JP5327822B1 - 無人搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無人搬送車自身が前方向と後方向とを特定することができなくても、無人搬送車の走行方向を制御することができる無人搬送システムを提供する。
【解決手段】誘導ライン2Aと無人搬送車3Aとを備えた無人搬送システム1Aであって、誘導ライン2Aは、複数の着色領域2a1、2a2を有し、無人搬送車3Aは、誘導ライン2Aを含む領域の画像データを連続的に生成する撮像手段4と、画像データに含まれる誘導ライン2A上に該誘導ライン2Aと平行な仮想線を引き、該仮想線の前端部または後端部における着色領域2a1、2a2の色を特定する色特定部5Aと、一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色に着色された着色領域2a1、2a2内における仮想線の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより第1方向に走行しているか第2方向に走行しているかを特定する走行方向特定部6Aと、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導ラインと該誘導ラインに沿って走行する無人搬送車とを備えた無人搬送システムに関する。
図9に示すように、従来から、路面に敷設された誘導ライン22と、前方向に進むことによって誘導ライン22に沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン22上に配置された無人搬送車23と、誘導ライン22の近傍に設けられたバーコード状のマーカー24とを備えた無人搬送システム21が知られている(例えば、特許文献1参照)。
無人搬送車23は、誘導ライン22およびマーカー24を撮像してこれらの画像データを生成する撮像手段25と、生成された画像データからマーカー24に表示されている走行制御用のコマンドコードを読み取り、コマンドコードで指定された走行方向(第1方向または第2方向)に無人搬送車23を走行させる走行制御部26と、走行制御部26の制御下で駆動される車輪27とを有している。
無人搬送車23は、上述したように、前方向に進むことによって第1方向に走行し、後方向に進むことによって第2方向に走行するように誘導ライン22上に配置されているので、無人搬送車23では、前方向を第1方向とし、後方向を第2方向とした対応関係があらかじめ設定されている。また、無人搬送車23は、無人搬送車23自身が前方向および後方向を特定できるよう構成されているので、コマンドコードで走行方向(第1方向または第2方向)が指定されると、上記対応関係に基づいてコマンドコードで指定された走行方向に対応した無人搬送車23の方向(前方向または後方向)を決定し、決定した無人搬送車23の方向(前方向または後方向)を特定する。
したがって、無人搬送システム21では、無人搬送車23自身が特定した方向(前方向または後方向)に無人搬送車23を走行させることで、コマンドコードで指定された走行方向(第1方向または第2方向)に無人搬送車23を走行させることができる。
特開2001−188610号公報
しかしながら、上記従来の無人搬送システム21では、何らかの要因で、無人搬送車23自身が前方向と後方向とを特定することができなくなる場合があり、かかる場合、コマンドコードで指定された走行方向に無人搬送車23を走行させることができなくなるおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、無人搬送車自身が前方向と後方向とを特定することができなくても、無人搬送車の走行方向を制御することができる無人搬送システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る無人搬送システムは、(1)路面に敷設された誘導ラインと、前方向に進むことによって誘導ラインに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン上に配置された無人搬送車とを備えた無人搬送システムであって、誘導ラインは、長手方向に配列された、異なった色に着色された複数の着色領域を有し、無人搬送車は、誘導ラインを含む領域の画像データを連続的に生成する撮像手段と、画像データに含まれる誘導ライン上に該誘導ラインと平行な仮想線を引き、該仮想線の前端部または後端部における着色領域の色を特定する色特定部と、一の画像データにおいて色特定部で特定された色に着色された着色領域内における仮想線の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより第1方向に走行しているか第2方向に走行しているかを特定する走行方向特定部と、を有することを特徴とする。
上記(1)の無人搬送システムでは、例えば、色特定部は、前端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、長さが増加したときに走行方向を第1方向と特定し、長さが減少したときに走行方向を第2方向と特定するよう構成できる。
上記(1)の無人搬送システムでは、例えば、色特定部は、後端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、長さが増加したときに走行方向を第2方向と特定し、長さが減少したときに走行方向を第1方向と特定するよう構成できる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る無人搬送システムは、(2)路面に敷設された誘導ラインと、前方向に進むことによって誘導ラインに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン上に配置された無人搬送車とを備えた無人搬送システムであって、誘導ラインは、長手方向に配列された、異なった色に着色された複数の着色領域を有し、着色領域間の境界線は、誘導ラインと直交する線に対して傾斜しており、無人搬送車は、誘導ラインを含む領域の画像データを連続的に生成する撮像手段と、画像データに含まれる誘導ラインと直交する仮想線を引き、該仮想線のうち誘導ラインと重なる部分の右端部または左端部における着色領域の色を特定する色特定部と、一の画像データにおいて色特定部で特定された色に着色された着色領域内における仮想線の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより第1方向に走行しているか第2方向に走行しているかを特定する走行方向特定部と、を有することを特徴とする。
上記(2)の無人搬送システムにおいて、境界線が、左方向側の端部が右方向側の端部よりも第1方向側に位置するように傾斜している場合、例えば、色特定部は、右端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、長さが増加したときに走行方向を第1方向と特定し、長さが減少したときに走行方向を第2方向と特定するよう構成できる。
上記(2)の無人搬送システムにおいて、境界線が、左方向側の端部が右方向側の端部よりも第1方向側に位置するように傾斜している場合、例えば、色特定部は、左端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、長さが増加したときに走行方向を第2方向と特定し、長さが減少したときに走行方向を第1方向と特定するよう構成できる。
上記(2)の無人搬送システムにおいて、境界線が、左方向側の端部が右方向側の端部よりも第2方向側に位置するように傾斜しており、色特定部は、右端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、長さが増加したときに走行方向を第2方向と特定し、長さが減少したときに走行方向を第1方向と特定するよう構成できる。
上記(2)の無人搬送システムにおいて、境界線が、左方向側の端部が右方向側の端部よりも第2方向側に位置するように傾斜しており、色特定部は、左端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、長さが増加したときに走行方向を第1方向と特定し、長さが減少したときに走行方向を第2方向と特定するよう構成できる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る無人搬送システムは、(3)路面に敷設された誘導ラインと、前方向に進むことによって誘導ラインに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン上に配置された無人搬送車とを備えた無人搬送システムであって、誘導ラインは、長手方向に配列された、異なった色に着色された複数の着色領域を有し、無人搬送車は、誘導ラインを含む領域の画像データを連続的に生成する撮像手段と、画像データの前端部または後端部における着色領域の色を特定する色特定部と、色特定部で特定された色の履歴が格納される記憶部と、一の画像データにおいて色特定部で特定された色のうち履歴の中で最新の色に着色された着色領域の面積が、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより第1方向に走行しているか第2方向に走行しているかを特定する走行方向特定部と、を有することを特徴とする。
上記(3)の無人搬送システムでは、例えば、色特定部は、前端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、面積が増加したときに走行方向を第1方向と特定し、面積が減少したときに走行方向を第2方向と特定するよう構成できる。
上記(3)の無人搬送システムでは、例えば、色特定部は、後端部における着色領域の色を特定し、走行方向特定部は、面積が増加したときに走行方向を第2方向と特定し、面積が減少したときに走行方向を第1方向と特定することを特徴とするよう構成できる。
本発明によれば、走行方向特定部により無人搬送車が第1方向に走行しているか第2方向に走行しているかを特定することができるので、無人搬送車自身が前方向と後方向とを特定することができなくても、無人搬送車の走行方向を制御することができる無人搬送システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る無人搬送システムの概略構成図である。 第1実施形態における色特定部および走行方向特定部の動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る無人搬送システムの概略構成図である。 第2実施形態における色特定部および走行方向特定部の動作を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る無人搬送システムの概略構成図である。 第3実施形態における色特定部および走行方向特定部の動作を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る無人搬送システムの概略構成図である。 第4実施形態における色特定部、走行方向特定部および記憶部の動作を説明するための図である。 従来の無人搬送システムの概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る無人搬送システムの好ましい実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る無人搬送システム1Aの概略構成図を示す。同図に示すように、本実施形態に係る無人搬送システム1Aは、走行経路の路面に敷設された誘導ライン2Aと、前方向に進むことによって誘導ライン2Aに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン2A上に配置された無人搬送車3Aとを備えている。なお、無人搬送車3Aには前後の区別および左右の区別はないが、説明の便宜上、車輪8LF、8RF側を前、車輪8LB、8RB側を後、車輪8LF、8LB側を左、車輪8RF、8RB側を右とする。
誘導ライン2Aは、長手方向に沿って交互に現れるように配列された第1着色領域2a1および第2着色領域2a2を有している。第1着色領域2a1と第2着色領域2a2との境界線は、誘導ライン2Aに直交している。第1着色領域2a1は、赤色に着色されており、第2着色領域2a2は、青色に着色されている。第1着色領域2a1および第2着色領域2a2は、上記以外の色に着色されていてもよいが、境界線が明瞭に現れるような互いに異なった色で着色されていることが好ましく、さらに、路面の色が白色、灰色、黒色等の無彩色であることが多いことから、路面と明確に区別可能な有彩色に着色されていることが好ましい。
また、誘導ライン2Aは、塗料を塗布したり、色付きの粘着テープを貼り付けたりすることにより形成される。本実施形態では、赤色と青色とが交互に現れるように着色された粘着テープにより誘導ライン2Aを形成している。
無人搬送車3Aは、撮像手段4f、4bと、色特定部5Aと、走行方向特定部6Aと、走行制御部7と、車輪8LF、8RF、8LB、8RBとを備えている。
撮像手段4f、4bは、CCDカメラ等からなり、誘導ライン2Aを含む一定の領域を光学的に撮像して該領域の画像データを一定時間おきに連続的に生成する。撮像手段4fは車両の前部に設けられており、撮像手段4bは車両の後部に設けられているが、通常いずれか一方のみが使用される。例えば、無人搬送車3Aが前方向に走行しているときは前部の撮像手段4fが使用され、無人搬送車3Aが後方向に走行しているときは後部の撮像手段4bが使用される。なお、無人搬送車3Aの走行方向にかかわらず、撮像された領域が同じであれば、撮像手段4fで生成された画像データと撮像手段4bで生成された画像データとは同じものになる。
色特定部5Aは、後述する仮想線BL1の前端部Pfにおける着色領域(第1着色領域2a1または第2着色領域2a2)の色を特定する。走行方向特定部6Aは、一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色に着色された着色領域(第1着色領域2a1または第2着色領域2a2)内における仮想線BL1の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより、無人搬送車3Aが第1方向に走行しているのか第2方向に走行しているのかを特定する。色特定部5Aおよび走行方向特定部6Aの具体的な動作については、図2を参照して詳しく説明する。
図2は、無人搬送車3Aが前方向に走行しているときに撮像手段4fにより生成された画像データの一例であって、(A)は、図1の領域Dnの画像データdn、(B)は、図1の領域Dn+1の画像データdn+1である。
撮像手段4fにより画像データdnが生成されると、色特定部5Aは、画像データdnに含まれる誘導ライン2A上に該誘導ライン2Aと平行な仮想線BL1を引き、該仮想線BL1の前端部(無人搬送車3Aの前方向側に位置する端部)Pfにおける着色領域の色(第2着色領域2a2の青色)を特定する。
走行方向特定部6Aは、画像データdnにおいて特定された色(青色)に着色された第2着色領域2a2内における仮想線BL1の長さLfを算出する。仮想線BL1の長さLfは、例えば、仮想線BL1の全長(Lf+Lb)を1としたときの相対値(図2(A)では、0.5)で表わされる。
次いで、撮像手段4fにより画像データdn+1が生成されると、色特定部5Aは、画像データdn+1に含まれる誘導ライン2A上に、仮想線BL1と誘導ライン2Aとの位置関係が画像データdnのときと同じになるように、仮想線BL1を引く。すなわち、画像データdnでは、画像データdnに含まれる誘導ライン2Aの中心線上に仮想線BL1が引かれているので、画像データdn+1でも、画像データdn+1に含まれる誘導ライン2Aの中心線上に仮想線BL1が引かれる。そして、色特定部5Aは、該仮想線BL1の前端部Pfにおける着色領域の色(第2着色領域2a2の青色)を特定する。
走行方向特定部6Aは、画像データdn+1において特定された色(青色)に着色された第2着色領域2a2内における仮想線BL1の長さLf’を算出する。そして、走行方向特定部6Aは、画像データdnにおいて色特定部5Aで特定された色(青色)と画像データdn+1において色特定部5Aで特定された色(青色)とが同じであること、および仮想線BL1の長さLfが増加したことを条件に、走行方向を第1方向と特定する。図2(B)に示すように、画像データdn+1における仮想線BL1の長さLf’は0.8であり、0.5よりも増加している。よって、走行方向特定部6Aは、走行方向を第1方向と特定する。
一方、走行方向特定部6Aは、一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色と、一の画像データの後に生成された画像データにおいて色特定部5Aで特定された色が同じで、かつ一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL1の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて減少した場合、走行方向を第2方向と特定する。
また、走行方向特定部6Aは、一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色と、一の画像データの後に生成された画像データにおいて色特定部5Aで特定された色が異なる場合、新たに特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL1の長さが、後に生成される画像データにおいて増加したか減少したかにより、無人搬送車3Aが第1方向に走行しているか第2方向に走行しているかを特定する。
さらに、走行方向特定部6Aは、一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色と、一の画像データの後に生成された画像データにおいて色特定部5Aで特定された色が同じで、かつ一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL1の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて変化していない場合には、直前に特定した方向(第1方向または第2方向)に無人搬送車3Aが進んでいるものとして、走行方向を直前に特定した方向と同じ方向に特定する。
走行制御部7は、外部から走行方向が指定されると、指定された走行方向(第1方向または第2方向)と走行方向特定部6Aで特定した走行方向(第1方向または第2方向)とが一致するように、無人搬送車3Aを走行させる。これにより、本実施形態に係る無人搬送システム1Aでは、無人搬送車3A自身が前方向と後方向とを特定することができなくても、無人搬送車3Aを指定された走行方向に走行させることができる。
また、走行制御部7は、画像データに含まれる第1着色領域2a1と第2着色領域2a2との境界線を特定するとともに、無人搬送車3Aが通過した境界線の数に応じた目標速度を設定し、該目標速度に一致するように無人搬送車3Aの走行速度をフィードバック制御する。境界線の数と走行速度との関係を示すデータは、不図示の記憶手段にあらかじめ格納されており、走行制御部7は、記憶手段に格納された該データを参照して、境界線の数に対応した走行速度を目標速度として設定する。
より具体的には、走行制御部7は、画像データに境界線が含まれているときは、無人搬送車3Aがこれまでに通過してきた境界線の数に1を加算したものを新たな境界線の数として算出し、記憶手段を参照して新たな境界線の数に対応した走行速度を目標速度として設定する一方、画像データに境界線が含まれていないときは、該画像データにおいて色特定部5Aで特定された色が、該画像データの直前に生成された画像データにおいて色特定部5Aで特定された色と異なる場合に限って、無人搬送車3Aが1つの境界線を通過したものとして、無人搬送車3Aがこれまでに通過してきた境界線の数に1を加算したものを新たな境界線の数として算出し、記憶手段を参照して新たな境界線の数に対応した走行速度を目標速度として設定する。これにより、無人搬送車3Aは、走行制御部7の制御下で、目標速度に従って前方向に走行したり(目標速度が正の値の場合)、後方向に走行したり(目標速度が負の値の場合)、停止したりする(目標速度がゼロの場合)。
結局、本実施形態に係る無人搬送システム1Aによれば、走行方向特定部6Aにより走行方向(第1方向または第2方向)を特定することができるので、無人搬送車3A自身が前方向と後方向とを特定することができなくても、無人搬送車3Aの走行方向や走行速度を制御することができる。
[第2実施形態]
図3に、本発明の第2実施形態に係る無人搬送システム1Bの概略構成図を示す。同図に示すように、本実施形態に係る無人搬送システム1Bは、走行経路の路面に敷設された誘導ライン2Bと、前方向に進むことによって誘導ライン2Bに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン2B上に配置された無人搬送車3Bとを備えている。
誘導ライン2Bは、境界線の左方向側の端部が右方向側の端部よりも第1方向側に位置するように、境界線が誘導ライン2Bと直交する線に対して傾斜していること以外は、第1実施形態における誘導ライン2Aと共通している。
無人搬送車3Bは、色特定部5Aおよび走行方向特定部6Aの替わりに色特定部5Bおよび走行方向特定部6Bを備えていること以外は、第1実施形態における無人搬送車3Aと共通している。
色特定部5Bは、後述する仮想線BL2の右端部Prにおける着色領域(第1着色領域2b1または第2着色領域2b2)の色を特定する。走行方向特定部6Bは、一の画像データにおいて色特定部5Bで特定された色に着色された着色領域(第1着色領域2b1または第2着色領域2b2)内における仮想線BL2の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより、無人搬送車3Bが第1方向に走行しているのか第2方向に走行しているのかを特定する。色特定部5Bおよび走行方向特定部6Bの具体的な動作については、図4を参照して詳しく説明する。
図4は、無人搬送車3Bが前方向に走行しているときに撮像手段4fにより生成された画像データの一例であって、(A)は、図3の領域Dnの画像データdn、(B)は、図3の領域Dn+1の画像データdn+1である。
撮像手段4fにより画像データdnが生成されると、色特定部5Bは、画像データdnに含まれる誘導ライン2Bと直交する仮想線BL2を引き、該仮想線BL2のうち誘導ライン2Bと重なる部分の右端部(無人搬送車3Bの右方向側に位置する端部)Prにおける着色領域の色(第2着色領域2b2の青色)を特定する。
走行方向特定部6Bは、画像データdnにおいて特定された色(青色)に着色された第2着色領域2b2内における仮想線BL2の長さLrを算出する。仮想線BL2の長さLrは、例えば、誘導ライン2Bと重なる仮想線BL2の全長(Lr+Ll)を1としたときの相対値(図4(A)では、0.5)で表わされる。
次いで、撮像手段4fにより画像データdn+1が生成されると、色特定部5Bは、仮想線BL2と誘導ライン2Bとの位置関係が画像データdnのときと同じになるように、画像データdn+1において仮想線BL2を引き、該仮想線BL2の右端部Prにおける着色領域の色(第2着色領域2b2の青色)を特定する。
走行方向特定部6Bは、画像データdn+1において特定された色(青色)に着色された第2着色領域2b2内における仮想線BL2の長さLr’を算出する。そして、走行方向特定部6Bは、画像データdnにおいて色特定部5Bで特定された色(青色)と画像データdn+1において色特定部5Bで特定された色(青色)とが同じであること、および仮想線BL2の長さLrが増加したことを条件に、走行方向を第1方向と特定する。図4(B)に示すように、画像データdn+1における仮想線BL1の長さLr’は0.8であり、0.5よりも増加している。よって、走行方向特定部6Bは、走行方向を第1方向と特定する。
一方、走行方向特定部6Bは、一の画像データにおいて色特定部5Bで特定された色と、一の画像データの後に生成された画像データにおいて色特定部5Bで特定された色が同じで、かつ一の画像データにおいて色特定部5Bで特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL2の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて減少した場合、走行方向を第2方向と特定する。
また、走行方向特定部6Bは、一の画像データにおいて色特定部5Bで特定された色と、一の画像データの後に生成された画像データにおいて色特定部5Bで特定された色が異なる場合、新たに特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL2の長さが、後に生成される画像データにおいて増加したか減少したかにより、無人搬送車3Bが第1方向に走行しているか第2方向に走行しているかを特定する。
さらに、走行方向特定部6Bは、一の画像データにおいて色特定部5Bで特定された色と、一の画像データの後に生成された画像データにおいて色特定部5Bで特定された色が同じで、かつ一の画像データにおいて色特定部5Bで特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL2の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて変化していない場合には、直前に特定した方向(第1方向または第2方向)に無人搬送車3Bが進んでいるものとして、直前に特定した方向と同じ方向を特定する。
[第3実施形態]
図5に、本発明の第3実施形態に係る無人搬送システム1Cの概略構成図を示す。同図に示すように、本実施形態に係る無人搬送システム1Cは、走行経路の路面に敷設された誘導ライン2Cと、前方向に進むことによって誘導ライン2Cに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン2C上に配置された無人搬送車3Cとを備えている。
誘導ライン2Cは、境界線の左方向側の端部が右方向側の端部よりも第2方向側に位置するように、境界線が誘導ライン2Cと直交する線に対して傾斜していること以外は、第2実施形態における誘導ライン2Bと共通している。
無人搬送車3Cは、色特定部5Bおよび走行方向特定部6Bの替わりに色特定部5Cおよび走行方向特定部6Cを備えていること以外は、第2実施形態における無人搬送車3Bと共通している。
色特定部5Cは、後述する仮想線BL3の左端部Plにおける着色領域(第1着色領域2c1または第2着色領域2c2)の色を特定する。走行方向特定部6Cは、一の画像データにおいて色特定部5Cで特定された色に着色された着色領域(第1着色領域2c1または第2着色領域2c2)内における仮想線BL3の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより、無人搬送車3Cが第1方向に走行しているのか第2方向に走行しているのかを特定する。色特定部5Cおよび走行方向特定部6Cの具体的な動作は、第2実施形態における色特定部5Bおよび走行方向特定部6Bと大部分が共通しているが、念のため図6を参照して説明する。
図6は、無人搬送車3Cが前方向に走行しているときに撮像手段4fにより生成された画像データの一例であって、(A)は、図5の領域Dnの画像データdn、(B)は、図5の領域Dn+1の画像データdn+1である。
撮像手段4fにより画像データdnが生成されると、色特定部5Cは、画像データdnに含まれる誘導ライン2Cと直交する仮想線BL3を引き、該仮想線BL3のうち誘導ライン2Cと重なる部分の左端部(無人搬送車3Cの左方向側に位置する端部)Plにおける着色領域の色(第2着色領域2c2の青色)を特定する。
走行方向特定部6Cは、画像データdnにおいて特定された色(青色)に着色された第2着色領域2c2内における仮想線BL3の長さLlを算出する(図6(A)では、0.5)。
次いで、撮像手段4fにより画像データdn+1が生成されると、色特定部5Cは、仮想線BL3と誘導ライン2Cとの位置関係が画像データdnのときと同じになるように、画像データdn+1において仮想線BL3を引き、該仮想線BL3の左端部Plにおける着色領域の色(第2着色領域2c2の青色)を特定する。
走行方向特定部6Cは、画像データdn+1において特定された色(青色)に着色された第2着色領域2c2内における仮想線BL3の長さLl’を算出する。そして、走行方向特定部6Cは、画像データdnにおいて色特定部5Cで特定された色(青色)と画像データdn+1において色特定部5Cで特定された色(青色)とが同じであること、および仮想線BL3の長さLlが増加したことを条件に、走行方向を第1方向と特定する。図6(B)に示すように、画像データdn+1における仮想線BL1の長さLl’は0.8であり、0.5よりも増加している。よって、走行方向特定部6Cは、走行方向を第1方向と特定する。
[第4実施形態]
図7に、本発明の第4実施形態に係る無人搬送システム1Dの概略構成図を示す。同図に示すように、本実施形態に係る無人搬送システム1Dは、走行経路の路面に敷設された誘導ライン2Dと、前方向に進むことによって誘導ライン2Dに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように誘導ライン2D上に配置された無人搬送車3Dとを備えている。なお、誘導ライン2Dは、第2実施形態における誘導ライン2Bと同じものである。
無人搬送車3Dは、色特定部5Bおよび走行方向特定部6Bの替わりに色特定部5Dおよび走行方向特定部6Dを備えていること、および色特定部5Dで特定された色の履歴が格納される記憶部9を備えていること以外は、第2実施形態における無人搬送車3Bと共通している。
色特定部5Dは、後述する画像データの前端部PFにおける着色領域(第1着色領域2d1または第2着色領域2d2)の色を特定する。走行方向特定部6Dは、一の画像データにおいて色特定部5Dで特定された色のうち記憶部9に格納された履歴の中で最新の色に着色された着色領域(第1着色領域2d1または第2着色領域2d2)の面積が、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加した場合には走行方向を第1方向と特定し、減少した場合には走行方向を第2方向と特定する。色特定部5Dおよび走行方向特定部6Dの具体的な動作については、図8を参照して詳しく説明する。
図8は、無人搬送車3Dが前方向に走行しているときに撮像手段4fにより生成された画像データおよび記憶部9に格納された色の履歴の一例であって、(A)は、図7の領域Dn-1の画像データdn-1および該画像データdn-1に含まれる色情報が反映された履歴Hn-1、(B)は、図7の領域Dnの画像データdnおよび該画像データdnに含まれる色情報が反映された履歴Hn、(C)は、図7の領域Dn+1の画像データdn+1および該画像データdn+1に含まれる色情報が反映された履歴Hn+1である。
撮像手段4fにより画像データdn-1が生成されると、色特定部5Dは、画像データdn-1の前端部(無人搬送車3Dの前方向側に位置する端部)PFにおける着色領域の色(第1着色領域2d1の赤色)を特定する。このとき、記憶部9に格納されている履歴に、第1着色領域2d1の赤色が追加される(履歴Hn-1参照)。
走行方向特定部6Dは、記憶部9を参照し、履歴Hn-1の中で最新の色(赤色)に着色された第1着色領域2d1の面積を算出する。面積は、例えば、画像データdn-1に含まれる誘導ライン2Dの全面積を1としたときの相対値(図8(A)では、1)で表わされる。
次いで、撮像手段4fにより画像データdnが生成されると、色特定部5Dは、画像データdnの前端部PFにおける着色領域の色(第1着色領域2d1の赤色および第2着色領域2d2の青色)を特定する。このとき、記憶部9に格納されている履歴Hn-1には、直前に追加された第1着色領域2d1の赤色に加えて、新たに第2着色領域2d2の青色が追加される(履歴Hn参照)。なお、この場合、新たに追加された青色のみが最新の色となる。
走行方向特定部6Dは、記憶部9を参照し、履歴Hnの中で最新の色(青色)に着色された第2着色領域2d2の面積を算出する(図8(B)では、0.05)が、画像データdn-1において面積を算出した領域の色(赤色)と、画像データdnにおいて面積を算出した領域の色(青色)とが異なるので、走行方向は特定しない。
次いで、撮像手段4fにより画像データdn+1が生成されると、色特定部5Dは、画像データdn+1の前端部PFにおける着色領域の色(第2着色領域2d2の青色)を特定する。このとき、記憶部9に格納されている履歴Hnに、第2着色領域2d2の青色が追加される(履歴Hn+1参照)。
走行方向特定部6Dは、記憶部9を参照し、履歴Hn+1の中で最新の色(青色)に着色された第2着色領域2d2の面積を算出する(図8(C)では、0.8)。そして、走行方向特定部6Dは、画像データdnにおいて面積を算出した領域の色(青色)と画像データdn+1において面積を算出した領域の色(青色)とが同じであること、および画像データdnにおいて算出した第2着色領域2d2の面積が増加したことを条件に、走行方向を第1方向と特定する。図8(C)に示すように、画像データdn+1において算出された面積は0.8であり、0.05よりも増加している。よって、走行方向特定部6Dは、走行方向を第1方向と特定する。
[変形例]
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、種々の変形例が考えられる。
例えば、上記第1実施形態に係る無人搬送システム1Aでは、色特定部5Aは、仮想線BL1の後端部(無人搬送車3Aの後方向側に位置する端部)Pbにおける着色領域の色(図2(A)では、第1着色領域2a1の赤色)を特定するよう構成できる。かかる場合、走行方向特定部6Aは、一の画像データにおいて色特定部5Aで特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL1の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加した場合には走行方向を第2方向と特定し、減少した場合には走行方向を第1方向と特定するよう構成される。
上記第2実施形態に係る無人搬送システム1Bでは、色特定部5Bは、仮想線BL2の左端部Plにおける着色領域の色(図4(A)では、第1着色領域2b1の赤色)を特定するよう構成できる。かかる場合、走行方向特定部6Bは、一の画像データにおいて色特定部5Bで特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL2の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加した場合には走行方向を第2方向と特定し、減少した場合には走行方向を第1方向と特定するよう構成される。
上記第3実施形態に係る無人搬送システム1Cでは、色特定部5Cは、仮想線BL3の右端部Prにおける着色領域の色(図6(A)では、第1着色領域2c1の赤色)を特定するよう構成できる。かかる場合、走行方向特定部6Cは、一の画像データにおいて色特定部5Cで特定された色に着色された着色領域内における仮想線BL3の長さが、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加した場合には走行方向を第2方向と特定し、減少した場合には走行方向を第1方向と特定するよう構成される。
上記第4実施形態に係る無人搬送システム1Dでは、色特定部5Dは、画像データの後端部PBにおける着色領域の色(図8(A)では、第1着色領域2d1の赤色)を特定するよう構成できる。かかる場合、走行方向特定部6Dは、一の画像データにおいて色特定部5Dで特定された色のうち記憶部9に格納された履歴の中で最新の色に着色された着色領域の面積が、一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加した場合には走行方向を第2方向と特定し、減少した場合には走行方向を第1方向と特定するよう構成される。
上記各実施形態では、異なった色に着色された2種類(赤色と青色)の着色領域を有する誘導ライン2A〜2Dを用いているが、異なった色に着色された3種類以上の着色領域を有する誘導ラインを用いてもよい。また、着色領域の形状も、長手方向に配列されるのであれば、任意に変更可能である。
また、上記各実施形態では、無人搬送車3A〜3Dに2つの撮像手段4f、4bが設けられているが、撮像手段は、1つだけでもよい。
さらに、上記各実施形態では、走行制御部7は、無人搬送車3A〜3Dが通過した境界線の数に応じた目標速度を設定し、該目標速度に一致するように無人搬送車3A〜3Dの走行速度をフィードバック制御しているが、走行速度の制御方法は、任意に変更可能である。
1A〜1D 無人搬送システム
2A〜2D 誘導ライン
2a1〜2d1 第1着色領域
2a2〜2d2 第2着色領域
3A〜3D 無人搬送車
4f、4b 撮像手段
5A〜5D 色特定部
6A〜6D 走行方向特定
7 走行制御部
8LF、8RF、8LB、8RB 車輪
9 記憶部

Claims (11)

  1. 路面に敷設された誘導ラインと、前方向に進むことによって前記誘導ラインに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって前記第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように前記誘導ライン上に配置された無人搬送車とを備えた無人搬送システムであって、
    前記誘導ラインは、長手方向に配列された、異なった色に着色された複数の着色領域を有し、
    前記無人搬送車は、
    前記誘導ラインを含む領域の画像データを連続的に生成する撮像手段と、
    前記画像データに含まれる前記誘導ライン上に該誘導ラインと平行な仮想線を引き、該仮想線の前端部または後端部における着色領域の色を特定する色特定部と、
    一の画像データにおいて前記色特定部で特定された色に着色された着色領域内における前記仮想線の長さが、前記一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより前記第1方向に走行しているか前記第2方向に走行しているかを特定する走行方向特定部と、
    を有することを特徴とする無人搬送システム。
  2. 前記色特定部は、前記前端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記長さが増加したときに走行方向を前記第1方向と特定し、前記長さが減少したときに走行方向を前記第2方向と特定することを特徴とする請求項1に記載の無人搬送システム。
  3. 前記色特定部は、前記後端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記長さが増加したときに走行方向を前記第2方向と特定し、前記長さが減少したときに走行方向を前記第1方向と特定することを特徴とする請求項1に記載の無人搬送システム。
  4. 路面に敷設された誘導ラインと、前方向に進むことによって前記誘導ラインに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって前記第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように前記誘導ライン上に配置された無人搬送車とを備えた無人搬送システムであって、
    前記誘導ラインは、長手方向に配列された、異なった色に着色された複数の着色領域を有し、
    前記着色領域間の境界線は、前記誘導ラインと直交する線に対して傾斜しており、
    前記無人搬送車は、
    前記誘導ラインを含む領域の画像データを連続的に生成する撮像手段と、
    前記画像データに含まれる前記誘導ラインと直交する仮想線を引き、該仮想線のうち前記誘導ラインと重なる部分の右端部または左端部における着色領域の色を特定する色特定部と、
    一の画像データにおいて前記色特定部で特定された色に着色された着色領域内における前記仮想線の長さが、前記一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより前記第1方向に走行しているか前記第2方向に走行しているかを特定する走行方向特定部と、
    を有することを特徴とする無人搬送システム。
  5. 前記境界線は、左方向側の端部が右方向側の端部よりも前記第1方向側に位置するように傾斜しており、
    前記色特定部は、前記右端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記長さが増加したときに走行方向を前記第1方向と特定し、前記長さが減少したときに走行方向を前記第2方向と特定することを特徴とする請求項4に記載の無人搬送システム。
  6. 前記境界線は、左方向側の端部が右方向側の端部よりも前記第1方向側に位置するように傾斜しており、
    前記色特定部は、前記左端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記長さが増加したときに走行方向を前記第2方向と特定し、前記長さが減少したときに走行方向を前記第1方向と特定することを特徴とする請求項4に記載の無人搬送システム。
  7. 前記境界線は、左方向側の端部が右方向側の端部よりも前記第2方向側に位置するように傾斜しており、
    前記色特定部は、前記右端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記長さが増加したときに走行方向を前記第2方向と特定し、前記長さが減少したときに走行方向を前記第1方向と特定することを特徴とする請求項4に記載の無人搬送システム。
  8. 前記境界線は、左方向側の端部が右方向側の端部よりも前記第2方向側に位置するように傾斜しており、
    前記色特定部は、前記左端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記長さが増加したときに走行方向を前記第1方向と特定し、前記長さが減少したときに走行方向を前記第2方向と特定することを特徴とする請求項4に記載の無人搬送システム。
  9. 路面に敷設された誘導ラインと、前方向に進むことによって前記誘導ラインに沿った第1方向に走行し、後方向に進むことによって前記第1方向とは逆向きの第2方向に走行するように前記誘導ライン上に配置された無人搬送車とを備えた無人搬送システムであって、
    前記誘導ラインは、長手方向に配列された、異なった色に着色された複数の着色領域を有し、
    前記無人搬送車は、
    前記誘導ラインを含む領域の画像データを連続的に生成する撮像手段と、
    前記画像データの前端部または後端部における着色領域の色を特定する色特定部と、
    前記色特定部で特定された色の履歴が格納される記憶部と、
    一の画像データにおいて前記色特定部で特定された色のうち前記履歴の中で最新の色に着色された着色領域の面積が、前記一の画像データの後に生成された画像データにおいて増加したか減少したかにより前記第1方向に走行しているか前記第2方向に走行しているかを特定する走行方向特定部と、
    を有することを特徴とする無人搬送システム。
  10. 前記色特定部は、前記前端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記面積が増加したときに走行方向を前記第1方向と特定し、前記面積が減少したときに走行方向を前記第2方向と特定することを特徴とする請求項9に記載の無人搬送システム。
  11. 前記色特定部は、前記後端部における着色領域の色を特定し、
    前記走行方向特定部は、前記面積が増加したときに走行方向を前記第2方向と特定し、前記面積が減少したときに走行方向を前記第1方向と特定することを特徴とする請求項9に記載の無人搬送システム。
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