JPH10232712A - 走行路とこの走行路を含む走行装置 - Google Patents

走行路とこの走行路を含む走行装置

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JPH10232712A
JPH10232712A JP9034603A JP3460397A JPH10232712A JP H10232712 A JPH10232712 A JP H10232712A JP 9034603 A JP9034603 A JP 9034603A JP 3460397 A JP3460397 A JP 3460397A JP H10232712 A JPH10232712 A JP H10232712A
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traveling
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controller
path
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JP9034603A
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Inventor
Sada Yasuoka
貞 安岡
Koichi Sugino
光一 杉野
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置作業が簡単で、信頼性の高い走行路およ
びこの走行路を含む走行装置を安価に提供する。 【解決手段】 走行体1の走行コースを示す少なくとも
1本のライン2を有し、このラインは、走行体が検知可
能な距離情報21とコース認識情報22がバーコードによっ
て一連に表示したものである。走行体1は、ラインを検
知するセンサ11〜13と、情報を検知するセンサ14とを有
しており、コントローラからの制御信号を受信すること
により走行駆動手段が駆動されて走行し、走行時にセン
サにより検知した情報をコントローラに発信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、走行体が走行する走行路
と、この走行路を含む走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図11に示しているように、
決められたパターンで走行する複数の台車とその走行面
に関するものがある(例えば特開平5−184号公
報)。この従来例は床面aと天井面bとの間の空間を複
数の台車c…が走行するもので、各台車にはマイクロプ
ロセッサと車輪の駆動モータを内蔵し、コントローラd
から通信部eを介して発せられる赤外線による制御信号
により、速度と方向を制御されて走行するようになって
いる。
【0003】コントローラdからの制御信号には台車番
号が含まれており、受信した台車c…はその台車番号が
自車の番号と同じであればその指示に従い、番号が異な
れば無視する。指示にはモータの回転(加速・減速)指
令および発信指令がある。台車cには発信器fが設けら
れており、発信指令を受け取ると磁気信号を発する。床
面aの下面にはマトリクス電極gが設けられており、発
信指令を受けて発信器のコイルから発した磁気信号によ
りマトリクス電極gに誘導起電力を発生させる。検出器
hはその誘導起電力を検出し、台車cの位置を特定して
コントローラdに伝える。
【0004】コントローラdは各台車cの位置とシナリ
オを比較して、各台車cの位置がシナリオに合うように
車輪の駆動モータの回転指令を出し、この回転指令に基
づいて台車cの車輪が回転駆動されて走行するものであ
る。台車cの電源は天井面bの下面に設けられた市松模
様状またはストライプ状の給電パターンから、台車cの
パンタグラフiを介して供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術で
は、マトリクス電極gが多数あるため、設置の際の接続
作業に手間がかかり、コストもかかっていた。また、走
行中には台車c同士の位置関係が時々刻々変化するにも
かかわらず通信量が多く、通信用の赤外線が他の台車c
によって遮られるなど、信頼性が低いという問題点があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の走行路は、マトリクス電極を用いない
で、走行コースを示す少なくとも1本のラインに、走行
体に検知させるための距離情報を設けることとしてい
る。そして、このような情報を備えたラインにより、マ
トリクス電極をなくすることができるので、設置の際の
接続作業が簡単となり、コストを低減できる。
【0007】このような走行路を含む本発明の走行装置
は、コントローラからの制御信号により走行体が走行
し、走行体はラインから情報を得て走行することとして
いる。そして、このような走行路から情報を検知しつつ
走行することにより、全体として構造が簡単となり、走
行体は確実な走行動作が得られ、コントローラによる微
妙な制御が可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】走行体の走行路であって、走行コ
ースを示す少なくとも1本のラインを有し、ラインに
は、走行体が検知可能な距離情報を設けてある。また、
ラインには走行体に検知させるためのコース認識情報と
距離情報とを設けてあってもよい。また、ラインは情報
をコードによって一連に表示したものであってもよい。
また、ラインは、連続するガイドラインとこれに隣接す
る位置に設けられた情報とで構成されていてもよい。ま
た、ラインは隣接する位置にクロック信号発生用パター
ンを形成されていてもよい。また、情報はバーコードに
よって表示したものであってもよい。
【0009】また、これらの走行路に表示してある情報
を検知しつつ走行する少なくとも1台の走行体と、走行
体の走行を制御するコントローラとからなる走行装置で
あって、走行体には、ラインを検知するセンサと、情報
を検知するセンサと、走行するための駆動手段とが備わ
っており、コントローラには、走行体に走行を制御する
信号を発信する通信手段が備わっているものである。ま
た走行装置には、走行体には、センサにより検知した情
報をコントローラに発信する通信手段とが備わってお
り、コントローラには、走行体から発せられた情報を受
信する通信手段が備わっていてもよい。また、走行路中
のラインは、上記走行体が走行する床面または天井面ま
たは側壁面のうち少なくとも1面に形成してあってもよ
い。また、コントローラから発せられる走行を制御する
信号は、走行体の走行スピードを制御する信号および走
行体のラインを変更する信号を含んでいてもよい。ま
た、走行体には、コントローラから発せられた走行を制
御する信号を記憶する記憶手段が備わっていてもよい。
また、走行体またはコントローラのうち少なくとも一方
には、走行体のセンサからの情報が正常範囲でないとき
に警告を発する警告手段が備わっていてもよい。また、
走行体には一方の側面にマーカーと、他方の側面にはマ
ーカーを検知する複数のマーカー検知センサが設けてあ
り、隣接する走行体の一方のマーカーを他方のマーカー
検知センサによって検知し、走行体同士の相対的な位置
関係を認識可能であってもよい。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1に模式的に示し、こ
れは競争遊戯機として用いられている例であり、複数の
走行体である台車1…が、走行路2を構成してある床面
Fと天井面Cとの間の空間を競争しつつ走行するもので
ある。走行路2は図2に示しているように、長円形のラ
インからなり、複数の走行路2…が平行に床面F上に配
置してある。
【0011】走行路2について更に詳細に説明する。図
3に一部を拡大して示しているように、走行路は走行コ
ースを示す少なくとも1本のラインを有し、このライン
2に台車1が検知可能な距離情報21が設けてある。ま
た複数の走行路2…を平行に設けてある場合には、コー
ス認識情報22を距離情報21と一連に設けてある。こ
れらの情報は、バーコード等のコードで表示すると好都
合である。
【0012】台車1上には、ライン2を検知するための
3個のフォトセンサ11,12,13が、ライン2と直
交する方向に並列させてある。これは、どのセンサによ
ってラインが検知されたかによって、台車1の走行位置
の片寄りが判定できるようにしたものである。更にフォ
トセンサ12の後方に、もう1つのフォトセンサ14が
配置してあり、これにより上記の情報を検知するように
なっている。フォトセンサ11〜13は指向性が広いセ
ンサで、バーコードによるとぎれの影響を受けずにライ
ンを検知できる。またフォトセンサ14は指向性が鋭い
センサで、ライン2のバーコードによる情報を検知でき
る。
【0013】図4に走行路の他の実施例を示している。
この例では、ライン4は、連続するガイドライン41と
これに隣接する位置に設けられた距離情報及びコース認
識情報等の情報42とで構成されている。この場合、台
車1上のフォトセンサ11,12,13によりガイドラ
イン41を検知し、そしてフォトセンサ11に隣接する
位置に設けられたフォトセンサ15により情報42を検
知する。
【0014】図5は走行路の更に他の実施例を示してい
る。この例では、ライン5は、連続するガイドライン5
1と、これに隣接する位置に設けられた距離情報及びコ
ース認識情報等の情報52と、ガイドライン51に隣接
する位置に設けられたクロック信号発生用パターン53
とで構成されている。この場合、台車1上のフォトセン
サ11,12,13によりガイドライン51を検知し、
そしてフォトセンサ13に隣接する位置に設けられたフ
ォトセンサ16により情報52を検知し、フォトセンサ
11に隣接する位置に設けられたフォトセンサ17によ
りクロック信号発生用パターン53を検知する。これは
台車1の速度が早いときと遅いときとがあるため、フォ
トセンサで情報を読み取る際に読み取りミスを生じるこ
とがあるので、クロック信号と共に情報を読み取るよう
にしてミスの発生を防ぐものである。例えば、情報52
をデータパターンとし、このデータパターンを読み取る
際に、フォトセンサ17から入力されたクロック信号の
立上がりエッジおよび降下エッジで、フォトセンサ16
から入力されたデータパターンのレベルを読み込むよう
にする。
【0015】図6は走行路の更に他の実施例を示してい
る。この例では、ライン6はプラスまたはマイナスの給
電パターン6a,6bを兼ねている。この場合、台車3
上に接点31,32,33,34,35を設けておく。
これは台車3がライン6を横切るように移動した際にも
給電が途切れる事のないように接点を複数個配置してお
くものである。またライン6aと6bの間の空間に、図
3で示したようなバーコードで表示した情報62を設け
ておく。この場合には台車3上に情報読み取り用のフォ
トセンサ18,19を設けておく。2個のフォトセンサ
を設けたことは、台車3がどのライン上にいても情報を
読み込めるようにするためである。そこで、図6の位置
で台車3が走行する際には、接点31と33とでライン
6bと6aとの間の電圧レベルを検知して給電を行いな
がら、同時にこれによりライン6を検知し、フォトセン
サ18で情報62を検知する。
【0016】なお、台車へ電源を供給する給電手段とし
て、図1には、天井面Cの下面に設けられた市松模様状
またはストライプ状の給電パターンから、パンタグラフ
1aを介して供給される例を示している。
【0017】次に上記の走行路を含む本発明の走行装置
について説明する。この走行装置は、図1から図6にて
説明した走行路のいずれかの走行路と、この走行路に表
示してある情報を検知しつつ走行する少なくとも1台の
走行体と、この走行体の走行を制御するコントローラと
からなっている。
【0018】まず走行体(台車)1について図7で説明
する。台車1には図3で説明したように、ラインを検知
するフォトセンサ11,12,13と、距離情報及びコ
ース認識情報等の情報を検知するフォトセンサ14とが
備わっている。また台車1が走行するための駆動手段と
して、左右の車輪を別々に回転駆動するためモータM1
とM2とが備わっており、各モータは各ドライバにより
制御される。モータM1,M2は、その出力軸に回転を
検出するエンコーダを備えたエンコーダ付きモータであ
る。フォトセンサ11〜14で検知された信号およびエ
ンコーダで検出されたモータの回転数は、台車1の制御
部100に入力する。制御部100はマイクロプロセッ
サを中心とする回路である。
【0019】台車1とコントローラ7との間で情報など
を発信・受信するための通信手段について説明すると、
まず、台車1側の通信手段では、コントローラ7から台
車1の走行を制御する信号は、フォトセンサ100aで
受信して復調器100bを介して制御部100に入力
し、台車1からの情報は、制御部100で制御して変調
器100cを介してLED100dからコントローラ7
へ発信する。台車1とコントローラ7との間には、図1
および図2に示されるように、通信部8が介在させてあ
る。また、コントローラ7側の通信手段では、台車1に
走行を制御する信号を発信し、台車1から発せられた情
報を受信する。
【0020】制御部100には、フォトセンサ11〜1
4で検知した信号をアナログデジタルコンバータ(A/
D1〜A/D4)入力に接続している。このA/Dコン
バータは8ビットで、制御部100はその値が0〜12
7のときはレベル0、128〜255のときはレベル1
とみなすが、ゴミなどの影響がない正常時にはレベル0
は10以下の値、レベル1は245以上の値となる。制
御部100は台車の走行中、A/Dコンバータ入力の値
が11以上244以下である状態が一定期間以上続いた
場合には、その位置と値をレベル異常情報として記憶し
ておく。またコントローラ7からの信号を記憶する記憶
手段100eを備えている。この記憶手段100eに、
例えば台車1が図2のライン2を一周する間の走行を制
御する信号を記憶させておけば、その都度コントローラ
7から信号を発信することを要しないので、それだけ通
信手段の混雑を緩和できる。
【0021】このような構造であるので、基準位置(ス
タートライン)に複数の台車が整列しているときに、コ
ントローラ7からの赤外線による走行を制御する信号
(以下単に制御信号という。)が各台車に別々に発信さ
れ、各台車は自分自身の制御信号のみをフォトセンサ1
00aから制御部100に受信して、これを記憶手段1
00eに記憶する。各台車ではこの記憶された制御信号
に従って制御部100から駆動信号が供給され、モータ
M1とM2が駆動され、車輪が回転して台車1が走行す
る。各台車1は走行しながらライン2に表示されている
情報をフォトセンサ11〜14で検知し、この情報がL
ED100dからコントローラ7へ発信される。このラ
イン2の情報をコントローラ7に発信するタイミングは
台車1が走行中でも、走行が終了してからでもよい。
【0022】コントローラ7からの制御信号には、各台
車の走行のシナリオが含まれており、各台車はこのシナ
リオにしたがって走行することになる。例えばこの制御
信号に含まれているシナリオとしては、台車が走行する
ラインの情報、台車の走行スピードを制御する情報、台
車にラインを変更させる情報、変更の仕方の情報、所定
の時刻に加減速する情報、時刻毎の位置等の種々の情報
を含んでいる。制御部100には時計が内蔵されてお
り、スタートによってリセットされる。走行中は、内蔵
時計の時刻およびセンサにより検知された情報と、シナ
リオとを比較して、必要に応じて加減速やトラックの乗
り換えを行う。例えば、1台の台車が、他の台車よりも
早い走行スピードでしかも所定の時刻にラインの変更を
含むようなシナリオによって走行を制御されると、その
台車は他の台車を追い越してその前へ出るように走行す
ることになる。このラインを乗り換える様子を図8に示
しているが、ライン2−1を走行していた台車が隣接す
るライン2−2へ変更しようとする場合に、急激に進路
変更するパターンP−1と、ゆっくりと進路変更するパ
ターンP−2がある。この制御は台車の左右の車輪を回
転させるモータM1とM2の駆動信号を制御することで
容易に実現できる。
【0023】台車1またはコントローラ7のいずれか一
方には、フォトセンサ11〜14から得られた情報が正
常範囲でないときに警告を発する警告手段(図示せず)
が備わっており、メンテナンス担当者の操作によりその
内容が表示される。この表示によって、例えばある位置
において多くの台車からレベル異常情報が出されていれ
ば、その位置が汚れていたり、あるいは印刷が磨耗して
いる、と推測することができるので、メンテナンス担当
者は、その位置の清掃作業ないし印刷の状況確認を行
い、必要な処置をすることができる。また、ある台車だ
けから、あらゆる位置においてレベル異常情報が出され
ていれば、その台車のフォトセンサが汚れているか、あ
るいは故障している、と推測することができるので、そ
の台車の清掃作業ないし動作確認を行い、必要な処置を
することができる。
【0024】このようにして、エラーの発生を未然に防
ぐことができる。なお、この方法は、A/Dコンバータ
を用いずに、位置情報にパリティビットを持たせて、パ
リティエラーを検出してコントローラに知らせる様にし
て、パリティエラーのあった情報は走行上は無視するよ
うにしてもよい。
【0025】上記の説明では、走行路中のラインを床面
F上に形成した場合を例示して説明しているが、ライン
を天井面Cに設けてもよく、あるいは、天井面Cと床面
Fにそれぞれ設けて選択的に検知するようにしてもよ
い。また、2台の台車を走行させるような場合には、図
示しないが側壁面にラインを表示し、台車側面にセンサ
を設けるようにしてもよい。
【0026】なお、ラインに表示される情報を赤や緑な
どの色彩によって行ってもよく、この場合にはこれを検
出するセンサには赤色や緑色などのフィルタをかけるよ
うにして、同一面に複数の情報を色分けして設けてもよ
い。さらに、フォトセンサ12を廃止して、その信号の
代わりにフォトセンサ14からの信号にローパスフィル
タをかけたものを用いてもよい。このときにはフォトセ
ンサ14をフォトセンサ12があった位置に設けるのが
よい。また、台車1の電源には電池を用いてもよい。
【0027】複数の台車が整列して走行し、台車同士の
相対的な位置関係を認識したい場合に対処する手段を、
図9に示している。すなわち、隣り合う台車9a,9b
の左側面にはマーカーとしてのLED91aおよび91
bが、右側面にはフォトセンサ92a〜92eおよび9
2f〜92jがそれぞれ進行方向に沿って一列に設けて
ある。左側を走行する台車9aのフォトセンサ92a〜
92eのいずれかによって、右側を走行する台車9bの
LED91bが検知され、どの位置のフォトセンサによ
って検知されたかにより、相対的な位置関係を認識でき
る。この相対的な位置関係の認識により、台車の着順が
正確に確定でき、またこの認識結果に基づいて台車の制
御信号を調整して走行スードを加速または減速し、これ
により、台車の位置関係を細かく制御できる。
【0028】図10はLEDに代えてマーカーを反射板
93aおよび93bとし、フォトセンサに代えて反射型
フォトセンサ94a〜94eおよび94f〜94jとし
た例である。相対的な位置関係を認識については図9の
場合と同様である。また、本発明は競争遊戯機以外の無
人搬送システムに応用することも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の走行路は、走行コースを示すラ
インに走行体が検知可能な距離情報を設けてあるので、
従来のように床面の下面にマトリクス電極を設けて接続
することが不要になり、設置作業が簡単にでき、安価に
提供できる。また、ラインに隣接してクロック信号発生
用パターンを形成しているので、情報を正確に検知する
ことが容易にできる。また、ラインが給電パターンを兼
ねている場合は、1面で情報取得や給電ができるため、
スペース効率がよくなる。
【0030】また、本発明の走行路を含む走行装置は、
走行路に設けられた情報を検知しながら走行するため、
走行体の制御が確実に容易に為される。制御信号には走
行スピードを制御する信号およびラインを変更する信号
を含んでいるので、走行体の走行を複雑にすることがで
きる。走行体には記憶手段が備わっているので、制御信
号を走行前に記憶でき走行中の通信をほとんどなくすこ
とができ、通信不良による走行ミスをなくすことができ
る。
【0031】また、情報が正常でないときに警告を発す
るので、原因個所を早めに除去することが可能になり、
エラーの発生が防止されて常に確実な動作が可能にな
る。さらに、走行体同士の相対的な位置関係を認識可能
であるので、走行体の微妙な走行の制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における全体構成を示す正面
図である。
【図2】本発明の走行路の全体構成を示す平面図であ
る。
【図3】図2のA部拡大平面図である。
【図4】本発明の走行路の他の実施例を示す拡大平面図
である。
【図5】本発明の走行路の更に他の実施例を示す拡大平
面図である。
【図6】本発明の走行路の更に他の実施例を示す拡大平
面図である。
【図7】走行体の構成を示すブロック図である。
【図8】走行体の走路の変更を説明する平面図である。
【図9】隣接する走行体の相対的な位置関係を認識する
構成を示す拡大平面図である。
【図10】隣接する走行体の相対的な位置関係を認識す
る他の構成を示す拡大平面図である。
【図11】従来技術の全体構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1,3,9a〜9d 走行体(台車) 11〜19 センサ(フォトセンサ) 2,2−1,2−2,4,5 走行路中のライン 21 距離情報 22 コース認識情報 41,51 ガイドライン 42,52 情報 53 クロック信号発生用パタ
ーン 6,6a,6b 走行路中のライン(給電
パターン) 62 情報 9a〜9d 走行体 91a,91b マーカー(LED) 92a〜92j マーカー検知センサ(フ
ォトセンサ) 93a,93b マーカー(反射板) 94a〜94j マーカー検知センサ(反
射式フォトセンサ)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体の走行路であって、走行コースを
    示す少なくとも1本のラインを有し、上記ラインには、
    上記走行体が検知可能な距離情報を設けてあることを特
    徴とする走行路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ラインには上記
    走行体に検知させるためのコース認識情報と上記距離情
    報とを設けてあることを特徴とする走行路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記ライン
    は上記情報をコードによって一連に表示したものである
    ことを特徴とする走行路。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、上記ライン
    は、連続するガイドラインとこれに隣接する位置に設け
    られた上記情報とで構成されていることを特徴とする走
    行路。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    上記ラインは隣接する位置にクロック信号発生用パター
    ンを形成されていることを特徴とする走行路。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    上記情報はバーコードによって表示したものであること
    を特徴とする走行路。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    上記ラインはプラスまたはマイナスの給電パターンを兼
    ねていることを特徴とする走行路。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかの走行路
    と、この走行路に表示してある情報を検知しつつ走行す
    る少なくとも1台の走行体と、上記走行体の走行を制御
    するコントローラとからなる走行装置であって、 上記走行体には、上記ラインを検知するセンサと、上記
    情報を検知するセンサと、走行するための駆動手段とが
    備わっており、 上記コントローラには、上記走行体に走行を制御する信
    号を発信する通信手段が備わっていることを特徴とする
    走行装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、上記走行体には、上
    記センサにより検知した上記情報を上記コントローラに
    発信する通信手段とが備わっており、上記コントローラ
    には、上記走行体から発せられた情報を受信する通信手
    段が備わっていることを特徴とする走行装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、上記走行
    路中のラインは、上記走行体が走行する床面または天井
    面または側壁面のうち少なくとも1面に形成してあるこ
    とを特徴とする走行装置。
  11. 【請求項11】 請求項8ないし10のいずれかにおい
    て、上記コントローラから発せられる走行を制御する信
    号は、上記走行体の走行スピードを制御する信号および
    上記走行体の上記ラインを変更する信号を含んでいるこ
    とを特徴とする走行装置。
  12. 【請求項12】 請求項8ないし11のいずれかにおい
    て、上記走行体には、上記コントローラから発せられた
    走行を制御する信号を記憶する記憶手段が備わっている
    ことを特徴とする走行装置。
  13. 【請求項13】 請求項8ないし12のいずれかにおい
    て、上記走行体または上記コントローラのうち少なくと
    も一方には、上記走行体の上記センサからの情報が正常
    範囲でないときに警告を発する警告手段が備わっている
    ことを特徴とする走行装置。
  14. 【請求項14】 請求項8ないし13のいずれかにおい
    て、上記走行体には一方の側面にマーカーと、他方の側
    面にはマーカーを検知する複数のマーカー検知センサが
    設けてあり、隣接する走行体の一方の上記マーカーを他
    方の上記マーカー検知センサによって検知し、走行体同
    士の相対的な位置関係を認識可能であることを特徴とす
    る走行装置。
JP9034603A 1997-02-19 1997-02-19 走行路とこの走行路を含む走行装置 Pending JPH10232712A (ja)

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JP9034603A JPH10232712A (ja) 1997-02-19 1997-02-19 走行路とこの走行路を含む走行装置

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