JP5340572B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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本発明は、落下や振動などによる様々な角度からの衝撃に対して安定した吸収力を発揮し、固形化粧料の割れや飛散を防止することができ、さらに、容器本体内に化粧料皿を安定させて配置することができ、かつ製造を簡易にすることができる化粧料容器に関する。
従来、落下や振動などの衝撃により化粧料の割れや飛散を防止することができる化粧料容器の中には、容器本体と化粧料を充填する皿枠との間に、これら容器本体と皿枠の間に隙間を形成できるように、弾性体を配置し、この弾性体を介して皿枠を容器本体に対してフローティング支持することで容器本体から皿枠に加わる衝撃を吸収するタイプのもの(特許文献1)や、容器本体内に化粧料充填中皿を装着する中皿収容部をフローティング状に設け、容器本体と中皿収容部との間に球状シリコーンゲルを介在させることで容器本体から固形化粧料充填中皿に対する衝撃を吸収するタイプのもの(特許文献2)が知られている。
実開平6−72510号公報 特開2007−29234号公報
上記タイプの化粧料容器は、化粧料が充填された皿枠等が容器本体に弾性体等を介してフローティング支持されており、皿枠等に部分的に当接するように配置した弾性体等と、弾性体等の弾性変形を見込んで皿枠等の周りにその移動を許容するように形成した隙間で衝撃を受け止めるようにしている。しかしながら、落下や振動などに伴う衝撃力そのものは、皿枠等に部分的に当接されている弾性体等に集中することとなっていて、衝撃吸収のためのボリュームが小さいため、このような部分的な弾性体等の配置は、衝撃吸収力が乏しかった。また、皿枠をフローティング支持したことによる使用時の不安定感を防止するために、開蓋の際に皿枠のフローティング支持状態を阻止するための部品を設けなければならなかったり、球状シリコーンゲルを介在させて、これを容器本体に固定し、その上に中皿収納部を重ねなければならないなど、部品の点数が多く、製造工程が複雑になり、大変手間がかかっていた。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、落下や振動などによる様々な角度からの衝撃に対して安定した吸収力を発揮して、固形化粧料の割れや飛散を防止することができ、さらに、容器本体内に化粧料皿を安定させて配置することができ、かつ製造を簡易にすることができる化粧料容器を提供することを目的とする。
本発明にかかる化粧料容器は、蓋体で開閉される容器本体内部の収納凹所に化粧料皿が収納される化粧料容器において、底面部および底面部上に形成された環状周側面部を有する皿状緩衝体を制振ゴムで形成し、該皿状緩衝体を、その底面部下面を上記収納凹所の底壁部上面に面接触させ、その環状周側面部外面を該収納凹所の周側壁部内面に面接触させて、当該収納凹所内部に設け、上記化粧料皿を、その底面を上記皿状緩衝体の底面部上面に面接触させ、その周側面を該皿状緩衝体の環状周側面部内面に面接触させて、当該皿状緩衝体内に装着し、前記容器本体上に重ね合わせて、前記収納凹所内に収納した前記化粧料皿の上端部周縁を隠蔽する枠状部材を設け、制振ゴムで緩衝体片を形成し、該緩衝体片を、前記皿状緩衝体の環状周側面部上縁部上に、上記枠状部材の下面および上記化粧料皿の上端部周縁双方に密接させて配設し、上記枠状部材には、その内周縁から垂下して、上記緩衝体片をその内周側から保持する係止部を形成したことを特徴とする。
前記制振ゴムが、5℃〜35℃の温度範囲で損失正接が0.5以上であることを特徴とする。
本発明にかかる化粧料容器にあっては、落下や振動などによる様々な角度からの衝撃に対して安定した吸収力を発揮し、固形化粧料の割れや飛散を防止することができ、さらに、容器本体内に化粧料皿を安定させて配置することができ、かつ製造を簡易にすることができる。また、枠状部材の内周縁に係止部が形成されているので、緩衝体片を、その上方および外周側からだけでなく、内周側からも保持でき、緩衝体片が位置ずれする虞れを防止できる。また、係止部によって皿状緩衝体や緩衝体片が隠蔽されているため、使用の際の美観を保持できる。
以下に、本発明にかかる化粧料容器の好適な実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。第1実施形態にかかる化粧料容器1は基本的には、図1〜図2に示すように、蓋体2で開閉される容器本体3内部の収納凹所10に化粧料皿20が収納される化粧料容器1において、底面部31および底面部31上に形成された環状周側面部32を有する皿状緩衝体30を制振ゴムで一体成形し、皿状緩衝体30を、その底面部31の下面31aを収納凹所10の底壁部11の上面11aに面接触させ、その環状周側面部32の外面32aを収納凹所10の周側壁部12の内面12aに面接触させて、収納凹所10内部に設けるとともに、化粧料皿20を、その底部21の底面21aを皿状緩衝体30の底面部31の上面31bに面接触させ、その周側部22の周側面22aを皿状緩衝体30の環状周側面部32の内面32bに面接触させて、皿状緩衝体30内に装着して構成される。
容器本体3は、合成樹脂材で形成され、図示例のように、周方向に沿って前方壁9aおよび後方壁9bを含む周側壁9を備えた皿状で、平面外形輪郭が横長の略長方形状に形成される。容器本体3の平面外形輪郭は、横長の略長方形状に限らず、オーバル状、円形状など、その他の形態に形成してもよい。
容器本体3には、その後端部において、蓋体2がヒンジピン5を介して回動自在に連結される。蓋体2は合成樹脂材で形成され、容器本体3を覆うように、平面外形輪郭が横長の略長方形状に形成される。蓋体2の平面外形輪郭は、容器本体3に合わせてオーバル状や円形状など、その他の形態に形成してもよい。蓋体2の前端部の中央には、爪片6が垂下形成され、爪片6には、後方に向かってフック6aが突設される。また、容器本体3の前方壁9aには、爪片6が挿入される切り欠き部7が形成され、切り欠き部7の後方には、前方に突出させて、爪片6のフック6aと係合されることによって蓋体2の閉じ状態を保持するための係合突起7aが形成される。
容器本体3内部には、前方壁9aから後方壁9bに亘って仕切り壁部13が形成される。この仕切り壁部13により、右側には、パフなどの化粧具を収納する化粧具収納部4が形成され、左側には、化粧料皿20を収納するための収納凹所10が形成される。収納凹所10は、容器本体3を構成する周側壁部12および底壁部11によって取り囲まれる。周側壁部12は、仕切り壁13およびこれより左側に位置する周側壁9とから構成される。図示例では、化粧具収納部4を収納凹所10の右側に配置しているが、この位置はどこでもよい。例えば、これらの位置を入れ替えて、収納凹所10の左側に配置してもよく、容器本体3の形状によっては、収納凹所10と前後に並設してもよい。
容器本体3の収納凹所10には、皿状緩衝体30が設けられる。皿状緩衝体30は、制振ゴム材で形成され、平底状に形成された底面部31と、その周縁より立ち上げて形成された環状周側面部32とが一体的に成形される。皿状緩衝体30は、収納凹所10にほぼ隙間なく密着して嵌合されるように、その底面部31は、長さ寸法、巾寸法ともに収納凹所10の底壁部11の上面11aとほぼ同一に形成され、その環状周側面部32は、外径寸法、高さ寸法ともに収納凹所10の周側壁部12の内面12aとほぼ同一に形成される。皿状緩衝体30は、底面部31の下面31aを収納凹所10の底壁部上面11aに面接触させ、環状周側面部32の外面32aを収納凹所10の周側壁部内面12aに面接触させて、収納凹所10に嵌着される。
皿状緩衝体30に用いられる制振ゴムは、通常のゴムに比べ、衝撃吸収性に優れ、外力を受けても、ほとんど反発せずにエネルギーを吸収する特性があるものを使用する。具体的には、5〜35℃の温度範囲で損失正接が0.5以上であるものを使用するのが好ましい。例えば、内外ゴム株式会社製のハネナイト(登録商標)GP−35Lを使用するのが好ましい。ここで、損失正接とは、貯蔵剪断弾性率G’と損失剪断弾性率G”の比、G”/G’を示し、材料が変形する際に材料がどのくらいエネルギーを熱エネルギーに変換させて吸収するかを示すものであり、損失正接が高ければ高いほどエネルギー吸収がよく、反発弾性率が低くなる。損失正接が0.5以上であるとは、エネルギー吸収率が一般のゴムに比べて非常に高いものをいう。例えば、上記記載のハネナイトGP35−Lは、反発弾性が10%未満である。
収納凹所10に嵌合された皿状緩衝体30の内部には、着脱自在に、化粧料皿20が収納される。化粧料皿20は、合成樹脂材で形成され、平底状に形成された底部21と、その周縁より立ち上げて環状に形成された周側部22を備え、その内側には、固形化粧料を充填するための凹部23が形成される。化粧料皿20は、皿状緩衝体30内にほぼ隙間なく密着して嵌合されるように、その底部21は、長さ寸法、巾寸法ともに皿状緩衝体30の底面部31の上面31bとほぼ同一に形成され、その周側部22は、外径寸法、高さ寸法ともに皿状緩衝体30の環状周側面部32の内面32bとほぼ同一に形成される。化粧料皿20は、その底部21の底面21aを皿状緩衝体30の底面部上面31bに面接触させて、その周側部22の周側面22aを皿状緩衝体30の環状周側面部内面32bに面接触させて、皿状緩衝体30内に嵌着される。
収納凹所10の底壁部11には、適宜位置に第1小孔部14が形成される。第1小孔部14の上方に位置する皿状緩衝体30の底面部31には、第1小孔部14と連通させて、第2小孔部34が形成される。収納凹所10に皿状緩衝体30および化粧料皿20を装着した状態で、第1小孔部14から第2小孔部34を介してピンなどで押圧操作すれば、化粧料皿20の取り外しができる。
次に本実施形態に係る化粧料容器1の作用について説明する。化粧料容器1の製作に際しては、蓋体2が連結された容器本体3の収納凹所10内に制振ゴムで一体的に成形された皿状緩衝体30を嵌着する。そして、皿状緩衝体30内に固形化粧料を充填した化粧料皿20を嵌着する。また、固形化粧料がなくなったときなど、化粧料皿20の取り替えの際には、底壁部11の第1小孔部14から第2小孔部34を介してピンなどで押圧し、化粧料皿20を押し上げ、仕切り壁部13に形成された窪み部13aを利用して、手指などで化粧料皿20を取り外す。
本実施形態では、化粧料皿20の底面21a、および周側面22aのほぼ全面が面接触によって、皿状緩衝体30の底面部31の上面31b、および環状周側面部内面32bに密着し、かつ、皿状緩衝体30の底面部下面31a、および環状周側面部外面32aのほぼ全面が面接触によって、収納凹所10の底壁部上面11a、および周側壁部内面12aに密着している。このため、容器本体3に、落下による衝撃やその他の衝撃が加わった場合には、容器本体3側からの衝撃は、どのような位置および角度からの衝撃であっても、皿状緩衝体30にのみ伝わり、皿状緩衝体30はこれを圧縮力として効果的かつ安定的に吸収するので、化粧料皿20内部に充填された固形化粧料の割れや飛散を効果的に防ぐことができる。また、蓋体2側からの衝撃に対しては、化粧料皿20が抜け出そうとするとき、化粧料皿20と皿状緩衝体30との間に生ずる摩擦力が、皿状緩衝体30に剪断力として作用することによって、衝撃を効果的に吸収し、固形化粧料の割れや飛散を防止することができる。
さらに、皿状緩衝体30は、制振ゴムで形成されているので、この制振ゴム自体の作用によって、より効果的に衝撃を吸収することができる。特に、5〜35℃の温度範囲で損失正接が0.5%以上の制振ゴムを使用すれば、上記の吸収効果に加えて制振ゴム自体がエネルギーを熱エネルギーに変換させて、かかる衝撃を吸収するため、さらに高い衝撃吸収力を保証することができる。
本実施形態では、化粧料皿20と容器本体3の間に、これらそれぞれに面接触させて皿状緩衝体30を設けているので、例えば、化粧料皿20と容器本体3との間に弾性体を部分的に当接させて、フローティング支持するタイプのものと比較して、化粧料皿20を安定して配置できる。また、制振ゴムの皿状緩衝体30は一体成形されており、このように緩衝部材を一部品にすることで、製造を簡易化でき、組み付け性もよくなり、加えて、製造コストを低減できる。
本実施形態では、制振ゴム製の皿状緩衝体30は、平底状の底面部31と、環状周側面部32とから一体的に成形されていた。しかし、当該皿状緩衝体30は、これに限られず、化粧料皿20の底面21aと収納凹所10の底壁部上面11aとの間に敷設される底面シートと、化粧料皿20の周側面22aと収納凹所10の周側壁部内面12aとの間に、これらに面接触させて設けられる、一枚または複数枚の帯状シートとで構成するなど、その他の構成を採用してもよい。
図3〜4には、本発明に係る化粧料容器1の第2実施形態が示されている。この第2実施形態では、蓋体2で開閉される容器本体3内部の収納凹所10に化粧料皿20が収納される化粧料容器1において、底面部31および底面部31上に形成された環状周側面部32を有する皿状緩衝体30を制振ゴムで一体成形し、皿状緩衝体30を、その底面部31の下面31aを収納凹所10の底壁部11の上面11aに面接触させ、その環状周側面部32の外面32aを収納凹所10の周側壁部12の内面12aに面接触させて、収納凹所10内部に設け、化粧料皿20を、その底部21の底面21aを皿状緩衝体30の底面部31の上面31bに面接触させ、その周側面22の周側面22aを皿状緩衝体30の環状周側面部32の内面に面接触させて、皿状緩衝体30内に装着し、収納凹所10内に収納した化粧料皿20の上端部周縁24を隠蔽する枠状部材40が、容器本体3上に重ね合わせて、設けられるとともに、制振ゴムで緩衝体片としてのリング状緩衝体50を形成し、このリング状緩衝体50が、皿状緩衝体30の環状周側面部32の上縁部33上に、枠状部材40の下面および化粧料皿20の上端部周縁24双方に面接触で密接させて配設され、枠状部材40には、その内周縁から垂下して、リング状緩衝体50をその内周側から保持する係止部43を形成して構成される。
図示例にあっては、枠状部材40は、容器本体3の周側壁9および仕切り壁部13を覆い、収納凹所10と化粧具収納部4をそれぞれ取り囲むような「日」の字状に一体的に形成される。枠状部材40は、収納凹所10を取り囲むように、周側壁部12の上方に形成された収納凹所側枠部41を有する。収納凹所側枠部41の内周縁には、その上端部から、化粧料皿20の上端部周縁24を隠蔽するように内方に延設させて、保持部42が設けられる。保持部42と、皿状緩衝体30の環状周側面部上縁部33および化粧料皿20の上端部周縁24との間には、隙間Saが形成される。
隙間Saには、環状周側面部上縁部33および上端部周縁24を覆うように、双方に密着させてリング状緩衝体50が配設される。
第2実施形態に係る化粧料容器1の作用について説明する。製作に際しては、第1実施形態と同様、容器本体3の収納凹所10内に皿状緩衝体30を嵌着し、皿状緩衝体30内に固形化粧料を充填した化粧料皿20を嵌着した後、皿状緩衝体30の環状周側面部上縁部33と化粧料皿20の上端部周縁24に当接させて、リング状緩衝体50を配設する。そして、収納凹所側枠部41の下面をリング状緩衝体50の上面に密接させるように、容器本体3の周側壁9に枠状部材40を覆い被せ、超音波接着やその他接着剤での接着によって、周側壁9および仕切り壁部13に固定する。
第2実施形態にあっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。特に、容器本体3側への衝撃は、あらゆる位置および角度からの衝撃であっても、皿状緩衝体30にのみ伝わり、皿状緩衝体30はこれを圧縮力として効果的かつ安定的に吸収するので、固形化粧料の割れや飛散を効果的に防ぐことができる。これに加えて、蓋体2側への衝撃も、あらゆる位置および角度からの衝撃を、枠状部材40を介してリング状緩衝体50にのみ伝わり、リング状緩衝体50はこれを圧縮力として効果的かつ安定的に吸収することができる。さらに、リング状緩衝体50が、制振ゴム自体の作用によっても衝撃を吸収することは、上記皿状緩衝体30の作用と同様である。
本実施形態では、隙間Saには、制振ゴムでリング状に形成された1枚のリング状緩衝体50が配設されていたが、これに限られず、当該リング状緩衝体50を配設することに代えて、複数枚の緩衝体片を配列して構成してもよい。
図5〜6には、本発明に係る化粧料容器1の第3実施形態が示されている。枠状部材40およびリング状緩衝体50を備えている点は第2実施形態と同様である。図示例にあっては、化粧料容器1の平面外形輪郭が略正方形状に形成されている。容器本体3には、その後端部においてヒンジピン5を介して蓋体2が回動自在に設けられ、周側壁9の前端部中央に上方に向かって形成された爪片7bには、係合突起7aが前方に向かって突設される。蓋体2の外周縁に垂下形成された縁部2aの前端部中央には、係合突起7aと係合されて蓋体2の閉じ状態を保持するフック6aが形成される。
また、パフP等が収納される化粧具収納部4は、容器本体3上に、蓋体2の縁部2aで取り囲んで形成され、容器本体3には、全体的に収納凹所10が設けられる。
枠状部材40は、収納凹所10の周側壁部12を上方から覆うように形成される。枠状部材40には、枠状部材40の内周縁から内方に向かって、皿状緩衝体30の環状周側面部上縁部33および化粧料皿20の上端部周縁24を上方から覆うように保持部42が延設される。保持部42と、環状周側面部上縁部33および上端部周縁24の間には、隙間Saが形成され、隙間Saには、環状周側面部上縁部33と上端部周縁24に面接触させて、かつ保持部42の下面と面接触させて、リング状緩衝体50が配設される。
保持部42には、保持部42の内周縁から垂下させて、リング状緩衝体50を隙間Sa内に保持させる係止部43が形成される。
第3実施形態にあっても、上記第1および第2実施形態と同様の作用効果を奏することはもちろんである。特に、第3実施形態にあっては、上記第2実施形態と同様、あらゆる位置および角度からの衝撃を、皿状緩衝体30およびリング状緩衝体50が圧縮力として効果的かつ安定的に吸収することができる。さらに、第2実施形態に加えて、保持部42の内周縁に係止部43が形成されているので、リング状緩衝体50を、その上方および外周側からだけでなく、内周側からも保持でき、リング状緩衝体50が位置ずれする虞れを防止できる。また、係止部43によって皿状緩衝体30やリング状緩衝体50が隠蔽されているため、使用の際の美観を保持できる。
図7には、本発明にかかる化粧料容器1の第4実施形態が示されている。本実施形態では、蓋体2で開閉される容器本体3内部の収納凹所10に化粧料皿20が収納される化粧料容器1において、板状緩衝体60を制振ゴムで成形し、板状緩衝体60を、その下面60aを収納凹所10の底壁部上面11aに面接触させて、収納凹所10内に敷設し、化粧料皿20を板状緩衝体60上に、化粧料皿20の底面21aを板状緩衝体60の上面60bに面接触させて設けるとともに、化粧料皿20の周側面22aと収納凹所10の周側壁部内面12aとの間に、容器本体3と化粧料皿20の相対移動を許容する空間部61を設けた。
この第4実施形態では、第1実施形態の皿状緩衝体30に代えて板状緩衝体60が収納凹所10内に敷設される。板状緩衝体60は上記制振ゴムで成形され、収納凹所10とほぼ同じ平面外形寸法で形成されている。
化粧料皿20は、その底面21aのほぼ全面が、板状緩衝体上面60bに面接触するように、板状緩衝体60の平面外形寸法とほぼ同じであって、かつ、収納凹所10の内径寸法よりも小さく形成される。
収納凹所10には板状緩衝体60が挿入され、板状緩衝体下面60aが収納凹所10の底壁部上面11aに接着剤などによって接着される。板状緩衝体60が固着された収納凹所10には化粧料皿20が挿入され、化粧料皿20の底面21aが板状緩衝体上面60bに接着剤などで接着される。これによって、板状緩衝体60および化粧料皿20は、容器本体3の収納凹所10に固定される。
化粧料皿20は、収納凹所10の内径寸法よりも小さく形成されているため、収納凹所10の中央に配置することで、化粧料皿20の周側面22aと周側壁部内面12aとの間には、化粧料皿20の全周に亘って、化粧料皿20と容器本体3の相対移動を許容する空間部61が形成される。
第4実施形態にかかる化粧料容器1の作用について説明する。製作に際しては、蓋体2が連結された容器本体3の収納凹所10に制振ゴムで成形された板状緩衝体60を挿入し、その下面60aと底壁部上面11aを固着する。つぎに、板状緩衝体上面60bと化粧料皿底面21aを固着して、板状緩衝体60の上に化粧料皿20を固定する。
本実施形態では、化粧料皿底面21aのほぼ全面が面接触によって、板状緩衝体上面60bに固定され、かつ、板状緩衝体下面60aの全面が面接触によって収納凹所10の底壁部上面11aに固定されているため、容器本体3からの衝撃は、底壁部11を介して板状緩衝体60に伝わり、板状緩衝体60はこれを吸収することができ、第1実施形態等と同様の作用効果を奏する。
さらに、化粧料皿20の周側部22と収納凹所10の周側壁部12との間に、化粧料皿20の全周に亘って、化粧料皿20と容器本体3の相対移動を許容するために形成された空間部61によって、板状緩衝体60だけでなく構造的にも、容器本体3側から化粧料皿20への衝撃の伝達を緩和することができる。
本発明にかかる化粧料容器の第1実施形態を示す斜視図である。 図1の化粧料容器の収納凹所位置での側断面図である。 本発明にかかる化粧料容器の第2実施形態を示す斜視図である。 図3の化粧料容器の収納凹所位置での側断面図である。 本発明にかかる化粧料容器の第3実施形態を示す斜視図である。 図5の化粧料容器の収納凹所位置での側断面図である。 本発明にかかる化粧料容器の第4実施形態を示す収納凹所位置での側断面図である。
1 化粧料容器
2 蓋体
3 容器本体
10 収納凹所
11a 底壁部上面
12a 周側壁部内面
20 化粧料皿
21a 底面
22a 周側面
30 皿状緩衝体
31 底面部
31a 底面部下面
31b 底面部上面
32 環状周側面部
32a 環状周側面部外面
32b 環状周側面部内面

Claims (2)

  1. 蓋体で開閉される容器本体内部の収納凹所に化粧料皿が収納される化粧料容器において、底面部および底面部上に形成された環状周側面部を有する皿状緩衝体を制振ゴムで形成し、該皿状緩衝体を、その底面部下面を上記収納凹所の底壁部上面に面接触させ、その環状周側面部外面を該収納凹所の周側壁部内面に面接触させて、当該収納凹所内部に設け、上記化粧料皿を、その底面を上記皿状緩衝体の底面部上面に面接触させ、その周側面を該皿状緩衝体の環状周側面部内面に面接触させて、当該皿状緩衝体内に装着し、前記容器本体上に重ね合わせて、前記収納凹所内に収納した前記化粧料皿の上端部周縁を隠蔽する枠状部材を設け、制振ゴムで緩衝体片を形成し、該緩衝体片を、前記皿状緩衝体の環状周側面部上縁部上に、上記枠状部材の下面および上記化粧料皿の上端部周縁双方に密接させて配設し、上記枠状部材には、その内周縁から垂下して、上記緩衝体片をその内周側から保持する係止部を形成したことを特徴とする化粧料容器。
  2. 前記制振ゴムが、5℃〜35℃の温度範囲で損失正接が0.5以上であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料容器。
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