JP2016166532A - 容量可変型両頭斜板式圧縮機 - Google Patents

容量可変型両頭斜板式圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016166532A
JP2016166532A JP2015045434A JP2015045434A JP2016166532A JP 2016166532 A JP2016166532 A JP 2016166532A JP 2015045434 A JP2015045434 A JP 2015045434A JP 2015045434 A JP2015045434 A JP 2015045434A JP 2016166532 A JP2016166532 A JP 2016166532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
swash plate
oil
drive shaft
communication path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2015045434A
Other languages
English (en)
Inventor
秀晴 山下
Hideharu Yamashita
秀晴 山下
裕之 仲井間
Hiroyuki Nakaima
裕之 仲井間
山本 真也
Shinya Yamamoto
真也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2015045434A priority Critical patent/JP2016166532A/ja
Publication of JP2016166532A publication Critical patent/JP2016166532A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】オイルセパレータを備えるオイル分離室とオイル貯留室とを備えても、体格が大きくなることを抑えることができる容量可変型両頭斜板式圧縮機の提供にある。【解決手段】容量可変型両頭斜板式圧縮機において、アクチュエータ75は、斜板室26内に駆動軸37に対して一体回転可能に配され、駆動軸37に設けられる区画体90と、斜板73と連結され、斜板室26内で駆動軸心Lの方向に移動可能な移動体89と、区画体90と移動体89とにより形成された制御圧室91とを有し、ハウジングは、吐出室に連通し、吐出室より吐出される冷媒ガス中に含まれるオイルを分離するオイルセパレータを備えるオイル分離室を有し、制御圧室91はオイル分離室と連通し、オイル分離室で分離されたオイルを貯留する。【選択図】 図1

Description

この発明は、容量可変型両頭斜板式圧縮機に関する。
従来の容量可変型斜板式圧縮機としては、例えば、特許文献1に開示された可変排出量圧縮機が知られている。
特許文献1に開示された圧縮機には、流体アクチュエータが設けられている。流体アクチュエータは、駆動板が装架されているヒンジ球の位置を変位させることによって、斜板(揺動板)の角度を変化させる。排出ガスは、通路等を経て流体アクチュエータ室に供給される。吸入圧力が減少するとき、すなわち系統内の負荷が減少すると、排出圧力が通路を経て拡張可能なアクチュエータ室に供給され、アクチュエータ室内の圧力が上昇する。アクチュエータ室内の圧力が上昇すると、ヒンジ球はばねの力に抗して駆動軸に沿ってばねに向かう方向に動き、斜板は駆動軸に対して直交する方向に動き、ピストンの行程が減少し圧縮機の吐出量が減少する。逆に吸入圧力が上昇、すなわち系統内の負荷が増大すると、アクチュエータ室内の圧力は通路等を経て吸入系統に伝達され、アクチュエータ室内の圧力が減少する。アクチュエータ室内の圧力が減少すると、ばねとピストンに作用する圧力とによって、ヒンジ球は、駆動軸に沿ってばねと反対方向に変位し、駆動軸に対して直交する方向に揺動板の角度が増大し、ピストンの行程が増大し圧縮機の吐出量が増加する。
また、特許文献1に開示された圧縮機では、内部に配された斜板等の摺動部材の潤滑のために潤滑用のオイルが用いられている。圧縮された冷媒ガスが外部冷媒回路に排出されて循環される際、冷媒ガスとともに潤滑用のオイルが外部冷媒回路に排出される。排出されたオイル量が多くなれば、冷凍サイクルの効率低下を招く原因となる。そこで、オイルが冷媒ガスとともに外部冷媒回路に排出されてしまうことを抑制するため、圧縮機には、冷媒ガスからオイルを分離するオイルセパレータと、オイルセパレータを配したオイル分離室と、分離されたオイルを貯留するオイル貯留室とが設けられている。圧縮された冷媒ガスは、吐出圧領域にある吐出室に吐出され、吐出室から通路を通ってオイルセパレータが配されたオイル分離室に流入され、オイルセパレータにより冷媒ガスに含まれるオイルが冷媒ガスから分離され、分離されたオイルは通路を通ってオイル貯留室に貯留される。オイル貯留室のオイルは、オイル貯留室と吸入圧領域とを連通するオイル戻し通路を介して吸入圧領域にある斜板室等に戻されて、各摺動部材の潤滑に供される。一方、オイルが分離された冷媒ガスは、圧縮機から外部冷媒回路に排出される。
特開昭52−131204号公報
しかし、特許文献1で開示された圧縮機に、吐出室に吐出された冷媒ガスに含まれる潤滑用のオイルを吸入圧領域に戻すために、オイル分離室と、オイル貯留室とを設けると、圧縮機の体格が大きくなってしまう問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、容量可変型両頭斜板式圧縮機にオイルセパレータを備えたオイル分離室とオイル貯留室とを備えても、体格が大きくなることを抑えることができる容量可変型両頭斜板式圧縮機の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、シリンダボア、吐出室、及び斜板室が形成されたハウジングと、前記ハウジングに回転可能に支持された駆動軸と、前記駆動軸の回転によって前記斜板室内で回転可能な斜板と、前記駆動軸と前記斜板との間に設けられ、前記駆動軸の駆動軸心に直交する方向に対する前記斜板の傾斜角度の変更を許容するリンク機構と、前記シリンダボアに収納された両頭ピストンと、前記斜板の回転により、前記傾斜角度に応じたストロークで前記両頭ピストンを前記シリンダボア内で往復動させる変換機構と、前記傾斜角度を変更するアクチュエータと、前記アクチュエータを制御する制御機構とを備え、前記アクチュエータは、前記斜板室内に前記駆動軸に対して一体回転可能に配され、前記駆動軸に設けられる区画体と、前記斜板と連結され、前記斜板室内で前記駆動軸心の方向に移動可能な移動体と、前記区画体と前記移動体とにより形成された制御圧室とを有し、前記移動体は、前記制御圧室の圧力変化により移動され、前記ハウジングは、前記吐出室と連通し、前記吐出室より吐出される冷媒ガス中に含まれるオイルを分離するオイルセパレータを備えたオイル分離室を有する容量可変型両頭斜板式圧縮機において、前記制御圧室は前記オイル分離室と連通し、前記オイル分離室で分離されたオイルを貯留することを特徴とする。
本発明によれば、アクチュエータの制御圧室をオイル貯留室としても機能させることにより、オイル貯留室を別途設ける必要がなくなり、容量可変型両頭斜板式圧縮機の体格が大きくなることを抑えることができる。
また、上記の容量可変型両頭斜板式圧縮機において、前記アクチュエータの外周部には前記制御圧室と前記斜板室とを連通する連通路が設けられても良い。
この場合、アクチュエータが駆動軸と共に一体的に回転する際の遠心力を利用して、制御圧室に流入したオイルを制御圧室の外周側に移動させ、外周側に設けられた連通路から斜板室に流入させることができる。
また、上記の容量可変型両頭斜板式圧縮機において、前記連通路は、前記斜板と対向する開口を有しても良い。
この場合、オイルが連通路から斜板に確実に供給され、斜板の潤滑性を向上させることができる。
また、上記の容量可変型両頭斜板式圧縮機において、前記連通路は、前記区画体に設けても良い。
この場合、連通路の加工が容易であり、アクチュエータの製作をし易くすることができる。
また、上記の容量可変型両頭斜板式圧縮機において、前記連通路は、前記移動体に設けられた第1連通路及び第2連通路であって、前記最大容量運転時には前記第1連通路及び前記第2連通路により前記斜板室と前記制御圧室とが連通され、前記最小容量運転時には前記第2連通路により前記斜板室と前記制御圧室とが連通されても良い。
この場合、吐出容量の変化に応じて斜板室に供給するオイルの量を調整することができる。
この発明によれば、容量可変型両頭斜板式圧縮機にオイルセパレータを備えたオイル分離室とオイル貯留室とを備えても、容量可変型両頭斜板式圧縮機の体格が大きくなることを抑えることができる。
本発明の第1の実施形態に係る容量可変型両頭斜板式圧縮機の最大容量運転時の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る容量可変型両頭斜板式圧縮機の最小容量運転時の全体構成を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る容量可変型両頭斜板式圧縮機の(a)最大容量運転時のアクチュエータとその周辺を示す断面図であり、(b)最小容量運転時のアクチュエータとその周辺を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る容量可変型両頭斜板式圧縮機の(a)最大容量運転時のアクチュエータとその周辺を示す断面図であり、(b)最小容量運転時のアクチュエータとその周辺を示す断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る圧縮機を図1に基づいて説明する。なお、以下の説明において圧縮機の「前」「後」は、図1に示す矢印Yの方向を前後方向とする。
図1及び図2に示す圧縮機10は容量可変型両頭斜板式圧縮機である。
図1及び図2に示すように、圧縮機10のハウジングは、圧縮機10の前方に位置するフロントハウジング11と、圧縮機10の後方に位置するリヤハウジング12と、フロントハウジング11とリヤハウジング12との間に位置する第1シリンダブロック13及び第2シリンダブロック14とにより構成されている。フロントハウジング11と第1シリンダブロック13とは接合され、フロントハウジング11と第1シリンダブロック13との間に第1弁形成プレート15が介在されている。リヤハウジング12と第2シリンダブロック14とは接合され、リヤハウジング12と第2シリンダブロック14との間に第2弁形成プレート16が介在されている。また、第1シリンダブロック13と第2シリンダブロック14は、ガスケット49を介して接合されている。フロントハウジング11、第1シリンダブロック13、第2シリンダブロック14、リヤハウジング12は、図示しない通しボルトの締結により一体的に固定されている。
フロントハウジング11には、前方に向かって突出するボス部11Aが形成されており、ボス部11A内には軸封装置17が設けられている。また、フロントハウジング11内には、第1吸入室18及び第1吐出室19が形成されている。第1吸入室18はフロントハウジング11の内周側に位置しており、第1吐出室19はフロントハウジング11の外周側に位置している。
さらに、フロントハウジング11には、第1フロント側連通路20が形成され、第1フロント側連通路20は、前端側が第1吐出室19に連通し、後端側がフロントハウジング11の後端に開口している。
リヤハウジング12には、第2吸入室21、第2吐出室22及び圧力調整室23が形成されている。圧力調整室23はリヤハウジング12の中心部分に位置している。第2吸入室21は、リヤハウジング12において、圧力調整室23の外周側に位置している。第2吐出室22は、リヤハウジング12において、第2吸入室21の外周側に位置している。リヤハウジング12には、後述するアクチュエータ75を制御する制御機構24が設けられている。
さらに、リヤハウジング12には、第1リヤ側連通路25が形成され、第1リヤ側連通路25は、後端側が第2吐出室22に連通し、前端側がリヤハウジング12の前端に開口している。
第1シリンダブロック13と第2シリンダブロック14との間には、斜板室26が形成されている。斜板室26は、ハウジングにおける前後方向の略中央に位置している。
第1シリンダブロック13には、複数個の第1シリンダボア27が周方向に等間隔でそれぞれ平行に形成されている。また、第1シリンダブロック13には、駆動軸37を挿通させる第1軸孔28が形成され、第1軸孔28内には滑り軸受29が設けられている。
さらに、第1シリンダブロック13には、第1軸孔28と連通する第1凹部30が形成され、第1凹部30は斜板室26と連通している。第1凹部30の前端には、第1スラスト軸受31が設けられている。さらに、第1シリンダブロック13には、斜板室26と第1吸入室18とを連通する第1連絡路32が形成されている。
さらに、第1シリンダブロック13には、第2フロント側連通路33が形成されている。
また、第1シリンダブロック13の外周側には、径方向に突出する第1シリンダブロック側突出部34が形成されている。
第2シリンダブロック14にも、第1シリンダブロック13と同様に、複数個の第2シリンダボア35が形成され、各第2シリンダボア35は各第1シリンダボア27と同軸、同径であって前後で対になっている。また、第2シリンダブロック14には、駆動軸心Lに沿って後側に突出する軸方向突出部36が設けられ、軸方向突出部36には、駆動軸37を挿通させる第2軸孔38が形成され、第2軸孔38内には滑り軸受39が設けられている。
さらに、第2シリンダブロック14には、第2軸孔38と連通する第2凹部40が形成され、第2凹部40は斜板室26と連通している。第2凹部40の後端には、第2スラスト軸受41が設けられている。さらに、第2シリンダブロック14には、斜板室26と第2吸入室21とを連通する第2連絡路42が形成されている。
また、第2シリンダブロック14の外周側には、径方向に突出する第2シリンダブロック側突出部43が形成されている。
第2シリンダブロック14には、吐出ポート44と、第3リヤ側連通路45と、第2リヤ側連通路46と、吸入ポート47とが形成されている。吐出ポート44は、マフラー室48と連通する。第3リヤ側連通路45は、前端側が第2シリンダブロック14の前端に開口しており、後端側が吐出ポート44と連通している。第3リヤ側連通路45は、第1シリンダブロック13と第2シリンダブロック14とが接合することで、第2フロント側連通路33の後端側と連通する。第2リヤ側連通路46は、前端側が吐出ポート44と連通しており、後端側が第2シリンダブロック14の後端に開口している。吸入ポート47は、斜板室26と連通するように形成され、図示しない外部冷媒回路と接続されており、吸入ポート47を介して外部冷媒回路より斜板室26に冷媒ガスが導入される。
マフラー室48は、第1シリンダブロック側突出部34と第2シリンダブロック側突出部43とがガスケット49を介して接合されることで形成される。マフラー室48の第1シリンダブロック側突出部34側と第2シリンダブロック側突出部43側は、ガスケット49に形成された貫通孔を介して連通している。マフラー室48には、オイルセパレータ(図示せず)が配され、オイル分離室としても機能する。
圧縮機10では、第1吐出室19、第2吐出室22及びマフラー室等が吐出圧領域であり、第1吸入室18、第2吸入室21及び斜板室26が吸入圧領域である。
第1弁形成プレート15は、第1バルブプレート50と、第1吸入弁プレート51と、第1吐出弁プレート52と、第1リテーナプレート53とを有している。
第1バルブプレート50、第1吐出弁プレート52及び第1リテーナプレート53には、各第1シリンダボア27と第1吸入室18とを連通する第1吸入孔54が形成されている。また、第1バルブプレート50及び第1吸入弁プレート51には、各第1シリンダボア27と第1吐出室19を連通する第1吐出孔55が形成されている。第1吸入孔54には、第1吸入孔54を開閉可能な第1吸入弁が設けられている。第1吐出孔55には、第1吐出孔55を開閉可能な第1吐出弁が設けられている。
また、第1弁形成プレート15には、第1吸入室18と第1連絡路32とを連通する第1吸入連通孔56と、第1フロント側連通路20と第2フロント側連通路33とを連通する第1吐出連通孔57とが形成されている。
第2弁形成プレート16は、第2バルブプレート58と、第2吸入弁プレート59と、第2吐出弁プレート60と、第2リテーナプレート61とを有している。
第2バルブプレート58、第2吐出弁プレート60及び第2リテーナプレート61には、各第2シリンダボア35と第2吸入室21とを連通する第2吸入孔62が形成されている。また、第2バルブプレート58及び第2吸入弁プレート59には、各第2シリンダボア35と第2吐出室22とを連通する第2吐出孔63が形成されている。第2吸入孔62には、第2吸入孔62を開閉可能な第2吸入弁が設けられている。第2吐出孔63には、第2吐出孔63を開閉可能な第2吐出弁が設けられている。
また、第2弁形成プレート16には、第2吸入室21と第2連絡路42を連通する第2吸入連通孔64と、第1リヤ側連通路25と第2リヤ側連通路46とを連通する第2吐出連通孔65とが形成されている。
圧縮機10では、第1フロント側連通路20、第1吐出連通孔57、第2フロント側連通路33及び第3リヤ側連通路45によって、第1吐出連通路66が形成されている。また、第1リヤ側連通路25、第2吐出連通孔65及び第2リヤ側連通路46によって、第2吐出連通路67が形成されている。
駆動軸37は、駆動軸本体68と第1支持部材69と第2支持部材70とを有している。第1支持部材69は、駆動軸本体68の前端側に圧入されており、第2支持部材70は、駆動軸本体68の後端側に圧入されている。第1支持部材69には、フランジ部71が設けられている。第2支持部材70には、フランジ部72が設けられている。
駆動軸37は、第1支持部材69を介して第1軸孔28内に挿通されると共に、第2支持部材70を介して第2軸孔38内に挿通され、それぞれ滑り軸受29、39を介して回転可能にハウジングに軸支されている。
駆動軸本体68には、斜板73とリンク機構74とアクチュエータ75とが設けられている。斜板73とリンク機構74とアクチュエータ75とは、それぞれ斜板室26内に配置されている。
斜板73は、平板状の環状体で形成されている。斜板73は、リングプレート76に固定されている。リングプレート76は平板状の環状体で形成されており、中心部に挿通孔77が形成されている。斜板73は、斜板室26内において挿通孔77に駆動軸本体68が挿通されることにより、駆動軸37に係合されている。
リンク機構74はラグアーム78を有している。ラグアーム78は、斜板室26内において、斜板73よりも前方に配置されており、斜板73と第1支持部材69との間に位置している。ラグアーム78は、前端側から後端側に向かって略L字形状となるように形成されている。ラグアーム78は、駆動軸心Lに直交する方向に対する斜板73の傾斜角度が最小になったときに、第1支持部材69のフランジ部71と当接するようになっている。また、ラグアーム78の後端側にはウェイト部79が形成されている。
ラグアーム78の後端側は、第1ピン80によってリングプレート76の一端側と接続されている。これにより、ラグアーム78は、斜板73に対し、第1ピン80の軸心周りに揺動可能に支持されている。
ラグアーム78の前端側は、第2ピン81によって第1支持部材69と接続されている。ラグアーム78は、駆動軸37に対し、第2ピン81の軸心周りに揺動可能に支持されている。
このように、リンク機構74は、駆動軸37と斜板73との間に設けられ、ラグアーム78、第1ピン80、第2ピン81により構成されている。
圧縮機10では、斜板73と駆動軸37とがリンク機構74によって接続されることにより、斜板73は駆動軸37と共に回転可能となっている。また、ラグアーム78の両端がそれぞれ第1ピン80の軸心及び第2ピン81の軸心周りに揺動することにより、斜板73は傾斜角度を変更可能となっている。つまり、リンク機構74により斜板73の傾斜角度の変更を許容するよう構成されている。
ピストン82は、前端側に第1頭部83を有し、後端側に第2頭部84を有する両頭ピストンである。第1頭部83は第1シリンダボア27に収納されている。第1頭部83と第1弁形成プレート15とにより、第1シリンダボア27内に第1圧縮室85が区画されている。第2頭部84は第2シリンダボア35に収納されている。第2頭部84と第2弁形成プレート16とにより、第2シリンダボア35内に第2圧縮室86が区画されている。
ピストン82の中央には係合部87が形成されており、係合部87内には半球状の一対のシュー88、88がそれぞれ設けられている。これらの一対のシュー88、88によって斜板73がピストン82の往復動に変換される。一対のシュー88、88が本発明における変換機構に相当している。こうして、斜板73の傾斜角度に応じたストロークで、第1頭部83及び第2頭部84がそれぞれ第1シリンダボア27及び第2シリンダボア35内で往復動することが可能となっている。
アクチュエータ75は、移動体89と区画体90と制御圧室91とを有している。移動体89は、前方に開口する有底の円筒状の形状を有している。区画体90は、移動体89の内径とほぼ同径の円板状に形成されている。制御圧室91は、移動体89と区画体90とを接合させることにより形成された室である。アクチュエータ75は、斜板73よりも後方側に位置している。
また、移動体89の周壁の前端には、連結部92が形成されている。区画体90とリングプレート76との間には、復帰ばね93が設けられている。制御圧室91は、区画体90と移動体89により区画され、内部の圧力によって駆動軸37の駆動軸心Lの方向に移動体89を移動させることが可能である。移動体89及び区画体90には、駆動軸本体68が挿通されている。なお、区画体90の外周には、制御圧室91の気密性を保つために環状のシール部材94が装着されている。
アクチュエータ75は、斜板室26内に駆動軸37に対して一体回転可能に配されている。移動体89は、駆動軸37と共に回転可能に配設されていると共に、斜板室26内において、駆動軸37の駆動軸心Lの方向に移動可能となっている。一方、区画体90は、駆動軸本体68に固定されている。区画体90は、駆動軸37と共に回転することのみ可能となっており、駆動軸37の駆動軸心Lの方向には移動しない。
移動体89の連結部92には、リングプレート76の他端側が第3ピン95によって接続されている。これにより、斜板73は、第3ピン95の軸心周りに移動体89に揺動可能に支持されている。こうして、移動体89は斜板73と連結された状態となっている。そして、移動体89は、斜板73の傾斜角度が最大となったときに第2支持部材70のフランジ部72と当接するようになっている。なお、図1は斜板73の傾斜角度が最大となる最大容量運転時の状態を示しており、図2は斜板73の傾斜角度が最小となる最小容量運転時の状態を示している。
また、駆動軸本体68内には、後端から前方に向かって軸心方向に延びる軸内通路96が形成されている。軸内通路96の前端は、駆動軸本体68の外周面側に開口され、制御圧室91と連通している。軸内通路96の後端は、圧力調整室23と連通している。
制御機構24は、図示しないが低圧通路、高圧通路、低圧通路に設けられた制御弁、高圧通路に設けられたオリフィスなどを有している。圧力調整室23は低圧通路及び制御弁を介して第2吸入室21と連通している。また、圧力調整室23は高圧通路及びオリフィスを介して第2吐出室22と連通している。さらに、圧力調整室23は、軸内通路96を介して制御圧室91と連通している。
本実施形態では、マフラー室48とアクチュエータ75の制御圧室91が連通され、制御圧室91にマフラー室48にて分離されたオイルを貯留する工夫が凝らされている。具体的には、第2シリンダブロック14に、マフラー室48と圧力調整室23とを連通するオイル通路97が形成されている。オイル通路97は、第1オイル通路98、第2オイル通路99及び第3オイル通路100を有している。
第1オイル通路98は、前端側がマフラー室48と連通し、後端側が第2シリンダブロック14の後端に開口している。第2吸入弁プレート59と第2シリンダボア35との間には、駆動軸心Lと直交する方向に延びる第2オイル通路99が形成されている。第2シリンダブロック14の軸方向突出部36と第2弁形成プレート16との間及び第2シリンダブロック14の軸方向突出部36とリヤハウジング12との間には、駆動軸心Lに沿って延びる第3オイル通路100が形成されている。第2オイル通路99は、外周側の端部が第2シリンダブロック14に形成された第1オイル通路98と接続し、内周側の端部が第3オイル通路100と接続する。第3オイル通路100は、前側の端部が第2オイル通路99と接続し、後側の端部が圧力調整室23に開口する。第1オイル通路98、第2オイル通路99、第3オイル通路100によって、オイル通路97が形成されている。オイル通路97には、絞り(図示なし)が設けられている。
一方、アクチュエータ75の区画体90の外周側には、オイル孔101が形成されている。オイル孔101の一方の端部は制御圧室91に開口し、他方の端部は斜板室26に開口し、制御圧室91と斜板室26とを連通している。オイル孔101の斜板室26に開口する端部は開口102であり、開口102は斜板73と対向する。オイル孔101の内部には絞り(図示なし)が形成されている。オイル孔101の通路断面積は、オイル通路97の通路断面積よりも小さくなっている。すなわち、オイル孔101の絞りの最小断面積は、オイル通路97の絞りの最小断面積よりも小さくなっている。オイル孔101は本発明の連通路である。区画体90の外周側はアクチュエータ75の外周部に相当する。
制御圧室91は、オイル通路97を介してマフラー室48と連通し、マフラー室48においてオイルセパレータにより冷媒ガスから分離されたオイルを貯留するオイル貯留室としても機能する。
以上の構成を有する圧縮機10の作用について以下説明する。
制御機構24において、例えば、制御弁が低圧通路の開度を大きくすれば、圧力調整室23内の圧力及び制御圧室91内の圧力が第2吸入室21内の圧力とほぼ等しくなる。このため、アクチュエータ75では、移動体89が斜板室26の前方側に向かって移動する。このため、図3(b)に示すように、移動体89がラグアーム78に近接し、制御圧室91の容積が減少する。
そして、斜板73が第3ピン95の軸心周りで時計回り方向に揺動し、ラグアーム78が第1ピン80の軸心周りで時計回り方向に揺動すると共に、ラグアーム78が第2ピン81の軸心周りで反時計回り方向に揺動する。このため、ラグアーム78が第1支持部材69のフランジ部71に接近する。その結果、図2に示すように、駆動軸37の駆動軸心Lに直交する方向に対する斜板73の傾斜角度が減少し、ピストン82のストロークが減少することで、圧縮機10の吐出容量が小さくなる。
一方、制御機構24において、制御弁が低圧通路の開度を小さくすれば、圧力調整室23内の圧力が大きくなり、制御圧室91内の圧力が大きくなる。このため、図3(a)に示すように、アクチュエータ75では、移動体89が斜板室26の後方側に向かって移動する。このため、移動体89がラグアーム78から離れるように移動し、制御圧室91の容積が増大する。
これにより、連結部92を通じて移動体89が斜板73の下端側を斜板室26の後方側へ牽引する状態となる。これにより、斜板73が第3ピン95の軸心周りで反時計回り方向に揺動する。また、ラグアーム78が第1ピン80の軸心周りで反時計回り方向に揺動すると共に、ラグアーム78が第2ピン81の軸心周りで時計回り方向に揺動する。このため、ラグアーム78が第1支持部材69のフランジ部71から離間する。その結果、図1に示すように、駆動軸37の駆動軸心Lに直交する方向に対する斜板73の傾斜角度が増大し、ピストン82のストロークが増大することで、圧縮機10の吐出容量が大きくなる。
圧縮機10では、駆動軸37が回転することにより、斜板73が回転し、各ピストン82が第1シリンダボア27及び第2シリンダボア35内を往復動する。このため、第1圧縮室85及び第2圧縮室86がピストンストロークに応じて容積変化を生じる。よって、圧縮機10では、第1圧縮室85及び第2圧縮室86へ冷媒ガスを吸入する吸入工程と、第1圧縮室85及び第2圧縮室86において冷媒ガスが圧縮される圧縮工程と、圧縮された冷媒ガスが第1吐出室19及び第2吐出室22に吐出される吐出工程とが繰り返し行われる。
第1吐出室19に吐出された冷媒ガスは、第1吐出連通路66を経て吐出ポート44に至り、第2吐出室22に吐出された冷媒ガスは、第2吐出連通路67を経て吐出ポート44に至る。そして、冷媒ガスは、吐出ポート44を経て、吐出ポート44と連通されたマフラー室48に導入される。
マフラー室48では、冷媒ガスの脈動が低減され、マフラー室48が備えるオイルセパレータにより冷媒ガスからオイルが分離される。図1及び図2に示すように、マフラー室48は、オイル通路97を介して圧力調整室23と連通する。オイル通路97は、第1オイル通路98、第2オイル通路99及び第3オイル通路100により形成される。第1オイル通路98は第2シリンダブロック14の内部を延びる。第2オイル通路99は第2シリンダブロック14と第2弁形成プレート16の間を延びる。第3オイル通路100は第2シリンダブロック14の軸方向突出部36と第2弁形成プレート16との間及び第2シリンダブロック14の軸方向突出部36とリヤハウジング12との間を延びる。圧力調整室23は、軸内通路96を介して制御圧室91と連通する。したがって、マフラー室48においてオイルセパレータにより分離されたオイルは、オイル通路97及び圧力調整室23を介してオイル貯留室として機能する制御圧室91に流入し、貯留される。
吐出ポート44を経てマフラー室48に吐出された高圧の冷媒ガスは、マフラー室48で脈動が低減され、マフラー室48が備えるオイルセパレータによって冷媒ガスに含まれるオイルが分離され、マフラー室48から外部冷媒回路に排出される。
一方、冷媒ガスから分離されたオイルは、マフラー室48から第1オイル通路98、第2オイル通路99及び第3オイル通路100を通って圧力調整室23に流入し、圧力調整室23から駆動軸37の軸内通路96を通ってアクチュエータ75の制御圧室91に流入する。よって、冷媒ガスから分離されたオイルは、オイル貯留室として機能する制御圧室91に貯留される。
制御圧室91に貯留されたオイルは、アクチュエータ75が移動体89と区画体90とが駆動軸37と共に回転する際の遠心力によって、制御圧室91の外周側に移動され、さらに、区画体90のオイル孔101を通って斜板室26に導入される。したがって、吸入ポート47と第1吸入室18との間の斜板室26にオイルを戻すことができる。すなわち、吐出圧領域から吸入圧領域に潤滑用のオイルを戻すことができる。冷媒ガスに含まれるオイルの外部冷媒回路に供給される量が増加すると、冷凍サイクルの効率低下を招く原因となる等の理由から、外部冷媒回路に流出されるオイル量を低減させ、圧縮機10内に留められたオイルで圧縮機10の摺動部材に供給することが好ましい。
斜板室26に戻されたオイルは、圧縮機10の内部の各摺動部材の潤滑に供される。オイル孔101の開口102が斜板73に向いているため、摺動部材である斜板73にオイル孔101からオイルが確実に供される。
圧縮機10の最大容量運転時には、アクチュエータ75の制御圧室91の容積が最大となるので、制御圧室91に貯留することができるオイルの量が最大となる。そして、吐出される冷媒ガスの量も最大となってオイルセパレータで分離されるオイルの量が最大となるが、制御圧室91の容積が最大であるので多量のオイルを貯留することができる。圧縮機10の最小容量運転時には、アクチュエータ75の制御圧室91の容積が最小となるので、制御圧室91に貯留することができるオイルの量が最小となる。そして、吐出される冷媒ガスの量も最小となってオイルセパレータで分離されるオイルの量が最小であるため、制御圧室91の容積が最小であっても問題とならない。
本実施形態では、以下の作用効果を奏する。
(1)アクチュエータ75の制御圧室91をオイル貯留室としても機能させることができる。したがって、オイル貯留室を圧縮機10に別途設ける必要がなくなり、圧縮機10の体格が大きくなることを抑えることができる。
(2)アクチュエータ75の制御圧室91は、圧縮機10の最大容量運転時に最大の大きさとなり、多量のオイルを貯めることができる。圧縮機10の最大容量運転時には、外部冷媒回路に排出される冷媒ガスも多量となり、排出される冷媒ガスに含まれるオイルの量も多量となる。しかし、外部冷媒回路に排出される前にマフラー室48のオイルセパレータによって冷媒ガスからオイルを分離し、分離された多量のオイルを制御圧室91に貯留することができるので、外部冷媒回路に排出される冷媒ガスに含まれるオイルの量を抑制することができる。
(3)アクチュエータ75の制御圧室91を形成する区画体90の外周側に斜板室26を連通するオイル孔101を設けた。アクチュエータ75が駆動軸37と共に一体的に回転する際の遠心力により、制御圧室91に流入したオイルを制御圧室91の外周側に移動させ、外周側に設けられたオイル孔101から斜板室26に流入させることができる。
(4)オイル孔101の開口102が斜板73と対向しているので、摺動部材である斜板73にオイル孔101からオイルが確実に供され、斜板73の潤滑性を向上させることができる。
(5)オイル孔101が区画体90に形成されているため、移動体89にオイル孔を設ける場合と比較するとオイル孔の加工が容易であり、アクチュエータ75を製作し易くなる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、2つのオイル孔をアクチュエータの移動体に設けた例である。本実施形態では、第1の実施形態と同じ要素については、第1の実施形態の説明を援用し共通の符号を用いて説明する。
図4(a)、図4(b)に示すように、アクチュエータ75の移動体89の外周には2つの第1オイル孔111及び第2オイル孔112が設けられている。第1オイル孔111及び第2オイル孔112は連通路に相当する。移動体89の外周はアクチュエータ75の外周部に相当する。第1オイル孔111は斜板室26の前方側に位置し、第2オイル孔112は斜板室26の後方側に位置する。第1オイル孔111の斜板室26に開口する端部は第1開口121であり、第1開口121は斜板73と対向する。第2オイル孔112の斜板室26に開口する端部は第2開口122であり、第2開口122は斜板73と対向する。第1オイル孔111及び第2オイル孔112の内部にはそれぞれ絞り(図示なし)が形成されている。圧縮機10の最大容量運転時には、図4(a)に示すように、第1オイル孔111及び第2オイル孔112を介して制御圧室91と斜板室26とが連通され、圧縮機10の最小容量運転時には、図4(b)に示すように、第2オイル孔112のみを介して制御圧室91と斜板室26とが連通される。最大容量運転時には、制御圧室91に供給されるオイルは最も多く、最小容量運転時には、制御圧室91に供給されるオイルは最大容量運転時よりも少なくなる。すなわち、圧縮機10の最大容量運転時に制御圧室91と斜板室26とを連通するオイル孔の総断面積が最大となり、圧縮機10の最小容量運転時にオイル孔の総断面積が最小となる。第1オイル孔111は本発明の第1連通路、第2オイル孔112は本発明の第2連通路である。
本実施形態では、以下の作用効果を奏する。
(6)2つの第1オイル孔111及び第2オイル孔112を移動体89に設け、圧縮機10の最大容量運転時には、すべての第1オイル孔111及び第2オイル孔112を介して制御圧室91と斜板室26とが連通され、圧縮機10の最小容量運転時には、第2オイル孔112のみを介して制御圧室91と斜板室26とが連通される。圧縮機10の最大容量運転時には斜板室26に配された各摺動部材の潤滑性を向上させることが望ましく、すべての第1オイル孔111及び第2オイル孔112を介して多量のオイルを制御圧室91から斜板室26に供給することができ、圧縮機10の最小容量運転時には第2オイル孔112のみから最大容量運転時に比較して少量のオイルを制御圧室91から斜板室26に供給する。すなわち、圧縮機10の吐出容量の変化に応じて斜板室26に供給するオイルの量を調整することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、アクチュエータに連通路としてのオイル孔を設けたがこの限りでない。制御圧室と斜板室とを連通させてオイルを斜板室に供給することができれば良く、アクチュエータにオイル溝を設けても良い。例えば、アクチュエータの移動体において移動体の区画体との摺動面である内周面に、駆動軸の駆動軸心に沿って延びるオイル溝を設けても良い。オイル溝により最大容量運転時及び最小容量運転時に斜板室と制御圧室とが連通されれば良い。
○ 上記の実施形態では、オイル孔をアクチュエータの移動体または区画体に設けたがこの限りでない。制御圧室と斜板室とを連通させてオイルを斜板室に供給することができれば良く、複数のオイル孔を移動体と区画体とに設けても良い。
○ 上記の実施形態では、オイルセパレータをマフラー室に配してマフラー室をオイル分離室として機能させたがこの限りではない。オイル分離室で冷媒ガスから分離されたオイルを、制御圧室に導入できれば良く、オイル分離室をいずれの場所に設けても良い。
○ 上記の実施形態では、オイル分離室としたマフラー室48と制御圧室91とをオイル通路97により連通した。オイル通路97を第2シリンダブロック14の内部に形成した第1オイル通路98、第2シリンダブロック14と第2弁形成プレートとの間に形成した第2オイル通路99、第2シリンダブロック14の軸方向突出部36と第2弁形成プレート及び第2シリンダブロック14の軸方向突出部36とリヤハウジング12との間に形成した第3オイル通路100により形成したがこの限りではない。オイル分離室と制御圧室91とを連通させることができれば良く、オイル通路97をいずれの場所に設けても良い。
○ 上記の実施形態では、低圧通路に制御弁が設けられ、高圧通路にオリフィスが設けられていたがこの限りではない。低圧通路にオリフィスが設けられ、高圧通路に制御弁が設けられていても良い。
10 圧縮機
11 フロントハウジング(ハウジング)
12 リヤハウジング(ハウジング)
13 第1シリンダボア(シリンダボア)
14 第2シリンダボア(シリンダボア)
18 第1吸入室(吸入室)
19 第1吐出室(吐出室)
21 第2吸入室(吸入室)
22 第2吐出室(吐出室)
24 制御機構
26 斜板室
37 駆動軸
48 マフラー室(オイル分離室)
73 斜板
74 リンク機構
75 アクチュエータ
82 ピストン(両頭ピストン)
88 シュー(変換機構)
89 移動体
90 区画体
91 制御圧室
101 オイル孔(連通路)
111 第1オイル孔(連通路)
112 第2オイル孔(連通路)
102、 開口
121 第1開口(開口)
122 第2開口(開口)
L 駆動軸心

Claims (5)

  1. シリンダボア、吐出室、及び斜板室が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに回転可能に支持された駆動軸と、
    前記駆動軸の回転によって前記斜板室内で回転可能な斜板と、
    前記駆動軸と前記斜板との間に設けられ、前記駆動軸の駆動軸心に直交する方向に対する前記斜板の傾斜角度の変更を許容するリンク機構と、
    前記シリンダボアに収納された両頭ピストンと、
    前記斜板の回転により、前記傾斜角度に応じたストロークで前記両頭ピストンを前記シリンダボア内で往復動させる変換機構と、
    前記傾斜角度を変更するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御する制御機構とを備え、
    前記アクチュエータは、前記斜板室内に前記駆動軸に対して一体回転可能に配され、前記駆動軸に設けられる区画体と、前記斜板と連結され、前記斜板室内で前記駆動軸心の方向に移動可能な移動体と、前記区画体と前記移動体とにより形成された制御圧室とを有し、
    前記ハウジングは、前記吐出室と連通し、前記吐出室より吐出される冷媒ガスに含まれるオイルを分離するオイルセパレータを備えたオイル分離室を有する容量可変型両頭斜板式圧縮機において、
    前記制御圧室は前記オイル分離室と連通し、前記オイル分離室で分離されたオイルを貯留することを特徴とする容量可変型両頭斜板式圧縮機。
  2. 前記アクチュエータの外周部には前記制御圧室と前記斜板室とを連通する連通路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容量可変型両頭斜板式圧縮機。
  3. 前記連通路は、前記斜板と対向する開口を有することを特徴とする請求項2に記載の容量可変型両頭斜板式圧縮機。
  4. 前記連通路は、前記区画体に設けられたことを特徴とする請求項2又は3に記載の容量可変型両頭斜板式圧縮機。
  5. 前記連通路は、前記移動体に設けられた第1連通路及び第2連通路であって、前記最大容量運転時には前記第1連通路及び前記第2連通路により前記斜板室と前記制御圧室とが連通され、前記最小容量運転時には前記第2連通路により前記斜板室と前記制御圧室とが連通されることを特徴とする請求項2又は3に記載の容量可変型両頭斜板式圧縮機。
JP2015045434A 2015-03-09 2015-03-09 容量可変型両頭斜板式圧縮機 Withdrawn JP2016166532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015045434A JP2016166532A (ja) 2015-03-09 2015-03-09 容量可変型両頭斜板式圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015045434A JP2016166532A (ja) 2015-03-09 2015-03-09 容量可変型両頭斜板式圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016166532A true JP2016166532A (ja) 2016-09-15

Family

ID=56897323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015045434A Withdrawn JP2016166532A (ja) 2015-03-09 2015-03-09 容量可変型両頭斜板式圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016166532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018161159A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 株式会社三共 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018161159A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101575462B1 (ko) 양두 피스톤형 사판식 압축기
US9759206B2 (en) Swash plate type variable displacement compressor
KR20060086883A (ko) 가변 용량형 압축기
KR101541998B1 (ko) 용량 가변형 사판식 압축기
CN103807133A (zh) 斜板式变排量压缩机
KR101472337B1 (ko) 피스톤형 압축기
WO2011162077A1 (ja) 可変容量圧縮機
KR101581740B1 (ko) 가변 용량형 사판식 압축기
US20150260175A1 (en) Variable displacement swash plate type compressor
JP5949626B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP6135573B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP2016166532A (ja) 容量可変型両頭斜板式圧縮機
EP1930591A2 (en) Compressor having a mechanism for separating and recovering lubrication oil
JP7511702B2 (ja) 斜板式コンプレッサー
JP5949678B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
US11047373B2 (en) Piston compressor including a suction throttle
JP2018096251A (ja) 圧縮機
JP2016166533A (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP2018150920A (ja) 圧縮機
JP2018150880A (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP6107528B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
US9790936B2 (en) Variable displacement swash plate compressor
JP2016191361A (ja) 容量可変型斜板式圧縮機
JP2014125994A (ja) ピストン型圧縮機
JP6052016B2 (ja) 容量可変型斜板式圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171106

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20180206