JPH0327525Y2 - - Google Patents

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JPH0327525Y2
JPH0327525Y2 JP15760085U JP15760085U JPH0327525Y2 JP H0327525 Y2 JPH0327525 Y2 JP H0327525Y2 JP 15760085 U JP15760085 U JP 15760085U JP 15760085 U JP15760085 U JP 15760085U JP H0327525 Y2 JPH0327525 Y2 JP H0327525Y2
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JP
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storage tray
aluminum
resin layer
cosmetics
cosmetic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンパクトケースに収容される化粧
用白粉を収納する収納皿に関する。
〔従来の技術〕
かかるコンパクトケースは第2図に示すよう
に、化粧料が収納される凹所2が形成されたケー
ス本体1と、内側に鏡4が貼着された蓋3とから
構成され、白粉などの化粧料5を別途収納皿6に
収納し、これを前記凹所2内に嵌め込んで接着ま
たは嵌着等の手段によりここに固定している。
そして、従来の収納皿は紙、合成樹脂、耐腐食
表面処理を施したアルミニウムやアルミニウム合
金等で形成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、紙や合成樹脂により形成された収納皿
では、該収納皿内に化粧用白粉を収納する方法と
して、粘着剤を添加した粉末状化粧白粉をプレス
圧縮することにより固型化させる方法を採用した
場合、圧縮力によつて収納皿が変形してしまい、
その結果、固型化した化粧料が割れたり、本体1
の凹所2内に収まらなくなつてしまうことが多
い。
この点、アルミニウムやアルミニウムの合金は
加工性がよく、しかも耐腐食処理も施し易くて前
記不都合はないが、アルミニウムはこれを単体と
して用いる場合は第5図の自由振動波形に示すよ
うに、振動の損失係数が非常に低いため、すなわ
ち振動に対する自己減衰性能がわるいために、ア
ルミニウム製の収納皿はこれに衝撃が加わつた時
は内部の化粧料が破損するおそれがある。
本考案の目的は前記従来の不都合を解消し、加
工性のよいことはもちろんのこと、衝撃力が加わ
つても内部の化粧料の破損を防止できるコンパク
トケースの化粧料収納皿を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、2枚以上の
アルミニウム薄板を重ね合わせて構成し、その間
に樹脂層を介装させることを要旨とするものであ
る。
〔作用〕
本考案によれば、アルミニウム薄板の間に介装
された樹脂層により、アルミニウム薄板の振動の
損失係数が向上し、収納皿に衝撃が加わつても内
部の化粧料が破損することが少ない。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案のコンパクトケースの化粧料収
納皿の実施例を示す一部の縦断正図面で、コンパ
クトケースの全体構成は第2図について既に説明
したので、ここでの詳細な説明は省略する。
図中6は化粧料の収納皿を示し、該収納皿6は
0.2〜0.25mm厚のアルミニウム薄板7a,7bの
間に樹脂層8として0.1mm厚さのEVA(エチレン
酢酸ビニル共重合物)系フイルムを挟み込んで、
ホツトメルトフイルム又は接着剤によりここに固
着し直径40mm、深さ5mm程度の平面円形状に形成
したもので、底部には収納皿5自身の補強のた
め、また化粧料との接合力を強化するためにリブ
9を内側に向けて適宜数突設した。
なお、樹脂層8としては前記のものの他にポリ
ウレタン系接着剤、アクリル系粘着剤、ゴム系粘
着剤などの接着剤や、ポリエチレン系、α−オレ
フイン系などの樹脂を用いることが可能である。
図中5はかかる収納皿6内に従来と同様にして
プレス圧縮されて固型化された白粉などの粉末状
の化粧料である。なお、こうして化粧料5が収納
された収納皿6の上縁部6aには三層に形成され
たアルミニウム薄板7a,7bと樹脂層8の端面
が断層面になつて露出するから、第3図に示すよ
うに透明の樹脂シート10で化粧料5及び収納皿
6の上面を覆い、これを超音波加工等の手段で樹
脂層8の露出部分に溶着させれば簡単に保護シー
トを形成することもできる。
かかる場合は、化粧料5を実際に使用するまで
の間に、これに異物が付着するなどして化粧料5
の品質が損われることを防げる。
このようにして収納皿6は、アルミニウム薄板
7a,7bの間に樹脂層8が介装されることで、
これに衝撃力が加わつても第4図の自由振動波形
に示すようにアルミニウム薄板単体で収納皿を形
成した場合に比べて損失係数が約70%向上し、ま
た、塑性変形時の弾性域も低くなる。
また、前記実施例ではアルミニウム薄板7a,
7bと樹脂層8とを3層に形成した素材を用いた
が、これに限定されるものではなく、アルミニウ
ム薄板間に樹脂層が介在されるものであればそれ
以上の多重層であつてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のコンパクトケースの
化粧料収納皿は、コンパクトケースを落とすなど
してこれに衝撃力が加わつても内部の化粧料が破
損することを防止できる。また、塑性変形時の弾
性域も低くなるため、加工し易くなり、加工時の
作業性も向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコンパクトケースの化粧料収
納皿の実施例を示す一部の縦断正面図、第2図は
コンパクトケースの全体分解斜視図、第3図は他
の例を示す一部の縦断正面図、第4図は本考案で
用いるアルミニウム薄板と樹脂層とのアルミニウ
ム貼合材の自由振動波形を示す特性曲線図、第5
図はアルミニウム薄板単体の同上特性曲線図であ
る。 1……ケース本体、2……凹所、3……蓋、4
……鏡、5……化粧料、6……収納皿、6a……
上縁部、7a,7b……アルミニウム薄板、8…
…樹脂層、9……リブ、10……樹脂シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2枚以上のアルミニウム薄板を重ね合わせて構
    成し、その間に樹脂層を介装させることを特徴と
    したコンパクトケースの化粧料収納皿。
JP15760085U 1985-10-15 1985-10-15 Expired JPH0327525Y2 (ja)

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JP15760085U JPH0327525Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JP15760085U JPH0327525Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6264403U JPS6264403U (ja) 1987-04-21
JPH0327525Y2 true JPH0327525Y2 (ja) 1991-06-14

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ID=31080299

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JP15760085U Expired JPH0327525Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JPH0543683Y2 (ja) * 1987-02-12 1993-11-04
KR200467991Y1 (ko) * 2012-07-16 2013-07-19 박한동 화장품 소성접시

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Publication number Publication date
JPS6264403U (ja) 1987-04-21

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