JPH08149081A - 光学式車載通信装置 - Google Patents

光学式車載通信装置

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JPH08149081A
JPH08149081A JP6288410A JP28841094A JPH08149081A JP H08149081 A JPH08149081 A JP H08149081A JP 6288410 A JP6288410 A JP 6288410A JP 28841094 A JP28841094 A JP 28841094A JP H08149081 A JPH08149081 A JP H08149081A
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Osamu Totori
修 十鳥
Keiji Kato
敬二 加藤
Tomohisa Yato
智久 矢藤
Koji Kato
浩二 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アップリンクデータの連続送信を防止した光
学式車載通信装置を提供する。 【構成】 光学式車両感知器から投光された光信号を受
光してこの受光した受信データをデータ処理手段120
に送出する受信手段と、このデータ処理手段120から
の送信指令に基づき光学式車両感知器に送信データを送
信する送信手段117、118とを備え、受信データに
基づき送信手段117、118に送信指令を送出して、
送信手段117、118が送信データを送信した後、送
信データに対応するデータを受信手段が受信しなかった
場合に、車両の移動距離を検出する距離検出手段130
からの検出値が第1の所定値に達するまでは送信手段1
17、118に送信指令を送出しないようにデータ処理
手段120を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載通信装置に係わ
り、特に、道路上に設置された光学式車両感知器と双方
向通信を行う光学式車載通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、道路上を走行する車両の個々の動
きを正確に把握して、車両を運転する運転者に対してリ
アルタイムに迂回、誘導等の交通情報を提供するととも
に、旅客、物流等の輸送の効率化を進めて、交通の流れ
を積極的に管理する新交通管制システムが提案されてい
る。この新交通管制システムを構築するために光学式車
両感知器が実用化しつつある。例えば、特開平5−31
2949号公報および特開平6−96387号公報にお
いて、走行車両の存在を検出する機能を有するととも
に、走行車両のIDが収集でき、かつ走行車両に対して
交通情報等を送信できる光学式車両感知器が提案されて
いる。
【0003】図3は、この種の光学式車両感知器を用い
た双方向通信システムの構成例を示す図である。図3に
おいて、道路A上に光学式車両感知器制御部210と光
学式車両感知器投受光部240とからなる光学式車両感
知器が設置されている。光学式車両感知器制御部210
は、道路A上に設置された支柱220に取り付けられて
いる。また、光学式車両感知器投受光部240は、支柱
220の上部(例えば、地上高5.5mの位置)に支持
され支柱220より車線中央部まで張り出したアーム2
30の中間部に取り付けられている。
【0004】光学式車両感知器投受光部240は道路A
上に光信号を投光する。この投光された光信号は、通行
する車両台数を計測するための車両感知エリアXと光学
式車載通信装置110と通信するための通信エリア(投
光エリア)Yとを形成する。通信エリア(投光エリア)
Y内には、このエリアYに進入した車両100に搭載さ
れた光学式車載通信装置110が光学式車両感知器投受
光部240に向けて送信する送信エリアZが存在する。
ここで、図3に示されるように、光学式車載通信装置1
10を搭載した車両100が通信エリア(投光エリア)
Yに進入すると、光学式車載通信装置110は車両10
0の情報、例えば、車種、車番等の車両IDや目的地等
の情報からなる数十〜数百バイトのデータを伝送速度6
4kbpsでアップリンクデータとして送信する。
【0005】一方、光学式車両感知器投受光部240
は、このアップリンクデータを受信すると、このデータ
を光学式車両感知器制御部210に伝送する。光学式車
両感知器制御部210がアップリンクデータを受信する
と、アップリンクデータに対応した、例えば、道路交通
情報、規制情報、ルートガイダンス情報等の情報からな
る数kバイトのデータを伝送速度1024kbpsでダ
ウンリンクデータとして光学式車両感知器投受光部24
0を介して光学式車載通信装置110に送信する。
【0006】光学式車載通信装置110は、この受信し
たダウンリンクデータが先に送信したアップリンクデー
タに対応した情報であるか否かの判定を行い、正常の場
合は、即ち、アップリンクデータに対応した情報を受信
した場合は、車両100に搭載されたナビゲーション装
置に受信したダウンリンクデータを伝送して双方向通信
は完了したこととなる。異常の場合は、即ち、アップリ
ンクデータに対応した情報を受信できなかった場合は、
再度、アップリンクデータを送信し、以上の交信を繰り
返すこととなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように構成した光学式車載通信装置110においては、
光学式車両感知器投受光部240からの投光強度が強か
った場合(受光信号が図4(a)の点線の場合)に、あ
るいは、光学式車載通信装置のレベル検出器の設定レベ
ルが低く設定されている場合(キャリア検出レベルが図
4(a)の一点鎖線の場合)に、車両100が図3のQ
点に達したときに図4(c)に示されるように、異常な
キャリア検出信号(CD′)となり、アップリンクデー
タを通信エリア端Rより手前のQ点で送信することとな
る。この場合、光学式車両感知器投受光部240は、こ
の通信エリア端Rより手前のQ点で送信されたアップリ
ンクデータを受信することができない。
【0008】その結果、光学式車両感知器投受光部24
0は、ダウンリンクデータを送信することができなく、
車両100が、低速で走行したりあるいは停車した場合
には、光学式車載通信装置110はアップリンクデータ
を長時間に亘って繰り返して送信することとなる。その
ため、光学式車載通信装置110の発光体であるLED
素子の寿命が短くなるという問題を生じる。また、長時
間に亘ってアップリンクデータの送信を繰り返すと、こ
のアップリンクデータは隣接車線を走行する車両に対し
ては妨害信号になるという問題を生じる。そこで、本発
明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、アップリ
ンクデータの連続送信を防止した光学式車載通信装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に搭載さ
れ、道路上に設置された光学式車両感知器から投光され
た光信号を受光して各種の交通情報を受信する光学式車
載通信装置であって、本発明の構成上の第1の特徴は、
光学式車両感知器から投光された光信号を受光してこの
受光した受信データをデータ処理手段に送出する受信手
段と、データ処理手段からの送信指令に基づき光学式車
両感知器に送信データを送信する送信手段とを備えてお
り、受信データに基づき送信手段に送信指令を送出し
て、送信手段が送信データを送信した後、送信データに
対応するデータを受信しなかった場合に、車両に搭載さ
れ、当該車両の移動距離を検出する距離検出手段からの
検出値が第1の所定値に達するまでは送信手段に送信指
令を送出しないように前記データ処理手段を構成したこ
とにある。
【0010】また、本発明の構成上の第2の特徴は、上
述のデータ処理手段に、送信手段によりデータを送信し
た後、送信データに対応するデータを受信すると受信を
ロックする受信ロック手段と、この受信ロック手段によ
り受信をロックした後、距離検出手段からの検出値が第
2の所定値に達すると受信ロック手段による受信ロック
を解除する受信ロック解除手段とを付加したことにあ
る。
【0011】さらに、本発明の構成上の第3の特徴は、
上述のデータ処理手段は、車両が光学式車両感知器から
投光された光信号を受光できる通信エリアに到達したか
否かを判定するとともに、通信エリアに到達した場合に
送信手段に送信指令を送出する通信エリア判定手段と、
通信エリア判定手段からの送信指令に基づき送信手段が
送信した送信データに対応するデータを受信手段が受信
したか否かを判定するとともに、受信手段が受信したデ
ータが送信データに対応するデータである場合は受信ロ
ック手段に受信ロック指令を送出する通信完了判定手段
と、この通信完了判定手段が受信したデータが送信デー
タに対応しない別のデータであると判定した場合は距離
検出手段からの検出値が第1の所定値に達したか否かを
判定するとともに、この検出値が第1の所定値に達した
場合に送信手段に送信指令を送出する第1の距離判定手
段と、受信ロック手段により受信をロックした後、距離
検出手段からの検出値が第2の所定値に達したか否かを
判定するとともに、この検出値が第2の所定値に達した
場合に受信ロック解除手段に受信ロック解除指令を送出
する第2の距離判定手段とを備えたことにある。
【0012】
【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、車両に搭載された距離センサからの距離信号に
基づいて光学式車載通信装置から送信するアップリンク
データの送信タイミングを制御するので、アップリンク
データに対応したダウンリンクデータを受信できなくて
も光学式車載通信装置は連続してアップリンクデータを
送信することがなくなる。また、一旦、双方向通信が完
結すると、当該車両が一定距離走行しないと光学式車載
通信装置は再受信できないように受信をロックさせるた
め、正規の光学式車両感知器投受光部以外の光学式車両
感知器投受光部から投光された光信号や外来光ノイズ等
の光信号による光学式車載通信装置の誤動作も防止でき
るようになるという格別の効果を生じる。さらに、光学
式車載通信装置は連続してアップリンクデータを送信す
ることがなくなるので、光学式車載通信装置の発光体で
あるLED素子の寿命が長寿命になるとともに隣接車線
を走行する車両に対する妨害を低減させることができる
ようになるという格別の効果を生じる。
【0013】
【実施例】ついで、本発明の一実施例を図に基づいて説
明する。図1は本発明の光学式車両感知器を用いた双方
向通信システムの車両に搭載された光学式車載通信装置
の一実施例の全体構成を示す図である。図1において、
光学式車載通信装置110は、光学式車両感知器投受光
部(図3参照)から投光された光信号を受光して、この
受光した光信号を電気信号に変換する受光部111と、
この受光部111にて変換された電気信号を増幅する増
幅部112と、増幅された電気信号をAM変調して送信
時のスプリットフェーズ符号(あるいはマンチェスター
符号、バイフェーズ符号ともいう)に復調するデータ復
調部113と、この復調されたスプリットフェーズ符号
から安定したクロック信号(CK)を再生し、この再生
されたクロック信号(CK)を処理部120に出力する
クロック再生部115とを備えている。
【0014】また、光学式車載通信装置110は、デー
タ復調部113により復調されたスプリットフェーズ符
号を、クロック再生部115により再生されたクロック
信号(CK)にてサンプリングしてNRZ符号に変換し
て受信データ信号(RD)として処理部120に出力す
る符号変換部114と、増幅部112により増幅されて
投光レベルに対応したレベルにされた受光信号のレベル
と、所定のレベルに設定されたキャリア検出レベルとを
比較して、受光信号のレベルが設定されたキャリア検出
レベル以上となったときキャリア検出信号(CD)(図
4参照)を処理部120に送出するレベル検出部116
とを備えている。
【0015】さらに、光学式車載通信装置110は、ア
ップリンクデータである送信データ信号(SD)を処理
部120から入力され、この送信データ信号(SD)を
投光部118に出力して、送信データ信号(SD)を光
信号に変換する投光部118の発光素子であるLEDを
駆動する駆動回路117と、この駆動回路117により
駆動される発光素子であるLEDを備えた投光部118
と、距離センサ130より出力された検出信号の波形を
整形して距離信号(SP)を処理部に出力する波形整形
部119とを備えている。なお、発光素子であるLED
としては、850nmまたは950nmの波長の近赤外
光を発光する素子を用いる。
【0016】処理部120は、CPU、ROM、RAM
等からなる周知のマイクロコンピュータにより構成され
ており、符号変換部114より出力された受信データ信
号(RD)と、クロック再生部115より出力されたク
ロック信号(CK)と、レベル検出部116より出力さ
れたキャリヤ検出信号(CD)と、波形整形部119よ
り出力された距離信号(SP)とが入力されて各種のデ
ータ処理を行い、送信データ信号(SD)を駆動回路1
17に出力する。このデータ処理のプログラムはROM
に予め記憶さている。図2は、処理部120のデータ処
理のプログラムを実行するフローチャートである。図2
のステップ300において、この処理プログラムの実行
を開始する。
【0017】ついで、ステップ302に進み、このステ
ップ302において、レベル検出部116よりキャリヤ
検出信号(CD)(図4(b)参照)が出力されたか否
かを判定し、「YES」と判定された場合は、即ち、受
光部111で受光した受光信号のレベルが設定されたキ
ャリア検出レベル以上となって光学式車両感知器投受光
部240(図3参照)に対して通信可能になったと判定
された場合は、次のステップ304に進む。ステップ3
02において、「NO」と判定された場合は、即ち、受
光部111で受光した受光信号のレベルが設定されたキ
ャリア検出レベルより低い場合は、当該車両は送信エリ
アZ(図3参照)に到達していないので、以上の処理を
繰り返す。
【0018】ステップ304に進むと、このステップ3
04において、送信データ信号(SD)を駆動回路部1
17に送出し、この駆動回路部117によって投光部1
18のLEDが駆動されて、アップリンクデータとして
光学式車両感知器投受光部240(図3参照)に向けて
光信号を送信する。
【0019】送信データ信号(SD)を送信すると、ス
テップ306に進み、ステップ304において送信デー
タ信号(SD)を送信した後、所定時間(例えば数m
s)後に、光学式車両感知器投受光部240(図3参
照)から送信されて受信した信号のダウンリンクデータ
であるか否かを判定する。即ち、受光部111が受光し
て受信データ信号(RD)とされた信号は、送信データ
信号(SD)に対応するデータ信号であるか否かを判定
する。
【0020】このステップ306の判定において「N
O」と判定されると、即ち、無応答であったりあるいは
受信データ信号(RD)のデータが不完全であって、受
信データ信号(RD)は送信データ信号(SD)に対応
するデータ信号でない場合は、ステップ308に進む。
ステップ308においては、上述のステップ302と同
様な処理を行う。
【0021】ステップ308において、レベル検出部1
16よりキャリヤ検出信号(CD)(図4(b)参照)
が出力されたか否かを判定し、「YES」と判定された
場合は、即ち、受光部111で受光した受光信号のレベ
ルが設定されたキャリア検出レベル以上となって光学式
車両感知器投受光部240(図3参照)に対して通信可
能になったと判定された場合は、次のステップ310に
進む。ステップ308において、「NO」と判定された
場合は、即ち、受光部111で受光した受光信号のレベ
ルが設定されたキャリア検出レベルより低い場合は、当
該車両は送信エリアZ(図3参照)に到達していないの
で、ステップ302に戻り、上述のステップ302〜ス
テップ308の処理を繰り返す。
【0022】ステップ310に進むと、このステップ3
10において、距離センサ130より出力され波形整形
部119において波形整形された距離信号(SP)に基
づいて、車両100が所定の距離L1(例えば0.2〜
0.4m)を走行したか否かの判定を行う。ステップ3
10において「YES」と判定された場合、即ち、車両
100が所定の距離L1(例えば0.2〜0.4m)を
走行した場合は次のステップ304に進み、ステップ3
10において「NO」と判定された場合は、車両100
が所定の距離L1(例えば0.2〜0.4m)を走行す
るまでこの処理を繰り返す。このように、車両100が
所定の距離L1(例えば0.2〜0.4m)を走行する
までは、次のステップ304に進むことができないこと
となるので、投光部118より無駄な送信をすることが
なくなる。
【0023】一方、上述のステップ306の判定におい
て「YES」と判定されると、即ち、受信データ信号
(RD)が送信データ信号(SD)に対応するデータ信
号である場合は、双方向通信が完了したものとする。
【0024】双方向通信が完了すると、次のステップ3
12に進み、これ以後に受信した受信データ信号(R
D)が処理部120に入力されても、受信データ信号
(RD)の処理操作を無効とする受信ロックを行う。つ
いで、ステップ314に進み、受信データ信号(RD)
をナビゲーション装置140に伝送する。ついで、次の
ステップ316に進み、距離センサ130より出力され
波形整形部119において波形整形された距離信号(S
P)に基づいて、ナビゲーション装置140に受信デー
タ信号(RD)を伝送した後、車両100が所定の距離
2(例えば20〜30m)を走行したか否かの判定を
行う。
【0025】この理由は、例えば図5に示されるよう
に、B1車線、B2車線、B3車線、B4車線およびB5
線というように、多くの車線を有する道路Bにおいて、
これらの車線の上部に複数の光学式車両感知器が設置さ
れたアームC1、C2等が道路Bに沿って所定間隔L
3(例えば20〜30m)毎に設置されている場合、車
両200がB3車線とB4車線とを跨いで走行すると、車
両200に搭載された光学式車載通信装置(図示せず)
は、通信エリアαと通信エリアβとの2箇所で通信する
こととなる。このとき、通信エリアαにおいて受信した
ダウンリンクデータが直進に関するデータであり、通信
エリアβにおいて受信したダウンリンクデータが右折に
関するデータであった場合に、ナビゲーション装置より
このデータを入手した運転者が混乱する不具合を回避す
るためである。
【0026】ステップ316において「YES」と判定
された場合、即ち、車両100が所定の距離L2(例え
ば20〜30m)を走行した場合は次のステップ318
に進み、ステップ316において「NO」と判定された
場合は、車両100が所定の距離L2(例えば20〜3
0m)を走行するまでこの処理を繰り返す。ついで、ス
テップ318において、ステップ312にて実行した受
信ロックを解除し、上述のステップ302〜ステップ3
18までの処理を繰り返す。
【0027】以上のように構成した本実施例において
は、車両100に搭載された距離センサ130からの距
離信号(SP)に基づいて光学式車載通信装置110か
ら送信するアップリンクデータの送信タイミングを制御
するので、換言すると、距離センサ130からの距離信
号(SP)に基づいて、車両100が所定の距離L
1(例えば0.2〜0.4m)を走行するまでは、ダウ
ンリンクデータを受信しなくても光学式車載通信装置1
10は連続してアップリンクデータを送信することがな
くなる。
【0028】また、一旦、双方向通信が完結すると、当
該車両100が一定距離L2(例えば20〜30m)を
走行しないと光学式車載通信装置110は再受信できな
いように受信をロックさせるため、正規の光学式車両感
知器投受光部240以外の光学式車両感知器投受光部か
ら投光された光信号や外来光ノイズ等の光信号による光
学式車載通信装置110の誤動作も防止できるようにな
るという格別の効果を生じる。
【0029】さらに、光学式車載通信装置110は連続
してアップリンクデータを送信することがなくなるの
で、光学式車載通信装置110の投光部118の発光体
であるLED素子の寿命が長寿命になるとともに隣接車
線を走行する車両に対する妨害を低減させることができ
るようになるという格別の効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式車載通信装置の一実施例の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の光学式車載通信装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】光学式車両感知器を用いた双方向通信システム
の構成例を示す図である。
【図4】(a)は光学式車載通信装置の受信位置と光学
式車載通信装置の受光レベルとの関係および光学式車載
通信装置の受信位置と光学式車載通信装置のキャリア検
出レベルとの関係を示す図であり、(b)は正常なキャ
リア検出信号を示す図であり、(c)は異常なキャリア
検出信号を示す図である。
【図5】図3の光学式車両感知器が多車線の道路上に所
定の間隔をおいて設置された例を示す図である。
【符号の説明】
110…光学式車載通信装置、120…処理部(データ
処理手段)、130…距離センサ(距離検出手段)、1
40…ナビゲーション装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】光学式車載通信装置の受信位置と光学式車載通
信装置の受光レベルとの関係および光学式車載通信装置
の受信位置と光学式車載通信装置のキャリア検出レベル
との関係(a)、正常なキャリア検出信号(b)、異常
なキャリア検出信号(c)を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/09 F (72)発明者 加藤 浩二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、道路上に設置された光
    学式車両感知器から投光された光信号を受光して各種の
    交通情報を受信する光学式車載通信装置であって、 前記光学式車両感知器から投光された光信号を受光して
    この受光した受信データをデータ処理手段に送出する受
    信手段と、 前記データ処理手段からの送信指令に基づき前記光学式
    車両感知器に送信データを送信する送信手段とを備え、 前記受信データに基づき前記送信手段に送信指令を送出
    して、前記送信手段が送信データを送信した後、前記送
    信データに対応するデータを受信しなかった場合に、前
    記車両に搭載され、当該車両の移動距離を検出する距離
    検出手段からの検出値が第1の所定値に達するまでは前
    記送信手段に送信指令を送出しないように前記データ処
    理手段を構成したことを特徴とする光学式車載通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記データ処理手段に、 前記送信手段によりデータを送信した後、送信データに
    対応するデータを受信すると受信をロックする受信ロッ
    ク手段と、 前記受信ロック手段により受信をロックした後、前記距
    離検出手段からの検出値が第2の所定値に達すると前記
    受信ロック手段による受信ロックを解除する受信ロック
    解除手段と、を付加したことを特徴とする請求項1に記
    載の光学式車載通信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ処理手段は、 前記車両が前記光学式車両感知器から投光された光信号
    を受光できる通信エリアに到達したか否かを判定すると
    ともに、前記通信エリアに到達した場合に前記送信手段
    に送信指令を送出する通信エリア判定手段と、 前記通信エリア判定手段からの送信指令に基づき前記送
    信手段が送信した送信データに対応するデータを前記受
    信手段が受信したか否かを判定するとともに、前記受信
    手段が受信したデータが送信データに対応するデータで
    ある場合は前記受信ロック手段に受信ロック指令を送出
    する通信完了判定手段と、 前記通信完了判定手段が前記受信手段が受信したデータ
    は送信データに対応しない別のデータであると判定した
    場合は前記距離検出手段からの検出値が第1の所定値に
    達したか否かを判定するとともに、前記検出値が第1の
    所定値に達した場合に前記送信手段に送信指令を送出す
    る第1の距離判定手段と、 前記受信ロック手段により受信をロックした後、前記距
    離検出手段からの検出値が第2の所定値に達したか否か
    を判定するとともに、前記検出値が第2の所定値に達し
    た場合に前記受信ロック解除手段に受信ロック解除指令
    を送出する第2の距離判定手段と、を備えたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の光学式車載通信装置。
JP28841094A 1994-11-22 1994-11-22 光学式車載通信装置 Expired - Fee Related JP3550764B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007200083A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 距離算出装置及び距離算出方法並びにその装置を有する車両
JP2008059390A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Toshiba Corp 道路車線運用支援システム
JP2008249604A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ビーコン

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