JPH113119A - 搬送車の誘導装置 - Google Patents

搬送車の誘導装置

Info

Publication number
JPH113119A
JPH113119A JP9156490A JP15649097A JPH113119A JP H113119 A JPH113119 A JP H113119A JP 9156490 A JP9156490 A JP 9156490A JP 15649097 A JP15649097 A JP 15649097A JP H113119 A JPH113119 A JP H113119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar code
bar
scanning
code
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9156490A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kadota
浩 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP9156490A priority Critical patent/JPH113119A/ja
Publication of JPH113119A publication Critical patent/JPH113119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送車の走行速度に影響されることなく走行
路に沿って搬送車を走行できるようにする。 【解決手段】 搬送車2の走行方向と直交方向に光走査
する姿勢にすると共に、搬送車の側方へ向けて設けたバ
ーコードスキャナ3と、このバーコードスキャナ3に対
向する搬送車2の走行路壁に、搬送車の走行方向に沿っ
て多数設けられると共に、各バーが搬送車2の走行方向
と略平行になるように設けられたバーコード1とからな
る構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路に沿って自
動走行する搬送車(走行車)の誘導装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】バーコードスキャナを用いて位置を計測
しながら走行路に沿って搬送車を誘導するようにした誘
導装置は広く知られている。これは図1に示すようなバ
ーコード(ラベル)1を図2に示すように、走行路脇の
壁面に、走行路に沿って多数個設け、この各バーコード
1を図1から図3に示すように、搬送車2に取り付けた
バーコードスキャナ3にてレーザ光を走行方向に走査し
て各バーコード1の情報を読み取り、搬送車2の壁面
(バーコード)からの離隔距離Zと、バーコードスキャ
ナの走査位置がバーコード1の走査直交方向のどの位置
であるのかを計測するようになっている。
【0003】上記バーコード1はバーコードスキャナ3
の走査方向にLだけ離間して一方に基準バー1aが、他
方に離隔距離検出用バー1bがあり、この両バー1a,
1bの間に、走査方向に対して傾斜する側辺と垂直の側
辺とを有し、走査方向と直交する方向の一方の走査方向
の狭い方の幅がT1 、他方の広い方の幅がT2 の三角形
(截頭三角形)になっている走査直交方向位置検出用バ
ー1cが配置されており、さらに、離隔距離検出用バー
1bの走査方向延長上に複数本のIDコード1dが配置
された構成となっている。
【0004】このようなバーコード1を用いてバーコー
ド1とバーコードスキャナ3の3次元の相対距離を求め
る方法は、特開平6−124359号公報の位置決め位
置に示された手段を用いて、バーコードスキャナ3によ
るバーコード1の各バーに対する走査角を検出し、この
走査角より上記各相対位置を計測するようになってい
る。
【0005】図4はその幾何学条件を示すもので、バー
コードスキャナ3の走査開始位置から基準バー1aが検
出されるまでの走査角度をθ1 、バーコードスキャナ3
が基準バー1aを検出してから離隔距離検出用バー1b
を検出するまでの(L)の走査角度をθ2 、走査直交方
向位置検出用バー1cを検出している間の走査角度をθ
3 、基準バー1aを検出した位置から走査中心からバー
コード表面におろした垂線とでなす角度をθ、また、バ
ーコードスキャナ3の全走査角度をθ0 とし、さらに、
上記したように、基準バー1aから離隔距離検出用バー
1bまでの距離をL、バーコード1とバーコードスキャ
ナ3までの距離をZ、基準バー1aから上記垂線位置ま
での距離をXとする(1)式が成立する。
【0006】
【数1】
【0007】この(1)式より、X,Zを求めると次式
のようになる。
【0008】
【数2】
【0009】ここで、例えば、全走査角度θ0 =72
(deg)、L=50(mm)とし、θ1 =23(de
g)、θ2 =16(deg)である場合、(2)式よ
り、Z=176.5(mm)、X=40.7(mm)と
求まる。バーコードスキャナ3が搬送車2のどの位置に
取り付けられているかがあらかじめ既知であるなら、こ
の結果を用いることによって搬送車2が空間(走行路)
のどこにいるかを知ることができる。なお、この説明で
は省略したが、θ3 の検出により、走査直交方向の位置
が計測される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した計測方法は、
バーコードスキャナ3を取り付けた搬送車2がバーコー
ド1に対して相対的に停止している場合や、バーコード
スキャナ3の走査速度が搬送車2の走行速度に対して十
分大きい場合にはこの配置で正確な計測が可能である
が、バーコードスキャナ3の走査速度が搬送車2の移動
速度に比べて大きくない場合には、搬送車2の移動速度
によって計測結果に誤差が生じることがある。
【0011】搬送車2が走行している場合において、例
えば、バーコードスキャナ3の走査周期が50(H
z)、搬送車2の走行速度が3.6(km/h)で一定
であるとき、バーコードスキャナ3が1スキャンする間
に搬送車2は20(mm)前進する。この状態で前出の
バーコード1を読んだ場合、図5に示すようになり、バ
ーコードスキャナ3の走査範囲は擬似的に広くなり、従
って、図4で示すθ1 ,θ2 は静止している場合と比較
して小さくなる。
【0012】例えば、この場合では、静止時の走査範囲
は256.5(mm)であるので、θ1 =23×25
6.6/(256.6+20)=21.3(deg)、
θ2 =16×256.6/(256.6+20)=1
4.8(deg)と近似される。この値を用いてX,Z
を求めると、X=52.4(mm)、Z=199.9
(mm)となり、上記した停止状態でのZ,Xに比べて
誤差が生じてしまうことがわかる。
【0013】一方、バーコードを効率よく読み取るため
に、バーコードを搬送車の走行方向と直角方向に配置
し、このバーコードを、走行方向と直角方向に走査する
ようにしたものが特開平4−80409号公報に示され
ているが、この従来のものは、単に路面情報を読み取る
もので、走行路に沿っての自動走行を行うことができ
ず、また走行距離を自動計測することができなかった。
【0014】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、搬送車の走行速度に影響されることなく、搬送車
の走行路に沿う走行を正確に行うことができると共に、
走行距離をも順次正確に計測することができ、さらにバ
ーコードの誤読を防止できるようにした搬送車の誘導装
置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本発明に係る搬送車の誘導装置は、搬
送車の走行方向と直交方向に走査する姿勢にすると共
に、搬送車の側方へ向けて設けたバーコードスキャナ
と、このバーコードスキャナに対向する搬送車の走行路
壁に、搬送車の走行方向に沿って多数設けられると共
に、各バーが搬送車の走行方向と略平行になるように設
けられたバーコードとからなる構成となっていて、搬送
車の走行に従って、これに設けたバーコードスキャナ
が、搬送車の走行路壁に設けたバーコードを、搬送車の
走行方向と直交する方向に走査する。このとき、バーコ
ードの各バーが搬送車の走行方向と略平行に設けてある
ことにより、搬送車の走行速度に影響されることなく、
走行路に沿う自動走行を正確に行うことができる。また
上記バーコードが走行路壁に多数設けてあることによ
り、このバーコードは搬送車の走行によって汚染や損傷
されることがなく、バーコードの汚れや損傷による誤読
を防止できる。
【0016】そして上記搬送車の誘導装置において、バ
ーコードに、バーコードスキャナによる走査により各バ
ーコード上での搬送車の走行方向の位置を検出するバー
と、各バーコードの個有値を示すIDコードとを搬送車
の走行方向と直交する方向に配列した構成となってい
て、このバーコードをバーコードスキャナにて走査する
ことにより、搬送車の走行方向の位置が計測される。こ
のとき、この走行方向の位置は、各バーコードごとの位
置と、IDコードによる走行方向に多数設けたバーコー
ドの位置により計測できることにより、この走行方向の
位置を正確に計測することができる。
【0017】また、上記搬送車の誘導装置において、バ
ーコードに、バーコードスキャナによる走査により各バ
ーコード上での搬送車の走行方向の位置を検出するバー
と、各バーコードの個有値を示すIDコードと、バーコ
ードとバーコードスキャナとの間の離隔距離を検出する
バーとを搬送車の走行方向と直交する方向に配列した構
成となっていることにより、上記した搬送車の走行方向
の位置のほかに走行路壁からの離隔距離をも正確に計測
することができる。
【0018】また、上記搬送車の誘導装置において、バ
ーコードのバーコードスキャナの走査方向両側部にそれ
ぞれ誤読防止用コードを配列すると共に、この誤読防止
用コードを隣接するバーコード相互で変えた構成となっ
ており、さらにバーコードスキャナによる走査時に、誤
読防止用コードの計測結果により、複数のバーコード間
にまたがって走査したことが検出された場合には計測ミ
スとして計測結果から除くようになっていることによ
り、搬送車の走行に伴って、この走行速度分だけ走査線
がバーコード上を傾斜して走査し、この走査線が隣接す
る2つのバーコードにかかった場合に、このときの計測
結果をエラーとして棄却されて、各バーコードによる正
確な計測を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図6以下に
基づいて説明する。なお、この実施の形態において従来
のものと同一の部材は同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0020】図6に示すように、搬送車2の走行路に沿
う壁面に図1,図2で示したものと同じバーコード1
を、それぞれのバーコード1のバーが搬送車2の走行方
向と略平行になるようにして走行方向に連続的に多数設
ける。一方バーコードスキャナ3は、上記バーコード1
側に向け、かつ、走行方向と直交する方向に走査するよ
うにして搬送車2に取り付けられている。
【0021】バーコードスキャナ3は図6,図7に示す
ように、搬送車2の走行に従って、各バーコード1を、
走行方向と直交する方向(上下方向)に走査して各バー
コード1の情報を読み取り、搬送車2の壁面(バーコー
ド)からの離隔距離Zと、原点Pからの走行距離Yを計
測するようになっている。
【0022】図8(a)は搬送車2が停止しているとき
の走査状態を、図8(b)は搬送車2が走行していると
きの走査状態をそれぞれ示す。図8(a)におけるバー
コードスキャナ3の走査の幾何学条件は図4に示すもの
と同一で、バーコードスキャナ3の走査開始位置から基
準バー1aが検出されるまでの走査角度をθ1 、バーコ
ードスキャナ3が基準バー1aが検出してから離隔距離
検出用バー1bを検出するまで(L)の走査角度を
θ2 、走査直交方向位置検出用バー1cを検出している
間の走査角度をθ3 、基準バー1aを検出した位置から
走査中心からバーコード表面におろした垂線とでなす角
度をθ、また、バーコードスキャナ3の全走査角度をθ
0 とし、さらに、上記したように、基準バー1aから離
隔距離検出用バー1bまでの距離をL、バーコード1と
バーコードスキャナ3までの距離をZ、基準バー1aか
ら上記垂線位置までの距離をXとすると上記した従来の
場合と同様に上記した(1),(2)式が得られる。そ
してこの両式からバーコードスキャナ3とバーコード1
の離隔距離Zが(2)式で求められる。
【0023】また、バーコード1の走行方向上流端1e
からバーコードスキャナ3の走査軌跡までの距離を、走
査直交方向距離Y1 とすると、この走査直交方向距離Y
1 は次式で近似される。すなわち、走査直交方向位置検
出用バー1cの走査幅をT、バーコード1の走行方向の
幅をWとすると、 Y1 :W=T−T1 :T2 −T1 となるので、 Y1 =(T−T1 /T2 −T1 )×W となり、この走査直交方向位置検出バー1cは、本発明
装置では、搬送車の走行方向の位置を検出するためのバ
ーとなる。一方、図9より、
【0024】
【数3】
【0025】ただし、θ2a,θ3aはそれぞれθ2 ,θ3
をバーコード1へおろした垂線で分けた角度である。以
上よりTとZ1 を消去すると、
【0026】
【数4】
【0027】Yの原点(走行始端、Y=0の地点)をI
Dコードが0のバーコードの走査直交方向位置検出用バ
ーの細い方の端とすれば、Yは(4)式で表わせる。 Y=W×N+Y1 …(4) ここでNはIDコードであり、このIDコードは各バー
コード1において、搬送車の走行方向へ向かって順次1
ずつ増加する値にする。
【0028】上記において、例えば、全走査角度θ0
72(deg)、L=50(mm)、T1 =0(m
m)、T2 =40(mm)、W=50(mm)とし、θ
1 =23(deg)、θ3 =5(deg)、N=25で
ある場合、上式より、Z=176.5(mm)、Y=1
263.6(mm)と求まる。
【0029】以上から搬送車2が沿って走行する面(走
行路壁面)との離隔距離Z、及び搬送車2の現在の走行
方向位置Yが計測できる。
【0030】このとき、上記計測は搬送車2は所定の速
度(3.6km/h)で走行しながら行われる。従っ
て、このときの各バーコード1に対するバーコードスキ
ャナ3による走査軌跡は図8(b)に示すようにバーコ
ード上を実質的に走行方向に傾斜する。しかし、この場
合も、バーコードスキャナ3による走査周期(50H
z)が停止状態の場合と同一であること、及び、搬送車
の走行方向が走査方向と直交するため、バーコードスキ
ャナ3にて観測される角度θ1 ,θ2 ,θ3 ,θ2a,θ
3aは搬送車2が停止した状態で、図8(a)に示すよう
に、バーコード1に対して垂直に走査して計測している
場合と変わらない。従ってこのときのバーコードスキャ
ナ2とバーコード1との離隔距離Zは上記した(2)式
で示される。
【0031】なお図8(b)において、このときのY1
は搬送車2の走行に従った位置となって実際の寸法が計
測されることになり、走行方向の距離Yはむしろ正確に
計測される。
【0032】上記各例において走査直交方向距離を計測
するのに走査直交方向位置検出用バー1cを計測した角
度θ3 を用いたが、図10に示すように、長さの異なる
細線を配置し、計測された本数により走査直交方向距離
を求めるようにしてもよい。
【0033】さて、上記実施の形態において、図6に示
すように、搬送車2の走行方向とバーコードスキャナ3
の走査方向が直交するようにバーコード1を走行方向に
多数貼付して設けた場合、各バーコード間の間隔が十分
開いていれば問題ないが、この間隔を狭くして連続的に
貼付してあると次のような問題が生じる。
【0034】すなわち、上記したように、搬送車2が走
行しながら、これに取り付けたバーコードスキャナ3の
走査線が図8(b)に示すように、バーコード1上を走
行方向に傾斜して走査するため、図11に示すように、
各バーコード1が近接して設けられている場合、この傾
斜する走査軌跡Aが走行方向の2つのバーコード1,1
にまたがることがある。この場合、バーコードの端部か
らの距離Y1 は走行方向上流側のバーコード1の走査直
交方向位置検出用バー1cにて計測されるが、走行方向
原点からの距離Yは走行方向下流側のバーコード1のI
Dコード1dにて計測されるため、この走査軌跡Aによ
る計測結果は、バーコード1の幅Wだけ走行方向下流側
にずれた位置での垂直方向に向けた走査軌跡Bと同一と
なってしまう。このため、上記走査軌跡Aに基づいて上
記した(4)式によりYを求めたときに、このYにはバ
ーコード1の幅W分だけの計測誤差が生じる。
【0035】この問題を避けるため、図12に示すよう
に、各バーコード1,1の走査方向両側に誤読防止用コ
ード1f,1fを付加する。この誤読防止用コード1
f,1fは少なくとも「0」,「1」等2種類以上用意
し、隣接するバーコードで異なる誤読防止用コードを配
置する。
【0036】すなわち、図12において、走査方向上流
側の1つのバーコード1における誤読防止用コード1
f,1fの値を「0」、これに走査方向下流側に隣接す
るバーコード1の誤読防止用コード1f,1fの値を
「1」としたときに、各バーコード1の読み取り開始位
置に「0」、あるいは「1」というコードを書き込み、
読取り終了位置に開始位置に書き込んだのと同じコード
を書き込む。
【0037】このバーコード1を搬送車2が走行しなが
ら読み込んだときのレーザ光の走査軌跡を図12中で
A,Bに示す。走査軌跡Aのように、2つのバーコード
にまたがって走査されたとき、誤読防止用コード1f,
1fの読み取り結果は、読み取り開始位置のコードは
「0」、終了位置のコードは「1」で異なることにな
る。一方走査線Bのように走査された場合は、開始位置
のコードは「1」、終了位置のコードも「1」と等し
い。
【0038】予め開始位置のコードと終了位置のコード
が異なる場合は、読み取りミスであると定義しておき、
複数のバーコードにまたがって走査した場合は計測ミス
として計測結果から除くようにすれば走行方向(Y方
向)の位置の誤計測を防ぐことができる。
【0039】なお、この例では、誤読防止用コードとし
て「0」,「1」といった値を持ったコードを用いた
が、開始位置と終了位置が複数のバーコードにまたがっ
ていることを認識できれば、どのようなコードでもかま
わない。このとき、誤読防止用コードの目的は隣接する
バーコードを判別することであって、誤読防止用コード
が読み取り開始位置と終了位置とで必ずしも同一でなく
てもよい。これは、例えば、バーコードの読み取り開始
位置に「0」というコードを付け、読み取り終了位置に
「1」というコードを付ける。そして、2つの誤読防止
用コードの計測結果が「0」と「1」、もしくは「1」
と「0」の組み合わせであれば正常計測、「0」と
「0」もしくは「1」と「1」であれば計測失敗とする
ことで目的が達成できる。また、IDコードをバーコー
ドの読み取り開始位置に配置し、終了位置にそのチェッ
クサムを配置してもよい。
【0040】また、一般のバーコードのようにバーコー
ドの読み取り開始位置にスタートコードを、終了位置に
エンドコードを配置するようにし、さらに、スタートコ
ードとエンドコードを特別に2組用意して、その2組を
交互に配置する方法も考えられる。さらに、バーコード
全体を異なるコード体系にし、これを複数のコード体系
を読めるバーコードスキャナで読み取る方法も考えられ
る。スタートコード、エンドコード、IDコードをIT
FコードとJANコードでそれぞれ構成し、隣接するバ
ーコードごとに交互に配置する。バーコードスキャナが
走査を開始し、例えば、ITFのスタートコードを読み
込んだ場合、もし走査中に隣接するバーコードにまたが
ってしまった場合、JANコードのエンドコードは入力
されるものの、ITFのエンドコードは検出されないた
め読み取りエラーとして棄却できる。
【0041】上記各実施の形態において使用されるバー
コードスキャナ3は従来公知のものが用いられるが、そ
の一例の構成及び作用を以下に説明する。
【0042】図13において、レーザ発振器10から出
力されたレーザ光は一定角速度で回転しているポリゴン
ミラー11で反射されることにより一定角度(θ0 )内
を走査される。レーザ受光器12はバーコード1に照射
されたレーザ光の反射光の受光量を測定し、その受光量
に応じて「高」、「低」の2値を持つバーコード信号を
作成し、バーコードデコード回路13へ出力する。ポリ
ゴンミラー制御器14はポリゴンミラー11の回転速度
を一定にする機能と、レーザ光が走査開始位置にきたと
きにバーコードデコード回路13へ走査開始信号を送る
機能を持つ。
【0043】バーコードレコード回路13はレーザ受光
器12からのバーコード信号とポリゴンミラー制御器1
4からの走査開始信号を受けてクロックカウンタ15へ
カウント開始、及び終了信号を送る。16は内部クロッ
クである。さらにIDコードの値を解読し、距離演算部
17へ出力する。また、走査開始信号を受信してから次
の走査開始信号を受信するまでの間に解読可能なバーコ
ード信号を受信できなかった場合は、計測失敗とし、I
Dカードの代りに距離演算部17へ計測失敗信号を送
る。
【0044】クロックカウンタ15の中には、例えば第
1,第2,第3の3つのクロックカウンタが用意されて
おり、それぞれ以下のクロック数を計測する。すなわ
ち、第1のクロックカウンタは、走査開始信号が検出さ
れてから、離隔距離検出用バーが検出されるまでの間を
カウントし、第2のクロックカウンタは離隔距離検出用
バーが検出されている間をカウントし、第3のクロック
カウンタは走査直交方向位置検出用バーが検出されてい
る間をカウントする。
【0045】上記第1〜第3のクロックカウンタの計測
カウント数にクロック時間と走査速度を乗算することに
より、それぞれθ1 ,θ2 ,θ3 が求まる。
【0046】距離演算部17はバーコードデコード回路
13からIDコードの値を受け取り、計測失敗信号でな
ければ、クロックカウンタ15よりカウント値を受け取
る。この結果より上記各式を用いてバーコード1とバー
コードスキャナ3の相対距離を求め、図示しない搬送車
の操蛇システムへその値を出力する。
【0047】図14はバーコード1に誤読防止用コード
を用いた場合のバーコードデコード回路13の一例を示
す。バーコードデコード回路13にはレーザ受光器12
からの出力と、ポリゴンミラー制御器14から走査開始
信号の2つの信号が入力される。
【0048】まず最初に、バーコードデコード回路13
は走査開始信号を受信する。これによりクロックカウン
タ制御回路20を介してクロックカウンタ15を初期化
し、続いて第1のクロックカウンタ15aにカウント開
始命令を送る。
【0049】レーザ受信器12からの出力は信号解読回
路21に入力される。誤読防止用コード検出回路22は
信号解読回路21から出力された信号から誤読防止用コ
ードを検出し、その値を解読し、誤読防止用コード比較
回路23に、例えば値「1」として保守する。次に離隔
距離検出用バー検出回路24で離隔距離検出用バー1b
を測定した時点でクロックカウンタ制御回路20に信号
を与え、第1のクロックカウンタ15aにカウント停止
命令を送る。これと同時に、第2のクロックカウンタ1
5bにカウント開始命令を送る。
【0050】次に走査直交方向位置検出用バー検出回路
25により走査直交方向位置検出用バー1cを検出した
時点で第3のクロックカウンタ15cにカウント開始命
令を送り、走査直交方向位置検出用バー1cが終了した
ことを計測下時点で第3のクロックカウンタ15cにカ
ウント終了命令を送る。
【0051】次に再度離隔距離検出用バー検出回路24
で離隔距離検出用バー1cを測定した時点で第2のクロ
ックカウンタ15bにカウント終了命令を送信する。以
上で距離演算に必要なカウント値が各クロックカウンタ
15a,15bに保持されたことになる。
【0052】次にIDコード検出回路26によりIDコ
ードを受信する。レーザ受信器12からのデータを解読
し、IDコードの値を誤読防止用コード比較回路23に
入力する。最後に誤読防止用コード検出回路22により
再び誤読防止用コード1fを検出し、その値を解読し、
誤読防止用コード比較回路23に送る。
【0053】誤読防止用コード比較回路23では、最初
に保存しておいた値「1」と、今回の値を比較し、もし
等しければ、バーコード1を正しく検出できたものとし
て距離演算部8にIDコード1dの値を送信する。また
もし等しくなければ、距離演算部8に予め定めた計測失
敗信号を送信する。
【0054】以上の動作により、複数のバーコードをま
たがって計測してしまうことによるバーコードの誤読が
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】離隔距離検出用バーと走査直交方向位置検出用
バーとIDコードを有するバーコードの一例を示す正面
図である。
【図2】従来例を示す正面図である。
【図3】従来例を示す平面図である。
【図4】バーコードの幾何学的条件を示す説明図であ
る。
【図5】従来例におけるバーコードスキャナの計測状態
を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図8】(a),(b)は本発明におけるバーコード及
び走査方向を示す説明図である。
【図9】走行方向の位置及び離隔距離を計測する際の幾
何学的条件を示す説明図である。
【図10】バーコードの他例を示す正面図である。
【図11】隣接するバーコードにまたがって走査する状
態を示す説明図である。
【図12】誤読防止用コードを有するバーコードの正面
図である。
【図13】搬送車に取り付けるバーコードスキャナの計
測動作を示すブロック図である。
【図14】誤読防止用コードを用いた場合のバーコード
デコード回路の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…バーコード 1a…基準線 1b…離隔距離検出用バー 1c…走査直交方向位置検出用バー 1d…IDコード 1f…誤読防止用コード 2…搬送車 3…バーコードスキャナ 10…レーザ発振器 11…ポリゴンミラー 12…レーザ受光器 13…バーコードデコード回路 14…ポリゴンミラー制御器 15…クロックカウンタ 15a,15b,15c…第1・第2・第3のクロック
カウンタ 16…内部クロック 17…距離演算部 20…クロックカウンタ制御回路 21…信号解読回路 22…誤読防止用コード検出回路 23…誤読防止用コード比較回路 24…離隔距離検出用バー検出回路 25…走査直交方向位置検出用バー検出回路 26…IDコード検出回路 A,B…走査軌跡

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送車の走行方向と直交方向に走査する
    姿勢にすると共に、搬送車の側方へ向けて設けたバーコ
    ードスキャナと、このバーコードスキャナに対向する搬
    送車の走行路壁に、搬送車の走行方向に沿って多数設け
    られると共に、各バーが搬送車の走行方向と略平行にな
    るように設けられたバーコードとからなることを特徴と
    する搬送車の誘導装置。
  2. 【請求項2】 バーコードに、バーコードスキャナによ
    る走査により各バーコード上での搬送車の走行方向の位
    置を検出するバーと、各バーコードの個有値を示すID
    コードとを搬送車の走行方向と直交する方向に配列した
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送車の誘導装置。
  3. 【請求項3】 バーコードに、バーコードスキャナによ
    る走査により各バーコード上での搬送車の走行方向の位
    置を検出するバーと、各バーコードの個有値を示すID
    コードと、バーコードとバーコードスキャナとの間の離
    隔距離を検出するバーとを搬送車の走行方向と直交する
    方向に配列したことを特徴とする請求項1記載の搬送車
    の誘導装置。
  4. 【請求項4】 バーコードのバーコードスキャナの走査
    方向両側部にそれぞれ誤読防止用コードを配列すると共
    に、この誤読防止用コードを隣接するバーコード相互で
    変えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    記載の搬送車の誘導装置。
  5. 【請求項5】 バーコードスキャナによる走査時に、誤
    読防止用コードの計測結果により、複数のバーコード間
    をまたがって走査したことが検出された場合には計測ミ
    スとして計測結果から除くことを特徴とする請求項4記
    載の搬送車の誘導装置。
JP9156490A 1997-06-13 1997-06-13 搬送車の誘導装置 Pending JPH113119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156490A JPH113119A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 搬送車の誘導装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9156490A JPH113119A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 搬送車の誘導装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113119A true JPH113119A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15628904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9156490A Pending JPH113119A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 搬送車の誘導装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH113119A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245414A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Sony Corp データ処理方法および半導体回路
JP2013205855A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd 無人搬送システム
JP5327822B1 (ja) * 2012-10-22 2013-10-30 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 無人搬送システム
CN107025415A (zh) * 2017-03-17 2017-08-08 杭州东城电子有限公司 一种无缝同步读码装置及其方法
CN112346458A (zh) * 2020-11-03 2021-02-09 深圳优地科技有限公司 识别码管理方法、装置、设备及存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002245414A (ja) * 2001-02-16 2002-08-30 Sony Corp データ処理方法および半導体回路
JP2013205855A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd 無人搬送システム
JP5327822B1 (ja) * 2012-10-22 2013-10-30 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 無人搬送システム
CN107025415A (zh) * 2017-03-17 2017-08-08 杭州东城电子有限公司 一种无缝同步读码装置及其方法
CN107025415B (zh) * 2017-03-17 2023-06-27 杭州东城电子有限公司 一种无缝同步读码装置及其方法
CN112346458A (zh) * 2020-11-03 2021-02-09 深圳优地科技有限公司 识别码管理方法、装置、设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0613575B1 (en) Scanning device for reconstructing a complete code from scanned segments
JP4962742B2 (ja) 移動体システム
US7068167B2 (en) Optical sensor
US5041722A (en) Method of guiding movement of unmanned vehicle by following a number of luminous points
JPH113119A (ja) 搬送車の誘導装置
KR19980070175A (ko) 바코드 판독 방법
KR100402341B1 (ko) 광학식 기호 판독 장치
JPH087161B2 (ja) 識別型欠点検出装置の板厚補正装置
JPH11120285A (ja) 光学式走査装置を備えた光学式コード読取器
CA1295711C (en) Scannable document velocity detector
US20020149802A1 (en) Image reading apparatus
JP2874795B2 (ja) オリエンテーションフラット検出装置
JPH0325585A (ja) バーコード読取り装置における誤読防止装置
JPS61204714A (ja) 無人搬送車の誘導及び情報検知用光反射テ−プの読み取り装置
JP3544552B2 (ja) 情報記録媒体読取装置
JPH1062120A (ja) 位置計測装置及びこれを用いた搬送車
JPH102715A (ja) 位置検出装置
JPH1062118A (ja) 2次元位置計測装置及びこれを用いた搬送車
JPH1063762A (ja) バーコードスキャナ及びこれを用いた無人作業装置
JP2000056830A (ja) 無人搬送車システムと無人搬送車の誘導方法
JPS6230677B2 (ja)
JP2655478B2 (ja) レーザセンサ
JPS5948432B2 (ja) コ−ド読取装置
JP3805099B2 (ja) 反射光識別方法とその装置および反射光識別装置を使用した移動体の位置検出装置
JPS61122715A (ja) 自動搬送車システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term