JP5341827B2 - 可変容量圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、潤滑オイルを含む冷媒ガスを圧縮する可変容量圧縮機に関し、特に圧縮機から回路へ流出する潤滑オイルを低減する技術に関する。
従来の斜板式の可変容量圧縮機では、ピストン背方のクランク室の圧力を制御することにより、斜板の傾斜角度を変化させて、ピストンのストローク(吐出容量)を変化させている。具体的には、クランク室の圧力が低下すると、斜板の傾斜角度が増大し、圧縮機の吐出容量が増大する。逆に、クランク室の圧力が上昇すると、斜板の傾斜角度が減少し、圧縮機の吐出容量が減少する。
また、吐出室とクランク室とを連通する第1連通路と、クランク室と吸入室とを連通する第2連通路と、前記第1連通路に介装した制御弁と、前記第2連通路に介装したオリフィスとを備え、前記制御弁により前記第1連通路の開度を制御することで、前記第1連通路を介してクランク室に導入される高圧の冷媒ガスの導入量と、前記第2連通路を介してクランク室から導出される冷媒ガスの導出量とのバランスを制御して、クランク室の圧力を変化させている。
ところで、このような可変容量圧縮機では、冷媒ガス中に潤滑オイルを混入させて、圧縮機各部の潤滑を行っている。このため、圧縮機から回路へ流出する潤滑オイルを低減すること、すなわち、OCR(オイル循環率)を低下させることが、システム効率改善につながる。また、最大容量運転時に比べ、容量制御域でOCRが高くなる(悪化する)ことから、容量制御域でのOCRの低下が求められている。
このため、特許文献1では、吐出室からの吐出通路に遠心分離式のオイルセパレータを設けて、オイルを分離し、分離したオイルをクランク室へ戻している。
また、特許文献2では、前記第1連通路(吐出室からクランク室への制御ガスの通路)にオイルセパレータ(油分離機構)を設けて、制御ガスから潤滑オイルを分離し、分離した潤滑オイルはクランク室へ流下させている。
再表2007/111194号公報 特開平11−257217号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、圧縮機から吐出される冷媒ガスがオイルセパレータを通過して回路へ流れる構造であるため、冷媒ガスの流れに圧損が生じてしまい、全域で効率が悪化する。
特許文献2に記載の技術では、吐出室からクランク室への第1連通路に制御ガスが流れる容量制御域にて、制御ガスからオイルを分離することができる一方、オイルセパレータは制御ガスの経路上に設けられるので、効率の悪化を抑制することができる。しかし、分離したオイルを貯油せずに戻すので、オイルが十分に液化しないうちに、すぐミスト化して、クランク室から吸入室への第2連通路を経て吸入室へ流出してしまい、結果的にクランク室内の潤滑オイル量が不足し、各部の潤滑不良が問題となる。
本発明は、このような実状に鑑み、容量制御域での効率的なOCR低減を可能とする可変容量圧縮機の潤滑構造を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、吸入室から吸入した潤滑オイルを含む冷媒ガスを圧縮して吐出室に吐出するピストンと、ピストン背方のクランク室と、前記吐出室と前記クランク室とを連通する第1連通路と、前記クランク室と前記吸入室とを連通する第2連通路と、前記第1連通路に介装した制御弁と、前記第2連通路に介装したオリフィスと、を備え、前記制御弁により前記クランク室の圧力を制御することにより、前記ピストンのストロークを変化させる可変容量圧縮機において、前記第1連通路における前記制御弁の下流に拡張形成されて、オイルを分離すると共に分離されたオイルを貯留する貯油室と、前記貯油室から前記クランク室へ前記第1連通路とは別に形成されて、前記貯油室に貯留されたオイルを前記クランク室へ戻すオイル戻し通路と、を設ける構成とする。
本発明によれば、吐出室からクランク室への第1連通路に制御ガスが流れる容量制御域にて、制御ガスからオイルを分離することができる一方、オイル分離用の貯油室(拡張室)は制御ガスの経路上に設けられるので、効率の悪化を抑制することができる。また、貯油室を備えて、分離されたオイルを少なくとも一時的に貯留するので、分離後の液化を促進でき、結果的に潤滑オイルがクランク室内にとどまる時間を長くして、各部の潤滑性能を高めることができる。
本発明の一実施形態を示す可変容量圧縮機の縦断面図 図1のA矢視図 圧縮機内の冷媒、制御ガス及び潤滑オイルの流路を示す模式図 本発明の他の実施形態を示す模式図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す可変容量圧縮機の縦断面図、図2は図1のA矢視図である。
可変容量圧縮機は、複数のシリンダボア1aを有するシリンダブロック1と、シリンダブロック1の一端に設けられたフロントハウジング2と、シリンダブロック1の他端にバルブシート3(弁・ポート形成体)を介して設けられたリアハウジング(シリンダヘッド)4とを備え、これらはボルト5により共締め固定されている。
シリンダブロック1及びフロントハウジング2の中央部には、これらの間に形成されるクランク室6を横断して、駆動軸7が設けられ、駆動軸7は軸受8、9によって回転自在に支持されている。
駆動軸7の一端は、フロントハウジング2を貫通して外部に突出し、突出端部には、エンジンにより駆動されるプーリ10が電磁クラッチ(図示せず)を介して取付けられている。
駆動軸7の中間部には、ロータ11が固定されると共に、軸方向に摺動可能でかつ傾動可能な斜板支持体12が取付けられている。ロータ11は駆動軸7と一体に回転し、ロータ11と斜板支持体12とはヒンジ機構13により連結されている。従って、斜板支持体12は、駆動軸7に対し軸方向に摺動自在でかつ傾動可能でありながら、駆動軸7に連動して回転する。斜板支持体12には斜板14が固定支持されている。従って、斜板14は、駆動軸7に対し傾斜した状態で、駆動軸7に連動して回転し、かつ傾斜角度を調整可能である。尚、斜板14は図では傾斜角度0°の状態で示しているが、斜板支持体12の前後に作用させた一対の初期設定用スプリング(図示せず)により斜板支持体12と共に初期状態から傾斜している。
シリンダブロック1には、駆動軸7を囲む円周上に等間隔に配置されてそれぞれが駆動軸7の軸線と平行に延びる複数のシリンダボア1aが形成されており、各シリンダボア1aには片頭型のピストン15が往復動自在に収納されている。
各ピストン15の端部(頭部と反対側)にはコ字状部が形成され、このコ字状部は斜板14の外周部に前後一対のシュー16を介して係留されている。従って、駆動軸7の回転に伴う斜板14の回転運動がシュー16を介してピストン15の往復直線運動に変換される。
シリンダボア1aのピストン15頭部側には、ピストン15とバルブシート3とで囲まれる圧縮室20が区画されている。
リアハウジング4内には、内周側に吸入室21が区画され、外周側に吐出室2が区画されている。
バルブシート3には、圧縮室20と吸入室21とを連通する吸入ポート23と、圧縮室20と吐出室22とを連通する吐出ポート24とが形成され、吸入ポート23及び吐出ポート24にはそれぞれ一方向弁(図示せず)が設けられている。
従って、ピストン15が図1で左行することにより圧縮室20の容積が増大して吸入室21から冷媒を吸入し、ピストン15が図で右行することにより圧縮室20の容積が減少して圧縮室20内の冷媒を圧縮して吐出室22へ吐出する。尚、吸入室21は蒸気圧縮式冷凍機の蒸発器出口側と連通し、吐出室22は吐出遮断弁(図3参照)を介して凝縮器入口側と連通する。
ここにおいて、斜板14の傾斜角度により、ピストン15のストロークを変化させて、吐出容量を変化させることができ、斜板14の傾斜角度(ピストン15のストローク)はクランク室6の圧力により決定される。
すなわち、各ピストン15の前後の圧力差、換言すると、ピストン15を挟む圧縮室20とクランク室6との圧力差を利用して、斜板14の傾斜角度を任意に制御可能であり、このため、クランク室6の圧力を吸入室21の圧力(吸入圧力Ps)〜吐出室22の圧力(吐出圧力Pd)の範囲で制御する。
この制御のため、図3の模式図に示すように、吐出室22とクランク室6とを連通して吐出室22内の吐出冷媒ガスの一部をクランク室6に導入する第1連通路25(25a、25b)と、クランク室6と吸入室21とを連通してクランク室6内の冷媒を吸入室21に戻す第2連通路26とが設けられ、第1連通路25にはその開度を制御する容量制御弁27が介装され、第2連通路26にはオリフィス28が介装されている。
従って、この容量制御弁27の開度を調整することで、第1連通路25(25a、25b)を介してクランク室6に導入される高圧の冷媒ガスの導入量と、第2連通路26を介してクランク室6から導出される冷媒ガスの導出量とのバランスが制御されて、クランク室6の圧力が決定される。
これにより、ピストン15を挟んだクランク室6の圧力と圧縮室20の圧力との差が変更され、斜板14の駆動軸7に対する傾斜角度が変更される。この結果、ピストン15のストローク、すなわち圧縮機の吐出容量が変更される。
例えば、クランク室6の圧力が低下すると、斜板14の傾斜角度が増大し、圧縮機の吐出容量が増大する。逆に、クランク室6の圧力が上昇すると、斜板14の傾斜角度が減少し、圧縮機の吐出容量が減少する。
容量制御弁27は、その内部構造の図示は省略するが、任意の電磁力を閉弁方向に発生し得るソレノイドと、吸入室21の圧力(吸入圧力Ps)に感応し当該圧力の低下に伴って開弁方向に伸長動作するベローズとを備え、電磁力と吸入圧力とに応じて開閉制御される。
ここで、ソレノイドに所定の電流を流すと、閉弁方向の作用力が発生して、弁体が閉弁され、吐出室22とクランク室6との連通が遮断される。これにより、吐出室22のガスはクランク室6に導入されず、クランク室6からオリフィス28を介して吸入室21に向かうガス流れのみが発生する。こにより、クランク室6の圧力が低下して吸入室21の圧力と同等になり、圧縮機は最大容量に維持され、吸入室21の圧力が徐々に低下する。
吸入室21の圧力が所定値まで低下すると、ベローズが伸長し、弁体が開く方向に動作するため、吐出室22のガスがクランク室6側に導入され、クランク室6と吸入室21との圧力差の増加により、吐出容量が減少する。これにより、吸入室21の圧力が上昇すると、ベローズが収縮し、弁体が閉じる方向に作用するため、クランク室6と吸入室21との圧力差の減少により、吐出容量が増加する。
このようにして、電磁力一定の場合では、吸入圧力Psが所定値となるように弁体の開度が調整され、吐出容量が制御される。
次に本実施形態でのOCR低減技術について説明する。
図3の模式図を参照し、吐出室22とクランク室6とを連通して吐出室22内の吐出冷媒ガスの一部をクランク室6に導入する第1連通路25の容量制御弁27下流部分を拡張して、制御ガスに含まれる潤滑オイルを分離すると共に分離されたオイルを貯留する貯油室30を形成する。
第1連通路25は、貯油室30の下流側では、貯油室30の上部からクランク室6へ向けて形成される(図示25b)。
また、貯油室30の下部からクランク室6へ向けてオイル戻し通路31が形成され、オイル戻し通路31にはオリフィス32が設けられる。
具体的構成は、図1及び図2に示される。
容量制御弁27は、リアハウジング4に横向きに装着される。その出口部27aの下流側の通路を下側に大きく拡張して、貯油室30を形成してある。図中33は前記出口部27aに相対して貯油室30を画成する蓋部材である。尚、貯油室30の大きさは、十分な分離効果を得るために、15cm3 以上とするとよい。
図1には、第1連通路25として、吐出室22からの連通路25aと、クランク室6(空間34)への連通路25bとが示され、これらの間に制御弁27が設けられる。制御弁27下流側の連通路25bは、図2に示されるように、貯油室30の上部からクランク室6(空間34)に向けて形成される。尚、この連通路25bは、シリンダブロック1における駆動軸7挿通用の空間34に開口しており、この空間34は通路35及び/又は駆動軸7の軸受8部分を介してクランク室6と連通している。
第2連通路26は、図1に示されるように、バルブシート3に設けられて、前記空間34と吸入室21とを連通し、ここにはオリフィス28が設けられる。
貯油室30からのオイル戻し通路31は、図1及び図2に示されるように、貯油室30の底部近傍(底部よりやや高い位置)に形成され、オリフィス32を介して、シリンダブロック1におけるボルト5の通し孔36を経て、クランク室6に連通している。
本実施形態においては、容量制御域にて、容量制御弁27が開かれると、吐出室22内の吐出冷媒ガスの一部が、制御ガスとして、第1連通路25(25a、25b)を通ってクランク室6(空間34)に導入される一方、クランク室6内の冷媒ガスの一部が第2連通路26のオリフィス28を通って吸入室21へ導出され、導入量と導出量とのバランスにより、クランク室6の圧力が制御されて、ピストン15のストロークが制御され、クランク室6の圧力が高くなるほど、ピストン15のストロークが減少する。
ここにおいて、制御ガスは、第1連通路25(25a、25b)の途中で、容量制御弁27を通過した後、拡張形成した貯油室30に流出する際に、流路面積が一気に増大することから、流速が低下することで、制御ガスに含まれる潤滑オイルが比重差により分離される。また、容量制御弁27の出口部27aより噴出する際、制御ガスは対向する蓋部材33に衝突し、これによっても、制御ガスに含まれる潤滑オイルが分離される。尚、分離効果を更に高めるために、貯油室30内に邪魔板(図示せず)を設置するようにしてもよい。
潤滑オイルが分離された制御ガスは、貯油室30の上部から、連通路25bを通って、クランク室6(空間34)へ向かう。
一方、制御ガスから分離された潤滑オイルは、貯油室30の底部に貯留される。そして、貯留された潤滑オイルは、オイル戻し通路31のオリフィス32を通って、少しずつクランク室6に戻され、クランク室6内で各部の潤滑に用いられる。
従って、本実施形態によれば、容量制御域(吐出室22からクランク室6への第1連通路25に冷媒ガスが制御ガスとして流れる領域)にて、制御ガスからオイルを分離することができる一方、オイル分離用の貯油室(拡張室)30は制御ガスの経路上に設けられるので、効率の悪化を抑制することができる。
また、貯油室30を備えて、分離されたオイルを少なくとも一時的に貯留するので、分離後の液化を促進でき、結果的に潤滑オイルがクランク室6内にとどまる時間を長くして、各部の潤滑性能を高めることができる。
また、本実施形態によれば、第1連通路25は、貯油室30の下流側では、貯油室30の上部からクランク室6(空間34)へ向けて形成され、オイル戻し通路31は、貯油室30の下部からクランク室6へ向けて形成されることにより、分離した制御ガス(冷媒)と潤滑オイルとを再び混合させることなく、的確に導くことができる。
また、本実施形態によれば、オイル戻し通路31はオリフィス32を有する構成とすることにより、オイル戻し量を規制して、貯留室30内にとどまる時間を確保し、これにより分離後の液化を促進することができる。
次に本発明の他の実施形態について図4の模式図により説明する。尚、図4において図3と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、オイル戻し通路31に設けられるオリフィス32を、可変オリフィスとしたもので、特に可変オリフィス機構37により前後差圧の増大に伴ってオリフィス径を縮小する方向に動作するようにしてある。これは次の理由による。
オイル戻し通路31のオリフィス32は、オイル戻し量を一定かつ小流量にすべくオイル戻し量を規制しているが、何らかの理由で、前後差圧が大きくなると、戻し量が増大し、貯油効果が減少することが考えられる。
そこで、前後差圧が大きくなった場合は、可変オリフィス機構37により、オリフィス32のオリフィス径を縮小することで、前後差圧の増大によるオイル戻し量の増大を抑制し、オイル戻し量を一定かつ小流量にして、貯油効果を確保する。
従って、特に本実施形態によれば、運転条件の変化にかかわらず、貯油効果を確保して、潤滑性能の向上を図ることができる。
尚、以上の実施形態では、貯油室30は、リアハウジング(シリンダヘッド)4内に配置したが、シリンダブロック1内に配置するようにしてもよい。
また、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 シリンダブロック
1a シリンダボア
2 フロントハウジング
3 バルブシート
4 リアハウジング
5 ボルト
6 クランク室
7 駆動軸
8、9 軸受
10 プーリ
11 ロータ
12 斜板支持体
13 ヒンジ機構
14 斜板
15 ピストン
16 シュー
20 圧縮室
21 吸入室
22 吐出室
23 吸入ポート
24 吐出ポート
25(25a、25b) 第1連通路
26 第2連通路
27 容量制御弁
27a 出口部
28 オリフィス
30 貯油室
31 オイル戻し通路
32 オリフィス
33 蓋部材
34 空間
35 通路
36 通し孔
37 可変オリフィス機構

Claims (5)

  1. 吸入室から吸入した潤滑オイルを含む冷媒ガスを圧縮して吐出室に吐出するピストンと、ピストン背方のクランク室と、前記吐出室と前記クランク室とを連通する第1連通路と、前記クランク室と前記吸入室とを連通する第2連通路と、前記第1連通路に介装した制御弁と、前記第2連通路に介装したオリフィスと、を備え、
    前記制御弁により前記クランク室の圧力を制御することにより、前記ピストンのストロークを変化させる可変容量圧縮機であって、
    前記第1連通路における前記制御弁の下流に拡張形成されて、オイルを分離すると共に分離されたオイルを貯留する貯油室と、
    前記貯油室から前記クランク室へ前記第1連通路とは別に形成されて、前記貯油室に貯留されたオイルを前記クランク室へ戻すオイル戻し通路と、
    を設けたことを特徴とする可変容量圧縮機。
  2. 前記第1連通路は、前記貯油室の下流側では、前記貯油室の上部から前記クランク室へ向けて形成され、
    前記オイル戻し通路は、前記貯油室の下部から前記クランク室へ向けて形成されることを特徴とする請求項1記載の可変容量圧縮機。
  3. 前記オイル戻し通路は、オリフィスを有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の可変容量圧縮機。
  4. 前記オイル戻し通路の前記オリフィスは、可変オリフィスであることを特徴とする請求項3記載の可変容量圧縮機。
  5. 前記可変オリフィスは、前後差圧の増大に伴ってオリフィス径を縮小する方向に動作するものであることを特徴とする請求項4記載の可変容量圧縮機。
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