WO2007017979A1 - 注出口部付き袋 - Google Patents

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Abstract

 注出口部を嵩張らせることがなく開口性と保形性とを確実に向上させることができ、また、注出口部の折れ曲がりによる閉塞を防止でき、袋に充填された内容物を確実かつ容易に注出できる、注出口部付き袋を提供する。積層フィルムからなる袋の一端に、狭幅の注出口部10が設けられてなる、注出口部付き袋であって、前記注出口部の領域において、袋両面の積層フィルム1、1′のうち、少なくとも一方の積層フィルムの内面に、所望の長さに切断されたテープ状シート材50を貼着する。

Description

明 細 書
注出口部付き袋
技術分野
[0001] 本発明は、流動性を有する内容物の詰め替え用容器として用いる注出口部付き袋 に関し、更に詳しくは、注出口部の開口性とその保形性を向上させ、袋に充填された 内容物を容易に注出できるようにした注出口部付き袋に関する。
背景技術
[0002] 液状などの流動性を有する内容物を密封包装し、内容物を使用する際に、ボトルな どの他の容器に移し替えて使用するような詰め替え用の容器としては、内容物の他 の容器への移し替えを容易に且つ安全に行えると同時に、安価で空容器が嵩張ら ず使用後の廃棄処理なども容易に行えることが望ましい。従来、例えば、積層フィル ムをヒートシールして形成した平袋や自立袋などの袋の周縁の一部に、外周をヒート シールした狭幅の注出口部を設けた袋が使用されてきた。
[0003] しかし、このような注出口部付き袋は、安価で生産性に優れる点では好ま 、が、 注出口部の開口性や開口部の保形性が悪ぐ内容物注出の途中などで注出口部が 閉塞しやすぐ内容物の注出適性の点では劣るという問題があった。
[0004] このような問題を解決するために種々の検討がなされており、注出口部の開口性や 開口部の保形性など、内容物の注出適性を改善した袋が提案されている。
[0005] 例えば、袋の注出口部のフィルム材料に流路を形成するための溝状の窪みを設け 、その溝状の窪みにプラスチック製などの小管を固定して、流路が潰れるのを防止す ると共に、小管を通して中味を空にできるようにした袋が提案されている (特開平 5— 132069号公報の第 2頁〜第 3頁、図 1参照)。
[0006] また、バウチの上部の一部に注出口部を設け、その注出口部の内面に、装着時は 偏平な形状で使用時には筒状に変形させて注出口部を開口できる補強部材を装着 した詰め替え用バウチが提案されて 、る (特開平 11 - 79195号公報の第 2頁〜第 7 頁、図 1、図 3参照)。
[0007] 前記の特開平 5— 132069号公報に記載された袋によれば、注出口部のフィルム 材料に、流路として溝状の窪みを設け、その窪みにプラスチックの成形体など力もな るある程度の硬さの小管を固定して 、るので、確実に流路が潰されるのを防止できる と共に、その小管を通して袋に充填された内容物を注出することができる。
[0008] し力しながら、このような袋は、溝状の窪みを設ける際にその製造時にフィルム材料 に深絞り成形が必要であったり、小管を挿入して固定する際にスポット溶接を必要と するため、製造装置が複雑になると同時に、生産速度も制限される。また、小管は、 硬さがあり、円筒状でその外径が 5mm程度以上は必要であるため、袋の注出口部 のみが嵩張り、空袋の取り扱いや保管に不向きである。さらに、内容物を充填する際 の充填シール機における空袋の供給装置についても特別な装置が必要となり、製造 設備が複雑ィ匕するとともに、生産速度も低減するため、製造コストの上昇を招く。また 、品質の観点力もも、小管が硬いため、その端部で袋のフィルム材料が傷つけられる 場合があった。
[0009] また、前記の特開平 11— 79195号公報に記載された詰め替え用バウチによれば、 補強部材としてプラスチック等の剛性シートを用い、上記公報の図 3の A— 1、 B— 1、 および C 1に示すように剛性シートを加工することにより、偏平な補強部材を注出口 部の所定の部分の内面に貼着して、使用時に、例えばバウチの両側から中心部に 向けて押圧することにより、補強部材が、それぞれ図 3の A— 2、 B— 2、 C 2に示す ように角形に変形し、注出口部を保形性よく角筒状に開口させることができる。
[0010] しかし、このような詰め替え用バウチでも、製造後、保存日数が数力月以上の長期 になると、徐々に補強部材を変形させるために高トルクが必要となり、使用時に注出 口部を角筒状に変形させるのが困難になる場合があった。
発明の概要
[0011] 本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、液状などの流動 性内容物を密封包装した袋であって、内容物を使用する際には、ボトルなどの他の 容器に移し替えて使用される、積層フィルム製の注出口部付き袋において、注出口 部を嵩張らせることがなく注出口部の開口性とその保形性を確実に向上させることが でき、また、注出口部のフィルム材料を傷つけるようなこともなぐ更に、注出口部の基 部などの折れ曲がりによる閉塞を防止することもでき、袋に充填された内容物を確実 かつ容易に注出できる、注出口部付き袋を提供することを目的とする。また、生産性 の高 ヽ注出口部付き袋を提供することを目的とする。
[0012] 本発明による注出口部付き袋は、積層フィルム力もなる袋の一端に、狭幅の注出口 部が設けられてなる、注出口部付き袋であって、
前記注出口部の領域において、袋両面の積層フィルムのうち、少なくとも一方の積 層フィルムの内面に、所望の長さに切断されたテープ状シート材が貼着されている、 ことを特徴とするものである。
[0013] また、本発明の態様として、前記積層フィルムとその積層フィルムに貼着されたテー プ状シート材とが、袋外側方向に膨らむように樋状に熱成形されて溶着されているこ とが好ましい。
[0014] また、本発明の別の態様として、前記テープ状シート材の両側の端縁部のうち、少 なくとも一方の端縁部に凸状のすじが設けられてなる。
[0015] 本発明の態様によれば、前記テープ状シート材に、その長手方向の中心線に沿つ て、筋押しまたは該シートを薄肉化した折り曲げ線が設けられてなるとこが好ましい。
[0016] また、本発明の好ましい態様においては、前記テープ状シート材が、 2層以上の積 層体からなり、積層フィルムに貼着される側の層が熱接着性榭脂からなり、その反対 側の層が前記熱接着性榭脂よりも融点の高い榭脂またはその他の熱成形可能な材 料からなる。
[0017] また、本発明の態様においては、前記テープ状シート材が着色されていることが好 ましい。
[0018] また、本発明の態様においては、前記注出口部の開封位置に易開封性手段が設 けられていることが好ましい。
[0019] さらに、本発明の態様においては、スタンディングバウチ形式の袋であり、前記注出 口部が袋の上部の一方のコーナー部に設けられて 、ることが好まし!/、。
[0020] 本発明の注出口部付き袋によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
[0021] (1)袋自体は積層フィルムで形成されているので、その積層構成の選定により、密封 性のほか、各種の強度、内容物の保存性など、袋に必要とされる各種の性能を優れ たものにすることができる。 [0022] (2)注出口部の領域において、袋両面の積層フィルムのうち、少なくとも一方の積層 フィルムの内面に、所望の長さに切断されたテープ状シート材が貼着されているため 、注出口部の剛性が高められると共に、充填された内容物を取り出す際には、注出 口部の先端部をその開封位置で切り取って開封するだけで、注出口部が自動的に 保形性よく開口する。従って、液状の内容物が充填されている場合でも、注出の途中 で注出口部が閉塞してしまうこともなぐ最後までスムーズに内容物を注出することが できる。
[0023] (3)テープ状シート材は、厚みを適宜調節でき、且つ材質も格別硬 ヽものではな!/ヽ ので、袋の積層フィルムを傷つけることがない。また、樋状に熱成形された注出口部 は、経時的に多少の成形の戻りはあるが、大部分は維持されるので、注出口部の開 口'性が悪くなることもない。
[0024] (4)また、テープ状シート材を、注出口部の両面の積層フィルムの内面に貼着して、 それぞれを外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させることにより、両側の樋状の成 形部同士を向かい合わせにできるので、注出口部を全体として円筒状などの筒状に 保形性よく開口させることができ、より一層スムーズに内容物を注出することができる
[0025] (5)テープ状シート材は、注出口部の先端側の開封位置から注出口部の基部近辺 までの長さに設けることにより、注出口部の前記開口性とその保形性の向上効果を得 られる力 更に、注出口部の基部から袋の中心部に向けて 10〜30mm程度延長し た長さに設けることにより、注出口部の基部近辺での折れ曲がりによる注出口部の閉 塞も防止することができるので、内容物を一層確実且つスムーズに注出することがで きる。
[0026] 本発明の注出口部付き袋は、例えば、浴室、洗面所、台所などで使用される各種 家庭用液体洗剤のほか、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、そして、液 体調味料、食用油、各種の飲料など、液状の内容物を密封包装し、内容物を使用す る際に、ボトルなどの他の容器に移し替えて使用するような詰め替え用の包装袋とし て特に適している力 用途に関しては特に制限はない。
図面の簡単な説明 [図 1]図 1は、本発明の第 1の態様の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用いるテ ープ状シート材の構成を説明する拡大図であり、図 1 (a)はテープ状シート材の平面 図であり、図 l (b)、(c)、(d)は、それぞれ図 1 (a)の A— A線の模式断面図である。
[図 2]図 2は、本発明の第 1の態様の注出口部付き袋の製造において、テープ状シー ト材と積層フィルムとを外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させる際に用いる成形金 型の一例を示したものであり、図 2 (a)は、成形金型の雄型と雌型とが離れた時の状 態を示す斜視図であり、図 2 (b)は、雄型と雌型の間にテープ状シート材と積層フィル ムとが挿入され、熱プレス成形される時の状態を示した、成形金型の断面図である。
[図 3]図 3の(a)〜(d)は、積層フィルムとその積層フィルムに貼着されたテープ状シ ート材とが、袋外側方向に膨らむように樋状に熱成形されて溶着され注出口部付き 袋において、樋状の膨らみ形状の一例を示す断面図である。
[図 4]図 4は、本発明の第 1の態様の注出口部付き袋の一例の構成を示す模式正面 図である。
[図 5]図 5は、本発明の第 1の態様の注出口部付き袋の他の一例の構成を示す模式 正面図である。
[図 6]図 6は、図 4、図 5に示した注出口部付き袋の注出口部の A— A線断面図であり 、図 6 (a)は、注出口部の片面 (前面)の積層フィルムの内面のみにテープ状シート材 を貼着して熱成形した場合の膨らみ形状の一例を示す断面図であり、図 6 (b)は、注 出口部の両面の積層フィルムの内面にテープ状シート材を貼着して熱成形した場合 の膨らみ形状の一例を示す断面図である。
[図 7]図 7は、本発明の第 1の態様の注出口部付き袋の他の一例の構成を示す模式 正面図である。
[図 8]図 8は、本発明の第 1の態様の注出口部付き袋の他の一例の構成を示す模式 正面図である。
[図 9]図 9は、図 7に示した注出口部付き袋の注出口部の A— A線断面図である。
[図 10]図 10は、図 8に示した注出口部付き袋の注出口部の A— A線断面図である。
[図 11]図 11は、本発明の第 2の態様の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用い るテープ状シート材の構成を説明する拡大図であり、図 11 (a)は模式平面図であり、 図 11 (b)は、図 11 (a)の A— A線の模式断面図である。
[図 12]図 12は、本発明の第 2の態様の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用い るテープ状シート材の構成を説明する拡大図であり、図 12 (a)は模式平面図であり、 図 12 (b)は、図 12 (a)の A— A線の模式断面図である。
[図 13]図 13は、本発明の第 2の態様の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用い るテープ状シート材の構成を説明する拡大図であり、図 13 (a)は模式平面図であり、 図 13 (b)は、図 13 (a)の A— A線の模式断面図である。
[図 14]図 14は、本発明の第 2の態様の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用い るテープ状シート材の構成を説明する拡大図であり、図 14 (a)は模式平面図であり、 図 14 (b)は、図 14 (a)の A— A線の模式断面図である。
[図 15]図 15は、本発明の第 2の態様の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用い るテープ状シート材の構成を説明する拡大図であり、図 15 (a)は模式平面図であり、 図 15 (b)は、図 15 (a)の A— A線の模式断面図である。
[図 16]図 16は、本発明の第 2の態様の注出口部付き袋の注出口部に貼着して用い るテープ状シート材の構成を説明する拡大図であり、図 16 (a)は模式平面図であり、 図 16 (b)は、図 16 (a)の A— A線の模式断面図である。
[図 17]図 17は、第 2の実施態様による、注出口部付き袋の一例の構成を示す模式平 面図である。
[図 18]図 18は、第 2の実施態様による、注出口部付き袋の一例の構成を示す模式平 面図である。
[図 19]図 19は、第 2の実施態様による、注出口部付き袋の一例の構成を示す模式平 面図である。
[図 20]図 20 (a)および (b)は、第 2の実施態様による、注出口部付き袋の一例の構成 を示す模式平面図である。
[図 21]図 21 (a)〜(d)は、図 20 (a)の A— A線の拡大断面図である。
発明を実施するための最良の形態
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明が それら図面に限定されるものではない。 [0029] (1)第 1の餱様の注出口部付き袋
図 1の(a)に示したテープ状シート材 50は、例えば、所定の幅 wで卷回状の長尺の テープ状シート材を所定の長さ 1にカットしたものであり、注出口部の積層フィルムの 内面に貼着される直前の状態である。
[0030] このようなテープ状シート材 50は、例えば、図 1 (b)、 (c)、 (d)に示すような層構成 を採ることができる。即ち、図 1 (b)は、テープ状シート材 50を、袋の積層フィルムの 内面のシーラント層に熱接着性を有する熱接着性榭脂の層 aの単独の層で構成した ものである。
[0031] 図 1 (c)は、テープ状シート材 50を、熱接着性榭脂層 aとその熱接着性榭脂層 aの 榭脂よりも融点の高い榭脂またはその他の熱成形可能な材料の層 bとの 2層の積層 体で構成したものである。
[0032] また、図 1 (d)は、テープ状シート材 50を、熱接着性榭脂層 aと、熱接着性榭脂層 a の榭脂よりも融点の高い榭脂またはその他の熱成形可能な材料の層 bとの間に、接 着層 cを設けた 3層で構成したものである。
[0033] 図 1 (a)に示したテープ状シート材 50の構成において、シート材 50の幅 wは、袋の 注出口部の幅に応じて、それよりも僅かに狭い幅で適宜に決めればよぐまた、その 長さ 1は、注出口部の先端側の開封位置よりも僅かに内側の位置から、注出口部の基 部近辺までの長さがあればよい。注出口部の基部から袋の中心部に向けて 10〜30 mm程度延長した長さに設けることがより好ま 、。
[0034] 図 1 (b)、(c)、 (d)に示したテープ状シート材 50の層構成において、袋の積層フィ ルムの内面のシーラント層に熱接着性を有する熱接着性榭脂層 aは、この面を注出 口部の積層フィルムの内面に対向させて貼着し、熱成形して溶着させるものであり、 この熱接着性榭脂層 aに使用する榭脂としては、袋の積層フィルムの内面のシーラン ト層の樹脂に合わせて、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポ リエチレン、高密度ポリエチレンのほ力、エチレン αォレフィン共重合体、エチレン 酢酸ビュル共重合体(EVA)、エチレン アクリル酸共重合体(ΕΑΑ)、エチレン ーメタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン アクリル酸エステル共重合体、ェチレ ンーメタクリル酸エステル共重合体、アイオノマーなどのエチレン系共重合体、ポリプ ロピレン、プロピレン系共重合体、或いは、これらのブレンド榭脂などのポリオレフイン 系榭脂の中から適宜選択して使用することができる。
[0035] 図 1 (c)、 (d)に示したテープ状シート材 50のように、そのシート材 50を 2層以上の 積層体で形成し、前記熱接着性榭脂層 aの反対側の層を、熱接着性榭脂層 aの榭脂 よりも融点の高 、榭脂またはその他の熱成形可能な材料の層 bで形成する場合、そ の熱接着性榭脂層 aの榭脂よりも融点の高 ヽ榭脂としては、熱接着性榭脂層 aとして 選択した榭脂よりも融点の高!ヽ榭脂であれば特に限定はされず、熱接着性榭脂層 a に使用する榭脂として挙げた各種のポリオレフイン系榭脂の中から適宜選択できるほ 力 更に、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ タレートなどのポリエステル、各種ナイロンなどのポリアミド、 4ーメチルペンテン 1榭 脂、ポリカーボネートなども使用することができる。
[0036] また、前記その他の熱成形可能な材料としては、例えば、アルミニウム箔などの金 属箔も使用することができる。
[0037] このように、熱接着性榭脂よりも融点の高 、榭脂またはその他の熱成形可能な材料 を、熱接着性榭脂層 aの反対側の層に使用することにより、前記テープ状のシート材 を袋の注出口部の内面にスポットシールなどで貼着し、そのシート材と外側の積層フ イルムとを、外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させる際に、より高温での熱接着、 および熱成形と溶着加工が可能となり、その加工速度を一層高めることができ、生産 性を一層向上させることができる。
[0038] また、図 1 (d)に示したテープ状シート材 50のように、シート材 50を、熱接着性榭脂 層 aと、熱接着性榭脂層 aの榭脂よりも融点の高い榭脂またはその他の熱成形可能な 材料の層 bとの間に、接着層 cを設けた 3層の積層体で形成する場合、中間層の接着 層 cは、積層体の製造方法に応じて選定すればよぐ例えば、ドライラミネート用の 1 液または 2液硬化型の接着剤のほか、押し出しラミネートなどに使用されるポリエチレ ン系またはポリプロピレン系などの接着性榭脂を使用することができる。
[0039] テープ状シート材を単一の榭脂で形成し、熱接着方式で袋の注出口部に貼着する 場合、その榭脂としては、袋の貼着面 (通常はシーラント層)の材質に応じて、それに 熱接着可能な榭脂を選定するが、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ エチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンのほ力、エチレン 共重合体やプロピレン共重合体などを使用することができる。
[0040] これらのうち、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン 共重合体を用いた場合は、耐熱性に優れているので、注出口部付き袋に内容物を 密封した後、レトルト処理を施すような用途にも使用することができる。
[0041] また、前記テープ基材を 2層以上の多層で形成する場合の具体例として、 2層で形 成する場合は、例えば、袋の注出口部に熱接着される側の面を低密度ポリエチレン の層で形成し、もう一方の面を中密度ポリエチレンの層で形成することができる。また 、 3層で形成する場合は、例えば、袋の注出口部に熱接着される側の面を低密度ポ リエチレンの層で形成し、その反対側の面をポリプロピレンの層で形成し、中間層は 両者の接着性を向上させるプロピレン共重合体などの接着性榭脂の層で形成するこ とがでさる。
[0042] テープ状シート材 50の厚みは、 0. 15〜 lmmの範囲が好ましぐ 0. 2〜0. 5mm の範囲が更に好ましい。シート材 50の厚みが 0. 15mm未満の場合は、シート材 50 を外側の積層フィルムと共に外側に膨らむ樋状に熱成形した際の成形部の剛性、保 形性の向上効果が少なくなる。また、シート材 50の厚みが lmmを超える場合は、成 形部の剛性、保形性の向上効果は既に十分でありその必要性がなぐむしろ熱成形 に時間が掛カり生産性が低下する。
[0043] テープ状のシート材が着色されて 、る場合、テープ状のシート材を袋の注出口部 の内面に貼着した後、その貼着の有無や位置不良などを光学的手段により検知し、 不良品の除去を自動的に行うことも可能となる。そのため、注出口部付き袋のシート 材に係る品質管理を一層確実に行えるようになる。
[0044] テープ状シート材 50を品質管理の目的で着色する場合、その着色方法は、例えば 、シート材 50のシート成形の際に、榭脂に着色剤を練り込む方法が簡便であり、特に 、シート材 50を 2層以上の積層体で形成する場合は、いずれか一層を着色すればよ いので全層を着色するよりもコストアップを抑制することができる。
[0045] このほか印刷などの手段で着色することも可能であり、図 1の(d)に示したような構 成で、熱接着性榭脂層 aと、熱接着性榭脂層 aの榭脂よりも融点の高い榭脂またはそ の他の熱成形可能な材料の層 bとをドライラミネート法や押し出しラミネート法で積層 するような場合は、いずれか一方の積層面に印刷などの手段で着色しておいて積層 してちよい。
[0046] また、着色する色は、光学的に検知できる色であれば特に限定はされないが、例え ば、青色、赤色などを好適に使用することができる。
[0047] このようなテープ状シート材 50の製造方法は、特に限定はされず、例えば、単層ま たは多層の押し出し成形法のほか、熱接着性榭脂層 aの榭脂よりも融点の高い榭脂 またはその他の熱成形可能な材料の層 に、熱接着性榭脂の層 aを押し出しコートし て積層する方法、または、熱接着性榭脂層 aと熱接着性榭脂層 aの樹脂よりも融点の 高い榭脂またはその他の熱成形可能な材料の層 bとを押し出しラミネート法またはド ライラミネート法で積層する方法などいずれの方法でも製造することができる。
[0048] 特に単層または多層の押し出し成形法で製造する場合は、所定の幅 wのテープ状 シート材 50を 1列で成形して巻き取り状に製造することもできるが、全体的には多列 の広幅の巻き取り状に作製しておいて、スリツターにより所定の幅 wにカットして個々 の巻き取りを製造する方法が効率的で生産性に優れている。
[0049] テープ状シート材 50を 2層以上の積層体で形成する場合の具体例として、 2層で形 成する場合は、例えば、袋の注出口部に熱接着される側の熱接着性榭脂層 aを低密 度ポリエチレンで形成し、その反対側の層(b)を中密度ポリエチレンの層で形成する ことができる。また、 3層で形成する場合は、例えば、多層共押し出し成形法を採り、 袋の注出口部に熱接着される側の熱接着性榭脂の層 aを低密度ポリエチレンで形成 し、その反対側の層(b)をポリプロピレンの層で形成し、中間層の接着層 cは両者の 接着性を向上させるプロピレン共重合体などの接着性榭脂の層で形成することがで きる。
[0050] また、本発明において、テープ状シート材 50を、袋の注出口部の積層フィルムの内 面に最初に貼着する方法としては、ホットメルト接着剤などの接着剤を用いてスポット 的に貼着することもできるが、その後、樋状に熱成形して溶着させることから、スポット シールなどの熱接着方式で貼着することが、製造コストも低ぐ生産性にも優れる点 で一層好ましい。 [0051] 図 2 (a)に示した成形金型 20は、熱プレス成形に用いるもので、横型半円柱状の成 形凸部を備えた雄型 21と、横型半円柱状の成形凹部を備えた雌型 22とで構成され る。袋の注出口部の積層フィルム 1または!/ の内面に、図 1 (a)〜(d)に示したような 構成のテープ状シート材 50を、その熱接着性榭脂層 a面を対向させてスポットシール などで貼着し、予め予備加熱された被成形物を雄型 21と雌型 22の間に導入し、雄 型 21と雌型 22とで加熱加圧して、図 2 (b)に示すように、テープ状シート材 50の流れ 方向に沿ってその中央部が半円筒形で外側に膨らむ樋状になるように熱成形すると 同時に、シート材 50と積層フィルム 1または!/ とを溶着させる。
[0052] なお、雄型 21と雌型 22の熱プレス成形部の形状に関しては、図示したような横型 半円柱状の成形凸部と凹部に限らず、成形部を外側に膨らむ樋状に形成できる形 状であれば限定されることはなぐ例えば、図 3にも示すように、断面が台形、三角形 、表面に波形の凹凸を設けた半円形などに成形できる形状とすることができる。
[0053] 図 3 (a)は断面が半円形となる樋状に成形した形状、図 3 (b)は断面が台形となる樋 状に成形した形状、図 3 (c)は断面が三角形となる樋状に成形した形状、図 3 (d)は 断面が表面に波形の凹凸を設けた半円形となる樋状に成形した形状、を示したもの であり、これらのいずれの形状を採用してもよぐ更にこれらを変形させた形状としても よい。
[0054] テープ状シート材 50としては、単層のみならず、図 1の(b)、(c)、 (d)に示したよう に 2層、 3層などいずれの積層構成であってもよい。
[0055] 図 4に示した注出口部付き袋 100は、四方シール形式の袋を利用して作製したもの であり、前後の壁面フィルム (積層フィルム) 1、 1' の両側の端縁部を側部シール部 6 a、 6bでヒートシールし、上部の中央部に狭い幅の注出口部 10を、その外周を注出 口部シール部 7でヒートシールして形成し、その両側に切り欠き部 9a、 9bを設けて上 方に突出する形状に設けると共に、注出口部 10の少なくとも片面 (前面)の積層フィ ルム 1の内面には、テープ状シート材 50を、予め注出口部 10の中心線 Cに沿って、 その先端側の開封位置よりも僅かに内側の位置から、注出口部の基部を示す線 Bよ りも 15mm程度袋 100の中心部に向力 位置までの長さに貼着し、そのテープ状シ ート材 50を外側の積層フィルム 1と共に、外側に膨らむ樋状に熱成形して両者を溶 着させておき、更に、注出口部 10の先端側の前記開封位置には、易開封性手段とし て、ハーフカット線 11とその両端にノッチ 12a、 12bを設けて構成したものである。易 開封性手段としては、ハーフカット線のほか、ノッチ、印刷による切り取り線や、文字、 記号などの開封を指示する表示などもあり、これらの何れかを単独で使用してもよ 、 力 例えば、印刷による切り取り線とノッチとハーフカット線など、複数を組み合わて用 いることが更に好ましい。
[0056] なお、袋 100の下部の端縁部は、下部シール部 13でヒートシールされる力 この部 分は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充填前は未シールの開口部とし、 内容物の充填後にヒートシールするものである。
[0057] テープ状シート材 50としては、単層のみならず、図 1の(b)、(c)、 (d)に示したよう に 2層、 3層などいずれの積層構成であってもよい。
[0058] また、ハーフカット線 11は、 3本の平行なハーフカット線で示した力 特に限定はさ れず、 1本、或いは、 2本でもよぐまた、開封時に引き裂きラインが中心のハーフカツ ト線から外れた時の対策として、中心のハーフカット線の両側に各 1本〜各 3本など 複数のハーフカット線を平行に、または中心のハーフカット線に収斂する形状に、ま たは、複数の平行なハーフカット線とこれに斜めに交差する斜め方向のハーフカット 線とを組み合わせた形状など、任意の形状に設けることができる。
[0059] このようなハーフカット線を設ける方法は、レーザー光照射による方法が、凹凸面に 対しても安定した深さに設けられると共に、複数のハーフカット線を任意の形状に容 易に設けられる点で好ま ヽ。
[0060] 図 5に示した注出口部付き袋 200は、スタンディングバウチ形式の袋を利用して作 製したものである。スタンディングバウチ自体は、既に周知である力 袋の底部を前後 の壁面フィルムの下部の間に底面フィルムを内側に折り返して挿入してなるガセット 部を有する形式で形成し、内側に折り込まれた底面フィルムの両側の下端近傍には 半円形などの底面フィルム切り欠き部を設けてぉ 、て、前記ガセット部を内側が両側 力 中央部にかけて湾曲線状などに凹状となる船底形のシールパターンの底部シー ル部でヒートシールして形成し、袋の胴部は、前後の壁面フィルムの両側の端縁部を 所定幅の側部シール部でヒートシールして形成するものである。 [0061] スタンディングバウチの形態とすることにより、袋に優れた自立性が付与され、その 取り扱いが容易になると共に、外観にも優れ、内容物をコンパクトに包装することがで きる。また、前記注出口部を該袋の上部の一方のコーナー部に設けているので、内 容物の注出操作を容易にできると同時に、袋の上部のうち、注出口部を設けていな い部分を内容物の充填口に使用できるので、比較的広い幅の充填口とすることがで き、内容物の充填も容易に行うことができる。
[0062] スタンディングバウチの形態とする場合、袋の底部を、前後の壁面フィルム (積層フ イルム) 1、 1' の下部の間に底面フィルムを内側に折り返して底面フィルム折り返し 部 2まで挿入してなるガセット部 4を有する形式で形成し、内側に折り込まれた底面フ イルムの両側下端近傍には、この場合、半円形の底面フィルム切り欠き部 3a、 3bを 設け、ガセット部 4を、内側が両側力も中央部にかけて湾曲線状に凹状となる船底形 の底部シール部 5でヒートシールして形成する。袋の胴部は、前後の壁面フィルム( 積層フィルム) 1、 \' の両側の端縁部を側部シール部 6a、 6bでヒートシールして形 成すると共に、袋 200の上部の一方のコーナー部(図において左側のコーナー部) には、その外周を注出口部シール部 7でヒートシールした先細り形状で斜め外側上 方を向く狭幅の注出口部 10を、その両側に切り欠き部 9a、 9bを設けて突出する形状 に設ける。
[0063] また、注出口部 10の少なくとも片面(前面)の積層フィルム 1の内面には、この場合 も、テープ状シート材 50を、予め注出口部 10の向きに沿って、その先端側の開封位 置よりも僅かに内側の位置から、注出口部の基部よりも 10〜15mm程度袋 100の中 心部に向力 位置までの長さに貼着し、そのテープ状シート材 50を外側の積層フィ ルム 1と共に、外側に膨らむ樋状に熱成形して両者を溶着させておき、更に、注出口 部 10の先端側の前記開封位置には、易開封性手段として、ハーフカット線 11とその 上側の端部〖こノッチ 12aを設けて構成したものである。
[0064] なお、袋 200の上部のうち、注出口部 10を設けていない部分は、上部シール部 8 でヒートシールするが、この部分は、内容物の充填口に使用するため、内容物の充 填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールするものである。
[0065] この場合も、テープ状シート材 50としては、としては、単層のみならず、図 1の(b)、 (c)、(d)に示したように 2層、 3層などいずれの積層構成であってもよい。
[0066] また、前記ハーフカット線 11に関しても、前記図 4と同様に、 3本の平行なハーフ力 ット線で示した力 先に説明したように特に限定はされず、 1本、または 2本のほか、 中心のハーフカット線の両側に各 1本〜各 3本など複数のハーフカット線を平行に、 または、中心のハーフカット線に収斂する形状に、或いは、複数の平行なハーフカツ ト線とこれに斜めに交差する斜め方向のハーフカット線とを組み合わせた形状など、 任意の形状に設けることができる。
[0067] 図 6 (a)は、注出口部の片面(前面)の積層フィルムの内面のみにテープ状シート材 を貼着して熱成形した場合の膨らみ形状の一例を示す断面図であり、注出口部 10 の内部は半円筒状に広がった形状となる。
[0068] 図 6 (b)は、注出口部の両面の積層フィルムの内面にテープ状シート材を貼着して 熱成形した場合の膨らみ形状の一例を示す断面図であり、注出口部 10の内部は円 筒状に大きく広がった形状となる。
[0069] 上記の図 6 (a)および (b)に示した注出口部 10の筒状の広がり形状は、テープ状シ ート材 50とその外側の積層フィルム 1、 1' とを樋状に熱成形する際の前記成形金型
20の形状を変更することにより、前記図 3の(a)〜(d)に示したような形状に容易に変 えることができる。
[0070] このような注出口部 10の膨らみ形状は、注出口部 10の前後両面の積層フィルム 1 、 Ϋ の内面にテープ状シート材 50を貼着して樋状に熱成形する場合、前後を同一 形状に熱成形して筒状体にできるほか、例えば、図 3の(a)〜(d)の異なる形状を組 み合わせて筒状体を形成してもよ!/ヽ。
[0071] 図 7に示した注出口部付き袋は 300は、図 5に示した注出口部付き袋 200の構成 において、注出口部 10の両面の積層フィルム 1、 1' の内面に、テープ状シート材 5 0、 50' を貼着して、それぞれを外側に膨らむ樋状に熱成形するとともに、両面の積 層フィルムとシート材の樋状の成形部 14の表面に、矢印形の凹凸形状 15を、この場 合、その全層が浮きだすように、樋状の熱成形と同時に熱成形したものである。この ように、樋状に熱成形された成形部の表面に、模様、記号、文字のうち少なくともいず れか一種を凹凸形状で設けることにより、注出口部の装飾性を高め、または内容物 の識別や注出箇所の指示等をより一層明確にすることができる。
[0072] 模様としては、ストライプや布目などの任意の凹凸模様とすることができる。また、記 号や文字は、内容物の注出方向を示す矢印などの記号の他、内容物を識別するた めの文字、点字等、任意の記号や文字を凹凸形状とすることができる。このような凹 凸形状は、テープ状シート材とその外側の積層フィルムとを樋状に熱成形する際に、 少なくとも成形用の雌型に凹凸形状を設けておくことにより、樋状の成形と同時に熱 成形することができる。
[0073] 図 8に示した注出口部付き袋は 400は、図 5に示した注出口部付き袋 200の構成 において、注出口部 10の先端側の開封線 (この場合、ハーフカット線 11)を水平方 向に変更して設け、また、注出口部 10の両面の積層フィルム 1、 1' の内面に、テー プ状シート材 50、 50' を貼着するに際し、テープ状シート材 50、 50' の長さ方向の 端部もハーフカット線 11にあわせて水平方向にカットして貼着したものであり、さらに 積層フィルム 1とシート材 50の樋状の成形部 14の表面に、ストライプ状の凹凸 15を( この場合、表面側の一部の層にのみ)樋状の熱成形と同時に熱成形したものである。 この場合も、ストライプ状の凹凸 15は、両面の樋状の成形部 14に設けてもよい。なお 、水平方向とは、袋を垂直に立てたときの垂線と直交する方向を意味する。
[0074] このように、注出口部の開封位置の開封線が、水平方向に設けられていることによ り、開封された注出口部の開口部が急須などの注出口と同様の形状となるため、内 容物の注出操作をより一層容易かつ安全に行えるようになる。また、袋がスタンディン グバウチ形式や三方シール形式、四方シール形式などの袋であって、袋の製造が横 並び方式で行われる場合、開封線の方向が、袋の積層フィルムの流れ方向と一致す るため、開封の際に、開封線に沿ってより一層容易かっきれいに手で引き裂いて開 封でさるよう〖こなる。
[0075] (2)第 2の餱様の注出口部付き袋
本発明の第 2の態様による注出口部付き袋は、テープ状シート材の両側の端縁部 のうち、少なくとも一方の端縁部に凸状のすじが設けられてなるものである。このよう な構成とすることにより、注出口部の袋両面の積層フィルムなどの壁面フィルムの間 隔を離して密着を防ぎ、注出口部を筒状に開口させる際の開口を容易にでき、内容 物の流れ方向のテープ状シート材の剛性を高めて、これが貼着された注出口部の基 部近辺での折れ曲がりによる閉塞を防止することができる。また、流れ方向の剛性は 凸状のすじにより高められる力 幅方向の剛性は低いため、注出口部を筒状に開口 させた時、その筒状の開口部に沿って容易に樋状に湾曲し、開口部の保形性を向 上させると同時に、安定した通液路を形成させ、内容物の注出を一層容易にすること ができる。
[0076] このような凸状のすじは、任意の形状に設けることができる。仮にその断面形状を矩 形状とした時、その幅と高さは、幅が l〜2mmの範囲で、高さが l〜3mm程度の範 囲が適当である。
[0077] また、テープ状シート材は、その流れ方向の剛性が凸状のすじにより高められてい るので、これを袋の注出口部に貼着する際、注出口部の先端側の開封位置力 袋の 内部側に向けて、注出口部の基部よりも更に 10〜30mm程度袋の内部側に伸びる 長さでテープ状シート材を貼着することにより、袋に充填された内容物の注出の際、 途中で注出口部がその基部近辺で折れ曲がって、注出口部が閉塞されることも防止 することができる。
[0078] 図 11に示したテープ状シート材 50aは、長尺で所定幅のテープ基材 51の一方の 面の両側の端縁部のうち、片側(図において右側)の端縁部に凸状のすじ 52aを設 けて構成したものである。
[0079] 図 12に示したテープ状シート材 50bは、長尺で所定幅のテープ基材 51の一方の 面の両側の端縁部のうち、片側(図において右側)の端縁部に凸状のすじ 52aを設 けると共に、テープ基材 51の幅方向の中央部にその流れ方向に沿って筋押しによる 折り曲げ線 53を設けて構成したものである。このように、テープ状シート材に、その長 手方向の中心線に沿って、筋押しまたは該シートを薄肉化した折り曲げ線が設けら れることにより、注出口部の先端側の開封位置で開封して、注出口部を筒状に開口 させる際、テープ状シート材が折り曲げ線により一層容易に外側に折り曲げられ、袋 の注出口部を一層容易に筒状に開口させることができる。
[0080] 図 13に示したテープ状シート材 50cは、図 12に示したテープ状シート材 50bの構 成において、テープ基材 51の幅方向の中央部にその流れ方向に沿って設けた筋押 しによる折り曲げ線 53のみを薄肉部による折り曲げ線 54に変更して構成したもので あり、その他の構成は全て図 12に示したテープ状シート材 50bと同様に形成して構 成したものである。
[0081] なお、前記薄肉部による折り曲げ線 54は、図 13では (b)に示すように、テープ基材 51の凸状のすじ 52aが設けられた面と反対側の面が凹状に切り欠かれて形成された 形状で示したが、これに限定はされず、テープ状シート材の凸状のすじ 52aが設けら れた側の面が凹状に切り欠かれて形成された形状であってもよい。
[0082] 図 14に示したテープ状シート材 50dは、長尺で所定幅のテープ基材 51の一方の 面の両側の端縁部に凸状のすじ 52a、 52bを設けて構成したものである。
[0083] 図 15に示したテープ状シート材 50eは、長尺で所定幅のテープ基材 51の一方の 面の両側の端縁部に凸状のすじ 52a、 52bを設けると共に、テープ基材 51の幅方 向の中央部にその流れ方向に沿って筋押しによる折り曲げ線 53を設けて構成したも のである。
[0084] 図 16に示したテープ状シート材 50f は、図 15に示したテープ状シート材 50eの構 成において、テープ基材 51の幅方向の中央部にその流れ方向に沿って設けた筋押 しによる折り曲げ線 53のみを薄肉部による折り曲げ線 54に変更して構成したもので あり、その他の構成は全て図 15に示したテープ状シート材 50eと同様に形成して構 成したものである。
[0085] この場合も薄肉部による折り曲げ線 54は、図 13に示したテープ状シート材 50cで 説明したのと同様に、テープ基材 51の凸状のすじ 52a、 52bが設けられた側の面が 凹状に切り欠かれて形成された形状であってもよ ヽ。
[0086] 本発明にお 、て、このようなテープ状シート材は、長尺の巻き取り状に作製してお いて、袋の注出口部に貼着する際に、巻き取りから引き出しながら必要な長さに切断 して貼着することが好ましい。このような方法を採ることにより、袋の製袋とインラインで テープ状シート材を袋の注出口部に貼着することができるので、テープ状シート材が 貼着された注出口部付き袋を生産性よく製造することができる。
[0087] 図 17に示した注出口部付き袋 100は、前後の壁面フィルム (積層フィルム) 1、 1' の上下左右四方の端縁部を、上部シール部 8と下部シール部 13、および側部シー ル部 6a、 6bでヒートシールしてなる四方シール形式の袋において、下部シール部 13 は内容物の充填口とするため内容物の充填前は未シールの開口部とすると共に、上 部の一方のコーナー部(図において左側のコーナー部)を内容物の注出口部 10とし て、その開封位置にハーフカット線 11とその両側の端部にノッチ 12a、 12bを設け、 更に、注出口部 10の壁面フィルム 1、 1' の内側の面に、その中心線 Cに沿って、前 記開封位置のハーフカット線 11から袋 100の中心部に向けて、テープ状シート材 50 をテープ状シート材貼着部 55a、 55bに示すようなパターンで貼着して構成したもの である。
[0088] なお、上記テープ状シート材 50としては、図 11〜図 16に示した構成のテープ状シ ート材 50a〜50fのうち、 V、ずれの構成のテープ状シート材を用いてもよ!、。
[0089] また、テープ状シート材 50を注出口部 10の壁面フィルム 1、 1' の内側の面に貼着 する際の貼着パターンは、例えば、図 11〜図 16に示したテープ状シート材 50a〜5 Ofの構成においてテープ基材 51の略全面で貼着してもよいが、図 17のテープ状シ 一ト材貼着部 55a、 55bに示すように、注出口部 10の開封位置、即ち、ハーフカット 線 11に近い部分を除いた領域で、且つ、 2本の帯状に分割して貼着することが更に 好ましい。
[0090] この理由は以下の通りである。すなわち、テープ状シート材をそのテープ基材 51の 略全面で貼着すると、例えば、テープ状シート材 50の貼着位置が注出口部 10の先 端側にずれて、テープ状シート材 50とハーフカット線 11とが交差した場合、ハーフ力 ット線 11による開封がテープ状シート材 50に邪魔されて開封できなくなる。そこで、 ハーフカット線 11に近 、部分を除 、た領域で貼着することにより、テープ状シート材 50の貼着位置が注出口部 10の先端側にずれて、テープ状シート材 50とハーフカツ ト線 11とが交差したとしても、数 mm程度であれば問題なくハーフカット線 11で引き 裂いて注出口部 10を開封できるためである。また、テープ状シート材 50の貼着パタ ーンをテープ状シート材貼着部 55a、 55bのように 2本の帯状に分割することにより、 テープ状シート材のテープ基材 51に、その流れ方向の中心線に沿って、筋押しによ る折り曲げ線 53や薄肉部による折り曲げ線 54を設けた場合でも、その折り曲げ効果 が損なわれることがなくなる。 [0091] 図 18に示した注出口部付き袋 200は、図 17に示した注出口部付き袋 100の構成 において、袋 100の上部の一方のコーナー部に設けた注出口部 10の位置を、袋の 上部の中央部に変更して設けたものであり、そのために、注出口部 10の両側と上部 の端縁部を注出口部シール部 7でヒートシールすると共に、その両側を切り欠いて上 方に突出する形状の注出口部 10を設け、その注出口部 10の先端部近傍の開封位 置にハーフカット線 11とその両側の端部にノッチ 12a、 12bを設け、更に、注出口部 10の壁面フィルム 1、 1' の内側の面に、その中心線 Cに沿って、その開封位置、即 ち、ハーフカット線 11から袋 200の中心部に向けてテープ状シート材 50をテープ状 シート材貼着部 55a、 55bに示すようなパターンで貼着して構成したものである。そし て、上記変更点以外は全て図 17に示した注出口部付き袋 100と同様に形成して構 成したものである。
[0092] 図 19に示した注出口部付き袋 300は、その胴部と底部がスタンディングバウチ形 式、即ち、袋の底部が、前後の壁面フィルム 1、 1' の下部の間に底面フィルムを内 側に折り返して底面フィルム折り返し部 2まで挿入してなるガセット部 4を有する形式 で形成され、内側に折り込まれた底面フィルムの両側下端近傍には、半円形の底面 フィルム切り欠き部 3a、 3bが設けられ、ガセット部 4が、内側が両側から中央部にかけ て湾曲線状に凹状となる船底形の底部シール部 5でヒートシールされて形成され、袋 の胴部が、前後の壁面フィルム 1、 1' の両側の端縁部を側部シール部 6a、 6bでヒ ートシールして形成されると共に、袋 300の上部の一方のコーナー部(図において左 側のコーナー部)には、その先端部および両側の側部を注出口部シール部 7でヒート シールしてなる先細り形状で斜め外側上方を向く注出口部 10が、その両側に切り欠 き部 9a、 9bが設けられて突出する形状に設けられて 、る。
[0093] また、注出口部 10の先端部近傍の開封位置には、ハーフカット線 11とその上側の 端部にノッチ 12aが設けられ、更に、注出口部 10の壁面フィルム 1、 1' の内側の面 に、その中心線 Cに沿って、その開封位置、即ち、ハーフカット線 11から袋 300の中 心部に向けて、注出口部の基部を示す線 Bを越える長さにテープ状シート材 50をテ ープ状シート材貼着部 55a、 55bに示されるパターンで貼着して構成したものである [0094] なお、袋 300の上部のうち、注出口部 10を設けていない部分は、上部シール部 8 でヒートシールされるが、この部分は内容物の充填口に使用するため、内容物の充 填前は未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールするものである。
[0095] 図 20の(a)に示した注出口部付き袋 300aは、図 19に示した注出口部付き袋 300 の構成において、袋の上部の一方のコーナー部に設けた注出口部 10の壁面フィル ム 1、 1' の内側の面に、その中心線 Cに沿ってテープ状シート材 50を貼着する前に 、図示したように、テープ状シート材 50と略同形状の外側に膨らむエンボス部 Sを設 け、そのエンボス部 Sの内側の面にテープ状シート材 50をテープ状シート材貼着部 5 5a、 55bに示したパターンで貼着して構成したものである。
[0096] このような構成を採ることにより、テープ状シート材 50を注出口部 10の壁面フィルム 1、 の内側の面に貼着する際の位置ずれを防止できると共に、テープ状シート材 50の特に凸条 52a、 52bの高さが比較的高い場合でも、注出口部シール部 7をヒー トシールする際、フィルムが引っ張られることがなくなり、この部分にしわが発生するこ ともなくヒートシールの安定性を向上させることができる。
[0097] また、図 20の(b)に示した注出口部付き袋 300bは、図 19に示した注出口部付き 袋 300の構成において、袋の上部の一方のコーナー部に設けた注出口部 10の壁面 フィルム 1、 1' の内側の面に、その中心線 Cに沿ってテープ状シート材 50を貼着す る際、テープ状シート材 50の長さを、注出口部 10の開封位置、即ち、ハーフカット線 11から注出口部の基部を示す線 Bまでの長さに短くしてテープ状シート材の貼着部 55a、 55bに示したパターンで貼着して構成したものである。
[0098] このような構成を採用する場合、注出口部付き袋 300bに充填された内容物を注出 する際、注出口部 10の基部近辺で注出口部 10が折れ曲がって注出口部 10が閉塞 するのを防止する効果は得に《なる。し力しながら、注出口部 10を筒状に容易に且 つ保形性よく開口させる効果は充分に得られるので、基本的な内容物の注出適性の 向上効果は充分に得ることができる。
[0099] 図 21 (a)は、注出口部 10の両面の壁面フィルム 1、 1' のうち、片面の壁面フィルム 1に外側に膨らむエンボス部 Sを設け、その内側に前記図 4に示した構成のテープ状 シート材 50dを挿入して貼着した例を示す図である。 [0100] この場合、図示した A— A線の断面部では、テープ状シート材 50dは、壁面フィル ム 1の内側の面に貼着されておらず、エンボス部 Sの内部に収納された状態である。
[0101] このように注出口部付き袋 300a (図 20の(a)参照)の注出口部 10にテープ状シー ト材 50dを貼着することにより、注出口部 10の両面の壁面フィルム 1、 1' の間にはテ ープ状シート材 50dにより確実に空隙部が形成されるので、袋 300aに充填された内 容物を注出する際、注出口部 10の先端部をノ、ーフカット線 11に沿って開封すること により、自動的に注出口部 10が開口し、次いで、両側の注出口部シール部 7を中心 部に向けて両側力も押圧することにより、注出口部 10を筒状に容易に開口させること ができる。
[0102] この時、テープ状シート材 50dは、そのテープ基材 51が長手方向に樋状に湾曲す るので、筒状に開口した注出口部 10の保形性も向上され、最後までスムーズに内容 物を注出することができる。
[0103] 図 21の(b)に示した注出口部付き袋においても、図示した A— A線の断面部では、 両側のテープ状シート材 50dは、壁面フィルム 1、 1' の内側の面に貼着されておら ず、それぞれエンボス部 Sの内部に収納された状態である。この点は以下の図 21 (c) 、(d)に示す図においても同様である。
[0104] 図 21の(b)に示したようにテープ状シート材 50dを袋 300aの注出口部 10に貼着す ることにより、注出口部 10の両面の壁面フィルム 1、 1' にテープ状シート材 50dが貼 着されているので、注出口部 10の両面の壁面フィルム 1、 \' の間には、図 21の(a) の場合よりも更に大きな空隙部が形成され、注出口部 10をノ、ーフカット線 11で開封 することにより、自動的に一層大きく注出口部 10が開口する。そして、両側の注出口 部シール部 7を両側から中心部に向けて押圧することにより、両側のテープ状シート 材 50dが、それぞれ外側に樋状に湾曲するので、注出口部 10を円筒状に容易に開 口させることができる。また、円筒状に開口した注出口部 10の保形性も一層優れたも のになり、最後まで一層スムーズに内容物を注出できるようになる。
[0105] また、図 21 (c)に示すように、テープ状シート材 50fを注出口部 10の片側の壁面フ イルム 1の内側の面に貼着した場合も、図 11の(a)の場合と同様に、注出口部 10の 両面の壁面フィルム 1、 1' の間にはテープ状シート材 50fにより確実に空隙部が形 成されるので、注出口部 10をノ、ーフカット線 11で開封することにより、自動的に注出 口部 10が開口する。そして、注出口部 10の両側の注出口部シール部 7を中心部に 向けて両側から押圧することにより、注出口部 10を筒状に容易に開口させることがで きる。この時、テープ状シート材 50fは、そのテープ基材 51の幅方向の中央部にそ の流れ方向に沿って薄肉部による折り曲げ線 54が設けられているので V字状に外側 に折り曲げられ、そのリブ効果により、筒状に開口した注出口部 10の保形性も向上さ れ、最後までスムーズに内容物を注出することができる。
[0106] 図 21の(d)は、注出口部 10の両面の壁面フィルム 1、 1' にそれぞれ外側に膨ら むエンボス部 Sを設け、その内側に前記図 6に示した構成のテープ状シート材 50fを その凸状のすじ同士が対向するように挿入して貼着した例を示す図である。
[0107] このようにテープ状シート材 50fを注出口部 10の内側の面に貼着することにより、 図 21の(b)の場合と同様に、注出口部 10の両面の壁面フィルム 1、 \' の間には両 側のテープ状シート材 50fにより大きな空隙部が形成されるので、注出口部 10をノヽ ーフカット線 11で開封することにより、自動的に注出口部 10が大きく開口する。次い で、注出口部 10の両側の注出口部シール部 7を中心部に向けて両側力も押圧する ことにより、両側のテープ状シート材 50f力 その薄肉部による折り曲げ線 54でそれ ぞれ V字状に外側に折り曲げられ、注出口部 10が角筒状に容易に保形性よく開口さ れ、袋に充填された内容物を最後までスムーズに注出することができる。
[0108] 本発明の注出口部付き袋に用いる積層フィルムとしては、主にプラスチックを主体と する積層フィルムが用いられ、簡単な構成では、基材フィルム層にシーラント層を積 層した構成の積層フィルムが用いられる力 袋に充填される内容物や、内容物充填 後の加熱処理の有無などの使用条件、或いは、水蒸気その他のガスバリヤ一性、遮 光性、各種の機械的強度など必要とされる性能に応じて、更に上記基材フィルム層と シーラント層との間などに水蒸気その他のガスバリヤ一層や、遮光層、強度向上層な どを積層した構成の積層フィルムを使用することができる。
[0109] 上記基材フィルム層や水蒸気その他のガスバリヤ一層、遮光層、強度向上層、シ 一ラント層などは、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形 成してちょい。 [0110] 前記基材フィルム層には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートな どのポリエステルの二軸延伸フィルムのほ力、ナイロン 6、ナイロン 66、 MXD6 (ポリメ タキシリレンアジパミド)などのポリアミドの二軸延伸フィルム、そして、二軸延伸ポリプ ロピレンフィルムなどを好適に使用することができる。
[0111] これらは単独で使用してもよぐまた、複数を組み合わせて積層して使用することも できる。
[0112] ガスバリヤ一層としては、エチレン '酢酸ビュル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩 化ビ-リデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル(PAN)などのフィルムのほ力 アルミ-ゥ ム箔、或いは、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層や PVDCの塗膜層を設け た二軸延伸ナイロンフィルム(ONフィルム)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ ルム(PETフィルム)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)などを使用す ることがでさる。
[0113] これらのうち、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着層を設けたフィルムは、不透明 であるため遮光層を兼ねることもできる。
[0114] 強度向上層としては、前記基材フィルムのいずれかを適宜追加積層してもよぐ二 軸延伸高密度ポリエチレンフィルムなどを防湿層を兼ねて積層することもできる。
[0115] 基材フィルム層と、ガスバリヤ一層、遮光層、強度向上層との積層には、公知のドラ イラミネーシヨン法または押し出しラミネーシヨン法 (サンドイツチラミネーシヨン法)を用 いることがでさる。
[0116] シーラント層には、低密度ポリエチレン (LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン (L'L DPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)のほ力 ェチレ ンー αォレフィン共重合体、エチレン 酢酸ビュル共重合体(EVA)、エチレンーァ クリル酸共重合体(EAA)、エチレンーメタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン アクリル酸エステル共重合体、エチレンーメタクリル酸エステル共重合体、アイオノマ 一などのエチレン系共重合体、ポリプロピレン、プロピレン系共重合体などを使用す ることがでさる。
[0117] シーラント層の積層は、上記の榭脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーシヨン法ま たは押し出しラミネーシヨン法で積層する方法、もしくは、上記の榭脂を押し出しコー トして積層する方法などを採ることができる。但し、内容物がシーラント層に浸透しや す!、ものの場合は、ドライラミネーシヨン法で積層することが好ま 、。
[0118] (3)注出口部付き袋の製诰方法
次に、本発明の注出口部付き袋の製造方法について説明する。
[0119] 本発明の注出口部付き袋は、袋自体の形態は特に限定はされず、例えば、三方シ ール形式、四方シール形式、ピロ一形式などの平バウチ形式の袋のほか、スタンディ ングバウチ形式の袋など、 Vヽずれの形式の袋でもよ 、。
[0120] 従って、基本的には採用した形式の袋の製袋機を利用して、これに注出口部を設 けるためのヒートシール装置、注出口部の両側に切り欠き部やノッチを設けるための 打ち抜き装置、注出口部に前記テープ状シート材を所定の長さにカットしてスポット 状などに貼着するテープ状シート材取り付け装置、そして、取り付けられたテープ状 シート材とその外側の積層フィルムとを外側に膨らむ樋状に熱成形すると同時に両 者を溶着させる熱プレス成形装置、注出口部に前記エンボス部を設けるためのェン ボス装置、更に、ハーフカット線を設けるためのレーザー光照射装置などを適宜追カロ 付設することにより、その製袋機を使用して容易に製造することができる。
実施例
[0121] 本発明による注出口部付き袋を、実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明が これら実施例に限定されるものではない。
[0122] 第 1の餱様の注出口部付き袋
1.注出口部付き袋 1 (実施例 1)の作製
図 5に示した構成の注出口部付き袋 200を作製することとし、以下の構成の積層フ イルムとテープ状のシート材を用いて、以下の寸法で注出口部付き袋を作製して実 施例 1の注出口部付き袋とした。
[0123] (1)壁面用積層フィルム 1, 1' の構成
(外側)二軸延伸ナイロンフィルム(以下、 ONフィルムと記載する)(厚み 15 /ζ πι)Ζ 接着剤 Ζアルミニウム蒸着 (蒸着厚み 400 Α)二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ イルム (以下、アルミ蒸着 PETフィルムと記載する)(厚み 12 ;ζ ΐη)Ζ接着剤 Z直鎖状 低密度ポリエチレンフィルム(以下、 L'LDPEフィルムと記載する)(厚み 120 m) (2)底面用積層フィルムの構成
(外側) ONフィルム (厚み 15 m) Z接着剤 Zアルミ蒸着 PETフィルム (厚み 12 m ) Z接着剤 ZL · LDPEフィルム(厚み 90 μ m)
上記の各フィルムの貼り合わせは、いずれもドライラミネーシヨン法で行い、各フィル ムの間の接着剤は、ドライラミネート用の二液硬化型ポリウレタン系接着剤を使用した
[0124] (3)テープ状のシート材の構成と寸法
テープ状のシート材は、幅が l lmm、長さは 30mmとし、図 1の(c)に示した 2層の 積層構成で袋の積層フィルムに貼着される側の熱接着性榭脂層 aは、低密度ポリエ チレン層(厚み 120 /z m)とし、反対側の層 bは、中密度ポリエチレン層(厚み 140 m)として総厚みが 260 mとなるように形成した。
[0125] (4)注出口部付き袋の寸法、および注出口部へのテープ状のシート材の取り付け方 法袋の寸法は、全幅が 135mmで、全長が 225mm、底部のガセット部 4の折り込み 長さは 37mmとした。
[0126] 注出口部は、図示した形状で、注出口部シール部 7に示した形状の最大部の幅が 40mmで、最大部の長さが 55mmとなる大きさに設けた。細部については、ハーフ力 ット線 11を設けた位置の全幅が 24mmで、注出口部 10の先細り角度は、略 36° とし た。
[0127] テープ状のシート材の注出口部への貼着位置は、注出口部の先端側は、ハーフ力 ット線よりも lmm程度内側に離した位置とし、そこ力も袋の内部に向けて注出口部の 略中心線に沿うように 30mmの長さで貼着した。
[0128] また、テープ状のシート材の注出口部への貼着は、注出口部の両面の積層フィル ムの内面に、それぞれスポットシールにより行い、その後、テープ状シート材とその外 側の積層フィルムとを、図 2に示したような成形金型 20を用いて、外側に膨らむ半円 筒形の樋状に熱プレス成形して溶着させた。
[0129] なお、上記熱プレス成形においては、シート材 50の 30mmの長さのうち、注出口部 の先端側に 2mmと袋の内部側に 8mmの長さを残し、中間部の 20mmの長さのみを 半円筒形の樋状に熱プレス成形した。 [0130] また、ハーフカット線は、中心のハーフカット線の両側に各 3本の平行なハーフカツ ト線をそれぞれ 0. 7mm間隔で設け、更に、この平行なハーフカット線と斜めに交差 する斜め方向のハーフカット線 2本を X字状に設けた形状に形成した。
[0131] 注出口部付き袋を以上のように作製して実施例 1の注出口部付き袋 1とした。
[0132] 2.注出口部付き袋 2 (実施例 2)の作製
実施例 1の注出口部付き袋の構成において、注出口部の両面の積層フィルムの内 面に、それぞれテープ状シート材を貼着した後、そのシート材と外側の積層フィルム とをそれぞれ外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させる際に、成形金型として図 3の
(b)に示したものを用いたほかは、実施例 1と同様にして注出口部付き袋 2を作製し た。
[0133] 3.注出口部付き袋 3 (実施例 3)の作製
実施例 1の注出口部付き袋の構成において、注出口部の両面の積層フィルムの内 面に、それぞれテープ状シート材を貼着した後、そのシート材と外側の積層フィルム とをそれぞれ外側に膨らむ樋状に熱成形して溶着させる際に、成形金型として図 3の
(c)に示したものを用いたほかは、実施例 1と同様にして注出口部付き袋 3を作製し た。
[0134] 4.注出口部付き袋 4 (実施例 4)の作製
実施例 1の注出口部付き袋の構成において、注出口部の両面の積層フィルムの内 面に貼着するテープ状シート材の積層構成を、低密度ポリエチレン層の厚みを 160 μ mとし、反対側の中密度ポリエチレン層の厚み 240 μ mとして、総厚みが 400 μ m となるように変更すると共に、貼着後に樋状に熱成形して溶着させる際に用 ヽる成形 金型を、図 3の(d)に示したものを用いたほかは、実施例 1と同様にして注出口部付 き袋 4を作製した。
[0135] 第 2の餱様の注出口部付き袋
5.注出口部付き袋 5 (実施例 5)の作製
図 19に示した構成の注出口部付き袋を作製することとし、実施例 1で用いたものと 同様の積層フィルムおよびテープ状シート材を用いて、以下の寸法の注出口部付き 袋 5を作製した。 [0136] (1)テープ状シート材の構成と寸法
テープ状シート材は、図 14に示した構成で、全幅が 15mm、テープ基材 51は 2層 構成として、凸状のすじ 52a、 52bを設けた側の層は中密度ポリエチレン層(厚み 12 O ^ m)とし、もう一方の層(注出口部に貼着される側の層)は低密度ポリエチレン層 ( 厚み 120 m)として総厚みが 240 mとなるように形成した。また、両側の端縁部に 設けた凸状のすじ 52a、 52bは、いずれもテープ基材 51を含む高さが 1. 6mmで、 幅が 1. 5mmになるように形成した。
[0137] なお、このテープ状シート材は、異形共押し出し成形法で作製した。
[0138] (2)注出口部付き袋の寸法
袋の寸法は、全幅が 130mmで、全長が 190mm、底部のガセット部 4の折り込み 長さは 38mmとした。
[0139] 注出口部は、図 19に示した形状で、その開封位置 (即ち、ハーフカット線 11を設け た位置)の全幅が 26mm、ハーフカット線力も注出口部の基部を示す線 Bまでの長さ が約 20mm、そして、注出口部 10の先細り角度は 38° とした。
[0140] なお、テープ状シート材の注出口部への貼着長さは、注出口部の開封位置 (即ち、 ハーフカット線 11から注出口部の基部を示す線 Bを更に 15mm超える位置)までの 長さとし全長は 35mmとした。
[0141] また、テープ状シート材の注出口部への貼着は、図 21 (a)に示すように、注出口部 の両面の壁面フィルムのうち、片面の壁面フィルムのみに行った。但し、図 21 (a)とは エンボス部 Sを設けて!/ヽな!、点で異なって!/、る。
[0142] 6.注出口部付き袋 6 (実施例 6)の作製
実施例 5の注出口部付き袋の構成において、テープ状シート材の注出口部への貼 着を、図 21の(b)〖こ示すように、注出口部の両面の壁面フィルムにその凸状のすじ 同士が対向するように貼着したほかは、実施例 5と同様にして注出口部付き袋 6を作 製した。
[0143] 7.注出口部付き袋 7 (実施例 7)の作製
実施例 5の注出口部付き袋の構成において、注出口部に貼着したテープ状シート 材を、図 16に示した構成のものに変更したほかは、実施例 5と同様にして注出口部 付き袋 7を作製した。
[0144] 8.注出口部付き袋 8 (実施例 8)の作製
実施例 5の注出口部付き袋の構成において、注出口部に貼着したテープ状シート 材を、図 16に示した構成のものに変更するとともに、図 21 (d)に示すように、凸状の すじ同士が対向するように、注出口部の両面の壁面フィルムに貼着したほかは、実施 例 5と同様にして注出口部付き袋 8を作製した。
[0145] 試験およびその結果
以上のように作製した実施例 1〜8の注出口部付き袋の注出適性を評価するため、 それぞれの注出口部付き袋に、未シールの上部シール部 8から内容物として液体洗 剤を約 400ml充填した後、上部シール部 8をヒートシールして袋を密封した。
[0146] 得られた注出口部付き袋による包装体は、 V、ずれも安定した自立性を有し、外観も よく取り扱 、性にも優れて 、た。
[0147] 次に、各包装体に充填された液体洗剤の注出適性試験を行うため、各包装体の注 出口部の先端部を摘んでノッチを始点としてハーフカット線に沿って引き裂いたとこ ろ、いずれもハーフカット線に沿ってきれいに引き裂いて注出口部 10を開封すること ができた。
[0148] そして、注出口部の開封と同時に、いずれの包装体も開口部の形状が若干異なる ものの、自動的に注出口部 10が筒状に保形性よく開口した。また、手で注出口部シ 一ル部を両側から中心部に向けて軽く押圧するだけで、容易に注出口部を筒状に 開口させることができた。特に、実施例 6および実施例 8の包装体は、注出口部の両 面の壁面フィルムにテープ状シート材が貼着されているので、筒状に開口した開口 部の保形性が優れており、安定した筒状の開口部を形成していた。
[0149] 次いで、開口させた注出口部を別に用意したボトルの口部(口部の内径は 26mm) に差し込んで、充填された液体洗剤の注出を行ったところ、いずれの包装体も注出 の途中で注出口部 10が閉塞するようなこともなぐ最後までスムーズに液体洗剤を注 出することができ、注出適性に優れていた。

Claims

請求の範囲
[1] 積層フィルム力もなる袋の一端に、狭幅の注出口部が設けられてなる、注出口部付 き袋であって、
前記注出口部の領域において、袋両面の積層フィルムのうち、少なくとも一方の積 層フィルムの内面に、所望の長さに切断されたテープ状シート材が貼着されている、 ことを特徴とする、注出口部付き袋。
[2] 前記積層フィルムとその積層フィルムに貼着されたテープ状シート材とが、袋外側 方向に膨らむように樋状に熱成形されて溶着されている、請求項 1に記載の注出口 部付き袋。
[3] 前記テープ状シート材の両側の端縁部のうち、少なくとも一方の端縁部に凸状のす じが設けられてなる、請求項 1に記載の注出口部付き袋。
[4] 前記テープ状シート材に、その長手方向の中心線に沿って、筋押しまたは該シート を薄肉化した折り曲げ線が設けられてなる、請求項 1に記載の注出口部付き袋。
[5] 前記テープ状シート材が、 2層以上の積層体からなり、積層フィルムに貼着される側 の層が熱接着性榭脂からなり、その反対側の層が前記熱接着性榭脂よりも融点の高
Vヽ榭脂またはその他の熱成形可能な材料力もなる、請求項 1〜4の 、ずれか一項に 記載の注出口部付き袋。
[6] 前記テープ状シート材が着色されている、請求項 1〜5のいずれか一項に記載の 注出口部付き袋。
[7] 前記注出口部の開封位置に易開封性手段が設けられている、請求項 1〜6のいず れか一項に記載の注出口部付き袋。
[8] スタンディングバウチ形式の袋であり、前記注出口部が袋の上部の一方のコーナー 部に設けられている、請求項 1〜7のいずれか一項に記載の注出口部付き袋。
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