JPS6011Y2 - コンパクト容器用中皿 - Google Patents
コンパクト容器用中皿Info
- Publication number
- JPS6011Y2 JPS6011Y2 JP16661281U JP16661281U JPS6011Y2 JP S6011 Y2 JPS6011 Y2 JP S6011Y2 JP 16661281 U JP16661281 U JP 16661281U JP 16661281 U JP16661281 U JP 16661281U JP S6011 Y2 JPS6011 Y2 JP S6011Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive layer
- inner plate
- recess
- synthetic resin
- aluminum foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコンパクト容器の容器本体に形成された凹所内
に着脱自在に収容される化粧料を充填した合成樹脂製中
皿に関するものである。
に着脱自在に収容される化粧料を充填した合成樹脂製中
皿に関するものである。
従来のこの種の中皿では、その外側底面の一部に離形紙
を添着した両面粘着テープが取付けられ、使用に当って
はその離形紙を剥がしてコンパクト容器の容器本体に形
成された凹所内底面に接着し、コンパクト容器と一体化
していた。
を添着した両面粘着テープが取付けられ、使用に当って
はその離形紙を剥がしてコンパクト容器の容器本体に形
成された凹所内底面に接着し、コンパクト容器と一体化
していた。
しかしながら、この粘着テープは通常の両面テープから
形成されているため、その両面の粘着力、即ち中皿の外
側底面に対する粘着力と上記容器本体の凹所内底面に対
する粘着力とがほぼ等しいものであるため、使用済みの
中皿を新しい中皿と交換するために凹所内底面から剥が
すと、この粘着テープがこの中皿とともに剥がれずに凹
所内底面に残ってしまうことがあり、この粘着テープを
除去するのに苦労する。
形成されているため、その両面の粘着力、即ち中皿の外
側底面に対する粘着力と上記容器本体の凹所内底面に対
する粘着力とがほぼ等しいものであるため、使用済みの
中皿を新しい中皿と交換するために凹所内底面から剥が
すと、この粘着テープがこの中皿とともに剥がれずに凹
所内底面に残ってしまうことがあり、この粘着テープを
除去するのに苦労する。
一方、この粘着テープを残したまま新たな中皿を凹所内
底面に接着すると、この新たな中皿の下刃に粘着テープ
が二層存在することになり、この中皿がコンパクト容器
の縁から浮上したようになり、体裁が悪いだけでなぐ蓋
体がピタリと閉塞しなくなることがある。
底面に接着すると、この新たな中皿の下刃に粘着テープ
が二層存在することになり、この中皿がコンパクト容器
の縁から浮上したようになり、体裁が悪いだけでなぐ蓋
体がピタリと閉塞しなくなることがある。
本願考案は上記のような問題点に着目してなされたもの
で、その目的は粘着剤層が中皿の外側底面に一体的に取
付けられ、使用後に中皿をコンバクト容器の凹所内底面
から取り外す時に粘着剤層がこの凹所内底面に残留する
ことのないコンバク1ル容器用中皿を提供するにある。
で、その目的は粘着剤層が中皿の外側底面に一体的に取
付けられ、使用後に中皿をコンバクト容器の凹所内底面
から取り外す時に粘着剤層がこの凹所内底面に残留する
ことのないコンバク1ル容器用中皿を提供するにある。
以下に本願考案の好適な実施例について添附図面を参照
にして説明する。
にして説明する。
図において1は合成樹脂製容器本体を不味この容器本体
1に蓋体2が蝶番3によって開閉自在に結合されコンパ
クト容器を構成している。
1に蓋体2が蝶番3によって開閉自在に結合されコンパ
クト容器を構成している。
容器本体1には比較的面積の広い複数の凹所4−4が予
め−・体形成され、この凹所内には化粧料を充填した本
考案に係る中皿5を着脱自在に収容し或いは中皿5のほ
かにバフ6を収容するようになっている。
め−・体形成され、この凹所内には化粧料を充填した本
考案に係る中皿5を着脱自在に収容し或いは中皿5のほ
かにバフ6を収容するようになっている。
中皿5を収容する凹所4の底部にはこれを貫通するビン
孔7が形成され、使用後に中皿5を分離する時にこのビ
ン孔7からピン等を挿入して中皿を強制的に押し上げて
分離するのである。
孔7が形成され、使用後に中皿5を分離する時にこのビ
ン孔7からピン等を挿入して中皿を強制的に押し上げて
分離するのである。
中皿5は凹所4と同等の大きさにする場合と、この凹所
4に複数の中皿5を組合せて収容することがてきるよう
に凹所4よりも充分に小さく形成する場合とがある。
4に複数の中皿5を組合せて収容することがてきるよう
に凹所4よりも充分に小さく形成する場合とがある。
この中皿5は合成樹脂によって一体的に射出成形され、
この外側底面には第4図に示すように中W15を構成す
る合成樹脂と相溶性を有する合成樹脂フィルムBが一体
的に溶着されている。
この外側底面には第4図に示すように中W15を構成す
る合成樹脂と相溶性を有する合成樹脂フィルムBが一体
的に溶着されている。
この相溶性を有する例としては中皿5をABS樹脂から
成形した時に合成樹脂フィルム8を無可塑塩化ビニール
等から形成することである。
成形した時に合成樹脂フィルム8を無可塑塩化ビニール
等から形成することである。
この合成樹脂フィルム8にはその全面に亘ってアルミニ
ウム箔9がラミネートされ、アルミニラl、箔9上には
更に粘着剤層10がスポット状に形成されている。
ウム箔9がラミネートされ、アルミニラl、箔9上には
更に粘着剤層10がスポット状に形成されている。
この粘着剤層10は常時粘着力を有し、好ましくはアル
ミニウム箔9と一体的に接着するアクリル系の強粘着剤
層10aとポリエチレンテレフタレート等からなる基材
層10bと強粘着剤層10aの1ハ程度の粘着力を有す
る弱粘着剤層10eとの三層構成とすることである。
ミニウム箔9と一体的に接着するアクリル系の強粘着剤
層10aとポリエチレンテレフタレート等からなる基材
層10bと強粘着剤層10aの1ハ程度の粘着力を有す
る弱粘着剤層10eとの三層構成とすることである。
粘着剤層10はまた平面リング状に形成された環状部1
0dが下方に突出し、この部分が凹所内底面4aに粘着
する有効粘着面を形成している。
0dが下方に突出し、この部分が凹所内底面4aに粘着
する有効粘着面を形成している。
更に、この粘着剤層10にはアルミニウム箔9の全体を
覆う離形紙11が容易に剥離可能に添着されている。
覆う離形紙11が容易に剥離可能に添着されている。
この中皿5に前記合成樹脂フィルム8を一体的に溶着す
るには、予め合成樹脂フィルム8にアルミニウム箔9を
一体的にラミネートし、更にアルミニウム箔9に粘着剤
層10を施してから離形紙11を添着したテープ状物を
作戊腰このテープ状物を所定の形状に打抜いて、中皿5
を射出成形する金型内に挿入して中皿5の底部が形成さ
れる時にこのテープ状物の合成樹脂フィルム8を金型内
の熱によって溶融し、このフィルム8を中皿5の底部に
一体的に溶着するのである。
るには、予め合成樹脂フィルム8にアルミニウム箔9を
一体的にラミネートし、更にアルミニウム箔9に粘着剤
層10を施してから離形紙11を添着したテープ状物を
作戊腰このテープ状物を所定の形状に打抜いて、中皿5
を射出成形する金型内に挿入して中皿5の底部が形成さ
れる時にこのテープ状物の合成樹脂フィルム8を金型内
の熱によって溶融し、このフィルム8を中皿5の底部に
一体的に溶着するのである。
尚、このような溶着方法については本件出願人の先願に
係る特願昭54−64961号発明(特公昭59−21
296号公報)に示されているのでここでは詳述を避け
ることとする。
係る特願昭54−64961号発明(特公昭59−21
296号公報)に示されているのでここでは詳述を避け
ることとする。
上記のように構成された中皿5をコンパクト容器内に取
付けるには、中皿5の外側底面から離形紙を剥がして容
器本体1の凹所4内に設置して上から軽く押圧してやれ
ばよい。
付けるには、中皿5の外側底面から離形紙を剥がして容
器本体1の凹所4内に設置して上から軽く押圧してやれ
ばよい。
これによって、中皿5の外側底面に露出した粘着剤層1
0の環状部10dが上記凹所4の内底面に粘着して固定
される。
0の環状部10dが上記凹所4の内底面に粘着して固定
される。
凹所4に適合する比較的小さな複数個の中皿5を本願考
案によって作成した場合には、第2図に示すようにこれ
ら中皿5を適宜組合せて凹所4内に上記同様にして固定
させることができる。
案によって作成した場合には、第2図に示すようにこれ
ら中皿5を適宜組合せて凹所4内に上記同様にして固定
させることができる。
一方、上記のようにして固定した中皿5を凹所4から取
り外すには、容器本体1の底部を貫通して形成したビン
孔7に外側からビンを挿入して中皿5を押し上げてやれ
ば良い。
り外すには、容器本体1の底部を貫通して形成したビン
孔7に外側からビンを挿入して中皿5を押し上げてやれ
ば良い。
上記説明から明らかなように、本願考案のコンパクト容
器用中皿5では、その外側底面に中皿5を構成する合成
樹脂と相溶性を有する合成樹脂フィルl、8を一体的に
溶着腰このフィルム8の全面にアルミニウム箔9を一体
的にラミネートし、このアルミニウム箔9に常時粘着力
を有する粘着剤層10をスポット状に施したので、フィ
ルム8及びアルミニウム箔9が中皿底部から剥離するこ
とは皆無であり、(7かも粘着剤層10は合成樹脂フィ
ルム8に直接接触せずに不透過性で非吸湿性のアルミニ
ウム箔9上に施されているら、フィルム8の樹脂を溶出
させたり変質させることがなく経時的に粘着力が低下す
ることはない。
器用中皿5では、その外側底面に中皿5を構成する合成
樹脂と相溶性を有する合成樹脂フィルl、8を一体的に
溶着腰このフィルム8の全面にアルミニウム箔9を一体
的にラミネートし、このアルミニウム箔9に常時粘着力
を有する粘着剤層10をスポット状に施したので、フィ
ルム8及びアルミニウム箔9が中皿底部から剥離するこ
とは皆無であり、(7かも粘着剤層10は合成樹脂フィ
ルム8に直接接触せずに不透過性で非吸湿性のアルミニ
ウム箔9上に施されているら、フィルム8の樹脂を溶出
させたり変質させることがなく経時的に粘着力が低下す
ることはない。
また、粘着剤層10の一部が下方に突出しして容器本体
1の凹所4内底面に粘着する有効粘着面10dを形成し
ているので、粘着剤層10はアルミニウム箔9上に粘着
している面積の方がこの有効粘着面10dよりも大きく
、従って中皿5を一旦凹所4内に取り付けた後にこれを
取り外す場合、粘着剤層10がアルミニウム箔9から分
離して凹所内底面に残留することはなく中皿とともに除
去される。
1の凹所4内底面に粘着する有効粘着面10dを形成し
ているので、粘着剤層10はアルミニウム箔9上に粘着
している面積の方がこの有効粘着面10dよりも大きく
、従って中皿5を一旦凹所4内に取り付けた後にこれを
取り外す場合、粘着剤層10がアルミニウム箔9から分
離して凹所内底面に残留することはなく中皿とともに除
去される。
また、上記粘着剤層10が強粘着剤層10aと基材層1
0bと弱粘着剤層10cの三層構成からなる場合には、
中皿を取り外す場合に於いて粘着剤層10の凹所4内底
面に対する付着残留を皆無とすることができる。
0bと弱粘着剤層10cの三層構成からなる場合には、
中皿を取り外す場合に於いて粘着剤層10の凹所4内底
面に対する付着残留を皆無とすることができる。
第1図は本考案に係る中皿を分離して示したコンパクト
容器の斜視図、第2図は第1図の中皿を取付けた状態を
示す斜視図、第3図は第2図の■−m線断面図、第4図
は一つの中皿の拡大断面図、第5図は粘着剤層の拡大断
面図、第6図は第4図の離形紙を剥して粘着剤層を示す
底面図、第7図は中皿とバフとの他の配置組合せを示す
斜視図である。 1・・・・・・容器本体、2・・・・・・蓋体、3・・
・・・・蝶番、4・・・・・・凹所、5・・・・・・中
皿、8・・・・・・合成樹脂フィルム、9・・・・・・
アルミニウム箔、10・・・・・・粘着剤層、10a・
・・・・・強粘着剤層、10b・・・・・・基材層、1
0C・・・・・・弱粘着剤層、10d・・・・・・下方
突出部、11・・・・・・離形紙。
容器の斜視図、第2図は第1図の中皿を取付けた状態を
示す斜視図、第3図は第2図の■−m線断面図、第4図
は一つの中皿の拡大断面図、第5図は粘着剤層の拡大断
面図、第6図は第4図の離形紙を剥して粘着剤層を示す
底面図、第7図は中皿とバフとの他の配置組合せを示す
斜視図である。 1・・・・・・容器本体、2・・・・・・蓋体、3・・
・・・・蝶番、4・・・・・・凹所、5・・・・・・中
皿、8・・・・・・合成樹脂フィルム、9・・・・・・
アルミニウム箔、10・・・・・・粘着剤層、10a・
・・・・・強粘着剤層、10b・・・・・・基材層、1
0C・・・・・・弱粘着剤層、10d・・・・・・下方
突出部、11・・・・・・離形紙。
Claims (3)
- (1)コンパクト容器の容器本体に形成された凹所内に
着脱自在に収容される合成樹脂製中皿であって、該中皿
はその外側底面に該中皿を構成する合成樹脂と相溶性を
有する合成樹脂フィルムを一体的に溶着し、該フィルム
の全面にアルミニウム箔を一体的にラミネートし、該ア
ルミニウム箔に常時粘着力を有する粘着剤層をスポット
状に施腰該粘着剤層に離形紙を添着してなり、該粘着剤
層の一部が下方に突出して該容器本体の該凹所内底面に
粘着する有効粘着面を形成してなることを特徴とすする
コンパクト容器用中皿。 - (2) 前記粘着剤層が前記アルミニウム箔と一体的
に接着する強粘着剤層と基材層と弱粘着剤層との三層構
成からなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載のコンパクト容器用中皿。 - (3)前記粘着剤層の前記下方突出部が環状に形成され
てなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
または第2項記載のコンパクト容器用中皿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16661281U JPS6011Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | コンパクト容器用中皿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16661281U JPS6011Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | コンパクト容器用中皿 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5871309U JPS5871309U (ja) | 1983-05-14 |
JPS6011Y2 true JPS6011Y2 (ja) | 1985-01-05 |
Family
ID=29958764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16661281U Expired JPS6011Y2 (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | コンパクト容器用中皿 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-10 JP JP16661281U patent/JPS6011Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5871309U (ja) | 1983-05-14 |
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