JP2009168844A - 平型電気式ホーン - Google Patents
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Abstract
【課題】振動板や電磁石の大きさを変えないで、大きな音圧が得られる平型電気式ホーンを提供すること。
【解決手段】ステー22により支持されるハウジング10と、ハウジング10の中心部に固定された電磁石12と、ハウジング10の外周端部に固定された振動板11と、振動板11の中心に固定され電磁石12に対向配置された可動鉄心15と、可動鉄心15に固定された共振板16と、を有する平型電気式ホーンであって、ハウジング10又は電磁石12に固定された第2共振板16′を有する。
【選択図】図1
【解決手段】ステー22により支持されるハウジング10と、ハウジング10の中心部に固定された電磁石12と、ハウジング10の外周端部に固定された振動板11と、振動板11の中心に固定され電磁石12に対向配置された可動鉄心15と、可動鉄心15に固定された共振板16と、を有する平型電気式ホーンであって、ハウジング10又は電磁石12に固定された第2共振板16′を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電磁石により可動鉄心を電磁石の固定鉄心に衝突させ振動板を振動させる平型電気式ホーン(警音器)に関する。
電磁石により振動板に結合された可動鉄心を断続的に固定鉄心に衝突させ警音を発生する平型電気式ホーンが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。電気式ホーンを車両に取り付けて使用する場合、ホーンはフロントグリル開口部等に取り付けられるが、取り付け部位や車両の構造等により音圧が不足することがある。電気式ホーンの音圧は、振動板や電磁石の大きさに依存し、大きくすれば所望の音圧にすることができる。しかし、大きくすると、フロントグリル後方に配置されているラジエータの冷却効率を低下させてしまう。
最近、ホーンを車両に取り付けるブラケットの一部を反射部とするホーンの取り付け構造が公開された(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−189386号公報
特開2004−106718号公報
上記、従来の取り付け構造は、ホーンをステー又はブラケットで車体に取り付ける際、ホーンを一端部に固定したステーの他端部を反射部をもつブラケットを介して取り付けるものである。すなわち、反射部は、ホーンから所定距離離れて配置され、振動源のホーンから絶縁されている。したがって、反射部はホーンの後方に回り込む音を反射させてその分音圧を上げることができるが、その音圧増加は僅かであり、十分な音圧を得るためにはホーンを大きくする必要があった。
本発明は、上記従来の平型電気式ホーンの問題に鑑みてなされたものであり、振動板や電磁石の大きさを変えないで、大きな音圧が得られる平型電気式ホーンを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するためになされた本発明の平型電気式ホーンは、ステーにより支持されるハウジングと、前記ハウジングの中心部に固定された電磁石と、前記ハウジングの外周端部に固定された振動板と、前記振動板の中心に固定され前記電磁石に対向配置された可動鉄心と、前記可動鉄心に固定された共振板と、を有する平型電気式ホーンであって、 前記ハウジング又は前記電磁石に固定された第2共振板を有することを特徴としている。
また、上記の平型電気式ホーンにおいて、前記第2共振板は、前記電磁石にその中心部が固定されているものとするとよい。
電磁石が可動鉄心を吸引して衝突させることにより共振板から音を発生させると共に、可動鉄心が衝突するとその衝撃力の反力が電磁石を介して第2共振板に伝達され音となって発散される。すなわち、本来の共振板からの音に第2共振板からの音が加算されるので、音圧を効果的に上げることができる。
第2共振板の中心部を電磁石に固定することで、本来の共振板と第2共振板の発音のタイミングを同期させることができ、効率よく音圧の加算がなされ、且つ音色の変化が少ない。
最良の形態の平型電気式ホーンを図面を参照して説明する。図1は、最良の形態の平型電気式ホーンの断面図である。
平型電気式ホーン1は、図1に示すように、ステー22により支持されるハウジング10と、ハウジング10の中心部に固定された電磁石12と、ハウジング10の外周端部に固定された振動板11と、振動板11の中心に固定され電磁石12に対向配置された可動鉄心15と、可動鉄心15に固定された共振板16と、電磁石12に固定された第2共振板16´を有している。
ハウジング10は、ステー22によって支持され、振動板11を振動させる電磁石12等を収容するものである。電磁石12は、ハウジング10の中心部に固定されている。ハウジング10及び振動板11は、電磁石12の磁気回路の一部を構成するために、鉄系の磁性体材料の板材を凹形状にプレス成形されている。
電磁石12には、樹脂製のボビン13に巻回されたコイル14が備えられており、このボビン13の中心穴部に円柱状の形状に成形された可動鉄心15の下部の円柱部15aが配置されている。この可動鉄心15の上部の小径部15bには、振動板11の中心穴部11aと共振板16の中心部の円筒状部(パーリング加工部)16aが嵌合してかしめ固定されている。
ハウジング10の凹形状の中間平坦部10bには、ボビン13の上側鍔部13aから径外方へ突出している突出部13b、金属バネ材からなる可動接点支持板17、固定接点支持板18、及び両接点支持板17、18の間に介在される絶縁部材(不図示)を積層して、これらの部材を金属製リベット20によりかしめ固定してある。
可動接点支持板17には可動接点17aを、固定接点支持板18には固定接点18aをそれぞれ固着してある。可動接点17aは、通常時(コイル14の非通電時)は可動接点支持板17のバネ力により固定接点18aに圧着する常閉型の接点である。
可動鉄心15の軸方向中間部の外周面には径外方へ突き出すリング状のフランジ部15cが冷鍛加工等により一体成形されている。可動鉄心15のフランジ部15cは、可動接点支持板17のうちホーン中心部寄りの部位を下方へ押圧する押圧部を構成する。
可動鉄心15の上部の小径部15bには、工具係止穴15eが形成してある。この工具係止穴15eとしては、断面六角状穴が好適である。
可動鉄心15の上部の小径部15bには、外周部がハウジング10の外周端部のフランジ部10aに巻き締めされた振動板11の中心部が圧入され、かしめ固定されている。
また、可動鉄心15の上部の小径部15bには、共振板16の中心部の円筒状部16aの周縁部が振動板11の中心部に当接するまで共振板16が圧入され、かしめ固定されている。
電磁石12のボビン13の中心穴部内には、固定鉄心21が可動鉄心15の下部端面に対して所定の吸引間隙を介して対向配置されている。この固定鉄心21は、ハウジング10の底面部10cの中心部にかしめ等の手段で固定される。固定鉄心21には、ハウジング10の底面部10cの外部へ突出する雄ねじ部21aが一体に形成されており、この雄ねじ部21aに車体への取り付けステー22がナット23により締め付け固定されている。
また、固定鉄心21の雄ねじ部21aには、共振板16と形状寸法が同じ第2共振板16´の中心部がナット23により締め付け固定されている。なお、本実施形態では、第2共振板16´の形状寸法を共振板16と同じにしたが、同じでなくてもよいことは当然である。また、第2共振板16´の固定は、ナットによる締め付け固定の他に、かしめ固定や溶接固定でもよい。
本実施形態の平型電気式ホーンでは、第2共振板16´と共振板16とが材質、形状及び寸法が同じであるが、第2共振板16´により加音される音圧レベルは、第2共振板16´の材質、形状及び寸法により制御することできる。
本実施形態では、第2共振板が電磁石の固定鉄心21に取り付けられたが、固定鉄心21にはハウジング10が固定されているので、ハウジングに取り付けられてもよい。
コイル14の一端部は、ハウジング10の外側に配置される図示しないコネクタ部の端子片に電気的に接続され、コイル14の他端部は、可動接点支持板17に電気的に接続される。固定接点支持板18は、金属製リベット20を介してハウジング10に電気的に接続され、さらに、ハウジング10に固定される固定鉄心21及びステー22を介して車体に接地されるようになっている。
次に、本実施形態の平型電気式ホーンの作動を説明する。図示しないホーンスイッチが投入されることにより、車載電源からの電流が図示しないコネクタ部からコイル14→可動接点支持板17→可動接点17a→固定接点18a→固定接点支持板18→リベット20→ハウジング10→固定鉄心21→ステー22→車体(接地)の経路で流れる。
これにより、コイル14の電磁力が可動鉄心15と固定鉄心21との吸引間隙に作用して、可動鉄心15が固定鉄心21に吸引され衝突する。この可動鉄心15の変位により可動鉄心15のフランジ部15cが可動接点支持板17を押圧して、可動接点17aを固定接点18aから開離させる。その結果、コイル14への通電が遮断され、電磁力が無くなるので、可動鉄心15は振動板11の弾性力により元の位置に復帰し、これにより、可動接点17aと固定接点18aとの閉成状態が復活する。このようにして、コイル14の通電が断続されることにより、可動鉄心15の固定鉄心21への衝突が繰り返され、振動板11及び共振板16が高周波で振動して警告音を吹鳴すると共に、第2共振板16′も振動して加音する。
(検証実験)
図1の平型電気式ホーンを使って効果の検証実験を行った。すなわち、図1に示す本発明のホーンと、図1で第2共振板16′を外した以外は同じ構成要素の電子式ホーン(従来のホーンに対応する)とを作動させて音圧を比較した。なお、検証実験に用いたホーンは、最大径が72mmで定格入力が48Wである。
(検証実験)
図1の平型電気式ホーンを使って効果の検証実験を行った。すなわち、図1に示す本発明のホーンと、図1で第2共振板16′を外した以外は同じ構成要素の電子式ホーン(従来のホーンに対応する)とを作動させて音圧を比較した。なお、検証実験に用いたホーンは、最大径が72mmで定格入力が48Wである。
音圧を測定した結果、本発明のホーンの音圧が従来のホーンより約3dB上がることが確認された。
10・・・・・ハウジング
11・・・・・振動板
12・・・・・電磁石
15・・・・・可動鉄心
16・・・・・共振板
16′・・・・第2共振板
11・・・・・振動板
12・・・・・電磁石
15・・・・・可動鉄心
16・・・・・共振板
16′・・・・第2共振板
Claims (2)
- ステーにより支持されるハウジングと、
前記ハウジングの中心部に固定された電磁石と、
前記ハウジングの外周端部に固定された振動板と、
前記振動板の中心に固定され前記電磁石に対向配置された可動鉄心と、
前記可動鉄心に固定された共振板と、を有する平型電気式ホーンであって、
前記ハウジング又は前記電磁石に固定された第2共振板を有することを特徴とする平型電気式ホーン。 - 前記第2共振板は、前記電磁石にその中心部が固定されている請求項1に記載の平型電気式ホーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003488A JP2009168844A (ja) | 2008-01-10 | 2008-01-10 | 平型電気式ホーン |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011007628A1 (ja) | 2009-07-17 | 2011-01-20 | 日本電気株式会社 | 小型ミラーチルトアクチュエータ |
JP2011257685A (ja) * | 2010-06-11 | 2011-12-22 | Hamanako Denso Co Ltd | 警音装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57190600U (ja) * | 1981-05-28 | 1982-12-03 | ||
JP2003189386A (ja) * | 2001-12-19 | 2003-07-04 | Hamanako Denso Co Ltd | 電気式ホーンの製造方法 |
JP2004106718A (ja) * | 2002-09-19 | 2004-04-08 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動車用ホーンの取付構造 |
-
2008
- 2008-01-10 JP JP2008003488A patent/JP2009168844A/ja active Pending
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