JPH0741043A - プレススルーパック用蓋材 - Google Patents

プレススルーパック用蓋材

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JPH0741043A
JPH0741043A JP20988493A JP20988493A JPH0741043A JP H0741043 A JPH0741043 A JP H0741043A JP 20988493 A JP20988493 A JP 20988493A JP 20988493 A JP20988493 A JP 20988493A JP H0741043 A JPH0741043 A JP H0741043A
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JP
Japan
Prior art keywords
press
pack
plastic film
fine holes
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP20988493A
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English (en)
Inventor
Isao Inoue
功 井上
Yasuki Suzuura
泰樹 鈴浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明性、防湿性等に優れ、しかも、廃棄処理
が容易で、かつ、リサイクルにも供し得るプレススルー
パック用蓋材を提供する。 【構成】 プラスチックフィルムに多数の微細な穴を形
成した後、該プラスチックフィルムに溶融樹脂を押し出
しコーティングすることにより前記微細な穴を閉塞した
プラスチックフィルム4からなるプレススルーパック用
蓋材6。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として医薬品等の錠
剤の包装体に使用するプレススルーパック用蓋材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医薬品等の錠剤を内容物とする包装体と
して、内容物収納用の凹部が形成されている合成樹脂製
の底材と、該底材における内容物収納用の凹部を閉塞す
る蓋材とからなり、蓋材として押圧破断が容易なアルミ
ニウム箔を使用することにより、押圧によって蓋材を破
断し、包装体内の錠剤等の内容物の取り出しが行なえる
所謂プレススルーパックが利用されている。
【0003】なお、前記プレススルーパックの底材に
は、厚さ0.2〜0.4mm程度のポリ塩化ビニル樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等のプラス
チックシートに錠剤等の内容物収納用の凹部を賦形させ
たものを使用し、また、蓋材には、厚さ20〜30μ程
度のアルミニウム箔にヒートシール層を形成した積層シ
ートを利用したものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
アルミニウム箔を蓋材とするプレススルーパックは、ア
ルミニウム箔自体が高価である、ピンホール等が発生し
易く防湿性に対する信頼性が完全ではない、不透明なた
めに蓋材側からの光等による内容物の自動検知を行なう
ことができない等の欠点を有する。
【0005】さらに、アルミニウム箔を蓋材とするプレ
ススルーパックは、アルミニウム箔が不燃物であるた
め、焼却処理によって燃え残りが発生することから廃棄
処理上での問題点をも有する。特に、近年、地球環境保
護の観点からリサイクルが可能な素材または完全に焼却
し得る素材による包装体が望まれている。
【0006】これに対して本発明は、透明性、防湿性等
に優れ、しかも、廃棄処理が容易で、かつ、リサイクル
にも供し得るプレススルーパック用蓋材を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
フィルムに多数の微細な穴を形成した後、該プラスチッ
クフィルムに溶融樹脂を押し出しコーティングすること
により、前記微細な穴を閉塞したプレススルーパック用
蓋材とすることにより、前述の課題を解決した。
【0008】前記構成による本発明のプレススルーパッ
ク用蓋材において、プラスチックフィルムには、ポリエ
チレンテレフタレートフィルムやポリプロピレンフィル
ム等が利用される。プラスチックフィルムとしては延伸
プラスチックフィルムがより好適であり、さらには2軸
延伸プラスチックフィルムが最も好ましい。
【0009】プラスチックフィルムに多数の微細な穴を
形成する方法としては、プラスチックフィルムを、ブラ
スト処理によってロール表面を紙ヤスリ状にした金属ロ
ールとゴムロールとの間を走行させる方法、あるいは、
プラスチックフィルムに熱針による微細な穴を形成する
方法等を利用し得る。
【0010】プラスチックフィルムに多数の微細な穴を
形成した後、該プラスチックフィルムに溶融樹脂を押し
出しコーティングすることによって前述の微細な穴を閉
塞する樹脂としては、例えばポリエチレンやポリプロピ
レン等のオレフィン系樹脂を利用するのが好適である。
【0011】本発明のプレススルーパック用蓋材は、予
め成形したプレススルーパックの底材に熱溶着される。
【0012】ヒートシール層には、例えばポリエチレン
やポリプロピレン等のオレフィン系樹脂層、ポリエステ
ル系樹脂層、ウレタン変性ポリエステル系樹脂層等の汎
用のヒートシール層が利用される。
【0013】また、本発明のプレススルーパック用蓋材
には、ガスバリヤー性能を有するバリヤー層を積層して
も良く、例えば、ポリ塩化ビニリデン樹脂やエチレン−
ビニルアルコール共重合体樹脂等による樹脂層、シリカ
等の無機物による蒸着層等がバリヤー層として利用され
る。
【0014】プレススルーパック用蓋材に所望に応じて
付される印刷インキによる印刷層は、商品名、製造,販
売会社名、プレススルーパック内の内容物の取り出し方
法を表示するマークや文字等であり、内容物に接するこ
とのない部分のいかなる場所に付されていても良い。該
印刷層は、例えば多数の微細な穴を形成したプラスチッ
クフィルムと溶融樹脂の押し出しコーティング層との間
に設けても良い。
【0015】
【実施例】本発明のプレススルーパック用蓋材の具体的
な構成を実施例に基づいて説明する。
【0016】実施例1 2軸方向に配向させた厚さ12μの2軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを、ブラスト処理によってロ
ール表面を紙ヤスリ状にした金属ロールとゴムロールと
の間を走行させ、該2軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムに多数の微細な穴を形成した。
【0017】次いで、該2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムにポリエチレンの溶融樹脂を押し出しコ
ーティングすることにより、前述の微細な穴を閉塞し
た。このフィルムの水蒸気透過度は4g/m2 /day
である。
【0018】続いて、先の2軸延伸ポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、ポリエステル系ヒートシール剤に
よるヒートシール層を積層することにより、本発明の1
実施例品であるプレススルーパック用蓋材を得た。
【0019】さらに、[図1]において、厚さ250μ
のポリエチレンテレフタレートシートを成形用素材とす
る真空圧空成形により、錠剤収納用の独立した複数の凹
部2を有する底材3を得た後、該底材3の凹部2に錠剤
Mを収納し、次いで、前記実施例による蓋材6を、該蓋
材6におけるヒートシール層5を利用して、シールヘッ
ド温度130℃、シール時間1秒、シール圧3kgf/
cm2 のシール条件で熱溶着し、プレススルーパック1
を得た。
【0020】なお、蓋材6において符号4で示す部分
は、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに多
数の微細な穴を形成した後、これにポリエチレンの溶融
樹脂を押し出しコーティングし、前述の微細な穴を閉塞
したものである。
【0021】得られたプレススルーパック1は、その全
体が透明性に優れており、また、内容物である錠剤Mを
底材3側から押圧することによって蓋材6を破断し、錠
剤Mを包装体内から取り出す際の取り出し操作が容易で
あった。
【0022】
【作用,効果】本発明のプレススルーパック用蓋材によ
れば、プラスチックフィルムに多数の微細な穴を形成し
た後、該プラスチックフィルムに溶融樹脂を押し出しコ
ーティングすることにより、前記微細な穴を閉塞したフ
ィルムを利用しているため、プラスチックフィルムが微
細な穴により劣化したものになっている。
【0023】このため、該プラスチックフィルムの特性
により、押圧により蓋材が容易に引き裂かれ、プレスス
ルーパックにおけるプレススルーの機能が的確に果たさ
れる。
【0024】なお、前記プラスチックフィルムに形成し
た多数の微細な穴は、溶融樹脂の押し出しコーティング
によって閉塞させてあるため、プラスチックフィルムを
劣化させるために形成した多数の微細な穴は、蓋材とし
てのバリヤー機能には何ら障害にならない。
【0025】また、前記プレススルーパック用蓋材は、
アルミニウム箔におけるようなピンホールの発生の危険
性が無く、防湿性においての信頼性が高く、内容物の保
存特性に優れた作用,効果を奏する。
【0026】さらに、本発明のプレススルーパック用蓋
材は、透明性に優れた特性を有しているため、光等によ
る内容物の自動検知を行なうことができる。
【0027】また、本発明のプレススルーパック用蓋材
は、焼却の際の残存物が無いために廃棄処理が容易であ
り、また、プラスチック素材としてリサイクルが可能な
ため、省資源の面でのメリットも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレススルーパック用蓋材を利用した
プレススルーパックの1例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1:プレススルーパック 2:底材に形成されている内容物収納用の凹部 3:底材 4:プラスチックフィルムに多数の微細な穴を形成した
後、溶融樹脂を押し出しコーティングして微細な穴を閉
塞したプラスチックフィルム 5:ヒートシール層 6:プレススルーパック用蓋材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムに多数の微細な
    穴を形成した後、該プラスチックフィルムに溶融樹脂を
    押し出しコーティングすることにより、前記微細な穴を
    閉塞したことを特徴とするプレススルーパック用蓋材。
  2. 【請求項2】 多数の微細な穴を形成するプラスチッ
    クフィルムが、延伸されているプラスチックフィルムで
    あることを特徴とする請求項1に記載のプレススルーパ
    ック用蓋材。
JP20988493A 1993-08-02 1993-08-02 プレススルーパック用蓋材 Pending JPH0741043A (ja)

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JP20988493A JPH0741043A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 プレススルーパック用蓋材

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JP20988493A JPH0741043A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 プレススルーパック用蓋材

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JPH0741043A true JPH0741043A (ja) 1995-02-10

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JP20988493A Pending JPH0741043A (ja) 1993-08-02 1993-08-02 プレススルーパック用蓋材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005007531A3 (en) * 2003-07-16 2005-03-24 Dupont Teijin Films Us Ltd Self - venting polymeric film
US9121431B2 (en) 2010-08-31 2015-09-01 Ruia Global Fasteners Ag Cage nut

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005007531A3 (en) * 2003-07-16 2005-03-24 Dupont Teijin Films Us Ltd Self - venting polymeric film
US8197925B2 (en) 2003-07-16 2012-06-12 Dupont Teijin Films U.S. Limited Partnership Self-venting polymeric film
US9121431B2 (en) 2010-08-31 2015-09-01 Ruia Global Fasteners Ag Cage nut

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