JP4802735B2 - 距離算出装置及び距離算出方法並びにその装置を有する車両 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されている装置では、例えば、青を表示している信号機が赤になるまでの時間情報を道路に設けた送信装置から無線によって車両へ送信し、車両側でこの時間情報とその際の走行速度とに基づいて演算を行い、交差点を安全に通過できる時間がないと判断した場合、自動的にブレーキがかかり車両を減速、停止させる制御を行って交差点手前で停止させている。
一方、GPSを用いたカーナビゲーションシステムの機能により現走行位置を検出できるため、カーナビゲーションシステムの地図データから交差点の位置を抽出できれば、交差点手前の停止線等の所定位置までの距離を算出することができる。しかし、GPSによる位置の検出誤差は少なくとも10m程度はあるため、算出した距離にも誤差が生じ、正確な制御が困難となる。
このため、所定位置までの距離を精度良く求めることが可能となる。また、所定位置までの距離を求めるために送信部の位置を基準としていることから、距離検出のために別途基準とする物が不要となる。
なお、送信装置の送信部の道路における位置と当該送信部から発せられる電磁波(赤外線)との前記相関は、現状の送信装置が既に有している関係に基づくものと、送信装置において意図的に所定の関係を有するよう設定させたものがある。
現状の光ビーコンが既に有している関係として、光ビーコンの送信部から発せられた赤外線を受信する領域において、赤外線の強度のピーク(極大)は送信部に間近の特定位置において生じる。このことから、ピーク検出手段が赤外線のピークを検出すると、その検出した位置が、走行方向に沿った位置のうち光ビーコンの送信部に近い特定位置となることが判る。これにより、位置検出手段は送信部との相対位置の検出が可能となる。
この構成によれば、光ビーコンの送信部から発せられた赤外線を受信する領域において、赤外線の強度が底値となる位置が送信部に対して所定の位置となる関係を有するように光ビーコンを設定しておくことにより、位置検出手段は、底値検出手段が赤外線の底値を検出した際の検出位置から送信部との相対位置を検出することができる。
これによれば、光ビーコンの送信部からの赤外線の強度分布において極大(極大値)または底値を取る箇所は複数存在しているが、送信部の間近の位置で生じる強度のピークまたは底値は、送信部から発せられた赤外線が変調されている領域から変調されていない領域へ切り替わった後に生じる。これにより、前記領域検出手段が前記切り替わりを検出し、その後にピーク検出手段が赤外線のピークを検出する、または底値検出手段が赤外線の底値を検出することによって、その検出した位置が光ビーコンの送信部に近い特定位置となることが判る。これにより、位置検出手段は送信部との相対位置をより精度良く検出することが可能となる。
この構成によれば、前記距離設定手段が求めた前記所定位置までの距離と、速度検出手段が検出した車両の走行速度とに基づいて、走行制御手段が走行速度を制御することにより、前記所定位置での車両速度を所定の値とすることができる。
これによれば、走行制御手段は適正走行速度情報に基づいて走行速度を制御することによって前記所定位置で適正走行速度とすることができる。例えば道路前方に続くカーブ(曲がり道)の始点部を前記所定位置とし、そのカーブを安全に走行するためのカーブ進入速度を適正走行速度と設定しておけば、走行制御手段はカーブの始点部で車両を適正走行速度に減速させることができ、車両は安全にカーブを通過できる。
これによれば、車両重心が高く走行安定性が普通車両よりも低いなどといった車両の場合であっても、補正手段はその車両特性に応じて適正走行速度を補正することができ、安全な走行が可能となる。
図1は信号機10のある交差点A及びその交差点Aから上流側の道路Rを横断方向に見た図である。この道路Rには信号機10の他に、走行してくる車両Cに対して各種情報を無線で通信する送信装置(通信装置)2が設けられている。送信装置2の送信部(通信部)2aは交差点Aよりも所定の距離だけ道路Rの上流側(図1では右側)の位置に立設された支柱6に取り付けられている。送信装置2から送信された情報は、車両Cに搭載させた受信手段3によって受信される。
まず、送信装置2を光ビーコンとした場合の実施の形態について説明する。
情報を送信する光ビーコン2の送信部(ヘッド)2aは支柱6に取り付けられることで道路脇の上方位置や、車両Cが走行する車線の上方位置に設けられており、道路R上の車両Cの走行領域に対して各種情報を送信することができる。そして、図1に示しているように道路Rを横断方向に見た場合、車両Cは光ビーコン2の送信部2aの直下正面位置または直下位置の道路Rを通過する。なお、本発明において、道路Rの路面と、光ビーコン2の送信部2aを含む当該路面に直交する面との交差位置(直下正面位置または直下位置)を、光ビーコン2の送信部2aの「直下位置G」として説明する。
図1の実施形態において、前記所定位置Pは交差点A手前の道路R上に描かれた停止線とされている。交差点Aにおける信号機10が赤の表示である場合、車両Cはこの停止線Pにしたがって停止することとなる。
送信部2aより送信されて受信手段3が受信する情報としては、光ビーコン2の送信部2aから停止線Pまでの距離情報が含まれる。この距離情報は予め光ビーコン2側において記憶されているデータであり、光ビーコン2(送信部2a)や停止線Pを設ける際に実測されて得られるものである。したがって、この距離情報は正確な相互間の距離を有している情報である。なお、この距離情報は、停止線Pから送信部2aの前記直下位置Gまでの距離の情報、つまり、道路Rの走行方向に沿った距離の情報とされている。
図3に示しているように、送信部2aから発せられた赤外線を受信する領域において、送信部2aの道路Rにおける位置と、当該送信部2aからの赤外線の強度とには相関がある。具体的に説明すると、赤外線の強度のピーク値(極大値)は送信部2aに間近の特定位置において生じる。つまり、この特定位置が道路R上における送信部2aの位置、すなわち送信部2aの直下位置Gとなる。このように、送信部2aの直下位置Gにおいて赤外線の強度のピーク(極大)が表れるという関係がある。
図3に示しているように、送信部2aから発せられた赤外線において、当該赤外線が変調されている第一領域Mと変調されていない第二領域Nとが存在している。第一領域Mは第二領域Nよりも道路Rに沿って送信部2aから離れた走行方向上流側の位置に存在する。第一領域Mにおける赤外線は車両Cとの通信用として用いられており、第二領域Nにおける赤外線は車両カウント用(車両感知器用)とすることができる。また、送信部2aから発せられる赤外線において、変調されている赤外線と、変調されていない赤外線とは周波数が相異している。そして、送信部2aの前記直下位置Gは第二領域N内に存在している。また、第一領域Mにおける赤外線の強度分布は二つのピークを有しており、第二領域Nにおける赤外線の強度分布は一つのピークを有している。
すなわち、送信部2aからの赤外線の強度分布は図3に示しているように極大(極大値)を取る箇所が複数存在しているが、送信部2aの間近の位置で生じる強度のピークは、送信部2aから発せられた赤外線が変調されている第一領域Mから変調されていない第二領域Nへ切り替わった後に生じる。これにより、領域検出手段12が前記切り替わりを検出し、その後にピーク値検出手段11が赤外線のピークを検出することによって、位置検出手段4は、そのピークを検出した位置が送信部2aの直下位置Gであると判断し、送信部2aとの道路Rの走行方向に沿った相対距離をゼロとして検出することが可能となる。
この場合、位置ずれ距離の情報は距離算出装置1に予め記憶されている。そして、光ビーコン2の送信部2aからは、当該送信部2aの直下位置Gから前方の停止線Pまでの距離情報が送信され、車両Cに搭載した受信手段3はこの距離情報を、赤外線の強度のピークの位置よりも手前で受信する。距離情報を受信した車両Cは走行を続け、位置検出手段4(図2)が、前記実施の形態と同様に、送信部2aから発せられた赤外線のピークの検出に基づいて当該送信部2aとの相対位置を検出する。なお、この相対位置の検出は、直下位置Gよりも前記位置ずれ距離だけ手前の位置がピーク位置と検出されることで行われる。
そして、距離設定手段5は、予め記憶されている前記位置ずれ距離の情報と先に受信した距離情報とに基づいて、ピーク位置を検出した時点での距離算出装置1(車両C)の位置から停止線Pまでの距離を求めることができる。つまり、ピーク位置と直下位置Gとの間の位置ずれ距離が送信部2aとの相対距離(相対位置)として前記位置検出手段4によって検出され、この相対距離と、直下位置Gと前方の停止線Pとの間の距離情報による距離との和によって、距離設定手段5により停止線Pまでの距離を求めることができる。
なお、図示しないが、二つに区画された赤外線の受信領域は、送信部2aの直下位置Gにおいて車両走行方向で一部重複するように設定されていてもよく、この場合、双方の赤外線の区画の交差位置が直下位置Gとなり、さらに、双方の赤外線による強度分布の底値となる谷の値を示す位置が送信部2aの直下位置Gとなる関係を有するように設定されている。
図2において、車両Cは、走行速度を検出する速度検出手段8と、走行速度を制御する走行制御手段9とをさらに備えている。速度検出手段8は車速センサを有しており、距離設定手段5と走行制御手段9に対して走行速度についての信号を送信している。これにより距離設定手段5は速度検出手段8からの速度情報に基づいてある地点から走行した距離(累積距離)を算出することができる。さらに、距離設定手段5は、ある地点から前方の所定位置までの距離が判っている場合にそのある地点を始点とした際の当該所定位置までの残距離を算出することができる。
すなわち、光ビーコン2の送信部2aの直下位置Gから前方の停止線Pまでの距離が距離設定手段5によって求められるため、距離設定手段5は、その送信部2aの直下位置Gを始点とした場合の停止線Pまでの残距離を算出することができる。なお、速度検出手段8及び車速センサは従来知られているものを使用することができる。
この車両Cは前記距離算出装置1を搭載していることによって停止線Pまでの距離を正確に算出することができるため、前方の停止線Pで自動停止させるための当該停止線Pに対する位置合わせ動作を精度良く行うことができる。
距離算出装置1を搭載している車両Cが、送信部2aから発せられた赤外線を受信する領域に進入する。そして、送信部2aより各種の信号が送信され、前記車両Cに搭載された受信手段3がこの情報を受信する(図5のステップS1)。
図7はこの距離設定の動作を説明する説明図である。図7において、領域検出手段12(図2)は随時送信部2aからの赤外線が変調されたものであるか、変調されていないものであるかを判定し(ステップS31)、変調された第一領域Mから変調されていない領域N(図3参照)への切り替わりを判定する(ステップS32)。この判定は、図4に示したように、第一、第二帯域フィルタ13,14を通過した信号のレベルを、レベル検出回路15において比較し、判定回路16がこのレベルの比較から第一領域Mと第二領域Nとの切り替わりを判定することにより行われる。
このように、光ビーコン2の送信部2aからの距離情報の受信と、当該送信部2aとの相対位置の検出とを行うことにより、距離算出装置1が停止線Pまでの距離を正確に求めることができるため、この求めた結果に基づいて車両Cを精度良く停止線Pにしたがって自動的に停止させることができ、優れた安全運転支援が可能となる。
そして、この送信部2aから各種信号が送信され、カーブBに向かって道路Rを走行してくる車両Cに搭載された受信手段3がこの信号を受信する。受信する情報としては、「光ビーコン2の送信部2aからカーブ手前の始点部Qまでの距離情報」と「カーブでの適正走行速度の情報」とがある。このうち、「光ビーコン2の送信部2aからカーブ手前の始点部Qまでの距離情報」については、図1で示した実施の形態の場合と同様に、予め実測された距離に基づいた情報である(ただし図1の停止線Pを始点部Qに置き換えている)。車両Cに搭載されている機器の構成については図2に示したとおりである。
カーブBよりも上流側に設けられた光ビーコン2の送信部2aより前記信号が送信され、道路Rを走行してくる車両Cに搭載させた受信手段3がこの情報を受信する(図9のステップS21)。なお、図8の矢印xの位置で車両Cは情報を受信している。その後、車両Cは走行しながら、距離算出装置1はカーブB手前の所定位置である始点部Qまでの距離を求める動作を行う(ステップS22)。なお、この動作は、前記実施の形態と同様であり図7に示したものである。
また、この走行制御手段9は、前記適正走行速度情報を車両特性に応じて補正する補正手段30(図2参照)を有している。この補正手段30は受信した適正走行速度情報の適正走行速度に係数を乗算する機能を有している。係数はこの装置を取り付ける車両Cの車種などの車両特性に応じて予め定められた値であり、補正手段30に記憶されている。係数は、例えば普通乗用自動車の場合が基準値である「1」とされており、車両重心が高く走行安定性が普通乗用自動車よりも低いトラックの場合、この基準値よりも小さい「0.8」とされており、逆に車両重心が低く走行安定性の高いスポーツタイプの自動車の場合、この基準値よりも大きい「1.1」とされている。これにより、例えばあるカーブBでの適正走行速度(始点部Qでの速度)が40km/hとされている場合、トラックにおける補正手段30で算出され補正された適正走行速度は32km/hとなり、スポーツタイプの自動車における補正手段30で補正された適正走行速度は44km/hとなる(ステップS23)。このような補正を行うことにより、特にスポーツタイプの自動車において、速度の制御による安全度を確保しながら不要な減速を抑えることができる。
以上のように、本発明の車両Cによれば、交差点Aに対しては停止線Pで自動停止が可能となり、かつ、カーブB手前に対しては自動的に安全な進入速度まで減速することができる。
図1において、この距離算出装置1においても電波ビーコン2の送信部(ヘッド)2aは道路脇の上方位置や、車両Cが走行する車線の上方位置に設けられており、道路R上の車両Cの走行領域に対して各種情報を送信することができる。そして、図1に示しているように道路Rを横断方向に見た場合、車両Cは光ビーコン2の送信部2aの直下正面位置または直下位置の道路Rを通過する。なお、この距離算出装置1においても、道路Rの路面と、電波ビーコン2の送信部2aを含む当該路面に直交する面との交差位置(直下正面位置または直下位置)を、電波ビーコン2の「直下位置G」として説明する。
領域検出手段21は、受信した1kHzAM復調信号とこのデータフレームに同期した1kHzクロックとを比較することによって、同相または逆相の位相判定を行う。つまり、領域検出手段21が一定回数以上の同じ位相が連続していると判定した場合に当該領域検出手段21は同相又は逆相の初期位相を確定する。初期位相確定の後、位相判定結果において一定回数以上の反対位相が連続して認識された場合に、領域検出手段21は送信部2aの直下位置Gを通過し位相反転が生じたことを認識する。この情報を領域検出手段21から位置検出手段4が受け、当該位置検出手段4は送信部2aとの相対距離をゼロとして設定することができる。
図12は走行方向前方の停止線P(図1参照)で車両Cを停止させる運転支援動作(停止支援動作)を順に説明したものである。また、電波ビーコン2と距離算出装置1との情報通信の動作を説明したものが図13である。
そして、距離設定手段5は、領域検出手段21が相の切り替わりを検出した位置から前方の停止線Pまでの距離を、先に受信した距離情報に含まれている距離として設定する(ステップS73)。つまり、相の切り替わりを検出した位置から、停止線Pまでの距離を求めることができる。なお、この距離を求めるフローの動作周期は10msecとすることができる。
このように、距離算出装置1が停止線Pまでの距離を正確に求めることができるため、この求めた結果に基づいて車両Cを精度良く停止線Pにしたがって自動的に停止させることができ、優れた安全運転支援が可能となる。
図9の動作と異なる点は、ステップS81における情報の受信動作と、ステップS82における停止線Pまでの距離を設定する動作にある。
また、この走行制御手段9は、図2の実施の形態と同様に、前記適正走行速度情報を車両特性に応じて補正する補正手段30(図10参照)を有しており、受信した適正走行速度情報の適正走行速度に係数を乗じて補正する(ステップS83)。
以上のように、本発明の車両Cの各実施の形態によれば、交差点Aに対しては停止線Pで自動停止が可能となり、かつ、カーブB手前に対しては自動的に安全な進入速度まで減速することができる。
以下において、送信装置2が光ビーコンとされており、前記電磁波検出手段35が検出した当該光ビーコン2側からの赤外線の周波数についての変化に基づいて、位置検出手段4が、光ビーコン2の送信部2aとの相対位置を検出する場合について説明する。
2 送信装置(光ビーコン、電波ビーコン)
3 受信手段
4 位置検出手段
5 距離設定手段
8 速度検出手段
9 走行制御手段
10 赤外線検出手段
11 ピーク検出手段
12 領域検出手段
17 底値検出手段
20 電波検出手段
21 領域検出手段
30 補正手段
35 電磁波検出手段
36 領域検出手段
Claims (8)
- 道路に設けられた送信装置の送信部から送信される情報を用いて、道路上を移動しながら移動方向前方の所定位置までの距離を求める距離算出装置であって、
前記送信部より送信された当該送信部から前記所定位置までの距離情報を受信する受信手段と、
前記送信部から発せられ当該送信部の前記道路における位置と相関を有する電磁波に基づいて当該送信部との相対位置を検出する位置検出手段と、
前記相対位置と前記距離情報とに基づいて前記所定位置までの距離を求める距離設定手段と、
を備え、
前記送信装置は、前記電磁波として赤外線が用いられている光ビーコンであり、
前記位置検出手段は、前記光ビーコンの送信部から発せられた赤外線の強度を検出する赤外線検出手段を有し、
前記位置検出手段は、前記赤外線検出手段が検出した赤外線の強度に基づいて前記送信部との相対位置を検出する
ことを特徴とする距離算出装置。 - 前記赤外線検出手段は、前記送信部から発せられた赤外線の強度のピークを検出するピーク検出手段を有し、
前記位置検出手段は、前記ピーク検出手段が前記ピークを検出した際の前記送信部との相対位置を検出する請求項1に記載の距離算出装置。 - 前記赤外線検出手段は、前記送信部から発せられた赤外線の強度の底値を検出する底値検出手段を有し、
前記位置検出手段は、前記底値検出手段が前記底値を検出した際の前記送信部との相対位置を検出する請求項1に記載の距離算出装置。 - 前記位置検出手段は、前記送信部から発せられた赤外線において変調されている領域と変調されていない領域との切り替わりを検出する領域検出手段を有し、
前記位置検出手段は、前記領域検出手段が前記切り替わりを検出した後において前記送信部との相対位置を検出する請求項1〜3のいずれか一項に記載の距離算出装置。 - 道路に設けられた光ビーコンの送信部から赤外線によって送信される情報を用いて、道路上を移動しながら移動方向前方の所定位置までの距離を求める距離算出方法であって、
前記送信部から前記所定位置までの距離情報が前記送信部より赤外線によって送信され、
この距離情報を受信し、
前記送信部から発せられ当該送信部の前記道路における位置と相関を有する赤外線の強度を検出し、この検出した赤外線の強度に基づいて当該送信部との相対位置を検出し、
前記相対位置と前記距離情報とに基づいて前記所定位置までの距離を求めることを特徴とする距離算出方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の距離算出装置と、
走行速度を検出する速度検出手段と、
前記距離算出装置の前記距離設定手段が求めた前記所定位置までの距離と前記速度検出手段により検出した走行速度とに基づいて前記所定位置で所定の速度となるように走行速度を制御する走行制御手段と、
を備えたことを特徴とする車両。 - 前記距離算出装置が備えている前記受信手段は、前記送信装置の送信部より送信された前記所定位置における適正走行速度情報を受信し、
前記走行制御手段は、前記適正走行速度情報に基づいて前記所定位置で適正走行速度となるように走行速度を制御する請求項6に記載の車両。 - 前記走行制御手段は、前記受信手段が受信した前記適正走行速度情報を車両特性に応じて補正する補正手段を有し、この走行制御手段は、補正された適正走行速度情報に基づいて走行速度を制御する請求項7に記載の車両。
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