JP5323035B2 - 画像形成装置及びその画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、中間調処理を施した画像データにおけるエッジ部のジャギーを改善する画像形成装置及びその画像形成方法に関する。
従来、画像形成装置においてジャギーと呼ばれる文字等のエッジ部に発生するガタツキを改善する技術がいくつか提案されている。ジャギーの発生理由は様々あり、大きくは低解像度のプリンタによる画素のガタツキと、スクリーン処理のような中間調処理によるガタツキがあると考えられる。
前者のガタツキを改善する技術としては、例えば二値の画像に対してパターンマッチングによるエッジ検出を行い、一致した箇所に、パターンに対応する画素の付加又は画素の除去を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。これは、パターンマッチングによってジャギーが発生する箇所を検出し、二値のプリンタであれば1画素を複数の画素に分割し、多値のプリンタであれば中間レベルのドットを付加することで、エッジ部のスムージング処理を実現している。
また、後者のガタツキを改善する技術としては、例えば中間調処理前の画像データから補正データを生成し、中間調処理後の画像データのエッジ部に補正データを縁取るように付加するものがある(例えば、特許文献2参照)。これは、スムージング処理を行うべきエッジ部か否かを判断し、エッジ部であった場合、補正データと中間調処理後の画像データとを比較して値の大きいデータを出力することで、スクリーン処理によるジャギーを改善している。更に、この技術では、簡易な構成であるにも関わらず、前者の低解像度のプリンタによる画素のガタツキも同時に改善している。
特開平10−42141号公報 特開2006−295877号公報
しかしながら、上記従来の方法では、スクリーン処理によるジャギーを改善できる一方で、エッジ部に対して補正データと中間調処理後の画像データとで値の大きいデータを出力するため、エッジ部の濃度が単純に上昇してしまっていた。この現象は、文字やラインといった均一濃度で規則的なエッジを持つ原稿に対しては大きな問題とならないが、自然画像のようなエッジ部が不規則に密集するような原稿に対しては、色味を大きく変えるなどの画像障害となる場合があった。
本発明は、スムージング処理によるエッジ部の濃度の上昇を抑えた装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置であって、
画像データの各画素に対して、スムージング処理を行うか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によってスムージング処理を行うと判定された画素の値小さくする補正手段と、
前記正手段によって正された画素にスクリーン処理を行ってスクリーンデータを生成するスクリーン処理手段と、
前記判定手段によってスムージング処理を行うと判定された画素において、前記クリーンデータの値と前記補正手段によって補正された画素値から生成されるデータ値とを比較し、値が大きい方のデータを出力することでスムージング処理を行うスムージング処理手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、スムージング処理によるエッジ部の濃度の上昇を抑えることができると共に、エッジ部のジャギーを改善することができる。
本実施形態における画像形成装置100の構成を示す概略ブロック図。 画像形成装置100のより詳細な構成を示す断面図。 プリント用の画像処理部の構成を示す図。 スムージング判定部303の構成を示す図。 混合データ変換処理を示すフローチャート。 補正判定処理を示すフローチャート。 3値以上の補正判定処理を示すフローチャート。 エッジパターン判定処理を示すフローチャート。 エッジパターンの一例を示す図。 エッジパターンの一例を示す図。 ラインパターンの一例を示す図。 ラインパターンの一例を示す図。 ラインパターン判定処理のフローチャート。 描画パターン判定処理を示すフローチャート。 描画パターンの一例を示す図。 描画パターンの一例を示す図。 描画パターンの一例を示す図。 補正切替データ生成処理を示すフローチャート。 エッジ補正処理を示すフローチャート。 中間調処理を示すフローチャート。 高線数スクリーンや低線数スクリーンの成長方法で成長するディザマトリクスを示す図。 平坦化スクリーンの成長方法で成長するディザマトリクスを示す図。 中間調処理部305の処理結果の一例を示す図。 一次元のルックアップテーブルの一例を示す図。 中間調処理部305の処理結果の一例を示す図。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための形態について詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置としてコピー、プリント、FAXなどの複数の機能を有するデジタル複合機を例に挙げて説明するが、これに限らないことは言うまでもない。
図1は、本実施形態における画像形成装置100の構成を示す概略ブロック図である。画像形成装置100は、原稿の画像を光学的に読み取り、画像データとして出力する読み取り処理を行うスキャナ部101と、スキャナ部101で読み取られた画像データに画像処理を施し、画像データをメモリ105に格納するコントローラ102とを有する。更に、スキャナ部101で読み取られた画像データに対する各種の印刷条件を設定する操作部104を有する。また、メモリ105から読み出された画像データを操作部104により設定された印刷設定条件に従って記録用紙に可視化して画像形成を行うプリンタ部103を有する。
画像形成装置100には、ネットワーク106を介して画像データを管理するサーバ108や、画像形成装置100に対してプリントの実行を指示するパーソナルコンピュータ(PC)107等が接続される。コントローラ102は、サーバ108やPC107からプリントの実行が指示されると、サーバ108やPC107から送信された印刷データを画像データにラスタライズしてメモリ105に格納する。
次に、図1に示す画像形成装置100のより詳細な構成を、図2に示す断面図を用いて説明する。画像形成装置100は、コピー、プリント、FAXのそれぞれの機能を有している。図2において、画像形成装置100は、スキャナ部101とドキュメントフィーダ(DF)202とカラー4色ドラムを備えるプリント記録用のプリンタ部103とを有する。
まず、スキャナ部101を中心に行われるコピーの読み取り動作を説明する。原稿台207に原稿をセットして読み込みを行う場合には、ユーザは原稿台207に原稿をセットしてDF202を閉じる。すると、開閉センサ224が、原稿台207が閉じられたことを検知し、その後、スキャナ部101の筐体内にある光反射式の原稿サイズ検知センサ226〜230がセットされた原稿サイズを検知する。このサイズ検知を起点にして光源210が原稿を照射し、CCD(charge-coupled device)231が反射板211、レンズ212を介して原稿からの反射光を受光して画像を読み取る。そして、画像形成装置100のコントローラ102がCCD231によって読み取ったデータをデジタル信号の画像データに変換し、スキャナ用の画像処理を行った後、画像データをコントローラ102内のメモリ105に格納する。ここで、画像データは3つの色成分であるRGBの色空間の複数の画素として構成され、画素毎に1つの色成分につき8ビット(256階調)の値を保持している。
次に、コントローラ102を中心に行われるプリントのラスタライズ動作を説明する。PC107からネットワーク106を介してPDL(ページ記述言語)データやディスプレイリストなどの印刷データが送信される。印刷データはベクトル情報であり、描画のための色や形状、座標といった情報以外にオブジェクト単位で文字や線、図形、イメージ等の属性を示すデータを保持している。
コントローラ102は、印刷データを受け取り、印刷データに基づいてラスタライズを行い、画素単位の画像データと属性データを生成する。印刷データは、グレースケールやRGB又はCMYKといった複数の色成分の色空間を持ち、画像データは画素毎に1つの色成分につき8ビット(256階調)の値を持つ。また、属性データは、オブジェクトの文字や線、図形、イメージといった属性を表す値を保持しており、画像データと共に画像処理部301の中をハンドリングされる。
続いて、プリンタ部103を中心に行われるコピー、プリントの印刷動作を説明する。コントローラ102内のメモリ105に一旦記憶された画像データと属性データは、再度コントローラ102内で後述するプリント用の画像処理が行われた後、プリンタ部103へ転送される。プリンタ部103では、プリンタ部103内のPWM制御によってパルス信号へと変換され、レーザ記録部でシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の記録レーザ光に変換される。そして、記録レーザ光は各色の感光体214に照射され、各感光体に静電潜像を形成する。
プリンタ部103は、トナーカートリッジ215から供給されるトナーにより各感光体にトナー現像を行い、各感光体に可視化されたトナー画像は中間転写ベルト219に一次転写される。中間転写ベルト219は、図2において時計回転方向に回転し、用紙カセット216から給紙搬送路217を通って給送された記録紙が二次転写位置218にきたところで、中間転写ベルト219から記録紙へとトナー画像が転写される。画像が転写された記録紙は、定着器220で加圧と熱によりトナーが定着され、排紙搬送路を搬送された後、フェイスダウンのセンタートレイ221或いはフェースアップのサイドトレイ222へと排紙される。
次に、上述のプリント用の画像処理を、図3を用いて詳細に説明する。図3に示す画像処理部301はコントローラ102内でプリント用の画像処理を行う。メモリ105から入力された画像データ及び属性データのうち画像データに対しては色補正部302により色補正処理が行われ、色変換LUTやマトリックス演算によって4つの画像信号から成る濃度のCMYK色空間に変換される。変換された画像データは、画素毎に画像信号につき8ビットの値を持っている。
そして、スムージング判定部303において、後述するエッジ補正処理が行われ、処理された画像データをガンマ補正部304に、補正切替データをガンマ補正部304と中間調処理部305に出力する。補正切替データは、スムージング判定部303及びガンマ補正部304、中間調処理部305において、処理を切り替えるために用いるデータであり、CMYKの画像信号毎に異なる値を保持することができる。また、補正切替データには、画像データの各画素に施されるスムージング種別と、中間調処理部305で使用されるスクリーン種別が記されている。
ガンマ補正部304は、補正切替データに従って、入力された画像データにガンマ補正処理を行い、ガンマ補正処理を行った画像データを中間調処理部305に出力する。このガンマ補正処理は、画像が記録紙へと転写された際の濃度特性が所望となるよう、一次元のルックアップテーブルを用いて、入力された画像データを補正する。補正に用いる一次元のルックアップテーブルは、中間調処理部305が持つスクリーン種別毎に保持しており、入力される補正切替データのスクリーン種別に応じて切り替えて用いられる。また、補正切替データのスクリーン種別がスルーである場合は、一次元のルックアップテーブルを適用せずに出力する。
中間調処理部305は、補正切替データに従い、入力された画像データに後述する中間調処理を行ってプリンタ部103へ送出する。中間調処理では、プリンタ部103で印刷可能な4ビットの画像データに変換するスクリーン処理を行うと共に、第二スムージング処理によってジャギーの改善を行う。また、CPU306は、画像処理部301の全体の処理をROM306に保持された制御プログラムに基づいて制御する。RAM307は、CPU306の作業領域として使用される。
次に、スムージング判定部303の構成及び動作を、図4を用いて説明する。ここで、スムージング判定部303には、CMYK色空間に変換された画像データと属性データとが入力され、CMYKの画像データ毎に以下の処理を施すことによって画像データと補正切替データが出力される。
まず、CMYK色空間に変換された画像データは、スムージング判定部303でFIFOメモリ401に蓄えられる。FIFOメモリ401は画像データを4ライン遅延させ、中央を注目画素とする幅5画素、高さ5画素の25画素から成る参照領域を形成し、6ビット変換部402、濃度補正部416、エッジ補正部417に出力する。尚、濃度補正部416及びエッジ補正部417には、参照領域内の中央の1画素(注目画素)のみを出力する。
一方、属性データは、CMYK色空間に変換された画像データと同様にFIFOメモリ418に蓄えられる。FIFOメモリ418は、属性データを2ライン遅延させ、参照領域の注目画素にタイミングを合わせて、補正切替データ生成部413に1画素分のデータを出力する。
次に、6ビット変換部402は、参照領域内の25画素の画素値を6ビットに変換し、混合データ変換部403、セレクタ405及び406、エッジ補正データ生成部404に出力する。このとき、参照領域内の各画素は、画像信号につき8ビットの値を持っているため、下2ビットが切り捨てられる。次に、混合データ変換部403は、6ビットに変換された参照領域から後述する混合データの参照矩形を生成するための混合データ変換処理を行い、セレクタ405及び406、エッジパターン判定部409に結果を出力する。尚、エッジパターン判定部409には参照領域内の中央の1画素である注目画素のみを出力する。
次に、セレクタ405及び406は、6ビット変換部402より入力された参照矩形もしくは混合データ変換部403より入力された混合データの参照矩形の一方を選択する。セレクタ405は、選択した参照矩形を補正判定部407と内側判定部415に出力し、セレクタ406は、選択した参照矩形をエッジ用二値化部408とパターン用二値化部410、濃度域判定部414に出力する。尚、濃度域判定部414には参照領域内の中央の1画素である注目画素のみを出力する。
次に、補正判定部407は、参照領域からスムージング処理を行うか否かを判定するために後述する補正判定処理を行い、その結果を補正判定信号として補正切替データ生成部413に出力する。また、内側判定部415は、参照領域から注目画素が内側であるか否かを判定するための内側判定処理を行い、その結果を内側判定信号として補正切替データ生成部413に出力する。内側判定処理は、参照領域内の注目画素を中心とする幅3画素、高さ3画素の計9画素において画素値の最大値を求め、最大値よりも注目画素の画素値が大きい場合に内側判定信号を内側とし、そうでない場合には内側判定信号を外側とする。
また、エッジ用二値化部408は、入力された参照領域内の25画素全てに対して、各画素の画素値と予め定められた閾値とを比較し、参照領域の二値化を行う。画素値が閾値よりも大きい値であれば1に、画素値が閾値と同じか小さい値であれば0にして二値化を行う。そして、エッジパターン判定部409は、混合データの注目画素と、二値化された参照領域と、エッジ補正データとから、後述するエッジパターン判定処理を行う。エッジパターン判定処理では、第一スムージング処理を行うか否かを示す第一スムージング判定信号を補正切替データ生成部413に出力する。
次に、エッジ補正データ生成部404は、後述するエッジ補正データ生成処理によってエッジ補正データを求め、エッジ補正部417に出力する。また、パターン用二値化部410は、入力された参照領域内の25画素全てに対して、各画素の画素値と予め定められた閾値とを比較し、参照領域の二値化を行う。画素値が閾値よりも大きい値であれば1に、画素値が閾値と同じか小さい値であれば0にして二値化を行う。
次に、ラインパターン判定部411は、パターン用二値化部410で二値化された参照領域から後述するラインパターン判定処理を行い、ライン補正を行うか否かを示すライン補正判定信号を補正切替データ生成部413に出力する。また同様に、描画パターン判定部412は、二値化された参照領域から後述する描画パターン判定処理を行い、描画パターン補正を行うか否かを示す描画パターン補正判定信号を補正切替データ生成部413に出力する。また、濃度域判定部414は、セレクタ406で選択された参照領域内の注目画素から、注目画素の濃度域を判定し、高濃度域、中濃度域、低濃度域を示す濃度域判定信号を補正切替データ生成部413に出力する。この濃度域の判定は、注目画素の画素値が閾値よりも大きい値であれば高濃度域、注目画素の画素値が閾値よりも小さい値であれば低濃度域、それ以外を中濃度域とする。
次に、補正切替データ生成部413は、入力される各種信号を用いて後述する補正切替データ生成処理を行い、後述する補正切替データをエッジ補正部417とガンマ補正部304に出力する。また、濃度補正部416は、FIFOメモリ401より出力される参照領域内の中央の注目画素を用いて濃度補正処理を行い、補正した注目画素をエッジ補正部417に出力する。濃度補正処理は、入力と出力が共に8ビットの一次元のルックアップテーブルを用いて注目画素の濃度(画素値)を下げるように補正する。
次に、エッジ補正部417は、参照領域内の中央の注目画素と、上述の補正された注目画素、エッジ補正データ、補正切替データを用いて後述するエッジ補正処理を行い、結果の画像データをガンマ補正部304に出力する。
次に、本実施形態における混合データ変換部403で行われる混合データ変換処理を、図5を用いて詳細に説明する。混合データ変換処理は、参照領域を構成する25画素全てに対して画素毎に処理を行い、CMYKの各画像信号を所定の割合で混合することにより各画素6ビットの混合データを求め、それら25画素から成る参照領域を生成する処理である。
まず、S501において、混合データ変換部403は、Kの画素値DKとKの混合率MRKの積から、Kの画素値DK’を求める。このとき、混合率MRKは任意の値であり、0から1の値をとる。これにより、CMYの有彩色のみで混合データを生成するか、無彩色のKを含めて混合データを生成するかを決定する。
次に、S502において、混合データ変換部403は、画素値DK’がCの画素値DCよりも大きいかを判定し、大きければS503へ、そうでなければS504に進む。S503において、混合データ変換部403は、画素値DK’にCの混合率MRCをかけてCの画素値DC’を求める。また、S504に進んだ場合、混合データ変換部403は、画素値DCにCの混合率MRCをかけてCの画素値DC’を求める。このとき、混合率MRCは任意の値であり、混合率MRCを変化させることで、生成される混合データに対するCの割合を制御することができる。
次に、S505において、混合データ変換部403は、画素値DK’がMの画素値DMよりも大きいかを判定し、大きければS506へ、そうでなければS507に進む。S506において、混合データ変換部403は、画素値DK’にMの混合率MRMをかけてMの画素値DM’を求める。また、S507に進んだ場合、混合データ変換部403は、画素値DMにMの混合率MRMをかけてMの画素値DM’を求める。このとき、混合率MRMは任意の値であり、混合率MRMを変化させることで、生成される混合データに対するMの割合を制御することができる。
次に、S508において、混合データ変換部403は、画素値DK’がYの画素値DYよりも大きいかを判定し、大きければS509へ、そうでなければS510に進む。S509において、混合データ変換部403は、画素値DK’にYの混合率MRYをかけてYの画素値DY’を求める。また、S510に進んだ場合、混合データ変換部403は、画素値DYにYの混合率MRYをかけてYの画素値DY’を求める。このとき、混合率MRYは任意の値であり、混合率MRYを変化させることで、生成される混合データに対するYの割合を制御することができる。
次に、S511において、混合データ変換部403は、これまでの処理で求めたDC’、DM’、DY’の合計値を、ビットシフト量BSによって指定されたビット数分だけ右シフトすることにより、画素毎に混合データMIXを求める。次に、S512において、混合データ変換部403は、混合データMIXが6ビットの最大値である63よりも大きいかを判定し、大きい場合はS513において混合データMIXを63とする。
このようにして、任意の割合によってCMYKの4色を混合したデータを作成し、以降の処理に用いれば、処理する色に依らずスムージング処理を行うことができるため、エッジ部に発生する偽色を抑えることが可能となる。
尚、混合データ変換処理は、本実施形態に記載の方法に限らず、複数の色を用いて混合したデータを用いれば良いことは言うまでもない。また、S511において、各画像信号の画素値Dと混合率MRとの積の合計値を、ビットシフト量BS分だけ右シフトしたが、例えば、右シフトではなく除算を用いてもよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態における補正判定部407で行われる補正判定処理を、図6を用いて詳細に説明する。補正判定処理は、参照領域からスムージング処理を行うか否かを判定して補正判定信号を生成する処理である。
まず、S601において、補正判定部407は、注目画素を中心とする幅3画素、高さ3画素の計9画素からなる参照領域内において画素値の最大値MAXを求める。そして、S602において、補正判定部407は、S601と同様に、参照領域内において画素値の最小値MINを求める。
次に、S603において、補正判定部407は、最大値MAXから最小値MINを引くことで、コントラスト値CONTを求める。そして、S604において、コントラスト値CONTが補正判定値Subよりも大きいか否かを判定し、大きい場合にはS605へ、大きくない場合にはS617へ進む。S605では、補正判定部407は、最大値MAXと最小値MINとを足し、2で割ることによって平均値AVEを求める。一方、S617では、補正判定部407は、補正判定信号をOFFにして補正判定処理を終了する。
次に、S606において、補正判定部407は、参照領域内において最大値MAX以外で平均値AVE以上の画素値を持つ画素の中から、最小の画素値MAX_MINの画素を検索する。
次に、S607において、補正判定部407は、S606における検索の結果を判定し、最小の画素値MAX_MINの画素が見つかった場合にはS608へ、見つからなかった場合にはS609へ進む。S608では、補正判定部407は、最大値MAXから最小の画素値MAX_MINを引くことで、最大値MAXとの差分値MAX_DIFF_MINを求める。一方、S609では、補正判定部407は、最小の画素値MAX_MINの画素が見つからなかったため、最大値MAXとの差分値MAX_DIFF_MINを0とする。
次に、S610において、補正判定部407は、参照領域内において最小値MIN以外で平均値AVE未満の画素値を持つ画素の中から、最大の画素値MIN_MAXの画素を検索する。
次に、S611において、補正判定部407は、S610における検索の結果を判定し、最大の画素値MIN_MAXの画素が見つかった場合にはS612へ、見つからなかった場合にはS613へ進む。S612では、補正判定部407は、最大の画素値MIN_MAXから最小値MINを引くことで、最小値MINとの差分値MIN_DIFF_MAXを求める。一方、S613では、補正判定部407は、最大の画素値MIN_MAXの画素が見つからなかったため、最小値MINとの差分値MIN_DIFF_MAXを0とする。
次に、S614において、補正判定部407は、最小の画素値MAX_MIN及び最大の画素値MIN_MAXが見つかったか否かを判定し、どちらかでも見つかった場合にはS615へ、どちらも見つからなかった場合にはS616に進む。S615では、補正判定部407は、詳細は後述する3値以上の補正判定処理を行い、補正判定処理を終了する。一方、S616では、補正判定部407は、コントラスト値CONTが十分に大きいため、補正判定信号をONにして補正判定処理を終了する。
このようにして、補正判定処理では、参照領域が3値未満の単純な領域である場合には、コントラスト値CONTのみを用いてエッジ部であるか否かを判断し、補正判定信号を生成することができる。
次に、上述の3値以上の補正判定処理(S615)を、図7を用いて詳細に説明する。図7は、本実施形態における3値以上の補正判定処理を示すフローチャートである。この3値以上の補正判定処理は、参照領域に3値以上ある場合に、スムージング処理を行うか否かを判定して補正判定信号を生成する処理である。
まず、S701において、補正判定部407は、コントラスト値CONTから最大値との差分値MAX_DIFF_MINと最小値との差分値MIN_DIFF_MAXを引き、平均値付近の分布を示す値DIFFを求める。
次に、S702において、補正判定部407は、値DIFFが閾値DiffThAよりも大きいか否かを判定する。ここで、大きくない場合にはS703へ進み、値DIFFが十分大きな値でないため、画素値に急峻な変化がない領域と判断し、補正判定信号をOFFにして3値以上の補正判定処理を終了する。
また、判定した結果、大きい場合にはS704へ進み、補正判定部407は、最大値との差分値MAX_DIFF_MINが閾値DiffThBより小さいか否かを判定する。ここで、小さい場合にはS705へ進み、補正判定部407は、最小値との差分値MIN_DIFF_MAXが閾値DiffThBより小さいか否かを判定する。ここで、小さい場合にはS706へ進み、補正判定部407は、最大値との差分値MAX_DIFF_MINと最小値との差分値MIN_DIFF_MAXの両者が十分に小さく、画素値に急峻な変化ある領域と判断し、補正判定信号をONにする。
一方、S704で最大値との差分値が閾値より小さくない場合、S705で最小値との差分値が閾値より小さくない場合には共にS707へ進み、補正判定部407は、画素値に急峻な変化がない領域と判断し、補正判定信号をOFFにする。
次に、S708において、補正判定部407は、最大値との差分値MAX_DIFF_MINが閾値DiffThCより小さいか否かを判定し、小さくない場合にはS709へ進む。S709では、最小値との差分値MIN_DIFF_MAXが閾値DiffThCより小さいか否かを判定し、小さくない場合には3値以上の補正判定処理を終了する。
一方、S708で最大値との差分値が閾値より小さい場合、S709で最小値との差分値が閾値より小さい場合には共にS710へ進む。S710では、補正判定部407は、最大値との差分値と最小値との差分値の何れかが十分に小さく、画素値に急峻な変化ある領域と判断し、補正判定信号をONにして3値以上の補正判定処理を終了する。
尚、補正判定処理及び3値以上の補正判定処理において、補正判定値Subや閾値DiffThA〜DiffThCは一つであるように記載しているが、これらの値を複数用いてもよいことは言うまでもない。例えば、補正判定部407に属性データを入力し、注目画素の属性が画像である場合には、他の属性よりも補正判定値Subと閾値DiffThAをより大きな値に、閾値DiffThBとDiffThCをより小さな値に切り替える。また、注目画素の属性が文字や線である場合には、他の属性よりも補正判定値Subと閾値DiffThAをより小さな値に、閾値DiffThBとDiffThCをより大きな値に切り替える。この切り替えにより、複雑な色や形状の画像では補正がかかり難く、また、一様な色や形状の文字や線では補正がよりかかり易くなるなど、詳細な制御が可能となる。
本実施形態では、補正判定処理及び3値以上の補正判定処理により補正判定信号を生成する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、参照領域内の状態に関わらず、参照領域内のコントラスト値が十分に大きいか否かでのみ判定するなどエッジ部にスムージング処理を施すべきであるか否かを判定できればよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態におけるエッジパターン判定部409で行われるエッジパターン判定処理を、図8乃至図12を用いて詳細に説明する。図8は、エッジパターン判定部409で行われるエッジパターン判定処理を示すフローチャートである。また、図9、図10は、本実施形態におけるエッジパターンの一例を示す図、図11、図12は、本実施形態におけるラインパターンの一例を示す図である。ここで、エッジパターン判定処理は、第一スムージング処理を行うか否かを示す第一スムージング判定信号を生成する。
まず、S801において、エッジパターン判定部409は、後述するパターンマッチング(S804)で全てのエッジパターンとの比較が終了したかを判断し、終了していなければS802へ進み、終了したならばS803へ進む。エッジパターンは、図9と図10に示すように12グループに分類され、各グループにはAからHの8種のエッジパターンが含まれる。同グループ内はお互いに形状が同じで反転や回転したエッジパターンで構成されており、反転や回転で重複するエッジパターンは除かれている。各エッジパターンは、幅5画素、高さ5画素の大きさを持ち、各画素位置に0か1、もしくは2の値を持っている。
次に、S802において、エッジパターン判定部409は、パターンマッチングに用いる次のエッジパターンをセットし、S804へ進む。エッジパターンは、グループ1から昇順に、またグループ内でAからHへと順番にセットされる。また、図9と図10に示す全てのエッジパターンを必ずしも用いる必要はなく、エッジパターンやグループ毎にセットするか否かを任意に設定することも可能である。セットしないと設定されたエッジパターンやグループはS802でセットされず、更に次のエッジパターンやグループがセットされる。
次に、S804において、エッジパターン判定部409は、エッジ用二値化部408で二値化された参照領域を、セットしたエッジパターンによりパターンマッチングを行う。パターンマッチングは、二値化された参照領域の25画素の値と、セットしたエッジパターンの25画素の値を比較し、エッジパターンの値が2以外の画素全てが一致するか否かを判定する。また、エッジパターンの値が2の画素は、対応する位置の二値化された参照領域の画素が何の値であっても一致したものと判定する。
次に、S805において、エッジパターン判定部409は、S804のパターンマッチングで、二値化された参照領域とセットしたエッジパターンとが一致した場合にはS806へ進み、一致しなかった場合にはS801に戻る。
また、S803で、エッジパターン判定部409は、全ての用いるべきエッジパターンと二値化された参照領域の25画素とが一致しなかったと判断し、第一スムージング判定信号をOFFとしてエッジパターン判定処理を終了する。
次に、S806において、エッジパターン判定部409は、エッジ用二値化部408で二値化された参照領域の25画素の画素値を全て反転する。即ち、二値化された参照領域内の画素値が0である場合には1に、1である場合には0に変換する。
次に、S807において、エッジパターン判定部409は、後述するS810のパターンマッチングで全てのラインパターンとの比較が終了したかを判断し、終了していなければS808へ進み、終了していればS809へ進む。ラインパターンは、図11と図12に示すように18グループに分類され、各グループにはAからHの8種のラインパターンが含まれる。同グループ内はお互いに形状が同じで反転や回転したラインパターンで構成されており、反転や回転で重複するラインパターンは除かれている。各ラインパターンは、幅5画素、高さ5画素の大きさを持ち、各画素位置に0か1、もしくは2の値を持っている。
次に、S808において、エッジパターン判定部409は、パターンマッチングに用いる次のラインパターンをセットし、S810へ進む。ラインパターンは、グループ1から昇順に、またグループ内でAからHへと順番にセットされる。また、図11と図12に示す全てのラインパターンを必ずしも用いる必要は無く、ラインパターンやグループ毎にセットするか否かを任意に設定することが可能である。セットしないと設定されたラインパターンやグループはS808でセットされず、更に次のラインパターンやグループがセットされる。
次に、S810において、エッジパターン判定部409は、上述のS806で反転した参照領域を、セットしたラインパターンによりパターンマッチングを行う。パターンマッチングは、反転した参照領域の25画素と、セットしたラインパターンの25画素の値を比較し、ラインパターンの値が2以外の画素全てが一致するか否かを判定する。また、ラインパターンの値が2の画素は、対応する位置の二値化された参照領域の画素が何の値であっても一致したものと判定する。
次に、S811において、エッジパターン判定部409は、S810のパターンマッチングで、反転した参照領域とセットしたラインパターンとが一致した場合にはS812へ進み、一致しなかった場合にはS807に戻る。
次に、S812において、エッジパターン判定部409は、混合データ変換部403から出力される混合データから、注目画素が白画素か否かを判定し、白画素である場合にはS813へ、そうでない場合にはS809へ進む。ここで、注目画素が白か否かの判定は、混合データの注目画素の画素値が0であるか否かによって判定し、0である場合には白画素、1である場合には白画素でないとする。
尚、S812の白画素の判定において、白画素は必ずしも画素値が0である必要はなく、例えば予め閾値を設けて、それ以下の値であれば白画素と判定するなどしてもよいことは言うまでもない。
S813では、エッジパターン判定部409は全ての用いるべきラインパターンと反転した参照領域の25画素とが一致したため、第一スムージング判定信号をOFFとしてエッジパターン判定処理を終了する。一方、S809では、エッジパターン判定部409は、全ての用いるべきラインパターンと反転した参照領域の25画素とが一致しなかったため、第一スムージング判定信号をONとしてエッジパターン判定処理を終了する。
即ち、エッジパターンと二値化された参照領域との一致によって第一スムージング処理を行うか否かを判定し、更にはラインパターンと反転した参照領域との一致によって第一スムージング処理をキャンセルするか否かを判定する。これにより、画像データから検出されたエッジ部に対して第一スムージング処理を行うことにより、濃い背景上にある白い細線や小文字などが潰れて再現性が低下することを防止することができる。
尚、エッジパターン判定処理で用いるエッジパターンやラインパターンは、図9、図10及び図11、図12に示すパターンに限るものではなく、他のパターンを用いてもよいことは言うまでもない。また、これ以外の方法でエッジ部やラインのパターンを判定してもよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態におけるエッジ補正データ生成部404で行われるエッジ補正データ生成処理を詳細に説明する。エッジ補正データ生成処理は、6ビット変換部402より入力された参照矩形からエッジ補正データを生成する処理である。
まず、エッジ補正データ生成部404は、入力された参照領域内における注目画素を中心とした幅3画素、高さ3画素の9画素から4ビットの平均値AVEを求める。但し、本実施形態では除算を省くために、以下の式(1)の結果を用いて平均値とする。
if(SUM>480) SUM=480
AVE=(SUM>>5) …(1)
つまり、9画素の画素値の合計SUMを480でクリップし、5ビットだけ右へシフトさせる(32で割る)ことで、除算を省きながら4ビットの平均値AVEを求める。尚、例えば9画素の画素値の合計SUMを9で除算して平均値を求めてもよいことは言うまでもない。
最後に、エッジ補正データ生成部404は、平均値AVEを一次元のルックアップテーブルで変調し、変調した値をエッジ補正データとして出力する。ここで、一次元のルックアップテーブルは、4ビット入力4ビット出力のルックアップテーブルであり、基本的には入力値をそのままの値で出力するリニアな特性で設定される。但し、プリンタの特性に応じて非線形な出力にするなどの設定も可能であることは言うまでもない。また、一次元のルックアップテーブルは複数持つことが可能であり、切り替えて使用することも可能である。このとき、このルックアップテーブルは、エッジパターン判定処理に用いるエッジパターン毎、もしくはエッジパターンのグループ毎に保持し、S804で一致したエッジパターンに応じて切り替えて使用することも可能である。
次に、本実施形態におけるラインパターン判定部411で行われるラインパターン判定処理を、図11〜図13を用いて詳細に説明する。図13は、ラインパターン判定部411で行われるラインパターン判定処理のフローチャートである。ラインパターン判定処理は、ライン補正を行うか否かを示すライン補正判定信号を生成する処理である。
まず、S1301において、ラインパターン判定部411は、後述するS1304のパターンマッチングで全てのラインパターンとの比較が終了したか否かを判定し、終了していなければS1302へ進む。また、終了していればS1303へ進む。ラインパターン判定処理で用いるラインパターンは、図11、図12に示すエッジパターン判定処理と同じものを用いる。
次に、S1302において、ラインパターン判定部411は、パターンマッチングに用いる次のラインパターンをセットし、S1304へ進む。ラインパターンは、グループ1から昇順に、またグループ内でAからHへと順番にセットされる。また、図11と図12に示す全てのラインパターンを必ずしも用いる必要は無く、ラインパターンやグループ毎にセットするか否かを任意に設定することが可能である。セットしないと設定されたラインパターンやグループはS1302でセットされず、さらに次のラインパターンやグループがセットされる。
次に、S1304において、ラインパターン判定部411は、パターン用二値化部410から出力される二値化された参照領域を、セットしたラインパターンによりパターンマッチングを行う。パターンマッチングは、二値化された参照領域の25画素と、セットしたラインパターンの25画素の値を比較し、ラインパターンの値が2以外の画素全てが一致するか否かを判定する。また、ラインパターンの値が2の画素は、対応する位置の二値化された参照領域の画素が何の値であっても一致したものと判定する。
次に、S1305において、ラインパターン判定部411は、S1304のパターンマッチングで、二値化された参照領域とセットしたラインパターンとが一致した場合にはS1306へ進む。また、一致しなかった場合にはS1301に戻る。S1306では、ラインパターン判定部411は、全ての用いるべきラインパターンと二値化された参照領域とが一致したため、ライン補正を行うべき個所と判断してライン補正判定信号をONとしてラインパターン判定処理を終了する。
また、S1303において、ラインパターン判定部411は、全ての用いるべきラインパターンと二値化された参照領域とが一致しなかったため、ライン補正判定信号をOFFとしてラインパターン判定処理を終了する。
これにより、参照領域内にラインの形状が存在するか否かを判定し、後述するライン補正を行い、ラインの途切れなどを防ぐことが可能となる。尚、ラインパターン判定処理で用いるラインパターンは、図11、図12に示すパターンに限るものではなく、他のパターンを用いてもよいことは言うまでもない。また、これ以外の方法でラインのパターンを判定してもよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態における描画パターン判定部412で行われる描画パターン判定処理を、図14〜図17を用いて詳細に説明する。図14は、描画パターン判定部412で行われる描画パターン判定処理を示すフローチャートであり、図15、図16、図17は、本実施形態における描画パターンの一例を示す図である。描画パターン判定処理は、描画パターン補正を行うか否かを示す描画パターン補正判定信号を生成する処理である。
まず、S1401において、描画パターン判定部412は、後述するS1404のパターンマッチングで全ての描画パターンとの比較が終了したか否かを判定し、終了していなければS1402へ進む。また、終了していればS1403へ進む。描画パターンは、図15乃至図17に示すように27グループに分類され、各グループにはAからHの8種のエッジパターンが含まれる。同グループ内はお互いに形状が同じで反転や回転したエッジパターンで構成されており、反転や回転で重複する描画パターンは除かれている。各描画パターンは、幅5画素、高さ5画素の大きさを持ち、各画素位置に0か1、もしくは2の値を持っている。
次に、S1402において、描画パターン判定部412は、パターンマッチングに用いる次の描画パターンをセットし、S1404へ進む。描画パターンは、グループ1から昇順に、またグループ内でAからHへと順番にセットされる。また、図15乃至図17に示す全ての描画パターンを必ずしも用いる必要は無く、描画パターンやグループ毎にセットするか否かを任意に設定することが可能である。セットしないと設定された描画パターンやグループはS1402でセットされず、更に次の描画パターンやグループがセットされる。
次に、S1404において、描画パターン判定部412は、パターン用二値化部410から出力される二値化された参照領域を、セットした描画パターンによりパターンマッチングを行う。パターンマッチングは、二値化された参照領域の25画素と、セットした描画パターンの25画素の値を比較し、描画パターンの値が2以外の画素全てが一致するか否かを判定する。また、描画パターンの値が2の画素は、対応する位置の二値化された参照領域の画素が何の値であっても一致したものと判定する。
次に、S1405において、描画パターン判定部412は、S1404のパターンマッチングで、二値化された参照領域とセットした描画パターンとが一致した場合にはS1406へ進む。また、一致しなかった場合にはS1401に戻る。S1406では、描画パターン判定部412は、全ての用いるべき描画パターンと二値化された参照領域とが一致したため、描画パターン補正を行うべき個所と判断して描画パターン補正判定信号をONとして描画パターン判定処理を終了する。
また、S1403において、描画パターン判定部412は、全ての用いるべき描画パターンと二値化された参照領域とが一致しなかったため、描画パターン補正判定信号をOFFとして描画パターン判定処理を終了する。
これにより、参照領域内に規則的な形状が存在するか否かを判定し、後述する描画パターン補正を行い、規則的な形状との干渉などを防ぐことが可能となる。尚、描画パターン判定処理で用いる描画パターンは、図15乃至図17に示すパターンに限るものではなく、他のパターンを用いてもよいことは言うまでもない。また、これ以外の方法で規則的な形状を持つ描画パターンを判定してもよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態における補正切替データ生成部413で行われる補正切替データ生成処理を、図18を用いて詳細に説明する。図18は、補正切替データ生成部413で行われる補正切替データ生成処理を示すフローチャートである。補正切替データ生成処理は、エッジ補正部417、ガンマ補正部304、及び中間調処理部305で処理を切り替えるための補正切替データを生成する処理である。
まず、S1801において、補正切替データ生成部413は、入力された補正判定信号がONであるか否かを判定し、ONである場合にはS1802へ、OFFである場合にはS1814へ進む。S1802では、補正切替データ生成部413は、入力された第一スムージング判定処理がONであるか否かを判定し、ONである場合にはS1803へ、OFFである場合にはS1804へ進む。
S1803では、補正切替データ生成部413は、スムージング種別として第一スムージング処理を、スクリーン種別としてスルーをセットした補正切替データを生成し、補正切替データ生成処理を終了する。
尚、スムージング種別として第一スムージング処理が選択される場合、スクリーン種別はスルーが選択されなければならない。また、スムージング種別として第一スムージング処理が選択される以外に、スクリーン種別としてスルーが選択されることはない。
また、S1804では、補正切替データ生成部413は、入力されたライン補正判定信号がONであるか否かを判定し、ONである場合にはS1806へ、OFFである場合にはS1809へ進む。S1806では、補正切替データ生成部413は、入力された濃度域判定信号が高濃度域であるか否かを判定し、高濃度域である場合にはS1806へ、そうでない場合にはS1805へ進む。
S1806では、補正切替データ生成部413は、スムージング種別として第二スムージング処理を、スクリーン種別として平坦化スクリーンをセットした補正切替データを生成し、補正切替データ生成処理を終了する。
また、S1807では、補正切替データ生成部413は、入力された濃度域判定信号が中濃度域であるか否かを判定し、中濃度域である場合にはS1808へ、低濃度域である場合にはS1809へ進む。
S1808では、補正切替データ生成部413は、スムージング種別として第二スムージング処理を、スクリーン種別として高線数スクリーンをセットした補正切替データを生成し、補正切替データ生成処理を終了する。
また、S1809では、補正切替データ生成部413は、描画パターン補正判定信号がONであるか否かを判定し、ONである場合にはS1810へ、OFFである場合にはS1811へ進む。
S1810では、補正切替データ生成部413は、スムージング種別としてスムージング処理なしを、スクリーン種別として高線数スクリーンをセットした補正切替データを生成し、補正切替データ生成処理を終了する。
また、S1811では、補正切替データ生成部413は、内側判定信号が内側であるか否かを判定し、内側である場合にはS1812へ、外側である場合にはS1813へ進む。S1812では、補正切替データ生成部413は、スムージング種別として第二スムージング処理を、スクリーン種別として低線数スクリーンをセットした補正切替データを生成し、補正切替データ生成処理を終了する。
また、S1813とS1814において、補正切替データ生成部413は、スムージング種別としてスムージング処理なしを、スクリーン種別として低線数スクリーンをセットした補正切替データを生成し、補正切替データ生成処理を終了する。
このようにして、補正切替データ生成処理では、上述の様々な判定処理によって生成された判定信号を用いてスムージング種別やスクリーン種別を切り替え、参照領域内の状態に応じて適用的に処理を切り替えることが可能となる。
尚、本実施形態において、スクリーン種別は平坦化スクリーン、高線数スクリーン、低線数スクリーンの3種としたが、これに限るものではなく、例えば誤差拡散法などのディザマトリックスを用いない中間調処理手段を用いてもよい。
また、各判定信号に応じて設定するスムージング種別とスクリーン種別もこれに限るものではなく、任意のスムージング種別とスクリーン種別を設定することができてもよいことは言うまでもない。
次に、本実施形態におけるエッジ補正部417で行われるエッジ補正処理を、図19を用いて詳細に説明する。図19は、エッジ補正部417で行われるエッジ補正処理を示すフローチャートである。エッジ補正処理は、入力される注目画素と補正された注目画素、エッジ補正データの中から、補正切替データに基づいて何れかを選択し、第一スムージング処理を行うと共に、第二スムージング処理のための濃度補正を行う処理である。
まず、S1901において、エッジ補正部417は、補正切替データのスムージング種別を判定し、第一スムージング処理がセットされている場合にはS1902へ、そうでない場合にはS1903へ進む。S1902では、エッジ補正部417は、エッジ補正データを出力することで第一スムージング処理を行い、エッジ補正処理を終了する。
また、S1903では、エッジ補正部417は、補正切替データのスムージング種別を判定し、第二スムージング処理がセットされている場合にはS1904へ、スムージング処理なしの場合にはS1905へ進む。S1904では、エッジ補正部417は、補正された注目画素を出力することで、後述する第二スムージング処理によって変化するエッジ部の濃度(画素値)を下げるように補正し、エッジ補正処理を終了する。
また、S1905では、エッジ補正部417は、スムージング処理が行われない個所であるため、注目画素を出力してエッジ補正処理を終了する。
これにより、エッジ補正処理は、補正切替データに応じて出力する画像データを選択的に切り替えることにより、第一スムージング処理を行うと同時に、第二スムージング処理のための濃度補正を行うことが可能となる。
次に、本実施形態における中間調処理部305で行われる中間調処理を、図20〜図22を用いて詳細に説明する。図20は、中間調処理部305で行われる中間調処理を示すフローチャートである。中間調処理は、入力される画像データと補正切替データとから、スクリーン処理によってプリンタ部103で印刷可能な4ビットの画像データに変換すると共に、第二スムージング処理によってジャギーの改善を行う。
まず、S2001において、中間調処理部305は、補正切替データのスクリーン種別を判定し、スルーがセットされている場合には、画像データをそのまま出力して中間調処理を終了する。即ち、補正切替データのスクリーン種別にスルーがセットされる画素は、スムージング判定部303において第一スムージング処理が施されているため、4ビットのエッジ補正データが出力されることになる。また、S2001において、補正切替データのスクリーン種別に、スルー以外がセットされている場合にはS2002へ進む。
次に、S2002において、中間調処理部305は、補正切替データのスクリーン種別を判定し、平坦化スクリーンがセットされている場合にはS2003へ、そうでない場合にはS2004へ進む。S2004において、中間調処理部305は、補正切替データのスクリーン種別を判定し、高線数スクリーンがセットされている場合にはS2005へ、低線数スクリーンがセットされている場合にはS2006に進む。
次に、S2003、S2005、S2006において、中間調処理部305は、補正切替データのスクリーン種別に対応するディザマトリックスを用い、多値のディザ法によって画像データを4ビットのスクリーンデータに変換する。ここで、S2003で使用する平坦化スクリーンとは、規則的に表れる網点の周期が現れにくいディザマトリックスを用いるものである。
また、S2005、S2006で使用する高線数スクリーンと低線数スクリーンとは、平坦化スクリーンと異なり、網点の周期が強く表れるディザマトリックスを用いるものである。図21は、高線数スクリーンや低線数スクリーンの成長方法で成長するディザマトリクスを示す図である。図22は、図21と同一のスクリーン角、スクリーン線数で平坦化スクリーンの成長方法で成長するディザマトリクスを示す図である。両者とも入力される画像データは同一である。
図21では、レベルの異なるディザマトリクスの同じ座標のマス間で、レベル方向、即ち階調が増すように閾値が与えられている。一つの座標のマスが最大のレベルまで成長した後、網点が集中するように隣接する座標のマスが、更に同様にしてレベル方向に成長していることが見て取れる。
よって、出力するスクリーンデータもレベル方向に成長するため、高線数スクリーンや低線数スクリーンでは、網点のパターンが強く現れる。平坦化スクリーンは、高線数スクリーンや低線数スクリーンに比べて周期性が表れにくく、オブジェクトの形状をより正確に再現することが可能であるが、階調特性が安定しないため、豊かな色の再現には適さない。
また、高線数スクリーンは、低線数スクリーンに比べて短い周期(高周波数)で網点が形成されるものであり、分解能が高く細かいものを表現することができるが、階調特性が比較的安定しない。一方、低線数スクリーンは、分解能が低く細かいものを再現することには適さないが、階調特性は安定しているため、豊かな色の再現に適する。即ち、本実施形態においては、色の再現よりも形状を優先する高濃度域の細線には平坦化スクリーンを適用する。また、色と形状の再現を両立すべき中濃度域の細線や描画パターンには高線数スクリーンを、それ以外の色の再現を優先するオブジェクトには低線数スクリーンを適用する。
次に、S2007において、中間調処理部305は、補正切替データのスムージング種別を判定し、第二スムージング処理がセットされている場合にはS2008へ、それ以外の場合にはS2009へ進む。S2008では、中間調処理部305は、縁取りデータを生成する。縁取りデータは、入力される画像データの上位4ビットを一次元のルックアップテーブルで変調することで生成する。ここで、このルックアップテーブルは、4ビット入力4ビット出力のルックアップテーブルであり、基本的には、入力値をそのままの値で出力するリニアな特性で設定される。但し、プリンタの特性に応じて非線形な出力にするなどの設定も可能であることは言うまでもない。
次に、S2010において、中間調処理部305は、スクリーンデータと縁取りデータとの値を比較する。縁取りデータがスクリーンデータよりも大きい場合にはS2011へ、そうでない場合にはS2009へ進む。S2011では、中間調処理部305は、縁取りデータをプリンタ部103に出力して中間調処理を終了する。また、S2009では、中間調処理部305は、スクリーンデータをプリンタ部103に出力して中間調処理を終了する。
これにより、中間調処理では、補正切替データに応じてスクリーン種別を適用的に切り替えることができると共に、濃度補正処理によって濃度補正された画像データに対して第二スムージング処理を行うことができる。
次に、本実施形態における処理例と処理結果を、図23乃至図25を用いて詳細に説明する。図23、図25は、本実施形態における中間調処理部305の処理結果の一例を示す図である。また、図24は、濃度補正部416に設定される一次元のルックアップテーブルの一例を示す図である。
まず、本実施形態におけるスムージング判定部303の濃度補正部416で、濃度補正処理を行わなかった場合の例を、図23を用いて説明する。図23に示す(a)は、中間調処理部305に入力される画像データであり、このとき、スムージング判定部303の濃度補正部416には図24に示すリニアな一次元ルックアップテーブル2400が設定されている。即ち、図23は第二スムージング処理に対して濃度補正処理を行わない場合を示している。2300は白い色の背景であり、2301は中間濃度の色を持つ矩形オブジェクト、2302はスムージング判定部303で第一スムージング処理が施された画素である。
図23に示す(b)は、中間調処理部305に入力される補正切替データであり、補正切替データのスムージング種別として2303にはスムージング処理なしが、2304には第二スムージング処理が、2305には第一スムージング処理が設定されている。また、補正切替データのスクリーン種別として、2303、2304には、共に低線数スクリーンが、2305にはスルーが設定されている。
図23に示す(c)は、中間調処理部305のS2003、S2005、S2006で生成されるスクリーンデータである。2306は、低線数スクリーンが適用され、網点に変換された画素である。また、2302は、補正切替データのスクリーン種別がスルーであるため、そのまま出力される。
図23に示す(d)は、中間調処理部305から出力される画像データであり、補正切替データのスムージング種別が第二スムージング処理である画素に対して、縁取りデータと図23に示す(c)のスクリーンデータとで比較を行い、大きい値が出力される。2307は、縁取りデータがスクリーンデータよりも大きく、縁取りデータが出力された画素である。図23に示す(c)と(d)を比較すればわかるように、第二スムージング処理が適用されたエッジ部は縁取りデータが付加されて、濃度が単純に上昇してしまう。
次に、本実施形態におけるスムージング判定部303の濃度補正部416で、濃度補正処理を行った場合の例を、図25を用いて説明する。図25に示す(a)は、中間調処理部305に入力される画像データであり、このとき、スムージング判定部303の濃度補正部416には、図24に示す下凸の一次元ルックアップテーブル2401が設定されている。即ち、図25は第二スムージング処理が適用されるエッジ部においては、予め濃度を下げるように設定された場合を示している。2500は、スムージング判定部303の濃度補正部416で下凸の一次元ルックアップテーブルが適用され、2301よりも薄い色に変換された画素である。
図25に示す(b)は、中間調処理部305に入力される補正切替データであり、図23に示す(b)と同様である。
図25に示す(c)は、中間調処理部305のS2003、S2005、S2006で生成されるスクリーンデータである。2501は、スムージング判定部303の濃度補正部416で下凸の一次元ルックアップテーブルが適用されたため、2301よりも薄い色となり、低線数スクリーンが適用されても網点に変換されなかった画素である。
図25に示す(d)は、中間調処理部305から出力される画像データであり、補正切替データのスムージング種別が第二スムージング処理である画素に対して、縁取りデータと図25に示す(c)のスクリーンデータとで比較を行い、大きい値が出力される。2502は、縁取りデータがスクリーンデータよりも大きく、縁取りデータが出力された画素である。
以上説明したように、スムージング判定部303の濃度補正部416で濃度補正を行わない場合には、第二スムージング処理が適用されたエッジ部に縁取りデータが付加されて濃度が単純に上昇してしまう。
一方、本実施形態では、中間調処理よりも前に第二スムージング処理を適用するエッジ部を検出し、エッジ部の濃度が上昇する分、濃度を下げるように濃度補正を行い、図25に示す(c)の2501のように網点とならない画素を作る。
これにより、第二スムージング処理が適用されるエッジ部には縁取りデータが付加されるが、エッジ部の濃度上昇を抑えることができると共に、スクリーン処理によるエッジ部のジャギーを改善することができる。
[変形例]
変形例は、上述の実施形態とは図4に示すスムージング判定部303の一部構成のみが異なる。そのため、上述の実施形態と同様の部分に関しては、同一番号を付けて省略し、異なる部分のみを以下に説明する。
まず、変形例でのスムージング判定部303における動作を、図4を用いて説明する。尚、変形例において、濃度補正部416以外は上述の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省く。
濃度補正部416は、FIFOメモリ401より出力される参照領域内の中央の注目画素に濃度補正処理を行い、補正した注目画素をエッジ補正部417に出力する。濃度補正処理は、予め定めた濃度補正値と注目画素の値とを乗算することで、補正した注目画素を求め、濃度補正値は0〜1までの値で与えられる。
尚、本実施形態において、濃度補正部416は、濃度補正値を入力される注目画素に掛けることで補正された注目画素を求めると記載したが、これに限るものではない。例えば、濃度補正値を注目画素の値から減算することで濃度補正処理を行ってもよく、この場合には濃度補正値は〜255までの値が与えられる。また、注目画素の値から濃度補正値を引いた場合に負になることがあるが、この場合は0にクリップする。
変形例によれば、濃度補正処理に一次元のルックアップテーブルを用いないため、RAMなどに一次元のルックアップテーブルを保存する必要がなく、低コストに濃度補正処理を行うことができる。
[他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 画像データの各画素に対して、スムージング処理を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によってスムージング処理を行うと判定された画素の値小さくする補正手段と、
    前記正手段によって正された画素にスクリーン処理を行ってスクリーンデータを生成するスクリーン処理手段と、
    前記判定手段によってスムージング処理を行うと判定された画素において、前記クリーンデータの値と前記補正手段によって補正された画素値から生成されるデータ値とを比較し、値が大きい方のデータを出力することでスムージング処理を行うスムージング処理手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記正手段は、一次元のルックアップテーブルを用いて前記画素の値を小さくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段によって補正された画素に対してガンマ補正を行うガンマ補正手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 画像データの各画素に対して、第一のスムージング処理を行うか否かを判定する第一の判定手段と、
    前記第一の判定手段によって第一のスムージング処理を行わないと判定された画素に対しては第二のスムージング処理を行うか否かを判定する第二の判定手段と、
    前記第二の判定手段によって第二のスムージング処理を行うと判定された画素の値を小さくする補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像にスクリーン処理を行ってスクリーンデータを生成するスクリーン処理手段と、
    前記第二の判定手段によって第二のスムージング処理を行うと判定された画像において、前記スクリーンデータの値と前記補正手段によって補正された画素値から生成されるデータ値とを比較し、値が大きい方のデータを出力することで第二のスムージング処理を行うスムージング処理手段と、
    前記第一の判定手段によって第一のスムージング処理を行うと判定された画素に対しては、前記補正手段と前記スクリーン処理手段による処理を実行しないように制御する制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. コンピュータを請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  6. 判定手段が、画像データの各画素に対して、スムージング処理を行うか否かを判定する判定工程と、
    正手段が、前記判定工程においてスムージングを行うと判定された画素小さくする補正工程と、
    スクリーン処理手段が、前記正工程において正された画素にスクリーン処理を行ってスクリーンデータを生成するスクリーン処理工程と、
    スムージング処理手段が、前記判定工程においてスムージング処理を行うと判定された画素において、前記クリーンデータの値と前記補正工程において補正された画素値から生成されるデータ値とを比較し、値が大きい方のデータを出力することでスムージング処理を行うスムージング処理工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の画像形成方法。
  7. 第一の判定手段が、画像データの各画素に対して、第一のスムージング処理を行うか否かを判定する第一の判定工程と、
    第二の判定手段が、前記第一の判定工程において第一のスムージング処理を行わないと判定された画素に対しては第二のスムージング処理を行うか否かを判定する第二の判定工程と、
    補正手段が、前記第二の判定工程において第二のスムージング処理を行うと判定された画素の値を小さくする補正工程と、
    スクリーン処理手段が、前記補正工程において補正された画像にスクリーン処理を行ってスクリーンデータを生成するスクリーン処理工程と、
    スムージング処理手段が、前記第二の判定工程において第二のスムージング処理を行うと判定された画像において、前記スクリーンデータの値と前記補正工程において補正された画素値から生成されるデータ値とを比較し、値が大きい方のデータを出力することで第二のスムージング処理を行うスムージング処理工程と、
    制御手段が、前記第一の判定工程において第一のスムージング処理を行うと判定された画素に対しては、前記補正工程と前記スクリーン処理工程における処理を実行しないように制御する制御工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の画像形成方法。
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