JP5273812B2 - 電気式ホーンにおける振動防止構造 - Google Patents
電気式ホーンにおける振動防止構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5273812B2 JP5273812B2 JP2009214172A JP2009214172A JP5273812B2 JP 5273812 B2 JP5273812 B2 JP 5273812B2 JP 2009214172 A JP2009214172 A JP 2009214172A JP 2009214172 A JP2009214172 A JP 2009214172A JP 5273812 B2 JP5273812 B2 JP 5273812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- casing
- iron core
- horn
- diaphragm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
請求項2の発明において、コネクタは、一対の接続端子をそれぞれ支持する一対の固定部と、これら固定部から径方向に突出するカプラ受け部とが形成されるものとし、突起体は各固定部から等間隔を存して形成され、突起体のケーシング底部への当接位置は、固定部の固定位置よりも外径側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電気式ホーンにおける振動防止構造である。
請求項3の発明において、固定鉄心は、ケーシングの内外を貫通し、外部突出部を介して車両に固定されるものとし、前記外部突出部に、防振性と可撓性とを備え、外周にリング状凹部が形成された筒状の連結体を嵌着する一方、車両に、連結体のリング状凹部にスライド状に嵌合するスリットを備えた固定部材を設ける構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の電気式ホーンにおける振動防止構造である。
請求項2の発明とすることにより、ホーンの振動エネルギーのロスを一層低減することができる。
請求項3の発明とすることにより、ホーンの振動エネルギーのロスを低減して作動電圧の上昇や、音圧低下の防止を図り、ホーン特性の優れたホーンを提供できる。
図面において、1は車両に搭載される電気式の渦巻型ホーンであって、該ホーン1は、振動発生手段が収容される振動発生ユニットHと、該振動発生ユニットHにより発生した振動音を共鳴させて警音として発音する共鳴ユニットRとを一体化することにより構成されている。
前記振動発生ユニットHを構成する有底筒状のケーシング2は、底部側の小径筒部2aと開口側の大径筒部2bとが同芯状に形成されたものとなっており、底部としては小径底部2cと大径底部2dとによる段差状のものに構成されている。また、大径筒部2bに形成される開口端には外径側に拡開するフランジ部2eが一体形成されている。そして、小径筒部2aの軸芯部には、小径底部2cを貫通する状態で本発明の振動発生手段を構成する固定鉄心3が貫通しており、該固定鉄心3は、小径底部2cの外面側に固着される固定ナット3aにより軸芯方向位置調整自在に支持されるように構成されている。
そして、コイルボビン4の筒軸方向他方(ケーシング2の開口側)のフランジ部4bには、取付け片部4cと端子固定片部4dとが径方向に対向する状態で外径側に向けて突出形成されており、前記取付け片部4cは、ケーシング2の大径底部2dにピン2fを介して固定されている。
尚、本実施の形態では、固定、可動の各接点8a、9aのそれぞれの材質として、一般的に使用されているタングステンと比較して硬度、融点が低く、導電性、耐食性に優れた銀(Ag)が使用されてている。これによって、接点8a、9a同士の接触抵抗が低減され、接点開閉時のサージ電圧が低下して電気的ノイズの低減を図ることができ、他のノイズ低減部材(例えばバリスタ、コンデンサ等)との相乗効果により、広い周波数帯域でノイズの低減を図ることができるように構成されている。
そして、前記出音口15bから放出された警音は渦巻型の共鳴ユニットR側に放出されるように構成され、前記共鳴ユニットRは、ケース体15に外嵌固着するベース体16と該ベース体16を外方から覆うフレーム体17とにより構成されている。前記ベース体16は、中心部に、出音口15bに対向する入音口16aが開設されており、これら入音口16aと出音口15bとは連通状となっており、可動鉄心10の基端部は入音口16aにまで延出して遊嵌するように構成されている。
前記フレーム体17は、ベース体16の外面を覆うフード片17aと、該フード片17aの内側にベース体16との間を渦巻き状に仕切る仕切り片17bとにより構成されている。そして、フレーム体17は、ベース体16の外面に封止状に突き当て固定されて一体化され、振動発生ユニットHで発生して入音口16aに入音された警音をホーン1の外部に向けて誘導する渦巻き状の音道17cを形成するように構成されている。
そして、図示しないスイッチが操作されて第一、第二端子プレート11、12に電源供給がなされ、振動発生ユニットHが駆動して警音が発生すると、該警音は、出音口15bから入音口16aを経由して音道17cに誘導され、共鳴した状態でラッパ状に形成された開口17dからホーン1の外部に発音されるように構成されている。
前記コネクタ10は、ケーシング2の大径底部2dに開設された貫通孔2gを貫通する第一、第二ピン6、7の外部突出部に外嵌して大径底部2dに固定される一対の固定部10aと、外部電源供給用の外部カプラが外嵌するカプラ受け部10bとを備えて構成されている。前記各固定部10aは、第一、第二ピン6、7の外部突出部にそれぞれ遊嵌状に外嵌する貫通孔10cが形成されており、下端面の貫通孔10cの孔縁にはリング状突起10dが突出形成され、コネクタ10(固定部10a)下端面をケーシング大径底部2dの外面に突当てたとき、リング状突起10dが貫通孔2gに封止状に嵌入するように構成されている。
一方、カプラ受け部10bは、前記一対の固定部10aを一体化する連結部10eと、該連結部10eから外径方向に延出する筒形状の筒部10fとにより構成されているが、筒部10fは大径底部2dから外径方向に突出配設されている一方、連結部10eは大径底部2dに対向しており、連結部10eの下面と大径底部2dの外面との間には隙間が形成されている。
さらに、カプラ受け部10bの基端側部位を構成する連結部10eは、前述したように、ケーシング大径底部2dの外面とのあいだに隙間が形成されていて当接することはないが、連結部10eの周回り方向中間部には大径底部2dの外面に位置する突起体10iが一体形成されている。前記突起体10iは、一対の固定部10aから等間隔を存する部位で、かつ、各固定部10aよりも先端側(外径側)となる部位に位置して形成されており、これによって、固定部10aの下端面を大径底部2dに当接させる状態でコネクタ10を固定したとき、カプラ受け部10bの基端側部位の突起体10iの下面が大径底部2dに当接して、カプラ受け部10bがケーシング2に直接当接するようにし、大径底部2dとコネクタ10とが一対の固定部10aと突起体10iとの三箇所において支持されるように構成されている。
そして、コネクタ10が設けられたケーシング2の開口端部にダイヤフラム13、カバー体15、そして、共鳴ユニットRを設けることによりホーン1が形成され車両に取付けられることになるが、本実施の形態では、ケーシング2の小径底部2cから外方に突出する固定軸3に、基端部に固定軸3に螺合するナット3aが固定された長板状のステー18の基端部が、ナット3aとともに外嵌、固定されており、該ステー18の他端部を車両の適宜箇所に螺着することによりホーン1の車両への装着がなされるように構成されている。このとき、前記ステー18は板バネにより構成されており、これによって、ホーン1の警音発生時の振動が車両側に伝達されるのを防止して、ホーン1の振動エネルギーのロスを低減してホーン特性が損なわれないように構成されている。
そして、このものにおいては、ケーシング小径底部24aの軸芯部から外方に突出する固定鉄心21を介して車両に取付ける場合に、固定鉄心21の外部突出部に防振機能を備えたマウント(本発明の連結体に相当する)25が設けられており、該マウント25を介して車両に取付けることで、車両側に振動が伝達するのを防止できるように構成されている。前記マウント25は防振性と可撓性とを備えたゴム質弾性材で円筒状に形成されており、図7(E)に示すように、軸芯部の貫通孔25aに、カラー25bを介して固定鉄心21に貫通支持され、小径底部24aに固定されるように構成されている。そして、ケーシング小径底部24bから突出する固定鉄心21の外部突出部に外嵌固定されたマウント25には、ワッシャ25cが積層された状態でナット25dが固定されており、該ナット25dに対して固定鉄心21が位置調整自在に螺着するように構成されている。
さらに、前記リング状凹部25eの一方のスライド片26b対向部位には外径方向に膨出する突部25fが形成されている一方、各スライド片26bのリング状凹部25e対向部位には前記突部25fが嵌入可能な凹部26cが形成されている。これによって、マウント25をスリット26aにスライド嵌入させたとき、マウント25のプレート対26からの抜出し防止が図れるように構成されている。因みに、一対のスライド片26bにそれぞれ凹部26cを形成することにより、ホーン20の組込み姿勢が反転可能となっている。
尚、前記嵌入状態において、一対のスライド片26bの先端同士にストッパ部材を設けてもよく、このようにすることで、マウント25のプレート体26からの抜出し防止を一層確実にすることができる。
また、第二の実施の形態のプレート体26は、図7(C)に示す形状となっているが、図7(D)に示す形状のプレート体27を用いることもでき、プレート体の形状、スリットの形成位置等、適宜調整することで、ホーンを車両に組込む場合の設計の自由度を高めることができる。
2 ケーシング
3 固定鉄心
6 第一ピン
7 第二ピン
8 固定プレート
9 可動プレート
10 コネクタ
10a 固定部
10b カプラ受け部
10i 突起体
13 ダイヤフラム
14 可動鉄心
18 ステー
C 励磁コイル
H 振動発生ユニット
R 共鳴ユニット
Claims (3)
- 有底筒状のケーシングの底部軸芯に固定鉄心を固着し、該固定鉄心に励磁コイルを外嵌状に配設する一方、ケーシングの開口端にダイヤフラムの外周縁部を固定し、ダイヤフラムの軸芯に設けられた可動鉄心が、励磁コイルへの電源供給切換えに伴い固定鉄心に繰り返し吸引されることに伴い警音を発してなる電気式ホーンにおいて、前記ケーシング底部の外面に、励磁コイルに導通するべくケーシングの内外を貫通する導電体の外部突出部を介して底部に固定される固定部と、該固定部から外径方向に延出し、外部電源供給用の外部カプラが着脱自在に外嵌するカプラ受け部とが形成されたコネクタを設けるにあたり、コネクタのカプラ受け部には、ケーシング底部の外面に当接する突起体が一体形成されていることを特徴とする電気式ホーンにおける振動防止構造。
- コネクタは、一対の接続端子をそれぞれ支持する一対の固定部と、これら固定部から径方向に突出するカプラ受け部とが形成されるものとし、突起体は各固定部から等間隔を存して形成され、突起体のケーシング底部への当接位置は、固定部の固定位置よりも外径側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電気式ホーンにおける振動防止構造。
- 固定鉄心は、ケーシングの内外を貫通し、外部突出部を介して車両に固定されるものとし、前記外部突出部に、防振性と可撓性とを備え、外周にリング状凹部が形成された筒状の連結体を嵌着する一方、車両に、連結体のリング状凹部にスライド状に嵌合するスリットを備えた固定部材を設ける構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の電気式ホーンにおける振動防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009214172A JP5273812B2 (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 電気式ホーンにおける振動防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009214172A JP5273812B2 (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 電気式ホーンにおける振動防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011064853A JP2011064853A (ja) | 2011-03-31 |
JP5273812B2 true JP5273812B2 (ja) | 2013-08-28 |
Family
ID=43951183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009214172A Expired - Fee Related JP5273812B2 (ja) | 2009-09-16 | 2009-09-16 | 電気式ホーンにおける振動防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5273812B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7358799B2 (ja) * | 2018-07-19 | 2023-10-11 | 浜名湖電装株式会社 | 車両用警音器 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927349U (ja) * | 1982-08-13 | 1984-02-20 | ニツコ−金属工業株式会社 | 警報器等の耐振取付け構造 |
JP3043212U (ja) * | 1997-05-09 | 1997-11-18 | 秀機 金 | 自動車ヘッドライト用の電気コネクタ |
DE20217273U1 (de) * | 2002-11-09 | 2003-01-16 | HARTING Electric GmbH & Co. KG, 32339 Espelkamp | Befestigungsvorrichtung für Steckverbinder |
JP2005129177A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Yec:Kk | 記憶装置の接続装置 |
JP2006328972A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Nissan Motor Co Ltd | 点火装置 |
JP2009063860A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Mitsuba Corp | 電気式ホーン |
-
2009
- 2009-09-16 JP JP2009214172A patent/JP5273812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011064853A (ja) | 2011-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5622808B2 (ja) | 振動アクチュエータ | |
KR100431061B1 (ko) | 진동모터 | |
KR101452103B1 (ko) | 하우징 및 이를 포함하는 진동발생장치 | |
JP2010027613A (ja) | 触覚型ソレノイドシステム | |
CN101330988A (zh) | 多功能型振动促动器 | |
EP3285277B1 (en) | Contact device | |
KR101133415B1 (ko) | 선형 진동자 | |
JP5363051B2 (ja) | 電気式ホーン | |
CN108737939B (zh) | 具有改进的后部结构的电枢扬声器 | |
US20200154211A1 (en) | Sound generator for vehicle | |
JP2004266384A (ja) | 多機能型アクチュエータ及び携帯端末機器 | |
KR101079416B1 (ko) | 선형 진동자 | |
JP5676351B2 (ja) | リボンマイクロホン | |
CN102857063B (zh) | 线性振动电机 | |
JP5273812B2 (ja) | 電気式ホーンにおける振動防止構造 | |
US7536207B2 (en) | Mobile terminal having round external speaker | |
WO2019073948A1 (ja) | スピーカ、および、スピーカの製造方法 | |
JP2009028641A (ja) | 振動発生装置 | |
KR101022899B1 (ko) | 수평 리니어 진동자 | |
JP5589902B2 (ja) | 圧電ブザー | |
US20140029772A1 (en) | Load-resisting structure of multifunctional vibration actuator | |
JP2007256331A (ja) | 圧電ブザー | |
KR20110073844A (ko) | 선형 진동소자 | |
JP2009063860A (ja) | 電気式ホーン | |
KR20020051817A (ko) | 다기능형 발음체와 휴대 단말기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130502 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130510 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5273812 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |