JP2013025078A - 平型電気式ホーン - Google Patents
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Abstract
【課題】振動板や電磁石の大きさを変えない(体格を維持したまま)で、音圧を高めることができる平型電気式ホーンを提供すること。
【解決手段】ハウジング1の外周縁部に一方端部12aが固定され、内周壁12cで振動板3と共鳴板6の外周部を囲む筒状部材12を備える。
【選択図】図2
【解決手段】ハウジング1の外周縁部に一方端部12aが固定され、内周壁12cで振動板3と共鳴板6の外周部を囲む筒状部材12を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、電磁石により可動鉄心を電磁石の固定鉄心に衝突させ振動板を振動させる平型電気式ホーン(警音器)に関する。
電磁石により振動板に結合された可動鉄心を断続的に固定鉄心に衝突させ警音を発生する平型電気式ホーンが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
電気式ホーンを車両に取り付けて使用する場合、ホーンはフロントグリル開口部等に取り付けられるが、取り付け部位や車両の構造等により音圧が不足することがある。また、EC法規適用国向けの車両の場合、取り付け部位や車両の構造等によらず、音圧がEC法規の定める下限値をぎりぎり満たす状況にある。
電気式ホーンの音圧は、振動板や電磁石の大きさに依存し、大きくすれば所望の音圧にすることができる。しかし、大きくすると、コストアップだけでなく、フロントグリル後方に配置されているラジエータの冷却効率を低下させてしまうという問題も発生する。
本発明は、上記従来の平型電気式ホーンの問題に鑑みてなされたものであり、振動板や電磁石の大きさを変えない(体格を維持したまま)で、音圧を高めることができる平型電気式ホーンを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するためになされた本発明の平型電気式ホーンは、有底筒状のハウジングと、前記ハウジングの中央付近に収容固定された電磁石と、前記ハウジングの外周縁部に固定され前記ハウジングの開口部を覆う振動板と、前記振動板の内側の中央付近に固定され前記電磁石に対向配置される可動鉄心と、前記振動板の外側に固定された共鳴板と、を有する平型電気式ホーンであって、前記ハウジングの前記外周縁部に一方端部が固定され、内周壁で前記振動版と前記共鳴板の外周部を囲む筒状部材を備えていることを特徴とする。
筒状部材によって、音の拡散を防ぎ、振動板と共鳴板の板面に直交する方向に音を集中することができ、音圧を高めることができる。
上記の平型電気式ホーンにおいて、前記共鳴板の外面から前記筒状部材の他方端側の端面までの距離をdとし、前記共鳴板の前記外面が前記筒状部材の他方端側の端面より引っ込む場合をプラス、前記筒状部材の他方端側の端面より出っ張る場合をマイナス、両者が一致する場合をゼロとするとき、dが
−5mm<d<+20mm
を満たすようにするとよい。
−5mm<d<+20mm
を満たすようにするとよい。
これにより、体格を維持したまま、音圧を高めることができる。
なお、例えばd=−4mmということは、筒状部材の長さが短くて共鳴板の外面が筒状部材の他方端側の端面から4mm飛び出すことを意味する。
筒状部材によって、音の拡散を防ぎ、振動板と共鳴板の板面に直交する方向に音を集中することができ、音圧を高めることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態の電気式ホーンは、図1及び図2に示すように、有底筒状のハウジング1と、ハウジング1の中央付近に収容固定された電磁石2と、ハウジング1の外周縁部に固定されハウジング1の開口部を覆う振動板3と、振動板3の中央付近に固定され電磁石2の固定鉄心2aに対向配置された可動鉄心4と、ハウジング1の底部に固定され車両等に取付るための取付ステー5と、を有している。
電磁石2は、ハウジング1の中心部に固定されている。ハウジング1及び振動板3は、電磁石2の磁気回路の一部を構成するために、鉄系の磁性体材料の板材を凹形状にプレス成形されている。
電磁石2は、樹脂製のボビン2bに巻回されたコイル2cを備えており、このボビン2bの中心穴部に円柱状の形状に成形された可動鉄心4の下部の円柱部4aが配置されている。この可動鉄心4の上部の小径部4bには、振動板3の中心穴部3aと共鳴板6の中心部の円筒状部(バーリング加工部)6aが嵌合してかしめ固定されている。
ハウジング1の凹形状の中間平坦部1bには、ボビン2bの上側鍔部2b1から径外方へ突出している突出部2b2、金属バネ材からなる可動接点支持板7、固定接点支持板8、及び両接点支持板7、8の間に介在される絶縁部材(不図示)を積層して、これらの部材を金属製リベット9によりかしめ固定してある。
可動接点支持板7には可動接点7aが、固定接点支持板8には固定接点8aがそれぞれ固着されている。可動接点7aは、通常時(コイル2cの非通電時)は可動接点支持板7のバネ力により固定接点8aに圧着する常閉型の接点である。
可動鉄心4の軸方向中間部の外周面には径外方へ突き出すリング状のフランジ部4cが冷鍛加工等により一体成形されている。可動鉄心4のフランジ部4cは、可動接点支持板7のうちホーン中心部寄りの部位を下方(図2では後方)へ押圧する押圧部を構成する。
可動鉄心4の上部の小径部4bには、工具係止穴4eが形成してある。この工具係止穴4eとしては、断面六角状穴が好適である。
可動鉄心4の上部の小径部4bには、外周部がハウジング1の外周端部のフランジ部1cに巻き締めされた振動板3の中心部が圧入され、かしめ固定されている。
固定鉄心2aは、ハウジング1の底面部1dの中心部にかしめ等の手段で固定される。固定鉄心2aには、ネジ穴2a1が形成されており、取付ステー5がボルト10で固定されている。
ハウジング1の外周端部のフランジ部1cには、樹脂製の筒状部材12の一方端部12aが径外方向に弾性変形して嵌合されている。したがって、筒状部材12の内周壁12cで振動版3と共鳴板6の外周部を囲んでいる。
共鳴板6の外面6aから筒状部材12の他方端側の端面12bまでの距離dは3mmである。なお、共鳴板6の外面6aが筒状部材12の他方端側の端面12bより引っ込む場合をプラス、端面12bより出っ張る場合をマイナス、両者が一致する場合をゼロとするとき、dが次式を満たすと音波拡散抑制作用が有効に働き、体格の観点からも好ましい。
−5mm<d<+20mm (1)
共鳴板6の外面6aの端面12bからの出っ張りが5mm未満であると、筒状部材12の音波拡散抑制作用が有効に働く。
また、共鳴板6の外面6aの端面12bからの引っ込みが20mm未満であると、筒状部材12の音波拡散抑制作用が有効に働く。
実施形態の筒状部材12は、図2に示すように、内径が一定のストレート筒であるが、ラッパ状に拡径する筒でもよい。逆に縮径する筒でもよい。
次に、本実施形態の平型電気式ホーンの作動を説明する。図示しないホーンスイッチが投入されることにより、車載電源からの電流がコネクタ部11からコイル2c→可動接点支持板7→可動接点7a→固定接点8a→固定接点支持板8→リベット9→ハウジング1→固定鉄心2a→ステー5→車体(接地)の経路で流れる。
これにより、コイル2cの電磁力が可動鉄心4と固定鉄心2aとの吸引間隙に作用して、可動鉄心4が固定鉄心2aに吸引され衝突する。この可動鉄心4の変位により可動鉄心4のフランジ部4cが可動接点支持板7を押圧して、可動接点7aを固定接点8aから開離させる。その結果、コイル2cへの通電が遮断され、電磁力が無くなるので、可動鉄心4は振動板3の弾性力により元の位置に復帰し、これにより、可動接点7aと固定接点8aとの閉成状態が復活する。このようにして、コイル2cの通電が断続されることにより、可動鉄心4の固定鉄心2aへの衝突が繰り返され、振動板3及び共鳴板6が高周波で振動して音波が放射される。
振動板3と共鳴板6から放射される音波のうち、側方に向かう音波は筒状部材7の内周壁12cで反射されて前方に向けられるので、前方方向の音圧が高められる。
(検証実験)
図1、2の平型電気式ホーンを使って効果の検証実験を行った。すなわち、図2に示す本発明のホーンと、図2で筒状部材7を取り除いた以外は同じ構成要素の電子式ホーン(従来のホーンに対応する)とを作動させて音圧を比較した。なお、検証実験に用いたホーンは、最大径が72mmで定格入力が48Wである。
図1、2の平型電気式ホーンを使って効果の検証実験を行った。すなわち、図2に示す本発明のホーンと、図2で筒状部材7を取り除いた以外は同じ構成要素の電子式ホーン(従来のホーンに対応する)とを作動させて音圧を比較した。なお、検証実験に用いたホーンは、最大径が72mmで定格入力が48Wである。
前方方向の音圧を測定した結果、本発明のホーンの音圧が従来のホーンより約2dB上がることが確認された。
1・・・・・・・・・ハウジング
2・・・・・・・・・電磁石
3・・・・・・・・・振動板
4・・・・・・・・・可動鉄心
6・・・・・・・・・共鳴板
6a・・・・・・・外面
12・・・・・・・・筒状部材
12a・・・・・・一方端部
12b・・・・・・端面
12c・・・・・・内周壁
d・・・・・・・・・共鳴板の外面から筒状部材の端面までの距離
2・・・・・・・・・電磁石
3・・・・・・・・・振動板
4・・・・・・・・・可動鉄心
6・・・・・・・・・共鳴板
6a・・・・・・・外面
12・・・・・・・・筒状部材
12a・・・・・・一方端部
12b・・・・・・端面
12c・・・・・・内周壁
d・・・・・・・・・共鳴板の外面から筒状部材の端面までの距離
Claims (2)
- 有底筒状のハウジングと、前記ハウジングの中央付近に収容固定された電磁石と、前記ハウジングの外周縁部に固定され前記ハウジングの開口部を覆う振動板と、前記振動板の内側の中央付近に固定され前記電磁石に対向配置される可動鉄心と、前記振動板の外側に固定された共鳴板と、を有する平型電気式ホーンであって、
前記ハウジングの前記外周縁部に一方端部が固定され、内周壁で前記振動版と前記共鳴板の外周部を囲む筒状部材を備えていることを特徴とする平型電気式ホーン。 - 前記共鳴板の外面から前記筒状部材の他方端側の端面までの距離をdとし、前記共鳴板の前記外面が前記筒状部材の他方端側の端面より引っ込む場合をプラス、前記筒状部材の他方端側の端面より出っ張る場合をマイナス、両者が一致する場合をゼロとするとき、dが
−5mm<d<+20mm
を満たす請求項1に記載の平型電気式ホーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011159649A JP2013025078A (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | 平型電気式ホーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011159649A JP2013025078A (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | 平型電気式ホーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013025078A true JP2013025078A (ja) | 2013-02-04 |
Family
ID=47783490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011159649A Withdrawn JP2013025078A (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | 平型電気式ホーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013025078A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111212367A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 比亚迪股份有限公司 | 发声模块及电子设备 |
-
2011
- 2011-07-21 JP JP2011159649A patent/JP2013025078A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111212367A (zh) * | 2018-11-22 | 2020-05-29 | 比亚迪股份有限公司 | 发声模块及电子设备 |
CN111212367B (zh) * | 2018-11-22 | 2021-06-18 | 比亚迪股份有限公司 | 发声模块及电子设备 |
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