JP5323398B2 - 記録密度判定装置、及び現金自動支払機、並びに記録密度判定プログラム - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、磁気ストライプに書き込まれた異なる記録密度のそれぞれに対応して予め設定された各移動速度の一つを選択して、磁気ストライプを移動させる移動手段を備えた磁気ストライプ読取装置が開示されている。
また、特許文献3には、磁気ストライプデータの具体例が開示されており、データの前後に開始符号、及び終了符号が設けられ、開始符号の前に同期タイミングの領域が設けられている。
したがって、コスト的にも、ハードウェアを変更することなくソフトウェア的に処理するためにも、1つの磁気ヘッドで異なる記録密度の磁気ストライプのデータを読み込む技術が好ましい。例えば、同期タイミング領域の中心部の一定間隔内に存在するピーク間隔の平均値により、磁気ストライプの記録密度を算出して、算出された記録密度に合わせて読み込み、書き込みを行うことが考えられる。
しかしながら、このような技術では、高密度におけるタイミング数が少ない場合、書き込み位置のズレがある場合、磁気ヘッドの走行安定性が悪く書き込み位置がずれる場合には、記録密度を判定することができない場合が生じる。例えば、書き込み位置のズレにより、同期タイミングを検出するための読取範囲が同期タイミング領域の前後にずれてしまい、密度判定することができなくなることがある。
また、高密度の記録密度が低密度の記録密度の2倍から多少ずれているときに、多くのbitを読み込んだ場合、磁気変化点をデータ「1」として認識することになるので、記録密度の比のズレと読み込んだbit数とに応じた判定の閾値を設定することが好ましい。
本発明の一実施形態である通帳記帳機(記録密度判定装置)について図面を用いて説明する。
図1の通帳記帳機30は、インサータユニット2と、磁気ストライプリードライトユニット11と、光学式頁行読取ユニット3と、プリンタユニット4と、ターンページユニット5と、通帳発行ユニット7と、通帳スタッカ15と、本体制御部(制御部)9とを備え、各ユニット2,4,5,7を貫通するように走行路1が設けられている。
このデータフォーマットは、読取開始位置である左端から、同期タイミングA、開始符号B、第1BK(Block)の54桁のデータ、終了符号C、チェックコードD、同期タイミングA、開始符号B、第2BKの54桁のデータ、終了符号C、チェックコードD、後ろ開始符号E,及び同期タイミングAが設定されている。
次に、逆方向に読み込んだ場合、同期タイミングAから後ろ開始符号Eへの変化が検出され、チェックコードD、及び終了符号Cが読み取られ、第2BKの54bitのデータが読み取られ、開始符号B及び終了符号Aが読み取られることにより、逆方向の読み取りが終了する。
順方向及び逆方向の何れの方向に読み込んでも、データを読み込むことができるので、磁気ストライプ22,22aの何れを読み込んでも、逆方向に移動させることなくデータを読み込むことができる。
通帳記帳機30は、インサータユニット2と、光学式頁行読取ユニット3と、プリンタユニット4と、ターンページユニット5と、通帳発行ユニット7と、磁気ストライプリードライトユニット11と、本体制御部9(9a)とを備え、インサータユニット2は駆動部2aにより走行ローラ18(図1)を回転させる。また、磁気ストライプリードライトユニット11が備える磁気ヘッド12は、コイルが巻回されており、磁気ストライプ22の磁気変化点が移動することにより発生する起電力をデジタルデータとして出力する。
同期タイミング検出手段33は、磁気ストライプ22に記録された同期タイミングAを検出して同期をとるものであり、例えば、磁気ヘッド12から出力されるデジタルデータが最初に「1」に遷移したタイミングで同期をとる。
符号判定手段34は、リード手段32が検出したデジタルデータと、データフォーマット35とを比較することにより開始符号B、終了符号C、及び後ろ開始符号Eの期間のデジタルデータを出力する。
図5,図6を参照して、符号判定手段34が出力したbit「1」の数が閾値「7」よりも大きいか否かを判定することにより、磁気ストライプ22が高密度なのか低密度なのかを判定できることを説明する。
図5(a),図5(b)において、bit間を区切る磁気変化点が複数記録されており、隣接する磁気変化点の中点に磁気が記録されていないものがbit「0」であり、隣接する磁気変化点の中点に磁気が記録されているものがbit「1」である。すなわち、図5(a)において、前半の2bitがbit「0」であり、後半の4bitがbit「1」である。また、図5(b)において、前半の3bitがbit「0」であり、後半の4bitがbit「1」である。
したがって、210BPIの磁気ストライプ22を100BPIの仕様の磁気間隔で読み込んだ場合は、ほぼすべてのbitが「0」となる。
したがって、開始符号B、終了符号C、及び後ろ開始符号Eに読み取り区間を限定し、閾値の下限を設定することを考える。
図6(e)のbit「1」の数は、1番目の開始符号Bで4個であり、終了符号C、及び2番目の開始符号Bでそれぞれ0個であり、2番目の終了符号C、及び後ろ開始符号Eでそれぞれ4個であり、合計12個である。
図6(f)のbit「1」の数は、1番目の開始符号B、及び終了符号Cでそれぞれ4個であり、2番目の開始符号B、2番目の終了符号C、及び後ろ開始符号Eでそれぞれ0個であり、合計8個である。
すなわち、210BPIの記録密度の磁気ストライプの開始符号、終了符号、及び後ろ開始符号からなる符号に含まれるbit「1」の数は8以上となり、記録密度100BPIの符号に含まれるbit「1」の数は0となる。
したがって、閾値を「7」に設定して判定することにより、bit間を区切る磁気変化点を値「1」と読み間違えても、高密度か低密度かを的確に判定することができる。
第1実施形態は、記録密度が略2倍であるときに、bit「1」の数が閾値より多いか否かで高密度の磁気ストライプか低密度の磁気ストライプかを判定していたが、ビット間隔を測定して、測定された間隔を閾値間隔と比較しても高密度の磁気ストライプか低密度の磁気ストライプかを判定することができる。
図7の本体制御部9bは、読取手段31と、間隔測定手段48と、判定手段40bと、閾値間隔45bと、書込手段44と、解析手段42と、通信手段46とを備える。また、図4と同様に、読取手段31は、リード手段32と、符号判定手段34と、同期タイミング検出手段33と、データフォーマット35とを備える。
図8(a)において、同期タイミングAは「0」=「00000000」の8bitデータが設定され、開始符号Bが「F」=「1111」の4bitデータが設定され、同期タイミングA、及び開始符号Bの期間が読取期間である。
閾値間隔45bは、高密度の閾値間隔上限としてY1hが設定され、高密度の閾値間隔下限としてY2hが設定され、低密度の閾値間隔上限としてY1Lが設定され、低密度の閾値間隔下限としてY2Lが設定されている。
判定手段40bは、
Y1h>X>Y2hのとき、高密度と判定し、
Y1L>X>Y2Lのとき、低密度と判定する。
前記第1実施形態は、符号の中に含まれるbit「1」の数を計測し、前記第2実施形態は、磁気変化点の間隔を測定することにより、高密度か低密度かを判定したが、高密度の仕様と低密度の仕様とで解析して正常に読み込んだか否かで判定することができる。
図9は、本体制御部9cの構成図である。他の構成要素は図4と同様であり、通帳記帳機30は磁気ストライプ解析装置として機能する。
本体制御部9cは、読取解析手段49と、判定手段47と、通信手段46と、書込手段44とを備え、読取解析手段49は、リード手段32と、データ判定手段34aと、同期タイミング検出手段33と、データフォーマット35と、速度切替手段36とを備える。
このルーチンが起動すると、読取解析手段49は、高密度での読取解析を行う(S10)。すなわち、リード手段32が、磁気ストライプ22のデータ、及びチェックコードDを高密度の仕様で読み取り、判定手段47が、チェックコードDの値を用いて正常な読み取りか異常な読み取りかの判定を行う(S12)。正常な読み取りであれば(S12でYes)、通信手段46が上位に送信する。一方、異常な読み取りであれば(S12でNo)、低密度での読取解析が行われる(S16)。すなわち、速度切替手段36により読み取り速度が低密度の仕様に切り替えられ、リード手段32、及びデータ判定手段34aにより、再度、54桁のデジタルデータを出力する。
読み取りが正常であると判定されれば(S18でYes)、通信手段46は上位にデータを通知し、本ルーチンが正常に終了する。一方、異常であると判定されれば(S18でNo)、エラー処理が実行される(S22)。
図11に示される比較例と、前記各実施形態とを比較する。
図11(a)は磁気ストライプのデータフォーマットと、読取範囲との関係を示す図であり、図11(b)は磁気ストライプの書き込み位置がずれている場合の説明図である。
図11(a)において、同期タイミングの中心部の一定範囲を読取範囲として、この読取範囲の磁気変化点の間隔(ピーク間隔a1,a2,a3,a4,a5)の平均値Xav=(a1+a2+a3+a4+a5)/5により密度測定を行う。そして、平均値Xavが閾値よりも大きいか否かで判定を行う。
書き込み位置がずれていない場合の読取範囲は、同期タイミングAの期間(a1+a2+a3+a4+a5)である。しかしながら、右へammずれた場合には、読取範囲内に同期タイミングAが入らなくなることがあり、逆に、左にammずれた場合には、開始符号Bを読取範囲とすることがある。何れの方向にずれても、読取範囲内の同期タイミングAの磁気変化点の数が少なくなり、平均値Xavに誤差が生じ、密度判定が正確にできなくなる。
次に、通帳記帳機30を備えた現金自動支払機の全体構成を説明する。
図12の現金自動支払機100は、現金入出金部111と、カード情報読取部112と、通帳記帳機30と、端末通信部119と、入力部115と、表示部116と、制御部117と、記憶部118とを備えている。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形が可能である。
前記各実施形態は、図1に示される通帳記帳機30の内部に本体制御部9を備え、本体制御部9が各ユニットを制御すると共に、磁気ストライプ22が高密度か低密度かを判定し、判定結果を図12に示される制御部117に送信するように構成した。しかしながら、制御部117が、各ユニットを制御すると共に、磁気ストライプ22が高密度か低密度かを判定するように構成してもよい。
この場合には、記憶部118(図12)に格納されるプログラムをサーバ200が供給し、例えば、記録密度判定プログラムを更新するようにすることができる。
2 インサータユニット
2a 駆動部
3 光学式頁行読取ユニット
4 プリンタユニット
5 ターンページユニット
6 通帳取込箱
7 通帳発行ユニット
9,9a,9b,9c 本体制御部
10 挿入口
11 磁気ストライプリードライトユニット
12 磁気ヘッド
13 印字ヘッド
14 プラテン
15 通帳スタッカ
16 繰り出しローラ
17 通帳一時保留部
18 走行ローラ
19,19a 通帳
20 頁マーク
21 印字済行検出用日付印字
22,22a 磁気ストライプ
30 通帳記帳機(記録密度判定装置、記録密度解析装置)
31 読取手段
32 リード手段
33 同期タイミング検出手段
34 符号判定手段
34a データ判定手段
35 データフォーマット
36 速度切替手段
40,40a,40b 判定手段
41 計数手段
42 解析手段
44 書込手段
45,45a 閾値
45b 閾値間隔
46 通信手段
47 判定手段
48 間隔測定手段
49 読取解析手段
100 現金自動支払機
111 現金入出金部
112 カード情報読取部
115 入力部
116 表示部
117 制御部
118 記憶部
118a 表示画面
119 端末通信部
200 サーバ
Claims (10)
- 磁気ヘッドを通過する磁気ストライプの記録密度が低密度であるか、この記録密度の略2倍の高密度であるかを判定する判定手段を備える記録密度判定装置であって、
前記磁気ストライプは、bit間が磁気変化点により区切られており、
前記判定手段は、前記磁気ストライプを読み込んだデジタルデータのbit「1」の数が閾値以上であるときに前記高密度であると判定し、前記bit「1」の数が前記閾値未満であるときに前記低密度であると判定することを特徴とする記録密度判定装置。 - 前記磁気ストライプは、複数のbit「1」の連続する符号がデータの前後に記録され、
前記高密度の仕様で前記磁気ストライプの前記符号を前記磁気ヘッドに読み取らせる読取手段を備え、
前記判定手段は、前記読取手段が読み取ったbit「1」の数が前記閾値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の記録密度判定装置。 - 前記符号は、bit「1」が4つ連続する開始符号、及び終了符号を含み、
前記閾値は、7以下の自然数であることを特徴とする請求項2に記載の記録密度判定装置。 - 前記磁気ストライプは、さらに前記開始符号の前に設けられた同期タイミング領域と、前記終了符号の後に設けられたチェックコードとを備えていることを特徴する請求項3に記載の記録密度判定装置。
- 磁気ヘッドを通過する磁気ストライプの記録密度を判定する記録密度判定装置であって、
前記磁気ストライプは、bit「1」が連続する開始符号がデータの前に記録され、
前記開始符号を前記磁気ヘッドに読み取らせる読取手段と、
前記読取手段が読み取った前記開始符号のbit間を区切る磁気変化点及びbit「1」の磁気変化点の間隔と閾値間隔とを比較し、この比較結果から前記磁気ストライプの記録密度を判定する判定手段と
を備えることを特徴とする記録密度判定装置。 - 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の記録密度判定装置を備えたことを特徴とする現金自動支払機。
- bit間が磁気変化点により区切られ、磁気ヘッドを通過する磁気ストライプの記録密度が低密度であるか、この記録密度の略2倍の高密度であるかを判定する記録密度判定装置の制御部に実行させる記録密度判定プログラムであって、
前記磁気ストライプを前記磁気ヘッドに読み取らせる読取ステップと、
前記磁気ストライプを読み込んだデジタルデータのbit「1」の数が閾値以上であるときに前記高密度であると判定し、前記数が前記閾値未満であるときに前記低密度であると判定する判定ステップとを備えることを特徴とする記録密度判定プログラム。 - 前記磁気ストライプは、複数のbit「1」が連続する符号がデータの前後に記録され、
前記読取ステップは、前記高密度の仕様で前記符号を読み取らせ、
前記判定ステップは、前記読取ステップで読み取ったbit「1」の数が前記閾値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の記録密度判定プログラム。 - 前記符号は、bit「1」が4つ連続する開始符号、及び終了符号を含み、
前記閾値は、7以下の自然数であることを特徴とする請求項8に記載の記録密度判定プログラム。 - 磁気ヘッドを通過する磁気ストライプの記録密度を判定する磁気ストライプ判定装置の制御部に実行させる記録密度判定プログラムであって、
bit「1」が連続する開始符号が記録されている前記磁気ストライプを前記磁気ヘッドに読み取らせる読取ステップと、
前記読取ステップが読み取った前記開始符号のbit間を区切る磁気変化点及びbit「1」の磁気変化点の間隔と閾値間隔とを比較し、この比較結果から前記磁気ストライプの記録密度を判定する判定ステップと
を備えることを特徴とする記録密度判定プログラム。
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