JP2003237841A - 液体・粘体用包装体 - Google Patents
液体・粘体用包装体Info
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- JP2003237841A JP2003237841A JP2002041712A JP2002041712A JP2003237841A JP 2003237841 A JP2003237841 A JP 2003237841A JP 2002041712 A JP2002041712 A JP 2002041712A JP 2002041712 A JP2002041712 A JP 2002041712A JP 2003237841 A JP2003237841 A JP 2003237841A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開封性、注ぎやすさ、および嵩高、ゴミの減
量化に対して好適な絞り成形容器および蓋材からなる液
体・粘体用包装体を提供する。 【解決手段】 絞り成形容器の開口部のフランジ部に蓋
材をシールしてなる包装体であって、絞り成形容器が、
絞り成形性を有する樹脂層と、ヒートシール性を有する
樹脂層とのラミネートフィルムからなることを特徴とす
る液体・粘体用包装体。絞り成形容器が、絞り成形性を
有する樹脂層、ヒートシール性を有する樹脂層、及びバ
リアー性を有する層とのラミネートフィルムからなるこ
とを特徴とする請求項1記載の包装体。
量化に対して好適な絞り成形容器および蓋材からなる液
体・粘体用包装体を提供する。 【解決手段】 絞り成形容器の開口部のフランジ部に蓋
材をシールしてなる包装体であって、絞り成形容器が、
絞り成形性を有する樹脂層と、ヒートシール性を有する
樹脂層とのラミネートフィルムからなることを特徴とす
る液体・粘体用包装体。絞り成形容器が、絞り成形性を
有する樹脂層、ヒートシール性を有する樹脂層、及びバ
リアー性を有する層とのラミネートフィルムからなるこ
とを特徴とする請求項1記載の包装体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体・粘体用包装
体に関するものであり、更に詳しくは、ラーメンスー
プ、うどん、そばつゆなどに代表される液体スープや、
醤油、ソース、たれ、ドレッシング、酢、オイル、ミル
ク、洗剤などの液体物、または味噌、からし、わさび、
マヨネーズ、ケチャップ、タルタルソース、ジャム、マ
ーガリン、バター、シャンプー、リンス、石鹸などの粘
体物、その他を充填するのに適した絞り成形容器と蓋材
とからなる包装体に関するものである。
体に関するものであり、更に詳しくは、ラーメンスー
プ、うどん、そばつゆなどに代表される液体スープや、
醤油、ソース、たれ、ドレッシング、酢、オイル、ミル
ク、洗剤などの液体物、または味噌、からし、わさび、
マヨネーズ、ケチャップ、タルタルソース、ジャム、マ
ーガリン、バター、シャンプー、リンス、石鹸などの粘
体物、その他を充填するのに適した絞り成形容器と蓋材
とからなる包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラーメンスープ、うどん、そばつゆなど
に代表される液体スープや、醤油、ソース、たれ、ドレ
ッシング、酢、オイル、ミルク、洗剤などの液体物、ま
たは味噌、からし、わさび、マヨネーズ、ケチャップ、
タルタルソース、ジャム、マーガリン、バター、シャン
プー、リンス、石鹸などの粘体物などを、少量充填包装
する際には、ラミネートフィルムを用いた袋が広く利用
されている。袋の形態として、袋の構成や充填が簡便で
あるなどの理由により、三方シールまたは四方シール袋
が一般的に用いられている。袋を構成するラミネートフ
ィルムは、一般に基材フィルムにヒートシール性を有す
るシーラントフィルムが積層されたものであり、具体的
には、基材フィルムとしては、強度、バリアー性、印刷
性機能を有するナイロンフィルム、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムなどが、またシーラントフィルムとし
ては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
などが用いられている。
に代表される液体スープや、醤油、ソース、たれ、ドレ
ッシング、酢、オイル、ミルク、洗剤などの液体物、ま
たは味噌、からし、わさび、マヨネーズ、ケチャップ、
タルタルソース、ジャム、マーガリン、バター、シャン
プー、リンス、石鹸などの粘体物などを、少量充填包装
する際には、ラミネートフィルムを用いた袋が広く利用
されている。袋の形態として、袋の構成や充填が簡便で
あるなどの理由により、三方シールまたは四方シール袋
が一般的に用いられている。袋を構成するラミネートフ
ィルムは、一般に基材フィルムにヒートシール性を有す
るシーラントフィルムが積層されたものであり、具体的
には、基材フィルムとしては、強度、バリアー性、印刷
性機能を有するナイロンフィルム、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムなどが、またシーラントフィルムとし
ては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
などが用いられている。
【0003】これらの袋には、開封を容易にするため
に、IノッチやVノッチ、シール部端部への連続微細傷
付け、ラミネートフィルム折り返し端部への連続微細傷
付けなどの開封性付与加工が施されている。しかし、こ
れらの袋をノッチ部などから開封した際に真っ直ぐに引
き裂けないと、内容物が飛び散ったり、こぼれ落ちたり
するというような問題点がある。また開封した後にも、
内容物を注ぎ出す際、袋が柔軟なため折れ曲がったりし
て確実に手で掴めず、思うように注ぎ出せないというよ
うな問題点がある。
に、IノッチやVノッチ、シール部端部への連続微細傷
付け、ラミネートフィルム折り返し端部への連続微細傷
付けなどの開封性付与加工が施されている。しかし、こ
れらの袋をノッチ部などから開封した際に真っ直ぐに引
き裂けないと、内容物が飛び散ったり、こぼれ落ちたり
するというような問題点がある。また開封した後にも、
内容物を注ぎ出す際、袋が柔軟なため折れ曲がったりし
て確実に手で掴めず、思うように注ぎ出せないというよ
うな問題点がある。
【0004】これらを改善するために、硬質の成形容器
に内容物を充填して蓋材で封をするという包装形態も採
られている。これらは一般に、ポリスチレン、ポリプロ
ピレンなどの硬質シートをあらかじめ、もしくは充填前
工程で容器の形に成形したものに、内容物を充填後、軟
質フィルムで蓋をした構成である。これらは蓋の一部を
掴んで引き剥がして開封するものであり、液体・粘体物
ではシロップやミルク、ドレッシングなどの分野に用い
られている。しかし、この成形容器は硬質であるため、
保形性を有し、嵩高であり、弁当などの容器に添付した
際、容積を占有し、また使い終わった時にはゴミの量が
増えるという問題があり、さらにコスト的にも問題があ
るものであった。
に内容物を充填して蓋材で封をするという包装形態も採
られている。これらは一般に、ポリスチレン、ポリプロ
ピレンなどの硬質シートをあらかじめ、もしくは充填前
工程で容器の形に成形したものに、内容物を充填後、軟
質フィルムで蓋をした構成である。これらは蓋の一部を
掴んで引き剥がして開封するものであり、液体・粘体物
ではシロップやミルク、ドレッシングなどの分野に用い
られている。しかし、この成形容器は硬質であるため、
保形性を有し、嵩高であり、弁当などの容器に添付した
際、容積を占有し、また使い終わった時にはゴミの量が
増えるという問題があり、さらにコスト的にも問題があ
るものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、開封
性、注ぎやすさに優れ、嵩高、ゴミの減量化に対して好
適な絞り成形容器と蓋材からなる液体・粘体用包装体を
提供することにある。
性、注ぎやすさに優れ、嵩高、ゴミの減量化に対して好
適な絞り成形容器と蓋材からなる液体・粘体用包装体を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、絞り成形
性を有する樹脂層と、ヒートシール性を有する樹脂層と
からなるラミネートフィルムを絞り成形した成形容器
に、液体・粘体物を充填し、軟質フィルムで蓋をした包
装体は、内容物がこぼれ落ちることなく開封でき、内容
物を確実に対象物に注ぎ込むことができ、しかも嵩高、
ゴミの減量化に対して好適な包装体であることを見出
し、本発明に到達した。すなわち本発明は、絞り成形容
器の開口部のフランジ部に蓋材をシールしてなる包装体
であって、絞り成形容器が、絞り成形性を有する樹脂層
と、ヒートシール性を有する樹脂層とのラミネートフィ
ルムからなることを特徴とする液体・粘体用包装体を要
旨とするものである。
性を有する樹脂層と、ヒートシール性を有する樹脂層と
からなるラミネートフィルムを絞り成形した成形容器
に、液体・粘体物を充填し、軟質フィルムで蓋をした包
装体は、内容物がこぼれ落ちることなく開封でき、内容
物を確実に対象物に注ぎ込むことができ、しかも嵩高、
ゴミの減量化に対して好適な包装体であることを見出
し、本発明に到達した。すなわち本発明は、絞り成形容
器の開口部のフランジ部に蓋材をシールしてなる包装体
であって、絞り成形容器が、絞り成形性を有する樹脂層
と、ヒートシール性を有する樹脂層とのラミネートフィ
ルムからなることを特徴とする液体・粘体用包装体を要
旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。
る。
【0008】本発明において用いられる絞り成形容器
は、絞り成形性を有する樹脂層と、ヒートシール性を有
する樹脂層とのラミネートフィルムからなる。絞り成形
性を有する樹脂としては、真空、圧空成形などの熱成形
し得る樹脂を用いることが出来る。例えば、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂、アクリロニトリル系樹脂、アクリル系樹脂などが
挙げられる。これらの樹脂は単独で用いても、他の樹脂
や成分と共重合や溶融混合、変性などを行って用いても
よい。これらの樹脂の中でも、ある程度の剛性や耐熱
性、強度などの観点から、ポリスチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ポリアミド系樹脂が好ましい。
は、絞り成形性を有する樹脂層と、ヒートシール性を有
する樹脂層とのラミネートフィルムからなる。絞り成形
性を有する樹脂としては、真空、圧空成形などの熱成形
し得る樹脂を用いることが出来る。例えば、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂、アクリロニトリル系樹脂、アクリル系樹脂などが
挙げられる。これらの樹脂は単独で用いても、他の樹脂
や成分と共重合や溶融混合、変性などを行って用いても
よい。これらの樹脂の中でも、ある程度の剛性や耐熱
性、強度などの観点から、ポリスチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
ポリアミド系樹脂が好ましい。
【0009】これらの樹脂から絞り成形性を有する樹脂
層を形成する方法としては、フィルムとする方法や、直
接溶融押出しする方法、コーターでコーティングする方
法などが用いられる。これらの樹脂を用いたフィルムは
未延伸でも延伸されていてもよく、その形成方法は押出
機で加熱、溶融してTダイより押出し冷却ロールなどで
冷却固化するテンター法や、円形ダイより押出して水冷
あるいは空冷により冷却固化させるチューブラー法など
が用いられる。樹脂層の厚みは特に限定されないが、成
形性や剛性の点から5μm以上であることが好ましい。
ある程度の剛性やゴミの減量化の観点を考慮すると、1
0〜200μmであることがより好ましい。また、この
樹脂層は単層でも、また他の樹脂層を有する多層構造で
あってもよい。
層を形成する方法としては、フィルムとする方法や、直
接溶融押出しする方法、コーターでコーティングする方
法などが用いられる。これらの樹脂を用いたフィルムは
未延伸でも延伸されていてもよく、その形成方法は押出
機で加熱、溶融してTダイより押出し冷却ロールなどで
冷却固化するテンター法や、円形ダイより押出して水冷
あるいは空冷により冷却固化させるチューブラー法など
が用いられる。樹脂層の厚みは特に限定されないが、成
形性や剛性の点から5μm以上であることが好ましい。
ある程度の剛性やゴミの減量化の観点を考慮すると、1
0〜200μmであることがより好ましい。また、この
樹脂層は単層でも、また他の樹脂層を有する多層構造で
あってもよい。
【0010】ヒートシール性を有する樹脂は、絞り成形
性を有し、蓋材との良好な熱接着性を有している樹脂を
用いることが出来る。例えば、低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸・メタク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸・メタクリル酸
エステル共重合体、酸変性ポリエチレン・ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂等が挙げられる。これ
らの樹脂は単独で用いても、他の樹脂や成分と共重合や
溶融混合、変性などを行って用いてもよい。
性を有し、蓋材との良好な熱接着性を有している樹脂を
用いることが出来る。例えば、低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸・メタク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸・メタクリル酸
エステル共重合体、酸変性ポリエチレン・ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂等が挙げられる。これ
らの樹脂は単独で用いても、他の樹脂や成分と共重合や
溶融混合、変性などを行って用いてもよい。
【0011】これらの樹脂からヒートシール性を有する
樹脂層を形成する方法としては、前述の絞り成形性を有
する樹脂層を形成する方法と同じ方法を用いることがで
きる。この樹脂層の厚みは特に限定されないが、密着性
や剛性の点から1μm以上であることが好ましい。ある
程度の密着性やゴミの減量化の観点を考慮すると、3〜
200μmであるのがより好ましい。また、この樹脂層
は単層でも、また他の樹脂層を有する多層構造であって
もよい。
樹脂層を形成する方法としては、前述の絞り成形性を有
する樹脂層を形成する方法と同じ方法を用いることがで
きる。この樹脂層の厚みは特に限定されないが、密着性
や剛性の点から1μm以上であることが好ましい。ある
程度の密着性やゴミの減量化の観点を考慮すると、3〜
200μmであるのがより好ましい。また、この樹脂層
は単層でも、また他の樹脂層を有する多層構造であって
もよい。
【0012】上記のような絞り成形性を有する樹脂層
と、ヒートシール性を有する樹脂層とを積層し、絞り成
形容器用のラミネートフィルムを作成する方法として
は、通常の方法が用いられる。例えば、ドライラミネー
ション法、ウエットラミネーション法、無溶剤ドライラ
ミネーション法、押出しラミネーション法などのラミネ
ーション法や、二つ以上の樹脂層を同時に押出し積層す
る共押出し法、コーター等で膜を生成するコーティング
法などが用いられる。このラミネートフィルムの厚みは
成形性の点から10〜250μmであることが好まし
い。ある程度の剛性やゴミの減量化の観点を考慮する
と、20〜200μmであることがより好ましい。
と、ヒートシール性を有する樹脂層とを積層し、絞り成
形容器用のラミネートフィルムを作成する方法として
は、通常の方法が用いられる。例えば、ドライラミネー
ション法、ウエットラミネーション法、無溶剤ドライラ
ミネーション法、押出しラミネーション法などのラミネ
ーション法や、二つ以上の樹脂層を同時に押出し積層す
る共押出し法、コーター等で膜を生成するコーティング
法などが用いられる。このラミネートフィルムの厚みは
成形性の点から10〜250μmであることが好まし
い。ある程度の剛性やゴミの減量化の観点を考慮する
と、20〜200μmであることがより好ましい。
【0013】上記方法によって製造したラミネートフィ
ルムから、絞り成形容器を成形する方法は、通常の成形
法が用いられる。例えば、ポリプロピレン系樹脂やポリ
エステル系樹脂を使用したラミネートフィルムの場合、
80〜130℃で1〜10秒間加熱軟化させ、次に真空
または圧空により、ヒートシール層が内面となるように
成形型に押し当てて成形する方法が挙げられる。
ルムから、絞り成形容器を成形する方法は、通常の成形
法が用いられる。例えば、ポリプロピレン系樹脂やポリ
エステル系樹脂を使用したラミネートフィルムの場合、
80〜130℃で1〜10秒間加熱軟化させ、次に真空
または圧空により、ヒートシール層が内面となるように
成形型に押し当てて成形する方法が挙げられる。
【0014】本発明において、絞り成形容器用のラミネ
ートフィルムは、絞り成形性を有する樹脂層とヒートシ
ール性を有する樹脂層に加えて、バリアー性を有する層
も積層されていることが好ましい。
ートフィルムは、絞り成形性を有する樹脂層とヒートシ
ール性を有する樹脂層に加えて、バリアー性を有する層
も積層されていることが好ましい。
【0015】バリアー性を有する層は、絞り成形性を有
し、水蒸気、ガスなどの遮断性を有している樹脂や成分
を用いることが出来る。例えば樹脂としてポリ塩化ビニ
リデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂、ポリアクリロニトリ
ル系樹脂、成分としてアルミニウム、酸化アルミニウ
ム、酸化珪素等が挙げられる。これらは単独で用いて
も、他の樹脂や成分と共重合や溶融混合、変性などを行
って用いてもよい。
し、水蒸気、ガスなどの遮断性を有している樹脂や成分
を用いることが出来る。例えば樹脂としてポリ塩化ビニ
リデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン
−酢酸ビニル共重合体鹸化物樹脂、ポリアクリロニトリ
ル系樹脂、成分としてアルミニウム、酸化アルミニウ
ム、酸化珪素等が挙げられる。これらは単独で用いて
も、他の樹脂や成分と共重合や溶融混合、変性などを行
って用いてもよい。
【0016】バリアー性を有する層の形成方法は、樹脂
をフィルムとする方法や、直接溶融押出しする方法、コ
ーターでコーティングする方法、成分をベースフィルム
に吹き付ける蒸着法などが用いられる。樹脂を用いたフ
ィルムは未延伸でも延伸されていてもよく、その形成方
法は押出機で加熱、溶融してTダイより押出し冷却ロー
ルなどで冷却固化するテンター法や、円形ダイより押出
して水冷あるいは空冷により冷却固化させるチューブラ
ー法などが用いられる。蒸着法としては、真空蒸着法、
EB蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法などの物理蒸着法や、化学蒸着法などが用いられる。
バリアー性を有する層の厚みは特に限定されず、内容物
保護に適したバリアー性の得られる厚みが有ればよい。
をフィルムとする方法や、直接溶融押出しする方法、コ
ーターでコーティングする方法、成分をベースフィルム
に吹き付ける蒸着法などが用いられる。樹脂を用いたフ
ィルムは未延伸でも延伸されていてもよく、その形成方
法は押出機で加熱、溶融してTダイより押出し冷却ロー
ルなどで冷却固化するテンター法や、円形ダイより押出
して水冷あるいは空冷により冷却固化させるチューブラ
ー法などが用いられる。蒸着法としては、真空蒸着法、
EB蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法などの物理蒸着法や、化学蒸着法などが用いられる。
バリアー性を有する層の厚みは特に限定されず、内容物
保護に適したバリアー性の得られる厚みが有ればよい。
【0017】本発明においてラミネートフィルムには、
その他必要に応じて、耐薬品性、耐候性、耐熱性、耐衝
撃性、帯電性などの性能を有する層を積層することが出
来る。
その他必要に応じて、耐薬品性、耐候性、耐熱性、耐衝
撃性、帯電性などの性能を有する層を積層することが出
来る。
【0018】次に本発明の包装体を構成する蓋材として
は、絞り成形容器の開口部のフランジ部にシールできる
ものであればよいが、強度、剛性などを有する基材フィ
ルム層、ヒートシール性を有する樹脂層、その他バリア
ー性、耐薬品性、耐光性、耐熱性、耐衝撃性、帯電性等
の性能を有する樹脂や成分層を積層したものが好まし
い。
は、絞り成形容器の開口部のフランジ部にシールできる
ものであればよいが、強度、剛性などを有する基材フィ
ルム層、ヒートシール性を有する樹脂層、その他バリア
ー性、耐薬品性、耐光性、耐熱性、耐衝撃性、帯電性等
の性能を有する樹脂や成分層を積層したものが好まし
い。
【0019】蓋材に用いられる基材フィルムとしては、
ある程度の剛性や強度、印刷適性を有するものであれば
よい。例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、
ポリアセタール系樹脂、その他の樹脂等を使用すること
ができる。これらは単独で用いても、他の樹脂や成分と
共重合や溶融混合、変性などを行って用いてもよい。ま
た、基材フィルムは単層でも、また他の樹脂層を有する
多層構造であってもよい。
ある程度の剛性や強度、印刷適性を有するものであれば
よい。例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、
ポリアセタール系樹脂、その他の樹脂等を使用すること
ができる。これらは単独で用いても、他の樹脂や成分と
共重合や溶融混合、変性などを行って用いてもよい。ま
た、基材フィルムは単層でも、また他の樹脂層を有する
多層構造であってもよい。
【0020】蓋材に用いられるヒートシール性を有する
樹脂層は、絞り成形容器の開口部のフランジ部との良好
な熱接着性を有している樹脂層を用いることが出来る。
例えば、前述の絞り成形容器用のラミネートフィルムに
用いたヒートシール性を有する樹脂層と同様の樹脂層を
用いることができる。
樹脂層は、絞り成形容器の開口部のフランジ部との良好
な熱接着性を有している樹脂層を用いることが出来る。
例えば、前述の絞り成形容器用のラミネートフィルムに
用いたヒートシール性を有する樹脂層と同様の樹脂層を
用いることができる。
【0021】上記基材フィルム層とヒートシール性を有
する樹脂層とを積層し、蓋材を作成する方法としては、
前述の絞り成形容器用のラミネートフィルムを作成する
場合の方法と同様の方法が挙げられる。
する樹脂層とを積層し、蓋材を作成する方法としては、
前述の絞り成形容器用のラミネートフィルムを作成する
場合の方法と同様の方法が挙げられる。
【0022】本発明の液体・粘体用包装体は、上記方法
で成形した絞り成形容器に、液体物、粘体物、またはそ
の他を充填し、上記方法で製造した蓋材をヒートシール
面どうしが向き合うように重ね、ヒートシール層を構成
する樹脂の融点以上の温度でヒートシールして密封する
ことで作成することができる。
で成形した絞り成形容器に、液体物、粘体物、またはそ
の他を充填し、上記方法で製造した蓋材をヒートシール
面どうしが向き合うように重ね、ヒートシール層を構成
する樹脂の融点以上の温度でヒートシールして密封する
ことで作成することができる。
【0023】本発明の包装体において、絞り成形容器の
開口部のフランジ部及び/又は蓋材は、易開封機能を有
していることが好ましい。易開封機能としては、フラン
ジ部と蓋材の間のイージーピール機能、引き裂き性機能
が挙げられる。
開口部のフランジ部及び/又は蓋材は、易開封機能を有
していることが好ましい。易開封機能としては、フラン
ジ部と蓋材の間のイージーピール機能、引き裂き性機能
が挙げられる。
【0024】イージーピール機能を形成する方法として
は、例えば蓋材とフランジ部との間で剥離する界面剥離
法や、多層形成された樹脂、成分間で剥離する層間剥離
法や、樹脂、成分中で凝集破壊される凝集剥離法などが
用いられる。これらの機能は、フランジ部もしくは蓋材
の一方に形成されていても、両方に形成されていてもよ
い。このイージーピール機能によりフランジ部と蓋材を
剥離する時の力は、シール強力が0.06〜65N/c
m、より好ましくは0.6〜33N/cmの範囲にある
ことが好ましい。これより小さいと落下した時などに内
容物が漏れ出したり、またこれ以上大きいと開封する時
に開けにくく、また包装体に過剰な力が加わることとな
り開封時に中身が飛び出したりしてしまう問題点があ
る。
は、例えば蓋材とフランジ部との間で剥離する界面剥離
法や、多層形成された樹脂、成分間で剥離する層間剥離
法や、樹脂、成分中で凝集破壊される凝集剥離法などが
用いられる。これらの機能は、フランジ部もしくは蓋材
の一方に形成されていても、両方に形成されていてもよ
い。このイージーピール機能によりフランジ部と蓋材を
剥離する時の力は、シール強力が0.06〜65N/c
m、より好ましくは0.6〜33N/cmの範囲にある
ことが好ましい。これより小さいと落下した時などに内
容物が漏れ出したり、またこれ以上大きいと開封する時
に開けにくく、また包装体に過剰な力が加わることとな
り開封時に中身が飛び出したりしてしまう問題点があ
る。
【0025】引き裂き性機能を形成する方法としては、
例えばノッチや傷加工、ハンドカットフィルムによる容
器包装体端部から引き裂くきっかけを付与する方法や、
カットテープやティアテープ、直線カット性フィルムな
どによる引き裂き方向性を付与する方法などが用いられ
る。これらの機能は、フランジ部もしくは蓋材の一方に
形成されていても、両方に形成されていてもよい。
例えばノッチや傷加工、ハンドカットフィルムによる容
器包装体端部から引き裂くきっかけを付与する方法や、
カットテープやティアテープ、直線カット性フィルムな
どによる引き裂き方向性を付与する方法などが用いられ
る。これらの機能は、フランジ部もしくは蓋材の一方に
形成されていても、両方に形成されていてもよい。
【0026】本発明の包装体は、絞り成形容器の開口部
のフランジ部に注ぎ口機能を有していることが好まし
い。すなわち、本発明の包装体は、図1に示すように、
内容物を主に充填する本体部Bと注ぎ口機能を果たす抽
出誘導体部Aとからなることが好ましい。抽出誘導体部
Aは注ぎやすさを改善するために設けられたものであ
り、その大きさは本体部Bより小さいことが好ましい。
形状は、特に規定はされないが、内容物が流れやすい形
状であればよく、例えば溝形態、傾斜形態、くちばし・
三角などのような先端が細った形態が挙げられる。抽出
誘導体部Aは本体部Bの外側に設けられていても、図2
に示すように本体部Bの内側に設けられていてもよい。
またこの抽出誘導体部Aには、上記易開封機能が併用さ
れてもよい。すなわち、抽出誘導体部Aをイージーピー
ルによって開封しても、ノッチ等から直線的に切り裂い
て開封してもよい。
のフランジ部に注ぎ口機能を有していることが好まし
い。すなわち、本発明の包装体は、図1に示すように、
内容物を主に充填する本体部Bと注ぎ口機能を果たす抽
出誘導体部Aとからなることが好ましい。抽出誘導体部
Aは注ぎやすさを改善するために設けられたものであ
り、その大きさは本体部Bより小さいことが好ましい。
形状は、特に規定はされないが、内容物が流れやすい形
状であればよく、例えば溝形態、傾斜形態、くちばし・
三角などのような先端が細った形態が挙げられる。抽出
誘導体部Aは本体部Bの外側に設けられていても、図2
に示すように本体部Bの内側に設けられていてもよい。
またこの抽出誘導体部Aには、上記易開封機能が併用さ
れてもよい。すなわち、抽出誘導体部Aをイージーピー
ルによって開封しても、ノッチ等から直線的に切り裂い
て開封してもよい。
【0027】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし、本発明はこれらの例に限定されるものでは
ない。なお、実施例及び比較例における特性値の測定法
は以下の通りである。
る。ただし、本発明はこれらの例に限定されるものでは
ない。なお、実施例及び比較例における特性値の測定法
は以下の通りである。
【0028】A.シール強力:絞り成形容器開口部のフ
ランジ部と蓋材のヒートシールされた部位を15mm×
100mmの短冊状に切り出し、20℃65%RHの雰
囲気下で一昼夜調湿を行った後、島津社製オートグラフ
にて非シール部を上下のチャック部にて固定し、シール
部の破断強力を測定した。
ランジ部と蓋材のヒートシールされた部位を15mm×
100mmの短冊状に切り出し、20℃65%RHの雰
囲気下で一昼夜調湿を行った後、島津社製オートグラフ
にて非シール部を上下のチャック部にて固定し、シール
部の破断強力を測定した。
【0029】B.開封性・注ぎやすさ:得られた液体・
粘体用包装体を実際に開封し、その包装体の開封性と内
容物の注ぎやすさについて、次の三段階で官能評価を行
った。 開封性 ◎:内容物がこぼれることなくスムーズに開封できる。 ○:内容物がこぼれることなく開封できる。 ×:内容物をこぼさずに開封し難い。 注ぎやすさ ◎:内容物を確実に対象物に注ぎ込むことができる。 ○:内容物をほぼ確実に対象物に注ぎ込むことができ
る。 △:内容物を対象物に注ぎ込み難い。
粘体用包装体を実際に開封し、その包装体の開封性と内
容物の注ぎやすさについて、次の三段階で官能評価を行
った。 開封性 ◎:内容物がこぼれることなくスムーズに開封できる。 ○:内容物がこぼれることなく開封できる。 ×:内容物をこぼさずに開封し難い。 注ぎやすさ ◎:内容物を確実に対象物に注ぎ込むことができる。 ○:内容物をほぼ確実に対象物に注ぎ込むことができ
る。 △:内容物を対象物に注ぎ込み難い。
【0030】C.減容性
得られた液体・粘体用包装体の減容性について、次の二
段階で官能評価を行った。 ○:手で簡単につぶせる。 ×:手で簡単につぶれない。
段階で官能評価を行った。 ○:手で簡単につぶせる。 ×:手で簡単につぶれない。
【0031】実施例1
絞り成形容器用ラミネートフィルムは、絞り成形性を有
する樹脂層として、溶融混合ポリエステル系樹脂フィル
ム(ユニチカ社製エンブレットESK、16μm)を、
ヒートシール性とバリアー性を有する層として、バリア
ー性イージーピール性共押出し多層樹脂フィルム(三菱
樹脂社製ダイアミロンMF−K、100μm)を用い、
これらのフィルムを2液ポリウレタン接着剤(三井武田
ケミカル製、A610−A50)を介し、70℃のニッ
プロールによりドライラミネートして得た。蓋材も、ド
ライラミネート法を用い、表層より順に以下の構成にな
るよう作成した。バリアー性ポリエステル系樹脂フィル
ム(東洋メタライジング社製バリアロックス1011H
G−CR、酸化アルミニウム蒸着透明フィルム、12μ
m)/2液ポリウレタン接着剤/ポリエステル系樹脂フ
ィルム(ユニチカ社製エンブレットPET、12μm)
/2液ポリウレタン接着剤/ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム(東セロ社製TUX−FCS、直鎖状低密度ポリエ
チレン、30μm)。上記によって作成した絞り成形容
器用ラミネートフィルムを、110℃×5秒で加熱軟化
した後、容器外面がポリエステル系樹脂フィルム層にな
るようにして、2秒間真空成形処理を行い、図3に示す
形状の絞り成形容器(縦70mm、横70mm、高さ1
2mm、フランジ幅10mm)を作成した。次いで、内
容物(醤油)を充填したのち、絞り成形容器開口部のフ
ランジ部のヒートシール層面と、蓋材のヒートシール層
面(ポリオレフィン系樹脂フィルム面)とが向き合うよ
うに135℃でヒートシールして密封し、液体・粘体用
包装体を作成した。得られた包装体の性能を表1に示
す。
する樹脂層として、溶融混合ポリエステル系樹脂フィル
ム(ユニチカ社製エンブレットESK、16μm)を、
ヒートシール性とバリアー性を有する層として、バリア
ー性イージーピール性共押出し多層樹脂フィルム(三菱
樹脂社製ダイアミロンMF−K、100μm)を用い、
これらのフィルムを2液ポリウレタン接着剤(三井武田
ケミカル製、A610−A50)を介し、70℃のニッ
プロールによりドライラミネートして得た。蓋材も、ド
ライラミネート法を用い、表層より順に以下の構成にな
るよう作成した。バリアー性ポリエステル系樹脂フィル
ム(東洋メタライジング社製バリアロックス1011H
G−CR、酸化アルミニウム蒸着透明フィルム、12μ
m)/2液ポリウレタン接着剤/ポリエステル系樹脂フ
ィルム(ユニチカ社製エンブレットPET、12μm)
/2液ポリウレタン接着剤/ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム(東セロ社製TUX−FCS、直鎖状低密度ポリエ
チレン、30μm)。上記によって作成した絞り成形容
器用ラミネートフィルムを、110℃×5秒で加熱軟化
した後、容器外面がポリエステル系樹脂フィルム層にな
るようにして、2秒間真空成形処理を行い、図3に示す
形状の絞り成形容器(縦70mm、横70mm、高さ1
2mm、フランジ幅10mm)を作成した。次いで、内
容物(醤油)を充填したのち、絞り成形容器開口部のフ
ランジ部のヒートシール層面と、蓋材のヒートシール層
面(ポリオレフィン系樹脂フィルム面)とが向き合うよ
うに135℃でヒートシールして密封し、液体・粘体用
包装体を作成した。得られた包装体の性能を表1に示
す。
【0032】実施例2〜4
絞り成形容器の形状を図4〜6に示したように変更した
以外は、実施例1と同様にして液体・粘体用包装体を得
た。得られた包装体の性能を表1に示す。
以外は、実施例1と同様にして液体・粘体用包装体を得
た。得られた包装体の性能を表1に示す。
【0033】実施例5〜6
絞り成形容器用ラミネートフィルムを、ドライラミネー
ト法を用い、表層より順に以下の構成にて作成した。オ
レフィン系樹脂フィルム(東セロ社製GHC、無延伸ポ
リプロピレンフィルム、20μm)/2液ポリウレタン
接着剤/バリアー性イージーピール性共押出し多層樹脂
フィルム(三菱樹脂社製ダイアミロンMF−K、100
μm)。蓋材は、ドライラミネート法を用い、表層より
順に以下の構成にて作成した。バリアー性ポリエステル
系樹脂フィルム(東洋メタライジング社製バリアロック
ス1011HG−CR、酸化アルミニウム蒸着透明フィ
ルム、12μm)/2液ポリウレタン接着剤/直線カッ
ト性樹脂フィルム(ユニチカ社製エンブレットPC、ポ
リエステル系フィルム、12μm)/2液ポリウレタン
接着剤/ポリオレフィン系樹脂フィルム(東セロ社製T
UX−FCS、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、3
0μm)。絞り成形容器の形状、開封方法(ノッチ加
工)を図7、8に示したように変更した以外は、実施例
1と同様にして液体・粘体用包装体を得た。得られた包
装体の性能を表1に示す。
ト法を用い、表層より順に以下の構成にて作成した。オ
レフィン系樹脂フィルム(東セロ社製GHC、無延伸ポ
リプロピレンフィルム、20μm)/2液ポリウレタン
接着剤/バリアー性イージーピール性共押出し多層樹脂
フィルム(三菱樹脂社製ダイアミロンMF−K、100
μm)。蓋材は、ドライラミネート法を用い、表層より
順に以下の構成にて作成した。バリアー性ポリエステル
系樹脂フィルム(東洋メタライジング社製バリアロック
ス1011HG−CR、酸化アルミニウム蒸着透明フィ
ルム、12μm)/2液ポリウレタン接着剤/直線カッ
ト性樹脂フィルム(ユニチカ社製エンブレットPC、ポ
リエステル系フィルム、12μm)/2液ポリウレタン
接着剤/ポリオレフィン系樹脂フィルム(東セロ社製T
UX−FCS、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム、3
0μm)。絞り成形容器の形状、開封方法(ノッチ加
工)を図7、8に示したように変更した以外は、実施例
1と同様にして液体・粘体用包装体を得た。得られた包
装体の性能を表1に示す。
【0034】実施例7
絞り成形容器用ラミネートフィルムを、ドライラミネー
ト法を用い、表層より順に以下の構成にて作成した。溶
融混合ポリエステル系樹脂フィルム(ユニチカ社製エン
ブレットESK、16μm)/2液ポリウレタン接着剤
/バリアー性樹脂フィルム(クラレ社製エバールEF−
E、エチレン・ビニルアルコール共重合フィルム、20
μm/2液ポリウレタン接着剤/ポリオレフィン系樹脂
フィルム(東セロ社製TUX−FCS、直鎖状低密度ポ
リエチレン、40μm)。蓋材は実施例5、6と同様に
して作成した。絞り成形容器の形状、開封方法(ノッチ
加工)を図9に示したように変更した以外は、実施例1
と同様にして液体、粘体用包装体を得た。得られた包装
体の性能を表1に示す。
ト法を用い、表層より順に以下の構成にて作成した。溶
融混合ポリエステル系樹脂フィルム(ユニチカ社製エン
ブレットESK、16μm)/2液ポリウレタン接着剤
/バリアー性樹脂フィルム(クラレ社製エバールEF−
E、エチレン・ビニルアルコール共重合フィルム、20
μm/2液ポリウレタン接着剤/ポリオレフィン系樹脂
フィルム(東セロ社製TUX−FCS、直鎖状低密度ポ
リエチレン、40μm)。蓋材は実施例5、6と同様に
して作成した。絞り成形容器の形状、開封方法(ノッチ
加工)を図9に示したように変更した以外は、実施例1
と同様にして液体、粘体用包装体を得た。得られた包装
体の性能を表1に示す。
【0035】比較例1
ナイロンフィルム(15μm)と直鎖状低密度ポリエチ
レンフィルム(40μm)とからなるラミネートフィル
ムを用い、醤油を内容物として三方シール袋(70mm
×70mm、シール幅10mm、縦シール部上部より3
0mmの位置に3mmのノッチ加工あり)を作成した。
得られた包装体の性能を表1に示す。
レンフィルム(40μm)とからなるラミネートフィル
ムを用い、醤油を内容物として三方シール袋(70mm
×70mm、シール幅10mm、縦シール部上部より3
0mmの位置に3mmのノッチ加工あり)を作成した。
得られた包装体の性能を表1に示す。
【0036】比較例2
ポリプロピレンシート(600μm)からなる絞り成形
容器(縦70mm、横70mm、高さ20mm、フラン
ジ10mm)に、内容物として醤油を充填し、ポリエス
テルフィルム(12μm)とポリプロピレンフィルム
(40μm)とからなるラミネートフィルムを蓋材とし
て用い、容器をシールした。得られた包装体の性能を表
1に示す。
容器(縦70mm、横70mm、高さ20mm、フラン
ジ10mm)に、内容物として醤油を充填し、ポリエス
テルフィルム(12μm)とポリプロピレンフィルム
(40μm)とからなるラミネートフィルムを蓋材とし
て用い、容器をシールした。得られた包装体の性能を表
1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】実施例1〜7の包装体は、開封性、注ぎや
すさ、減容性に優れていたのに対し、比較例1の三方シ
ール袋は、開封性、注ぎやすさに劣り、また比較例2の
シートから成形された硬質の絞り成形容器は減容性に劣
るものであった。
すさ、減容性に優れていたのに対し、比較例1の三方シ
ール袋は、開封性、注ぎやすさに劣り、また比較例2の
シートから成形された硬質の絞り成形容器は減容性に劣
るものであった。
【発明の効果】本発明の絞り成形容器と蓋材からなる包
装体は、開封性、注ぎやすさに優れ、保形性を有しない
ため、嵩高、ゴミの減量化に対して好適である。
装体は、開封性、注ぎやすさに優れ、保形性を有しない
ため、嵩高、ゴミの減量化に対して好適である。
【図1】注ぎ口機能を有する包装体の例について、その
形状を示す平面図と側面図である。
形状を示す平面図と側面図である。
【図2】抽出誘導体部Aが本体部Bの内側に設けられた
包装体の例について、その形状を示す平面図である。
包装体の例について、その形状を示す平面図である。
【図3】実施例1で製造した包装体の形状を示す平面図
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
【図4】実施例2で製造した包装体の形状を示す平面図
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
【図5】実施例3で製造した包装体の形状を示す平面図
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
【図6】実施例4で製造した包装体の形状を示す平面図
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
および側面図ならびに包装体の開封方法を示す図であ
る。
【図7】実施例5で製造した包装体のノッチ加工位置と
包装体の開封方法を示す図である。
包装体の開封方法を示す図である。
【図8】実施例6で製造した包装体のノッチ加工位置と
包装体の開封方法を示す図である。
包装体の開封方法を示す図である。
【図9】実施例7で製造した包装体のノッチ加工位置と
包装体の開封方法を示す図である。
包装体の開封方法を示す図である。
A 抽出誘導体部
B 本体部
1 絞り成形容器
2 フランジ部
3 蓋材
4 注ぎ口
5 ノッチ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3E067 AA03 AA04 AB01 AB81 BA05A
BB14A BC07A CA24 EA06
EA32 EB07 EB29 FA01 FC01
GD08
3E084 AA05 AA14 AA24 AA25 AA26
AB01 AB06 BA01 BA08 CA03
CC03 FA09 LA07 LB02 LB09
4F100 AA19 AK01A AK41 AK63
AR00B AR00C BA03 BA07
BA10A BA10B EH66 GB18
JD02C JK03 JK06 JL12B
JL14B
Claims (6)
- 【請求項1】 絞り成形容器の開口部のフランジ部に蓋
材をシールしてなる包装体であって、絞り成形容器が、
絞り成形性を有する樹脂層と、ヒートシール性を有する
樹脂層とのラミネートフィルムからなることを特徴とす
る液体・粘体用包装体。 - 【請求項2】 絞り成形容器が、絞り成形性を有する樹
脂層、ヒートシール性を有する樹脂層、及びバリアー性
を有する層とのラミネートフィルムからなることを特徴
とする請求項1記載の包装体。 - 【請求項3】 絞り成形容器の開口部のフランジ部及び
/又は蓋材が、易開封機能を有することを特徴とする請
求項1または2記載の包装体。 - 【請求項4】 易開封機能がイージーピール機能であ
り、フランジ部と蓋材とのシール強力が0.06〜65
N/cmであることを特徴とする請求項3記載の包装
体。 - 【請求項5】 易開封機能が引き裂き性機能であること
を特徴とする請求項3記載の包装体。 - 【請求項6】 絞り成形容器の開口部のフランジ部が、
注ぎ口機能を有することを特徴とする請求項1〜5のい
ずれかに記載の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041712A JP2003237841A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 液体・粘体用包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002041712A JP2003237841A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 液体・粘体用包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003237841A true JP2003237841A (ja) | 2003-08-27 |
Family
ID=27782033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002041712A Pending JP2003237841A (ja) | 2002-02-19 | 2002-02-19 | 液体・粘体用包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003237841A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005239256A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Ishida Co Ltd | 商品展示体 |
JP2012096801A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | カップ状容器 |
JP2016164084A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-08 | 中央化学株式会社 | 包装用容器 |
JP2020083330A (ja) * | 2018-11-16 | 2020-06-04 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装容器および洗濯機用包装容器 |
JP2020080703A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 花王株式会社 | ペット用トイレ |
-
2002
- 2002-02-19 JP JP2002041712A patent/JP2003237841A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005239256A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Ishida Co Ltd | 商品展示体 |
JP4532934B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2010-08-25 | 株式会社イシダ | 商品展示体 |
JP2012096801A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | カップ状容器 |
JP2016164084A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-08 | 中央化学株式会社 | 包装用容器 |
JP2020083330A (ja) * | 2018-11-16 | 2020-06-04 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装容器および洗濯機用包装容器 |
JP2020080703A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 花王株式会社 | ペット用トイレ |
JP7084282B2 (ja) | 2018-11-21 | 2022-06-14 | 花王株式会社 | ペット用トイレ |
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