JP2000235414A - 自動走行システム - Google Patents

自動走行システム

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JP2000235414A
JP2000235414A JP11037891A JP3789199A JP2000235414A JP 2000235414 A JP2000235414 A JP 2000235414A JP 11037891 A JP11037891 A JP 11037891A JP 3789199 A JP3789199 A JP 3789199A JP 2000235414 A JP2000235414 A JP 2000235414A
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JP
Japan
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vehicle
marker
markers
backward
moving direction
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JP11037891A
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English (en)
Inventor
Takahiko Murano
隆彦 村野
Akihide Tachibana
彰英 橘
Tomonori Kitazaki
知則 北崎
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動走行システムの車両の前後移動方向を、
簡素な構成で容易かつ確実に検出する。 【解決手段】 走路Rに沿って並べられたマーカMを利
用した制御によって車両Vが自動走行する。それぞれ異
なるマーカ特性(コード1、2、3)をもった3種類の
マーカMが走路に沿って配列される。車両は、3種類の
マーカのマーカ特性を判別可能なマーカ検出手段を有す
る。そして、移動方向判定手段が、順次検出されるマー
カのマーカ特性の変化に基づいて車両の前後移動方向を
判定する。例えば、3、2、1の順でマーカが検出され
れば後進と判定され、その逆なら前進と判定される。自
動走行システムの既存の構成であるマーカを活用してい
るので、構成が簡単である。好ましくは、車両が後退し
ていると判定されたときは、車両に前進駆動力を与えて
車両を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走路に沿って並べ
られたマーカを利用した制御によって車両が自動走行す
る自動走行システムに関し、特に車両の移動方向の判別
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人間の運転操作なしで車両が
自動走行できるようにするべく、各種の自動走行システ
ムが提案されている。特定の施設内に設けられるシステ
ムが提案され、また一般の道路(高速道路など)に設け
られるシステムも提案されている。
【0003】自動走行システムでは、自動操舵によって
車両が走路に沿って走行する。自動操舵を確実に行うた
め、走路上に適当な間隔を開けてマーカを並べることが
好適である。マーカは、例えば磁石(磁気マーカ、磁気
ネイル)である。車両にはマーカを検出するセンサが設
けられる。そして、マーカがつくるラインに沿って車両
が走行するように、自動操舵制御が行われる。この種の
システムは、例えば、特開平1−253007号公報お
よび特開平8−314540号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両が登坂
路で停止中に制動装置がフェールすると、車両は坂道を
逆走する。また、車両が降坂路で停止中に制動装置がフ
ェールすると、車両は坂道を前方向に下りだす。乗員が
車両を運転する場合は、乗員が車両の動きとその方向を
察知して適切な対策を施す。自動走行システムの場合
は、乗員の代わりにシステムが車両の移動方向を検出し
て、適切に車両を制御する必要がある。
【0005】上記の例から明らかなように、車両の前後
移動方向、すなわち車両が前方向と後方向のいずれに動
いているかは、自動走行システムにとっては有用な情報
である。それにも拘わらず、従来の自動走行システムで
は、この点が十分に考慮されていなかった。
【0006】もちろん、特別なセンサ装置などを車両に
搭載すれば、車両の前後移動方向を検出できる。しかし
ながら、簡単な構成で確実かつ容易に前後移動方向を検
出可能にすることがより望ましい。そして、前後移動方
向に基づいて、坂道での逆走等を防止し、確実な停止状
態を保証することが望まれる。
【0007】参考として、車両は一般に車速センサ、例
えば、車輪回転速度に応じたパルス信号を出力するセン
サを備えている。車輪速パルス信号を利用することによ
り、車両が停止しているか否かは分かる。しかし、車輪
速パルス信号からは、車両が前方向に動いているか、後
方向に動いているかは判別できない。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、システムの既存の構成であるマーカ
を利用して、簡素な構成で容易かつ確実に車両の前後移
動方向を検出可能な自動走行システムを提供することに
ある。
【0009】さらに本発明の目的は、検出された前後移
動方向に基づいて、予定外の車両の移動を確実に防止で
きる自動走行システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、走路に
沿って並べられたマーカを利用した制御によって車両が
自動走行する自動走行システムに適用される。上記目的
を達成するため、本発明では、それぞれ異なるマーカ特
性をもった少なくとも3種類のマーカが走路に沿って順
に並べられる。車両には、前記少なくとも3種類のマー
カのマーカ特性を判別可能なマーカ検出手段が設けられ
る。そして、移動方向判定手段が、順次検出されるマー
カのマーカ特性の変化に基づいて車両の前後移動方向を
判定する。
【0011】例えば、特性コード1、2、3をもつ3種
類のマーカが、1、2、3、1、2、3・・・の順に走
路に沿って並べられる。コード1のマーカが検出され、
次にコード2のマーカが検出されたとき、車両は前進し
ている。逆に、コード1のマーカが検出され、次にコー
ド3のマーカが検出されたとき、車両は後退している。
このように、少なくとも3種類のマーカを配置すること
により、マーカ特性の変化から車両の移動方向が分か
る。
【0012】本発明によれば、従来の単一の特性をもつ
1種類のマーカの代わりに、特性が異なる3種類のマー
カが配置される。さらに、従来の1種類のマーカだけを
検出するマーカ検出手段の代わりに、3種類のマーカを
判別可能なマーカ検出手段が車両に搭載される。すなわ
ち、既存の構成を活用し、簡単な変形を施すことにより
移動方向が検出される。従って、簡素な構成で容易かつ
確実に車両の移動方向を知ることができる。
【0013】(2)本発明の好ましい一態様において、
前記少なくとも3種類のマーカは、それぞれ異なる数の
マーカ素子を有する。また別の態様において、前記少な
くとも3種類のマーカは、走路に対するマーカ素子の埋
設高さが異なっている。
【0014】これらの態様によれば、同じ特性のマーカ
素子を用意し、マーカ素子の配置をマーカ間で異ならせ
ることにより、異なる特性をもつマーカが構成される。
マーカ素子の種類が少なくてよいので、比較的容易に少
なくとも3種類のマーカを実現できる。また、マーカ素
子の種類が少なくてよいので、マーカのコストダウンを
図ることもできる。
【0015】(3)本発明の好ましい一態様は、前記車
両が後退していると前記移動方向判定手段が判定したと
きに、車両に前進駆動力を与えて車両を停止させる前進
力発生手段を含む。本発明によれば、車両が登坂路で逆
走した場合でも、車両を確実に停止させることができ
る。
【0016】(4)本発明の好ましい一態様は、前記車
両が前進していると前記移動方向判定手段が判定したと
きに、車両に後進駆動力を与えて車両を停止させる後進
力発生手段を含む。本発明によれば、車両が降坂路で予
定外に坂を下り始めたときでも、車両を確実に停止させ
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明
する。
【0018】図1を参照すると、本実施形態の自動走行
システムでは、走路Rに等間隔に配置されたレーンマー
カMを利用して、車両Vが自動走行する。本実施形態で
は、レーンマーカMは磁気ネイル(所定の形状の永久磁
石)で構成され、各磁気ネイルは走路に埋設され、設置
間隔は1メートルである。磁気ネイルが発する磁気信号
が、車両の磁気センサに検出される。レーンマーカM
は、走路に沿って配置されており、車両Vに走路の形状
を教える機能をもつ。図1には、自動走行システムの一
部である登坂路が示されているが、平坦路および降坂路
を含む全走路にレーンマーカMが設置されている。
【0019】本実施形態の特徴として、異なる特性をも
つ3種類のレーンマーカが用意され、走路に沿って順次
特性の異なるマーカが位置するように配列されている。
具体的には、レーンマーカMには3種類のコード1、
2、3が付けられており、コード1、2、3はマーカ特
性に対応している。異なるコードのマーカは、異なるマ
ーカ特性をもち、異なる磁気信号(磁界)を発する。そ
して、進行方向に対して1、2、3、1、2、3・・・
の順に並ぶようにマーカが配置されている。
【0020】好ましくは、レーンマーカMを下記のよう
に構成することにより、各マーカに3つのコードのいず
れかが付与される。
【0021】(1)「マーカ素子の数を異ならせる」 図2に示すように、コード1のマーカは、走路の中央に
設けられた1つのマーカ素子(磁気ネイル)を有する。
コード2のマーカは、走路の幅方向に所定の適当な間隔
を開けて配置された2つのマーカ素子を有する。コード
3のマーカは、走路の幅方向に所定の適当な間隔を開け
て配置された3つのマーカ素子を有する。このように、
本形態では、マーカのコードに応じて、走路の幅方向に
異なる数のマーカ素子が配列される。
【0022】図2の下段に示すように、3つのマーカで
は、走路の幅方向の磁気信号(磁界)の強度分布が異な
っている。この形態では、この強度分布がマーカ特性に
相当する。車両には、3つのマーカの特性を判別可能な
磁気センサが搭載される。例えば、図示の如く、車両の
幅方向に延びる磁気センサを設ける。磁気センサは、複
数のセンサ素子の列を有する。複数のセンサ素子の出力
信号から磁気強度分布の相違が判別される。
【0023】(2)「マーカ素子の埋設高さを異ならせ
る」 図3に示すように、この形態では、すべてのマーカ(コ
ード1、2、3)が、1つのマーカ素子(磁気ネイル)
を有し、マーカ素子は走路の中央に設けられている。し
かし、コード1、2、3のマーカは、走路に対する設置
高さが異なっている。コード1、2、3の順で設置高さ
が低くなる。コード1のマーカでは、磁気ネイルが完全
に走路から突出している。コード2のマーカでは、磁気
ネイルの半分が走路に埋まっている。コード3のマーカ
では、磁気ネイルが完全に走路に埋まっている。
【0024】図3に示すように、3つのマーカでは、磁
気信号の強度が異なっている。この形態では、磁気強度
がマーカ特性に相当する。車両には、3つのマーカの特
性を判別可能な磁気センサが搭載される。例えば、磁気
強度に応じた電圧信号を出力するセンサが設けられる。
【0025】(3)「マーカ素子の磁気強度を異ならせ
る」 この形態でも、すべてのマーカ(コード1、2、3)
が、1つのマーカ素子(磁気ネイル)を有し、マーカ素
子は走路の中央に設けられている。さらに、マーカの設
置高さも同一である。しかし、コード1、2、3のマー
カには、異なる磁気強度特性が付与されている。従っ
て、この形態でも、磁気強度がマーカ特性に相当する。
車両には、例えば、磁気強度に応じた電圧信号を出力す
るセンサが設けられる。
【0026】上記の(1)、(2)の形態によれば、同
じ特性のマーカ素子を用意し、マーカ素子の配置をマー
カ間で異ならせることにより、異なる特性をもつマーカ
が構成される。マーカ素子の種類が少なくてよいので、
比較的容易に少なくとも3種類のマーカを実現できると
いう利点がある。また、マーカ素子の種類が少なくてよ
いので、マーカのコストダウンを図れるという利点もあ
る。
【0027】一方、(3)の形態によれば、3種類のマ
ーカ素子が必要ではあるが、すべてのマーカを同じ方法
で設置できるので、設置作業が容易という利点がある。
【0028】また、上記の(1)〜(3)の形態の任意
の2つが組み合わされてもよく、さらに、3つの形態が
組み合わされてもよい。組合せにより、マーカ特性の相
違が顕著になり、検出の確実性が向上すると考えられ
る。
【0029】次に、図4を参照し、自動走行車両10の
構成を説明する。この車両10は電気自動車である。磁
気センサ12は、走路上のレーンマーカが発する磁気信
号を検出し、マーカ検出信号を車両制御コンピュータ1
6に送る。前述したように、磁気センサ12は、コード
1、2、3のマーカ特性を判別可能である。磁気センサ
12は、コード1、2、3にそれぞれ対応する3種類の
マーカ検出信号を生成する。
【0030】また、車速センサ14は、車輪の回転速度
に応じた車輪速パルス信号を車両制御コンピュータ16
に送る。
【0031】車両制御コンピュータ16は車両の自動走
行を制御する。車両制御コンピュータ16には“車速お
よび操舵角演算部18”が設けられている。マーカ検出
信号と車輪速パルス信号に基づいて、車両が走路に沿っ
て適切に走行するために必要な目標車速および目標操舵
角が算出される。マーカ検出信号は、主として操舵角算
出に使用されるが、適宜、車両の位置や速度の算出にも
使われる。
【0032】車両制御コンピュータ16は、車両駆動モ
ータ20およびブレーキ装置22を制御することによ
り、目標車速を達成する。加速が必要なときは、制御信
号がモータ20に送られ、制御信号に従ってモータ20
がモータトルクを増加する。減速が必要なときには、制
御信号がブレーキ装置22に送られ、ブレーキ装置22
のアクチュエータがブレーキを作動させる。モータ20
の回生制動を車両の減速に利用することも好適である。
【0033】また、車両制御コンピュータ16は、ステ
アリング装置24を制御することにより目標操舵角を達
成する。車速および操舵角演算部18では、現在の車速
でマーカがつくるラインを車両がトレースするのに必要
な操舵角が算出される。具体的には、マーカに対する車
両の横方向のずれ量が低減するような操舵角が算出され
る。この操舵角を示す制御信号がステアリング装置24
に出力され、ステアリング装置24が制御信号に従って
車輪の向きを変更する。これにより、車両は、走路に沿
って進むことができる。
【0034】車両制御コンピュータ16には、さらに、
移動方向判定部30が設けられている。移動方向判定部
30は、順次検出されるマーカのマーカ特性の変化に基
づいて車両の前後移動方向を判定する。(i)コード1、
2、3、1、2、3・・・の順でマーカが検出されたと
き、車両は前進している。(ii)コード3、2、1、3、
2、1・・・の順でマーカが検出されたとき、車両は後
退している。
【0035】実際には、少なくとも2つのマーカ検出信
号が得られれば、移動方向を判定できる。1の後に2、
2の後に3、または3の後に1が入力されれば前進であ
る。その他の場合には後退である。
【0036】移動方向の判別結果は、停止制御部32に
より使用される。停止制御部32は、本発明の前進力発
生手段および後進力発生手段の一部として機能する。
【0037】車両が図1の登坂路で停止中にブレーキ装
置22がフェールした場合、車両は坂道を逆走する。こ
のとき、移動方向判定部30は、車両が後方へ移動した
と判定する。停止制御部32は、車両駆動モータ20を
制御して、前進のための駆動トルクを発生させる。これ
により、車両に前進駆動力が与えられ、前進駆動力と重
力がバランスし、車両が停止する。
【0038】一方、車両が降坂路で停止中にブレーキ装
置22がフェールした場合、車両は予定外の動きをし
て、坂道を下り始める。このとき、移動方向判定部30
は、車両が前方への移動したと判定する。停止制御部3
2は、車両のシフトモードをR(リバース)に設定し、
車両駆動モータ20を制御して、後進のための駆動トル
ク(逆モータトルク)を発生させる。これにより、車両
に後進駆動力が与えられ、後進駆動力と重力がバランス
し、車両が停止する。
【0039】車両を停止させるためには、図5に示すよ
うに、式「T−Mgsinθ>μMg」を満たすモータト
ルクTが発生すればよい。ここで、Mは車両重量、μは
路面摩擦係数(静止時)、gは重力加速度である。勾配
が同じ登坂路および降坂路では、トルクの向きは逆だが
大きさは同じである。
【0040】実際の制御では、車両が停止するまでモー
タトルクを増加させればよい。これにより、図5に示す
適当なモータトルクが得られる。
【0041】図6は、停車中の車両制御処理を示すフロ
ーチャートである。この処理は、車両が停車場所で停車
している間、実行される。まず、車両が本当に停止して
いるか否かが判定される(S10)。この判定は、車輪
速パルスに基づいて行われる。車両が停止していれば、
S10の判断が繰り返される。車両が停止していないと
き、移動方向判定部30が、車両が後方向に移動してい
るか否かを判定する(S12)。
【0042】移動方向が後ろである場合、停止制御部3
2が、モータトルクを所定の単位トルク増加量だけ増加
させるように車両駆動モータ20に指示する(S1
4)。この指示に従ってモータ20がモータトルクを発
生する。モータトルクが0であった場合は、モータトル
クが所定単位トルク増加量に等しくなる。
【0043】次に、車輪速パルス信号に基づいて、車両
が停止したか否かが判定される(S16)。まだ停止し
ていなければ、S14に戻り、再び所定の単位トルク増
加量だけモータトルクを増加するようにモータ20に指
示が出される。S14、S16の処理の繰り返しによ
り、車両の停止に必要な前進力、すなわち、車両に作用
する重力と適当にバランスする前進力が車両に与えられ
るまで、モータトルクが増大する。
【0044】S16で車両が停止したと判定されると、
停止制御部32は、モータトルクを維持するように車両
駆動モータ20に指示を出し、S10に戻る。好ましく
は、異常発生を知らせる信号が、交通システムの管制セ
ンターなどに送られる。
【0045】一方、S12の判断で移動方向が「前」で
ある場合、停止制御部32が、逆モータトルクを所定単
位トルク増加量だけ増加させるように車両駆動モータ2
0に指示する(S20)。逆モータトルクは、車両を後
退させる方向に作用するトルクである。所定単位トルク
増加量は、後退時に使用される値に対して、大きさが同
じであり、符号(向き)が逆である。
【0046】モータトルクの向きを除き、S20〜S2
4の処理は、S14〜S18の処理と同様である。モー
タ20は、停止制御部32の指示に従って逆モータトル
クを発生する。車両が停止したと判定されるまで、所定
幅ずつ逆モータトルクが増加される。これにより、停止
に必要な後進力が車両に与えられるまで、トルクが増大
する。車両が停止すると、逆モータトルクを維持するよ
うに、駆動モータ20に指示が出される。このときも、
異常発生を知らせる信号が管制センターなどに送られ
る。
【0047】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、特性が異なる3種類のマーカを走路に配列したこと
により、車両はその前後移動方向を検出可能である。
【0048】特に、本実施形態では、従来の単一の特性
をもつ1種類のマーカの代わりに、特性が異なる3種類
のマーカが配置される。さらに、従来の1種類のマーカ
だけを検出するマーカセンサの代わりに、3種類のマー
カを判別可能なマーカセンサが車両に搭載される。既存
の構成であるマーカが活用され、簡単な改良が施されて
いるが、移動方向を検出する特別な装置は追加されてい
ない。従って、簡素な構成で容易かつ確実に車両の移動
方向を知ることができる。
【0049】さらに、本実施形態によれば、ブレーキフ
ェールなどが原因で停車車両が予定外に移動し始めた場
合でも、前後移動方向の判定結果を利用した制御によ
り、車両を確実に停止させることができる。
【0050】なお、本実施形態では、3種類のマーカが
用いられた。しかし、4種類以上のマーカが用いられて
もよいことはもちろんである。また、本実施形態では、
コード1、2、3、1、2、3・・・の順(昇順)にマ
ーカが配列されたが、本発明はこのような配列に限定さ
れない。例えば、配列は、3、2、1、3、2、1・・
・(降順)でもよい。また例えば、配列は、1、1、
2、2、3、3・・・でもよい。要するに、マーカ特性
が順次変わるようにマーカが配列されればよい。
【0051】また、本実施形態では電気自動車が採用さ
れたが、その他の種類の車両が採用されてもよい。例え
ば、車両が内燃機関を搭載し、エンジントルクが制御さ
れてもよい。また、内燃機関および電気モータを搭載す
るハイブリッド自動車に本発明が適用されてもよい。
【0052】「前後移動方向を検出する他の構成」上記
の実施形態では、マーカを利用して車両の後退が検出さ
れた。ここでは、車両の後退を検出する別の構成を説明
する。
【0053】図7は、本実施形態の自動走行システムを
部分的に示している。複数の自動走行車両が走路に沿っ
て走行している。2台の自動走行車両、すなわち先行車
Aおよび後続車Bが登坂路Uを登っている。
【0054】本自動走行システムでは、超音波センサを
用いて車間距離が検出される。検出された車間距離は、
車両の適当な間隔を維持するために用いられる。さら
に、本発明では、後述するように、車間距離を利用して
車両の後退や前進が検出される。
【0055】図8を参照すると、本実施形態では、トラ
ンスポンダ式の超音波センサが採用されている。車体の
前側および後側には、それぞれ、フロント送受信機40
およびリア送受信機42が備えられている。
【0056】まず、後続車のフロント送受信機40が、
前方車両へ向けて第1の超音波信号を送信する。第1の
信号は、先行車のリア送受信機42に受信される。リア
送受信機42は、第1の信号を受信してから所定時間後
に、第2の超音波信号を送信する。第2の信号は、後続
車のフロント送受信機40に受信される。第1の信号を
発進してから第2の信号を受信するまでの時間に基づい
て、車間距離が算出される。
【0057】このようなトランスポンダ式の超音波セン
サを使うことにより、車間距離を正確に検出できる。す
なわち、単に超音波の反射を利用するセンサでは、先行
車以外の物体(樹木、建物など)からの反射信号が検出
精度に影響を及ぼす。トランスポンダ式ではこのような
影響が排除され、正確に2つの測定対象物の距離を検出
できる。
【0058】また、上記の記載から明らかなように、本
システムでは、基本的に後続車が、自分と先行車の車間
距離を検出する。
【0059】図7に戻ると、登坂路Uの2台の車両もト
ランスポンダ式の超音波センサを搭載している。後続車
Bは、自分と先行車Aの車間距離L1を常にモニタして
いる。また、後続車の後方の所定基準地点である登坂路
下端地点Xには、路側超音波ECU44と、超音波送受
信機46が設けられている。超音波送受信機46は、図
8のフロント送受信機40と同様の構成を有する。そし
て、路側超音波ECU44が、送受信機46を使って、
後続車Bと地点Xの距離L2を測定し、この距離L2を
常にモニタしている。
【0060】各車両には通信装置が搭載されている。ま
た、路側超音波ECU44にも通信装置が設けられてい
る。そして、車両間ではデータ通信が行われ、また、車
両とECU44の間でもデータ通信が行われる。
【0061】図9は、図7の車両A、車両Bが登坂路の
途中で停車している間の制御処理を示すフローチャート
である。基本的には車両A、車両Bともに停止していな
ければならない。しかし、ブレーキフェール等が発生す
ると、車両が後退する。図9では、車両の後退を検出
し、検出した後退に対処する処理が行われる。本実施形
態では、車間距離情報を利用して車両の後退が検出され
る。
【0062】図9の処理は、後続車Bの車両制御コンピ
ュータによって行われる。まず、後続車Bで車間距離L
1が検出され(S30)、また、データ通信により路側
超音波ECU44から“後続車Bと基準地点Xの距離L
2”が入手される(S32)。
【0063】次に、L1(t−1)とL1(t)が比較
される(S34)。L1(t−1)は、1周期(制御周
期)前の車間距離であり、L1(t)は、S30で求め
た現在の車間距離である。
【0064】L1(t)がL1(t−1)より小さけれ
ば車間距離が縮まっている。これは、先行車Aの後退の
可能性を示している。次に、後続車Bの車速vBが0か
否かが判定される(S36)。ここでは、車両に搭載さ
れた車速センサ(図示せず)の検出信号が利用される。
S36は、後続車Bが停止しているか否かの判定処理で
ある。vBが所定しきい値以下なら、vB=0とみなして
もよい。
【0065】車速vBが0であれば、後続車Bが停止し
ている。この場合、S34で車間距離L1が縮まったの
は、先行車Aが後退したからであることが判明する。そ
こで、後続車Bの車両制御コンピュータは、先行車Aに
停止指示を送る(S38)。この指示に応えて、先行車
Aの車両制御コンピュータが、車両を停止させる(S4
0)。S40の処理には、上述の本発明の実施形態を適
用できる。すなわち、車両が停止するのに必要な車両駆
動力が発生するように原動機が制御される。
【0066】一方、S36の判断がNOの場合、車両B
が停止していないので、S34で車間距離L1が縮まっ
た原因が先行車Aの後退であるかどうか、はっきり分か
らない。
【0067】そこで、S42に進み、車両制御コンピュ
ータは、自車Bを停止させる。ここでも、前述の実施形
態の制御を適用できる。すなわち、車両が停止するのに
必要な車両駆動力が発生するように原動機が制御され
る。
【0068】S42で車両が停止した後、S30に戻
る。もし本当に先行車Aが後退していれば、車間距離L
1の短縮が再び検出され(S34)、車両Bは停止して
おり(S36)、停止指示が先行車Aに送られる(S3
8)。
【0069】また、S34で車間距離L1が縮まってい
ないと判定されたとき(NO)、S44に進んで、L2
(t−1)とL2(t)が比較される。L2は、後続車
Bと後方の基準地点Xの距離である。そして、L2(t
−1)は、1周期(制御周期)前の距離であり、L2
(t)は、S32で入手した現在の距離である。
【0070】L2(t)がL2(t−1)より小さけれ
ば、後続車Bと基準地点Xの距離が縮まっている。これ
は、後続車Bの後退を示している。そこで、S42に進
み、車両制御コンピュータは、自車Bを停止させる。
【0071】以上に、車両A、車両Bの後退を検出し
て、適切に対処する処理を説明した。本実施形態によれ
ば、車間距離センサが検出する車間距離情報を用いて、
車両が後退しているか否かが判定された。本来、車間距
離センサは、前後の車両の適切な間隔を保つために使わ
れる。本実施形態では、この車間距離センサを活用する
ことにより移動方向が判定されており、移動方向を検出
する特別な装置は追加されていない。従って、簡素な構
成で容易かつ確実に車両の移動方向を知ることができ
る。
【0072】また、図7の状態では、後続車Bに妨害さ
れるため、先行車Aは、路上の基準点Xと自分の距離を
測定できない。このような場合でも、本実施形態によれ
ば、後続車Bによって先行車Aの後退が確実に検出され
る。
【0073】「変形例」 (1)本実施形態では、車両の後退が検出されたが、同
様の方法で車両の前進が検出されてもよい。図9のS3
4、S44で距離が増大しているか否かが判定されれば
よい。これは、降坂路での車両制御に適している。
【0074】(2)また、本実施形態では、後続車が、
自分と先行車の距離を検出した。これとは反対に、先行
車が、自分と後続車の距離を検出してもよい。この場
合、図8のトランスポンダ式の車間距離センサにおいて
は、車両の前後の送受信機が入れ替えられる。また、先
行車の前方(例えば登坂路の頂上)に基準地点が設定さ
れる。そして、図9の処理が変形され、先行車が、自分
の後退および後続車の後退を検出する。すなわち、先行
車が停止し、車間距離が広がったときに、後続車が後退
していると判断される。先行車と前方基準点との距離が
広がったときに、先行車が後退していると判断される。
【0075】(3)さらに(2)の変形例を変形し、車
両の前進を検出してもよい。このさらなる変形例では、
車間距離等が縮まったときに、車両が前進していると判
断される。
【0076】以上より、本実施形態の発明は、「複数の
車両が自動走行する自動走行システムに適用され、車両
の前後移動の方向を検出する車両移動方向検出方法であ
って、対象車両と該対象車両の前方または後方の停止車
両との車間距離の変化に基づいて、対象車両の前後移動
方向を判定することを特徴とする」ものである。
【0077】より詳細には、本実施形態の発明は、例え
ば車両の後退の検出に適用される。本実施形態の発明
は、以下のステップ(a)〜(f)の少なくとも一部を含む。
【0078】(a)後続車と、後続車の後方の所定基準地
点との距離を検出するステップ (b)後続車と先行車の車間距離を検出するステップ (c)後続車の車速を検出するステップ (d)車速に基づき後続車が停止しているか否かを判定す
るステップ (e)後続車と前記所定基準地点との距離が縮まったとき
に後続車が後退していると判定するステップ (f)後続車と先行車の車間距離が縮まり、かつ後続車が
停止しているときに、先行車が後退していると判定する
ステップ 上記(a)〜(f)において、「縮まる」を「広がる」に、
「後退」を「前進」に置き換えることにより、車両の前
進を検出できる。
【0079】上記(a)〜(f)において、「後続車」を「先
行車」に、「後方」を「前方」に、「縮まる」を「広が
る」に置き換えても、車両の後退を検出できる。
【0080】上記(a)〜(f)において、「後続車」を「先
行車」に、「後方」を「前方」に、「後退」を「前進」
に置き換えることにより、車両の前進を検出できる。
【0081】「位置認識マーカの確実な検出」本自動走
行システムでは、レーンマーカとしての磁気ネイルが、
車両を走路に沿って導くために利用される。この磁気ネ
イルは、さらに、車両の位置認識に使うこともできる。
【0082】位置認識は、車両の絶対的な位置を特定す
る処理である。例えば、自動走行制御処理において、車
速から走行距離が算出され、走行距離から車両の位置が
算出されるとする。走行距離が長くなると、位置の誤差
も大きくなる。本システムでは、適当な間隔で位置認識
地点が設けられており、この認識地点で絶対位置がセッ
トされ、セットした位置を基準にして走行制御が行われ
る。この位置認識により、車両の位置情報が補正され
る。
【0083】図10を参照すると、走路上には磁気ネイ
ルが配列されている。また、走路上には、車両が自分の
位置を認識する地点である位置認識点Pが設定されてい
る。位置認識点Pには、N極を示す磁気ネイル(位置認
識マーカ50)が設置されている。位置認識マーカ50
に対して進行方向と逆側の隣には、S極を示す磁気ネイ
ル(前置マーカ52)が設置されている。その他の磁気
ネイルは、N極を示している。また、磁気ネイルの間隔
は1mである。以下、N極の磁気ネイルを「N極ネイ
ル」、S極の磁気ネイルを「S極ネイル」という。
【0084】車両は、N極ネイルおよびS極ネイルの両
方を検出可能な磁気センサを搭載している。車両が進行
方向に走行するとき、前置マーカ52に到達する前は、
連続してN極ネイルが検出される。前置マーカ52に到
達すると、S極ネイルが検出される。次に、位置認識点
Pの位置認識マーカ50に到達すると、N極ネイルが検
出される。従って、車両は、前置マーカ52から位置認
識マーカ50への磁気信号の反転(SからNへの反転)
に基づいて、位置認識点Pへの到達を知ることができ
る。
【0085】このように、走路の磁気ネイルおよび車両
の磁気センサは、位置検出にも利用できる。しかし、前
置マーカ52が一つしかないと、磁気センサが前置マー
カ52を見落とす可能性がある。その場合、位置検出お
よび位置認識処理が出来なくなる。
【0086】このような事情に鑑み、位置検出を確実に
行うためには、図11の構成が好適である。図11も、
基本的にはN極ネイルが並べられたレーンを示してい
る。すなわち、図11には示されない前後の延長部分で
は、N極ネイルが配列されている。
【0087】図11の走路には、図10と同様に位置認
識点Pが設定され、位置認識点PにはN極ネイルが位置
認識マーカ50として設けられている。図10との相違
点として、図11の走路では、位置認識マーカ50に対
して進行方向と逆側(手前)には、前置マーカ54(S
極ネイル)が複数個設けられている。前置マーカ54の
設置個数は、図11の例では10個である。前置マーカ
54以外の磁気ネイルはN極ネイルである。
【0088】車両は進行方向に走行するとき、磁気セン
サを用いてN極およびS極の磁気ネイルを検出する。そ
して、S極ネイルが所定個数(例えば5個)以上連続し
て検出され、それからN極ネイルが検出されたときに、
最初に検出されたN極ネイルの位置で位置認識処理が行
われる。すなわち、最初にN極の磁気信号が検出された
時点で絶対位置がセットされ、車両位置の誤差が補正さ
れる。
【0089】ここで、前置マーカ54が1個だけである
と、前述したように、検出エラーにより前置マーカ54
が検出されない可能性がある。しかし、図11のような
前置マーカ54の連続配置は、確実に検出される。すな
わち、1〜2個の前置マーカ54の未検出が発生したと
しても、その他の前置マーカ54が検出される。前置マ
ーカ54が確実に検出されるので、その後の位置認識マ
ーカ50を使った位置認識が確実に行われる。
【0090】また、本実施形態では、前置マーカ54の
後の最初のN極ネイルが検出されなくても、その次のN
極ネイルが検出されれば、その時点で位置認識が行われ
る。2番目のN極ネイルが、1番目のN極ネイルの代わ
りに位置認識マーカとして機能する。この場合、ネイル
設置間隔に相当する誤差は生じるが、最小限の誤差で位
置検出を行うことができる。図10で説明したように位
置検出が全く行われない場合と比較すると、確実な位置
検出ができる。
【0091】なお、本実施形態では、位置認識マーカの
磁気ネイルはN極を示し、前置マーカの磁気ネイルはS
極を示す。しかしながら、磁気特性が反対でもよいこと
はもちろんである。
【0092】また、本実施形態では、位置認識マーカが
検出された。しかし、本実施形態の発明は、位置認識以
外の特定マーカの検出に適用いられてもよい。特定マー
カは、例えば、停止位置、減速開始位置、加速開始位置
などに設置されたマーカである。要するに、本実施形態
は、他のマーカと判別されるべき任意の特定のマーカの
検出に適用可能である。
【0093】以上より、本実施形態の発明は、「走路に
沿って並べられたマーカを利用した制御によって車両が
自動走行する自動走行システムにおいて、走路上の所定
の地点に、N極またはS極の一方の磁気信号を車両に向
けて発する特定マーカが設けられ、特定マーカに対して
進行方向と逆側には、特定マーカと反対の極の磁気信号
を車両に向けて発する複数の前置マーカが走路に沿って
配列され、車両は、前記複数の前置マーカから前記特定
マーカへの磁気信号の反転に基づいて、前記所定の地点
に到達したことを検出することを特徴とする」ものであ
る。
【0094】好ましくは、前記所定の地点は、車両が位
置認識を行うべき地点であり、前記特定マーカは、位置
認識マーカである。
【0095】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、自動走行システムの既存の構成であるマーカを利用
して、簡素な構成で容易かつ確実に車両の前後移動方向
を検出することができる。
【0096】さらに、本発明によれば、検出された前後
移動方向に基づいて、予定外の車両の移動を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の自動走行システムを部分
的に示す図である。
【図2】 3種類のコードをレーンマーカに付与するた
めの第1の構成を示す図である。
【図3】 3種類のコードをレーンマーカに付与するた
めの第2の構成を示す図である。
【図4】 図1の自動走行システムにおける自動走行車
両の構成を示すブロック図である。
【図5】 図4の走行車両が坂路で停止するのに必要な
モータトルクを示す図である。
【図6】 図4の自動走行車両の停車中の制御処理を示
すフローチャートである。
【図7】 車両の前後移動方向を検出する他の構成が適
用される自動走行システムを示す図である。
【図8】 図7のシステムに設けられたトランスポンダ
式の車間距離センサを示す図である。
【図9】 図7のシステムの停車中の車両制御処理を示
すフローチャートである。
【図10】 位置認識を行うための位置置認識マーカお
よび前置マーカの配置を示す図である。
【図11】 図10より確実に位置認識を行うためのマ
ーカの配置を示す図である。
【符号の説明】
10 自動走行車両、12 磁気センサ、14 車速セ
ンサ、16 車両制御コンピュータ、18 車速および
操舵角演算部、20 車両駆動モータ、22ブレーキ装
置、24 ステアリング装置、30 移動方向判定部、
32 停止制御部、M レーンマーカ、R 走路、V
車両。
フロントページの続き (72)発明者 北崎 知則 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA27 CC11 CC19 LL04 5H301 AA01 AA09 BB20 CC03 CC06 EE06 EE27 GG10 GG12 GG14 GG19 LL03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走路に沿って並べられたマーカを利用し
    た制御によって車両が自動走行する自動走行システムに
    おいて、 それぞれ異なるマーカ特性をもった少なくとも3種類の
    マーカが走路に沿って順に並べられ、 前記車両は、前記少なくとも3種類のマーカのマーカ特
    性を判別可能なマーカ検出手段と、順次検出されるマー
    カのマーカ特性の変化に基づいて車両の前後移動方向を
    判定する移動方向判定手段と、を有することを特徴とす
    る自動走行システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動走行システムにお
    いて、 前記少なくとも3種類のマーカは、それぞれ異なる数の
    マーカ素子を有することを特徴とする自動走行システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動走行システムにお
    いて、 前記少なくとも3種類のマーカは、走路に対するマーカ
    素子の埋設高さが異なっていることを特徴とする自動走
    行システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の自動走
    行システムにおいて、 前記車両が後退していると前記移動方向判定手段が判定
    したときに、車両に前進駆動力を与えて車両を停止させ
    る前進力発生手段を含むことを特徴とする自動走行シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の自動走
    行システムにおいて、 前記車両が前進していると前記移動方向判定手段が判定
    したときに、車両に後進駆動力を与えて車両を停止させ
    る後進力発生手段を含むことを特徴とする自動走行シス
    テム。
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