JPH0639015A - プレススルーパック - Google Patents
プレススルーパックInfo
- Publication number
- JPH0639015A JPH0639015A JP4216599A JP21659992A JPH0639015A JP H0639015 A JPH0639015 A JP H0639015A JP 4216599 A JP4216599 A JP 4216599A JP 21659992 A JP21659992 A JP 21659992A JP H0639015 A JPH0639015 A JP H0639015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pack
- press
- plastic
- recesses
- lid member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄処理が容易でリサイクルの面からも好ま
しいプレススルーパックを提供する。 【構成】 蓋材５を従来のアルミ箔に代えてプラスチッ
ク製にするとともに、貫通しない無数の引っ掻き傷６を
この蓋材５に設ける。さらに、引っ掻き傷６を保護する
保護層を設けることが好ましい。底材３の上部を指先で
押すと引っ掻き傷６の部分から蓋材５が破れて錠剤Ｍを
取り出すことができる。しかも、全体がプラスチックと
なっているので廃棄した場合に焼却容易であり、さらに
はプラスチックのリサイクルも可能となる。
しいプレススルーパックを提供する。 【構成】 蓋材５を従来のアルミ箔に代えてプラスチッ
ク製にするとともに、貫通しない無数の引っ掻き傷６を
この蓋材５に設ける。さらに、引っ掻き傷６を保護する
保護層を設けることが好ましい。底材３の上部を指先で
押すと引っ掻き傷６の部分から蓋材５が破れて錠剤Ｍを
取り出すことができる。しかも、全体がプラスチックと
なっているので廃棄した場合に焼却容易であり、さらに
はプラスチックのリサイクルも可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品の錠剤等を包装
するのに使用されるプレススルーパックに関するもので
ある。
するのに使用されるプレススルーパックに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、医薬品の錠剤等を包装する形態と
して、通常のブリスターパックにおける表裏２枚のシー
トのうち、表側になる透明なブリスター（底材）の方は
そのままとし、裏側の台紙基材（蓋材）の方に押圧破断
可能なアルミ箔を用いた形式のいわゆるプレススルーパ
ックが広く使用されている。そして、底材を形成する成
形用プラスチックシートとして０．２〜０．４ｍｍ程度
のポリ塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエ
チレン樹脂等を用い、アルミ箔の方は０．０２〜０．０
３ｍｍ程度のものにヒートシール剤をコーティングして
用いるのが普通である。
して、通常のブリスターパックにおける表裏２枚のシー
トのうち、表側になる透明なブリスター（底材）の方は
そのままとし、裏側の台紙基材（蓋材）の方に押圧破断
可能なアルミ箔を用いた形式のいわゆるプレススルーパ
ックが広く使用されている。そして、底材を形成する成
形用プラスチックシートとして０．２〜０．４ｍｍ程度
のポリ塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエ
チレン樹脂等を用い、アルミ箔の方は０．０２〜０．０
３ｍｍ程度のものにヒートシール剤をコーティングして
用いるのが普通である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプレス
スルーパックは、押圧破断可能な蓋材としてアルミ箔を
使用しているので、一般のゴミと一緒に廃棄して焼却し
た場合にこのアルミ箔が燃えずに残ってしまうことか
ら、廃棄処理上好ましくないという問題点があった。ま
た一方では、特に最近の地球環境保護の観点から、リサ
イクルが可能なようにできるだけ単一の素材或いは同種
の素材を使用した包装設計が望まれているという背景も
ある。
スルーパックは、押圧破断可能な蓋材としてアルミ箔を
使用しているので、一般のゴミと一緒に廃棄して焼却し
た場合にこのアルミ箔が燃えずに残ってしまうことか
ら、廃棄処理上好ましくないという問題点があった。ま
た一方では、特に最近の地球環境保護の観点から、リサ
イクルが可能なようにできるだけ単一の素材或いは同種
の素材を使用した包装設計が望まれているという背景も
ある。
【０００４】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、廃棄処理
が容易でリサイクルの面からも好ましいプレススルーパ
ックを提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、廃棄処理
が容易でリサイクルの面からも好ましいプレススルーパ
ックを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプレススルーパックは、所定数の凹部を形
成したプラスチックシートからなる底材と、その凹部に
それぞれ内容物を収納した状態の前記プラスチックシー
トに被せられ前記凹部以外の平坦面と熱接着されたプラ
スチックフィルムをベースとする蓋材とからなり、貫通
しない無数の引っ掻き傷が前記蓋材に設けられているこ
とを特徴としている。
に、本発明のプレススルーパックは、所定数の凹部を形
成したプラスチックシートからなる底材と、その凹部に
それぞれ内容物を収納した状態の前記プラスチックシー
トに被せられ前記凹部以外の平坦面と熱接着されたプラ
スチックフィルムをベースとする蓋材とからなり、貫通
しない無数の引っ掻き傷が前記蓋材に設けられているこ
とを特徴としている。
【０００６】そして、上記蓋材に引っ掻き傷を保護する
ための保護層が設けられていることが好ましいものであ
る。
ための保護層が設けられていることが好ましいものであ
る。
【０００７】
【作用】上記構成からなるプレススルーパックは、底材
の上部から指先で押すと裏側の蓋材がその引っ掻き傷の
部分から破れて容易に中身を取り出すことができる。
の上部から指先で押すと裏側の蓋材がその引っ掻き傷の
部分から破れて容易に中身を取り出すことができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【０００９】図１は本発明に係るプレススルーパックの
一実施例を示す一部断面図、図２は図１の底面図であ
る。
一実施例を示す一部断面図、図２は図１の底面図であ
る。
【００１０】図１に示すように、プレススルーパック１
は、内容物としての錠剤Ｍの形状に対応する凹部２を所
定数だけ形成した底材３と、その凹部２にそれぞれ錠剤
Ｍを収納した状態で底材３に被せられ凹部２以外の平坦
面と熱接着層４により接着された蓋材５とからなってい
る。
は、内容物としての錠剤Ｍの形状に対応する凹部２を所
定数だけ形成した底材３と、その凹部２にそれぞれ錠剤
Ｍを収納した状態で底材３に被せられ凹部２以外の平坦
面と熱接着層４により接着された蓋材５とからなってい
る。
【００１１】上記底材３としてはポリ塩化ビニール樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等、ポリエ
ステル樹脂等のプラスチックシートが使用されており、
真空成形法或いは圧空成形法により上記の如く所定数の
凹部２を有する形状に成形されている。一方、蓋材５と
しては、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィル
ム等のプラスチックフィルムが使用されており、その表
面には図２に示す如く貫通しない無数の引っ掻き傷６が
複数の帯状に設けられている。そして、このような引っ
掻き傷６は、円筒状の回転砥石、ワイヤーブラシ、砥石
入りシート材、砥粒接着シート材等の研摩材を用いてプ
ラスチックフィルムの表面を押圧又は擦過することによ
り形成される。
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等、ポリエ
ステル樹脂等のプラスチックシートが使用されており、
真空成形法或いは圧空成形法により上記の如く所定数の
凹部２を有する形状に成形されている。一方、蓋材５と
しては、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィル
ム等のプラスチックフィルムが使用されており、その表
面には図２に示す如く貫通しない無数の引っ掻き傷６が
複数の帯状に設けられている。そして、このような引っ
掻き傷６は、円筒状の回転砥石、ワイヤーブラシ、砥石
入りシート材、砥粒接着シート材等の研摩材を用いてプ
ラスチックフィルムの表面を押圧又は擦過することによ
り形成される。
【００１２】なお、上記の無数の引っ掻き傷６はプラス
チックフィルムの全面に設けてあっても、或いは適宜の
パターンで設けてあってもよく、要は少なくとも底材３
の凹部２に対応する位置にあるように設けてあればよい
ものである。
チックフィルムの全面に設けてあっても、或いは適宜の
パターンで設けてあってもよく、要は少なくとも底材３
の凹部２に対応する位置にあるように設けてあればよい
ものである。
【００１３】図３に示される実施例では、図１に示すも
のにおいて蓋材５の引っ掻き傷６を設けた面に保護層７
をオーバーコートしている。この保護層７としては、ア
クリル、ポリエステル、ポリアミド等を主成分とする溶
剤系のコーティング剤が用いられる。このように保護層
７を設けることにより、輸送時等におけるピンホールの
発生が防止される。
のにおいて蓋材５の引っ掻き傷６を設けた面に保護層７
をオーバーコートしている。この保護層７としては、ア
クリル、ポリエステル、ポリアミド等を主成分とする溶
剤系のコーティング剤が用いられる。このように保護層
７を設けることにより、輸送時等におけるピンホールの
発生が防止される。
【００１４】図４に示される実施例は、引っ掻き傷６を
設けた面を内側とした場合であり、その面に保護層７を
オーバーコートし、さらに底材３とヒートシールするた
めの熱接着層４を設けている。
設けた面を内側とした場合であり、その面に保護層７を
オーバーコートし、さらに底材３とヒートシールするた
めの熱接着層４を設けている。
【００１５】図５に示される実施例では、図４に示すも
のにおいてさらに蓋材５の防湿性をアップさせるため
に、バリヤー性の優れた珪素酸化物（ＳｉＯX ）層８を
保護層７の内側に設け、さらに熱接着層４を設けてい
る。この珪素化合物層８の厚みは１０００Å以下で十分
であり、４００〜８００Åの範囲で実用可能である。そ
してこの珪素酸化物層８は、ＳｉＯX プラズマによる方
式を利用し、蒸着源としてオルガノシロキサンを使用し
て所定の厚みを得ることができる。またＳｉＯX のスパ
ッタリングによる方法によっても所定の厚みの珪素酸化
物層８を形成できる。この場合、保護層７は珪素酸化物
層８の接着性アップのためのアンダーコート層としての
役目を果たすものが使用される。なお、本実施例のプレ
ススルーパックを使用し、医薬品の錠剤を保存テストし
た結果、従来のプレススルーパックに比べて防湿の点で
良好な結果が得られた。
のにおいてさらに蓋材５の防湿性をアップさせるため
に、バリヤー性の優れた珪素酸化物（ＳｉＯX ）層８を
保護層７の内側に設け、さらに熱接着層４を設けてい
る。この珪素化合物層８の厚みは１０００Å以下で十分
であり、４００〜８００Åの範囲で実用可能である。そ
してこの珪素酸化物層８は、ＳｉＯX プラズマによる方
式を利用し、蒸着源としてオルガノシロキサンを使用し
て所定の厚みを得ることができる。またＳｉＯX のスパ
ッタリングによる方法によっても所定の厚みの珪素酸化
物層８を形成できる。この場合、保護層７は珪素酸化物
層８の接着性アップのためのアンダーコート層としての
役目を果たすものが使用される。なお、本実施例のプレ
ススルーパックを使用し、医薬品の錠剤を保存テストし
た結果、従来のプレススルーパックに比べて防湿の点で
良好な結果が得られた。
【００１６】上記した本発明のプレススルーパック１か
ら錠剤Ｍを取り出すには、表側、すなわち底材３の凸部
を指先で押すようにする。このようにして力が加わる
と、蓋材５は内側から錠剤Ｍにより押されて引っ掻き傷
６の部分から破れるので、従来のプレススルーパックと
同様に錠剤Ｍを取り出すことができる。
ら錠剤Ｍを取り出すには、表側、すなわち底材３の凸部
を指先で押すようにする。このようにして力が加わる
と、蓋材５は内側から錠剤Ｍにより押されて引っ掻き傷
６の部分から破れるので、従来のプレススルーパックと
同様に錠剤Ｍを取り出すことができる。
【００１７】なお、本発明のプレススルーパックでは、
蓋材５に設ける引っ掻き傷６の形状やその数を変えるこ
とにより、所望とする開封強度とすることができる。
蓋材５に設ける引っ掻き傷６の形状やその数を変えるこ
とにより、所望とする開封強度とすることができる。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプレスス
ルーパックは、蓋材をプラスチックフィルム製にすると
ともに、貫通しない無数の引っ掻き傷をこの蓋材に設け
たので、中身が容易に取り出せるという機能を維持する
ことができる上に、全体がプラスチックで作製されてい
ることから、焼却による廃棄処分が容易であり、しかも
リサイクルの面からも好ましいという利点を有する。
ルーパックは、蓋材をプラスチックフィルム製にすると
ともに、貫通しない無数の引っ掻き傷をこの蓋材に設け
たので、中身が容易に取り出せるという機能を維持する
ことができる上に、全体がプラスチックで作製されてい
ることから、焼却による廃棄処分が容易であり、しかも
リサイクルの面からも好ましいという利点を有する。
【図１】本発明に係るプレススルーパックの一実施例を
示す一部断面図である。
示す一部断面図である。
【図２】図１の底面図である。
【図３】本発明に係るプレススルーパックの他の実施例
を示す一部断面図である。
を示す一部断面図である。
【図４】本発明に係るプレススルーパックの他の実施例
を示す一部断面図である。
を示す一部断面図である。
【図５】本発明に係るプレススルーパックの他の実施例
を示す一部断面図である。
を示す一部断面図である。
１ プレススルーパック ２ 凹部 ３ 底材 ４ 熱接着層 ５ 底材 Ｍ 内容物（錠剤）
Claims (2)
- 【請求項１】 所定数の凹部を形成したプラスチックシ
ートからなる底材と、その凹部にそれぞれ内容物を収納
した状態の前記プラスチックシートに被せられ前記凹部
以外の平坦面と熱接着されたプラスチックフィルムをベ
ースとする蓋材とからなり、貫通しない無数の引っ掻き
傷が前記蓋材に設けられていることを特徴とするプレス
スルーパック。 - 【請求項２】 前記蓋材に引っ掻き傷を保護するための
保護層が設けられていることを特徴とする請求項１記載
のプレススルーパック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4216599A JPH0639015A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | プレススルーパック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4216599A JPH0639015A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | プレススルーパック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0639015A true JPH0639015A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16690952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4216599A Pending JPH0639015A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | プレススルーパック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639015A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010504892A (ja) * | 2006-09-26 | 2010-02-18 | キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー | 破裂可能なブリスター包装 |
| WO2012063876A1 (ja) | 2010-11-12 | 2012-05-18 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | プレススルーパック包装体 |
| EP2977332A4 (en) * | 2013-03-21 | 2016-04-13 | Toyo Aluminium Kk | COVERING MATERIAL FOR PACKAGES AND PACKING BODIES OF A PACK |
| US9850052B2 (en) | 2009-05-12 | 2017-12-26 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Press-through pack package |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4216599A patent/JPH0639015A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010504892A (ja) * | 2006-09-26 | 2010-02-18 | キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー | 破裂可能なブリスター包装 |
| US9850052B2 (en) | 2009-05-12 | 2017-12-26 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Press-through pack package |
| WO2012063876A1 (ja) | 2010-11-12 | 2012-05-18 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | プレススルーパック包装体 |
| EP2977332A4 (en) * | 2013-03-21 | 2016-04-13 | Toyo Aluminium Kk | COVERING MATERIAL FOR PACKAGES AND PACKING BODIES OF A PACK |
| US9884710B2 (en) | 2013-03-21 | 2018-02-06 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | Lid member for press-through package and press-through package packing body |
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