JP2013037309A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】細線や文字に最適な露光量を設定した場合、背景がある細線や文字がつぶれてしまう。
【解決手段】背景がある細線や文字をあらかじめ画像処理によって太らすことで解決を図る。記録材を用いて画像を形成する画像形成装置において、画像のオブジェクト幅を制御するオブジェクト幅制御部(123、121_1)と、露光量を制御する露光量制御部(128)と
を有し露光量制御部(128)が制御する露光量に応じてオブジェクト幅制御部(123、121_1)はオブジェクト幅を制御することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図2

Description

本発明は画像幅を制御するために画素情報及び属性情報を修正させる、画像処理システムに関する。
従来プリンタおよび複写機では、出力環境や出力条件およびデバイスの耐久状況(例えば出力枚数)などの変動がある中で細線を入力画像通りの太さで出力するのは困難であった。
例えば、1200dpiの1画素を描画したとき途切れやかすれが発生した。そこで、パターンマッチングを行い、細線であると判定された時、露光量を変えることで細線の再現性を良くする方法が考えられている。(例えば特許文献1)。
特開2009−145506号公報
上記方法は画像内の内容に応じて露光量を微調整する必要がある。しかし、出力環境や出力条件およびデバイスの耐久状況(例えば出力枚数)にかかわらず一定の微調整を行うのは困難でコストがかかる。
また一方で、近年レーザ走査の曲がりを画像処理によって副走査方向に補正するデバイスが開発されている。このようなデバイスではレーザ走査の曲がりに応じて色版ごとに画像が、副走査方向に補正されるため、色版ごとに画像の形状が変わる。したがてって、パターンマッチングは非常に困難である。
ゆえに、画像の内容に応じて露光量を変化させずに細線の再現性が良くなる露光量を画像全面に施す方法が考えられる。この方法は、前記方法よりも出力環境や出力条件およびデバイスの耐久状況の影響を受けず、また、パターンマッチングを行わずに細線の再現性を上げることが可能である。
しかしながら、その一方で一部の画像に弊害が発生した(例えば白抜き文字や細線または背景の濃度が濃い文字や細線がつぶれてしまうという問題)。
そこで、本発明は細線の再現性を高める露光量設定の場合、白抜き文字や細線または背景の濃度が濃い文字や細線などのつぶれやすい箇所を画像処理によりあらかじめ太らせておくことにより上記問題を回避する。
記録材を用いて画像を形成する画像形成装置において、
画像のオブジェクト幅を制御するオブジェクト幅制御部(123、121_1)と、
露光量を制御する露光量制御部(128)と
を有し
露光量制御部(128)が制御する露光量に応じて
オブジェクト幅制御部(123、121_1)はオブジェクト幅を制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記、本発明により露光量を調整することで細線の幅を制御し、一方で発生する弊害を画像処理であらかじめ補正することができる。また、画像領域全域で均一な露光量でよいため画像ごとに露光量を変えるデバイスより耐久などで有利であり、またパターンマッチングなどを必要としないためレーザ走査の曲がりを画像処理によって副走査方向に補正するデバイスに対しても容易に実装が出来る。
画像形成装置の概略ブロック図 オブジェクト幅制御部のフロー オブジェクト幅制御部の詳細フロー オブジェクト幅制御の説明図 オブジェクト幅制御の説明図 属性種の例 露光量制御のUI例 属性も修正することでの利点を説明する図
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置における画像処理の詳細について説明する。
第1の実施形態では、印字条件の変動によりオブジェクトの幅が振れやすい場合において、露光量を調整してオブジェクトの幅を制御する際、発生する弊害を画像処理で補正することで解決を図る具体的な方法について例をあげて説明を行う。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略ブロック図である。以下、本実施形態では画像形成装置としてデジタル複合機等を想定しているが、複合機だけでなく、カラープリンタ等の他の印刷デバイスを用いることもできる。
まず、本実施形態に係る画像形成装置の構造について説明する。
図1に示すように、画像形成装置は、画像読取部(10)、画像受信部(11)、UI部(17)、露光量設定部(18)、各種画像処理を行う画像処理部(12)、記憶部(15)、CPU(16)及び画像出力部(13)を備える。なお、当該画像形成装置は、LANやインターネット等のネットワークを介して、画像データを管理するサーバや、この画像形成装置に対してプリントの実行を指示するパーソナルコンピュータ(PC)等とも接続可能である。また、外部通信路(14)とも画像受信部(11)を介して接続可能である。
次に、図1に示す画像形成装置の各構成の働きについて説明する。
画像読取部(10)は、入力画像を読み取る。例えば、画像読取部(10)はRGBのカラー画像等を読み取る。次に、読み取られたRGBデータは、画像処理部(12)に送られる。読み取り画像用のスキャナ画像処理部(120)は、RGBデータのカラー信号に対してシェーディング補正、像域分離処理、色変換等の画像処理を行う。
一方、画像受信部(11)に入力されたPDL画像テータはプリンタ画像処理部(121)に送られる。なお、PDL画像データに限らず、画像を構成する個々のオブジェクトに対応付けられたコマンド群で表現される任意の画像データを用いることができる。初めに、プリンタ画像処理部(121)のインタープリタはPDL画像データのコマンド群を解釈し、中間コードを出力する。次いでプリンタ画像処理部121のRip(ラスターイメージプロセッサの略)は中間コードからビットマップ画像へと展開する。その一方で、コマンド群に含まれる属性情報から画素毎の属性情報を展開する。ここで属性情報とは図6を例に示すと文字属性(50)、下地属性(51)、イメージ属性(52)、細線属性(53)、グラフィック属性(54)などである。ここで下地属性(51)とは図にあるように背景のことで、記録媒体の色しか見えない領域を指す。
そして、オブジェクト幅制御部(121_1)は、RGBまたはCMYK画像に対して特定のオブジェクトの幅の制御を行い、合わせて属性情報を修正する。ここで修正するのは文字やグラフィックという情報や文字のポイント数や線の幅情報などである。
次いで、色処理部(122)は、画像読取部(10)からのデータまたは画像受信部(11)からのデータを受け付け、RGB→CMYKの色変換処理などを行う。次に、オブジェクト幅制御部(123)は、CMYK画像に対して特定のオブジェクトの幅の制御を行い、合わせて属性情報を修正する。次に、フィルタ処理部(124)は、オブジェクト幅制御部(123)で修正した属性情報を用いてエッジ強調やスムージングなどの処理を行う。次に、載り量制御処理部(125)はオブジェクト幅制御部(123)で修正した属性情報を用いて記録材に適した載り量の制御を行う。そして、ガンマ処理部(126)はオブジェクト幅制御部(123)で修正した属性情報を用いて出力時に適したガンマ処理を行い、最後に画像形成処理部(127)はオブジェクト幅制御部(123)で修正した属性情報を用いてディザ処理を行う。
ここでオブジェクト幅制御部(123)後のフィルタ処理部(124)から画像形成処理部(127)がオブジェクト幅制御部(123)にて修正した属性情報を用いる理由について画像形成処理部(127)での効果を例として説明を行う。
画像形成処理部(127)は属性ごとに最適なディザ処理を行う。すなわち、文字属性(50)や細線属性(53)はジャギーが目立たないように200線以上のドット成長の高線数スクリーンを適用する。一方、下地属性(51)、イメージ属性(52)、グラフィック属性(54)は色変動に強いように130から170線程度のライン成長の低線数スクリーンを適用する。すると、オブジェクト幅制御部(123)が図8(A)のように文字属性(50)に対して図8(B)のように太らせを行った時、属性を修正しない(下地属性(51)のまま)と、画像形成処理部(127)は、太らせた図8(C)のようになる。すなわち、文字属性(50)の箇所は200線以上のドット成長の高線数スクリーンであるが、太らせた箇所は下地属性(51)で130から170線程度のライン成長の低線数スクリーンが当てられてしまう。
一方、太らせた箇所の属性を文字属性(50)に修正すると、画像形成処理部(127)は図8(D)のような望ましい処理を行うことができる。
以上、と文字の背景が下地属性である場合を例にしたが、文字の背景がイメージ属性(52)やグラフィック属性(54)である場合も同様である。
このように属性を修正することでの効果は、フィルタ処理部(124)、載り量制御処理部(125)、ガンマ処理部(126)でもそれぞれにあり、無視することができない。
次に、図1に示す画像形成装置の記憶部(15)、CPU( 16)及び画像出力部(13)の構成及び働きについて説明する。
記憶部(15)は、ランダムアクセスメモリ(RAM)や読み出し専用メモリ(ROM)等のさまざまな記憶媒体から構成される。例えば、RAMはデータや各種情報を格納する領域として用いられたり、CPU(16)の作業領域として用いられたりする。一方、ROMは、各種制御プログラムを格納する領域として用いられる。また、CPU(16)は、ROMに格納されたプログラムに従って各種処理を判断、制御するものとして用いられる。そして最後にUI部(17)で指定された情報をもとに露光量設定部(18)は露光量を決定し、その値をもとに画像出力部(13)の露光量調整部(128)は、通知された露光量を設定する。この露光量の設定とはパルス幅を補正することを指すが本発明では詳細を省略する。そして画像を出力(例えば、印刷用紙等の記録媒体に画像を形成して出力)する。
以下、UI部(17)の設定情報から露光量設定部(18)は、露光量を決定し、その露光量に応じてオブジェクト幅制御部(123)は画像データに対して特定の箇所だけオブジェクトの幅を制御する。という一連の処理について具体例をあげて説明を行う。
ここで、オブジェクト幅制御部(123)が制御する画像は、CMYKの4色の画像に限定して述べるが、RGBの3色の画像に対しても同様な処理で行うことが可能であるし、何色であっても同様に処理可能である。また、本例では画像処理部(12)内のオブジェクト幅制御部(123)での処理についてのみ説明するがプリント画像処理部(121)内のオブジェクト幅制御部(121_1)も同様の処理で行うことができる。
まず、図7のようにUI部(17)は、従来の露光量を100%とした場合、100%から120%までの制御が可能である。ここで露光量を110%や120%とした場合は、白抜きの文字や細線または、背景がある文字や細線はつぶれてしまう傾向になる。また、記録媒体に印字した際、110%と120%とではつぶれが発生する濃度や幅が変わるため、UI部(17)での設定により画像処理は、白抜きの文字や細線または、背景のある文字や細線の太らせる幅、濃度などを変える必要がある。ここで背景のある文字や細線の背景の属性は、イメージ属性(52)やグラフィック属性(54)を指す。
したがって露光量設定部(18)が行う処理は、以下である。
まず露光量設定部(18)は、UI部(17)での設定に従い露光量を設定する。次に、露光量設定部(18)は、露光量に応じて補正すべきオブジェクトの属性やオブジェクトの濃度、及び補正幅や補正濃度を決定する。そして露光量設定部(18)は、注目画素およびその周辺画素それぞれで、オブジェクトのポイント数の情報を含んだ属性情報や濃度情報などをオブジェクト幅制御部(123)に通知する。そしてオブジェクト幅制御部(123)は、補正すべき属性、補正幅や補正濃度に基づいて補正を行う。一方、露光量設定部(18)は露光量を露光量調整部(128)へ通知し、露光量調整部(128)は、通知された露光量を設定する。
以上の処理について具体例をあげて説明をする。
例えば、UI部(17)の露光量の設定が120%となっていた場合、背景の濃度が濃い文字や細線がつぶれやすい傾向にある。そこで露光量設定部(18)は、補正すべきオブジェクトの属性を注目画素がグラフィックまたはイメージ属性、参照画素が文字または細線属性としてオブジェクト幅制御部(123)に通知する。ここで参照画素とは注目画素を中心としてM×Nの画素の領域を指し、M、Nは露光量設定部(18)から通知された補正幅に応じて決定される。例えば、補正幅が主走査方向、副走査方向ともに1画素であれば、M、N=3であり、補正幅が2画素であればM,N=5となる。
また、グラフィックまたはイメージ属性の注目画素が、文字や細線の属性の参照画素よりも濃い場合、文字や細線がつぶれやすく、注目画素の濃度は30%以上である場合つぶれやすい傾向にある。そこで露光量設定部(18)は、補正すべきオブジェクトの濃度を例えば注目画素が30%以上、さらに参照画素は注目画素濃度以下の場合、としてオブジェクト幅制御部(123)に通知する。
さらに、つぶれの発生しやすい文字や細線の大きさは、小さいポイントの文字または、少ない画素幅の細線がつぶれやすい傾向にある。ここでは例として文字は7ポイント以下、細線は5画素以下とする。
そこで露光量設定部(18)は補正すべきポイント数を文字の場合7ポイント以下、細線の場合5画素以下としてオブジェクト幅制御部(123)に通知する。
そして、露光量の設定が120%となっていた場合の補正幅や濃度を、露光量設定部(18)は例えば補正幅2画素、補正濃度を1画素目は100%。2画素目は50%としてオブジェクト幅制御部(123)に通知する。
最後に、露光量設定部(18)は露光量を120%であると露光量調整部(128)へ通知する。
次に、オブジェクト幅制御部(123)について図2のフローに従って説明する。属性検知処理(S123_1)は、注目画素および参照画素が、露光量設定部(18)から通知された属性であるか検知する。
具体的には、属性検知処理(S123_1)は、図3に示すフロー図の注目画素属性判定処理(S1231_1)と参照画素属性判定処理(S1231_2)から成る。そして、注目画素属性判定処理(S1231_1)は、注目画素が露光量設定部(18)から通知された属性であるか判定する。ここでYesであれば、参照画素属性判定手段(S1231_2)へ進み、Noであれば終了する。次に参照画素属性判定手段(S1231_2)は、参照画素が、通知されたポイント数または画素数以下の属性であるか否かを判定する。ここでM×Nの領域の中で1画素でもYesであれば濃度検知処理(S123_2)へ進み、Noであれば終了する。
この属性検知処理(S123_1)について図4を用いて説明する。ここで露光量設定部(18)から通知された情報は、注目画素の属性はグラフィックまたはイメージ属性。参照画素の属性は文字または細線属性。補正幅は2画素であるとする。
この時、注目画素属性判定処理(S1231_1)は、図4(A)の注目画素(400)がグラフィックまたはイメージ属性であるか否かを判定する。Yesであれば、参照画素属性判定処理(S1231_2)は、5×5の参照領域の中でポイント数または画素数以下の文字または細線属性であるか否かを判定する。ここでは、参照画素(400_1、400_2、400_3)の3画素が文字属性(50)であることを示している。
次に、濃度検知処理(S123_2)は、注目画素および参照画素のうち文字属性(50)の画素が、露光量設定部(18)から通知された濃度であるか検知する。具体的には、図3に示すフロー図の注目画素濃度判定手段(S1232_1)は、注目画素の濃度が指定された濃度以上であるか否かを判定する。ここでYesであれば参照画素濃度判定処理(S123_2)へ進み、Noであれば終了する。次に参照画素濃度判定処理(S123_2)は、文字属性(50)の画素が、指定された濃度以下であるか否かを判定する。ここでYesならば線幅制御処理(S123_3)へ進み、Noならば終了する。
次に線幅制御処理(S123_3)は、線幅の制御を実施する。具体的には図4(B)にあるように細線の濃度を注目画素へ置換する。
そして、濃度制御処理(S123_4)は、露光量設定部(18)から通知された補正濃度が50%であれば注目画素の濃度に50%をかける。
そして最後に、属性修正手段(S123_5)は、参照画素の属性を参考にして注目画素の属性を変更し、さらにポイント数も修正する。
以上の手順によってオブジェクト幅制御部(123)は、画像を補正する。またプリント画像処理(121)上のオブジェクト幅制御部(121_1)も同様な処理で行うことができる。
本例の場合、修正幅が2画素で2画素目が50%濃度、1画素目が100%濃度の補正なので、オブジェクト制御部(123)は注目画素が主走査方向に1画素右に移動した場合も同様に処理することで2画素の補正を行う。例えば、図4(C)の入力画像に対して図4(D)のように補正される。すなわち図4(C)の注目画素(402)は、図4(D)の注目画素(403)のように補正される。そして注目画素を全入力画素に対して行えば、最終的に図4(E)のように補正される。
第1の実施形態では、印字条件の変動によりオブジェクトの幅が振れやすい場合において、露光量を調整してオブジェクトの幅を制御する際、発生する弊害を画像処理で補正することで解決を図る具体的な方法について例をあげて説明を行った。
[第1の実施形態の効果]
第1の実施形態により背景のない文字や細線など印字条件に左右されやすいオブジェクトに対しては、露光量を強くすることで安定化を図る。一方で発生する背景のある文字や細線などのつぶれに対して、あらかじめ画像処理で太らせておくことでつぶれを回避することができる。
またここで露光量は全画像領域で均一の露光量であるため、パターンマッチングなどを必要としないためレーザ走査の曲がりを画像処理によって副走査方向に補正するデバイスに対しても容易に実装が出来る。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、背景のない文字や細線など印字条件に左右されやすいオブジェクトに対して、露光量を強くすることで安定化を図った。
しかし、文字や細線以外のグラフィックやイメージなどの領域で従来の露光量を100%とすると、露光量を100%から120%にした場合、階調性が従来と変わる箇所がある。そこで第2の実施形態では、階調性を従来と同様にしたい場合、すなわち露光量を100%に設定した場合に発生する画像弊害についてあらかじめ画像を修正することで画像を補正する例について説明する。
露光量を100%に設定して出力した場合、背景のない文字や細線、または薄い背景のある文字や細線は、印刷時の条件によっては所望よりも細く印字される傾向がある。そこで画像処理で補正すべき対象は背景のない文字や細線、または薄い背景のある文字や細線となる。そして補正すべき対象に対して太らせを行うことで画像品位を保つ必要がある。
したがって、UI部(17)の露光量の設定が100%となっていた場合、背景が薄い文字や細線が細りやすい傾向になる。そこで露光量設定部(18)は、補正すべき属性を、注目画素がグラフィック属性、イメージ属性または下地属性、参照画素が文字または細線属性としてオブジェクト幅制御部(123)に通知する。
また、グラフィックまたはイメージ属性の注目画素が、文字や細線の属性の参照画素よりも薄い場合、文字や細線が細りやすく、注目画素の濃度は30%以下である場合細りやすい傾向にある。
そこで露光量設定部(18)は、補正すべきオブジェクトの濃度を例えば注目画素が30%以下、さらに参照画素は注目画素濃度以上の場合、としてオブジェクト幅制御部(123)に通知する。
そして、露光量の設定が100%となっていた場合の補正幅や濃度を、露光量設定部(18)は例えば補正幅2画素、補正濃度を1画素目は100%としてオブジェクト幅制御部(123)に通知する。
最後に、露光量設定部(18)は露光量を100%であると露光量調整部(128)へ通知する
次に、オブジェクト幅制御部(123)の中の、属性検知処理(S123_1)は、注目画素および参照画素が、露光量設定部(18)から通知された属性であるか検知する。
また、属性検知処理(S123_1)は具体的には、図3に示すフロー図の注目画素属性判定処理(S1231_1)と参照画素属性判定処理(S1231_2)から成る。そして、注目画素属性判定処理(S1231_1)は、注目画素がグラフィック属性またはイメージ属性または下地属性であるか判定する。ここでYesであれば、参照画素属性判定手段(S1231_2)へ進み、Noであれば終了する。次に参照画素属性判定手段(S1231_2)は、参照画素が通知されたポイント数または画素数以下の文字または細線属性であるか否かを判定する。ここで補正幅が1画素であるので3×3の領域の中で1画素でもYesであれば濃度検知処理(S123_2)へ進み、Noであれば終了する。
この属性検知処理(S123_1)について図5を用いて説明すると、注目画素属性判定処理(S1231_1)は、図5(A)の注目画素(500)はグラフィックまたはイメージ属性または下地属性であるか否かを判定する。Yesであれば、参照画素属性判定処理(S1231_2)は、3×3の参照領域の中で露光量設定部(18)から通知された文字または細線属性であるか否かを判定する。ここでは、参照画素(500_1、500_2)の2画素が文字属性(50)であることを示している。
次に、濃度検知処理(S123_2)は、注目画素および参照画素が、露光量設定部(18)から通知された濃度であるか検知する。具体的には、図3に示すフロー図の注目画素濃度判定手段(S1232_1)は、注目画素の濃度が指定された濃度以下であるか否かを判定する。ここでYesであれば参照画素濃度判定処理(S123_2)へ進み、Noであれば終了する。次に参照画素濃度判定処理(S123_2)は、通知されたポイント数または画素数以下の属性の画素が、指定された濃度以下であるか否かを判定する。ここでYesならばオブジェクト幅制御処理(S123_3)へ進み、Noならば終了する。
次にオブジェクト幅制御処理(S123_3)は、線幅の制御を実施する。具体的には図5(B)にあるように文字の濃度を注目画素と置換する。
そして、濃度制御処理(S123_4)は、露光量設定部(18)から通知された補正濃度が100%であれば注目画素の濃度に100%をかける。
そして最後に、属性修正手段(S123_5)は、注目画素の属性を細線属性に変更し、さらにポイント数も修正する。
[第2の実施形態の効果]
第2の実施形態により従来と同等の階調を得たい場合に、発生する画像の弊害箇所をあらかじめ画像処理で補正することで所望の画像を得ることができる。すなわち、背景のない文字や細線、または薄い背景の文字や細線は細りやすい傾向にあるため画像処理であらかじめ太らすことで解決することができる。
[その他の実施形態]
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくはコンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給する。そしてそのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタープリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては複数の方法がある。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものを供給する。もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
123、121_1・・・オブジェクト幅制御部
128・・・露光量調整部
S123_1・・・属性検知処理
S123_2・・・濃度検知処理
S123_3・・・線幅制御処理
S123_4・・・濃度制御処理
S123_5・・・属性修正手段

Claims (13)

  1. 記録材を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    画像のオブジェクト幅を制御するオブジェクト幅制御部(123、121_1)と、
    露光量を制御する露光量制御部(128)と
    を有し
    露光量制御部(128)が制御する露光量に応じて
    オブジェクト幅制御部(123、121_1)はオブジェクト幅を制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記オブジェクト幅を制御するオブジェクト幅制御部(123、121_1)は、露光量に応じて特定のオブジェクトの幅を画像処理によって太らせる処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記特定のオブジェクトとは、露光量が文字や細線に適している場合
    背景のある文字や細線をさすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記背景のある文字や細線とは、
    背景の属性がグラフィックまたはイメージ属性でありグラフィックまたはイメージの濃度が文字や細線の濃度よりも濃い場合をさすことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記特定のオブジェクトとは、露光量が文字や細線以外に適している場合
    背景のある文字や細線をさすことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記薄背景のある文字や細線とは、
    背景の属性がグラフィックまたはイメージまたは背景属性でありグラフィックまたはイメージの濃度が文字や細線の濃度よりも薄い場合をさすことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置処理。
  7. 前記オブジェクト幅制御部(123、121_1)は、
    属性を検知する属性検知処理(S123_1)と、
    濃度を検知する濃度検知処理(S123_2)と、
    線幅を制御する線幅制御処理(S123_3)と、
    濃度を制御する濃度制御処理(S123_4)と、
    属性を修正する属性修正処理(S123_5)から成ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記属性検知処理(S123_1)は、
    露光量設定部(18)から通知される補正幅または属性情報にしたがって属性を検知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置処理。
  9. 前記濃度検知処理(S123_2)は、
    露光量設定部(18)から通知される濃度情報に従って濃度を検知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記濃度制御処理(S123_4)は、
    露光量設定部(18)から通知される補正濃度情報に従って濃度を検知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  11. 前記属性検知処理(S123_1)は、
    注目画素の属性を判定する注目画素属性判定処理(S1231_1)と
    参照画素の属性を判定する参照画素属性判定処理(S1231_2)と
    から成ることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  12. 前記濃度検知処理(S123_2)は、
    注目画素の濃度を判定する注目画素濃度判定処理(S1231_1)と
    参照画素の濃度を判定する参照画素濃度判定処理(S1231_2)と
    から成ることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  13. 前記属性修正処理(S123_5)は、
    修正した参照画素の属性を参考にして注目画素の属性を修正することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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