コイルの巻数に比例してコイルのインダクタンスならびに巻線抵抗が増大する。このように巻線抵抗ならびにインダクタンスが増大すると、励磁コイルに電流が通電されたときの発熱量ならびに接点部材がオン・オフする際に発生する火花による発熱量が減少する。また、コイルとしての起磁力が減少するため、可動鉄心を吸引するための吸引力自体も減少する。
ホーンAとホーンCとは、磁気ギャップをそれぞれ1.10mmと1.20mmとし、さらにコイルの巻数をそれぞれ125回と105回巻いたものである。表1から、磁気ギャップの距離に反比例して吸引力は減少する。さらにコイルの巻数に比例してコイルのインダクタンスならびに巻線抵抗が増大するため、励磁コイルに電流が通電されたときの発熱量ならびに接点部材がオン・オフする際に発生する火花による発熱量が減少し、さらにコイルとしての起磁力が減少するため、可動鉄心を吸引するための吸引力自体も減少する。
これらホーンA、ホーンB、ホーンCの測定結果から、磁気ギャップを1.2mm以下に設定し、かつインダクタンスを0.7mH以下に設定し、かつ巻線抵抗を0.6Ω以上に設定すると、コイルが発生する起磁力、すなわち可動鉄心を吸引するための吸引力(ホーンの音圧)が大きく、さらに接点部材がオン・オフする際に発生する火花による発熱量が少なくなり、ホーンとしての吸引力、耐久性に優れる。より好ましくは、磁気ギャップ1.15mm以下に設定し、かつインダクタンスを0.65mH以下に設定し、かつ巻線抵抗を0.65Ω以上に設定すると良い。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、可動鉄心の静止位置における可動鉄心側の先端面の位置を、励磁コイルの巻線巻装部におけるケーシング開口端側(可動鉄心側)の端部である基準位置よりもさらにケーシング開口側に設定することも可能であり、この場合では、可動鉄心の接点断続手段が電源供給回路の接点部材を断状態にする状態において、可動鉄心の先端面位置が基準位置になるように設定することにより、可動鉄心が励磁コイルの励磁に伴う大きな磁束密度を受ける状態で接点部材を断状態に切り換えるように変位することができて、音圧の高い電気式ホーンとすることができる。
電気式ホーンの断面図である。 電気式ホーンの要部の断面図である。 コイルボビンの詳細を示す底面図である。
符号の説明
1 ホーン
2 ケーシング
3 固定鉄心
4 コイルボビン
4a 筒部
4e 巻線巻装部
6 固定プレート
7 可動プレート
9 ダイヤフラム
10 可動鉄心
10a 先端面
11 カバー体
12 ベース体
13 フレーム体
C 励磁コイル
H 振動発生ユニット
R 共鳴ユニット
W 振幅

Claims (13)

  1. 有底筒状のケーシングの底部に、コイルボビンの筒部外周側に巻線を巻装した励磁コイルを収容し、筒部内周側に固定鉄心を内嵌固定して、前記励磁コイルの励磁に伴い前記固定鉄心が磁化するよう構成する一方、前記ケーシングの開口端に固定したダイヤフラムの軸芯部に可動鉄心を設けて、該可動鉄心と前記固定鉄心とを軸芯方向に対向せしめ、電源供給に伴う前記励磁コイルへの励磁により磁化される前記固定鉄心に対し、前記可動鉄心が所定の軸芯方向の振幅で変位して警音を発音してなる電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心の配設位置は、前記励磁コイルの筒部外周の巻線巻装部における可動鉄心側の端部を基準位置としたとき、前記可動鉄心の振幅において固定鉄心側の先端面が前記基準位置を跨ぐ状態となるように設定されている電気式ホーン。
  2. 有底筒状のケーシングの底部に、コイルボビンの筒部外周側に巻線を巻装した励磁コイルを収容し、筒部内周側に固定鉄心を内嵌固定して、前記励磁コイルの励磁に伴い前記固定鉄心が磁化するよう構成する一方、前記ケーシングの開口端に固定したダイヤフラムの軸芯部に可動鉄心を設けて、該可動鉄心と前記固定鉄心とを軸芯方向に対向せしめるとともに、前記可動鉄心に、前記励磁コイルの電源供給回路に設けた接点部材を断続する接点断続手段を設けて、前記励磁コイルに前記電源供給回路を介して電源が供給されることにより、前記可動鉄心が静止位置から前記固定鉄心に近接する方向へと吸引移動され、前記可動鉄心の吸引移動に伴い前記可動鉄心に設けられた前記接点断続手段が前記電源供給回路の前記接点部材を断状態とすることで前記可動鉄心が前記静止位置側の離間位置へ移動する動作を繰り返すことで、前記可動鉄心が前記ケーシング底部側の吸引位置と前記ケーシング開口端側の離間位置とのあいだの所定の振幅で変位して警音を発音してなる電気式ホーンにおいて、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面位置は、励磁コイルの筒部外周側の巻線巻装部における可動鉄心側の端部を基準位置としたとき、吸引位置では基準位置よりケーシング底部側となり、離間位置では基準位置よりケーシング開口端側となるように設定されている電気式ホーン。
  3. 可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、基準位置、または、基準位置よりもケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気式ホーン。
  4. 可動鉄心の固定鉄心側の先端面は、励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置では基準位置よりもケーシング開口端側に位置するものとし、励磁コイルに電源供給がなされて可動鉄心が固定鉄心側に吸引移動して先端面が基準位置に達することで、接点断続手段が電源供給回路の接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の電気式ホーン。
  5. 前記固定鉄心の可動鉄心側の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心よりも、前記ケーシングの開口端側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
  6. 前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
  7. 前記固定鉄心の可動鉄心側の端面と、前記可動鉄心の固定鉄心側の端面との間隔は、可動鉄心が静止状態で1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
  8. 有底筒状に形成され、一端に開口部を有し、他端に底部を有するケーシングと、
    筒部を有し、前記ケーシングの底部に配置されるコイルボビンと、
    前記コイルボビンの筒部の周りに巻線を巻装することで形成される励磁コイルと、
    前記コイルボビンの筒部の中に配置され、前記励磁コイルへ供給される電流により磁化される固定鉄心と、
    前記ケーシングの開口端に固定された薄板状のダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムの軸芯部に固定され、前記固定鉄心と対向する位置に配置される可動鉄心と、
    前記励磁コイルに接続され、前記励磁コイルへ供給される電流をオン・オフ制御する接点部材と、
    前記可動鉄心に設けられ、前記接点部材をオン・オフ制御する接点断続手段とを有し、
    前記励磁コイルへの通電により前記固定鉄心が磁化されることで前記可動鉄心が前記固定鉄心に近接する方向に動き、前記接点断続手段が前記接点部材に作用することで前記励磁コイルへの通電が断状態にされることで可動鉄心が固定鉄心から離間する方向に向けて動く動作を繰り返す電気式ホーンにおいて、
    前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面は、前記コイルボビンの筒部における筒長方向の長さの中心を跨ぎ、前記可動鉄心に近接して配置されていることを特徴とする電気式ホーン。
  9. 前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の位置は、前記励磁コイルの筒部の外周側の巻線巻装部における可動鉄心と近接する端部を基準位置としたとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心に最も近接する吸引位置では前記基準位置よりケーシング底部側となり、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記固定鉄心から最も離間する離間位置では前記基準位置よりケーシング開口端側になることを特徴とする請求項8に記載の電気式ホーン。
  10. 前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止位置において、前記基準位置、あるいは前記基準位置よりも前記ケーシング底部側に位置するように設定されていることを特徴とする請求項8または9に記載の電気式ホーン。
  11. 前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面は、前記励磁コイルへの電源供給がなされない静止状態では前記基準位置よりも前記ケーシングの開口端側に位置し、前記励磁コイルに電源供給がなされていて前記可動鉄心が前記固定鉄心側に吸引移動しているとき、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面が前記基準位置に達することにタイミングを合せて前記接点断続手段が接点部材を断状態とするように設定されていることを特徴とする請求項8または9に記載の電気式ホーン。
  12. 前記励磁コイルを形成する前記巻線は、線径が0.55mm以下、前記励磁コイルはインダクタンスが0.7mH以下、巻線抵抗が0.6Ω以上であることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
  13. 前記可動鉄心に対向した前記固定鉄心の端面と、前記固定鉄心に対向した前記可動鉄心の端面の静止状態での間隔が、1.2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の電気式ホーン。
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