JP5413851B2 - 冷媒圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用エアコンシステムなどに使用される冷媒圧縮機に関し、特に潤滑オイルの還流構造に関する。
冷媒圧縮機では、吸入・吐出する冷媒に潤滑オイルを混入させているが、エアコンシステム側へのオイル循環率(OCR)が高くなると、熱交換を阻害する結果、冷房性能が低下する。従って、オイル循環率を低下させることが求められている。
このため、特許文献1に示されるように、圧縮機構から吐出される冷媒から潤滑オイルを分離して圧縮機構の吸入圧領域に戻すオイル還流機構が設けられる。
オイル還流機構は、冷媒からオイルを分離するオイル分離部(分離室41及び分離筒43)と、これによって分離されたオイルを貯留する貯油室(油溜室44)と、貯油室と吸入圧領域とを連通するオイル戻し通路(給油路61a、61b)と、オイル戻し通路に配設された減圧手段としてのオリフィス(絞り62)とを含んで構成されている。
特開2000−080983号公報
このように、吐出冷媒から分離されたオイルを吸入圧領域に戻すために、貯油室とオイル戻し通路とを設ける他、オイル戻し通路には、減圧手段として、通常、オリフィスを設ける必要がある。更には、オリフィスの詰まりを防止するため、オリフィスの上流にはフィルタを設ける必要がある。
従って、圧縮機ハウジングのシリンダヘッド側には、オイル還流機構として、貯油室、オイル戻し通路及び減圧手段(オリフィス)という要素を付加しなければならず、更にはフィルタを付加しなければならない。これらを種々の設計上の制約の中でハウジングにレイアウトすることになるため、ハウジングの形成方法・加工等が複雑となり、生産性悪化の要因となっていた。
本発明は、このような実状に鑑み、生産性に優れたオイル還流機構を備える冷媒圧縮機を提供することを課題とする。
本発明に係る冷媒圧縮機は、外部冷媒回路から吸入した冷媒ガスを圧縮して吐出する圧縮機構と、前記圧縮機構から吐出される冷媒から潤滑オイルを分離して前記圧縮機構の吸入圧領域に戻すオイル還流機構と、を含んで構成されることを前提とする。
ここにおいて、前記オイル還流機構は、吐出冷媒からオイルを分離するオイル分離部と、前記オイル分離部によって分離されたオイルを貯留する貯油室と、前記貯油室と前記吸入圧領域とを連通するオイル戻し通路と、前記オイル戻し通路に配設された減圧手段と、を含んで構成される。
そして、前記貯油室は、圧縮機ハウジングの径方向に延設されてハウジング外面に開放端を有し、前記開放端は閉塞部材により閉塞されるものであり、
前記開放端の開口より内側の領域に、前記貯油室と前記吸入圧領域とを隔てる隔壁があり、
前記隔壁に、前記オイル戻し通路として、一端が前記貯油室に開口し、他端が前記吸入圧領域に開口する貫通孔が、前記開放端の開口より臨めるように、直線状に形成され、
前記減圧手段は、前記貫通孔に収容されて位置決めされる構成とする。
本発明によれば、貯油室の開放端の開口の内側領域にオイル戻し通路及び減圧手段が配置されることになるので、オイル還流機構をコンパクトに収めることができる。また貯油室の開放端側からオイル戻し通路(貫通孔)を容易に形成でき、さらに減圧手段の装着が容易となる。また、減圧手段の装着が容易になることで、フィルタ付き減圧手段の装着も容易となる。
本発明の一実施形態を示す冷媒圧縮機(特に可変容量圧縮機)の断面図 図1のA−A断面図 図2のB矢視図(貯油室をその開放端側から見た図) 図2のC−C断面図 フィルタ付きオリフィスの拡大図 本発明の他の実施形態を示す貯油室をその開放端側から見た図
以下に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す冷媒圧縮機(特に可変容量圧縮機)の断面図である。また、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB矢視図、図4は図2のC−C断面図である。尚、図3は貯油室132をその開放端側から見た図で、閉塞部材134、オリフィス136を除いた状態である。また、図5はフィルタ付きオリフィスの拡大図である。
先ず、可変容量圧縮機の基本構成について説明する。
可変容量圧縮機100は、軸回りに複数の平行なシリンダボア101aを有するシリンダブロック101と、シリンダブロック101の一端に設けられたフロントハウジング102と、シリンダブロック101の他端にバルブプレート(弁・ポート形成体)103を介して設けられたシリンダヘッド(リアハウジング)104とを備えている。そして、これらは図示しないガスケットを介して締結用ボルト140により共締めされ、圧縮機ハウジングをなしている。
シリンダブロック101及びフロントハウジング102の中心部には、これらの間に形成されるクランク室105を横断して、駆動軸106が設けられ、その周囲には、斜板107が配置されている。斜板107は、駆動軸106に固着されたロータ108と連結部109を介して結合し、駆動軸106に沿ってその傾角が変化可能となっている。尚、ロータ108と斜板107との間には斜板107を最小傾角に向けて付勢するコイルばね110が装着され、また斜板107を挟んで反対側には斜板107の傾角を増大する方向に向けて付勢するコイルばね111が装着されている。
駆動軸106の一端は、フロントハウジング102の外側に突出したボス部102a内を貫通して、外側まで延在しており、図示しない電磁クラッチに連結されている。尚、駆動軸106とボス部102aとの間には、軸封装置112が挿入され、フロントハウジング102の内部と外部とを遮断している。駆動軸106はラジアル方向及びスラスト方向にベアリング113、114、115、116で支持され、外部駆動源からの動力が電磁クラッチを介して伝達されて回転可能となっている。
シリンダブロック101のシリンダボア101a内には、片頭型のピストン117が頭部をシリンダヘッド104側に向けて往復動自在に挿入配置されている。ピストン117頭部と反対側の端部にはコ字状のくぼみ117aが形成され、くぼみ117a内には、斜板107の外周部が収容され、前後一対のシュー118を介して、ピストン117と斜板107とが互いに連動する構成となっている。従って、駆動軸106の回転によりピストン117がシリンダボア101a内を往復動することが可能となる。
シリンダヘッド104には、吸入室119及び吐出室120が区画形成され、吸入室119は、シリンダヘッド104の径方向の中心部側(駆動軸106の軸線の延長線上)に配置され、吐出室120は、シリンダヘッド104の径方向の外側に吸入室119を取り囲むように環状に配置されている。
バルブシート103には、シリンダボア101a(ピストン117による圧縮室)とシリンダヘッド104側の吸入室119とを連通する吸入ポート103aと、シリンダボア101a(ピストン117による圧縮室)とシリンダヘッド104側の吐出室120とを連通する吐出ポート103bとが形成され、吸入ポート103a及び吐出ポート103bにはそれぞれ一方向弁(図示せず)が設けられている。
シリンダヘッド104にはまた、図2を参照し、外部冷媒回路から吸入される冷媒を吸入室119に導入する吸入通路104aと、吐出室120に吐出される冷媒を外部冷媒回路に向けて導出する吐出通路104bとが形成されている。従って、吸入室119は吸入通路104aを介してエアコンシステム側と接続され、吐出室120は吐出通路104bを介してエアコンシステム側と接続されている。
この可変容量圧縮機100では、駆動軸106の回転を変換機構としての斜板107によりピストン117の往復運動に変換して、冷媒を吸入・吐出するが、斜板107の傾角により、ピストン117のストロークを変化させて、吐出容量を変化させることができ、斜板107の傾角は、クランク室105の圧力により変更される。
すなわち、全ピストン117の前後の圧力差によるモーメントにより、斜板107の傾角が変化することから、クランク室105の圧力により斜板107の傾角を任意に制御可能である。
この制御のため、シリンダヘッド104に容量制御弁200が設けられている。容量制御弁200は、吐出室120とクランク室105とを連通する給気通路121の開度を変化させ、クランク室105への吐出ガス導入量を調整する。
また、クランク室105内の冷媒は、駆動軸106外周とベアリング115、116との隙間、空間122、及び、バルブプレート103に形成されたオリフィス103cを経由した抽気通路を介して、吸入室119に流れる。
従って、容量制御弁200の開度調整によりクランク室105の圧力が変化し、これにより斜板107の傾角が変化して吐出容量が変化可能となっている。尚、容量制御弁200には連通路123により吸入室119の圧力が導かれており、容量制御弁200は吸入室119の圧力が所定の圧力を維持するようにクランク室105への吐出ガス導入量を調整している。
次に、圧縮機構(ピストン117等により構成されて外部冷媒回路から吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構)から吐出される冷媒から潤滑オイルを分離して圧縮機構の吸入圧領域に戻すオイル還流機構について、図2〜図4を参照して、説明する。
オイル還流機構は、吐出冷媒からオイルを分離するオイル分離部と、分離されたオイルを貯留する貯油室と、貯油室と吸入圧領域とを連通するオイル戻し通路と、オイル戻し通路に配設された減圧手段と、を含んで構成される。
吐出通路104bは、シリンダヘッド104の上部領域に配置され外部冷媒回路と接続する上向きの導出孔104b1と、導出孔104b1より下側に位置し、導出孔104b1とほぼ同軸で導出孔104b1より大径に形成された円筒状の分離室104b2と、分離室104b2に突出し導出孔104b1に圧入固定された分離パイプ130と、分離室104b2の軸線に対しほぼ直交方向に伸びて分離室104b2の内壁に沿って開口し、分離室104b2と吐出室120とを連通する導入孔104b3と、から構成されている。
従って、シリンダボア101aから吐出室120に吐出されたオイルが含まれたガス状の冷媒は、導入孔104b3から分離室104b2に流入し、分離パイプ130の周囲を旋回しながらオイルを分離して、ガス状の冷媒が分離パイプ130の内部及び導出孔104b1を経由して外部冷媒回路に吐出される。導入孔104b3、分離室104b2及び分離パイプ130が、吐出冷媒からオイルを分離するオイル分離部を構成している。
オイル分離部により分離されたオイルを貯留するために、貯油室132が設けられる。
貯油室132は、シリンダヘッド104の径方向に延設されてシリンダヘッド104の外側かつ下側に向けて開放端を有し、貯油室132は開放端に向かうに連れ開口面積が増大するように形成され、貯油室132の開放端側は円筒形状をなしている。開放端は閉塞部材134により閉塞されている。貯油室132はまた、圧縮機の体格増大を抑制すべく、吸入室119及び吐出室120に膨出する領域を有する。
貯油室132の開放端の開口と対峙する領域内には分離室104b2の開口端が直接開口しており、分離室104b2で分離されたオイルは、貯油室132に落下して貯留されるようになっている。つまり分離室104b2の開口端が貯油室132へのオイル流入孔となっている。
貯油室132内には開放端の開口より内側に膨出する膨出部132aが設けられ、膨出部132aは貯油室132と吸入室119とを隔てる隔壁をなしている。そして、隔壁をなす膨出部132aには、オイル戻し通路として、一端が貯油室132に開口し、他端が吸入室119に開口する貫通孔132bが、開放端の開口より臨めるように、直線的に形成されている。
貫通孔132bには減圧手段となるオリフィス(フィルタ付きオリフィス)136が収容され位置決めされている。図5にはフィルタ付きオリフィスの拡大図を示している。
オリフィス136は、パイプ状でその内径により流量を規制するオリフィス部材136aと、オリフィス部材136aの貯油室側開口を覆う樹脂製のフィルタ136bとを含んで構成され、フィルタ136bは、筒状のフレーム136b1と、その内面に装着されたフィルタ部材136b2とから構成される。そして、フィルタ136bは、貯油室132に突出してフレーム136b1の先端が閉塞部材134の先端に近接して対峙するように配設されている。つまり閉塞部材134はオリフィス136の抜け止め手段としての機能も有している。
また、貫通孔132bの内周面とオリフィス136の外周面との間には、シール部材としてのOリング138が配設され、Oリング138の弾性によりオリフィス136が貫通孔132bに保持されている。
尚、オリフィス136の口径、すなわちパイプ状のオリフィス部材136aの内径は、貯油室132にオイルが貯留されるように設定されている。
従って、分離室104b2で分離されたオイルは貯油室132に貯留され、貯油室132に貯留されているオイルは貯油室132と吸入室119との圧力差によりオリフィス136(オリフィス部材136a)を介して吸入室119に還流される。
上記のようなオイル還流機構は次のような効果を奏する。
貯油室132の開口端の内側領域にオイル戻し通路(貫通孔132b)を直線的に配置し、オイル戻し通路(貫通孔132b)の中にフィルタ付きオリフィス136を配設したので、オイル還流機構をコンパクトに収めることができる。
また、貯油室132の開放端側からオイル戻し通路(貫通孔136b)及びオイル流入孔(分離室104b2)を容易に形成でき、しかもオリフィス136の装着が容易なので、生産性に優れる。
また、貯油室132はシリンダヘッド104の径方向に延設されてシリンダヘッド外側かつ下側に向けて開放端を有し、開放端に向かうに連れ開口面積が増大するように形成されているので、貯油室132の下部領域(閉塞部材134側)に向かうほど容積が拡大して貯油スペースが効果的に確保でき、また鋳造による貯油室132の形成が容易となる。
また、吸入室119が駆動軸106の軸線の延長線上に配置され、吐出室120は吸入室の径方向を取り囲むように環状に配置されているシリンダヘッド104では、貯油室132へのオイル流入孔をシリンダヘッド104の上部領域に容易に配置でき、これにより圧縮機の体格をあまり増大させることなくシリンダヘッド104の下部領域に向けて貯油室132のスペースを確保できる。
また、本実施形態によれば、貫通孔132bの内周面と減圧手段(オリフィス136)の外周面との間には、シール部材(Oリング138)が配設され、減圧手段(オリフィス136)は、その貯油室側開口を覆うフィルタ136bを備え、フィルタ136bは、貯油室に突出して、その先端が閉塞部材134の先端に近接して対峙するように配設されることにより、閉塞部材134がフィルタ136b及びオリフィス136の抜け止め手段となっており、減圧手段(オリフィス136)をハウジングに固定する必要がなく、装着が容易となる。また閉塞部材134を外せば容易に取り外しが可能となり、メンテナンス性に優れる。
また、本実施形態によれば、貯油室132は、開放端を下側にして上下方向に延設され、貯油室132へのオイル流入孔(分離室104b2の開口端)は開放端の開口に対峙する領域内に形成されていることにより、貯油室132の開放端側からオイル流入孔を容易に形成できる。
また、本実施形態によれば、貯油室132は開放端に向かうに連れ開口面積が増大するように形成されているので、貯油室132の下部領域(閉塞部材134側)に向かうほど容積が拡大して貯油スペースが効果的に確保できると共に、鋳造による貯油室の形成が容易となる。
尚、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、オイル分離部は分離パイプ130を用いた遠心分離方式としたが、分離パイプ130が無くてもよい。また、その他のオイル分離方式、例えば衝突分離方式としてもよいし、あるいは吐出室120内のオイルが停留しやすい領域と貯油室132とを連通するようにしてもよい。
また、実施形態では、貯油室132は開放端を下側にして鉛直方向に延設されているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、開放端が下側となるように傾斜させて配置してもよい。
また、実施形態では、貯油室に膨出部を設け、膨出部に貫通孔を直線的に形成しているが、図6に示すように膨出部を設けなくてもよい。図6は貯油室を大径部132cと小径部132dの2つの円筒部で構成し、小径部132dの軸心を開放端側の大径部132cの軸心からずらすことにより、開放端の開口の内側領域に貫通孔132b(貯油室と吸入室とを隔てる隔壁、及び、これに形成される貫通孔132b)を形成するようにしたものである。このようにすれば貯油室を複雑な形状とすることがなく貯油室の形成が容易となる。
また、実施形態では、減圧手段はオリフィスとしたが、開度が可変となるオリフィスや弁としてもよい。
また、実施形態では、吸入室119が駆動軸106の軸線の延長線上に配置され、吐出室120は吸入室119の径方向を取り囲むように環状に配置されているが、この配置を逆としてもよい。
また、実施形態では、冷媒圧縮機を往復動式可変容量圧縮機としたが、固定容量圧縮機としてもよく、また、スクロール圧縮機、ベーン圧縮機等その他の圧縮機構を採用した圧縮機としてもよい。
100 可変容量圧縮機
101 シリンダブロック
101a シリンダボア
102 フロントハウジング
102a ボス部
103 バルブプレート
103a 吸入ポート
103b 吐出ポート
103c オリフィス
104 シリンダヘッド(リアハウジング)
104a 吸入通路
104b 吐出通路
104b1 導出孔
104b2 分離室
104b3 導入孔
105 クランク室
106 駆動軸
107 斜板
108 ロータ
109 連結部
110、111 コイルばね
112 軸封装置
113、114、115、116 ベアリング
117 ピストン
117a くぼみ
118 シュー
119 吸入室
120 吐出室
121 給気通路
122 空間
123 連通路
130 分離パイプ
132 貯油室
132a 膨出部(隔壁)
132b 貫通孔(オイル戻し通路)
134 閉塞部材
136 オリフィス(減圧手段)
136a オリフィス部材
136b フィルタ
136b1 フレーム
136b2 フィルタ部材
138 Oリング
140 締結用ボルト
200 容量制御弁

Claims (4)

  1. 外部冷媒回路から吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構と、
    前記圧縮機構から吐出される冷媒から潤滑オイルを分離して前記圧縮機構の吸入圧領域に戻すオイル還流機構と、
    を含んで構成される冷媒圧縮機であって、
    前記オイル還流機構は、
    吐出冷媒からオイルを分離するオイル分離部と、
    前記オイル分離部によって分離されたオイルを貯留する貯油室と、
    前記貯油室と前記吸入圧領域とを連通するオイル戻し通路と、
    前記オイル戻し通路に配設された減圧手段と、
    を含んで構成され、
    前記貯油室は、圧縮機ハウジングの径方向に延設されてハウジング外面に開放端を有し、前記開放端は閉塞部材により閉塞されるものであり、
    前記開放端の開口より内側の領域に、前記貯油室と前記吸入圧領域とを隔てる隔壁があり、
    前記隔壁に、前記オイル戻し通路として、一端が前記貯油室に開口し、他端が前記吸入圧領域に開口する貫通孔が、前記開放端の開口より臨めるように、直線状に形成され、
    前記減圧手段は、前記貫通孔に収容されて位置決めされることを特徴とする、冷媒圧縮機。
  2. 前記貫通孔の内周面と前記減圧手段の外周面との間には、シール部材が配設され、
    前記減圧手段は、その貯油室側の入口部を覆うフィルタを備え、
    前記フィルタは、前記貯油室内に突出して、その先端が前記閉塞部材に近接して対峙するように配設されることを特徴とする、請求項1記載の冷媒圧縮機。
  3. 前記貯油室は、前記開放端を下側にして上下方向に延設され、前記貯油室へのオイル流入孔は前記開放端の開口に対峙する領域内に形成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の冷媒圧縮機。
  4. 前記貯油室は、前記開放端に向かうにつれて開口面積が増大するように形成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の冷媒圧縮機。
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