JPS5890036A - 紙を主体とした円筒状容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コーヒーその他の飲料のワンウェイ容器と
して適する紙を主体とした円筒状の容器に関する。

従来、コーヒー等の飲料のワンウェイ容器としては、一
般的に金属缶が使用されておシ、特に自動販売機によっ
て販売されているワンウェイ容器は金属玉に限られてい
るといっても過言ではなかった。然しこの金属缶は紙容
器２合成樹脂容器に比しコスト高となる大きな欠点かめ
るばかシでなく、使用後の処理に問題が多く、特に近時
では空缶の投げ捨てが多く、空缶公害とまで云われるよ
うになってきている。

この金属缶に代る容器として合成樹脂製容器が考えられ
るが、この合成樹脂ＩＩＳ器の場合、バリヤー性に欠け
る難点がメ〕、長期保存に適さない欠点がある。又この
合成樹脂製容器め場合、焼却処理が比較的困難な欠点も
あった。

一方便用後の焼却処理が簡易でメ夛、而も安価であるワ
ンウェイ容器として紙製容器が種々知られているが、こ
れら公知の紙製容器は一般的にコツプ形状を呈し、容器
の上部と下部の径が大幅に相違する結果、専ら店頭販売
用に用いられておシ、自動販売機には適さなかった。又
公知の紙製容器の場合、地紙形状をした原形紙を捲きそ
の両側端縁を貼合せて容器胴部を構成し、その頂部を外
側に捲き込んで開口頂面を形成していたから、上記貼合
せ部によって容器頂面に段差部が生じ、シール蓋をシー
ルしても該段差部を確実に密封することが困難であった
。更には紙を主体とする場合、容器の口元強度を高める
こと拡困難でメジ、シール蓋を剥離する際、強い把持力
が加えられると胴部特に直接把持される胴上部が変形し
てしまう欠点があった。加えて紙を主体とする容器の場
合、紙の切断面が容器内外に露呈する結果、この露呈し
た切断面の紙が吸水あるいは吸湿し、容器を部分的に軟
弱化してしまう欠点もあった。

上記各点に鑑み、発明者は、紙を主体とする容器であっ
て、円筒形状に構成し、自動販売機によって販売し得る
容器を既に開発し実願昭３６−ｑコ’ｌ−２／号をもっ
て提案している。即ち既に提案した円筒状紙容器は、紙
を主体としアルミニウムフィルム並びに内外両表面にポ
リエチレンフィルムをラミネートして構成した底板並び
に円筒状胴部からなる容器主体の開口部に１上部周縁に
張シ出し７ランゾを設けたポリエチレンからなるり／グ
を、該張シ出しフラノンを上記胴部上端縁に係合させて
嵌合し、かつ固着すると共に該リング頂面にシール蓋を
密封してなシ、更に胴部貼合せ部の内側切断面を保護す
る為に、該部分にポリエチレンテーゾを接着したもので
ある。

然し乍ら、コーヒー等レトルト殺菌する飲料の容器は、
レトルト内の友温高温に耐え得るものでなければならず
、上記既に提案した円筒状紙容器では、胴部貼合せ部の
外側切断面あるいは特に胴部頂面とポリエチレンからな
るり／グの張シ出し縁との間の間隙から胴部頂面の紙切
断面が吸水あるいは吸湿し、容器胴部特にシール蓋の開
蓋時に強度を保たなければならない胴上部を軟弱化して
しまう難点が生じると共に素材のポリエチレンがレトル
ト内の高温に耐えられないものである。

だけでなく外側からも紙素材内が吸水あるいは吸湿する
ことも阻止し、特に円筒状胴部の頂部切断面から紙素材
が吸水あるいは吸湿することを阻止し、容器胴部特に口
元部の軟弱化を防止して長期間強度を保つようにするこ
とを主たる目的とし、更に容器頂面の段差をなくしシー
ル蓋によっての確実な密封を得ること、及び良好なバリ
ヤー性を保ち、而も自動販売機によっての販売を可能と
し、又紙容器の特徴である低フスト並び、に焼却可能で
ある利点をそのま＼保留すると共にルトルト殺菌の高温
高湿にも充分耐えることのできる新規な紙を主体とする
円筒状容器を提供することを目的としてなしたものでお
る。

この為に本発明では紙シートを主体としアルミニウムフ
ィルム並びに両表面にポリプロピレン。

架橋ポリエチレン等耐熱性に優れた熱可履性合成樹脂フ
ィルムをラミネートして底板並びに胴部素材を構成し、
該胴部素材を円筒状に捲きその貼合せ部の内側切断面並
びに外側切断面の両面を露呈することなく熱可塑性合成
樹脂フィルムによシ保護して円筒状胴部を形成し、該円
筒状胴部の底部に底板を結合して容器主体となし、腰容
器主体の開口部に１断間略口型形状を呈する同じく耐熱
性に優れた熱可塑性合成樹脂製のリングを、該容器主体
上縁を該リングの凹溝内に挿入して嵌合し、かつ容器主
体上縁の内外面とリングとを密着固定することばよって
円筒状胴部の切断頂面を保護すると共に、シール蓋を上
記リング頂面に密封してなることを特徴とする。

以下図面に示した好ましい実施例によシ本発明の詳細な
説明する。

図中１が容器主体で、円筒状胴部２と底板３とからなっ
ている。これら円筒状胴部２及び底板３の素材は第７図
の断面で示す通シ、紙フート４を架橋ポリエチレン等耐
熱性に優れ九熱可履性合成樹脂フィルム６．６をラミネ
ートしてメジ、円筒状胴部２は蚊素材を捲き両端縁を貼
合せて構成しである。図示した実施例では紙シート４の
厚みを、：ｔｏｏ−ｑｏｏミｐロン、アルミニウムフィ
ルム５の厚みを７〜／Ｓミクロン、容器内面に位置する
熱可塑性合成樹脂フィルム６の厚みをｔｉｔｏ〜ＳＯミ
クロン及び容器外面に位置する熱可塑性合成樹脂フィル
ム６の厚みを１５−２３ミクロンとした。そして場合に
よっては上記二層のアルミニウムフィルム５，５のうち
一層を省略してもよい。

本発明容器における上記円筒状胴部２の貼合せ部７にお
いて拡、胴部素材の内外切断面８．９を露呈することな
く構成しである。第ダ図に示す実施例では、貼合せ部７
の外側端縁１０の内側をその厚みの半分を除去し、図示
する通シ内方に折返し構成１１するととＫよって該外側
端縁１０の縁には胴部素材の外側合成樹脂フィルム６が
位置して紙シート４を保護するようにしであると共に、
内側端縁１２の内部切断面８は上記熱可履性合成樹脂フ
ィルム６と同種のフィルムテープ１３を貼合して保護す
るようにしである。又第Ｓ図に示す実施例では、内外切
断面８，９とも上記フィルムテープ１３と同様のフィル
ムテープ１３．１３を貼合して保護するようにしである
。

又円筒状胴部２と底板３との結合は、第コ図示断面で示
す通シ、公知の結合構造と同様底板３の外周縁部１４を
下向き屈曲し、円筒状胴部２の下部１５を内向きに折返
して該底板３の下向き外周縁部１４を挾持して密着結合
１６．１６してめるが、特に図示した実施例では円筒状
胴部２の下端切断面１７が外部に露呈することを防止す
る為、二重に折返し構成１８しである。

図中２０が耐熱性に優れた熱可朦性合成樹脂製のリング
で、容器主体１の開口部１９に密着固定する。そして特
に本発明においてはこのリング２０を第２図及び第３図
に示す通シ断面略ｒ［Ｉ形状にしてるる。即ち内周部２
２と外周部２３と頂面部２４とを一体に形成し、内周部
２２と外周部２３との間に凹溝２１を形成しであると共
に頂面部２４の頂面２５を平、坦としてめる。図示した
実施例では内周部２２０幅を外周部２３の幅よシ大きく
しであるが、これらは同寸の幅であってもよい。そして
外周部２３の厚みは、これが容器主体１の外方に突出す
ることになるから、これは強度を損う仁となく可能な限
シ薄くすることが望ましく、Ｏ，Ｓ−〜１．０箇とする
ものである。そしてとのり／グツ０を容器主体１の開口
部ＩＱＫ密着固定するのであるが、本発明では容器主体
上縁２６を上記リング２０の凹溝２１内に挿入して嵌合
し、かつ容器主体上級２６の内外面とリング２０の凹溝
２１の内面を密着固定２７，２７してあシ、この構造に
よって容器主体１の上端切断面２Ｂを露呈しないようＫ
しである。その為にこのリング２０の素材としては円筒
状胴部２の内外面の熱可履性合成樹脂フィルム６．６と
同種の合成樹脂材即ちぼりプロピレン、架橋ポリエチレ
ン等を使用することが望ましい。

、更に図中２９がシール蓋で、図示し九実施例では周縁
シール部３０を除きリング２ｏ内に落ち込むよう窪ませ
て形成しであるが、平坦状に形成してもよいこと勿論で
メジ、第１図及び第６図に示す通シ開蓋時の為の摘み舌
片３１を設けて６る。

そしてこのシール蓋２９は＊１図に示す通りアルミニウ
ムフィルム３２を熱可塑性合成樹脂フィルム３３と熱可
履性合成樹脂シート３４との間にラミネートして構成し
てあり、咳アルミニウムフィルム３２の厚みをコｏ−ｇ
ｏミクロン、合成樹脂フィルム３３の厚みをｌＩｏ−ｇ
ｏミクロ／、合成樹脂シート３４の厚みを７００−／Ａ
；０建り冒／程度とし、該合成樹脂シートによってシー
ル蓋２９の強度を高めたものである。そして上記熱可塑
性合成樹脂フィルム３３を上記リング頂面２５にヒート
シールする為、このフィルム３３０素材としてはり／グ
ツ０の素材と同種のものを用いる。

そして熱可塑性合成樹脂シート３４としては、ボ１７　
プロピレン、架橋ポリエチレン、ナイロン、スチロール
等の耐熱性に優れた合成樹脂を使用する。

第９図にはシール蓋２９の他の実施例が示してあシ、第
ｇ図忙示したシール蓋の熱可塑性合成樹脂シート３４０
表面に更にｌｓ〜３０ミクロン程度のポリエチレンテレ
フタレートによって構成したフィルム３５をラミネート
したものである。

更に好ましくはシール蓋として薄く而も強靭なものとし
て、ポリエチレンテレフタレートによって構成したフィ
ルム３５とアルミニウムフィルム３２とを貼合せたもの
のアルミニウムフィルム表面にポリプロピレンあるいは
架橋ポリエチレンのフィルム３３を貼合せたものを第１
Ｏ図に示してらる。加えて本発明容器では上記シール蓋
をシールした上にシュリンクフィルムによってオーバー
シールしてもよい。

以上の通シ本発明容器では、紙シートを主体としアルミ
ニウムフィルム並びに両表面にポリゾロピレン、架橋ポ
リエチレン等耐熱性に優れた熱可塑性合成樹脂フィルム
をラミ゛ネートして底板並びに胴部素材を構成し、誼胴
部素材を円筒状に捲きその貼合せ部の内側切断面並びに
外側切断面の両面を露呈することなく熱可塑性合成樹脂
フィルムにより保護して円筒状胴部を形成し、該円筒状
胴部の底部に底板を結合して容器主体となし、該容器主
体の開口部に、断面略口型形状を呈する同じく耐熱性に
優れた熱可塑性合成樹脂製のリングを、該容器主体上級
を該リング凹溝内に挿入して嵌合タト し、おつ容器主体上縁の白丸面とり／グとを密着固定す
ると共に、シール蓋を上記リング頂面に密封してなる構
成としである結果、既に出願人が提案した円筒状紙容器
の利点、即ち紙容器でろうても円筒状にして自動販売機
に供給することができること、容器上部のリングによっ
て容器頂面を平※シ 坦し、廣−ル蓋によっての確実な密封を得る。こと及び
胴上部の強度を高めシール蓋の剥離時におけとアルミニ
ウムフィルと合成樹脂フィルムとのラミネート構成とし
たことＫよって良好なバリヤー性を得られ九こと、更に
安価で焼却可能なワンウェイ容器を提供し得たとと等の
利点等をそのま＼内に挿入して嵌合しかつ容器主体上縁
の内外面とリングとを密着固定したこと及び胴部の貼合
せ部の内外切断面を露呈することなく熱可塑性合成樹脂
フィルムによ多保護しであるから、容器内面からばかり
でなく容器外面からも容器素材である紙シートが吸水あ
るいは吸湿することを阻止し、特に上記構成に加えてフ
ィルム及びリングの素材としてポリプロぎし／、架橋ポ
リエチレｙ等耐熱性に優れた合成樹脂を用いたことによ
って、紙を主体とする容器であるに拘らずレトルト殺菌
するコーヒー等の飲料に充分使用することができ、而も
長期保存に充分耐えることができる従来にない画期的な
容器となし得た大きな効果を有する。

【図面の簡単な説明】

ｆシリ 図面は本発明の好ましい実施励を示すもので、第１図は
その斜面図、第２図は一部を切除して示す拡大断面図、
第３図は同じく各部材を分離して示す断面図、５第、ダ
・及び第Ｓ図は貼合せ部の夫々異なる実施例を示す拡大
断面図、第６図はシール蓋の平面図、第７図唸胴部素材
の拡大断面図、第ｇ図、第９図及び第７θ図はシール蓋
素材の夫々異なる実施例を示す拡大断面図である。 １・・・・・・・・・容器主体、２・・・・・・・・・
円筒状胴部、３・・・・・・・・・底板、４・・・・・
・・・・紙シート、５・・・・・・・・・アルミニウム
フィルム、６・・・・・・・・・熱可塑性合成樹脂フィ
ルム、Ｔ・・・・・・・・・貼合せ部、８・・・・・・
・・・内部切断面、９・・・・・・・・・外部切断面、
１３？・・・・・・・・フイルムテーダ、１９・・・・
・・・・・開口部、２０・・・・・・・・・リング、２
１・・・・・・・・・凹溝、２５・・・・・・・・・頂
面、２６・・・・・・・・・容器主体上縁、２７・・・
・・・・・・密着固定、２８　″・・・・・・・・・シ
ール蓋、３２・・・・・・・・・アルミニウムフィルム
、３３・・・・・・・・・熱可塑性合成樹脂フィルム、
３４・・・・・・・・・熱可塑性合成樹脂製シート−６ 特許出願人　三陽紙器株式金社 第４図 ７ 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙シートを主体としアルミニウムフィルム並びに両表面
   にポリゾロピレン、架橋ポリエチレン等耐熱性に優れた
   熱可塑性合成樹脂フィルムをラミネートして底板並びに
   胴部素材を構成し、該胴部素材を円筒状に捲きその貼合
   せ部の内側切断面並びに外側切断面の両面を露呈するこ
   となく熱可塑性合成樹脂フィルムにより保護して円筒状
   胴部を形成し、該円筒状胴部の底部に底板を結合して容
   器主体となし、誼容器主体の開口部に、断面略口型形状
   を呈する同じく耐熱性に優れた熱可塑性合成樹脂製のリ
   ングを、誼容器主体上縁を該リングの凹溝内に挿入して
   嵌合し、かつ容器主体上縁の内外面とリングとを密着固
   定することによって円筒状胴部の切断頂面を保護すると
   共に、シール蓋を上記リング頂面に密封してなることを
   特徴とする紙を主体とした円筒状容器。