JP3544552B2 - 情報記録媒体読取装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、挿入された情報記録媒体から情報を読み取るための情報記録媒体読取装置に係り、特に、そのような装置における情報記録媒体の排出検出に関する。
【0002】
【従来の技術】
バーコード等を読み取り、デコードする情報記録媒体読取装置において、バーコード等が書かれている媒体の挿入、突き当ての検知をする手段は従来より幾つか提案されている。
【0003】
例えば、特開平2−144784号公報においては、図6に示すような構成の装置が開示されている。これは、挿入を検出する第1のセンサ100と、最終位置を検出する第2のセンサ102が配置され、情報の記録媒体としてカード104を用いているものである。また、同図中の参照番号106は不図示モータにより駆動される駆動ローラ、106’はこの駆動ローラ106に対向する従動ローラ、108はバーコードを読み取るためのスキャナ、110は取り込んだカード104を案内するガイド板である。
【0004】
そして、カード104を一旦装置内に取り込み、カード104の終端を検出して位置決めした後、カード104を逆進させてバーコードの読み取り動作を開始する構成となっている。
【0005】
図7はこの公報に開示される装置の回路構成を示すブロック図である。同図において、参照番号112は上記駆動ローラ106を駆動するモータであり、114,116は第1及び第2のモータ駆動制御回路である。また、図8は、この図7の回路の動作を説明する動作波形図である。
【0006】
図7及び図8において、不図示カード挿入口に挿入されたカード104は、第1のセンサ100によりその先端が検知され(信号a)、この第1のセンサの検知信号aに基づいて第1のモータ駆動制御回路114がモータ112を正転方向(順方向)に回転させ、カード104を引き込み搬送する。
【0007】
カード104が搬送されて、その終端(最終位置)が第2のセンサ102で検知されると、第2のセンサ102の検知信号aaにより第2のモータ駆動制御回路116からストップ信号eが出力され、モータ112が停止される。この停止位置は最初のバーコード位置とすることができる。
【0008】
また、このストップ信号eにより、スキャナ108の走査が開始され、最初のバーコードが読み取られ、その読取終了信号cでスキャナ108の走査が停止すると共に、第2のモータ駆動制御回路116から逆転信号fがモータ112に印可されてモータ112は次のバーコード位置にカード104を戻し、スキャナ108の走査を行わせる。
この動作をバーコードの列数だけ繰り返し、全てのバーコードの読み取りを完了した後、カード104はカード挿入口から返却される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示されるような従来技術では、装置内に媒体を挿入し、最終位置まで突き当てた後に逆進させて排出する。このような構成においては、媒体のセンサがそれぞれ単独で働いていても問題は生じない。
【0010】
しかし、挿入後、逆進せずにそのまま直進し排出するような構成においては、媒体のセンサが単独で働いていたのでは、うまく排出の検出ができない。すなわち、逆進せずにそのまま直進するような構成においては、図6の第2のセンサ102は排出検出のために用いられる。ところが、この第2のセンサ102だけで、カード104の排出を検出しようとすると、そのセンサ102がカード104を検出していない状態を排出の状態とするしかない。しかし、この状態はカード104の挿入時にも存在し、カード104の排出状態を限定できる条件ではない。したがって、単独で働くセンサでは媒体の排出が正確に検出できないという問題が生ずる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、情報記録媒体の排出が正確に検出できる情報記録媒体読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による情報記録媒体読取装置は、情報が記録された媒体が搬送される搬送経路と、上記媒体の搬送過程で上記媒体に記録された情報を読み取るべく上記搬送経路中に配置された読み取りセンサと、上記搬送経路中の上記読み取りセンサの前後に配置された第1の媒体検知センサ及び第2の媒体検知センサと、上記第1の媒体検知センサの出力が無検知状態から有検知状態になった瞬間を、上記媒体の上記搬送経路への挿入として検出する媒体挿入検出手段と、上記媒体挿入検出手段が上記媒体の挿入を検出した時点の後であって、且つ、上記第1の媒体検知センサの出力が上記有検知状態から再び無検知状態になりそのまま無検知状態を続けると共に上記第2の媒体検知センサの出力が有検知状態から無検知状態になった瞬間を、上記搬送路へ挿入された上記媒体の当該搬送経路からの排出として検出する媒体排出検出手段と、上記媒体挿入検出手段が上記媒体の挿入を検出した時点から、上記媒体排出検出手段によって上記媒体の上記搬送経路からの排出が検出される時点までの間、上記媒体から情報を読み出し続けるように上記読み取りセンサを制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明による情報記録媒体読取装置は、情報が記録された媒体が搬送される搬送経路と、上記媒体の搬送過程で上記媒体に記録された情報を読み取るべく上記搬送経路中に配置された読み取りセンサと、上記搬送経路中の上記読み取りセンサの前後に配置された第1の媒体検知センサ及び第2の媒体検知センサと、上記第1及び第2の媒体検知センサの内、何れか一方の媒体検知センサの出力が無検知状態から有検知状態になった瞬間を、上記媒体の前記搬送経路への挿入として検出する媒体挿入検出手段と、上記媒体挿入検出手段によって上記媒体の挿入を検出した時点の後であって、且つ、上記一方の媒体検知センサの出力が上記有検知状態から再び無検知状態になりそのまま無検知状態を続けると共に上記第1及び第2の媒体検知センサの内の他方の媒体検知センサの出力が有検知状態から無検知状態になった瞬間を、上記搬送路へ挿入された上記媒体の当該搬送経路からの排出として検出する媒体排出検出手段と、上記媒体挿入検出手段が上記媒体の挿入を検出した時点から、上記媒体排出検出手段によって上記媒体の上記搬送経路からの排出が検出される時点までの間、上記媒体から情報を読み出し続けるように上記読み取りセンサを制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
【0012】
【作用】
即ち、本発明の情報記録媒体読取装置によれば、媒体の搬送経路中の読み取りセンサの前後に第1の媒体検知センサと第2の媒体検知センサを配置しておき、媒体挿入検出手段は、上記第1の媒体検知センサが媒体を検知した瞬間を上記媒体の上記搬送経路への挿入として検出し、媒体排出検出手段は上記第1及び第2の媒体検知センサの両出力に基づいて、即ち、上記媒体挿入検出手段が媒体の挿入を検出した時点の後であって、且つ、上記第1の媒体検知センサが媒体を検知していなく且つ媒体を検知していた第2の媒体検知センサが媒体を検知しなくなった瞬間を、上記媒体の上記搬送経路からの排出として検出する。そして、制御手段は、上記媒体挿入検出手段が上記媒体の挿入を検出した時点から上記媒体排出検出手段によって当該媒体の排出が検出される時点までの間、上記読み取りセンサがその媒体から情報を読み出し続けるように、上記読み取りセンサを制御する。
あるいは、本発明の情報記録媒体読取装置によれば、媒体の搬送経路中の読み取りセンサの前後に第1の媒体検知センサと第2の媒体検知センサを配置しておき、媒体挿入検出手段は、上記第1及び第2の媒体検知センサの内、何れか一方の媒体検知センサが媒体を検知した瞬間を上記媒体の上記搬送経路への挿入として検出し、媒体排出検出手段は上記第1及び第2の媒体検知センサの両出力に基づいて、即ち、上記媒体挿入検出手段が媒体の挿入を検出した時点の後であって、且つ、上記一方の媒体検知センサが媒体を検知していなく且つ媒体を検知していた上記第1及び第2の媒体検知センサの内の他方の媒体検知センサが媒体を検知しなくなった瞬間を、上記媒体の上記搬送経路からの排出として検出する。そして、制御手段は、上記媒体挿入検出手段が上記媒体の挿入を検出した時点から上記媒体排出検出手段によって当該媒体の排出が検出される時点までの間、上記読み取りセンサがその媒体から情報を読み出し続けるように、上記読み取りセンサを制御する。
【0013】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
図1の(A)は、本発明の情報記録媒体読取装置の第1の実施例の構成を示す斜視図である。本実施例では、情報の記録媒体としてカード10を用いている。このカード上には、バーコード12が印刷されていたり、あるいは貼られている。このカード10を操作者が手で保持して、情報記録媒体読取装置本体20上面に切られた案内溝22上をスライドさせ動かす。
【0014】
このときカード10は、挿入されると、まず始めに挿入センサ24を横切り、続いて排出センサ26を横切って排出される。この挿入,排出センサ24,26は、そのポイントでのカード10の有無を検知できるものであれば良く、例えば、フォトインタラプタ,近接センサ,或はマイクロスイッチ等を用いて構成できる。
【0015】
上記挿入センサ24と排出センサ26の間には、読み取りセンサ28が設けられている。この読み取りセンサ28でバーコード情報を読み出す。読み取りセンサ28としては、具体的には以下のようなものを用いることができる。JANコードに代表されるようなバーコードの場合には、1次元方向にバーとスペースが並び、この方向に情報が記録されている。従って、図1の(B)のように、バー12A,スペース12Bの配列方向がカード10の移動方向と同方向のときには、読み取りセンサ28はフォトダイオード等の一箇所からの反射光強度を検出できるもので良い。あるいは、図1の(C)のように、バー,スペース12A,12Bの配列方向がカード10の移動方向と交差するときには、読み取りセンサ28はリニアセンサ(1次元CCD)等のライン上の反射光強度を検出できるものが使える。ここで、リニアセンサのディテクタの配列方向は、当然、バー,スペース12A,12Bの配列方向と同方向にする。
【0016】
また、読取装置本体20内には、特に図示しないが、読み取りセンサ28の出力を用いてデコード処理を行うための制御回路やデコード結果を外部のホスト装置などに出力するためのインタフェース回路などの各種回路が構成されている。
【0017】
図2の(A)は図1の(A)の構成を用いたときの、制御回路の動作の流れを示すフローチャートである。即ち、排出センサ26の検知出力がカード10の無検知状態のままであるときに、挿入センサ24の検知出力がカード10の無検知状態から有検知状態に変化すると(ステップS11)、読み取りセンサ28を用いた読み取り処理を開始する(ステップS12)。この読み取り処理は、挿入センサ24の検知出力が有検知状態から無検知状態に変化した後もそのまま無検知状態を続けると共に、排出センサ26の検知出力も無検知状態から有検知状態に変化しそのまま有検知状態を続けている間は、引き続き行われる。そして、挿入センサ24の検知出力が無検知状態のままであるときに、排出センサ26の検知出力が有検知状態から無検知状態に変化すると(ステップS13)、読み取り終了処理が行われる(ステップS14)。なお、連続して次のカード10の読み取りが行われる場合には(ステップS15)、このステップS11乃至S14の処理が繰り返される。
【0018】
このように、挿入センサ24がカード10を検出していない状態で、且つ、排出センサ26がカード検知の状態(有検知状態)から検知していない状態(無検知状態)に変化した瞬間を検出し、排出の状態としている。
【0019】
なおここで、排出センサ26がカード検知の状態から検知していない状態に変化した瞬間としているが、厳密な排出検出が不要なときには、挿入,排出センサ共にカード検知していない状態を検出して排出の状態としても良い。このフローチャートによって、カード10が挿入されてから排出されるまでの間のみで、バーコード情報の読み取りが行われる。
【0020】
以上のように、複数の媒体センサを用い、媒体の排出を検知する。具体的には、挿入センサ24と排出センサ26を設け、挿入センサ24が媒体を検知していなく、且つ、媒体を検知していた排出センサ26が媒体を検知しなくなったら、排出したものとする。また、ここで挿入,排出センサと呼んでいるが、これは説明を容易にするためであり、用途を限定したセンサではない。したがって、双方向からのカードの挿入に対応するように装置を構成することも可能である。
【0021】
図2の(B)は、図1の(A)構成において、同図とは逆の排出センサ側からでもカード10を挿入可能にするためのフローチャートである。図2の(A)との違いは、逆方向からのカード10の働きにあわせて、新たに処理ルーチン(ステップS16〜S18)を設けたことである。よって、この部分のみを説明する。即ち、上記ステップS11において、排出センサ26の検知出力がカード10の無検知状態のままであるときに、挿入センサ24の検知出力がカード10の無検知状態から有検知状態に変化するという状態ではないと判断されたとしても、逆に、挿入センサ24の検知出力がカード10の無検知状態のままで、且つ、排出センサ26の検知出力がカード10の無検知状態から有検知状態に変化すると(ステップS16)、読み取りセンサ28を用いた読み取り処理を開始する(ステップS17)。この読み取り処理は、排出センサ26の検知出力が有検知状態から無検知状態に変化した後もそのまま無検知状態を続けると共に、挿入センサ24の検知出力も無検知状態から有検知状態に変化しそのまま有検知状態を続けている間は、引き続き行われる。そして、排出センサ26の検知出力が無検知状態のままであるときに、挿入センサ24の検知出力が有検知状態から無検知状態に変化すると(ステップS18)、上記ステップS14に進んで、読み取り終了処理が行われる。
【0022】
このような動作とすることによって、どちらの方向からのカード10の挿入にも対応できる。
すなわち、媒体をどちらの方向から挿入しても正確に挿入が検知され、バーコード情報の読み取りが行われる。媒体がそのまま直進し排出されると、これも正確に検知され、記録媒体情報読み取りを終了する。
【0023】
図3は、本発明の第2の実施例を示す図である。本実施例は、バーコード読み取り位置の一箇所のみでカード検出を行う例である。
図1の(A)の構成との違いは、挿入センサ,排出センサを用いず、読み取りセンサ28に対向する位置に発光源30を設けたことである。光の検出器は読み取りセンサ28を流用している。発光源30としては、例えば、LED,レーザダイオード等を用いることができる。発光源30より発せられた光は、読み取りセンサ28の読取エリア28A内に照射されるので、この光は読み取りセンサ28によって読み取られる。図3における読取エリア28Aは、読み取りセンサ28としてリニアセンサを用いた場合の例である。従って、この例においては、リニアセンサ中の何画素かが発光源30からの光を検知し、信号を出力する。
【0024】
ここで、カード10の挿入によって、読取エリア28Aにおける発光源30からの光が遮光されると、リニアセンサからの出力信号中にも発光源30からの光を表す信号が無くなる。つまり、リニアセンサの特定画素からの出力信号を監視することによって、読取エリア28A内のカード10の有無を判断することができる。
【0025】
図4の(A)は図3の構成を用いたときの、動作の流れを示すフローチャートである。即ち、カード10の挿入によって、読取エリア28Aにおける発光源30からの光が遮光され、読み取りセンサ28が発光源30の光を感知しなくなると(ステップS21)、読み取りセンサ28を用いた読み取り処理を開始する(ステップS22)。この読み取り処理は、読み取りセンサ28が発光源30の光を再び感知するまで続けられる。即ち、読み取りセンサ28が発光源30の光を再び感知すると(ステップS23)、読み取り終了処理が行われる(ステップS24)。なお、連続して次のカード10の読み取りが行われる場合には(ステップS25)、このステップS21乃至S24の処理が繰り返される。
【0026】
図5は、本発明の第3の実施例の構成を示す図である。本実施例は、カードの挿入排出の別の検出手段としてバーコード読み取り位置の一箇所のみでカード検出を行う手法の別の例を示すものである。
【0027】
図3の構成との違いは、発光源と読み取りセンサでカードの有無を検出する代わりに、専用のカードセンサ32を設けたことである。カードセンサ32としては、例えば、フォトインタラプタ,近接センサ,あるいは、マイクロスイッチ等を用いて構成できる。ここでカードセンサ32は、カード移動方向に対して読取エリア28Aと同位置で、かつ、バーコードの読み取りを邪魔しない位置に配置する必要がある。そのため、図5では、読取エリア28Aの下方にカードセンサ32を配置している。このような構成においても図3の構成と同様にカードセンサ32のセンサ出力によって、カード10の有無を検出できる。
【0028】
図4の(B)は、図5の構成を用いたときの、動作の流れを示すフローチャートである。即ち、カード10の挿入後、そのカード10の先端が読取エリア28Aに達すると、カードセンサ32がカード10を感知し(ステップS31)、読み取りセンサ28を用いた読み取り処理を開始する(ステップS32)。この読み取り処理は、カードセンサ32がカード10を感知している間は続けられる。即ち、カードセンサ32がカード10を感知しなくなると(ステップS33)、読み取り終了処理が行われる(ステップS34)。なお、連続して次のカード10の読み取りが行われる場合には(ステップS35)、このステップS31乃至S34の処理が繰り返される。
【0029】
以上のように、カード10の挿入,排出の検出を、バーコード読み取り位置の一箇所のみで行うことも可能である。すなわち、媒体をどちらの方向から挿入しても正確に挿入が検知され、バーコード情報の読み取りが行われる。媒体がそのまま直進し排出されると、これも正確に検知され、記録媒体情報読み取りを終了する。ここで、検出に用いるセンサは専用のセンサ(カードセンサ32)を設けても良いし、または読み取りセンサ28を流用しても良い。
【0030】
なお、ここまでは、センサを用いてカードの排出を検知する手法について述べてきたが、カード排出直後にフローチャートに示したような読み取り終了処理が必要でないときには、以下のようにカードの排出を検知できる。すなわち、センサとしては、挿入センサのみを用い、カードの排出はデコード処理が終了したことにより認識する。これにより、まだカードが排出されていないときでも、デコードが終了していれば読み取り終了処理を行え、デコード時間を短縮することができる。ただし、連続読み取り状態において、挿入センサをカードが横切っているときにデコードが終了する場合に備え、カードの挿入検知はカードを検知していない状態から検知した状態への移行によって行った方が良い。これにより、同じカードを2度読みしてしまう不具合が解消される。また、挿入センサの位置は、読取エリアと同位置か、または手前となるように構成すれば良い。
【0031】
さらに、上記第1乃至第3の実施例では、媒体としてカードを用いたが、もちろんこの限りではなく、バーコードを印刷したシート状のものや段ボール箱のようなもの等の排出の検出にも適用可能である。さらに、図1では操作者の手によりカードを搬送したが、もちろんこの限りでなく、駆動ローラ等を用いた自動搬送系においても適用可能である。
【0032】
また、媒体上に記録されている情報もバーコードとして説明してきたが、この限りではなく、例えばキャラクタ等の情報でも良い。したがって、本発明は、キャラクタスキャナ等の排出検知など、広く適用可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、バーコード等の情報が記録された情報記録媒体の装置への挿入,排出を正確に検出できる情報記録媒体読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の情報記録媒体読取装置の第1の実施例の構成を示す図であり、(B)及び(C)はそれぞれカード上のバーコードの配列を示す図である。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれ第1の実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の情報記録媒体読取装置の第2の実施例の構成を示す図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ第2及び第3の実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の情報記録媒体読取装置の第3の実施例の構成を示す図である。
【図6】従来の情報記録媒体読取装置におけるセンサの配置を示す図である。
【図7】従来の情報記録媒体読取装置の回路構成図である。
【図8】従来の情報記録媒体読取装置の動作を説明するための図7の各部における信号波形を示す図である。
【符号の説明】
10…カード、12…バーコード、12A…バー、12B…スペース、20…情報記録媒体読取装置本体、22…案内溝、24…挿入センサ、26…排出センサ、28…読み取りセンサ、28A…読取エリア、30…発光源、32…カードセンサ。
Claims (2)
- 情報が記録された媒体が搬送される搬送経路と、
前記媒体の搬送過程で前記媒体に記録された情報を読み取るべく前記搬送経路中に配置された読み取りセンサと、
前記搬送経路中の前記読み取りセンサの前後に配置された第1の媒体検知センサ及び第2の媒体検知センサと、
前記第1の媒体検知センサの出力が無検知状態から有検知状態になった瞬間を、前記媒体の前記搬送経路への挿入として検出する媒体挿入検出手段と、
前記媒体挿入検出手段が前記媒体の挿入を検出した時点の後であって、且つ、前記第1の媒体検知センサの出力が前記有検知状態から再び無検知状態になりそのまま無検知状態を続けると共に前記第2の媒体検知センサの出力が有検知状態から無検知状態になった瞬間を、前記搬送路へ挿入された前記媒体の当該搬送経路からの排出として検出する媒体排出検出手段と、
前記媒体挿入検出手段が前記媒体の挿入を検出した時点から、前記媒体排出検出手段によって前記媒体の前記搬送経路からの排出が検出される時点までの間、前記媒体から情報を読み出し続けるように前記読み取りセンサを制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする情報記録媒体読取装置。 - 情報が記録された媒体が搬送される搬送経路と、
前記媒体の搬送過程で前記媒体に記録された情報を読み取るべく前記搬送経路中に配置された読み取りセンサと、
前記搬送経路中の前記読み取りセンサの前後に配置された第1の媒体検知センサ及び第2の媒体検知センサと、
前記第1及び第2の媒体検知センサの内、何れか一方の媒体検知センサの出力が無検知状態から有検知状態になった瞬間を、前記媒体の前記搬送経路への挿入として検出する媒体挿入検出手段と、
前記媒体挿入検出手段によって前記媒体の挿入を検出した時点の後であって、且つ、前記一方の媒体検知センサの出力が前記有検知状態から再び無検知状態になりそのまま無検知状態を続けると共に前記第1及び第2の媒体検知センサの内の他方の媒体検知センサの出力が有検知状態から無検知状態になった瞬間を、前記搬送路へ挿入された前記媒体の当該搬送経路からの排出として検出する媒体排出検出手段と、
前記媒体挿入検出手段が前記媒体の挿入を検出した時点から、前記媒体排出検出手段によって前記媒体の前記搬送経路からの排出が検出される時点までの間、前記媒体から情報を読み出し続けるように前記読み取りセンサを制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする情報記録媒体読取装置。
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