JP4897804B2 - シャッター装置の設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、閉鎖状態のシャッターカーテンを手操作で開放できるようにする手掛け部を備えたシャッター装置に関し、特に、火災発生等の非常時にエレベータ用扉の手前側の空間を仕切ることで、エレベータシャフト側から室内側へ炎や煙等が侵入するのを阻む防火防煙シャッター装置として好適なシャッター装置の設置構造に関するものである。
エレベータの昇降箱の上下方向への通路を確保するエレベータシャフトは、エレベータが設置される建物内や、地下街等の構築物内に上下方向にわたって形成されることから、火災発生時には炎や煙等の通路となるおそれがある。このため、前記エレベータシャフトを介して炎や煙等が上下階の室内側へ侵入するのを防止するために、エレベータ用扉の手前側にスクリーンシャッター装置が設置される場合がある。
例えば、特許文献1に記載された発明では、エレベータ用扉(7)により開閉される構造物の開口部(6)を、火災発生等の非常時に可撓性シートからなるシャッターカーテン(30)により閉鎖するように構成してある。
この従来の発明では、シャッターカーテン(30)に手掛け部(手掛け部分60A)が設けられ、昇降箱(1)内の人が、手掛け部(手掛け部分60A)を持ち上げるようにして、閉鎖された際のシャッターカーテン(30)を開放し、脱出できるようにしている。
しかしながら、上記従来技術によれば、図19に示すように、建物内壁面110に配置されたエレベータ用操作パネル101を避けるようにしてガイドレール102を設置しなければならないため、シャッターカーテン103の横幅寸法が構造物の開口部104の横幅寸法よりも大幅に長くなる場合がある。
このような場合には、シャッターカーテン103の横幅方向中心寄りに配設された左右の手掛け部105,105の一方または双方が、シャッターカーテン103と建物内壁面110との間に位置し、その手掛け部105が使用不能な状態になってしまうおそれがある。
特開2005−155270号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、構造物の開口部とシャッターカーテンとの横幅方向の中心が一致しない場合に、シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を有効に用いることができるシャッター装置の設置構造を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、構造物の壁を貫通している開口部を、シャッター装置のシャッターカーテンによって開閉するようにしたシャッター装置の設置構造において、前記シャッターカーテンを構成する可撓性スクリーン部に、前記シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部が単数もしくは複数設けられ、前記シャッター装置は、前記シャッターカーテンを前記壁の開口部よりも横幅方向へ長く形成し、このシャッターカーテンを前記壁の開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように配置するとともに、前記手掛け部を前記壁の開口部における横幅方向の中心に対応して配設し、前記手掛け部が、前記シャッターカーテンの厚さ方向における前記開口部側に、横幅方向へ間隔を置いて複数設けられ、これら複数の手掛け部は、前記開口部の横幅よりも狭い範囲に設けられるとともに、前記開口部の横幅方向の中心に対し左右略対象に配置され、前記シャッターカーテンをその開放方向側で挿通する操出口部材に、全開状態のシャッターカーテンに対し係脱する自動閉鎖装置が設けられ、前記シャッターカーテンには、前記自動閉鎖装置によって係脱される被係止部材が前記シャッターカーテンの横幅方向の略中央に設けられ、前記自動閉鎖装置及び被係止部材は、前記シャッターカーテンの厚さ方向における前記開口部側の反対側に配置され、前記シャッターカーテンの横幅方向へわたる棒状部材を、前記シャッターカーテンに止着された保持シートにより部分的に覆うことで、保持シートによって覆われていない棒状部材の露出部分を前記手掛け部とし、前記保持シートは、前記可撓性スクリーン部に対し横幅方向の間隔を置いて三つ縫い付けられ、前記三つの保持シートの内、中央側の保持シートは、その上端辺側と下端辺側のみが前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、前記三つの保持シートの内、両側の二つの保持シートの各々は、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、更に、前記可撓性スクリーン部の横幅方向端部に近い方の側辺部における下側部分のみが、前記可撓性スクリーン部に縫い付けられることで、その上側部分に、前記棒状部材を挿入させるための挿入孔を形成し、前記棒状部材は、前記両側の二つの保持シートにおける両方の側辺側の縫い付け部分の間に位置していることを特徴とする。
第一の形態は、可撓性スクリーン部を有するシャッターカーテンに、該シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を単数もしくは複数備え、このシャッターカーテンにより構造物の開口部を開閉するようにしたシャッター装置において、前記シャッターカーテンは、前記開口部よりも横幅方向へ長く、且つ前記開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように構成され、前記手掛け部は、前記開口部における横幅方向の中心に対応して配設されている。
ここで、上記シャッターカーテンには、その略全域が可撓性スクリーン部からなる態様と、その一部分が可撓性スクリーン部からなり、他の部分がスラットやパネル、パイプ等からなる態様とを含む。
また、前記可撓性スクリーン部は、可撓性のシート材であればよく、好ましくは、シリカクロスや、ガラスクロス、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂等のように、難燃性または不燃性等の耐火性を有する可撓性シート材とされる。
また、上記構造物とは、詳しくはシャッター装置の設置対象である構造物であり、この構造物には、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等を含む。
ャッター装置は、前記構造物の何れに設置されてもよいが、特に好ましい設置態様としては、エレベータを備えた構造物において、エレベータシャフトに連通する開口部の屋内側に設置されて、火災等の災害時にエレベータシャフトと屋内側空間との間で煙や炎等が流通するのを防ぐ。
また、上記手掛け部は、上記シャッターカーテンに対し直接的に止着されていてもよいし、上記シャッターカーテンに対し、他の部材等を介して間接的に止着されていてもよい。
この手掛け部の好ましい一例としては、上記シャッターカーテンの表部又は裏部に沿って横幅方向へわたる棒状部材を備え、この棒状部材における両端側の二箇所と、これら二箇所間の少なくとも一箇所とをそれぞれ上記シャッターカーテンに止着することで、隣り合う止着箇所間における棒状部材の一部分を上記手掛け部とした態様等が挙げられる。
また、この手掛け部の他例としては、手で掴むことが可能な略帯状のシート状物や、ワイヤー、紐等を、上記シャッターカーテンの表部又は裏部に対し、直接的又は間接的に止着した態様等が挙げられる。
また、この手掛け部は、両手で掴めるように二つ設けられることが好ましいが、単数あるいは3以上設けるようにしてもよい。
この手掛け部を例えば二つ備えた場合には、この二つの手掛け部間の中心を、上記開口部における横幅方向の中心に対応させればよい。
また、この手掛け部を単数備えた場合には、この単数の手掛け部における横幅方向の中心を、上記開口部における横幅方向の中心に対応させればよい。
また、この手掛け部を三以上設けた場合には、これら三以上の手掛け部における横幅方向の中心を、上記開口部における横幅方向の中心に対応させればよい。
また、手掛け部を開閉方向における異なる位置に複数設けてもよく、この場合には、これら複数の手掛け部の横幅方向における中心を上記開口部における横幅方向の中心に対応させた態様としてもよいし、あるいは、これら複数の手掛け部の内、任意の高さ位置における単数または複数の手掛け部のみについて、横幅方向の中心を上記開口部における横幅方向の中心に対応させた態様としてもよい。
また、第二の形態では、可撓性スクリーン部を有するシャッターカーテンに、該シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を単数もしくは複数備え、このシャッターカーテンにより構造物の開口部を開閉するようにしたシャッター装置であって、前記シャッターカーテンの横幅方向へわたる棒状部材を、前記シャッターカーテンに止着された保持シートにより部分的に覆うことで、保持シートによって覆われていない棒状部材の露出部分を前記手掛け部としているシャッター装置において、前記保持シートは、前記棒状部材の略全長にわたって設けられるとともに、横幅方向へ間隔を置いた複数の切込部を備え、前記棒状部材は、前記複数の切込部に対し選択的に挿通されることで、前記保持シートにより保持されるようにして覆われた部分と、前記保持シートにより覆われずに露出された上記手掛け部とを有する。
また、第三の形態では、可撓性スクリーン部を有するシャッターカーテンに、該シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を備え、このシャッターカーテンにより構造物の開口部を開閉するようにしたシャッター装置において、前記手掛け部は、前記シャッターカーテンの横幅方向の略全長にわたるように、間隔を置いて少なくとも三以上配設されている。
また、第四の形態では、可撓性スクリーン部を有するシャッターカーテンに、該シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を単数もしくは複数備え、このシャッターカーテンにより構造物の開口部を開閉するようにしたシャッター装置において、前記可撓性スクリーン部の横幅方向へわたる棒状部材を具備し、この棒状部材における両端部分をそれぞれ前記シャッターカーテンに止着するとともに、同棒状部材における前記両端部分以外の範囲を、任意の箇所で上記シャッターカーテンに対し着脱可能にすることで、前記棒状部材における任意の止着箇所以外の箇所が前記手掛け部として用いられるようにした。
ここで、上記棒状部材における上記両端部分以外の範囲を、任意の箇所で上記シャッターカーテンに対し着脱可能にする好ましい手段としては、上記シャッターカーテンの表部又は裏部にベルベットファスナーの一片部を横幅方向へわたって止着するとともに、同ベルベットファスナーの他片部により上記棒状部材の両端部間を部分的に保持するように覆い、該他片部を前記一片部に対し着脱可能に止着するようにした態様が挙げられる。
また、他例としては、上記シャッターカーテンの表部又は裏部にベルベットファスナーの一片部を横幅方向へわたって止着するとともに、その他片部を上記棒状部材の両端部間の一部分に、直接的に止着した態様が挙げられる。
更に、他例としては、前記ベルベットファスナーの代わりに、ボタンやホック等の係脱具を複数用いた態様とすることも可能である。
また、第五の形態では、上記可撓性スクリーン部に対し横幅方向へわたって止着された被係止シートと、該被係止シートの任意の箇所に対し着脱可能に係止される係脱保持シートとを備え、上記棒状部材は、前記被係止シートに沿って横幅方向へ設けられ、前記係脱保持シートは、横幅方向の間隔を置いて複数配設されるとともに、その各々が上記棒状部材を保持するようにして上記シャッターカーテンに係止され、上記手掛け部は、前記棒状部材において前記係脱保持シートにより保持されていない露出部分である。
また、第六の形態では、可撓性スクリーン部を有するシャッターカーテンに、該シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を単数もしくは複数備え、このシャッターカーテンにより構造物の開口部を開閉するようにしたシャッター装置において、前記手掛け部を、前記シャッターカーテンに対し、その横幅方向へ移動可能となるように構成した。
ここで、上記手掛け部を横幅方向へ移動可能にする手段は、例えば、上記シャッターカーテンの表部又は裏部に、棒状部材を横幅方向へわたって止着し、この棒状部材に対し環状に手掛け補助部材を装着することで、該手掛け補助部材が棒状部材に沿って移動するようにすればよい。
また、この手段の他例として、上記シャッターカーテンの表部又は裏部に横幅方向へわたる断面略凸状又は断面略凹状の部材を設け、該部材に対し、横幅方向へ移動可能となるように断面略凹状又は断面略凸状の部材を嵌合して、この嵌合された部材を上記手掛け部材として用いるようにした態様が挙げられる。
また、第七の形態では、上記手掛け部は、上記可撓性スクリーン部の横幅方向へわたる棒状部材を備え、この棒状部材における両端部分をそれぞれ上記シャッターカーテンに止着するとともに、この棒状部材に対し、横幅方向へ移動可能となるように、環状に手掛け補助部材を設けてなる。
また、第八の形態では、上記手掛け補助部材の一部分が上記シャッターカーテンと上記棒状部材との間に挟まれるようにした。
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、構造物の開口部とシャッターカーテンとの横幅方向の中心が一致しない場合に、シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を、有効に用いることができる。
また、第二の形態によれば、複数の切込部の内における二つの切込部の間で露出された棒状部材の一部分が手掛け部として用いられる。
したがって、複数の切込部に対する棒状部材の挿通の仕方によって、手掛け部の横幅方向の位置を変えることができる。
また、第三の形態によれば、シャッターカーテンと構造物の開口部との横幅方向の位置関係によって、三つ以上の手掛け部を選択的に用いることができる。
したがって、シャッターカーテンと構造物の開口部との横幅方向の位置関係に拘わらずに、手掛け部を有効に用いることができる。
また、第四の形態によれば、棒状部材を適宜箇所でシャッターカーテンに止着して、その止着箇所以外の棒状部材の一部を、構造物の開口部の横幅方向の中心に対応させた手掛け部とすることができる。しかも、前記止着箇所が着脱可能なので、その止着箇所を容易に変更することができる。
したがって、手掛け部の横幅方向の位置を現場状況等に対応させたり、変更したり等することが容易である。
更に、第五の形態によれば、手掛け部の横幅方向の位置を任意に設定可能な構成を、生産性の良好な具体的構造とすることができる。
また、第六の形態によれば、手掛け部を構造物の開口部の横幅方向の中心に応じて移動させることができ、現場毎の対応性をより向上することができる。
更に、第七の形態によれば、手掛け部を横幅方向へ移動可能にする構造を、簡素で生産性の良好な具体的構造とすることができる。
更に、第八の形態によれば、手掛け補助部材の一部分がシャッターカーテンと棒状部材との間に挟まれる構造としているため、閉鎖動作時の振動等により、手掛け補助部材が横幅方向へ意図せずに移動してしまうようなことを防ぐことができる
次に、上記形態の好ましい具体例を、図面に基づいて説明する。
先ず、本発明に係わるスクリーンシャッター装置Aの設置対象である構造物90について説明する。この構造物90は、図1乃至4に示すようにエレベータの昇降箱1(図4参照)が昇降する通路であるエレベータシャフト91と屋内側空間92との間に壁93を有する。
そして、この壁93は、エレベータシャフト91と屋内側空間92とを連通する正面視略矩形状の開口部94を有する。
この壁93の屋内側の面であって、図示例によれば、開口部94の右側の面には、昇降箱1を昇降させたり昇降箱1がある階数を表示したり等する操作パネル3が設けられている。
また、開口部94内のエレベータシャフト91側には、吊戸タイプのエレベータ用扉2が、横幅方向(図1乃至3における左右方向)へ開閉動作するように配設されている。
本発明に係わるスクリーンシャッター装置Aは、上記エレベータ用扉2の手前側であって、壁93の屋内側の面に沿うようにして設置される。
このスクリーンシャッター装置Aは、開口部94を開閉するようにして設けられるシャッターカーテン10と、該シャッターカーテン10を横幅方向の両側で開閉方向へ案内するガイドレール20,20と、該シャッターカーテン10をその開放方向側で巻き取ったり繰り出したりする巻取装置30とを具備している。
シャッターカーテン10は、開口部94及び操作パネル3等を屋内側から覆うように形成された可撓性スクリーン部11と、該可撓性スクリーン部11の閉鎖方向端部に横幅方向へわたって接続された座板部材12とを備えている。
可撓性スクリーン部11は、耐火性を有するとともに比較的軽量なシリカクロスからなる。なお、この可撓性スクリーン部11の材質は、前記態様に限定されるものでなく、他例としては、ガラスクロスや、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等とすることも可能である。更に、当該スクリーンシャッター装置Aが防炎目的に使用されない場合等には、この可撓性スクリーン部11の材質を、耐火性を有しない材質とすることも可能である。
この可撓性スクリーン部11は、複数のシート材を縦方向や横方向、あるいは斜め方向等に接続して構成してもよいし、一枚のシート材により構成してもよい。
この可撓性スクリーン部11の横幅方向の寸法は、少なくとも開口部94及び操作パネル3を覆う長さに設定されている。
すなわち、仮に、可撓性スクリーン部11の横幅方向の寸法が開口部94のみを覆う寸法である場合には、後述するガイドレール20が操作パネル3よりも開口部94側に配置されて、操作パネル3に対する操作性を低下させてしまったり、ガイドレール20が操作パネル3に干渉して設置不能になったり等するおそれがあるが、このような課題を、本実施の形態のスクリーンシャッター装置Aでは、可撓性スクリーン部11の横幅方向の寸法を長くすることで解消している。
そして、この可撓性スクリーン部11の横幅方向の両端部には、それぞれ、可撓性スクリーン部11と同材質の補強シート11d(図8及び図9参照)が、開閉方向へわたって縫い付けられ、この補強シート11dに沿うようにして所定間隔置きに、複数の抜止部材11eが貫通され止着されている。
各抜止部材11eは、可撓性スクリーン部11が撓んだ際等に、該可撓性スクリーン部11の横幅方向の端部をガイドレール20内に係合させて、該端部がガイドレール20から横幅方向へ離れるのを防ぐ。
また、可撓性スクリーン部11の閉鎖方向側の所定高さ位置には、棒状部材11a及び保持シート11b1,11b2,11b3等によって手掛け部11a1が構成されている。前記高さ位置は、例えば、車椅子に乗った人が手を掛けてシャッターカーテン10を開放し易いように適宜に設定された位置である。
棒状部材11aは、金属や木材、硬質樹脂材料等、曲げ強度が比較的高い材質からなる棒材であればよく、より好ましくは、耐火性の良好な金属材料からなる丸棒材とされる。
この棒状部材11aは、視認性を良好にする観点から可撓性スクリーン部11と同色系でない棒材であることが好ましい。
そして、この棒状部材11aは、可撓性スクリーン部11の横幅方向の全長よりも若干短く形成されている。
なお、棒状部材11aは、本実施の形態の好ましい一例によれば手で掴み易いように断面略円形状の棒材としているが、断面略楕円状や断面略多角形状等、他の断面形状の棒材とすることも可能である。
保持シート11b1,11b2,11b3の各々は、本実施の形態によれば、可撓性スクリーン部11と同材質の略帯状のシート材としているが、他の材質の可撓性シート材とすることも可能である。
横幅方向中央の保持シート11b2は、図1に示すように、その横幅方向の中心が、開口部94の横幅方向の中心と略一致するように配置される。
また、横幅方向一端側の保持シート11b1は、可撓性スクリーン部11の横幅方向の一端側に、縫い付けられ、その他端側には、保持シート11b3が縫い付けられている。
そして、保持シート11b1と保持シート11b2の間、保持シート11b2と保持シート11b3の間には、それぞれ手掛け部11a1を構成する適宜な間隔が設けられる。
保持シート11b1と保持シート11b3の各々は、図8及び図9に示すように、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ可撓性スクリーン部11に対し縫い付けられ、更に、可撓性スクリーン部11の横幅方向端部に近い方の側辺部における下側部分のみが、可撓性スクリーン部11に縫い付けられることで、その上側部分に、棒状部材11aを挿入させるための挿入孔11cを形成している。
また、保持シート11b2は、保持シート11b1と保持シート11b3の各々に対し、所定間隔を置いて配設され、その上端辺側と下端辺側のみが可撓性スクリーン部11に対し止着されている。
棒状部材11aを保持シート11b1,11b2,113に挿通する手順の一例を詳述すれば、図8に示すように、先ず、棒状部材11aの一端側が、横幅方向一端側の保持シート11b3の挿入孔11cに挿通され、更に、保持シート11b2および保持シート11b1の上側部分に挿通される。
次に、棒状部材11aは、図9に示すように、保持シート11b1,11b2,11b3内の下側に配置され、その状態が該棒状部材11aの自重により維持される。したがって、棒状部材11aは、保持シート11b1および保持シート11b3における両方の側辺側の縫い付け部分11b11,11b31の間に位置するため、横幅方向への移動が防止される。
そして、保持シート11b1と保持シート11b2の間と、保持シート11b2と保持シート11b3の間には、それぞれ、部分的に露出された棒状部材11aによって手掛け部11a1が構成される。
また、座板部材12は、上記可撓性スクリーン部11の閉鎖方向端部に横幅方向の略全長へわたって接続されている。
この座板部材12は、図5に示すように、シャッターカーテン10の厚さ方向(図5によれば左右方向)へ重ね合わせられた複数の錘体12a,12a,12aと、これら錘体12aを厚さ方向の両側から挟むようにして配設された固定ブラケット12b,12bと、これら固定ブラケット12b,12bに相対し開閉方向へ移動するように吊持された可動ブラケット12cと、一方の固定ブラケット12bに止着されて自動閉鎖装置36に係脱する被係止部材12dと、シャッターカーテン10が勢いよく開放された際に自動閉鎖装置36が自動復帰してしまうのを防ぐ自動復帰防止機構12eとを具備している。
可動ブラケット12cは、図5に示すように断面略枠状に形成され、固定ブラケット12b,12bに相対して開閉方向(図示例によれば上下方向)へスライドするように吊持され、シャッターカーテン10の横幅方向の略全長にわたるように設けられている。
この可動ブラケット12cは、その閉鎖方向側の当接対象部位pに当接した際に、錘体12a及び固定ブラケット12bに相対して開放方向へ移動する。
したがって、この構成によれば、風圧等に起因して全閉状態の可撓性スクリーン部11に厚さ方向の力が加わり、その力によって、座板部材12が持ち上がる方向へ引っ張られた場合でも、固定ブラケット12bの持上がり量が、あらかじめ錘体12a及び固定ブラケット12bに相対して開放方向へ移動していた可動ブラケット12cの移動量よりも少なければ、該座板部材12の内の可動ブラケット12cを当接対象部位pに接触した状態が維持できるので、シャッターカーテン10による閉鎖性が損なわれてしまうのを防ぐことができる。
また、被係止部材12dは、座板部材12の横幅方向の略中央に設けられ、図5に示すように、断面逆L字状に形成される。
この被係止部材12dは、シャッターカーテン10の厚さ方向へ突出させた被係止片部12d1を、自動閉鎖装置36に対し係脱させる。
また、自動復帰防止機構12eは、図5及び図6に示すように、シャッターカーテン10の開放方向へ向く収納位置と、シャッターカーテン10の厚さ方向へ突出する突出位置との間で、揺動片12e1を揺動させるように構成してある。
揺動片12e1は、上方向きの非当接位置では操出口部材37内に収納され、横向きの突出位置では操出口部材37の下端に当接可能となるように形成されている。
前記自動復帰防止機構12eによれば、座板部材12が操出口部材37よりも下方へ繰り出されると、操出口部材37の内面により係止されていた揺動片12e1が自重(重量)により自動的に下方へ揺動し上記突出位置となる。
したがって、全閉状態のシャッターカーテン10を手で勢いよく開放させたとしても、突出位置の揺動片12e1が操出口部材37の下端に当接するため、被係止部材12dの被係止片部12d1が自動閉鎖装置36に係合してしまい、シャッターカーテン10が再閉鎖されなくなってしまうようなことを防ぐことができる。
すなわち、前記のようにして操出口部材37に対し揺動片12e1が当接した後、シャッターカーテン10は、自重によって再度閉鎖動作し、座板部材12の可動ブラケット12cを当接対象部位pに当接させて、閉鎖性を維持することになる。
また、メンテナンス等の為に閉鎖したシャッターカーテン10を、全開状態に復帰するには、復帰棒40が用いられる。
復帰棒40は、図7にその形状を示すように、開閉方向へわたる棒本体41と、該棒本体41の一端に固定された係合部42とからなる。
係合部42は、座板部材12を下方から受ける受部42aと、座板部材12の厚さ方向の両側に位置するように設けられた二つの保持片42b,42cとからなる略凹状に形成されている。
一方の保持片42bは、座板部材12における可動ブラケット12cの側部に沿うとともに、被係止部材12d及び自動復帰防止機構12eに干渉しないように設けられている。
他方の保持片42cは、図7に二点鎖線で示すように、収納位置にある揺動片12e1の側部に当接して、揺動片12e1を収納位置に維持するように設けられる。
上記構成の復帰棒40によれば、作業者等は、シャッターカーテン10を手操作で途中まで開放させて、手で自動復帰防止機構12eを起こすようにして収納位置にし(図6参照)、この自動復帰防止機構12eを含む座板部材12に対し、その下方から係合部42を係合させれば、上記他方の保持片42cにより揺動片12e1を収納位置に維持するとともに、二つの保持片42b,42c間で座板部材12を安定させて保持することができる。
その後、作業者等が棒本体41を上方へ持ち上げるようにして移動させれば、図5に示すように、座板部材12全体が操出口部材37内へ収納され、被係止部材12dを後述する自動閉鎖装置36に係合させて、シャッターカーテン10を全開状態に維持することができる。
また、左右のガイドレール20,20は、それぞれ可撓性スクリーン部11の横幅方向の端部を囲む断面形状を呈し、床面や地面、枠部材等の当接対象部位pと、巻取装置30との間にわたって配設される。
図2に示すように、一方(図示例の左側)のガイドレール20は、壁93において開口部94に比較的近い位置に止着され、他方(図示例の右側)のガイドレール20は、壁93において操作パネル3を避けるようにして開口部94から離れた位置に止着される。
したがって、シャッターカーテン10は、開口部94よりも横幅方向へ長く、且つ、該シャッターカーテン10の横幅方向の中心が、開口部94の横幅方向の中心cと一致せずに、操作パネル3側へずれた状態で配置される。
また、左右の手掛け部11a1,11a1は、これらの間の横幅方向の中心が開口部94の横幅方向の中心cに対し略一致するように配置される。
また、巻取装置30は、シャッターカーテン10を巻き取ったり繰り出したりする巻取体31と、該巻取体31を軸芯側から支持する左右の軸本体32a,32bと、これら軸本体32a,32bを支持する左右の軸受ブラケット33a,33bと、巻取体31を巻き取り方向へ付勢する付勢部材34と、一方の軸本体32bの繰り出し方向の回転を抑制する減速装置35と、火災時等の非常信号に応じてシャッターカーテン10を自動的に繰り出す自動閉鎖装置36とを具備し、巻取体31下方側に横幅方向へわたって配設された操出口部材37(図5参照)からシャッターカーテン10を送出するように構成される。
一方の軸本体32aは、図示例によれば、巻取体31の左寄りに配設され、ベアリング等を介して巻取体31を回動自在に支持するとともに、左側の軸受ブラケット33aに固定され、周囲には付勢部材34が設けられる。
他方の軸本体32bは、図示例によれば、巻取体31の右寄りに配設され、巻取体31に一体的に固定されるとともに、右側の軸受ブラケット33aによってベアリング等を介して回動自在に支持され、更に、その突端部が減速装置35に接続されている。
前記付勢部材34は、例えばスプリング等の弾性体であり、巻取体31を軸本体32aに相対して巻き取り方向へ付勢するように、その一端側が巻取体31に止着されるとともに、その他端側が一方の軸本体32aに止着されている。
よって、シャッターカーテン10が巻取体31から繰り出されると、可撓性スクリーン部11の上端側が付勢部材34により上方へ引っ張られ、同可撓性スクリーン部11の下端側が座板部材12の重量により下方へ引っ張られることになる。
そのため、繰り出された際の可撓性スクリーン部11を撓みの少ない張った状態に維持することができ、ひいては、シャッターカーテン10による全閉時の閉鎖性を良好に維持することができる。
なお、付勢部材34による付勢力は、シャッターカーテン10(座板部材12を含む)の重量による繰り出し方向への力よりも小さくなるように設定されている。そのため、シャッターカーテン10は、自重によって自動的に閉鎖動作可能な上、比較的軽い手操作で開放可能である。
前記減速装置35は、巻取体31から回転力が伝達されるように接続されて、軸受ブラケット33の外側に固定されている。
この減速装置35は、巻取体31から伝達された遠心力により二部材間に摩擦を生じさせて軸本体32bの回転を減速するようにした態様や、粘性流体摩擦により他方の軸本体32bの回転を減速するようにした態様等、周知の何れの態様であってもよい。
この減速装置35の内部には、軸本体32bが巻き取り方向へ回転した際に前述した減速構造を切断し、軸本体32bが繰り出し方向へ回転した際には同減速構造を接続するクラッチ機構(図示せず)が設けられている。
また、この減速装置35と巻取体31の接続構造の一例としては、これら減速装置35と巻取体31を、軸心矯正構造を備えた軸継手(例えば、カップリング等と呼称される継手部材)により接続すればよい。この構成によれば、減速装置35と巻取体31の軸心が若干ずれている場合でも、その軸心のずれを矯正して、減速装置35の制動力を巻取体31へ伝達することができる。
また、自動閉鎖装置36は、災害時の非常信号(自動的に発信された信号の場合と手動で発信された信号の場合とを含む)に応じて通電されるソレノイドにより、係止片36aを回動させるようにした周知の機構である(図5参照)。
前記係止片36aは、上側でシャッターカーテン10へ向かって突出する解除突部36a1と、下側でシャッターカーテン10へ向かって突出する係止突部36a2とから一体に構成されている。
そして、自動閉鎖装置36は、非常信号等に応じて係止片36aを回転させることで、該係止片36aの係止突部36a2とシャッターカーテン10側の被係止部材12dとの係止状態を解除する(図5における破線の部分参照)。
すると、シャッターカーテン10は、自重により自動的に閉鎖されることになる。
また、自動閉鎖装置36は、上方へ移動した際の被係止部材12dによって解除突部36a1が上方へ押されることで、係止片36aが逆方向へ回転されると、元の係止状態になる(図5における二点鎖線の部分参照)。
よって、上記構成のスクリーンシャッター装置Aによれば、火災等によりシャッターカーテン10が全閉され、避難者等が昇降箱1側から開口部94を通って屋内側空間92側へ避難しようとした際、その避難者等は、開口部94の横幅方向の中心側で、左右の手掛け部11a1,11a1に手を掛け、これら手掛け部11a1,11a1を持ち上げるようにして、シャッターカーテン10を開放させればよく、その手操作による開放を容易に行うことができる。
そして、避難者等が屋内側空間92側へ避難した後は、シャッターカーテン10が自重により自動的に閉鎖されることになる。
次に、上記スクリーンシャッター装置Aにおける手掛け部の他例について説明する。なお、以下に示す各態様において、上記スクリーンシャッター装置Aと略同様の部分については、上記スクリーンシャッター装置Aで用いた符号を再度用いることで、重複する詳細説明を省略する。
図10に示す態様は、上記スクリーンシャッター装置Aにおける保持シート11b1,11b2,11b3を、保持シート13に置換した構成としている。
保持シート13は、可撓性スクリーン部11と同材質の略帯状のシート材であり、可撓性スクリーン部11の横幅方向の略全長へわたるように形成されている。なお、この保持シート13は、可撓性スクリーン部11とは異なる材質の可撓性シート材とすることも可能である。
この保持シート13には、横幅方向において所定間隔置きに複数の切込部13aが設けられている。隣り合う切込部13a,13a間の寸法は、手掛け部11a1(図11及び図12参照)を構成するように適宜に設定されている。
この保持シート13は、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ可撓性スクリーン部11に対し縫い付けられ、更に、両端部における下側部分のみが可撓性スクリーン部11に縫い付けられることで、その上側部分に、棒状部材11aを挿入させるための挿入孔11c,11cを形成している。
棒状部材11aは、何れか一方の挿入孔11cから保持シート13内に挿入され、複数の切込部13aに対し選択的に挿通されることで、保持シート13により保持されるようにして覆われた部分と、同保持シート13により覆われずに露出された手掛け部11a1,11a1とを有する。
すなわち、例えば、構造物90の開口部94がシャッターカーテン10に対し右寄りに配置される場合には、図11に示すように、保持シート13における右寄りの切込部13a,13a間から棒状部材11aが露出され、その露出部分が手掛け部11a1として用いられる。
また、例えば、構造物90の開口部94がシャッターカーテン10に対し左寄りに配置される場合には、図12に示すように、保持シート13における左寄りの切込部13a,13a間から棒状部材11aが露出され、その露出部分が手掛け部11a1として用いられる。
なお、図11及び図12に示す態様によれば、両手を手掛け部11a1,11a1に掛けられるように、手掛け部11a1を二つ配設した構成としているが、手掛け部11a1を三以上配設して、避難者が選択的に手掛け部11a1を掴めるようにしてもよい。また、単一の手掛け部11a1を開口部94の中央に対応させて設けるようにすることも可能である。
また、図11及び図12に示す態様によれば、隣り合う切込部13a,13a間から棒状部材11aを露出させるようにしているが、他例としては、単数又は複数の切込部13aを間に有する両側の切込部13a,13a間から棒状部材11aを露出させて、手掛け部11a1の横幅寸法を大きくするようにしてもよい。
また、図13に示す態様では、保持シート14は、横幅方向の間隔を置いて4以上(図示例によれば6つ)配設されるとともに、その各々が棒状部材11aを保持するようにして可撓性スクリーン部11に止着されている。これら保持シート14の止着構造は上述した態様と略同様であり、横幅方向の両端側の各保持シート14には、棒状部材11aを挿入するための挿入孔11cが形成される。
図13に示す態様によれば、隣り合う保持シート14,14間の手掛け部11a1は、横幅方向において少なくとも3以上(図示例によれば5つ)配設されることになる。
したがって、避難者等は、これら複数の手掛け部11a1を選択的に掴んで、シャッターカーテン10を開放させることができる。
また、図14に示す態様では、横幅方向へわたる棒状部材11aを、その両端側の二箇所と、可撓性スクリーン部11の横幅方向の略中心に対応する一箇所との各々において、保持シート14により可撓性スクリーン部11へ止着するようにし、隣り合う保持シート14,14間に、比較的横幅方向へ長い手掛け部11a1を構成している。
この態様によれば、避難者等が手掛け部11a1を掴む位置を、横幅方向において選択することができ、例えば、避難者等は、図14に示すように、右側の手掛け部11a1における右寄り部分を掴んだり、左側の手掛け部11a1における所望箇所を掴んだり、あるいは、左右の手掛け部11a1,11a1を両手で掴んだり等することができる。
なお、図示例において中央側の保持シート14を省き、手掛け部11a1を可撓性スクリーン部11の両端部間へわたって連続させることも可能であるが、この場合には、棒状部材11aが避難者等により掴まれた際に撓み易いため、図14に示す態様のように、両端側の保持シート14,14の間に、少なくとも一以上の保持シート14を設けるようにするのが好ましい。
また、図15に示す態様は、横幅方向へわたる棒状部材11aにおける両端部分を、それぞれ保持シート14によって可撓性スクリーン部11に止着するとともに、同棒状部材11aにおける前記両端部分以外の範囲を、任意の箇所で可撓性スクリーン部11に対し着脱可能にすることで、棒状部材11aにおける止着箇所以外の箇所が手掛け部11a1として用いられるようにしている。
より詳細に説明すれば、可撓性スクリーン部11には、横幅方向へわたって被係止シート15が止着されている。そして、この被係止シート15には、被係止シート15に対し、着脱可能な係脱保持シート16が単数もしくは複数係止され、これら係脱保持シート16によって棒状部材11aの中央側部分が保持される。
そして、棒状部材11aにおいて係脱保持シート16によって保持されていない露出部分が、手掛け部11a1として用いられる。
被係止シート15と係脱保持シート16は、所謂ベルベットファスナー(面ファスナーと呼称される場合もある)の一片部と他片部である。
よって、図15に示す態様によれば、係脱保持シート16の止着箇所により、手掛け部11a1を横幅方向の所望の箇所とすることができる。
すなわち、例えば、構造物90の開口部94がシャッターカーテン10に対し、右寄りであれば、棒状部材11aの右寄りを係脱保持シート16によって被係止シート15に止着すれば、止着された係脱保持シート16両側に、右寄りの手掛け部11a1,11a1を配置することができる。
なお、図5によれば、係脱保持シート16を二つ用いることで、手掛け部11a1を三箇所としているが、係脱保持シート16を単数用いたり三以上用いて、手掛け部11a1を二箇所や四箇所以上とすることも可能である。
また、図16に示す態様は、棒状部材11aに対し、手掛け補助部材11fを環状に装着して、手掛け部11a2を構成している。
手掛け補助部材11fは、可撓性材料からなる長尺状の部材であり、その一端側と他端側とに、それぞれ棒状部材11aを挿通させるための貫通孔11f1を有する。
この手掛け補助部材11fは、例えば、可撓性スクリーン部11と同材質の帯状のシート材を複数枚重ね合わせて強度アップしたものとすればよく、他例としては、可撓性スクリーン部11とは異なる材質の帯状のシート材や、ワイヤー、紐等とすることも可能である。
そして、この手掛け補助部材11fは、上述した図8乃至図15の何れかに示す可撓性スクリーン部11において、棒状部材11aの露出部分に適用可能である。
この手掛け補助部材11fを備えた手掛け部11a2によれば、手掛け補助部材11fが避難者等に対する手前側へ突出するため、その手掛け補助部材11fを容易に掴むことができ、ひいては、閉鎖されたシャッターカーテン10を手操作で開放する動作を速やかに行うことができる。
また、図17及び図18に示す態様は、図14に示した可撓性スクリーン部11における棒状部材11aの露出箇所に、上記手掛け補助部材11fを備えることで、横幅方向へ移動可能な手掛け部11a3を構成している。
より詳細に説明すれば、隣り合う保持シート14,14間には、手掛け補助部材11fを横幅方向へ移動可能なスペースが確保される。
手掛け補助部材11fは、前記スペースに対し単数もしくは複数(図示例によれば二つ)配設され、その各々が棒状部材11aに対し環状に装着される。
そして、各手掛け補助部材11fの可撓性スクリーン部11側の部分が、図18に示すように、可撓性スクリーン部11と棒状部材11aとの間に挟まれている。
この構成によれば、各手掛け補助部材11fを横幅方向の適宜箇所へ移動させることができ、その上、各手掛け補助部材11fは、可撓性スクリーン部11と棒状部材11aとの間に部分的に挟持されるため、振動や風圧等に起因して、手掛け補助部材11fが意図せずに移動してしまうようなことを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態によれば、手掛け部11a1,11a2,又は11a3を、シャッターカーテン10の横幅方向へわたる一列状に設けるようにしているが、これら手掛け部11a1,11a2,又は11a3を、シャッターカーテン10に対し、互いに同様の態様または異なる態様で上下方向に複数列設け、避難者等が上下方向において選択的に掴めるようにしてもよい。更に、この構成において、上下方向に複数列配設された手掛け部は、その内の一部の列の手掛け部における横幅方向の位置と、他の列の手掛け部における横幅方向の位置とが異なるようにしてもよい。
また、上記実施の形態によれば、構造物90における単数の開口部94を、一つのシャッターカーテン10によって開閉するようにした一例を示したが、他例としては、構造物90において横幅方向へ並んだ複数の開口部を、一つのシャッターカーテンで開閉するようにした構成であってもよい。
また、上記実施の形態によれば、一例として操作パネル3を避けてガイドレール20を設置するようにしたが、表札や、インターホン、子扉等の部材を避けてガイドレール20を設置する場合や、躯体の強度や意匠性等の理由からガイドレール20を開口部94の縁から横幅方向へ離して設置する場合等にも適用することができる。
また、上記実施の形態は、開口部94の略全体がエレベータ用扉2,2によって開閉される構造物90に対しスクリーンシャッター装置Aを設置した一例であるが、他例としては、開口部が部分的に開閉される構造物に対して上記スクリーンシャッター装置Aを設置することも可能である。この他例では、前記開口部が部分的に開放されることにより形成される空間部分における横幅方向の中心に対し、上記手掛け部の横幅方向の中心を略一致させればよい。
本発明に係わるスクリーンシャッター装置の一例について、エレベータ用扉の手前側に設置した状態を示す正面図である。 同スクリーンシャッター装置について、エレベータ用扉の手前側に設置した状態を示す横断面図である。 同スクリーンシャッター装置について、エレベータ用扉の手前側に設置した状態を示す背面図である。 同スクリーンシャッター装置について、エレベータ用扉の手前側に設置した状態を示す縦断面図である。 同スクリーンシャッター装置について、自動閉鎖構造を示す要部縦断面図である。 同スクリーンシャッター装置について、シャッターカーテンが開放状態に自動復帰されてしまうのを防ぐ構造を示す斜視図である。 同スクリーンシャッター装置について、シャッターカーテンを開放状態に手動復帰する際の手順の一部を示す斜視図である。 同スクリーンシャッター装置について、シャッターカーテンに棒状部材を装着する前の状態を示す要部斜視図である。 同スクリーンシャッター装置について、シャッターカーテンに棒状部材を装着した後の状態を示す正面図である。 本発明に係わるスクリーンシャッター装置の他例について、シャッターカーテンに棒状部材を装着する前の状態を示す要部斜視図である。 図10に示すスクリーンシャッター装置について、シャッターカーテンに棒状部材を装着した状態の一例を示す要部斜視図である。 図10に示すスクリーンシャッター装置について、シャッターカーテンに棒状部材を装着した状態の他例を示す要部斜視図である。 本発明に係わるスクリーンシャッター装置の他例を示す要部正面図である。 本発明に係わるスクリーンシャッター装置の他例を示す要部正面図である。 本発明に係わるスクリーンシャッター装置の他例を示す要部正面図である。 手掛け部の他例を示す斜視図である。 本発明に係わるスクリーンシャッター装置の他例を示す要部正面図である。 図17に示すスクリーンシャッター装置における横断面図である。 従来のスクリーンシャッター装置の一例を示す横断面図である。
10:シャッターカーテン
11:可撓性スクリーン部
11a:棒状部材
11a1,11a2,11a3:手掛け部
11b1,11b2,11b3:保持シート
11f:手掛け補助部材
13,14:保持シート
15:被係止シート
16:係脱保持シート
90:構造物
94:開口部

Claims (3)

  1. 構造物の壁を貫通している開口部を、シャッター装置のシャッターカーテンによって開閉するようにしたシャッター装置の設置構造において、
    前記シャッターカーテンを構成する可撓性スクリーン部に、前記シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部が単数もしくは複数設けられ、
    前記シャッター装置は、前記シャッターカーテンを前記壁の開口部よりも横幅方向へ長く形成し、このシャッターカーテンを前記壁の開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように配置するとともに、前記手掛け部を前記壁の開口部における横幅方向の中心に対応して配設し、
    前記手掛け部が、前記シャッターカーテンの厚さ方向における前記開口部側に、横幅方向へ間隔を置いて複数設けられ、
    これら複数の手掛け部は、前記開口部の横幅よりも狭い範囲に設けられるとともに、前記開口部の横幅方向の中心に対し左右略対象に配置され、
    前記シャッターカーテンをその開放方向側で挿通する操出口部材に、全開状態のシャッターカーテンに対し係脱する自動閉鎖装置が設けられ、
    前記シャッターカーテンには、前記自動閉鎖装置によって係脱される被係止部材が前記シャッターカーテンの横幅方向の略中央に設けられ、
    前記自動閉鎖装置及び被係止部材は、前記シャッターカーテンの厚さ方向における前記開口部側の反対側に配置され、
    前記シャッターカーテンの横幅方向へわたる棒状部材を、前記シャッターカーテンに止着された保持シートにより部分的に覆うことで、保持シートによって覆われていない棒状部材の露出部分を前記手掛け部とし、
    前記保持シートは、前記可撓性スクリーン部に対し横幅方向の間隔を置いて三つ縫い付けられ、
    前記三つの保持シートの内、中央側の保持シートは、その上端辺側と下端辺側のみが前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、
    前記三つの保持シートの内、両側の二つの保持シートの各々は、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、更に、前記可撓性スクリーン部の横幅方向端部に近い方の側辺部における下側部分のみが、前記可撓性スクリーン部に縫い付けられることで、その上側部分に、前記棒状部材を挿入させるための挿入孔を形成し、
    前記棒状部材は、前記両側の二つの保持シートにおける両方の側辺側の縫い付け部分の間に位置していることを特徴とするシャッター装置の設置構造。
  2. 構造物の壁を貫通している開口部を、シャッター装置のシャッターカーテンによって開閉するようにしたシャッター装置の設置構造において、
    前記シャッターカーテンを構成する可撓性スクリーン部に、前記シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部が単数もしくは複数設けられ、
    前記シャッター装置は、前記シャッターカーテンを前記壁の開口部よりも横幅方向へ長く形成し、このシャッターカーテンを前記壁の開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように配置するとともに、前記手掛け部を前記壁の開口部における横幅方向の中心に対応して配設し、
    前記可撓性スクリーン部の横幅方向へわたる棒状部材と、前記可撓性スクリーン部に対し横幅方向へわたって止着された被係止シートと、該被係止シートに対し着脱可能に係止される係脱保持シートとを備え、
    前記棒状部材は、前記被係止シートに沿って横幅方向へ設けられるとともに、両端部分がそれぞれ前記可撓性スクリーン部に止着され、
    前記係脱保持シートは、横幅方向の間隔を置いて複数配設されるとともに、その各々が前記棒状部材を保持するようにして前記被係止シートに係止され、
    前記手掛け部は、前記棒状部材において前記係脱保持シートにより保持されていない露出部分であることを特徴とするシャッター装置の設置構造。
  3. 構造物の壁を貫通している開口部を、シャッター装置のシャッターカーテンによって開閉するようにしたシャッター装置の設置構造において、
    前記シャッターカーテンを構成する可撓性スクリーン部に、前記シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部が単数もしくは複数設けられ、
    前記シャッター装置は、前記シャッターカーテンを前記壁の開口部よりも横幅方向へ長く形成し、このシャッターカーテンを前記壁の開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように配置するとともに、前記手掛け部を前記壁の開口部における横幅方向の中心に対応して配設し、
    前記シャッターカーテンの横幅方向へわたる棒状部材を、前記シャッターカーテンに止着された保持シートにより部分的に覆うことで、保持シートによって覆われていない棒状部材の露出部分を前記手掛け部とし、
    前記保持シートは、前記可撓性スクリーン部に対し横幅方向の間隔を置いて三つ縫い付けられ、
    前記三つの保持シートの内、中央側の保持シートは、その上端辺側と下端辺側のみが前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、
    前記三つの保持シートの内、両側の二つの保持シートの各々は、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、更に、前記可撓性スクリーン部の横幅方向端部に近い方の側辺部における下側部分のみが、前記可撓性スクリーン部に縫い付けられることで、その上側部分に、前記棒状部材を挿入させるための挿入孔を形成し、
    前記棒状部材は、前記両側の二つの保持シートにおける両方の側辺側の縫い付け部分の間に位置していることを特徴とするシャッター装置の設置構造。
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