JP2022103947A - 情報読取装置、及び情報読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報の読み取り率を向上させることができる情報読取装置を提供すること。【解決手段】媒体に形成されたデータ領域からデータ情報を取得する取得部と、データ情報を記憶する記憶部と、データ情報が正常であるか否かを判定する判定部と、データ情報に基づいて読取情報を生成する情報生成部と、を備え、取得部が、データ領域の内の第1領域からデータ情報を取得し、判定部が、データ情報は正常でないと判定した場合、記憶部は、データ情報を第1データ情報として記憶し、取得部は、データ領域の内の第1領域とは異なる第2領域に形成されたデータ情報を第2データ情報として取得し、情報生成部は、第1データ情報と第2データ情報とに基づいて読取情報を生成する、情報読取装置。【選択図】図5

Description

本発明は、情報読取装置に関する。
媒体に磁気や画像を用いて形成された情報を、情報読取装置を用いて読み取る技術が広く知られている。例えば、特許文献1には、磁気や画像を用いて形成された情報として、カード等の磁気ストライプに形成された磁気情報を読み取る磁気情報読み取り装置であって、磁気ストライプに形成された磁気情報が正常に読み取れなかった場合、磁気情報を読み取る磁気ストライプの位置を変更し、再度の読み取りを実行することで、磁気情報の読み取り率を向上させることが可能な磁気情報読み取り装置が開示されている。
特開2015-172801号公報
しかしながら、磁気ストライプなどに形成された磁気情報に生じる情報異常は、磁気情報が記録されたデータ記録領域が延在する方向と交差する方向において渡って生じる場合がある。このような情報異常に対して、特許文献1に記載の技術では、正常な磁気情報を読み取ることができず、情報の読み取り率を向上させるとの観点において改善の余地があった。
本発明に係る情報読取装置の一態様は、
媒体に形成されたデータ領域からデータ情報を取得する取得部と、
前記データ情報を記憶する記憶部と、
前記データ情報が正常であるか否かを判定する判定部と、
前記データ情報に基づいて読取情報を生成する情報生成部と、
を備え、
前記取得部が、前記データ領域の内の第1領域から前記データ情報を取得し、前記判定部が、前記データ情報は正常でないと判定した場合、
前記記憶部は、前記データ情報を第1データ情報として記憶し、
前記取得部は、前記データ領域の内の前記第1領域とは異なる第2領域に形成された前記データ情報を第2データ情報として取得し、
前記情報生成部は、前記第1データ情報と前記第2データ情報とに基づいて前記読取情報を生成する。
本発明に係る情報読取方法の一態様は、
媒体に形成されたデータ領域からデータ情報を取得する取得部と、前記データ情報を記憶する記憶部と、前記データ情報が正常であるか否かを判定する判定部と、前記データ情報に基づいて読取情報を生成する情報生成部と、を備える情報読取装置による情報読取方法であって、
前記取得部が、前記データ領域の内の第1領域から前記データ情報を第1データ情報として取得する第1取得ステップと、
前記判定部が、前記第1データ情報が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定部が、前記第1データ情報は正常でないと判定した場合に、前記記憶部が、前記第1データ情報を記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップの後、前記取得部が、前記データ領域の内の前記第1領域とは異なる第2領域に形成された前記データ情報を第2データ情報として取得する第2取得ステップと、
前記第2取得ステップの後、前記情報生成部が、前記第1データ情報と前記第2データ情報とに基づいて前記読取情報を生成する情報生成ステップと、
を有する。
情報読取装置の機能構成を示す図である。 磁気情報が記録された磁気データ領域を含む磁気ストライプSTが設けられた通帳の一例を示す図である。 磁気情報が記録されている磁気データ領域の一例を示す図である。 取得部の動作を説明するための図である。 情報読取装置における磁気情報読取方法を説明するための図である。 磁気情報信号が正常である場合の一例を示す図である。 磁気情報信号が正常でない場合の一例を示す図である。 第1磁気情報信号と第2磁気情報信号との一例を示す図である 第1磁気情報信号と第2磁気情報信号とに基づく取得情報SIの生成方法を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.情報読取装置の概要
図1は、本実施形態に係る情報読取装置1の機能構成を示す図である。図1に示すように、情報読取装置1は、制御部10、取得部20、判定部30、読取情報生成部40、記憶部50、搬送部60、及び印刷部70を備える。そして、本実施形態における情報読取装置1は、媒体に形成された情報として、通帳に設けられた磁気ストライプに形成された磁気情報を読み取るとともに、当該通帳に文字や記号を含む画像を印刷する印刷機能を備える。なお、本実施形態において、情報読取装置1は、磁気ストライプに形成された磁気情報を取得する読取装置であるとして説明を行うが、情報読取装置1が取得する情報は磁気情報に限るものではなく、例えば、情報読取装置1は、媒体に形成されたバーコード等の画像情報を取得する構成であってもよい。また、情報読取装置1は、不図示のホストコンピューターと通信可能に接続されてもよい。この場合、当該ホストコンピューターが、情報読取装置1に制御データを送信することで、情報読取装置1の動作を制御してもよい。
情報読取装置1の機能構成を説明するにあたり、まず、情報読取装置1が読み取る磁気情報、及び当該磁気情報が記録されている媒体の一例について説明する。図2は、磁気情報MIが記録された磁気データ領域JDを含む磁気ストライプSTが設けられた通帳TTの一例を示す図である。図2に示す通帳TTは、金融機関等が発行する中央に綴じ目を有する冊子形態の媒体である。なお、図2では、閉じた状態の通帳TTの一方の表面を説明に適した態様で図示している。
図2に示すように、通帳TTの表面には、磁気ストライプSTが設けられている。また、磁気ストライプSTは、210BPI(bit per inch)や75BPI等の所定の記録密度で、所定のフォーマットに従う磁気情報MIが記録された磁気データ領域JDを含む。
図3は、磁気情報MIが記録されている磁気データ領域JDの一例を示す図である。ここで、図2及び図3には、読取方向Yを併記している。読取方向Yとは、磁気情報MIが記録されている磁気データ領域JDの長手方向に沿った方向であって、取得部20が有する後述する磁気ヘッド21が磁気データ領域JDを走査する方向、すなわち、取得部20が磁気データ領域JDに記録されている磁気情報MIの読み取りを実行する走査方向に相当する。また、以下の説明では、データ「0」とデータ「1」と含む2値の情報を用いる場合がある。この場合において、データ「0」は2値のデータの内の「0」に対応するデータを意味し、データ「1」は2値のデータの内の「1」に対応するデータを意味する。さらに、以下の説明において、磁気データ領域JDにおける所定の領域にデータ「1」又はデータ「0」が記録されているとは、磁気データ領域JDの所定の領域に、磁気情報MIのデータ「1」又はデータ「0」に対応する所定の極性の磁性体が付着されている状態を意味する。
図3に示すように、磁気データ領域JDには、Erase領域、L0領域、SOM領域、DATA領域、EOM領域、及びLRC領域が形成されている。
Erase領域は、磁気データ領域JDにおいて、読取方向Yにおける最も上流に位置している。このErase領域は、磁性体の極性の反転がない領域である。
L0領域は、Erase領域の読取方向Yにおける下流に位置している。このL0領域には、磁気情報MIとしてデータ「0」が、所定の数、連続して記録されている。
SOM領域は、L0領域の読取方向Yにおける下流に位置している。このSOM領域には、磁気情報MIとしてデータ「0」及びデータ「1」が予め定められた順番で連続して記録されている。例えば、SOM領域には、磁気情報MIとして読取方向Yに沿って「11010」の順番でデータ「1」及びデータ「0」が連続して記録されている。
DATA領域は、SOM領域の読取方向Yにおける下流に位置している。このDATA領域には、通帳TTの個別の情報が磁気情報MIとして記録されている。すなわち、DATA領域には、磁気情報MIとして、記憶される個別情報の内容に従い、データ「0」及びデータ「1」が連続して記録されている。
EOM領域は、DATA領域の読取方向Yにおける下流に位置している。このEOM領域には、磁気情報MIとしてデータ「0」及びデータ「1」が予め定められた順番で連続して記録されている。例えば、EOM領域には、磁気情報MIとして読取方向Yに沿って「11010」の順番でデータ「1」及びデータ「0」が連続して記録されている。
LRC領域は、EOM領域の読取方向Yにおける下流に位置している。このLRC領域には、磁気情報MIとしてパリティチェックで使用されるパリティビットが記録されている。
T0領域は、LRC領域の読取方向Yにおける下流に位置している。このT0領域には、磁気情報MIとしてデータ「0」が、所定の数、連続して記録されている。
そして、T0領域の読取方向Yにおける下流には、極性の反転がないErase領域が設けられている。
すなわち、磁気データ領域JDには、Erase領域、L0領域、SOM領域、DATA領域、EOM領域、及びLRC領域が、読取方向Yに沿って、Erase領域、L0領域、SOM領域、DATA領域、EOM領域、LRC領域、Erase領域の順に形成されている。
図1に戻り、通帳TTの磁気ストライプSTに形成された磁気データ領域JDに記録されている磁気情報MIを取得する情報読取装置1の構成について説明する。
前述の通り、情報読取装置1は、制御部10、取得部20、判定部30、読取情報生成部40、記憶部50、搬送部60、及び印刷部70を備える。
制御部10は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備える。そして、制御部10は、情報読取装置1の動作を制御する各種制御信号を出力する。
取得部20は、磁気ヘッド21、パルス出力部22、及びパルス解析部23を有する。そして、取得部20は、制御部10が出力する磁気ヘッド制御信号HCにより動作することで、磁気データ領域JDに記録されている磁気情報MIに対応する磁気情報信号MDを出力する。すなわち、取得部20は、通帳TTの磁気ストライプSTに含まれる磁気データ領域JDから磁気情報MIを取得する。そして、取得した磁気情報MIに対応する磁気情報信号MDを生成し判定部30に出力する。なお、取得部20の動作の詳細については、後述する。
判定部30は、取得部20が取得した磁気情報MIに対応する磁気情報信号MDが入力される。そして、判定部30は、入力される磁気情報信号MDが正常であるか否かを判定する。その後、判定部30は、当該判定の結果を示す判定結果信号JRを生成し、磁気情報信号MD、及び判定結果信号JRを制御部10に出力する。
読取情報生成部40には、制御部10から磁気情報信号MDを含む取得情報信号AIが入力される。そして、読取情報生成部40は、取得情報信号AIに基づいて、情報読取装置1の出力となる取得情報SIを生成し、制御部10に出力する。すなわち、読取情報生成部40は、磁気情報信号MDに基づいて取得情報SIを生成する。その後、制御部10は、取得情報SIを通帳TTの磁気データ領域JDに記録された磁気情報MIに対応する情報であるとして、出力、又は保持するとともに、取得情報SIに応じた各種処理実行する。
記憶部50は、不図示のメモリー回路を備える。記憶部50には、情報読取装置1を動作させるための情報や、上述した磁気情報信号MD等の情報読取装置1が動作することで生じた情報等が記憶されている。すなわち、記憶部50は、取得部20が取得した磁気情報信号MDを記憶する。具体的には、記憶部50は、制御部10が出力する記憶部制御信号MCに基づいて、情報読取装置1を動作させるための情報や、磁気情報信号MD等の情報読取装置1が動作することで生じた情報を記憶する。また、記憶部50は、制御部10が出力する記憶部制御信号MCに基づいて、記憶している情報読取装置1を動作させるための情報や、磁気情報信号MD等の情報読取装置1が動作することで生じた情報を、記憶情報MRとして制御部10に出力する。
搬送部60は、制御部10が出力する搬送制御信号TCに基づいて、通帳TTを所定の位置に搬送する。ここで、搬送部60が通帳TTを搬送する所定の位置とは、通帳TTの磁気ストライプSTに形成された磁気データ領域JDに記録されている磁気情報MIを取得部20が有する磁気ヘッド21により取得することが可能な位置を含む。
印刷部70は、例えば、SIDM(Serial Impact DotMatrix)方式の印刷ヘッドや、
当該印刷ヘッドを搬送するキャリッジ、その他の媒体への印刷に関する機構を備える印刷機構であって、制御部10から入力される印刷制御信号PCに基づいて、通帳TTに文字や記号を含む画像を印刷する。
以上のように、本実施形態における情報読取装置1は、媒体である通帳TTに設けられた磁気ストライプSTに形成された磁気データ領域JDに記憶されている磁気情報MIを取得する取得部20と、取得部20が出力する磁気情報MIに対応する磁気情報信号MDを記憶する記憶部50と、磁気情報MIに対応する磁気情報信号MDが正常であるか否かを判定する判定部30と、磁気情報MIに対応する磁気情報信号MDに基づいて取得情報SIを生成する読取情報生成部40と、を備える。
ここで、通帳TTが媒体の一例であり、通帳TTに形成された磁気データ領域JDがデータ領域の一例であり、磁気データ領域JDに記憶されている磁気情報MIがデータ情報の一例である。また、読取情報生成部40が情報生成部の一例であり、取得情報SIが読取情報の一例である。さらに、磁気情報信号MDは、磁気情報MIに対応する信号であるが故に、磁気情報信号MDもまた、データ情報の一例である。
2.取得部の動作
次に、磁気データ領域JDに記憶されている磁気情報MIを取得し、磁気情報信号MDとして出力する取得部20の動作について説明する。前述の通り、取得部20は、磁気ヘッド21、パルス出力部22、及びパルス解析部23を含む。
磁気ヘッド21は、不図示の磁気ヘッドキャリッジに搭載されている。そして、制御部10が、出力する磁気ヘッド制御信号HCに基づいて磁気ヘッドキャリッジは、読取方向Yに沿って移動する。すなわち、磁気ヘッド21が読取方向Yに沿って移動する。そして、磁気ヘッド21は、読取方向Yに沿って移動するとともに、磁気データ領域JDに記憶されている磁気情報MIを取得する。
具体的には、磁気ヘッド21は、磁気データ領域JDを読取方向Yに沿って走査するとともに、磁気データ領域JDにおける磁性体の極性が変化するタイミングでアナログ電流の信号をパルス出力部22に出力する。パルス出力部22は、磁気ヘッド21から入力されるアナログ電流の波形の信号をパルス信号PSに変換しパルス解析部23に出力する。そして、パルス解析部23は、パルス信号PSのパルス幅である周期に基づいて、データ「0」、データ「1」からなる2値のデータを含む磁気情報信号MDを生成し判定部30に出力する。
図4を用いて取得部20の動作の詳細について説明する。図4は、取得部20の動作を説明するための図である。図4には、磁気データ領域JDに記憶された磁気情報MIに対応した磁気配列の一例と、磁気情報MIに対応した磁気配列を磁気ヘッド21が走査することで取得される磁気データ信号MSと、磁気データ信号MSに基づいてパルス出力部22が生成するパルス信号PSと、パルス信号PSのパルス幅に基づいてパルス解析部23が出力する磁気情報信号MDとを示している。
図4に示すように、磁気データ領域JDに記憶される磁気情報MIは、磁気ストライプSTの表面に付着された磁性体の磁極を反転させることによって記録されている。そして、磁気ヘッド21が、読取方向Yに沿った走査に伴い磁気配列の極性の変化を検出し、当該磁気配列の極性の変化に応じた電流を磁気データ信号MSとしてパルス出力部22に出力する。
パルス出力部22は、磁気ヘッド21が出力する磁気データ信号MSを量子化することで、パルス信号PSを生成する。具体的には、パルス出力部22は、磁気データ信号MSの波形のピークを検出し、検出したピークをパルス信号PSの立ち上りエッジ、又は立ち下りエッジとなるパルス信号PSを生成する。すなわち、パルス出力部22が出力するパルス信号PSは、磁気データ信号MSのピークに応じて、パルスが立ち上り、又は立ち下がる波形の信号であって、磁気情報MIにおいて磁気配列の極性が変化する周期と同じ周期で論理レベルが変化する信号である。
ここで、以下の説明において、パルス信号PSが立ち上ってから立ち下がるまでの間隔、及びパルス信号PSが立ち下がってから立ち上がるまでの間隔を周期と称する。図4の例では、パルス信号PSにおいて、エッジA1-エッジA2の間隔、エッジA2-エッジA3の間隔、エッジA3-エッジA4の間隔、エッジA4-エッジA5の間隔、エッジA5-エッジA6の間隔、エッジA6-エッジA7の間隔、エッジA7-エッジA8の間隔のそれぞれが周期に該当する。なお、以下の説明において、エッジA1-エッジA2の間隔を周期とする信号をパルスP1と称し、エッジA2-エッジA3の間隔を周期とする信号をパルスP2と称し、エッジA3-エッジA4の間隔を周期とする信号をパルスP3と称し、エッジA4-エッジA5の間隔を周期とする信号をパルスP4と称し、エッジA5-エッジA6の間隔を周期とする信号をパルスP5と称し、エッジA6-エッジA7の間隔を周期とする信号をパルスP6と称し、エッジA7-エッジA8の間隔を周期とする信号をパルスP7と称する場合がある。
パルス解析部23は、パルス出力部22から入力されるパルス信号PSのパルス幅に基づいて、データ「1」又はデータ「0」を規定し、当該データ「1」又はデータ「0」が連続して構成される磁気情報信号MDを生成し、判定部30に出力する。
具体的には、パルス解析部23は、パルス信号PSの周期の長さが「α」である場合に、データ「0」と判断する。図4の例では、パルスP1~パルスP3のそれぞれが、データ「0」に相当するパルスであると判断する。また、パルス解析部23は、パルス信号PSの周期の長さが「α」の1/2である「β」であるパルスが2つ連続した場合に、データ「1」であると判断する。すなわち、図4の例では、パルスP4とパルスP5とが連続して構成されるパルス群PP1、及びパルスP6とパルスP7とが連続して構成されるパルス群PP2のそれぞれが、データ「1」に相当するパルスであると判断する。
そして、パルス解析部23は、入力されるパルス信号PSのパルス幅に基づいて、順次データ「0」とデータ「1」とを判断し、当該データ「0」とデータ「1」とをシリアルに含む磁気情報信号MDを判定部30に出力する。
以上のように、本実施形態における取得部20は、磁気ストライプSTに含まれる磁気データ領域JDには、磁気配列の極性を変化させることで、磁気情報MIが記録されている。具体的には、磁気データ領域JDには、磁性体の極性が反転する周期を異ならせることで、データ「0」とデータ「1」とを含む磁気情報MIが記録されている。そして、磁気ヘッド21が、磁性体の極性が判定する領域を検出し、パルス出力部22が、当該磁性体の極性が反転するタイミングに基づくパルス信号PSを生成し、パルス解析部23が、パルス信号PSのパルスの周期に基づいてデータ「0」とデータ「1」を解析することで、磁気情報MIに基づく磁気情報信号MDを生成する。
3.磁気情報の異常検出、及び磁気情報信号の補完処理
以上のように構成された情報読取装置1において、通帳TTの磁気ストライプSTに傷や減磁が生じると、磁気データ領域JDに形成された磁気配列に乱れが生じる。このような傷や減磁に起因して磁気配列に乱れが生じると、磁気ヘッド21は、磁気配列の極性の変化を検出できず、パルス信号PSのパルス幅に異常が生じる。すなわち、磁気情報信号MDに異常が生じる。このような問題に対して、特開2015-172801に記載の磁気情報読み取り装置では、磁気ヘッドが磁気情報を取得する位置を変更したうえで、再度磁気ヘッドが磁気情報を取得することで、正常な磁気情報信号を取得することを試みている。
しかしながら、磁気ストライプに形成される磁気データ領域は、幅が数mm程度と小さく、そのため、磁気データ領域に生じた傷や減磁は、磁気データ領域を分断するように生じる。そのため、特許文献1に記載される方法では、再度取得した磁気情報信号も異常である可能性が高く、磁気情報を含む媒体に形成された情報の読み取り率をさらに高めるとの観点において、改善の余地があった。
このような問題に対して、本実施形態における情報読取装置1では、取得部20が取得した磁気情報信号MDが正常であるか否かを判定部30が判定し、当該磁気情報信号MDが正常ない場合、取得した磁気情報信号MDを記憶部50に記憶するとともに、取得部20は、磁気データ領域JDの内の異なる領域に形成された磁気情報信号MDを取得する。そして、読取情報生成部40は、記憶部50に記憶されている取得部20が最初に取得した磁気情報信号MDと取得部20が2度目に取得した磁気情報信号MDとに基づいて、取得情報SIを生成する。これにより、磁気データ領域JDを分断するように傷や減磁が生じた場合であっても、通帳TT等の媒体に形成された磁気情報MIに対応する磁気情報信号MDの読み取り率を高めることができる。
以上のような情報読取装置1における磁気情報MIに基づく磁気情報信号MDの読取方法の詳細について図5を用いて説明する。図5は、情報読取装置1における磁気情報読取方法を説明するための図である。
図5に示すように、情報読取装置1が、媒体である通帳TTに設けられた磁気ストライプSTの磁気データ領域JDに形成された磁気情報MIに基づく磁気情報信号MDを取得するにあたり、まず、制御部10は、取得部20に対して、磁気情報信号MDを取得するための磁気ヘッド制御信号HCを出力する。これにより、磁気ヘッド21が磁気情報MIを取得するとともに、パルス出力部22、及びパルス解析部23によって、磁気情報信号MDが生成される。すなわち、取得部20が、磁気情報信号MDを取得する(ステップS110)。このステップS110が第1取得ステップの一例である。
取得部20が取得した磁気情報信号MDは、判定部30に供給される。そして、判定部30は、磁気情報信号MDが正常であるか否かの判定を行う(ステップS120)。このステップS120が判定ステップの一例である。
ここで、図6、及び図7を用いて判定部30における磁気情報信号MDの判定方法について説明する。図6は、磁気情報信号MDが正常である場合の一例を示す図であり、図7は、磁気情報信号MDが正常でない場合の一例を示す図である。
図6に示すように、ステップS110において取得部20が有する磁気ヘッド21が磁気データ領域JDの内の領域(A)を走査する。そして、取得部20は、磁気データ領域JDに傷や減磁などが生じていない場合、磁気データ領域JDには、記録された磁気情報MIに対応する正常な磁気配列で磁性体が整列している。したがって、磁気ヘッド21は、磁気情報MIに対応する磁気配列の極性が変化するタイミングで、磁気データ信号MSを出力する。その結果、取得部20は、磁気データ信号MSに基づくパルス信号PSのパルス幅に基づいて、順次データ「0」とデータ「1」とを判断し、当該データ「0」とデータ「1」とをシリアルに含む磁気情報信号MDを出力する。
一方で、図7に示すように、磁気データ領域JDに傷SCが生じているが故に、磁気データ領域JDを分断されている場合に、取得部20が有する磁気ヘッド21が磁気データ領域JDの内の領域(A)を走査すると、磁気データ領域JDの内の傷SCに対応する領域において、磁性体は正常な磁気配列を成していない。そのため、磁気ヘッド21は、傷SCを走査する期間において、極性が変化しない磁気データ信号MSを出力する。そのため、パルス出力部22が出力するパルス信号PSもまた、傷SCに対応する期間において、論理レベルが変化しない。その結果、パルス解析部23は、パルス信号PSのパルスの周期を検出することができず、取得部20は、傷SCに対応する領域でデータが欠落した磁気情報信号MDを出力する。なお、この磁気情報信号MDにおいて、傷SCに対応する領域であってデータが欠落した領域を欠損領域DA1と称する。
そして、判定部30は、入力される磁気情報信号MDに、欠損領域DA1が含まれているか否かを判定することで、磁気情報信号MDが正常であるか否かの判定を行う。すなわち、判定部30は、磁気情報MIに基づくパルス信号PSの周期幅に基づいて、磁気情報信号MDが正常であるか否かを判定している。
そして、判定部30が、入力される磁気情報信号MDが正常であると判定した場合(ステップS120のY)、制御部10は、判定部30から入力される磁気情報信号MDを取得情報SIとして出力する(ステップS130)。一方で、判定部30が、入力される磁気情報信号MDが正常でないと判定した場合(ステップS120のN)、制御部10は、判定部30から入力された磁気情報信号MDを第1磁気情報信号MD1として、記憶部50に記憶させる。すなわち、記憶部50は、磁気情報信号MDを第1磁気情報信号MD1として記憶する(ステップS140)。このステップS140が記憶ステップの一例である。
その後、制御部10は、取得部20が有する磁気ヘッド21が、磁気データ領域JDの内の領域(A)とは異なる領域(B)を走査するための磁気ヘッド制御信号HCを出力する。すなわち、制御部10は、取得部20が磁気情報信号MDを取得する取得位置を変更する(ステップS150)。そして、制御部10は、取得部20に対して、磁気情報信号MDを取得するための磁気ヘッド制御信号HCを出力する。これにより、磁気ヘッド21が磁気情報MIを取得するとともに、パルス出力部22、及びパルス解析部23によって、磁気情報信号MDが生成される。すなわち、取得部20が、磁気情報信号MDを取得する(ステップS160)。このステップS160が第2取得ステップの一例である。
そして、判定部30は、ステップS120と同様に、入力される磁気情報信号MDに、欠損領域DA1が含まれているか否かを判定することで、磁気情報信号MDが正常であるか否かの判定を行う(ステップS170)。判定部30が、入力される磁気情報信号MDが正常であると判定した場合(ステップS170のY)、制御部10は、判定部30から入力される磁気情報信号MDを取得情報SIとして出力する(ステップS130)。すなわち、2度目に取得した磁気情報信号MDを取得情報SIとして出力する。一方で、判定部30が、入力される磁気情報信号MDが正常でないと判定した場合(ステップS170のN)、制御部10は、判定部30から入力された磁気情報信号MDを第2磁気情報信号MD2として、記憶部50に記憶させる。すなわち、記憶部50は、磁気情報信号MDを第2磁気情報信号MD2として記憶する(ステップS180)。
その後、制御部10は、記憶部50に記憶されている第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とを読み出す。そして、読取情報生成部40は、読み出された第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とに基づいて取得情報SIを生成し(ステップS190)、制御部10は、読取情報生成部40が生成した取得情報SIを出力する(ステップS200)。ここでステップS190が情報生成ステップの一例である。
ここで、ステップS190において、読取情報生成部40が第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とに基づいて取得情報SIを生成する生成方法の一例について説明する。
図8は、記憶部50に記憶されている第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2との一例を示す図である。図9は、第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とに基づく取得情報SIの生成方法の一例について説明するための図である。
図8に示すように、磁気データ領域JDに生じた傷SCは、磁気ヘッド21が操作する領域(A)と領域(B)とでは異なる位置となる。そのため、領域(B)を走査することにより取得された第2磁気情報信号MD2に生じた欠損領域DA2は、領域(A)を走査することにより取得された第1磁気情報信号MD1に生じた欠損領域DA1とは異なるデータ領域に位置する。したがって、第1磁気情報信号MD1に生じた欠損領域DA1に対応する第2磁気情報信号MD2の領域DB1には、欠損領域DA1に含まれ得る情報が含まれ、同様に、第2磁気情報信号MD2に生じた欠損領域DA2に対応する第1磁気情報信号MD1の領域DB2には、欠損領域DA2に含まれ得る情報が含まれることとなる。
そして、図9に示すように、読取情報生成部40は、第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とを照合することで第1磁気情報信号MD1の欠損領域DA1を、第2磁気情報信号MD2に含まれる領域DB1の情報で補完し、又は、第2磁気情報信号MD2の欠損領域DA2を、第1磁気情報信号MD1に含まれる領域DB2の情報で補完することで、取得情報SIを生成し、出力する。すなわち、読取情報生成部40は、第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とを照合することで取得情報SIを生成する。
具体的には、読取情報生成部40は、第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とを照合するに際して、第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とに共通する基準情報を基準点として、当該基準点から欠損領域DA1又は欠損領域DA2までの間に含まれるビット数をカウントする。そして、カウントされたビット数に対応する第1磁気情報信号MD1又は第2磁気情報信号MD2のデータ領域を領域DB1、又は領域DB2であると判断する。ここで、基準情報としては、例えば、磁気データ領域JDのL0領域やSOM領域に磁気情報MIとして記憶されている情報を用いることができる。
ここで、磁気データ領域JDの内の領域(A)が第1領域の一例であり、領域(A)を走査することで取得された第1磁気情報信号MD1が第1データ情報の一例である。また、磁気データ領域JDの内の領域(B)が第2領域の一例であり、領域(B)を走査することで取得された第2磁気情報信号MD2が第2データ情報の一例である。
4.作用効果
以上のように、本実施形態における情報読取装置1は、
取得部20が、磁気データ領域JDの内の領域(A)から磁気情報MIに基づく磁気情報信号MDを取得し、判定部30が、磁気情報信号MDは正常でないと判定した場合、記憶部50は、磁気情報信号MDを第1磁気情報信号MD1として記憶し、取得部20は、磁気データ領域JDの内の領域(A)とは異なる領域(B)に形成された磁気情報MIに基づく磁気情報信号MDを取得し、記憶部50は、磁気情報信号MDを第2磁気情報信号MD2として記憶する。そして、読取情報生成部40は、第1磁気情報信号MD1と第2磁気情報信号MD2とに基づいて取得情報SIを生成する。
これにより、磁気データ領域JDを分断するように傷SC等が生じている場合であっても、2つの異なる領域で取得された磁気情報信号MDに基づいて、傷SCに起因して生じた欠落情報を推測し、取得情報SIを生成することができる。したがって、磁気データ領域JDに形成された磁気情報MIの読み取り率を向上させることができる。
以上、実施形態及び変形例について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態及び変形例から以下の内容が導き出される。
情報読取装置の一態様は、
媒体に形成されたデータ領域からデータ情報を取得する取得部と、
前記データ情報を記憶する記憶部と、
前記データ情報が正常であるか否かを判定する判定部と、
前記データ情報に基づいて読取情報を生成する情報生成部と、
を備え、
前記取得部が、前記データ領域の内の第1領域から前記データ情報を取得し、前記判定部が、前記データ情報は正常でないと判定した場合、
前記記憶部は、前記データ情報を第1データ情報として記憶し、
前記取得部は、前記データ領域の内の前記第1領域とは異なる第2領域に形成された前記データ情報を第2データ情報として取得し、
前記情報生成部は、前記第1データ情報と前記第2データ情報とに基づいて前記読取情報を生成する。
この情報読取装置によれば、取得部が、媒体に形成されたデータ領域の内の第1領域から取得したデータ情報が正常でない場合に、取得したデータ情報を記憶部に記憶し、取得部は、データ領域の内の第1領域とは異なる第2領域に形成されたデータ情報を第2データ情報として取得する。そして、情報生成部が、第1データ情報と第2データ情報とに基づいて読取情報を生成する。すなわち、取得したデータ情報が正常でない場合、データ情報が記録されているデータ領域の内の異なる領域から追加でデータ情報を取得し、取得した2つのデータ情報を用いてデータ情報の異常個所を補完する。これにより、取得したデータ情報が異常であっても、本来取得すべきデータ情報を推測し、復元することができる。したがって、情報読取装置における情報の読み取り率を向上させることができる。
前記情報読取装置の一態様において、
前記取得部は、磁気ヘッドを含み、前記データ領域に形成された磁気データを取得し前記データ情報として出力してもよい。
この情報読取装置によれば、データ情報が磁気データであって、取得部が当該磁気データを取得する磁気ヘッドであっても、取得した磁気データが正常でない場合に、磁気データ情報が記録されているデータ領域の内の異なる領域から追加で磁気データを取得し、取得した2つの磁気データを用いて磁気データの異常個所を補完することができ、これにより、取得した磁気データが異常であっても、本来取得すべき磁気データを推測し、復元することができる。したがって、データ領域に形成された磁気データであっても、情報読取装置における情報の読み取り率を向上させることができる。
前記情報読取装置の一態様において、
前記判定部は、前記データ情報の周期幅に基づいて前記データ情報が正常であるか否かを判定してもよい。
前記情報読取装置の一態様において、
前記情報生成部は、前記第1データ情報と前記第2データ情報とを照合することで前記読取情報を生成してもよい。
情報読取方法の一態様は、
媒体に形成されたデータ領域からデータ情報を取得する取得部と、前記データ情報を記憶する記憶部と、前記データ情報が正常であるか否かを判定する判定部と、前記データ情報に基づいて読取情報を生成する情報生成部と、を備える情報読取装置による情報読取方法であって、
前記取得部が、前記データ領域の内の第1領域から前記データ情報を第1データ情報として取得する第1取得ステップと、
前記判定部が、前記第1データ情報が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定部が、前記第1データ情報は正常でないと判定した場合に、前記記憶部が、前記第1データ情報を記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップの後、前記取得部が、前記データ領域の内の前記第1領域とは異なる第2領域に形成された前記データ情報を第2データ情報として取得する第2取得ステップと、
前記第2取得ステップの後、前記情報生成部が、前記第1データ情報と前記第2データ情報とに基づいて前記読取情報を生成する情報生成ステップと、
を有する。
この情報読取方法によれば、取得部が、データ領域の内の第1領域からデータ情報を第1データ情報として取得する第1取得ステップと、判定部が、第1データ情報が正常であるか否かを判定する判定ステップと、判定部が、第1データ情報は正常でないと判定した場合に、記憶部が、第1データ情報を記憶する記憶ステップと、記憶ステップの後、取得部が、データ領域の内の第1領域とは異なる第2領域に形成されたデータ情報を第2データ情報として取得する第2取得ステップと、第2取得ステップの後、情報生成部が、第1データ情報と第2データ情報とに基づいて読取情報を生成する情報生成ステップと、を含む。すなわち、取得部が媒体に形成されたデータ領域の内の第1領域から取得したデータ情報が正常でない場合に、取得したデータ情報を記憶部に記憶し、取得部は、データ領域の内の第1領域とは異なる第2領域に形成されたデータ情報を第2データ情報として取得する。そして、情報生成部が、第1データ情報と第2データ情報とに基づいて読取情報を生成する。これにより、取得したデータ情報が正常でない場合、データ情報が記録されているデータ領域の内の異なる領域から追加でデータ情報を取得し、取得した2つのデータ情報を用いてデータ情報の異常個所を補完することができ、取得したデータ情報に異常があっても、本来取得すべきデータ情報を推測し、復元することができる。したがって、情報読取装置における情報の読み取り率を向上させることができる。
1…情報読取装置、10…制御部、20…取得部、21…磁気ヘッド、22…パルス出力部、23…パルス解析部、30…判定部、40…読取情報生成部、50…記憶部、60…搬送部、70…印刷部、A1~A8…エッジ、P1~P7…パルス、PP1,PP2…パルス群、SC…傷、ST…磁気ストライプ、TT…通帳、Y…読取方向、

Claims (5)

  1. 媒体に形成されたデータ領域からデータ情報を取得する取得部と、
    前記データ情報を記憶する記憶部と、
    前記データ情報が正常であるか否かを判定する判定部と、
    前記データ情報に基づいて読取情報を生成する情報生成部と、
    を備え、
    前記取得部が、前記データ領域の内の第1領域から前記データ情報を取得し、前記判定部が、前記データ情報は正常でないと判定した場合、
    前記記憶部は、前記データ情報を第1データ情報として記憶し、
    前記取得部は、前記データ領域の内の前記第1領域とは異なる第2領域に形成された前記データ情報を第2データ情報として取得し、
    前記情報生成部は、前記第1データ情報と前記第2データ情報とに基づいて前記読取情報を生成する、
    ことを特徴とする情報読取装置。
  2. 前記取得部は、磁気ヘッドを含み、前記データ領域に形成された磁気データを取得し前記データ情報として出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報読取装置。
  3. 前記判定部は、前記データ情報の周期幅に基づいて前記データ情報が正常であるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報読取装置。
  4. 前記情報生成部は、前記第1データ情報と前記第2データ情報とを照合することで前記読取情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報読取装置。
  5. 媒体に形成されたデータ領域からデータ情報を取得する取得部と、前記データ情報を記憶する記憶部と、前記データ情報が正常であるか否かを判定する判定部と、前記データ情報に基づいて読取情報を生成する情報生成部と、を備える情報読取装置による情報読取方法であって、
    前記取得部が、前記データ領域の内の第1領域から前記データ情報を第1データ情報として取得する第1取得ステップと、
    前記判定部が、前記第1データ情報が正常であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定部が、前記第1データ情報は正常でないと判定した場合に、前記記憶部が、前記第1データ情報を記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップの後、前記取得部が、前記データ領域の内の前記第1領域とは異なる第2領域に形成された前記データ情報を第2データ情報として取得する第2取得ステップと、
    前記第2取得ステップの後、前記情報生成部が、前記第1データ情報と前記第2データ情報とに基づいて前記読取情報を生成する情報生成ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする情報読取方法。
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