JP2001270557A - ボタン電池包装体 - Google Patents

ボタン電池包装体

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JP2001270557A
JP2001270557A JP2000084640A JP2000084640A JP2001270557A JP 2001270557 A JP2001270557 A JP 2001270557A JP 2000084640 A JP2000084640 A JP 2000084640A JP 2000084640 A JP2000084640 A JP 2000084640A JP 2001270557 A JP2001270557 A JP 2001270557A
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JP
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sheet
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JP2000084640A
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Tadashi Hashimoto
忠 橋本
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Fuji Seal Inc
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Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包材の分別廃棄が容易となり、外観体裁の向上
を図り、商品の付加価値を高めることができるボタン電
池包装体を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明は、ボタン電池(6)が収容される
収容部(5)を有する収容部材(3)と、前記収容部
(5)の開口を閉塞するように前記収容部材(3)に重
ね合わされるシート状本体(7)とを備えたボタン電池
包装体において、前記収容部材(3)及びシート状本体
(7)は、互いに熱融着可能なプラスチックシートから
構成されると共に、前記収容部材(3)の熱融着面の外
周縁で区画される外形面積は、シート状本体(7)の面
積の60%以下で、且つ、収容部材(3)の接着面積は
シート状本体(7)の面積の30%以下に設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電池を包装
するボタン電池包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボタン電池(時計、カメラ等に使
用される円板状のボタン型、コイン型の小型電池)を収
容する包装体は、図7に示す如く、ボタン電池30が収
納される収容部31を有するようにプラスチックシート
を成形してなる収容部材32と、前記収容部31の開口
側を閉塞するように収容部材32に重ね合せてホットメ
ルト等の接着剤を介して接着される紙材よりなる台紙3
3とにより構成されている(従来例1)。
【0003】また、他の包装体としては、前記台紙に代
えてプラスチックシートから構成したシート状本体33
に、前記収容部31を熱融着(熱シール)したものもあ
る(従来例2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例1の包装体
は、収容部材32と台紙33との材質が相違し(プラス
チックと紙との相違がある。)、両者は全面に接着され
ているため、収容部材32と台紙33からなる包材の分
別廃棄が面倒になる欠点がある。
【0005】また、前記従来例2の包装体は、収容部材
32がその収納部31を残してシート状本体33の略全
面に熱融着されている。このように収容部材32とシー
ト状本体33の熱融着面積が大きいと、加熱されたプラ
スチックシートは、接着場所によって冷却速度が異なる
ため、熱融着された部分が必ずしも綺麗な平坦面に仕上
がるわけではなく、一方側が前側に反ったり、他方側は
後側に反ったりして見た目が悪くなり、外観体裁が低下
する。また、包装体がこのような不規則な形状に仕上が
ると、この包装体を店内での陳列を目的として前後に複
数並べた際、包装体同士が引っ掛かりやすく、きれいに
並べられない場合がある。これでは、消費者の購買意欲
を喚起することは期待できない。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、包材の分別廃棄が容易となり、外観体裁の
向上を図り、商品の付加価値を高めることができるボタ
ン電池包装体を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためにボタン電池包装体としてなされたもので、
その特徴は、ボタン電池6が収容される収容部5を有す
る収容部材3と、前記収容部5の開口を閉塞するように
前記収容部材3に重ね合わされるシート状本体7とを備
えたボタン電池包装体において、前記収容部材3及びシ
ート状本体7は、互いに熱融着可能なプラスチックシー
トから構成されると共に、前記収容部材3の熱融着面の
外周縁で区画される外形面積は、シート状本体7の面積
の60%以下で、且つ、収容部材3の接着面積はシート
状本体7の面積の30%以下に設定されていることにあ
る。
【0008】本発明のボタン電池包装体は、収容部材3
及びシート状本体7が、プラスチックシートから構成さ
れていることから、プラスチック廃棄物として処理で
き、廃棄の際に材質を分別する必要がなく、従来の収容
部材及びシート状本体の材質の相違する包材に比し、そ
の廃棄が簡単である。
【0009】また、前記収容部材3の外形面積は、シー
ト状本体7の面積の60%以下で、且つ、収容部材3の
接着面積はシート状本体7の面積の30%以下であるこ
とから、収容部材3とシート状本体7との接着面積を小
さくでき、その接着部分の熱融着による影響がほとんど
なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。図1〜図4は本発明の一
実施の形態を示し、本実施形態における包装体1は、所
定の剛性を有する透明のプラスチックシートから構成さ
れた収容部材3と、該収容部材3に凹状に形成された収
容部5内に収容されるボタン電池6と、収容部5の開口
側を閉塞するように収容部材3に重ね合されるシート状
本体7とから構成されている。尚、シート状本体7の一
方(上部)には、係止孔8が形成されている。また、シ
ート状本体7でボタン電池6の対応する部分には、破断
用の切込み9が刻設されている。
【0011】前記シート状本体7は、透明性を有し且つ
平滑面状の例えば正面視矩形状のプラスチックシートか
らなり、プラスチックシートは、例えば3層の樹脂層か
ら積層されている。図3に示す如く中間層として厚さ8
0〜300μm(例えば、170μm)のポリエチレン
テレフタレート(APET)樹脂層10と、その表裏両
面に設けられた厚さ5〜50μm(例えば、15μm)
のPETG樹脂層11、12とからなる。
【0012】ここで、APET樹脂層10は、ポリエチ
レンテレフタレートを主成分(50%以上)としたポリ
エステルの未延伸状態の樹脂層である。また、PETG
樹脂とは、酸成分として主にテレフタル酸(TBA)を
用い、グリコール成分としてエチレングリコール(E
G)と、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHD
M)を用いて共重合したものである。そして、PETG
樹脂は、ヒートシール性に優れている。また、シートの
真空成形性等に二次加工にも優れている。尚、グリコー
ル成分中のCHDMの割合は、20%以上のものが好ま
しい。
【0013】また、裏側のPETG樹脂層12には、プ
ラスチックシートを介して目視できる文字や絵柄等の印
刷が適宜施されている表側表示印刷層14が設けられ、
該表示印刷層14の裏側には、隠蔽層15を介して裏面
側から目視できる説明書等の裏側表示印刷層16が設け
られている。
【0014】前記収容部材3は、例えば成形型を有する
真空又は成形機(図示省略)により、プラスチックシー
トを成形したもので、正面視円形を呈している。また、
前記収納部5の外周には、フランジ部18が形成されて
いる。収容部材3を構成するプラスチックシートも前記
シート状本体7のシートと同様に3層の樹脂層から積層
されており、中間層としてAPET樹脂層20と、その
表裏両面に設けられたPETG樹脂層21,22とから
なる。
【0015】前記収容部材3の外形面積(フランジ部1
8の外周縁で区画される面積)は、シート状本体7の面
積の60%以下(好ましくは50%以下)に設定されて
いる。しかも、収容部材3のフランジ部18のシート状
本体7との接着面(図4に斜線で示す部分)18aの接
着面積はシート状本体7の面積の30%以下(好ましく
は25%以下)に設定されている。ここで、フランジ部
18の接着面積が30%を超えるとシート状本体7の反
りが大きくなる。また、収容部材3の外形面積が60%
を超えると、収容部材3のシートが不用意に大きくな
り、省資源化の効率が劣ることとなり好ましくない。
【0016】前記収容部材3のフランジ部の裏側のPE
TG樹脂層22と、シート状本体7の表側のPETG樹
脂層とを熱シールする場合には、両方のPETG樹脂層
を重ね合わせた状態で、収容部材3のフランジ部の表側
のPETG樹脂層と、シート状本体7の裏側のPETG
樹脂層11とを加熱し押圧することとなる。PETG樹
脂層22を熱シールすることから低温シール可能で熱の
影響を少なくでき、しかも、両面に同材質の樹脂層を設
けていることから、冷却時の収縮条件を表裏一定にする
ことができ、シートの反りを防止することができる。ま
た、フランジ部18の裏側とシート状本体7の表側の熱
シールは、幅3mm以下の線状に形成することが、シー
トの反り防止のためより好ましい。
【0017】前記収容部材3とシート状本体7とは、前
記収容部5以外の重ね合わせ部分の全体が互いに気密状
に重ね合わされ熱接着されている。従って、収容部5
は、内部に空気が密封状態で充填されたドーム状とな
り、弾性力を有している。また、収容部5は、その全周
が気密状にシールされるため、エアによるクッション効
果により、多少収容部5が押圧されたとしても容易に凹
んだり、変形したりすることがなく、ボタン電池6を保
護する。
【0018】ここで、前記収容部材3は透明であること
から、シート状本体7の印刷表示及び収容部5に収容さ
れているボタン電池6を透視可能である。尚、収容部材
3の透明とは、印刷表示及び収容部5に収容されている
ボタン電池6を透視可能な程度の半透明も含む。
【0019】本発明は、前記実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、図5に示す如く収容部材3は、正
面視矩形状を有するフランジ部23を備えたもので合っ
ても良い。かかる場合には、図6(イ)に斜線で示す如
く幅3mm以下で前記収納部の周囲に接着部24を設け
ると共に、フランジ部23の両端部(シート状本体
(7)の両縁部)に幅3mm以下の接着部25を設ける
ことができる。このように収納部の周囲とフランジ部の
端部にのみ接着部を設けることにより、シートの反りが
なく、外観上好ましく、省資源化も可能で、熱シール
性、生産性に優れたものとなる。
【0020】更には、図6(ロ)に斜線で示す如くフラ
ンジ部23の周囲のみ環状の接着部25を設けることも
可能である。
【0021】本発明は、上記のそれぞの実施の形態に限
定されるものではなく、シート状本体7及び収容部材3
の形状も任意に設定可能であり、また、収容されるボタ
ン電池6は複数個であっても良く、複数個の場合は、収
納部を複数形成した収容部材3を用いても良い。
【0022】また、収容部材3、シート状本体7の材質
は、上記ポリエステルの3層に限定されず、熱融着可能
なものであれば、他のポリエステルやポリプロピレンの
単層や複層のものでも良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明のボタン電池包装体
は、前記収容部材及びシート状本体は、互いに熱融着可
能なプラスチックシートから構成されると共に、前記収
容部材の熱融着面の外周縁で区画される外形面積は、シ
ート状本体の面積の60%以下で、且つ、収容部材の接
着面積はシート状本体の面積の30%以下であるので、
包材の分別廃棄が簡単であると共に、シート状本体に対
する収容部材の接着面積を小さくでき、収容部材とシー
ト状本体との熱融着の影響を可及的に少なくでき、シー
ト状本体の反りを防止することができる。
【0024】更に、前記収容部材及びシート状本体を構
成するプラスチックシートは、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂層からなる中間層と、その両面に設けられ且つ
テレフタル酸、エチレングリコール及び1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールを共重合してなる表裏両面の樹脂
層とを備えた積層シートからなり、収容部材の裏側の樹
脂層とシート状本体の外側の樹脂層とが熱融着されてい
る場合には、収容部材及びシート状本体を構成するプラ
スチックシートが、加熱されても、それぞれのシートの
表裏面は同じ材質で構成されていることから、冷却によ
る反りの影響を少なくできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態を示す包装体の斜視
図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】同包装体の要部断面図。
【図4】同収納部材の接着状態を示す正面図。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す包装体の正面
図。
【図6】(イ)及び(ロ)は、本発明の他の実施の要部
を示す正面図。
【図7】従来例を示す包装体の断面斜視図。
【符号の説明】
3…収容部材、5…収容部、6…ボタン電池、7…シー
ト状本体、11…樹脂層、12…樹脂層、21…樹脂
層、22…樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボタン電池(6)が収容される収容部
    (5)を有する収容部材(3)と、前記収容部(5)の
    開口を閉塞するように前記収容部材(3)に重ね合わさ
    れるシート状本体(7)とを備えたボタン電池包装体に
    おいて、前記収容部材(3)及びシート状本体(7)
    は、互いに熱融着可能なプラスチックシートから構成さ
    れると共に、前記収容部材(3)の熱融着面の外周縁で
    区画される外形面積は、シート状本体(7)の面積の6
    0%以下で、且つ、収容部材(3)の接着面積はシート
    状本体(7)の面積の30%以下であることを特徴とす
    るボタン電池包装体。
  2. 【請求項2】前記収容部材(3)及びシート状本体
    (7)を構成するプラスチックシートは、ポリエチレン
    テレフタレート樹脂層(10)からなる中間層と、その
    両面に設けられ且つテレフタル酸、エチレングリコール
    及び1,4−シクロヘキサンジメタノールを共重合して
    なる表裏両面の樹脂層(11),(12),(21),
    (22)とを備えた積層シートからなり、収容部材
    (3)の裏側の樹脂層(22)とシート状本体(7)の
    外側の樹脂層(11)とが熱融着されている請求項1に
    記載のボタン電池包装体。
JP2000084640A 2000-03-24 2000-03-24 ボタン電池包装体 Pending JP2001270557A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018065586A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 大日本印刷株式会社 台紙付き包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20040705