JP5359107B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5359107B2
JP5359107B2 JP2008207382A JP2008207382A JP5359107B2 JP 5359107 B2 JP5359107 B2 JP 5359107B2 JP 2008207382 A JP2008207382 A JP 2008207382A JP 2008207382 A JP2008207382 A JP 2008207382A JP 5359107 B2 JP5359107 B2 JP 5359107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
active area
layer
body layer
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008207382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010045137A (ja
Inventor
尚寛 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2008207382A priority Critical patent/JP5359107B2/ja
Publication of JP2010045137A publication Critical patent/JP2010045137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5359107B2 publication Critical patent/JP5359107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、半導体基板上に周囲が素子分離領域で囲まれたアクティブエリアを有する半導体装置に関する。
従来から、低オン抵抗で高耐圧を実現できる半導体装置として、DMOS(Double Diffused Metal Oxide Semiconductor)トランジスタが知られている。かかるDMOSトランジスタにおいて、半導体基板の表面にソースを形成する際には、既に半導体基板の表面上に形成されたゲート電極の側面に形成された側壁をマスクとして機能させ、自己整合的にソースを形成するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、従来のNチャネルLDMOS(Laterally Diffused MOS、横方向拡散MOS)トランジスタの平面構成を示した図である。図9において、半導体基板130上に、素子領域であるアクティブエリア80と、アクティブエリア80の周囲を囲むLOCOS(Local Oxidation of Silicon)70とが形成されている。アクティブエリア80とLOCOS70を跨ぐようにして、半導体基板130の表面上にゲート10が延在して形成され、ゲート10の片側にはドレイン20、もう一方にはソース30及びバックゲート40が隣接して形成されている。ゲート10及びLOCOS70は、半導体基板130の表面を覆うように形成されるので、ソース30及びバックゲート40の周辺端部は、ゲート10及びLOCOS70により覆われる。よって、ゲート10及びLOCOS70に覆われていないソース30及びバックゲート40の大部分は露出し、アクティブエリア露出部85を構成する。ゲート10及びソース30及びバックゲート40の周囲は、ボディ層50に囲まれている。ボディ層50は、アクティブエリア露出部85を平面視的に包含し、端部は、LOCOS70及びゲート10に到達する広さの領域を有して形成されている。なお、ドレイン20及びソース30はN型拡散層で構成され、バックゲート40及びボディ層50は、P型拡散層で構成されている。
図10は、図9に示した従来のNチャネルLDMOSトランジスタのX−X'断面図である。半導体基板130の表面は、素子分離領域であるLOCOS70と、素子形成領域であるアクティブエリア80から構成されている。アクティブエリア80とLOCOS70に跨るようにゲート10が形成され、LOCOS70を介してゲート10の右側にドレイン20が形成され、左側にソース30及びバックゲート40がゲート10に隣接して形成されている。ドレイン20、ソース30及びバックゲート40は、ゲート10及びLOCOS70のセルフアラインで形成されるため、その領域のアクティブエリア80はゲート10及びLOCOS70の開口部分となって露出され、アクティブエリア露出部85を構成している。また、ソース30及びバックゲート40を下方及び側方から覆うように、半導体基板130にボディ層50が形成されている。ボディ層50の左側端部は、LOCOS70に到達しLOCOS70の下方まで形成され、右端部は、ゲート10の下方に到達して形成されている。また、ドレイン20を側方及び下方から覆うように、ドリフト層90が形成されている。ドレイン20及びボディ層50の下方には、N型エピタキシャル層100が形成され、更にその下方には、N型埋め込み層110が存在する。N型エピタキシャル層100及びN型埋め込み層110は、P型半導体基板120上に形成されている。
図9及び図10において、従来のLDMOSは、LOCOS70形成、ゲート10形成、ボディ層50形成、ドレイン20/ソース30層形成、バックゲート40形成の順で作製されるが、ボディ層50、ドレイン20/ソース30層は、上述のようにゲート10とLOCOS70をマスクとしたセルフアラインで形成される。図9及び図10において示されているボディ層50のA部も、かかるセルフアラインで形成され、DMOS耐圧を決めるパターメータの一つとなっている。そして、ボディ層50、ドレイン20/ソース30層は、セルフアラインで形成されているため、本来、図9に示すA部とB部は同寸法、同耐圧が得られるはずである。
特開平7−176640号公報
しかしながら、上述の従来技術の構成及び製造方法では、実際には、ボディ形成工程とドレイン/ソース形成工程との間に、多くの薬液処理やエッチング工程が存在するため、図9に示したB部のソース30の延在方向のLOCOS70を後退させてしまい、B部のボディ層50を挟むソース30−N型エピタキシャル層100の距離の方がA部よりも短くなってしまい、DMOSの耐圧がB部によって制約されてしまうという問題があった。
図11は、図9に示した従来のNチャネルLDMOSトランジスタのY−Y'断面を示した図である。図11において、ソース30の延在方向についてもボディ層50が側方及び下方からソース30を覆い、LOCOS70まで到達した状態が示されている。ここで、LOCOS70が後退すると、ソース30のセルフアラインによる端部が設計上よりも延びてしまい、ボディ層50のB部の厚さが設計上よりも短くなってしまう。つまり、A部とB部は設計上同じ厚さを有する筈であるが、A部は設計通りの厚さを有し、B部は設計上の厚さよりも薄く形成されてしまう。そうすると、A部よりもソース30−N型エピタキシャル層100間距離の短いB部は、A部に比較してパンチスルーが発生し易く、耐圧が低くなる。よって、LDMOS耐圧は、B部によって制約され、ボディ工程の最適化だけで所望のDMOS仕様を得るのは困難であるという問題があった。また、薬液処理、エッチング工程のバラツキがDMOS耐圧へ与える影響は大きく、製品歩留まりの悪化を招くという問題があった。
そこで、本発明は、薬液処理やエッチング工程の影響を受けず、設計通りの耐圧特性を得ることができる半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る半導体装置(150)は、半導体基板(130)上に周囲が素子分離領域(70)で囲まれたアクティブエリア(80)を有し、該アクティブエリア(80)上にゲート(10)が延在し、該ゲート(10)と前記素子分離領域(70)とで周囲が囲まれて前記アクティブエリア(80)が露出したアクティブエリア露出部(85)を有する半導体装置(150)であって、
該ゲート(10)の隣に該ゲート(10)と略平行に所定の延在方向に延在して配置され、前記アクティブエリア露出部(85)を含んで前記半導体基板上に形成されたソース(30)と、
該ソース(30)を側方及び下方から覆い、前記アクティブエリア露出部(85)を包含して前記ゲート(10)及び前記素子分離領域(70)に到達するように形成されたボディ層(50)と、
該ソース(10)の前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層(50)の外側に、前記ボディ層(50)を側方及び下方から覆うように形成された前記ボディ層(50)と同じ導電型の追加不純物層(60)と、を有し、
前記追加不純物層(60)は、前記アクティブエリア露出部(85)と前記素子分離領域(70)とに跨るように下方から前記ボディ層(50)を覆うことを特徴とする。
これにより、追加不純物層によりソースの延在方向の耐圧が向上するので、設計通りソース−ドレイン間に存在するボディ層の厚さで半導体装置の耐圧を制御することができるとともに、薬液処理やエッチング工程のバラツキによる影響を低減させることができる。また、追加不純物層が十分な広さと深さを有してボディ層を覆うことができ、半導体装置の耐圧を確実に設計通りに制御することができるとともに、薬液処理やエッチング工程のバラツキによる影響を小さくすることができる。
2の発明に係る半導体装置(150)半導体基板(130)上に周囲が素子分離領域(70)で囲まれたアクティブエリア(80)を有し、該アクティブエリア(80)上にゲート(10)が延在し、該ゲート(10)と前記素子分離領域(70)とで周囲が囲まれて前記アクティブエリア(80)が露出したアクティブエリア露出部(85)を有する半導体装置(150)であって、
該ゲート(10)の隣に該ゲート(10)と略平行に所定の延在方向に延在して配置され、前記アクティブエリア露出部(85)を含んで前記半導体基板上に形成されたソース(30)と、
該ソース(30)を側方及び下方から覆い、前記アクティブエリア露出部(85)を包含して前記ゲート(10)及び前記素子分離領域(70)に到達するように形成されたボディ層(50)と、
該ソース(10)の前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層(50)の外側に、前記ボディ層(50)を側方及び下方から覆うように形成された前記ボディ層(50)と同じ導電型の追加不純物層(60)と、を有し、
前記追加不純物層(60)は、前記ボディ層(50)の側方及び下方を前記素子分離領域(70)の存在する三方から覆うように形成されていることを特徴とする。
これにより、追加不純物層でボディ層の外側を全方向から確実に覆ってボディ層と同じ導電型の不純物層の厚みを全体に亘って厚くすることができ、耐圧を確実に制御することができるとともに、薬液処理やエッチング工程の影響をカットすることができる。
の発明は、第1又は第2の発明に係る半導体装置(150)において、
前記ソース(30)の前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層(50)と前記追加不純物層(60)の厚さの和は、前記ボディ層(50)の前記ソース(30)より前記ゲート(10)側にある領域の横方向の厚さよりも厚いことを特徴とする。
これにより、ソースの延在方向のボディ層と不純物層の厚さが、耐圧を制御するソース−ドレイン間に存在するボディ層の厚さよりも小さくなるので、ソースの延在方向のボディ層により制約を受けるおそれを無くすことができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る半導体装置(150)において、
前記ボディ層(50)には、前記ソース(30)に隣接してバックゲート(40)が形成されていることを特徴とする。
の発明に係る半導体装置(150)半導体基板(130)上に周囲が素子分離領域(70)で囲まれたアクティブエリア(80)を有し、該アクティブエリア(80)上にゲート(10)が延在し、該ゲート(10)と前記素子分離領域(70)とで周囲が囲まれて前記アクティブエリア(80)が露出したアクティブエリア露出部(85)を有する半導体装置(150)であって、
該ゲート(10)の隣に該ゲート(10)と略平行に所定の延在方向に延在して配置され、前記アクティブエリア露出部(85)を含んで前記半導体基板上に形成されたソース(30)と、
該ソース(30)を側方及び下方から覆い、前記アクティブエリア露出部(85)を包含して前記ゲート(10)及び前記素子分離領域(70)に到達するように形成されたボディ層(50)と、
該ソース(10)の前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層(50)の外側に、前記ボディ層(50)を側方及び下方から覆うように形成された前記ボディ層(50)と同じ導電型の追加不純物層(60)と、を有し、
前記追加不純物層(60)は、前記ボディ層(50)を形成する前後の、前記ボディ層(50)と同じ導電型の拡散層を前記半導体基板(130)に形成する工程に付随して形成されたことを特徴とする。
これにより、半導体基板上の他の素子の形成時に、ボディ層と同じ導電型の拡散層を形成するときに同時に追加不純物層を形成することができ、追加不純物層を形成するための工程を新たに単独で設ける必要が無くなる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る半導体装置(150)において、
前記ゲート(10)に関して前記ソース(30)と反対側の前記アクティブエリア(80)には、ドレイン(20)が形成されていることを特徴とする。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る半導体装置(150)において、
前記ソース(30)はN型拡散層であり、前記ボディ層(50)及び前記追加不純物層(60)はP型拡散層であるNチャネル型DMOSトランジスタであることを特徴とする。
の発明に係る半導体装置(150)の製造方法は、周囲が素子分離領域(70)で囲まれたアクティブエリア(80)を有し、該アクティブエリア(80)上にゲート(10)が延在し、該ゲート(10)と前記素子分離領域(70)とで周囲が囲まれて前記アクティブエリア(80)が露出したアクティブエリア露出部(85)を有する半導体基板(130)に、ボディ層(50)を形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
前記素子分離領域(70)と前記アクティブエリア露出部(85)の境界部分に、不純物注入及び熱拡散を行って追加不純物層(60)を形成する工程と、
前記アクティブエリア露出部に、前記素子分離領域(70)及び前記ゲート(10)のセルフアラインで不純物注入を行い、熱拡散により前記素子分離領域(70)及び前記ゲート(10)に到達するように前記追加不純物層(60)と同じ導電型のボディ層(50)を形成する工程と、
前記ボディ層(50)に、ソース(30)を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
これにより、ボディ層形成前の工程で、半導体基板上の他の素子の製造工程においてボディ層と同じ導電型の拡散層を形成する工程が存在する場合には、当該工程を行う際に併せて追加不純物層を形成することができ、追加不純物層形成のために単独の新たな工程を設けることなく耐圧が設計通りに制御できる半導体装置を製造することができる。
の発明に係る半導体装置(150)の製造方法は、周囲が素子分離領域(70)で囲まれたアクティブエリア(80)を有し、該アクティブエリア(80)上にゲート(10)が延在し、該ゲート(10)と前記素子分離領域(70)とで周囲が囲まれて前記アクティブエリア(80)が露出したアクティブエリア露出部(85)を有する半導体基板(130)に、ボディ層(50)を形成する工程を含む半導体装置(150)の製造方法であって、
前記アクティブエリア露出部(85)に、前記素子分離領域(70)及び前記ゲート(109のセルフアラインで不純物注入を行い、熱拡散により前記素子分離領域(70)及び前記ゲート(10)に到達するように前記ボディ層(50)を形成する工程と、
前記素子分離領域(70)上にレジスト(140)を設け、前記素子分離領域(70)と前記アクティブエリア露出部(85)の境界部分に不純物注入を行い、レジスト(140)を除去して熱拡散により追加不純物層(60)を形成する工程と、
前記ボディ層(50)に、ソース(30)を形成する工程と、を含むことを特徴とする。
これにより、ボディ層形成後に、半導体基板上の他の素子の製造工程でボディ層と同じ導電型の拡散層を形成する工程が存在する場合には、その際に併せて追加不純物層を形成することができ、追加不純物層の形成のために新たな単独の工程を設けることなく耐圧設計仕様を満足する半導体装置を確実に製造することができる。
なお、上記括弧内の符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、半導体装置の耐圧を、設計通りに制御することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明を適用した実施例1に係る半導体装置150の平面構成の一例を示した図である。なお、実施例1において、図9乃至図11で説明した構成要素と同様の構成要素については、同一の参照符号を付している。
図1において、半導体基板130上には、アクティブエリア80と、アクティブエリア80の周囲を囲む素子分離領域であるLOCOS70とが備えられている。LOCOS70は、絶縁膜で構成された素子分離領域であり、例えば、シリコン酸化膜(SiO)等で構成されてもよい。これにより、各アクティブエリア80間を絶縁する。図1において、アクティブエリア80とLOCOS70は、透過的に示されており、太線枠で囲まれた部分がアクティブエリア80であり、それ以外の部分は、LOCOS70で覆われ、アクティブエリア80の周辺が囲まれている。つまり、図1中左側のゲート10、ソース30、バックゲート40、ボディ層50を含むアクティブエリア80と、図1中右側のドレイン20を含む領域が、アクティブエリア80を構成し、それ以外の部分は、LOCOS70により素子分離領域が形成されていることになる。
本実施例に係る半導体装置150は、ゲート10と、ドレイン20と、ソース30と、バックゲート40と、ボディ層50と、追加不純物層60とを有する。本実施例においては、半導体装置150が、NチャネルLDMOSに適用された例を挙げて説明する。
ゲート10は、アクティブエリア80と、LOCOS70とに跨るように、延在して半導体基板130の表面上に配置される。ゲート10は、例えば、多結晶のポリシリコンで形成され、周囲が多結晶ポリシリコンの酸化膜で覆われて形成されてもよい。
ドレイン20は、ゲート10に略平行に延在して、LOCOS70を介して半導体基板130の表面に形成される。ドレイン20は、四方の端部がLOCOS70で覆われているが、大部分はアクティブエリア80に含まれ、露出される。ドレイン20は、例えば、N型高濃度拡散層により構成されてもよい。
ソース30は、ゲート30の隣に、ゲート30に略平行に延在して、半導体基板130上に形成される。ソース30は、ゲート10及びLOCOS70をマスクとしてセルフアラインで形成されるので、その大半がアクティブエリア80のアクティブエリア露出部85に形成されるが、不純物注入後に熱拡散により広がるので、ゲート10及びLOCOS70の方にまで端部が延びて形成される。ソース30は、例えば、高濃度N型拡散層で構成されてよい。
バックゲート40は、ソース30に隣接して延在して半導体基板130上に形成される。バックゲート40も、LOCOS70によるセルフアラインで構成されるので、大半がアクティブエリア80のアクティブエリア露出部85に形成されている。なお、バックゲート40は、必要に応じて設けられてよい。
ボディ層50は、ソース30及びバックゲート40を側方及び下方から覆うように、平面視的にはソース30及びバックゲート40を包含するように形成される。よって、ボディ層50は、ゲート10よりも下方で、かつソース30及びバックゲート40よりも下方に配置される。ボディ層50は、ソース20及びバックゲート40を側方及び下方から覆い、その端部はゲート10及びLOCOS70の下方にまで到達するように構成される。ボディ層50は、NチャネルLDMOSの場合、P型拡散層で構成されてよい。
追加不純物層60は、ボディ層50の外側を覆うように構成される。図1においては、ボディ層50のゲート10側を除いたLOCOS70の存在する三方向から、ボディ層50を側方から覆うように構成されている。追加不純物層60は、ボディ層と同じ導電型で構成され、NチャネルDMOSの場合には、P型不純物層で構成される。これにより、ソース30の延在方向について、ボディ層50のP型拡散層を厚くしたような構成となり、ボディ層50が削れていても、これを十分に補うことができる。
図2は、図1に係る半導体装置150のX−X'断面の構成を示した図である。図2において、半導体基板130の表面には、LOCOS70とアクティブエリア80が形成されている。そして、ゲート10は、アクティブエリア80とドレイン20側のLOCOS70に跨るように配置されている。
ドレイン20は、LOCOS70を介して、ゲート10に略平行に半導体基板130表面付近のアクティブエリア80に形成されている。ドレイン20も、LOCOS70によりセルフアラインで形成される。よって、ドレイン20の大部分は、アクティブエリア露出部85に形成されている。ドレイン20は、側方及び下方からドリフト層90で覆われている。ドレイン20は、高濃度N型拡散層から構成されるが、ドリフト層90は、ドレイン20よりも濃度の薄いN型拡散層により構成されてよく、例えば、低濃度N型拡散層(N)で構成されてもよい。
ソース30は、ゲート10の横に隣接して半導体基板130の表面付近に形成される。また、ソース30の横には、バックゲート40が隣接してゲート10と反対側に形成される。ソース30はN型高濃度拡散層で構成され、バックゲート40はP型高濃度拡散層で構成される。ソース30のゲート10側はゲート10をマスクとし、バックゲート40のゲート10と反対側はLOCOS70をマスクとして不純物注入がなされ、セルフアライメントで形成されるため、ソース30及びバックゲート40は、アクティブエリア露出部85とほぼ一致した領域に形成される。ソース30及びバックゲート40とも、不純物注入後、熱拡散により横方向に拡大するため、ソース30のゲート10側の端部はゲート10の下、バックゲート40のLOCOS側の端部は左端のLOCOS70の下に少し入り込む形状となってもよい。
ボディ層50は、ソース30及びバックゲート40を、側方及び下方から覆うように形成される。ボディ層50は、バックゲート40より濃度の薄いP型拡散層で構成される。ボディ層50は、アクティブエリア露出部85を側方及び下方から囲んで平面視的にも包含し、左側の端部は、LOCOS70の下方に到達する程度にまで延びて存在する。また、ボディ層50の右側の端部は、ゲート10の下方に到達するまで延在する。そして、ボディ層50のソース30よりゲート10側にあるA部は、半導体装置150の耐圧のパラメータとなる重要な因子である。この、ボディ層50のソース30−ドレイン20間に存在するA部の厚さにより、半導体装置150の耐圧が制御される。A部の厚さについては、ボディ層50を形成した後、ゲート10をマスクとするセルフアラインによりソース30を形成することにより、適切にその厚さを制御することができる。
追加不純物層60は、LOCOS70が後退し、アクティブエリア露出部85が拡大してしまい、ソース30が設計上よりも長く形成されたときにも、パンチスルーの発生を防ぎ、耐圧を低下させないようにするための不純物層である。追加不純物層60は、ボディ層50の補完層的な役割を果たす。よって、追加不純物層60は、ボディ層50と同じP型拡散層で構成される。追加不純物層60は、ボディ層50と同程度か、ボディ層50よりも薄い濃度のP型拡散層で構成されてよい。
なお、図2においては、追加不純物層60は、ソース30と離れた反対側に形成されている。パンチスルーは、ソース30とN型エピタキシャル層100との間で発生する現象なので、図2に示す追加不純物層60は、パンチスルーを防ぐ役割を担っていない。よって、図2に示す追加不純物層60は、存在しなくてもよく、ソース30の延在方向にのみ備えられていればよい。しかしながら、実際の半導体装置150の製造時において、ボディ層50の三方を包囲するように追加不純物層60を形成することは容易であるため、本実施例においては、ゲート長方向(ゲート10の延在方向)にも追加不純物層60を形成した例を示している。
N型エピタキシャル層100は、エピタキシャル成長により形成されたN型の低濃度不純物層である。N型エピタキシャル層100の半導体基板130の表面付近のソース30−ドレイン20間は、ゲート10に正電圧が印加されたときに、ボディ層50が開き、チャネルとなって電流が流れる。本実施例においては、N型エピタキシャル層100を適用した例を挙げているが、N側ウェル層が適用されてもよい。
埋め込み層110は、P型半導体基板120とN型エピタキシャル層100との間に埋め込まれたN型拡散層である。埋め込み層110は、必要に応じて設けられてよく、例えば、実施例1に係る半導体装置150を縦側のDMOSとして構成した場合には、ドリフト層90を深さ方向に延長して深化層として埋め込み層110に接触又はその近くまで形成し、複数のドレイン20から出力電流を吸い上げるような構成としてもよい。
P型半導体基板120は、P型の半導体で形成された基板であり、例えば、シリコンで形成されたP型半導体の基板が適用されてもよい。
図3は、図1に係る半導体装置150のY−Y'断面の構成を示した図である。図3において、ソース30がアクティブエリア80を通過して延在し、ボディ層50の厚さB1が短くなっている。しかしながら、ボディ層50の外側に、ボディ層50の側方及び下方を覆うように、厚さB2の追加不純物層60が形成されている。よって、実質的なソース30とN型エピタキシャル層60間のB部の距離は、ボディ層50の厚さB1と、追加不純物層60の厚さB2との和(B1+B2)となり、A部よりも厚い十分な厚さを有しており、パンチスルーのおそれが無くなっている。よって、半導体装置150の耐圧は、設計通り図2のA部で制御することができる。
なお、追加不純物層60は、ソース30の延長上のボディ層50の外側に設けられ、横方向(水平方向)において、B部の厚さがA部よりも厚くなるように形成されていればよいが、図3に示すように、ある程度の深さも有し、ボディ層50を側方及び下方から覆うように形成されていることが好ましい。そして、ボディ層50の下方においては、追加不純物層60は、LOCOS70とアクティブエリア80の境界BLにまで延在し、LOCOS70とアクティブエリア80とに跨って形成されることが更に好ましい。ソース30とN型エピタキシャル層60との間のパンチスルーは、横方向のみでなく、斜め下方にも発生するおそれがあるので、これを防ぐべく、図3に示すように、追加不純物層60は、深く広く形成し、アクティブエリア80とLOCOS70の境界領域のBL付近までカバーすることが好ましいからである。
なお、上述のように、追加不純物層60は、ボディ層50と同程度以下の薄い濃度のP型拡散層で形成されてよく、薄い濃度である程度の深さと広さを有して形成されることが好ましい。
図4は、実施例1に係る半導体装置150と、半導体基板130上に形成された他の素子の断面図の一例を示した図である。図4(a)は、実施例1に係る半導体装置150の横断面図であり、図4(b)は、半導体基板130に形成されたNチャネルMOSトランジスタ160の横断面図である。
図4(a)は、図2において示した断面図と同様の構成であるので、同一の参照符号を付して、その説明を省略する。一方、図4(b)は、実施例1に係る半導体装置150が形成された半導体基板130の他の位置に形成されたNチャネルMOSトランジスタ160を示している。図4(b)において、ゲート11、その両側にドレイン21及びソース31が形成され、ドレイン21及びソース31を側方及び下方から覆うようにP型ウェル層61が形成されている。その下方には、半導体装置150と同様に、Nチャネルエピタキシャル層100、埋め込み層111及びP型半導体基板120が備えられている。
このように、半導体装置150を形成する半導体基板130には、通常、NチャネルMOSトランジスタ160等の他の素子を形成する場合が多い。このような場合に、例えば、図4(b)に示すように、P型ウェル層61を形成する工程がある場合には、このP型ウェル層61を形成するのに付随して、半導体装置150の追加不純物層60も形成するようにすればよい。これにより、追加不純物層60を形成する工程を独立して追加することなく、他の素子形成の際に併せて追加不純物層60を形成することができ、容易に本実施例に係る半導体装置150を製造することができる。
なお、追加不純物層60の形成のタイミングは、ボディ層50の形成前でも形成後でもよく、他の素子においてP型拡散層を形成するタイミングに合わせることができる。図4の場合では、NチャネルMOSトランジスタ160のP型ウェル層61の形成タイミングに合わせて、本実施例に係る半導体装置150の追加不純物層60を形成すればよい。
このように、本実施例に係る半導体装置150によれば、ソース30の延長方向のボディ層50の外側に、ボディ層50と同じ導電型の追加不純物層60を形成することにより、ソース30とN型エピタキシャル層100との間のソース30の延在方向のパンチスルーの発生を防ぎ、設計通りの耐圧を実現することができる。また、追加不純物層60の形成は、新たな独立した工程を設けることなく、既存の工程に付随して行うことができる。更に、半導体装置150の耐圧が、薬液処理、エッチング工程のバラツキ等の影響を受けないため、不良率が少なくなり、製品歩留まりを向上させることができる。
実施例2においては、図5及び図6を用いて、実施例1に係る半導体装置150の製造方法の一例について説明する。
図5は、半導体基板130にボディ層50を形成してから、他のデバイスを形成した工程までの製造工程の一例を示した図である。
図5(a)は、ボディ層形成工程を示した図である。図5(a)において、P型半導体基板120上に、埋め込み層110が形成され、その上にN型エピタキシャル層100が形成されている。そして、N型エピタキシャル層60には、N型ドリフト層90、追加不純物層60及びボディ層50が形成されている。半導体基板130の表面は、アクティブエリア80とLOCOS70が形成され、アクティブエリア80とLOCOS70に跨ってゲート10が形成されている。ゲート10とLOCOS70の間は、アクティブエリア露出部85が半導体基板130の表面に露出している。
追加不純物層60は、ボディ層50の形成前に形成されている。このように、追加不純物層60を、ボディ層50形成前に存在するP型不純物層形成工程の際に形成し、それから半導体装置150のドレイン20、ソース30、バックゲート40等を形成するような製造方法の手順としてもよい。追加不純物層60は、ボディ層50の形成前に、LOCOS70とアクティブエリア80の境界部に不純物が注入することにより行われる。これは、他のデバイス形成工程に付随して行われてよい。その際、LOCOS70上にはレジストが設けられ、LOCOS70を貫通して、不純物が半導体基板130の表面付近に留まるエネルギーに調整してイオン注入が行われ、追加不純物層がLOCOS70とアクティブエリア80の境界の下方に形成される。
ボディ層50の形成は、ゲート10と、LOCOS70のセルフアラインにより行われる。ゲート10及びLOCOS70をマスクとし、開口部であるアクティブエリア露出部85に不純物が注入される。不純物注入後、熱拡散を行うと、ボディ層50は左右に拡大し、LOCOS70とゲート10の下方にまで到達する。
図5(b)は、他のデバイス形成工程を示した模式図である。他のデバイスは、ホトリソグラフィ、エッチング、イオン注入、拡散等の工程を経て形成される。この間、特にエッチング工程や薬液洗浄処理の際に、LOCOS70が削れて後退する現象が発生する。
図5(c)は、LOCOS70が後退した状態を示した図である。LOCOS70は、ゲート10に対して逆方向(横方向)と、延在するゲート幅方向(縦方向)の双方に後退することになる。これにより、アクティブエリア80のアクティブエリア露出部85の領域が拡大する。
図6は、図5の次の工程であるソース/ドレイン形成工程とバックゲート形成工程を示した図である。
図6(a)は、ソース/ドレイン形成工程を示した図である。図6(a)において、アクティブエリア露出部85のソース30を形成する領域に、右側はゲート10、奥は後退したLOCOS70のセルフアラインで、不純物注入を行う。なお、左側は、レジスト140を設ける。奥のLOCOS70は後退しているため、ソース30の延在方向の露出面積は拡大し、ボディ層50の端部付近までソース30が形成される。しかしながら、ボディ層50の奥には、更に外側に図5(a)で既に形成された追加不純物層60が存在するため、ソース30とN型エピタキシャル層100の距離は短くならない。
また、ドレイン20についても、LOCOS70のセルフアラインにより、不純物注入がなされる。
図6(b)は、バックゲート形成工程を示した図である。レジスト140を除去し、ソース30上にレジスト140を設け、左側のLOCOS70をマスクとして、セルフアラインにより不純物を注入する。これにより、P型不純物層からなるバックゲート40が形成される。不純物注入後は、熱拡散により、ソース30とバックゲート40を適切なPN接合として形成する。これにより、実施例1に係る半導体装置150が完成する。
実施例2に係る半導体装置150の製造方法によれば、ボディ層50の形成前にP型不純物層を半導体基板130に形成する工程が存在した場合には、追加不純物層60をボディ層50の形成前に形成し、その後は通常の半導体装置150の製造工程を実行することができる。
実施例3においては、図7及び図8を用いて、ボディ層50形成後に追加不純物層60を形成する本実施例に係る半導体装置15の製造方法について説明する。
図7は、ボディ層形成工程及び他のデバイス形成工程を示した図である。図7(a)は、ボディ層形成工程を示した図である。図5(a)とは、追加不純物層60が形成されていない点で異なっているが、他の構成要素は、図5(a)と同様であるので、個々の構成要素の説明は省略する。
図7(a)において、ボディ層50の形成は、ゲート10と、LOCOS70をマスクとして、セルフアライメントにより不純物注入が実行されて行われる。不純物注入後は、熱拡散により、ボディ層50は、ゲート10の下方とLOCOS70の下方にまで拡大する。
図7(b)は、他のデバイス形成工程の模式図である。図7(b)の工程は、図5(b)と同様の工程であるので、その説明を省略する。
図7(c)は、図7(b)の工程、特にエッチング工程と薬液処理により、LOCOS70が後退した状態を示した図である。追加不純物層60が存在しない点を除いては、図5(c)と同様の内容であるので、その説明を省略する。
図8は、追加不純物層形成工程を示した図である。図8(a)は、追加不純物層60の不純物注入工程を示した図である。図8(a)において、左端のLOCOS70上と、アクティブエリア80の上に、レジスト140が設けられている。この工程の場合、セルフアラインを行うゲート10やLOCOS70は存在しないため、通常のレジスト140を用いて、追加不純物層60を形成する領域に、イオン注入を行う。
図8(b)は、熱拡散工程を示した図である。図8(b)において、レジスト140を除去して、熱拡散により追加不純物層60を形成する。これにより、ボディ層50を側方及び下方から覆う追加不純物層60が形成される。
これ以降は、図6において説明した、ソース/ドレイン形成工程と、バックゲート形成工程を実行することにより、実施例1に係る半導体装置150が完成する。その内容は、図6において説明した内容と同様であるので、その説明を省略する。
このように、実施例3に係る半導体装置150の製造方法によれば、他のデバイスのP型拡散層を形成する工程が、ボディ層50の形成後に存在する場合においても、耐圧の制御を適切に行える半導体装置150を製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
特に、実施例1乃至3においては、本実施例に係る半導体装置150を、NチャネルLDMOSに適用した場合を例に挙げて説明したが、各々のN型半導体及びP型半導体を逆にし、ドレイン20、ソース30、ドリフト層90、N型エピタキシャル層100、埋め込み層110をP型拡散層とし、バックゲート40、ボディ層50、追加不純物層60をN型拡散層とし、P型半導体基板120をN型半導体基板とすることにより、本実施例に係る半導体装置150を、PチャネルLDMOSに適用することができる。
また、実施例1において説明したように、ドリフト層90を、埋め込み層110付近に延びる深化層とし、複数のドレイン20からの電流を埋め込み層110でまとめて吸い上げるようにすれば、縦型のNチャネルDMOSに本実施例に係る半導体装置150及びその製造方法を適用することができる。その際、Nチャネルのみならず、N型半導体とP型半導体を逆にすることにより、縦型のPチャネルDMOSにも同様に本実施例に係る半導体装置150及びその製造方法を適用することができる。
実施例1に係る半導体装置150の平面構成の一例を示した図である。 図1に係る半導体装置150のX−X'断面の構成を示した図である。 図1に係る半導体装置150のY−Y'断面の構成を示した図である。 実施例1に係る半導体装置150と他の素子の断面図の一例を示した図である。図4(a)は、実施例1に係る半導体装置150の横断面図である。図4(b)は、NチャネルMOSトランジスタ160の断面図である。 ボディ層形成工程から他のデバイス形成工程までの製造工程例を示した図である。図5(a)は、ボディ層形成工程を示した図である。図5(b)は、他のデバイス形成工程を示した模式図である。図5(c)は、LOCOS70が後退した状態を示した図である。 ソース/ドレイン形成工程とバックゲート形成工程を示した図である。図6(a)は、ソース/ドレイン形成工程を示した図である。図6(b)は、バックゲート形成工程を示した図である。 ボディ層50形成及び他デバイス形成工程を示した図である。図7(a)は、ボディ形成工程を示した図である。図7(b)は、他のデバイス形成工程の模式図である。図7(c)は、LOCOS70が後退した状態を示した図である。 追加不純物層形成工程を示した図である。図8(a)は、不純物注入工程を示した図である。図8(b)は、熱拡散工程を示した図である。 従来のNチャネルLDMOSトランジスタの平面構成図である。 図9に示した従来のNチャネルLDMOSのX−X'断面図である。 図9に示した従来のNチャネルLDMOSのY−Y'断面図である。
符号の説明
10、11 ゲート
20、21 ドレイン
30、31 ソース
40 バックゲート
50 ボディ層
60 追加不純物層
61 P型ウェル層
70 LOCOS
80 アクティブエリア
85 アクティブエリア露出部
90 ドリフト層
100 N型エピタキシャル層
110、111 埋め込み層
120 P型半導体基板
130 半導体基板
140 レジスト
150 半導体装置
160 NチャネルMOSトランジスタ

Claims (9)

  1. 半導体基板上に周囲が素子分離領域で囲まれたアクティブエリアを有し、該アクティブエリア上にゲートが延在し、該ゲートと前記素子分離領域とで周囲が囲まれて前記アクティブエリアが露出したアクティブエリア露出部を有する半導体装置であって、
    該ゲートの隣に該ゲートと略平行に所定の延在方向に延在して配置され、前記アクティブエリア露出部を含んで前記半導体基板上に形成されたソースと、
    該ソースを側方及び下方から覆い、前記アクティブエリア露出部を包含して前記ゲート及び前記素子分離領域に到達するように形成されたボディ層と、
    該ソースの前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層の外側に、前記ボディ層を側方及び下方から覆うように形成された前記ボディ層と同じ導電型の追加不純物層と、を有し、
    前記追加不純物層は、前記アクティブエリア露出部と前記素子分離領域とに跨るように下方から前記ボディ層を覆うことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板上に周囲が素子分離領域で囲まれたアクティブエリアを有し、該アクティブエリア上にゲートが延在し、該ゲートと前記素子分離領域とで周囲が囲まれて前記アクティブエリアが露出したアクティブエリア露出部を有する半導体装置であって、
    該ゲートの隣に該ゲートと略平行に所定の延在方向に延在して配置され、前記アクティブエリア露出部を含んで前記半導体基板上に形成されたソースと、
    該ソースを側方及び下方から覆い、前記アクティブエリア露出部を包含して前記ゲート及び前記素子分離領域に到達するように形成されたボディ層と、
    該ソースの前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層の外側に、前記ボディ層を側方及び下方から覆うように形成された前記ボディ層と同じ導電型の追加不純物層と、を有し、
    前記追加不純物層は、前記ボディ層の側方及び下方を前記素子分離領域の存在する三方から覆うように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記ソースの前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層と前記追加不純物層の厚さの和は、前記ボディ層の前記ソースより前記ゲート側にある領域の横方向の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記ボディ層には、前記ソースに隣接してバックゲートが形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 半導体基板上に周囲が素子分離領域で囲まれたアクティブエリアを有し、該アクティブエリア上にゲートが延在し、該ゲートと前記素子分離領域とで周囲が囲まれて前記アクティブエリアが露出したアクティブエリア露出部を有する半導体装置であって、
    該ゲートの隣に該ゲートと略平行に所定の延在方向に延在して配置され、前記アクティブエリア露出部を含んで前記半導体基板上に形成されたソースと、
    該ソースを側方及び下方から覆い、前記アクティブエリア露出部を包含して前記ゲート及び前記素子分離領域に到達するように形成されたボディ層と、
    該ソースの前記所定の延在方向の延長上にある前記ボディ層の外側に、前記ボディ層を側方及び下方から覆うように形成された前記ボディ層と同じ導電型の追加不純物層と、を有し、
    前記追加不純物層は、前記ボディ層を形成する前後の、前記ボディ層と同じ導電型の拡散層を前記半導体基板に形成する工程に付随して形成されたことを特徴とする半導体装置。
  6. 前記ゲートに関して前記ソースと反対側の前記アクティブエリアには、ドレインが形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記ソースはN型拡散層であり、前記ボディ層及び前記追加不純物層はP型拡散層であるNチャネル型DMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 周囲が素子分離領域で囲まれたアクティブエリアを有し、該アクティブエリア上にゲートが延在し、該ゲートと前記素子分離領域とで周囲が囲まれて前記アクティブエリアが露出したアクティブエリア露出部を有する半導体基板に、ボディ層を形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記素子分離領域と前記アクティブエリア露出部の境界部分に、不純物注入及び熱拡散を行って追加不純物層を形成する工程と、
    前記アクティブエリア露出部に、前記素子分離領域及び前記ゲートのセルフアラインで不純物注入を行い、熱拡散により前記素子分離領域及び前記ゲートに到達するように前記追加不純物層と同じ導電型のボディ層を形成する工程と、
    前記ボディ層に、ソースを形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 周囲が素子分離領域で囲まれたアクティブエリアを有し、該アクティブエリア上にゲートが延在し、該ゲートと前記素子分離領域とで周囲が囲まれて前記アクティブエリアが露出したアクティブエリア露出部を有する半導体基板に、ボディ層を形成する工程を含む半導体装置の製造方法であって、
    前記アクティブエリア露出部に、前記素子分離領域及び前記ゲートのセルフアラインで不純物注入を行い、熱拡散により前記素子分離領域及び前記ゲートに到達するように前記ボディ層を形成する工程と、
    前記素子分離領域上にレジストを設け、前記素子分離領域と前記アクティブエリア露出部の境界部分に不純物注入を行い、レジストを除去して熱拡散により追加不純物層を形成する工程と、
    前記ボディ層に、ソースを形成する工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2008207382A 2008-08-11 2008-08-11 半導体装置及びその製造方法 Active JP5359107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008207382A JP5359107B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008207382A JP5359107B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010045137A JP2010045137A (ja) 2010-02-25
JP5359107B2 true JP5359107B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=42016305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008207382A Active JP5359107B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5359107B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07176640A (ja) * 1993-10-26 1995-07-14 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP3186421B2 (ja) * 1994-05-13 2001-07-11 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
JP3275569B2 (ja) * 1994-10-03 2002-04-15 富士電機株式会社 横型高耐圧電界効果トランジスタおよびその製造方法
JPH1012876A (ja) * 1996-06-27 1998-01-16 Toyota Autom Loom Works Ltd 半導体装置
JP3308505B2 (ja) * 1999-04-19 2002-07-29 セイコーインスツルメンツ株式会社 半導体装置
JP2009239111A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010045137A (ja) 2010-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI438898B (zh) 自我對準之互補雙擴散金氧半導體
JP5198752B2 (ja) 半導体装置の製造方法
TWI436479B (zh) 一種低阻高壓mosfet器件及其製造方法
US20090111252A1 (en) Method for forming deep well region of high voltage device
JP2009239111A (ja) 半導体装置
JP2010278312A (ja) 半導体装置
JP6198292B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2006196518A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP4971595B2 (ja) 半導体装置
JP2014107302A (ja) 半導体装置
JP2008084995A (ja) 高耐圧トレンチmosトランジスタ及びその製造方法
JP2006019518A (ja) 横型トレンチmosfet
KR101667499B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JP2010040686A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US8269274B2 (en) Semiconductor device and method for fabricating the same
JP5168876B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009065150A (ja) トレンチトランジスタ及びその形成方法
KR20110078621A (ko) 반도체 소자 및 그 제조 방법
JP2004158680A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009290140A (ja) パワー半導体装置およびパワー半導体装置の製造方法
KR101698271B1 (ko) 반도체 디바이스 구조물 및 그 형성 방법
JP2003069042A (ja) 炭化珪素半導体装置及びその製造方法
JP4952042B2 (ja) 半導体装置
JP2006351713A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置
JP5542623B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5359107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150