JP5361422B2 - 多気筒内燃機関 - Google Patents
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シリンダブロックの下方に連なるクランクケースに、複数のシリンダにそれぞれ対応する複数のクランク室の内部空間を連通する連通流路を設けた多気筒内燃機関において、
前記内燃機関は、シリンダヘッドからシリンダの前下方に湾曲した後に車両後方に延びる排気管を備え、前記連通流路はクランクケース前面と排気管とで挟まれる領域に配置され、前記連通流路は、クランクケース前面に各クランク室に通じるように設けられた連通孔と、これら連通孔を前方から覆い、連通孔がクランクケース前面にて連通するようにクランクケース前面に取り付けられた蓋部材とで構成され、前記蓋部材と重なるクランクケースの前面には、該前面を後方に窪ませて形成された凹部が設けられ、前記クランクケースは、上部クランクケースおよび下部クランクケースに分割されて形成され、前記蓋部材は、上部および下部クランクケースの接合面を挟んで上下に渡って取り付けられることを特徴とする多気筒内燃機関である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の多気筒内燃機関において、シリンダが連通流路の上方において前方側に傾斜し、シリンダ及びクランクケース前面と排気管とで囲まれる領域に前記連通流路が配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の多気筒内燃機関において、前記連通流路の下方に位置するクランクケース前面にオイルフィルタ又はオイルクーラが配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多気筒内燃機関において、前記連通孔が、クランクケースとシリンダとシリンダヘッドとを結合するスタッドボルト挿入ボス間に配置されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の多気筒内燃機関において、並列4気筒内燃機関であって、個々の排気ポートに連結された排気管は内燃機関の下方を経由して後方に延びるものであり、正面視で、前記連通流路はそれぞれ隣り合う排気管の後方で、内燃機関の左右に一対で構成されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の多気筒内燃機関において、前記オイルフィルタは前記連通流路の直下にあり、前記蓋部材の前端面は前記オイルフィルタの前端面より後方に位置することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の多気筒内燃機関において、前記蓋部材は椀状に形成され、蓋部材の底面は後下がりの角度をもつ傾斜面に形成されることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、シリンダが連通流路の上方において前方側に傾斜し、連通流路をシリンダおよびクランクケース前面と排気管とで囲まれる領域に配置したため、排気管との干渉を抑制しながら上方をシリンダで覆い保護することができる。
請求項3の発明によれば、連通流路をオイルフィルタ又はオイルクーラの上方に配置することで、これらとの干渉を防止しながら空きスペースを利用して配置することができる。
請求項4の発明によれば、クランク室と連通流路をつなぐ連通孔をクランクケースの前面に配置し、これをシリンダとシリンダヘッドとを結合するスタッドボルト挿入ボスの間に配置したので、連通孔によるボスの強度低下を抑制することができる。
請求項5の発明によれば、複数の連通流路を設けた場合であっても、連通流路は前方から複数の排気管にて覆われるので、連通流路は前面を保護されると共に、排気管により外部から目立ち難くすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、蓋部材が、オイルフィルタにより下方から保護され、請求項7に記載の発明によれば、蓋部材の他の部材との干渉を抑制できる。
(1)連通流路はクランクケース前面と排気管とで挟まれる領域に配置してあるので、排気管との干渉を抑制しながら空きスペースを利用して連通流路を効果的に配置することができる。
(2)連通流路をシリンダ及びクランクケース前面と排気管とで囲まれる領域に配置したため、排気管との干渉を抑制しながら上方をシリンダで覆い保護することができる。
(3)連通流路をオイルフィルタ又はオイルクーラの上方に配置することで、これらとの干渉を防止しながら空きスペースを利用して配置することができる。
(4)スタッドボルト挿入ボスを避けてスタッドボルト挿入ボスの間に連通孔を配置することによって、連通孔によるボスの強度低下を抑制することができる。
(5)複数の連通流路を設けた場合であっても、前方から複数の排気管にて覆うことにより保護を図れると共に、排気管により目立ち難くすることができる。
Claims (7)
- シリンダブロック(21)の下方に連なるクランクケース(11)に、複数のシリンダ(C1,C2,C3,C4)にそれぞれ対応する複数のクランク室(R1,R2,R3,R4)の内部空間を連通する連通流路(67)を設けた多気筒内燃機関において、
前記内燃機関(1)は、シリンダヘッド(22)からシリンダ(C1,C2,C3,C4)の前下方に湾曲した後に車両後方に延びる排気管(46)を備え、
前記連通流路(67)はクランクケース(11)前面と排気管(46)とで挟まれる領域に配置され、
前記連通流路(67)は、クランクケース(11)前面に各クランク室(R1,R2,R3,R4)に通じるように設けられた連通孔(68)と、これら連通孔(68)を前方から覆い、連通孔(68)がクランクケース(11)前面にて連通するようにクランクケース(11)前面に取り付けられた蓋部材(66)とで構成され、
前記蓋部材(66)と重なるクランクケース(11)の前面には、該前面を後方に窪ませて形成された凹部(69)が設けられ、
前記クランクケース(11)は、上部クランクケース(11A)および下部クランクケース(11B)に分割されて形成され、前記蓋部材(66)は、上部および下部クランクケース(11A,11B)の接合面(76)を挟んで上下に渡って取り付けられる
ことを特徴とする多気筒内燃機関。 - シリンダ(C1,C2,C3,C4)が連通流路(67)の上方において前方側に傾斜し、シリンダ(C1,C2,C3,C4)及びクランクケース(11)前面と排気管(46)とで囲まれる領域に前記連通流路(67)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の多気筒内燃機関。
- 前記連通流路(67)の下方に位置するクランクケース(11)前面にオイルフィルタ(49)又はオイルクーラが配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多気筒内燃機関。
- 前記連通孔(68)が、クランクケース(11)とシリンダ(C1,C2,C3,C4)とシリンダヘッド(22)とを結合するスタッドボルト挿入ボス(80)間に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多気筒内燃機関。
- 並列4気筒内燃機関であって、個々の排気ポート(29)に連結された排気管(46)は内燃機関の下方を経由して後方に延びるものであり、正面視で、前記連通流路(67)はそれぞれ隣り合う排気管(46)の後方で、内燃機関の左右に一対で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の多気筒内燃機関。
- 前記オイルフィルタ(49)は前記連通流路(67)の直下にあり、前記蓋部材(66)の前端面は前記オイルフィルタ(49)の前端面より後方に位置することを特徴とする請求項3に記載の多気筒内燃機関。
- 前記蓋部材(66)は椀状に形成され、蓋部材(66)の底面(66a)は後下がりの角度をもつ傾斜面に形成されることを特徴とする請求項6に記載の多気筒内燃機関。
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