JP3022641U - ダイヤフラム型ポンプの保護装置のための破断ネジ - Google Patents

ダイヤフラム型ポンプの保護装置のための破断ネジ

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JP3022641U
JP3022641U JP1995009680U JP968095U JP3022641U JP 3022641 U JP3022641 U JP 3022641U JP 1995009680 U JP1995009680 U JP 1995009680U JP 968095 U JP968095 U JP 968095U JP 3022641 U JP3022641 U JP 3022641U
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screw
diaphragm
breaking screw
nut
permanent magnet
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保弘 村山
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Techno Takatsuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットの位置決めが簡単でかつ正確にできる
保護装置のための破断ネジを提供する。 【解決手段】 永久磁石と電磁石の磁気的相互作用によ
ってダイヤフラムを駆動するダイヤフラム型ポンプにお
ける前記永久磁石を支持するロッドの異常振動をとらえ
て揺動するL型レバーからせん断力を受けて破断するよ
う構成されてなるダイヤフラム型ポンプの保護装置のた
めの破断ネジであって、ねじ山部に、ねじの外径よりも
小さい径であり、当該ネジに螺合されるナットと同じか
わずかに大きい幅を有する小径部を設けてなることを特
徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はダイヤフラム型ポンプの保護装置のための破断ネジに関する。さらに 詳しくは、主として養魚水槽や、家庭用浄化槽などにおける酸素補給、あるいは 公害監視における検査ガスのサンプリングなどに利用されているダイヤフラム型 ポンプの保護装置に使用され、ナットの位置決めが正確にできる破断ネジに関す る。
【0002】
【従来の技術】
ダイヤフラム型ポンプは、永久磁石と電磁石の磁気的相互作用によってダイヤ フラムを駆動するものである。図3はE型鉄心を用いたダイヤフラム型ポンプの 一例を示す斜視図である。
【0003】 このダイヤフラム型ポンプ1は、永久磁石22をロッド21の略中央に支持し 、永久磁石22と一定の距離をおいて、かつ当該永久磁石22を挟んで向かい合 わせに電磁石を一対設けてある。電磁石はE型鉄心24にコイルを巻いている。 ロッド21は両端に連結されるダイヤフラム26によって支持されている。ダイ ヤフラム26は、その外周をダイヤフラム台27とケーシング28によって挟持 され、ダイヤフラム26の外方にはケーシング28によって空気室が形成される 。空気室は、ダイヤフラム26が振動すると圧縮、膨脹して、空気などの流体を 吸引、吐出する。ダイヤフラム台27およびケーシング28は取付け枠20の側 板20aに螺着され、電磁石は底板20bに螺着される。
【0004】 このようなダイヤフラム型ポンプは、前記ロッド21を含めた振動系の動きの 強弱が性能の良否を決定する上で最も重要な要素である。そして、振動系の固有 振動数が駆動電源周波に同調した共振領域において振動系の動きが最も強く、こ のような強力な振動系の動きをうるために、前記ダイヤフラムに振動系の重量に 見合った弾撥力が付与されている。
【0005】 しかしながら、ダイヤフラムはポンプの実作動に伴う反復屈曲使用によって次 第に弾性疲労して破損し所期のポンプ作用が行えなくなるばかりか、ダイヤフラ ムに保持されている振動系が該ダイヤフラムの破損によって所定位置に保持され なくなり、外周の電磁石と接触しながら、なおも振動を続け、ついには相互に磨 減損傷してポンプ全体が使用に耐えなくなるという事態が発生する。
【0006】 かかる事態の発生を避けるために保護装置2が設けられており、ダイヤフラム が破損したばあいに速やかにポンプの駆動を停止させ、他の部分の損傷を防ぐこ とができる。保護装置2は、梁型枠3と、L型検知アーム5と、シュー4と、破 断ネジ6と、固定片7と、可動片8および回転軸9からなり、ロッド21には爪 21aが形成されている。
【0007】 ダイヤフラム26が破損してロッド21が正常な振幅以上の振幅で振動すると 爪21aがシュー4に当たる。すると、L型検知アーム5には回転軸9を中心と した回転力が付与され、破断ネジ6をせん断する(図3の矢印参照)。L型検知 アーム5と可動片8は板状のバネであり、破断ネジ6がせん断されると可動片8 は固定片7から離れる。固定片7および可動片8は電磁石を駆動する電源回路に 接続される端子であり、これによって電源がOFFされる。
【0008】 梁型枠3は、梁部3aと固定部3bとからなるI字形状を呈するものであり、 取付け枠20の側板20aの上部に取り付けられる。固定部3bは断面L字形状 を呈しており、2つの固定部3bの内面10同士の間隔は、シュー4の位置を精 度よく決めるために2つの側板20aの間隔と等しくなるように形成される。そ して、ネジ11によって外れないように固定される。梁部3aは長方形の断面を 有しており、図4に示されるように、略中央に、回転軸9を取付けるための孔9 bと、破断ネジ6を遊嵌させるための孔6bが設けられている。図3に示されて いるように、L型検知アーム5は、水平アーム5aと垂直アーム5bとからなり 、角部に回転軸9が遊嵌され、水平アーム5aの先端に破断ネジ6が取り付けら れる。水平アーム5aは、板バネである。一方、破断ネジ6を介して水平アーム 5aに取り付けられる可動片8は、板バネであり、電極でもある。また、L型検 知アーム5は、図4に示されるように、回転軸9によって梁部3aの略中央に回 転自在に支持される。角部5cと梁部3aの間には、スペーサの役目をするカラ ー12が設けられている。
【0009】 破断ネジ6は、図4に示されるように、梁部3aを挟んで水平アーム5aの先 端と、可動片8の先端を連結する。破断ネジ6の材質は、脆硬性の点からフェノ ール樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂であり、L型 検知アーム5によってもたらされるせん断力によって破断したあとには、交換さ れる。
【0010】 固定片7および可動片8は、図4に示されるように、電磁石を駆動する電源回 路の途中に設けられる端子であり、スイッチ機構を構成している。可動片8は、 その根元が梁部3aに固定され、その先端に破断ネジ6が螺着される。
【0011】 保護装置2の動作を図4に基づいて説明する。図4(a)は正常時であり、図 4(b)は異常時を示す。
【0012】 L型検知アーム5の水平アーム5aと可動片8のそれぞれの先端は破断ネジ6 によって連結され、可動片8は固定片7に圧接されている。ロッド21が正常な 振幅以上の振幅で振動すると爪21aが、L型検知アーム5の垂直アーム5bの 下端に取り付けられたシュー4に当たり(図1参照)、L型検知アーム5を回転 軸9を中心として回転させようとする。この力が破断ネジ6を破断させ、図4( b)に示されるように、可動片8は自らの復元力によって固定片7からはなれる 。こうして、電源がOFFされ、ロッド21は振動を止めるので過振幅により多 部材を傷付けることなく、破損したダイヤフラムを交換するだけで長く使用する ことができる。なお、保護装置自身も破断した破断ネジ6を交換するだけで何度 でも使用することができる。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の保護装置の精度は破断ねじ6の締結状態、すなわち、ナ ットの位置L(図4参照)に因るところが大きく、その調整が難しいという問題 がある。
【0014】 本考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、ナットの位 置決めが簡単でかつ正確にできる保護装置のための破断ネジを提供することを目 的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案のダイヤフラム型ポンプの保護装置のための破断ネジは、永久磁石と電 磁石の磁気的相互作用によってダイヤフラムを駆動するダイヤフラム型ポンプに おける前記永久磁石を支持するロッドの異常振動をとらえて揺動するL型レバー からせん断力を受けて破断するよう構成されてなるダイヤフラム型ポンプの保護 装置のための破断ネジであって、ねじ山部に、ねじの外径よりも小さい径であり 、当該ネジに螺合されるナットと同じかわずかに大きい幅を有する小径部を設け てなることを特徴としている。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面に基づき本考案の破断ネジを詳細に説明する。
【0017】 図1は本考案の破断ネジが適用される保護装置の一例を示す図であり、図2は 本考案の破断ネジと従来の破断ネジとを比較した説明図である。
【0018】 図1において、この保護装置31は、従来技術で説明した保護装置2の固定片 7および可動片8の電極としての役割をバネ電極32およびL型レバー33に持 たせたものであり、他の構成および作用は同様であるので、重複を避けるために 説明を省略する。なお、34は破断ネジ、35はナットである。
【0019】 L型レバー33は、従来例のL字型検知アーム5と同様であり、軸36を中心 に回転可能であり、下端に取り付けられたシュー37に、異常振動により、ロッ ドに設けられた爪が当たるとL型レバー33の水平アームを上下方向に移動させ る力が加わる。L型レバー33の材質としては、ステンレスや銅および銅合金な どが用いられるが、とくに、耐食性、導電性、加工性、コストなどの点から、黄 銅が好ましい。
【0020】 バネ電極32は、自然状態では、ビーム38およびL型レバー33の水平アー ムから離れており、その先端に破断ネジ34が遊嵌される孔を有している。バネ 電極32の材質としては、銅および銅合金などが用いられるが、とくに、耐疲労 性、耐食性、高性能ばね材に適するなどの点から、ばね用リン青銅が好ましい。
【0021】 破断ネジ34は、ビーム38、L型レバー33およびバネ電極32に遊嵌され 、ナット35が螺着される。破断ネジ34の材質としては、PBT(ポリブチレ ンテレフタレート、フェノールなどの合成樹脂が用いられるが、とくに、要求さ れている瞬時破断の点から、脆硬性物質のフェノール樹脂が好ましい。
【0022】 破断ネジ34に螺着されるナット35は、バネ電極32を、もう一方の電極で あるL型レバー33に接触させるためのものであり、破断ネジ34はL型レバー 33の所定量をこえる揺動によって簡単に破断されなければならない。したがっ て、ナット35の取付位置は正確さを要する。締め過ぎると、すぐ破断してしま い位置決めが困難であり、緩すぎると振動による緩み、導通不良、チャタリング などが発生するからである。
【0023】 本考案の破断ネジ34は、図2の(a)に示されるように、ネジ部40に、ネ ジ山の切断された小径部41を有している。小径部41の径Dは、ネジの外径よ りも小さく、幅Hはナットの幅と同じかわずかに大きい。そして、この小径部4 1にナット35が落ち込むことによってナットの位置決めがなされる。
【0024】 小径部41を設けることにより、図2(b)に示されるように、小径部41の ないものに比べて、ナットの位置決めが簡単で正確にできるため、組み立て、保 守が容易になる。また、ナット35が小径部41に落ち込むため、破断ネジ34 の軸方向への移動を阻止するため、振動によって、ナット35の位置が変化する こともなく、保護装置の精度を長期に亘って維持することができる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案の破断ネジによれば、ナットの位置を簡単に決め ることができるため、組み立て作業や、保守点検が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の破断ネジが適用される保護装置の一例
を示す説明図である。
【図2】本考案の破断ネジと従来の破断ネジとを比較し
た説明図である。
【図3】ダイヤフラムポンプの説明図である。
【図4】保護装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ダイヤフラム型ポンプ 2、31 保護装置 34 破断ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石と電磁石の磁気的相互作用によ
    ってダイヤフラムを駆動するダイヤフラム型ポンプにお
    ける前記永久磁石を支持するロッドの異常振動をとらえ
    て揺動するL型レバーからせん断力を受けて破断するよ
    う構成されてなるダイヤフラム型ポンプの保護装置のた
    めの破断ネジであって、ねじ山部に、ねじの外径よりも
    小さい径であり、当該ネジに螺合されるナットと同じか
    わずかに大きい幅を有する小径部を設けてなることを特
    徴とする破断ネジ。
JP1995009680U 1995-09-13 1995-09-13 ダイヤフラム型ポンプの保護装置のための破断ネジ Expired - Lifetime JP3022641U (ja)

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