JP5337080B2 - エスカレータ引き込まれ防止装置 - Google Patents
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Description
そこで、インナーデッキに光センサを内蔵し、ステップの側面に反射板を設置し、光センサから発光された光がステップとスカートガードの間を通過し、反射板で反射し、戻ってきた光を受光することによりステップとスカートガードの間に靴や服が引き込まれたことを検出し、エスカレータを停止するエスカレータ安全保護装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2に記載の乗客コンベア装置では、無端状に連結されたステップの半分位の位置に物体検出装置を配置しなくてはならず、多額のコストが掛かるという問題がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエスカレータ引き込まれ防止装置の構成図である。
この発明に係るエスカレータは、無端状に連結された複数のステップ2と、インナーデッキ3と、インナーデッキ3の下端から下方に延びるスカートガード4と、を備える。以下の説明では、この発明を上下の階床間を運行するエスカレータに適用する例で説明するが、歩く歩道などにも適用することができる。
ステップ2の上面には、スカートガード4に対向する辺にデマケーションクリート5が配設されている。
距離センサ6は、赤外線センサであり、赤外線をステップ2のデマケーションクリート5に向けて上方より照射し、デマケーションクリート5の上に異物がないときには、図2(a)のように赤外線がデマケーションクリート5で反射し、デマケーションクリート5の上に異物10があるときには、図2(b)のように赤外線が異物10で反射し、反射して戻った赤外線を受光して、デマケーションクリート5または異物10までの距離を計測する。なお、距離センサ6は赤外線センサに限るものではなく、超音波センサなど距離を計測できるものであれば適用することができる。
最初に乗降口の付近を除いて上昇速度がほぼ一定でステップ2が上昇するところに距離センサ6を配置したときに計測される距離について説明する。
デマケーションクリート5上に異物がないときより靴の厚さだけ距離が短くなるので、図4(a)に示すように、デマケーションクリート5上に異物がないことを確認したときの距離を基準とすれば、靴があることが検知できる。
デマケーションクリート5上に異物がないときより靴の厚さだけ距離が短くなるので、図4(b)に示すように、デマケーションクリート5上に異物がないことを確認したときの距離を基準とすれば、靴があることが検知できる。
また、異物検知部7は、エスカレータが通常に運転されているとき、計測した距離を取込み、基準時点を合わせて計測した距離と基準とする距離との差分を求め、差分が予め定めた閾値以上のときデマケーションクリート5の上の靴を検知する。
また、少なくとも異物10が引き込まれ易いエスカレータの箇所に距離センサ6を1つ設置すれば良いので、安価に引き込まれ防止対策を施すことができる。
図6は、この発明の実施の形態2に係るエスカレータ引き込まれ防止装置の構成図である。
この発明の実施の形態2に係るエスカレータ引き込まれ防止装置は、この発明の実施の形態1に係るエスカレータ引き込まれ防止装置と距離センサ6が計測する距離が異なり、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記し説明を省略する。
この発明の実施の形態2に係る距離センサ6は、インナーデッキ3のステップ2側に突き出るように配置され、赤外線をクリートライザ12に水平に照射し、ステップ2のデマケーションクリート5上に異物10が載っかっていないときには、赤外線がクリートライザ12で反射し、反射して戻った赤外線を受光して、クリートライザ12までの距離を計測する。
デマケーションクリート5上に異物10が載っていると、赤外線が異物で反射し、反射して戻った赤外線を受光して、異物10までの距離を計測する。
最初に乗降口の付近を除いて上昇速度がほぼ一定でステップが上昇するところに距離センサを配置したときに計測される距離について説明する。
デマケーションクリート上に異物がないときより靴の厚さだけ距離が短くなるので、デマケーションクリート上に異物がないことを確認したときの距離を基準とすれば、靴があることが検知できる。
図8は、この発明の実施の形態3に係るエスカレータ引き込まれ防止装置の構成図である。
この発明の実施の形態3に係るエスカレータ引き込まれ防止装置は、インナーデッキ3の下端にステップ2側に突き出るように配置されるとともにステップ2のデマケーションクリート5に向いて距離を計測する2つの距離センサ6と、2つの距離センサ6により計測された距離に基づき異物がスカートガード4に接近しているか否かを検知する異物検知部7Bと、異物がスカートガード4に接近していることが検知されたとき利用者に注意を喚起する注意喚起部8と、を備える。
2つの距離センサ6は、ステップ2の進む方向に対して線対称の位置の左右のインナーデッキ3に配置される。そして、それぞれの距離センサ6が計測する距離は、両側のデマケーションクリート5上に異物がない場合、図3(a)に示すような、規則的に変化する。
Claims (3)
- インナーデッキの側面に固定されるとともにステップの上面のデマケーションクリートまたはクリートライザとの間の距離を計測する距離センサと、
計測された距離が不規則に変化したときステップとスカートガードの間に異物が近づいていると判断する異物接近検知部と、
異物が近づいていると判断したとき注意を喚起する注意換気部と、
を備えることを特徴とするエスカレータ引き込まれ防止装置。 - 上記距離センサが後続して移動する上記ステップの計測に移ったときを基準点として基準とする距離と計測した距離との差分を求めることを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ引き込まれ防止装置。
- 上記ステップの進行方向に対して線対称の位置に2つの距離センサを配置することを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ引き込まれ防止装置。
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JP2010045194A JP5337080B2 (ja) | 2010-03-02 | 2010-03-02 | エスカレータ引き込まれ防止装置 |
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