JP4462621B2 - 平型警音器の接点隙間調整方法及び同調整治具 - Google Patents

平型警音器の接点隙間調整方法及び同調整治具 Download PDF

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Description

本発明は、平型警音器の接点隙間調整技術に関する。
警告音を発生する手段として、安価で構造が簡単なホーンが広く普及している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−287588公報(図1)
特許文献1の図1中、2はダイヤフラム、3は固定鉄心、4は可動鉄心、4bは可動鉄心4に設けた段差部、6は励磁コイル、7は固定接点、8は可動接点、8aは可動接点8を支える接点プレート、9は共鳴板、Gはエアギャップである。
励磁コイル6に通電すると、可動鉄心4が固定鉄心3に吸引されて、図中下方へ移動する。この移動に伴って段差部4bが接点プレート8aに当たり、図中下方へ移動する。
接点プレート8aが下がると、可動接点8は固定接点7から離れ、励磁コイル6への通電が遮断される。すると、ダイヤフラム2の復元作用により可動鉄心4が上昇し、固定接点7に可動接点8が接触し、励磁コイル6への通電が再開される。以上の動作の繰り返しにより、共鳴板9が上下に振動し、警音を発生する。
警音を円滑に発生させるには、エアギャップGと共に段差部4bと接点プレート8aとの隙間(以下、接点隙間と言う。)の寸法管理が極めて重要になる。
接点隙間を人為的に調整するために、調整ねじを備えたホーンが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開昭58−162994号公報(第6図)
特許文献2の第6図中、1は平型電気式警音器、3は固定コアー、8は可動コアー、9は固定接点レバー、10は可動接点レバー、11、12は接点である。
固定接点レバー9は、調整ねじ(符号なし)を回すことで位置を変更することができ、この結果、接点隙間を調整することができる。
平型電気式警音器1は、所定の手順で組立てた後、音色や音量などの性能を確認する。
この性能確認は検査員が行い、検査員は平型電気式警音器1にテスト電源を接続し、音を聴き、調整ねじ(特許文献2,第6図中、符号なしのねじ)を調整する。この調整により、所定の音色や音量を確保することができる。
しかし、検査員が、聴いた音に応じて調整ねじを右に回すか、左に回すかを決定するため、経験の浅い検査員では調整に時間を要する。すなわち、熟練した検査員が必要となる。
また、部品精度や組立精度が悪く、接点隙間におけるばらつきが大きいときには、熟練した検査員でも調整に手間取る。
しかも、特許文献2の第6図に示されるとおりに、組立後は接点隙間の部位が平型電気式警音器1の内部にあり、目視検査は困難である。
そこで、組立後の平型電気式警音器であっても接点隙間の調整が、経験の浅い検査員でも容易に実施でき、性能の確認を短時間で済ませることができる技術が求められる。
本発明は、経験の浅い検査員でも接点隙間の調整が容易に実施できる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、平型のケース内にダイヤフラムを張り、このダイヤフラムで可動鉄心を支持し、この可動鉄心に対向して固定鉄心を配置し、この固定鉄心を励磁コイルで囲い、前記ケースから調整ねじをケース内へ突出させると共に、この調整ねじで固定接点を支持し、この固定接点の前記固定鉄心側に可動接点を配置し、この可動接点を可動接点レバーで支え、この可動接点レバーを前記可動鉄心に設けたキック部材で前記固定鉄心側へ移動させる形式の平型警音器を対象として、前記可動接点レバーとキック部材との間の接点隙間を調整する作業に用いる平型警音器の接点隙間調整治具であって、この接点隙間調整治具は、平型警音器を支える治具本体と、調整前の前記可動鉄心の位置をゼロ位置と呼ぶときに、このゼロ位置を検出するゼロ位置検出手段と、前記ゼロ位置が検出されたら前記可動鉄心を目標接点隙間だけ固定鉄心側へ移動する目標距離移動手段と、前記固定接点と可動接点とが電気的に導通状態にあるか否かを検出する接点状態検出手段とを備える平型警音器の接点隙間調整治具において、前記ゼロ位置検出手段は、第1電極と第2電極とからなる2個の電極を有すると共に前記第1電極の先端が前記第2電極の先端より出没可能なるように構成し、前記第1電極を弾性部材で突出側へ付勢し、前記可動鉄心に第1電極及び第2電極の先端同士を接触させることで、可動鉄心を介して第1電極と第2電極を電気的に導通させ得ることで前記ゼロ位置を検出するように構成し、前記接点状態検出手段は、前記固定接点と前記可動接点とをつなぐ回路と、この回路に介設されている電源と、前記固定接点に前記可動接点が接触すると点灯するランプとからなり、前記可動鉄心が目標接点隙間だけ移動された時点で前記ランプが点灯しているときには、前記調整ねじが回され、前記ランプが消灯に切り換わったら接点隙間の調整が完了したことを作業者に知らせ、目標接点隙間だけ移動された時点で前記ランプが消灯しているときには、前記調整ねじが回されて前記ランプが点灯に切り換わったら接点隙間の調整が完了したことを作業者に知らせるように構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記治具本体は、前記平型警音器の外周かしめ部を収納する溝を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、接点隙間調整治具を、治具本体と、ゼロ位置検出手段と、可動鉄心を目標接点隙間だけ移動する目標距離移動手段と、固定接点と可動接点とが電気的に導通状態にあるか否かを検出する接点状態検出手段とで構成した。
そして、ゼロ位置検出手段で可動鉄心のゼロ位置を検出し、目標距離移動手段で可動鉄心を目標移動距離だけ移動し、接点状態検出手段をモニターしながら調整ねじを回すことで、平型警音器の接点隙間を調整することができる。
これらの操作には熟練を必要としない。したがって、請求項1によれば、経験の浅い検査員でも接点隙間の調整が容易に実施できる治具を提供することができる。
また、第1電極と第2電極とからなる2個の電極でゼロ位置を検出することができる。この検出は電気信号の形で出力させることができ、音や光の形態で検査員に周知させることができる。
これらの操作には熟練を必要としない。したがって、経験の浅い検査員でも接点隙間の調整がより容易に実施できる治具を提供することができる。
請求項2に係る発明では、治具本体に設けた溝に平型警音器の外周かしめ部を収納するだけで、平型警音器の位置決めが完了し、作業の効率化を高めることができる。また、平型警音器側に位置決め突起等を設ける必要がなく、平型警音器は汎用の形態のままでよい。
したがって、請求項2によれば、平型警音器のコストアップを防止することができると共に調整作業の効率化を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、ねじは全て右ねじとして説明する。
図1は本発明の調整対象物である平型警音器の断面図であり、平型警音器10は、平型のケース11に固定鉄心12及び励磁コイル13を収めるとともに、調整ねじ14をケース11内へ突出させ、この調整ねじ14で固定接点レバー15を介して固定接点16を支持させ、この固定接点16に対向して可動接点17を配置し、この可動接点17を可動接点レバー18で支え、この可動接点レバー18をスプリング19で接点閉じ方向へ付勢するようにし、ケース11のフランジ21にパッキン22を介してダイヤフラム23を載せ、さらにカバー24を載せて、このカバー24の鍔25をフランジ21に巻き締めすることで外周かしめ部26を構成するが、ダイヤフラム23の中央に可動鉄心27を予め備え、この可動鉄心27に可動接点レバー18をキックするキック部材28を備えると共に共鳴板29を備える。
31は平型警音器10を車体などへ取り付けるときに用いるステーである。
また、32・・・(・・・は複数を示す。以下同じ)はカバー24に開けた穴、33はロックナット、34、35は励磁コイル13に接続する端子及びハーネス、36、37は固定接点レバー15に接続する端子及びハーネスである。
38は励磁コイル13と可動接点レバー18とを繋ぐハーネスである。このハーネス38は説明を容易にするために便宜上記載したものであって、スプリング19を導電路にすることで、省略することは可能である。
図2は本発明に係る平型警音器の接点隙間調整治具の斜視図であり、平型警音器の接点隙間調整治具40は、平型警音器(図1の符号10)を支える治具本体50と、調整前の可動鉄心(図1の符号27)の位置をゼロ位置と呼ぶときに、このゼロ位置を検出するゼロ位置検出手段70と、可動鉄心(図1の符号27)を目標接点隙間だけ固定鉄心(図1の符号12)側へ移動する目標距離移動手段100と、固定接点(図1の符号16)と可動接点(図1の符号17)とが電気的に導通状態にあるか否かを検出する接点状態検出手段(図7の符号110)とを備える。これらの構成要素を以下、詳細に説明する。
治具本体50は、例えば第1プレート51、第2プレート52、第3プレート53及び第4プレート54を重ね、ボルト又はピン55・・・で結合してなる単純なブロックである。
第1プレート51はゼロ位置検出手段70を回転自在に支える半円形の支持部56を備え、第2プレート52は斜面57、カバー(図1の24)を収納する凹部58及び外周かしめ部(図1の26)を収納する溝59を有し、第3プレート53は斜面61、ケース(図1の符号11)を収納する凹部62及びステー(図1の符号31)を載せるステー載せ部63を有する。
治具本体50は斜面57、61により矩形板をカットしたことにより、軽量化及びコンパクト化を図ることができる。
しかし、形状は一例を示したに過ぎず、全体を矩形にすることや他の形状にすることは差し支えない。また、本例では4枚のプレート51〜54を重ねたので、一部が痛んだときにそのプレート51、52、53又は54だけを交換することができる。しかし、金属塊を削りだして製造することや、金属板をプレス成形することも可能であるから構造は任意に変更することができる。
図3は図2の3−3線断面図であり、ゼロ位置検出手段70及び目標距離移動手段100の詳細構造を説明する。
ゼロ位置検出手段70は、第1電極としての中心電極71と第2電極としての外筒電極72からなる2個の電極71、72を有する。
73、74、75は絶縁部材であるため、両電極71、72が直接導通する心配はない。
なお、本例では外筒電極72を中空にして、中心電極71を収納したが、両電極71、72を並列に配置することもできる。この場合には第1電極71、第2電極72の呼称を用いる。
中心電極71は金属製のロッドを加工してなり、先端76を突にするとともに、鍔部 77を備える。この鍔部77は絶縁部材73に設けた大径部78に移動可能に収納する。そして、後端をビス79及び弾性部材80により押すようにした。この弾性部材80は、導電性の細径スプリングであり、5〜10gの小さな弾発力を発生する部材である。
外筒電極72は、ねじ部81を備える中空材82の先端に金属キャップ83をねじ込み、この金属キャップ83に先端突起84を設けておくと共に、中空材82の基部に大径の握り部85を一体形成し、この握り部85の後部に凹部86を設けて、ビス79や座金87を収納するようにし且つハーネス88を通す長い孔89を設けてなる。
さらに、中空材82の外周にリング状の絶縁リング91を一体的設け、この絶縁リング91にスリップリング92を被せ、このスリップリング92にハーネス88を連結すると共に、スリップリング92の外周面にブラシ94を接触させ、このブラシ94は、ステー95、絶縁材96、97及びビス98を用いて第1プレート51に固定する。
中心電極71の先端76を矢印(1)のごとく押すと、中心電極71は後退する。押力を開放すると、弾性部材80の作用で元に戻る。
また、中心電極71は、導電性の弾性部材80、ビス79、座金87、ハーネス88、スリップリング92及びブラシ94の順で導電路を構成することができる。
一方、外筒電極72は、金属キャップ83、中空材82、ねじ部81及び第1プレート51の順で導電路を構成することができる。
目標距離移動手段100は、ねじ部81と、握り部85と、この握り部85に緩く嵌合した目盛り板101と、この目盛り板101に付設した目盛り(図2符号102、全4個)及び第1プレート51側に付した基準マーク(図2符号103)とからなる。
ねじ部81はリードが1.0mmであり、ねじ部81を1/4(90°)回転させると0.25mm前進又は後退させることができる。
また、目盛り板101は外力を加えないときには、嵌合部分における摩擦力で握り部85と一体的に回転するが、外力を加えると摩擦力に抗して握り部85回りを空転させることができる。
以上に述べたゼロ位置検出手段70を用いて行う、本発明の第1の手順を図4〜図6で説明する。なお、便宜上、ゼロ位置検出手段70の構造は簡略化した。
図4は待機位置にあるゼロ位置検出手段の作用図であり、中心電極71側から延ばしたハーネス88に電源104、ブザー105を介し、外筒電極72側の第1プレート51から延ばしたハーネス106と結合する。中心電極71と外筒電極72とは十分に絶縁され、回路が開いた状態にあるため、ブザー105は鳴らない。
そして、カバー24及び可動鉄心27を所定の位置にセットした後、握り部85を前進側へ回す。この際には目盛り板101は握り部85と共に回転する。
図5は中心電極が可動鉄心に接触したときの状態を示す作用図であり、握り部85を回すことにより、中心電極71並びに外筒電極72が前進するが、中心電極71の先端76が外筒電極72より突出しているため、最初に、中心電極71の先端76が可動鉄心27に当たる。まだ、ブザー105は鳴らない。
さらに、握り部85を前進側へ回す。可動鉄心27を移動させるには200〜300gの力が必要であり、一方、中心電極71を付勢する弾性部材80の反発力は10g以下である。
その結果、中心電極71は前進しないで、外筒電極72側のみが前進して、可動鉄心27に接近する。
図6は外筒電極が可動鉄心に接触したときの状態を示す作用図であり、外筒電極72が可動鉄心27に接触した瞬間に、矢印(2)の導通が起こり、回路が閉じる。回路が閉じることによりブザー105が鳴る。
検査員は、ブザー105が鳴った瞬間に、外筒電極72が可動鉄心27に接したことを知り、握り部85の回転を中断する。可動鉄心27は実質的に調整前の位置、すなわちゼロ位置にあり、このゼロ位置に外筒電極72を合わせることができたと言える。
図7は本発明の第2の手順を説明する作用図であり、平型警音器の接点隙間調整治具40は、平型警音器10を支える治具本体50と、調整前の可動鉄心27の位置をゼロ位置と呼ぶときに、このゼロ位置を検出するゼロ位置検出手段70と、可動鉄心27を目標接点隙間だけ固定鉄心12側へ移動する目標距離移動手段100と、ランプ111及び電源112を含む回路113からなる接点状態検出手段110とを備える。
すなわち接点状態検出手段110を端子34、36に接続する。この接続は検査開始時に行っても良い。また、目盛り板101の目盛り102が基準マーク103に合致するように、人為的に回す。
この時点では、平型警音器10は組立てたまま、すなわち調整前であって、キック部材28と可動接点レバー18との間の接点隙間d1は、目標接点隙間D0(例えば0.25mm)とどのくらいの誤差があるかは不明である。
次に、握り部85を所定角度回して外筒電極72を前進させる。所定角度は、ねじ部81のリードが1.0mmで、目標接点隙間D0が0.25mmであれば、1/4回転となる。この1/4回転は、図2に示す目盛り102、102と基準マーク103とから極めて容易に実行することができる。
調整前の接点隙間d1が、目標接点隙間D0より大きいか小さいかで1/4回転後の様子が異なる。
図8は調整前の接点隙間が目標接点隙間より大きいときの第3の手順の説明図である。
(a)において、外筒電極72で押すことにより、可動鉄心27を目標接点隙間D0だけ前進させたが、調整前の接点隙間(図7のd1)が大きいため、キック部材28と可動接点レバー18との間にまだ隙間d2(d2=d1−D0)が残る。接点16、17は閉じたままであるため、ランプ111は点灯したままとなる。
検査員へは、この時点で「ランプ111が点灯しているときには調整ねじ14を右に回すこと」と教えておく。
調整ねじ14を右に回すと、固定接点レバー15がダイヤフラム23側へ移動し、これに連動してスプリング19で押された可動接点レバー18がキック部材28に接近する。
(b)において、調整ねじ14を右に回し続けた結果、可動接点レバー18はキック部材28に当たることで移動を停止するが、固定接点レバー15は移動を継続し、可動接点17から固定接点16が僅かに離れる。離れた瞬間に、ランプ111が消灯する。
検査員はランプ111が消灯した瞬間に調整ねじ14の回転を停止すればよい。
ところで、ダイヤフラム23で吊られた可動鉄心27は外筒電極72により、フリー状態から目標接点隙間D0だけ強制的に移動された。そこで、外筒電極72を後退させて可動鉄心27を自由にすればダイヤフラム23の復元作用で、元の位置に戻る。この操作を第4の手順と呼ぶ。この第4の手順中、可動接点17は固定接点16に当たることで、実質的に移動が阻止される。
図7に示す調整前の接点隙間d1は、第3の手順及び第4の手順を経た結果、目標接点隙間D0と等しくなる。これで、一連の接点隙間調整を完了することができる。
図9は調整前の接点隙間が目標接点隙間より小さいときの第3の手順の説明図である。
(a)において、外筒電極72で押すことにより、可動鉄心27を目標接点隙間D0だけ前進させたが、調整前の接点隙間d1(図7参照)が小さいため、前進途中でキック部材28が可動接点レバー18に当たって押し出す。この押し出しにより、接点16、17が開き、ランプ111は消灯する。
検査員へは、可動鉄心27を目標接点隙間D0だけ前進させた時点で「ランプ111が消灯しているときには調整ねじ14を左に回すこと」と教えておく。
調整ねじ14を左に回すと、固定接点レバー15が可動接点レバー18側へ移動する。
(b)において、調整ねじ14を左に回し続けた結果、固定接点16が可動接点17に当たる。この瞬間にランプ111が点灯する。
検査員はランプ111が点灯した瞬間に調整ねじ14の回転を停止すればよい。
ところで、ダイヤフラム23で吊られた可動鉄心27は外筒電極72により、フリー状態から目標接点隙間D0だけ強制的に移動された。そこで、外筒電極72を後退させて可動鉄心27を自由にすればダイヤフラム23の復元作用で、元の位置に戻る。この操作を第4の手順と呼ぶ。この第4の手順中、可動接点17は固定接点16に当たるため移動が阻止される。
図7に示す調整前の接点隙間d1は、第3の手順及び第4の手順を経た結果、目標接点隙間D0相当になる。これで、一連の接点隙間調整を完了することができる。
以上に説明した第1の手順〜第4の手順では、熟練を要する操作がないため、経験の浅い検査員であっても容易に且つ確実に平型警音器の接点隙間調整を実施することができる。
また、図7において、平型警音器10は図面表裏方向に出し入れすることで、容易に治具本体50にセット/リセットすることができる。そして、溝59に外周かしめ部26を収納するだけで、治具本体50に対して平型警音器10を位置決めすることができる。
握り部85を回すと平型警音器10が回転する可能性がある。本発明では、ステー31を予めステー載せ部63に載せることで、この回転を防止することができるように構成した。
尚、請求項1の方法は、第1の手順〜第4の手順を実行することができれば良く、そのために用いる治具、装置は実施例の形態に限定するものではない。
また、請求項2の治具は、治具本体、ゼロ位置検出手段、目標距離移動手段及び接点状態検出手段を備えれば良く、各々の構造は実施例に限定するものではない。すなわち、実施例では操作は殆ど作業員の手、耳及び目で行ったが、作業員の手をアクチュエータ、耳及び目を電子機器や制御部に置き換えることは差し支えない。
本発明は、平型警音器の接点隙間調整技術に好適である。
本発明の調整対象物である平型警音器の断面図である。 本発明に係る平型警音器の接点隙間調整治具の斜視図である。 図2の3−3線断面図である。 待機位置にあるゼロ位置検出手段の作用図である。 中心電極が可動鉄心に接触したときの状態を示す作用図である。 外筒電極が可動鉄心に接触したときの状態を示す作用図である。 本発明の第2の手順を説明する作用図である。 調整前の接点隙間が目標接点隙間より大きいときの第3の手順の説明図である。 調整前の接点隙間が目標接点隙間より小さいときの第3の手順の説明図である。
符号の説明
10…平型警音器、11…ケース、12…固定鉄心、13…励磁コイル、14…調整ねじ、16…固定接点、17…可動接点、18…可動接点レバー、23…ダイヤフラム、24…カバー、26…外周かしめ部、27…可動鉄心、28…キック部材、40…平型警音器の接点間隔調整治具、50…治具本体、59…溝、70…ゼロ位置検出手段、71…第1電極(中心電極)、72…第2電極(外筒電極)、76…第1電極の先端、80…弾性部材、81…ねじ部、84…第2電極の先端突起、100…目標距離移動手段、110…接点状態検出手段、d1…調整前の接点間隔。

Claims (2)

  1. 平型のケース内にダイヤフラムを張り、このダイヤフラムで可動鉄心を支持し、この可動鉄心に対向して固定鉄心を配置し、この固定鉄心を励磁コイルで囲い、前記ケースから調整ねじをケース内へ突出させると共に、この調整ねじで固定接点を支持し、この固定接点の前記固定鉄心側に可動接点を配置し、この可動接点を可動接点レバーで支え、この可動接点レバーを前記可動鉄心に設けたキック部材で前記固定鉄心側へ移動させる形式の平型警音器を対象として、前記可動接点レバーとキック部材との間の接点隙間を調整する作業に用いる平型警音器の接点隙間調整治具であって、
    この接点隙間調整治具は、平型警音器を支える治具本体と、調整前の前記可動鉄心の位置をゼロ位置と呼ぶときに、このゼロ位置を検出するゼロ位置検出手段と、前記ゼロ位置が検出されたら前記可動鉄心を目標接点隙間だけ固定鉄心側へ移動する目標距離移動手段と、前記固定接点と可動接点とが電気的に導通状態にあるか否かを検出する接点状態検出手段とを備える平型警音器の接点隙間調整治具において、
    前記ゼロ位置検出手段は、第1電極と第2電極とからなる2個の電極を有すると共に前記第1電極の先端が前記第2電極の先端より出没可能なるように構成し、前記第1電極を弾性部材で突出側へ付勢し、前記可動鉄心に第1電極及び第2電極の先端同士を接触させることで、可動鉄心を介して第1電極と第2電極を電気的に導通させ得ることで前記ゼロ位置を検出するように構成し、
    前記接点状態検出手段は、前記固定接点と前記可動接点とをつなぐ回路と、この回路に介設されている電源と、前記固定接点に前記可動接点が接触すると点灯するランプとからなり、
    前記可動鉄心が目標接点隙間だけ移動された時点で前記ランプが点灯しているときには、前記調整ねじが回され、前記ランプが消灯に切り換わったら接点隙間の調整が完了したことを作業者に知らせ、目標接点隙間だけ移動された時点で前記ランプが消灯しているときには、前記調整ねじが回されて前記ランプが点灯に切り換わったら接点隙間の調整が完了したことを作業者に知らせるように構成した、
    ことを特徴とする平型警音器の接点隙間調整治具
  2. 前記治具本体は、前記平型警音器の外周かしめ部を収納する溝を有することを特徴とする請求項1記載の平型警音器の接点隙間調整治具。
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