JP4897804B2 - シャッター装置の設置構造 - Google Patents
シャッター装置の設置構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4897804B2 JP4897804B2 JP2008516523A JP2008516523A JP4897804B2 JP 4897804 B2 JP4897804 B2 JP 4897804B2 JP 2008516523 A JP2008516523 A JP 2008516523A JP 2008516523 A JP2008516523 A JP 2008516523A JP 4897804 B2 JP4897804 B2 JP 4897804B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter curtain
- width direction
- opening
- flexible screen
- shutter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 title claims description 13
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 25
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 23
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 9
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 8
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 3
- YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N Fluorine atom Chemical compound [F] YCKRFDGAMUMZLT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000003795 desorption Methods 0.000 description 2
- 229910052731 fluorine Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011737 fluorine Substances 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 2
- RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 2,2,4,4,6,6-hexaphenoxy-1,3,5-triaza-2$l^{5},4$l^{5},6$l^{5}-triphosphacyclohexa-1,3,5-triene Chemical compound N=1P(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP(OC=2C=CC=CC=2)(OC=2C=CC=CC=2)=NP=1(OC=1C=CC=CC=1)OC1=CC=CC=C1 RNFJDJUURJAICM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000018936 Vitellaria paradoxa Nutrition 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 239000003063 flame retardant Substances 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B9/00—Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
- E06B9/02—Shutters, movable grilles, or other safety closing devices, e.g. against burglary
- E06B9/08—Roll-type closures
- E06B9/11—Roller shutters
- E06B9/13—Roller shutters with closing members of one piece, e.g. of corrugated sheet metal
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B9/00—Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
- E06B9/02—Shutters, movable grilles, or other safety closing devices, e.g. against burglary
- E06B9/08—Roll-type closures
- E06B9/11—Roller shutters
- E06B9/17—Parts or details of roller shutters, e.g. suspension devices, shutter boxes, wicket doors, ventilation openings
- E06B9/17046—Bottom bars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
この従来の発明では、シャッターカーテン(30)に手掛け部(手掛け部分60A)が設けられ、昇降箱(1)内の人が、手掛け部(手掛け部分60A)を持ち上げるようにして、閉鎖された際のシャッターカーテン(30)を開放し、脱出できるようにしている。
このような場合には、シャッターカーテン103の横幅方向中心寄りに配設された左右の手掛け部105,105の一方または双方が、シャッターカーテン103と建物内壁面110との間に位置し、その手掛け部105が使用不能な状態になってしまうおそれがある。
ここで、上記シャッターカーテンには、その略全域が可撓性スクリーン部からなる態様と、その一部分が可撓性スクリーン部からなり、他の部分がスラットやパネル、パイプ等からなる態様とを含む。
また、前記可撓性スクリーン部は、可撓性のシート材であればよく、好ましくは、シリカクロスや、ガラスクロス、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂等のように、難燃性または不燃性等の耐火性を有する可撓性シート材とされる。
シャッター装置は、前記構造物の何れに設置されてもよいが、特に好ましい設置態様としては、エレベータを備えた構造物において、エレベータシャフトに連通する開口部の屋内側に設置されて、火災等の災害時にエレベータシャフトと屋内側空間との間で煙や炎等が流通するのを防ぐ。
この手掛け部の好ましい一例としては、上記シャッターカーテンの表部又は裏部に沿って横幅方向へわたる棒状部材を備え、この棒状部材における両端側の二箇所と、これら二箇所間の少なくとも一箇所とをそれぞれ上記シャッターカーテンに止着することで、隣り合う止着箇所間における棒状部材の一部分を上記手掛け部とした態様等が挙げられる。
また、この手掛け部の他例としては、手で掴むことが可能な略帯状のシート状物や、ワイヤー、紐等を、上記シャッターカーテンの表部又は裏部に対し、直接的又は間接的に止着した態様等が挙げられる。
この手掛け部を例えば二つ備えた場合には、この二つの手掛け部間の中心を、上記開口部における横幅方向の中心に対応させればよい。
また、この手掛け部を単数備えた場合には、この単数の手掛け部における横幅方向の中心を、上記開口部における横幅方向の中心に対応させればよい。
また、この手掛け部を三以上設けた場合には、これら三以上の手掛け部における横幅方向の中心を、上記開口部における横幅方向の中心に対応させればよい。
また、手掛け部を開閉方向における異なる位置に複数設けてもよく、この場合には、これら複数の手掛け部の横幅方向における中心を上記開口部における横幅方向の中心に対応させた態様としてもよいし、あるいは、これら複数の手掛け部の内、任意の高さ位置における単数または複数の手掛け部のみについて、横幅方向の中心を上記開口部における横幅方向の中心に対応させた態様としてもよい。
また、他例としては、上記シャッターカーテンの表部又は裏部にベルベットファスナーの一片部を横幅方向へわたって止着するとともに、その他片部を上記棒状部材の両端部間の一部分に、直接的に止着した態様が挙げられる。
更に、他例としては、前記ベルベットファスナーの代わりに、ボタンやホック等の係脱具を複数用いた態様とすることも可能である。
また、この手段の他例として、上記シャッターカーテンの表部又は裏部に横幅方向へわたる断面略凸状又は断面略凹状の部材を設け、該部材に対し、横幅方向へ移動可能となるように断面略凹状又は断面略凸状の部材を嵌合して、この嵌合された部材を上記手掛け部材として用いるようにした態様が挙げられる。
第一の形態によれば、構造物の開口部とシャッターカーテンとの横幅方向の中心が一致しない場合に、シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部を、有効に用いることができる。
したがって、複数の切込部に対する棒状部材の挿通の仕方によって、手掛け部の横幅方向の位置を変えることができる。
したがって、シャッターカーテンと構造物の開口部との横幅方向の位置関係に拘わらずに、手掛け部を有効に用いることができる。
したがって、手掛け部の横幅方向の位置を現場状況等に対応させたり、変更したり等することが容易である。
先ず、本発明に係わるスクリーンシャッター装置Aの設置対象である構造物90について説明する。この構造物90は、図1乃至4に示すようにエレベータの昇降箱1(図4参照)が昇降する通路であるエレベータシャフト91と屋内側空間92との間に壁93を有する。
そして、この壁93は、エレベータシャフト91と屋内側空間92とを連通する正面視略矩形状の開口部94を有する。
この壁93の屋内側の面であって、図示例によれば、開口部94の右側の面には、昇降箱1を昇降させたり昇降箱1がある階数を表示したり等する操作パネル3が設けられている。
また、開口部94内のエレベータシャフト91側には、吊戸タイプのエレベータ用扉2が、横幅方向(図1乃至3における左右方向)へ開閉動作するように配設されている。
このスクリーンシャッター装置Aは、開口部94を開閉するようにして設けられるシャッターカーテン10と、該シャッターカーテン10を横幅方向の両側で開閉方向へ案内するガイドレール20,20と、該シャッターカーテン10をその開放方向側で巻き取ったり繰り出したりする巻取装置30とを具備している。
この可撓性スクリーン部11は、複数のシート材を縦方向や横方向、あるいは斜め方向等に接続して構成してもよいし、一枚のシート材により構成してもよい。
すなわち、仮に、可撓性スクリーン部11の横幅方向の寸法が開口部94のみを覆う寸法である場合には、後述するガイドレール20が操作パネル3よりも開口部94側に配置されて、操作パネル3に対する操作性を低下させてしまったり、ガイドレール20が操作パネル3に干渉して設置不能になったり等するおそれがあるが、このような課題を、本実施の形態のスクリーンシャッター装置Aでは、可撓性スクリーン部11の横幅方向の寸法を長くすることで解消している。
各抜止部材11eは、可撓性スクリーン部11が撓んだ際等に、該可撓性スクリーン部11の横幅方向の端部をガイドレール20内に係合させて、該端部がガイドレール20から横幅方向へ離れるのを防ぐ。
この棒状部材11aは、視認性を良好にする観点から可撓性スクリーン部11と同色系でない棒材であることが好ましい。
そして、この棒状部材11aは、可撓性スクリーン部11の横幅方向の全長よりも若干短く形成されている。
なお、棒状部材11aは、本実施の形態の好ましい一例によれば手で掴み易いように断面略円形状の棒材としているが、断面略楕円状や断面略多角形状等、他の断面形状の棒材とすることも可能である。
横幅方向中央の保持シート11b2は、図1に示すように、その横幅方向の中心が、開口部94の横幅方向の中心と略一致するように配置される。
また、横幅方向一端側の保持シート11b1は、可撓性スクリーン部11の横幅方向の一端側に、縫い付けられ、その他端側には、保持シート11b3が縫い付けられている。
そして、保持シート11b1と保持シート11b2の間、保持シート11b2と保持シート11b3の間には、それぞれ手掛け部11a1を構成する適宜な間隔が設けられる。
次に、棒状部材11aは、図9に示すように、保持シート11b1,11b2,11b3内の下側に配置され、その状態が該棒状部材11aの自重により維持される。したがって、棒状部材11aは、保持シート11b1および保持シート11b3における両方の側辺側の縫い付け部分11b11,11b31の間に位置するため、横幅方向への移動が防止される。
この座板部材12は、図5に示すように、シャッターカーテン10の厚さ方向(図5によれば左右方向)へ重ね合わせられた複数の錘体12a,12a,12aと、これら錘体12aを厚さ方向の両側から挟むようにして配設された固定ブラケット12b,12bと、これら固定ブラケット12b,12bに相対し開閉方向へ移動するように吊持された可動ブラケット12cと、一方の固定ブラケット12bに止着されて自動閉鎖装置36に係脱する被係止部材12dと、シャッターカーテン10が勢いよく開放された際に自動閉鎖装置36が自動復帰してしまうのを防ぐ自動復帰防止機構12eとを具備している。
この可動ブラケット12cは、その閉鎖方向側の当接対象部位pに当接した際に、錘体12a及び固定ブラケット12bに相対して開放方向へ移動する。
したがって、この構成によれば、風圧等に起因して全閉状態の可撓性スクリーン部11に厚さ方向の力が加わり、その力によって、座板部材12が持ち上がる方向へ引っ張られた場合でも、固定ブラケット12bの持上がり量が、あらかじめ錘体12a及び固定ブラケット12bに相対して開放方向へ移動していた可動ブラケット12cの移動量よりも少なければ、該座板部材12の内の可動ブラケット12cを当接対象部位pに接触した状態が維持できるので、シャッターカーテン10による閉鎖性が損なわれてしまうのを防ぐことができる。
この被係止部材12dは、シャッターカーテン10の厚さ方向へ突出させた被係止片部12d1を、自動閉鎖装置36に対し係脱させる。
揺動片12e1は、上方向きの非当接位置では操出口部材37内に収納され、横向きの突出位置では操出口部材37の下端に当接可能となるように形成されている。
したがって、全閉状態のシャッターカーテン10を手で勢いよく開放させたとしても、突出位置の揺動片12e1が操出口部材37の下端に当接するため、被係止部材12dの被係止片部12d1が自動閉鎖装置36に係合してしまい、シャッターカーテン10が再閉鎖されなくなってしまうようなことを防ぐことができる。
すなわち、前記のようにして操出口部材37に対し揺動片12e1が当接した後、シャッターカーテン10は、自重によって再度閉鎖動作し、座板部材12の可動ブラケット12cを当接対象部位pに当接させて、閉鎖性を維持することになる。
復帰棒40は、図7にその形状を示すように、開閉方向へわたる棒本体41と、該棒本体41の一端に固定された係合部42とからなる。
一方の保持片42bは、座板部材12における可動ブラケット12cの側部に沿うとともに、被係止部材12d及び自動復帰防止機構12eに干渉しないように設けられている。
他方の保持片42cは、図7に二点鎖線で示すように、収納位置にある揺動片12e1の側部に当接して、揺動片12e1を収納位置に維持するように設けられる。
その後、作業者等が棒本体41を上方へ持ち上げるようにして移動させれば、図5に示すように、座板部材12全体が操出口部材37内へ収納され、被係止部材12dを後述する自動閉鎖装置36に係合させて、シャッターカーテン10を全開状態に維持することができる。
図2に示すように、一方(図示例の左側)のガイドレール20は、壁93において開口部94に比較的近い位置に止着され、他方(図示例の右側)のガイドレール20は、壁93において操作パネル3を避けるようにして開口部94から離れた位置に止着される。
また、左右の手掛け部11a1,11a1は、これらの間の横幅方向の中心が開口部94の横幅方向の中心cに対し略一致するように配置される。
他方の軸本体32bは、図示例によれば、巻取体31の右寄りに配設され、巻取体31に一体的に固定されるとともに、右側の軸受ブラケット33aによってベアリング等を介して回動自在に支持され、更に、その突端部が減速装置35に接続されている。
よって、シャッターカーテン10が巻取体31から繰り出されると、可撓性スクリーン部11の上端側が付勢部材34により上方へ引っ張られ、同可撓性スクリーン部11の下端側が座板部材12の重量により下方へ引っ張られることになる。
そのため、繰り出された際の可撓性スクリーン部11を撓みの少ない張った状態に維持することができ、ひいては、シャッターカーテン10による全閉時の閉鎖性を良好に維持することができる。
なお、付勢部材34による付勢力は、シャッターカーテン10(座板部材12を含む)の重量による繰り出し方向への力よりも小さくなるように設定されている。そのため、シャッターカーテン10は、自重によって自動的に閉鎖動作可能な上、比較的軽い手操作で開放可能である。
この減速装置35は、巻取体31から伝達された遠心力により二部材間に摩擦を生じさせて軸本体32bの回転を減速するようにした態様や、粘性流体摩擦により他方の軸本体32bの回転を減速するようにした態様等、周知の何れの態様であってもよい。
この減速装置35の内部には、軸本体32bが巻き取り方向へ回転した際に前述した減速構造を切断し、軸本体32bが繰り出し方向へ回転した際には同減速構造を接続するクラッチ機構(図示せず)が設けられている。
また、この減速装置35と巻取体31の接続構造の一例としては、これら減速装置35と巻取体31を、軸心矯正構造を備えた軸継手(例えば、カップリング等と呼称される継手部材)により接続すればよい。この構成によれば、減速装置35と巻取体31の軸心が若干ずれている場合でも、その軸心のずれを矯正して、減速装置35の制動力を巻取体31へ伝達することができる。
すると、シャッターカーテン10は、自重により自動的に閉鎖されることになる。
そして、避難者等が屋内側空間92側へ避難した後は、シャッターカーテン10が自重により自動的に閉鎖されることになる。
図10に示す態様は、上記スクリーンシャッター装置Aにおける保持シート11b1,11b2,11b3を、保持シート13に置換した構成としている。
この保持シート13には、横幅方向において所定間隔置きに複数の切込部13aが設けられている。隣り合う切込部13a,13a間の寸法は、手掛け部11a1(図11及び図12参照)を構成するように適宜に設定されている。
この保持シート13は、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ可撓性スクリーン部11に対し縫い付けられ、更に、両端部における下側部分のみが可撓性スクリーン部11に縫い付けられることで、その上側部分に、棒状部材11aを挿入させるための挿入孔11c,11cを形成している。
また、例えば、構造物90の開口部94がシャッターカーテン10に対し左寄りに配置される場合には、図12に示すように、保持シート13における左寄りの切込部13a,13a間から棒状部材11aが露出され、その露出部分が手掛け部11a1として用いられる。
また、図11及び図12に示す態様によれば、隣り合う切込部13a,13a間から棒状部材11aを露出させるようにしているが、他例としては、単数又は複数の切込部13aを間に有する両側の切込部13a,13a間から棒状部材11aを露出させて、手掛け部11a1の横幅寸法を大きくするようにしてもよい。
したがって、避難者等は、これら複数の手掛け部11a1を選択的に掴んで、シャッターカーテン10を開放させることができる。
この態様によれば、避難者等が手掛け部11a1を掴む位置を、横幅方向において選択することができ、例えば、避難者等は、図14に示すように、右側の手掛け部11a1における右寄り部分を掴んだり、左側の手掛け部11a1における所望箇所を掴んだり、あるいは、左右の手掛け部11a1,11a1を両手で掴んだり等することができる。
そして、棒状部材11aにおいて係脱保持シート16によって保持されていない露出部分が、手掛け部11a1として用いられる。
被係止シート15と係脱保持シート16は、所謂ベルベットファスナー(面ファスナーと呼称される場合もある)の一片部と他片部である。
すなわち、例えば、構造物90の開口部94がシャッターカーテン10に対し、右寄りであれば、棒状部材11aの右寄りを係脱保持シート16によって被係止シート15に止着すれば、止着された係脱保持シート16両側に、右寄りの手掛け部11a1,11a1を配置することができる。
なお、図5によれば、係脱保持シート16を二つ用いることで、手掛け部11a1を三箇所としているが、係脱保持シート16を単数用いたり三以上用いて、手掛け部11a1を二箇所や四箇所以上とすることも可能である。
手掛け補助部材11fは、可撓性材料からなる長尺状の部材であり、その一端側と他端側とに、それぞれ棒状部材11aを挿通させるための貫通孔11f1を有する。
この手掛け補助部材11fは、例えば、可撓性スクリーン部11と同材質の帯状のシート材を複数枚重ね合わせて強度アップしたものとすればよく、他例としては、可撓性スクリーン部11とは異なる材質の帯状のシート材や、ワイヤー、紐等とすることも可能である。
そして、この手掛け補助部材11fは、上述した図8乃至図15の何れかに示す可撓性スクリーン部11において、棒状部材11aの露出部分に適用可能である。
この手掛け補助部材11fを備えた手掛け部11a2によれば、手掛け補助部材11fが避難者等に対する手前側へ突出するため、その手掛け補助部材11fを容易に掴むことができ、ひいては、閉鎖されたシャッターカーテン10を手操作で開放する動作を速やかに行うことができる。
より詳細に説明すれば、隣り合う保持シート14,14間には、手掛け補助部材11fを横幅方向へ移動可能なスペースが確保される。
手掛け補助部材11fは、前記スペースに対し単数もしくは複数(図示例によれば二つ)配設され、その各々が棒状部材11aに対し環状に装着される。
そして、各手掛け補助部材11fの可撓性スクリーン部11側の部分が、図18に示すように、可撓性スクリーン部11と棒状部材11aとの間に挟まれている。
この構成によれば、各手掛け補助部材11fを横幅方向の適宜箇所へ移動させることができ、その上、各手掛け補助部材11fは、可撓性スクリーン部11と棒状部材11aとの間に部分的に挟持されるため、振動や風圧等に起因して、手掛け補助部材11fが意図せずに移動してしまうようなことを防ぐことができる。
11:可撓性スクリーン部
11a:棒状部材
11a1,11a2,11a3:手掛け部
11b1,11b2,11b3:保持シート
11f:手掛け補助部材
13,14:保持シート
15:被係止シート
16:係脱保持シート
90:構造物
94:開口部
Claims (3)
- 構造物の壁を貫通している開口部を、シャッター装置のシャッターカーテンによって開閉するようにしたシャッター装置の設置構造において、
前記シャッターカーテンを構成する可撓性スクリーン部に、前記シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部が単数もしくは複数設けられ、
前記シャッター装置は、前記シャッターカーテンを前記壁の開口部よりも横幅方向へ長く形成し、このシャッターカーテンを前記壁の開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように配置するとともに、前記手掛け部を前記壁の開口部における横幅方向の中心に対応して配設し、
前記手掛け部が、前記シャッターカーテンの厚さ方向における前記開口部側に、横幅方向へ間隔を置いて複数設けられ、
これら複数の手掛け部は、前記開口部の横幅よりも狭い範囲に設けられるとともに、前記開口部の横幅方向の中心に対し左右略対象に配置され、
前記シャッターカーテンをその開放方向側で挿通する操出口部材に、全開状態のシャッターカーテンに対し係脱する自動閉鎖装置が設けられ、
前記シャッターカーテンには、前記自動閉鎖装置によって係脱される被係止部材が前記シャッターカーテンの横幅方向の略中央に設けられ、
前記自動閉鎖装置及び被係止部材は、前記シャッターカーテンの厚さ方向における前記開口部側の反対側に配置され、
前記シャッターカーテンの横幅方向へわたる棒状部材を、前記シャッターカーテンに止着された保持シートにより部分的に覆うことで、保持シートによって覆われていない棒状部材の露出部分を前記手掛け部とし、
前記保持シートは、前記可撓性スクリーン部に対し横幅方向の間隔を置いて三つ縫い付けられ、
前記三つの保持シートの内、中央側の保持シートは、その上端辺側と下端辺側のみが前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、
前記三つの保持シートの内、両側の二つの保持シートの各々は、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、更に、前記可撓性スクリーン部の横幅方向端部に近い方の側辺部における下側部分のみが、前記可撓性スクリーン部に縫い付けられることで、その上側部分に、前記棒状部材を挿入させるための挿入孔を形成し、
前記棒状部材は、前記両側の二つの保持シートにおける両方の側辺側の縫い付け部分の間に位置していることを特徴とするシャッター装置の設置構造。 - 構造物の壁を貫通している開口部を、シャッター装置のシャッターカーテンによって開閉するようにしたシャッター装置の設置構造において、
前記シャッターカーテンを構成する可撓性スクリーン部に、前記シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部が単数もしくは複数設けられ、
前記シャッター装置は、前記シャッターカーテンを前記壁の開口部よりも横幅方向へ長く形成し、このシャッターカーテンを前記壁の開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように配置するとともに、前記手掛け部を前記壁の開口部における横幅方向の中心に対応して配設し、
前記可撓性スクリーン部の横幅方向へわたる棒状部材と、前記可撓性スクリーン部に対し横幅方向へわたって止着された被係止シートと、該被係止シートに対し着脱可能に係止される係脱保持シートとを備え、
前記棒状部材は、前記被係止シートに沿って横幅方向へ設けられるとともに、両端部分がそれぞれ前記可撓性スクリーン部に止着され、
前記係脱保持シートは、横幅方向の間隔を置いて複数配設されるとともに、その各々が前記棒状部材を保持するようにして前記被係止シートに係止され、
前記手掛け部は、前記棒状部材において前記係脱保持シートにより保持されていない露出部分であることを特徴とするシャッター装置の設置構造。 - 構造物の壁を貫通している開口部を、シャッター装置のシャッターカーテンによって開閉するようにしたシャッター装置の設置構造において、
前記シャッターカーテンを構成する可撓性スクリーン部に、前記シャッターカーテンを手操作で開放するための手掛け部が単数もしくは複数設けられ、
前記シャッター装置は、前記シャッターカーテンを前記壁の開口部よりも横幅方向へ長く形成し、このシャッターカーテンを前記壁の開口部に対し横幅方向の中心が一致しないように配置するとともに、前記手掛け部を前記壁の開口部における横幅方向の中心に対応して配設し、
前記シャッターカーテンの横幅方向へわたる棒状部材を、前記シャッターカーテンに止着された保持シートにより部分的に覆うことで、保持シートによって覆われていない棒状部材の露出部分を前記手掛け部とし、
前記保持シートは、前記可撓性スクリーン部に対し横幅方向の間隔を置いて三つ縫い付けられ、
前記三つの保持シートの内、中央側の保持シートは、その上端辺側と下端辺側のみが前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、
前記三つの保持シートの内、両側の二つの保持シートの各々は、上端辺側と下端辺側とがそれぞれ前記可撓性スクリーン部に対し縫い付けられ、更に、前記可撓性スクリーン部の横幅方向端部に近い方の側辺部における下側部分のみが、前記可撓性スクリーン部に縫い付けられることで、その上側部分に、前記棒状部材を挿入させるための挿入孔を形成し、
前記棒状部材は、前記両側の二つの保持シートにおける両方の側辺側の縫い付け部分の間に位置していることを特徴とするシャッター装置の設置構造。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2006/310125 WO2007135724A1 (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | シャッター装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2007135724A1 JPWO2007135724A1 (ja) | 2009-09-24 |
JP4897804B2 true JP4897804B2 (ja) | 2012-03-14 |
Family
ID=38723040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008516523A Active JP4897804B2 (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | シャッター装置の設置構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4897804B2 (ja) |
WO (1) | WO2007135724A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4920309B2 (ja) * | 2006-05-24 | 2012-04-18 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置における開閉体の復帰方法及び復帰構造 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH037507Y2 (ja) * | 1984-12-05 | 1991-02-25 | ||
JP2004016600A (ja) * | 2002-06-18 | 2004-01-22 | Takahashi Kyoko | エレベータ出入口部の防煙装置 |
JP2004315208A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの防災装置およびエレベータの運行管理方法 |
JP2005155270A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Bunka Shutter Co Ltd | シャッター装置の手動式開き装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3986999B2 (ja) * | 1999-10-06 | 2007-10-03 | 文化シヤッター株式会社 | 扉機構付きシャッター装置 |
-
2006
- 2006-05-22 JP JP2008516523A patent/JP4897804B2/ja active Active
- 2006-05-22 WO PCT/JP2006/310125 patent/WO2007135724A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH037507Y2 (ja) * | 1984-12-05 | 1991-02-25 | ||
JP2004016600A (ja) * | 2002-06-18 | 2004-01-22 | Takahashi Kyoko | エレベータ出入口部の防煙装置 |
JP2004315208A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの防災装置およびエレベータの運行管理方法 |
JP2005155270A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-16 | Bunka Shutter Co Ltd | シャッター装置の手動式開き装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2007135724A1 (ja) | 2009-09-24 |
WO2007135724A1 (ja) | 2007-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4875265B2 (ja) | エレベータ用防災装置 | |
JP4897804B2 (ja) | シャッター装置の設置構造 | |
JP2017218813A (ja) | 開閉装置 | |
JP4851168B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP2008132347A (ja) | 防火用スクリーンシャッター | |
JP4788337B2 (ja) | エレベータ用防火防煙シャッター装置及びそれを備えたエレベータ装置 | |
JP3964322B2 (ja) | シャッター装置及びそのメインテナンス方法 | |
JP3854259B2 (ja) | 防火シャッタ用安全装置 | |
JP7401295B2 (ja) | 防煙スクリーン装置 | |
JP4160479B2 (ja) | 開閉装置の設置構造 | |
JP4987293B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP7179560B2 (ja) | シャッター装置 | |
JP4397707B2 (ja) | シャッター装置の巻取軸支持構造及びその巻取軸支持作業方法並びにそのシャッターカーテン交換作業方法 | |
JP3902988B2 (ja) | 防災用シャッター装置 | |
JP4149341B2 (ja) | 開閉装置の設置構造 | |
JP4391210B2 (ja) | シャッター装置の手動式開き装置 | |
JP4509618B2 (ja) | エレベータ用防災シャッター装置の手動切換装置 | |
JP2001276244A (ja) | 防火防煙シャッター | |
JP3629607B2 (ja) | 避難用シート扉付捲込み防火シートシャッター | |
JP5215635B2 (ja) | 開閉装置の開閉体抜け止め構造 | |
JP4686511B2 (ja) | シャッター装置 | |
JP2007309031A (ja) | 耐火遮煙装置 | |
JP5301227B2 (ja) | スクリーン式シャッター装置 | |
JP4455234B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP5356587B2 (ja) | 開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110712 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111220 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4897804 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |