JP5318405B2 - 開閉装置 - Google Patents
開閉装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5318405B2 JP5318405B2 JP2007315891A JP2007315891A JP5318405B2 JP 5318405 B2 JP5318405 B2 JP 5318405B2 JP 2007315891 A JP2007315891 A JP 2007315891A JP 2007315891 A JP2007315891 A JP 2007315891A JP 5318405 B2 JP5318405 B2 JP 5318405B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing
- closing body
- door body
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
そこで、例えば、前記扉体112をベルベットファスナー等によって開閉体本体111に止着することが考えられるが、このような構成によれば、開閉体本体111と扉体112とが巻取軸130に巻かれる際に擦れて、前記止着箇所が外れてしまう可能性があり、このような場合には、次の繰り出し動作の際に扉体112が前記まぐさ部121の上端や前記開口121aの内縁等に引っ掛かってしまうおそれがある。
前記開閉体本体の下端側と扉体裏面の下端側との間にわたって可撓性の開放抑制部材を設けるとともに、この開放抑制部材を前記扉体及び/又は前記開閉体本体に対し着脱可能に止着する着脱手段を設け、前記開放抑制部材は、前記扉体の下端が前記開閉体本体から離れる方向へ揺動する際の揺動量を抑制して、前記扉体の下端を前記まぐさ部に干渉することなく前記開口に通過させ、且つ、前記開閉体本体及び前記扉体が前記巻取軸に巻かれてこれら開閉体本体と扉体との間に開閉体開閉方向のずれが生じた際には撓んだ状態から伸長して該ずれを吸収するように、前記開閉体本体と前記扉体との間にわたる長さが設定され、前記扉体に対し開閉体厚さ方向の開放力が加わった際には、その開放力によって前記着脱手段による止着が外れ、前記ずれが生じた際には、そのずれを前記開放抑制部材の撓んだ状態からの伸長により吸収することで、前記着脱手段による止着が外れないようにしたことを特徴とする。
この技術的手段によれば、開閉体本体と扉体との間に配設された開放抑制部材によって、扉体の開放動作量が抑制される上、例えば開閉体が巻取軸に巻かれる等して、開閉体本体と扉体との間に開閉体開閉方向のずれが生じたとしても、そのずれを開放抑制部材の可撓性によって吸収する。
更なる形態では、前記開放抑制部材は、前記扉体が前記まぐさ部に干渉しない程度に、その開放動作量が抑制されるように、前記開閉体本体と前記扉体との間にわたる長さが設定されている。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
開閉体閉鎖動作中における扉体の開放動作量を、開放抑制部材によって抑制できるため、扉体がまぐさ部や該まぐさ部の開口に引っ掛かるようなことを防ぐことができる。
しかも、例えば開閉体が巻取軸に巻かれる等して、開閉体本体と扉体との間に開閉体開閉方向のずれが生じたとしても、そのずれが開放抑制部材の可撓性によって吸収されるため、開放抑制部材の止着箇所が開放動作中に外れてしまうようなことを防ぐことができる。
よって、開閉体の扉体がまぐさ部の開口近傍に干渉してしまうのを防ぐことができる上、その状態を開閉体を繰り返し開閉動作させた際にも維持することができる。
以下の開閉装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置であって、特に、火災などが発生した際に、火炎及び煙の拡散や蔓延を速やかに防止するのに好適な防火防煙用のシャッター装置に適用した一例ついて説明する。
なお、開閉体本体11の他例としては、複数開閉体構成部材11aを開閉体幅方向や斜め方向へ接続してなる態様や、一枚の開閉体構成部材11aから構成された態様等とすることも可能である。また、前記開閉体構成部材11aの材質の他例としては、ガラスクロスやシリカクロス等の難燃性布地や、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維製のシート材等とすることも可能である。
また、開閉体本体11の下端側には、人や物等の通過物を通過可能な略矩形切欠状の開口部10aが形成され、該開口部10aは、開閉可能な扉体12によって閉鎖されている。
扉体12の開閉体幅方向の一端側と、開閉体本体11との重なり代xは、扉体12の閉鎖性(気密性を含む)を良好にするために適宜寸法に設定され、本実施の形態の好ましい一例によれば、200〜400mmの範囲内に設定され、特に好ましくは約300mmに設定される。
各扉体12の表面側には、開閉体幅方向へわたる補強部材12aが止着される。この補強部材12aは、耐火性を有する金属製の棒状部材であり、扉体12に対し、開閉体開閉方向に間隔置いて複数(図1によれば三つ)配設される。この補強部材12aは、扉体12の撓みを抑制するとともに錘体として作用することにより、扉体12の閉鎖性を良好にしている。
開放抑制部材14の一端側を開閉体本体11に止着する手段は、例えば縫い付けや接着等とすればよい。
また、同開放抑制部材14の他端側を扉体12に対し着脱可能にする着脱手段14aは、例えば、ホックや、ボタン、ベルベットファスナー(面ファスナー)、磁石等、道具を用いず簡単な手順で外すことができ且つ自然には外れ難いものを用いた構成とすればよい。
収納ケース32は、下端側に開閉体10を繰り出すためのまぐさ部32aが形成された略箱状に構成されている。まぐさ部32aは、外まぐさ、内まぐさ、及びその一対のまぐさ同士の間に形成された開口であって、且つ開閉体幅方向へ長尺な開口32a1を有し、この開口32a1に開閉体10を通過させるようにしている。
また、収納部30の他例としては、まぐさ部32aのみを有するとともに、巻取軸31を露出した構成であってもよい。
図2に示すように、開閉体10が収納ケース32内で巻取軸31に吊り下げられた状態では、閉鎖動作時の振動や、開口32a1から収納ケース32内へ侵入しようとする風圧等に起因して、各扉体12の下端が開閉体本体11から離れる方向へ揺動しようとした場合に、その揺動量(図3によれば開放動作量w)が開放抑制部材14によって抑制される。
したがって、前記ずれによって開放抑制部材14の止着箇所(着脱手段14a)が外れるようなことを、防ぐことができる。
また、扉部材12を開放する際、避難者は、着脱手段14aを手作業により外してから、扉部材12を開放するようにしてもよい。
また、更に好ましい他例として、開放抑制部材14の途中箇所に錘体を設け、この錘体の重量によって、扉体12の上記開放動作量wを抑制するようにしてもよい。前記錘体は、例えば、金属材料やセラミック等の耐火性材料から形成すればよい。
なお、開放抑制部材14を前記弾性体とした場合、開放抑制部材14の上記他端を着脱不能に扉体12に止着し、避難時に扉体12が開放される場合に、開放抑制部材14が弾性的に伸びて扉体12が捲り上げられるようにすることも可能である。
可撓性シート部材15は、座板部材13の幅方向に沿う長尺略帯状の部材であり、その上辺側が座板部材13の表面または裏面に止着されるとともに、その下辺側が座板部材13よりも下方へ垂れ下がるように設けられる(図4(a)参照)。
この可撓性シート部材15を具備した開閉体10によれば、全閉した際に、可撓性シート部材15の下辺側部分が、着座対象部位(例えば、地面や床面、枠部材等)に当接して撓むため、該着座対象部位と座板部材13との間に隙間が生じるようなことを防ぐことができる。
座板部材13’は、開口部10aに対応する箇所が、図5(a)に切断端面形状を示すように、平板状の錘体13a1の上に、該錘体13aよりも開閉体厚さ方向の寸法が小さい平板状の錘体13a2を重ね合わせて固定し、これらを可撓性シート部材13b覆うことで構成される。
また、座板部材13’における他の箇所は、図5(b)に切断端面形状を示すように、前記錘体13a1の上に、開閉体厚さ方向へ並ぶ複数(図示例によれば三つ)の錘体13a3,13a3,13a3を具備し、これら複数の錘体を金属製の枠部材13c1,13c2により束ねて固定し、更にこれらを可撓性シート部材13bにより覆うことで構成される。
11:開閉体本体 12:扉体
14:開放抑制部材 20:ガイドレール
30:収納部 31:巻取軸
32:収納ケース 32a:まぐさ部
32a1:開口 A:開閉装置
Claims (7)
- 開口部を有する可撓性シート状の開閉体本体と、上端側部分を前記開閉体本体に止着して垂れ下げられ前記開口部を塞ぐ扉体と、前記開閉体本体をその上方側で巻き取ったり巻き戻したりする巻取軸と、前記開閉体本体及び前記扉体を上下方向へ通過させる開口を有するまぐさ部と、を備えた開閉装置において、
前記開閉体本体の下端側と扉体裏面の下端側との間にわたって可撓性の開放抑制部材を設けるとともに、この開放抑制部材を前記扉体及び/又は前記開閉体本体に対し着脱可能に止着する着脱手段を設け、
前記開放抑制部材は、前記扉体の下端が前記開閉体本体から離れる方向へ揺動する際の揺動量を抑制して、前記扉体の下端を前記まぐさ部に干渉することなく前記開口に通過させ、且つ、前記開閉体本体及び前記扉体が前記巻取軸に巻かれてこれら開閉体本体と扉体との間に開閉体開閉方向のずれが生じた際には撓んだ状態から伸長して該ずれを吸収するように、前記開閉体本体と前記扉体との間にわたる長さが設定され、
前記扉体に対し開閉体厚さ方向の開放力が加わった際には、その開放力によって前記着脱手段による止着が外れ、前記ずれが生じた際には、そのずれを前記開放抑制部材の撓んだ状態からの伸長により吸収することで、前記着脱手段による止着が外れないようにしたことを特徴とする開閉装置。 - 前記扉体の幅方向の両側には、前記開口部の開閉体幅方向の外側で前記開閉体本体に重なり合う重なり代が設けられ、前記開放抑制部材は、前記重なり代に配置されていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 前記扉体及び前記開放抑制部材は、前記開閉体本体の表側と裏側にそれぞれ設けられ、前記開放抑制部材は、表側及び裏側を合わせた両扉体の前記揺動量が前記まぐさ部の前記開口の幅よりも小さくなるように抑制することを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
- 開閉体幅方向へわたる補強部材を、前記扉体における前記開放抑制部材の止着箇所よりも下側に設けたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
- 前記開放抑制部材を紐状体により構成したことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
- 前記開放抑制部材をゴムにより構成したことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
- 前記開放抑制部材をスプリングにより構成したことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007315891A JP5318405B2 (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007315891A JP5318405B2 (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009138420A JP2009138420A (ja) | 2009-06-25 |
JP5318405B2 true JP5318405B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=40869315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007315891A Expired - Fee Related JP5318405B2 (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5318405B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3007584B2 (ja) * | 1997-01-31 | 2000-02-07 | 文化シヤッター株式会社 | 耐火スクリーン装置 |
JP4459386B2 (ja) * | 2000-05-31 | 2010-04-28 | 文化シヤッター株式会社 | シャッター装置の巻取軸支持構造 |
JP4025190B2 (ja) * | 2002-12-25 | 2007-12-19 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体 |
JP2005139775A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置 |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007315891A patent/JP5318405B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009138420A (ja) | 2009-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008061722A (ja) | 防火区画用スクリーンシャッター装置 | |
JP5318405B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP6783158B2 (ja) | ブラインド | |
JP2007138659A (ja) | 開閉装置 | |
JP4700026B2 (ja) | シャッター装置及びその設置施工方法 | |
JP4870417B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP3964318B2 (ja) | シャッター装置及びその設置施工方法 | |
JP4025190B2 (ja) | 開閉体 | |
JP4805661B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP5015525B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP5175532B2 (ja) | シャッター装置用開閉体および該開閉体を用いたシャッター装置 | |
JP2009138423A (ja) | シャッター装置用開閉体 | |
JP3996527B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP6645826B2 (ja) | ドア用養生具 | |
JP3416541B2 (ja) | 開閉装置の開閉体取付方法 | |
JP2016217110A (ja) | シャッター装置 | |
JP2015031021A (ja) | シャッター装置 | |
JP5281787B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP4897804B2 (ja) | シャッター装置の設置構造 | |
JP4149341B2 (ja) | 開閉装置の設置構造 | |
JP6009811B2 (ja) | シートシャッターの下端構造 | |
JP5215635B2 (ja) | 開閉装置の開閉体抜け止め構造 | |
JP5243732B2 (ja) | 開閉装置 | |
JPH11256953A (ja) | 巻取り式防火スクリーン装置 | |
JPH1130084A (ja) | シートシャッター装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130710 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5318405 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |