JP5218768B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項1に係る本発明は、画像情報からエッジを検出するエッジ検出部と、このエッジ検出部により検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定部と、このエッジ判定部により判定されたエッジの属性に基づいて、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正し、面積階調によるスクリーン処理を施す画像処理部とを有する画像処理装置である。
請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項8に係る本発明は、画像情報からエッジを検出するステップと、検出されたエッジの属性を判定するステップと、判定されたエッジの属性に基づいて、検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正し、面積階調によるスクリーン処理を施すステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置を示す図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る画像処理装置1は、画像処理部100及びマーキングエンジン102を有する。
このような構成により、画像処理装置1は、入力された画像データに所定の処理を施し、記録用紙上にプリントする。
画像処理部100は、ケーブルなどにより通信可能に接続されたクライアントPC2から画像データを受け取り、所定の画像処理を施す。さらに、画像処理部100は、所定の画像処理が施された画像データが記録用紙にプリントされるよう、マーキングエンジン102を制御する。
マーキングエンジン102は、例えば、直接転写方式のデジタルカラープリンタであり、露光装置104、画像形成ユニット106、用紙搬送ベルト108及び定着器110を備える。
露光装置104は、複数の発光点からなる発光点群を有する画発光レーザアレイチップから出射された複数のレーザビームを一括して走査させ、感光体ドラム112に導くマルチビームの露光走査装置である。露光装置104は、例えば、2400dpiの解像度で画像形成を行う。
画像形成ユニット106は、静電潜像を形成してトナー像を担持させる像担持体である感光体ドラム112、感光体ドラム112の表面を一様に帯電する帯電器114、カラー画像を構成する色ごとに設けられた現像ロール116Y(Yellow;イエロー)、116M(Magenta;マゼンタ)、116C(Cyan;シアン)及び116K(blacK;ブラック)、及び、感光体ドラム112の表面に形成されたトナー像を記録用紙に転写させる転写ロール118を備える。画像形成ユニット106は、現像ロール116Y、116M、116C及び116Kから、出力画像に応じたトナーを感光体ドラム112に供給し、感光体ドラム112の表面の静電潜像からトナー像を作像し、記録用紙上に、順次、転写する。
用紙搬送ベルト108は、感光体ドラム112及び転写ロール118によって形成される転写位置に対して、記録用紙を搬送する。
定着器110は、記録用紙上に転写されたトナー像を定着させる。
図2は、画像処理部100で動作するソフトウエアの構成を示す図である。画像処理部100は、CPUに対し、メモリ及び記憶媒体などに記憶したプログラムを読み出して実行させる。
PDL解釈部122は、図1のクライアントPC2などからPDL(Page Description Language;ページ記述言語)で記述されたコマンド(PDLコマンド)を受け付け、受け付けたPDLコマンドを解釈する。
描画部124は、PDL解釈部122により解釈された入力画像データを、マーキングエンジン102に対応する色空間(例えば、YMCK色空間)に変換する。
レンダリング部126は、描画部124により色空間が変換されたデータを、ラスタデータに展開(レンダリング)し、エッジ処理部128(後述)に出力する。
図3は、図2のエッジ処理部128の構成を示す図である。
エッジ判定部130は、画素ごとにエッジを検出しつつ、検出したエッジの属性を判定する。
合成LUT(Look-Up Table)適用部132は、エッジ判定部130により判定されたエッジの属性に基づいて、所定のLUT又はこの合成LUTをエッジに適用する。ここで、所定のLUTは、メモリなどに予め記憶されるLUTである。
スクリーン処理部134は、エッジ判定部130により判定されたエッジの属性に基づいて、所定のスクリーンをエッジに適用する。ここで、スクリーン処理とは、面積階調法の一つであるディザ法などの二値化処理であり、メモリなどに予め記憶された閾値マトリクスを用いる。
プロコンLUT適用部136は、エッジ判定部130により判定されたエッジの属性に基づいて、プロコンLUTをエッジに適用する。ここで、プロコンとは、プロセスコントロールの略であり、図1の画像処理装置1の周辺環境に応じた濃度制御を意味する。ここでは、プロコンLUTは、マーキングエンジン102などの画像出力部(IOT;Image Output Terminal)の安定性が悪く、最大発色濃度を下げる必要が生じ、入力濃度の最大値を数10%下げるために適用されるものとする。
図4に示すように、ステップ100(S100)において、クライアントPC2のプリンタドライバ(不図示)は、アプリケーションからの入力を、PDLコマンドに変換する。このPDLコマンドは、ケーブルなどを介し、画像処理装置1の画像処理部100に送信される。
ステップ102(S102)において、画像処理部100は、図2のPDL解釈部122において、クライアントPC2から受信したPDLコマンドを解釈する。さらに、画像処理部100は、図2の描画部124において、解釈したPDLコマンドで指定される色空間をマーキングエンジン102に対応する色空間に変換する。
ステップ20(S20)において、画像処理部100は、図3のエッジ判定部130において、ステップ104でレンダリング部126により出力されたラスタデータから、エッジを検出しつつ、エッジの属性を判定する。
ステップ108(S108)において、画像処理部100は、図3のスクリーン処理部134において、ステップ20で判定されたエッジの属性に基づき、所定のスクリーンをエッジに適用する。
ステップ110(S110)において、画像処理部100は、図3のプロコンLUT適用部136において、ステップ20で判定されたエッジの属性に基づき、適宜、プロコンLUTをエッジに適用する。
ステップ112(S112)において、画像処理部100は、ステップ108でスクリーン処理が施された画像データ又はステップ110でプロコンLUTが適用された画像データがプリントされるよう、マーキングエンジン102を制御する。
図5に示すフローの各ステップは、いずれも、図3のエッジ判定部130によって実行される。
ステップ202(S202)において、ステップ200(S200)でエッジ部と判定された注目画素を含むウインドウにおいて、ウインドウを構成する画素の最低濃度と、予め定められた背景閾値とを比較する。なお、背景閾値は、メモリなどに予め記憶される。最低濃度が背景閾値以上の場合には、非エッジ部と判定し直して、ステップ204の処理に進む。一方、そうでない場合には、判定を変えず、ステップ206の処理に進む。
ステップ208(S208)において、ステップ200及びステップ202でエッジ部と判定された注目画素が、エッジの方向が上、下、左、右、左上、左下、右上及び右下のいずれであるかを判定し(方向判定。詳細は後述)、注目画素及び判定内容を対応付ける。
ステップ214(S214)において、ステップ200でエッジ部と判定された注目画素及びステップ204でエッジ部と再判定された注目画素の濃度が、予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。予め定められた閾値以上の場合には、判定を変えず、ステップ106の処理に進む。一方、そうでない場合には、注目画素を非エッジ部と判定し直し、ステップ108の処理に進む。
図6(a)は、図5のステップ200で入力される画像データの例である。図6(a)は、8ビット階調(0〜255)で表現される画像データである。図6(a)に示す網掛け部分は、白地の部分に比べて濃度が高い部分である。
図6(b)は、図5のエッジ判定後の画像データである。図6(b)に示す網掛け部分は、エッジ部と判定され、エッジ部が強調された部分である。
まず、図7を参照して、図5のエッジ属性判定のうち、エッジが凸エッジ及び凹エッジのいずれであるかを判定する凸凹判定(ステップ206)を説明する。
図3のエッジ判定部130は、エッジ部と判定した画像データに対して、例えば、図7(a)に示す3×3画素で構成されるウインドウを走査して、エッジが凸エッジ及び凹エッジのいずれであるかを画素ごとに判定する。
なお、図7(c)右下部は、図7(c)右上部の画像データの入力濃度(Cin,特に網点画像の場合は入力面積値)を示す。
図3のエッジ判定部130は、エッジ部と判定した画像データに対して、例えば、図8(a)に示す3×3画素で構成されるウインドウを走査して、エッジの方向を画素ごとに判定する。
エッジ判定部130は、図8(c)に示すように、図8(b)で求めた差の絶対値のうち、いずれが最大であるかによって、注目画素の方向を判定する。
ここでは、SHが最大である場合には、注目画素の方向は横であり、SVが最大である場合には、注目画素の方向は縦であり、SRが最大である場合には、注目画素の方向は右斜めであり、SLが最大である場合には、注目画素の方向は左斜めであると判定する。
同様に、SVが最大であり、符号が負である場合には、注目画素の方向は左であると判定し、符号が正である場合には、注目画素の方向は右であると判定する。SRが最大であり、符号が負である場合には、注目画素の方向は左上であると判定し、符号が正である場合には、注目画素の方向は右下であると判定する。SLが最大であり、符号が負である場合には、注目画素の方向は右上であると判定し、符号が正である場合には、注目画素の方向は左下であると判定する。
隣接エッジとは、図9(a)左部に示すように、周囲の画素のいずれかが非エッジである(ここでは、内側の画素が非エッジである)エッジである。また、孤立エッジとは、図9(a)右部に示すように、周囲に画素がないエッジである。
図3のエッジ判定部130は、エッジ部と判定した画像データに対し、例えば、図9(b)に示す3×3画素で構成されるウインドウを走査して、エッジが隣接エッジ及び孤立エッジのいずれであるかを画素ごとに判定する。
図9(d)に示すように、1画素又は2画素のエッジ幅をもつ孤立エッジ(つまり、ウインドウ幅より小さいエッジ幅をもつ孤立エッジ)が検出される。
なお、ここでは、3×3画素のウインドウを走査して隣接判定を行っているが、検出したい孤立エッジのサイズに応じて、ウインドウのサイズを変えてもよい。
まず、図10及び11を参照して、合成LUT適用処理、スクリーン処理及びプロコンLUT適用処理の内容を説明する。
図10は、エッジの属性と、エッジに適用するLUT及びスクリーンとをマッピングする表である。図10に示すように、エッジの属性によって、エッジに適用するLUT及びスクリーンが異なる。
図3のエッジ判定部130により判定されたエッジの属性に応じて、図3の合成LUT適用部132、スクリーン処理部134及びプロコンLUT適用部136による処理内容が決定される。
具体的には、合成LUT適用部132は、2つのLUT(ここでは、第1のLUT及び第2のLUT)を選択し、これらの合成LUTをエッジに適用する。スクリーン処理部134は、エッジ用の高線数スクリーン(網点の密度が高く、画像データをきめ細かく再現するスクリーン。例えば、スクリーン線数が600線のスクリーン)をエッジに適用し、非エッジ用の低線数スクリーン(網点の密度が低いスクリーン。例えば、スクリーン線数が150線、200線及び300線のスクリーン)をエッジのうち凹エッジかつ隣接エッジ及び非エッジに適用する。プロコンLUT適用部136は、エッジのうち隣接エッジ及び非エッジにプロコンLUTを適用し、これら以外の場合にはプロコンLUTを適用しない。
また、エッジが隣接エッジと判定された場合には、プロコンLUTが適用され、孤立エッジと判定された場合には、プロコンLUTは適用されない。
エッジが凸エッジかつ隣接エッジと判定された場合には、パッチ用LUT(パッチのエッジを補正するLUT。例えば、入力濃度がやや大きくなるよう補正するLUT)が選択され、エッジが凸エッジかつ孤立エッジと判定された場合には、細線用LUT(細線のエッジを補正するLUT。例えば、パッチ用LUTよりも入力濃度が大きくなるよう補正するLUT)が選択される。
エッジが凹エッジかつ隣接エッジであり、上方向エッジであると判定された場合には、スタベーション防止用LUT(例えば、入力濃度が大きくなるよう補正するLUT)が選択される。
なお、ここでは、エッジの方向が右及び左の場合にはエッジがやや再現しづらく、エッジの方向が右上、右下、左上及び左下の場合にはエッジが再現しづらく、エッジの方向が上及び下の場合にはエッジが再現されやすいマーキングエンジン102を用いるものとして説明したが、マーキングエンジン102の特性に応じて、これ以外のパターンでLUTを適用してもかまわない。例えば、上及び下方向のエッジが再現しづらいマーキングエンジン102を用いる場合には、エッジの方向が上及び下と判定されたとき、大きめのエッジ補正係数を与えるLUTを適用してもかまわない。
図11(a)は、第1のLUTとして選択されるLUTの例であり、図11(b)は、第2のLUTとして選択されるLUTの例であり、図11(c)は、第1のLUT及び第2のLUTの合成LUTの例である。
ここでは、実効階調数の低下を回避するため、合成LUTをエッジに適用しているが、第1のLUT及び第2のLUTをそれぞれエッジに適用してもかまわない。
図12は、凹エッジかつ隣接エッジのエッジに対し、文字にじみ防止用LUTを適用しない場合を説明する図である。
図12Aの左上部は、画像データ(一部)の拡大図であり、図12Aの左下部は、図12Aの左上部の画像データの入力濃度を示す。図12Aの右部は、図12Aの左上部の画像データをプリントしたものの概念図であり、図12Bは、画像データを実際にプリントしたものである。
図12Aの右部及び図12Bに示すように、凹エッジかつ隣接エッジのエッジでは、文字にじみが起こる。この文字にじみは、背景画素(背景を構成する画素)が、オブジェクト画素(オブジェクトを構成する画素)に隣接することにより、背景画素が太ってしまい、オブジェクト画素に隣接していない背景画素よりも高い濃度で再現されることにより起こる。
図12と同様、図13Aの左上部は、画像データ(一部)の拡大図であり、図13Aの左下部は、図13Aの左上部の画像データの入力濃度を示す。図13Aの右部は、図13Aの左上部の画像データをプリントしたものの概念図であり、図13Bは、画像データを実際にプリントしたものである。
図13Aの左下部に示すように、凹エッジかつ隣接エッジのエッジに対し、文字にじみ防止用LUTを適用する。これにより、図13Aの右部及び図13Bに示すように、文字にじみが改善される。
図14(a)は、エッジが隣接エッジ及び孤立エッジのいずれであっても、プロコンLUTを適用する場合を説明する図である。図14(a)に示すように、この場合には、パッチ(一定の広がりをもった画像データ)などは問題なくプリントされるが、細線などは濃度が薄くなり、破線としてプリントされてしまう。このような破線化は、プロコンLUTを適用することにより、全体の入力濃度が低下することにより起こる(このため、逆に、パッチなどでは、縁取りは目立ちにくい)。
図14(b)は、エッジが隣接エッジ及び孤立エッジのいずれであっても、プロコンLUTを適用しない場合を説明する図である。図14(b)に示すように、この場合には、細線などは問題なくプリントされるが、パッチなどは縁取りが目立ってプリントされてしまう。このような縁取りは、プロコンLUTを適用しないことにより、高階調値の特性に基づいたシャープネス処理が施され、結果的に、内側の画素の入力濃度が低下してしまうことにより起こる。
図14(c)は、エッジが隣接エッジの場合にはプロコンLUTを適用し、エッジが孤立エッジの場合にはプロコンLUTを適用しない場合を説明する図である。図14(c)に示すように、この場合には、パッチ及び細線ともに問題なくプリントされる。
エッジに適用されるスクリーン及び非エッジに適用されるスクリーンの階調差を小さくするため、エッジ補正LUTが適用されることがある。しかしながら、パッチのエッジ及び細線のエッジの再現性の差が大きいマーキングエンジン102を用いる場合には、適用するエッジ補正LUTの選択が難しくなる。なお、一般的に、パッチのエッジは再現性が高く、細線のエッジは再現性が低い。
図15(b)は、凸エッジが隣接エッジ及び孤立エッジのいずれであっても、細線用LUTを適用する場合を説明する図である。図15(b)に示すように、この場合には、再現性の高いパッチのエッジでは、縁取りが目立ってしまう。
図15(c)は、凸エッジが隣接エッジの場合にはパッチ用LUTを適用し、凸エッジが孤立エッジの場合には細線用LUTを適用する場合を説明する図である。図15(c)に示すように、この場合には、パッチ及び細線ともに問題なくプリントされる。
一般的に、マーキングエンジン102の特性によっては、高濃度部を後ろに持つ中間濃度部の後端濃度が薄くなる画像欠陥(スタベーション)が起こりやすい。例えば、図16(a)に示すように、凹エッジが隣接エッジかつ上方向のエッジである場合には、背景からエッジにかけての濃度の変化が急であるため、背景がエッジに隣接する部分でなまりが生じ、スタベーションが起こる。
これに対し、凹エッジが隣接エッジかつ上方向のエッジである場合にはスタベーション防止用LUTを適用する。これにより、図16(b)に示すように、スタベーションが目立たなくなる。
図17(a)は、エッジの方向に応じて、エッジ補正係数を調整せず、エッジ成分を補正しない場合を説明する図である。図17(a)に示すように、一定の方向(ここでは、右上、右下、左上及び左下)でエッジの再現性が低くなり、濃度が薄くなってしまう。
図17(b)は、エッジの方向に応じて、エッジ補正係数を調整して、エッジ成分を補正する場合を説明する図である。図17(b)に示すように、エッジの方向が右上、右下、左上及び左下の場合であっても、エッジの再現性が高く、一定の濃度でプリントされる。
100 画像処理部
102 マーキングエンジン
104 露光装置
106 画像形成ユニット
108 用紙搬送ベルト
110 定着器
112 感光体ドラム
114 帯電器
116 現像ロール
118 転写ロール
120 コントローラ
122 PDL解釈部
124 描画部
126 レンダリング部
128 エッジ処理部
130 エッジ判定部
132 合成LUT適用部
134 スクリーン処理部
136 プロコンLUT適用部
2 クライアントPC
Claims (10)
- 画像情報からエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定部と、
前記エッジ判定部により判定されたエッジの属性に基づいて、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理部と
を有し、
前記エッジ判定部は、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれるか、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれるか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理部は、前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれると判定された場合、又は濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれると判定された場合に、画像処理装置の周囲の環境に応じて、入力される濃度の最大値を予め定められた分だけ下げるよう濃度調整を行うルックアップテーブルを該エッジに対して適用し、前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれず、かつ、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれないと判定された場合、前記ルックアップテーブルを該エッジに対して適用しない
画像処理装置。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定部と、
前記エッジ判定部により判定されたエッジの属性に基づいて、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理部と
を有し、
前記エッジ判定部は、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであるか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接するか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理部は、前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであると判定された場合、又は走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接すると判定された場合に、画像情報の入力濃度を下げるルックアップテーブルを該エッジに適用する
画像処理装置。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定部と、
前記エッジ判定部により判定されたエッジの属性に基づいて、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理部と
を有し、
前記エッジ判定部は、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであるか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接するか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群を構成する画素のすべての濃度が同じではなく、かつ、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接していないか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理部は、前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであると判定された場合、又は走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接すると判定された場合に、画像情報の入力濃度を予め定められた第1の上げ幅で上げるルックアップテーブルを該エッジに適用し、前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群を構成する画素のすべての濃度が同じではなく、かつ、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接していないと判定された場合に、画像情報の入力濃度を前記第1の上げ幅よりも大きい予め定められた第2の上げ幅で上げるルックアップテーブルを該エッジに適用する
画像処理装置。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定部と、
前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、画素群に含まれる該エッジの画素の周囲の画素の濃度差により該エッジの方向を判定するエッジ方向判定部と、
前記エッジ判定部により判定されたエッジの属性に基づいて、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理部と
を有し、
前記エッジ判定部は、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであるか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接するか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理部は、前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであると判定され、かつ、前記エッジ方向判定部により該エッジの方向が上であると判定された場合、又は前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接すると判定され、かつ、前記エッジ方向判定部により該エッジの方向が上であると判定された場合に、画像情報の入力濃度を上げるルックアップテーブルを該エッジに適用する
画像処理装置。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部により検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定部と、
前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、画素群に含まれる該エッジの画素の周囲の画素の濃度差により該エッジの方向を判定するエッジ方向判定部と、
前記エッジ判定部により判定されたエッジの属性に基づいて、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理部と
を有し、
前記エッジ判定部は、前記エッジ検出部により検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれるか、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれるか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理部は、前記エッジ判定部により、前記エッジ検出部により検出されたエッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれず、かつ、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれないと判定された場合に、前記エッジ方向判定部により判定されたエッジ方向に基づいて選択される、画像情報の入力濃度を調整するルックアップテーブルを該エッジに適用する
画像処理装置。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出ステップと、
検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定ステップと、
判定されたエッジの属性に基づいて、検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記エッジ判定ステップは、検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれるか、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれるか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理ステップは、検出されたエッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれると判定された場合、又は濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれると判定された場合に、画像処理装置の周囲の環境に応じて、入力される濃度の最大値を予め定められた分だけ下げるよう濃度調整を行うルックアップテーブルを該エッジに対して適用し、検出されたエッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれず、かつ、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれないと判定された場合、前記ルックアップテーブルを該エッジに対して適用しない
プログラム。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出ステップと、
検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定ステップと、
判定されたエッジの属性に基づいて、検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記エッジ判定ステップは、検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであるか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接するか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理ステップは、検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであると判定された場合、又は走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接すると判定された場合に、画像情報の入力濃度を下げるルックアップテーブルを該エッジに適用する
プログラム。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出ステップと、
検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定ステップと、
判定されたエッジの属性に基づいて、検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記エッジ判定ステップは、検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであるか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接するか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群を構成する画素のすべての濃度が同じではなく、かつ、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接していないか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理ステップは、検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであると判定された場合、又は走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接すると判定された場合に、画像情報の入力濃度を予め定められた第1の上げ幅で上げるルックアップテーブルを該エッジに適用し、検出されたエッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度以上であって、該画素群を構成する画素のすべての濃度が同じではなく、かつ、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接していないと判定された場合に、画像情報の入力濃度を前記第1の上げ幅よりも大きい予め定められた第2の上げ幅で上げるルックアップテーブルを該エッジに適用する
プログラム。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出ステップと、
検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定ステップと、
検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、画素群に含まれる該エッジの画素の周囲の画素の濃度差により該エッジの方向を判定するエッジ方向判定ステップと、
判定されたエッジの属性に基づいて、検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記エッジ判定ステップは、検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジについて、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであるか、該画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接するか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理ステップは、検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって該画素群を構成する画素の濃度がすべて同じであると判定され、かつ、該エッジの方向が上であると判定された場合、又は検出されたエッジについて、走査された画素群に含まれる該エッジの画素の濃度が該画素群を構成する画素の平均濃度未満であって、該画素群が、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接すると判定され、かつ、該エッジの方向が上であると判定された場合に、画像情報の入力濃度を上げるルックアップテーブルを該エッジに適用する
プログラム。 - 画像情報からエッジを検出するエッジ検出ステップと、
検出されたエッジの属性を判定するエッジ判定ステップと、
検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、画素群に含まれる該エッジの画素の周囲の画素の濃度差により該エッジの方向を判定するエッジ方向判定ステップと、
判定されたエッジの属性に基づいて、検出されたエッジに対し、少なくとも1つのルックアップテーブルを適用して階調補正する画像処理ステップと
をコンピュータに実行させ、
前記エッジ判定ステップは、検出されたエッジに対し、予め定められた数の画素により構成される画素群を走査し、該エッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれるか、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれるか、又はいずれにも該当しないかについて判定し、
前記画像処理ステップは、検出されたエッジが、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に含まれず、かつ、濃度がすべて同じである画素により構成される画素群に隣接する画素群に含まれないと判定された場合に、判定されたエッジ方向に基づいて選択される、画像情報の入力濃度を調整するルックアップテーブルを該エッジに適用する
プログラム。
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