JP2536721Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JP2536721Y2
JP2536721Y2 JP1990075894U JP7589490U JP2536721Y2 JP 2536721 Y2 JP2536721 Y2 JP 2536721Y2 JP 1990075894 U JP1990075894 U JP 1990075894U JP 7589490 U JP7589490 U JP 7589490U JP 2536721 Y2 JP2536721 Y2 JP 2536721Y2
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JP
Japan
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plate
shock absorber
container
holding plate
erecting
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JP1990075894U
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JPH0436912U (ja
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和夫 鈴木
一男 鈴木
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Kose Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Kose Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は化粧用コンパクト容器に関し、特に衝撃吸収
構造によって内部に充填された固形化粧料の損傷を防止
できる技術に関する。
〔従来の技術〕 この種の衝撃吸収構造を備えた化粧用のコンパクト容
器としては、たとえば実開昭58−136009号公報に記載さ
れたものが知られている。
前記公報に記載されたコンパクト容器は、第3図に示
すように、コンパクト容器の本体50に設けた底51の内面
に、ゴム等の緩衝材シート52を貼着し、緩衝材シート52
の上面に固形化粧料を収容した中皿22を貼着したもので
ある。
前記緩衝材シート52によってコンパクト容器を落下さ
せてしまったときの衝撃を吸収し、中皿22内の固形化粧
料のクラック等の損傷を防止する構造となっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、近似のコンパクト容器は、外観および携帯
性が重視され、薄形化する傾向にあり、中皿内に収納さ
れる固形化粧料の充填厚も薄くなってきており、耐衝撃
対策がより重視されるようになってきている。
しかしながら、前記公報に記載されたような単にゴム
等の緩衝材シートを中皿の下に介装したにすぎない構造
では落下等の衝撃から固形化粧料を完全に保護すること
ができず、製品価値を維持できない場合が多かった。
本考案は前記事項に鑑みてなされたものであり、衝撃
力の吸収をより完全に行うことのできる構造のコンパク
ト容器を提供するこを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は底板2に側壁3を立設して形成した容器本体
1内に、底部11に側壁部12を立設して形成した衝撃吸収
体10を嵌入し、この衝撃吸収体10は、シリコーンゲルで
形成された粘弾性体で形成し、さらに、この衝撃吸収体
10内に底面板17に側面板18を立設して形成した押え板16
を嵌入して、この押え板16と容器本体1とで衝撃吸収体
10を挟み、この押え板16内に化粧料収容用の中皿22を嵌
入してコンパクト容器とした。
〔作用〕
本考案は、コンパクト容器を床等に落とした場合、押
え板16と容器本体1とで衝撃吸収体10を挟んだ構造体が
加えられた衝撃を減衰させる。すなわち、衝撃吸収体10
がシリコーンゲルで形成された粘弾性体で形成されてい
るので、衝撃吸収体10は、押え板16と容器本体1との間
で、加えられた力の方向に内部変形すると共に、加えら
れた力に対して横方向にも内部変形しつつ衝撃を減衰さ
せる。加えられた力は、内部変形のエネルギーとして蓄
えられ、復元時の原動力となるが、一部は歪み伴なう内
部の分子移動の摩擦のために消費され熱エネルギーに変
化する。このため、単なるゴム等の緩衝材シートに較べ
て衝撃吸収力に優れ、中皿内の固形化粧料の保護がより
完全となる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である化粧用のコンパクト
容器を示す断面図である。
本実施例では、底板2に側壁3を立設した断面凹形状
の容器本体1を有している。
また、容器本体1の底部11の周縁には側壁部12が立設
されており、ここには衝撃吸収体10が嵌入されている。
ここで、衝撃吸収体10としては、具体的には、硬度がJI
S−Aで63〜67にあるシリコーンゲルで形成された二液
型RTVゴムKE1052(A・B)(信越化学工業株式会社
製)などが挙げられる。
この衝撃吸収体10には、底面板17に側面板18を立設し
て形成したABS樹脂製の押え板16が嵌入されており、押
え板16内にはさらに固形化粧料23収容用の中皿22が嵌入
されている。ここで、前記押え板16を介在させることに
よって、衝撃吸収体10が直接中皿22に粘着することが防
止されている。
第2図は本実施例の変形例の要部を示すものであり、
第1図と共通する部分には同一の符号を用い説明を省略
した。
第2図では、衝撃吸収体10に嵌入される押え板16の上
縁に縁枠27が一体に形成されている。この縁枠27によ
り、押え板16と衝撃吸収体10との脱落が防止される構造
となっている。
以上のように、本実施例では、衝撃吸収体10を前記の
如きシリコーンゲルで構成することによって、コンパク
ト容器1の床面への落下、あるいはハンドバック中での
他物品との衝突等に際して、衝撃吸収体10に衝撃力が加
わると、押え板16と容器本体1とで衝撃吸収体10を挟ん
だ構造体が衝撃を減衰させる。すなわち、衝撃吸収体10
は、加えられた力の方向に圧縮されるように内部変形す
ると共に、加えられた力に対してほぼ垂直方向にも拡開
するように内部変形する。したがって、衝撃吸収体10に
対して加えられた力を、有効に吸収できる。さらに、衝
撃吸収体10に加えられた力は、内部変形のエネルギーと
して蓄えられ、復元時の原動力となるが、その一部は歪
み伴なう内部の分子移動の摩擦のために消費され熱エネ
ルギーに変化する。このため、単なるゴム等の緩衝材シ
ートに較べて衝撃吸収力に優れ、中皿内の固形化粧料23
の保護がより完全となる。
なお、実施例で説明したシリコーンゲルの他の種類の
ものとしては、JISA5758測定値において、引張強度0.13
3〜0.5775kg/cm2、伸び71.25〜241.5%、1分後の応急
緩和率2.565〜11.655%、2分後の応急緩和率3.23〜13.
23%のシリコーンゲルがあり、具体的には、アルファゲ
ル、ベータゲル、ガンマゲル((株)ニッケーコー製)
が挙げられる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、衝撃吸収体10をシリコーンゲルで形
成された粘弾性体で形成しているので、衝撃吸収体10に
力が加えられると、押え板16と容器本体1とで衝撃吸収
体10を挟んだ構造体が衝撃を減衰させる。すなわち、衝
撃吸収体10は、加えられた力の方向に内部変形すると共
に、加えられた力に対して横方向にも内部変形し、ま
た、加えられた力の一部は、歪に伴なう内部の分子移動
の摩擦のために消費されるので、衝撃吸収度がきわめて
大きく、薄形の固形化粧料23の破損も防ぐことができ
る。
また、中皿22と衝撃との間には、押え板16が介挿され
ているので中皿22が衝撃吸収体10に粘着せず、中皿22の
交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図はその
変形例の要部を示す断面図、第3図は従来技術を示す断
面図である。 1……容器本体、2……底板、3……側壁、10……衝撃
吸収体、11……底部、12……側壁部、16……押え板、17
……底面板、18……側面板、22……中皿。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−55908(JP,U) 実開 昭63−105670(JP,U) 実開 昭61−51102(JP,U) 実開 昭63−89445(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板2に側壁3を立設して形成した容器本
    体1内に、底部11に側壁部12を立設して形成した衝撃吸
    収体10を嵌入し、この衝撃吸収体10をシリコーンゲルで
    形成された粘弾性体で形成し、さらに、この衝撃吸収体
    10内に、底面板17に側面板18を立設して形成した押え板
    16を嵌入して、この押え板16と容器本体1とで衝撃吸収
    体10を挟み、この押え板16内に、化粧料収容用の中皿22
    を嵌入したコンパクト容器。
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JPH0436912U JPH0436912U (ja) 1992-03-27
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JP5441559B2 (ja) * 2009-08-17 2014-03-12 紀伊産業株式会社 化粧料容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0122567Y2 (ja) * 1984-09-06 1989-07-06
JPS6389445U (ja) * 1986-12-02 1988-06-10
JPS63105670U (ja) * 1986-12-26 1988-07-08

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