JP6009811B2 - シートシャッターの下端構造 - Google Patents

シートシャッターの下端構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6009811B2
JP6009811B2 JP2012110737A JP2012110737A JP6009811B2 JP 6009811 B2 JP6009811 B2 JP 6009811B2 JP 2012110737 A JP2012110737 A JP 2012110737A JP 2012110737 A JP2012110737 A JP 2012110737A JP 6009811 B2 JP6009811 B2 JP 6009811B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
shutter curtain
guide support
inner rail
hanging piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012110737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013238013A (ja
Inventor
晋一 井上
晋一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2012110737A priority Critical patent/JP6009811B2/ja
Publication of JP2013238013A publication Critical patent/JP2013238013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6009811B2 publication Critical patent/JP6009811B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、シートシャッターの下端構造に関する。
建物の開口部に設けられたり、屋内の間仕切り、例えば冷凍・冷蔵施設の出入口などに設けられる、シート状のシャッターカーテンを昇降開閉するシートシャッター装置が知られている(例えば特許文献1参照)。シートシャッター装置では、シャッターカーテンの下縁が床面に接触するように、或いは、風や、開口部を挟む内外の気圧差によってシャッターカーテンが煽られないようにするため、カーテン下端には、錘が設けられる。例えば、パイプを入れる袋が固定され、開口幅に渡る金属パイプや棒状部材が開口幅にわたって略水平に入れられる。ところが、金属パイプや棒状部材は、真直に連続した一本の構造体であり、シートの弛みを起こさない重量を有するとともに形状を維持するために剛性があり、カーテン下降方向に物、或いは人が存在した場合に危険が及ぶ虞がある。そこで、開口幅長に連続する金属パイプ等の素材に替わり、砂や鉄製の球形粒子などの入った袋状ボトムシートを錘として使用することが提案されている。この構成によれば錘が当たっても柔らかく、衝撃吸収となり、錘形状に自由度もあることから有効な手段とされている。
特開2008−169584号公報
しかしながら、従来のシートシャッターカーテンは、風や、開口部を挟む内外の気圧差によって煽られないようにするため、袋状ボトムシートを錘として使用するが、建物開口部の閉鎖時や開閉動作途中であっても、少なからず開口部の内外方向には湾曲する。シートシャッターカーテンが湾曲すると、剛性の無いシート両縁部が引っ張られ、屈曲を起こしたり、ガイドレールに対して摺接が起き、カーテン開閉時の音鳴りや開閉動作の障害となる虞がある。すなわち、シートシャッターカーテンは、開口幅方向には錘による剛性を有するものの、開閉方向の剛性が考慮されておらず、上記した袋状ボトムシートの位置固定を行う程度の構造である。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、シートシャッターカーテンの下縁部分におけるシート両端部の形状を維持して変形等を防止し、開閉動作時等のガイドレールに対するシート両縁部の摺接や接触を抑止できるシートシャッターカーテンの下端構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシートシャッターカーテン11の下端構造は、シート両縁部29がシート下縁31よりも垂下する垂下片部33となって形成されるシートシャッターカーテン11と、
前記シート両縁部29及び前記垂下片部33に渡って固定される抜止係合部35と、
前記シート両縁部29の一部分を含み前記垂下片部33を表裏から挟んで固定される一対の案内支持板21と、
内方に挿入した前記抜止係合部35が抜け止めされて前記シート両縁部29及び前記垂下片部33をスリット37によって案内するインナーレール25と、
溝部51が形成されたインナーレール保持部49を有し、インナーレール保持部49の溝部51の内方に前記インナーレール25を可動可能に保持し、前記溝部51の内方に前記スリット37が平行に配置される建物躯体に固定されたガイドレール27と、
一対の前記案内支持板21のシート挟持方向の厚みよりも薄厚で形成され且つ前記溝部51の溝幅寸法Mより小さい寸法の厚みで形成され前記案内支持板21から前記抜止係合部35に向かって突出して前記垂下片部33を表裏から挟む翼状部83と、
を具備することを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の下端構造では、シート両縁部29の一部分を含み垂下片部33に、一対の案内支持板21が表裏から挟むようにして固定され、可撓性のあるシート素材が略板状に形状を保つこととなる。この案内支持板21には、垂下片部33を表裏から挟んで抜止係合部35に向かって突出する翼状部83が形成される。シート両縁部29は、抜止係合部35がインナーレール25のスリット37に係合して抜け止めされるが、シートシャッターカーテン11の左右方向への移動や、気圧差や風圧による室内外方向への湾曲によってガイドレール27に接近する。この際、案内支持板21の厚みよりも薄厚の翼状部83が、案内支持板21から突出しているので、翼状部83が先にインナーレール25に当たり、案内支持板21の接近が抑止され、案内支持板21及びシート両縁部29がガイドレール27に干渉し難くなる。
本発明の請求項2記載のシートシャッターカーテン11の下端構造は、請求項1記載のシートシャッターカーテン11の下端構造であって、
一対の前記案内支持板21のシート挟持面79に、微小凹凸状の高摩擦部85が形成されていることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の下端構造では、一対の案内支持板21が、シート両縁部29の一部分を含んで垂下片部33を表裏から挟んで固定されると、微小凹凸状の高摩擦部85がシートシャッターカーテン11に食い込む。高摩擦部85が食い込んだ案内支持板21は、シートシャッターカーテン11に対して面方向に移動し難くなる。
本発明の請求項3記載のシートシャッターカーテン11の下端構造は、請求項1または2記載のシートシャッターカーテン11の下端構造であって、
前記シート両縁部29に沿う前記案内支持板21の両側に前記翼状部83が形成されていることを特徴とする。
このシートシャッターカーテン11の下端構造では、翼状部83が案内支持板21のシート両縁部29に沿う両側に形成される。これにより、一つの案内支持板21が、シート両縁部29の左右何れにも取り付け可能となり、表裏を反転させずに、翼状部83が抜止係合部35に向かって突出する向きで取付可能となる。
本発明に係る請求項1記載のシートシャッターカーテンの下端構造によれば、シート両縁部の一部分を含み垂下片部に、一対の案内支持板が表裏から挟むようにして固定され、可撓性のあるシート素材が略板状に形状を保つこととなり、開口部閉鎖時や開閉動作時におけるシートシャッターカーテンの下端部分が変形することがなく、その開閉動作を高速に行うことが可能となる。また、この下端部分が撓みにくくなることで、シートシャッターカーテンを巻き取り収納する際に、収納部内への巻き込みの防止、すなわち上限のオーバーランが防止される。また、案内支持板には、垂下片部を表裏から挟んで抜止係合部に向かって突出する翼状部が形成され、シートシャッターカーテンの左右方向への移動や、気圧差や風圧による室内外方向への湾曲によってガイドレールに接近しても、案内支持板の厚みよりも薄厚の翼状部が、案内支持板から突出しているので、翼状部が先にインナーレールに当たり、案内支持板の接近が抑止され、案内支持板及びシート両縁部がガイドレールに干渉し難くなり、接触音の発生等を防ぐこととなる。
本発明に係る請求項2記載のシートシャッターカーテンの下端構造によれば、一対の案内支持板が、シート両縁部の一部分を含んで垂下片部を表裏から挟んで固定されると、微小凹凸状の高摩擦部がシートシャッターカーテンに食い込み、案内支持板がシートシャッターカーテンに対して面方向に移動し難くなり、固定強度を向上させることができる。
本発明に係る請求項3記載のシートシャッターカーテンの下端構造によれば、翼状部が案内支持板のシート両縁部に沿う両側に形成されことにより、一つの案内支持板が、シート両縁部の左右何れにも取り付け可能となって、すなわち、同一形状の案内支持板をシート両縁部の左側と右側とに兼用できることとなり、表裏を反転させずに、翼状部が抜止係合部に向かって突出する向きで取付可能となる。また、シート両縁部の表裏面に対して大きい面積で支持することが可能となる。
本発明に係る構造を用いたシートシャッター装置の斜視図である。 図1に示したシートシャッターカーテンの一方の案内支持板近傍の拡大正面図である。 図2の平面図である。 図3の分解斜視図である。 図4に示した案内支持板の分解斜視図である。 図5に示した袋状ボトムシートの分解斜視図である。 (a)は着地したシートシャッターカーテンの要部正面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。 (a)は煽られた際のシートシャッターカーテンの動作説明図、(b)は左右方向に移動した際のシートシャッターカーテンの動作説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る構造を用いたシートシャッター装置の斜視図である。
本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の下端構造は、シートシャッター装置13に用いられる。シートシャッター装置13は、建物躯体15の開口部17、住宅の窓開口や屋内の間仕切りに設けた開口部17、或いは冷蔵施設の区画部分や出入口などに取り付けられる。開口部17の上方にはシャッター収納部19が取り付けられ、シャッター収納部19は巻き取られたシートシャッターカーテン11の他、図示しない巻取機構、駆動モータ、制御装置等を収容する。
図2は図1に示したシートシャッターの一方の案内支持板近傍の拡大正面図、図3は図2の平面図、図4は図3の分解斜視図、図5は図4に示した案内支持板21の分解斜視図、図6は図5に示した袋状ボトムシート23の分解斜視図である。
本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の下端構造は、シートシャッターカーテン11と、抜止係合部35と、案内支持板21と、インナーレール25と、ガイドレール27と、を主要な部材として有する。
シートシャッターカーテン11は、例えば厚さ0.8〜1mmの軟質な塩化ビニル樹脂などのシート材よりなる。この他、シートシャッターカーテン11は、他の樹脂にて構成されるシート材や、ゴムシート材、織布や、樹脂製ネットスクリーン、金属製ネットスクリーン、シリカクロス、ガラスクロスなどを素材とする構成や、これら素材を複合や積層させた素材などとしてもよく、更には、このシートシャッターカーテン11を構成する素材を、耐火性,防火性,防炎性を有する素材とすることもできる。
シートシャッターカーテン11は、シート両縁部29がシート下縁31よりも垂下する垂下片部33(図6参照)となって形成される。シート両縁部29には抜止係合部である側部務歯列35が配設され、側部務歯列35はインナーレール25(図3参照)のスリット37に係合配置される。側部務歯列35は、シート本体39のシート両縁部29から垂下片部33に渡って設けられる。インナーレール25は、長尺に形成され、中央部に内方が中空部41の角管部43を有する。角管部43にスリット37が長手方向に形成され、スリット37の溝幅はシートシャッターカーテン11の厚みよりも若干大きく形成される。スリット37の上端はシート両縁部29の受け入れを円滑にする案内テーパー面45(図4参照)となる。スリット37に挿入されたシートシャッターカーテン11は、中空部41に側部務歯列35が配置されることでスリット37からの抜けが規制される。つまり、インナーレール25は、シートシャッターカーテン11のシート両縁部29をスリット37に抜け止め規制して案内する。
図3に示すように、インナーレール25には、両側に一対の鍔板47が突設される。鍔板47は、角管部43と同様、インナーレール25の長手方向に沿って延在する。インナーレール25は、建物躯体15に固定されるガイドレール27に保持される。ガイドレール27には、略C字形状のインナーレール保持部49が形成される。インナーレール25は、このガイドレール27のインナーレール保持部49の内方に保持される。
ガイドレール27には、インナーレール保持部49を開口部17に向かって開放する溝部51が形成される。溝部51には、インナーレール保持部49に収容されたインナーレール25のスリット37が配置される。ガイドレール27は、溝部51と反対側が座板53となる。座板53には、インナーレール25の鍔板47が当接される。ガイドレール27は、インナーレール25を、インナーレール保持部49内で間隙(遊び)を有して嵌挿する。これにより、インナーレール25は、操出巻取方向に直交する面方向で可動可能となる。ガイドレール27には、溝部51を挟む両側に一対の緩衝材支持部55が形成される。ガイドレール27の長手方向端部にはレール端板57(図4参照)が取り付けられ、レール端板57はインナーレール保持部49の一部分と緩衝材支持部55とを塞ぐ。
緩衝材支持部55には一対の緩衝部材59が支持される。緩衝部材59には、例えばモヘアが用いられる。一対の緩衝部材59は、それぞれの先端側が一対の鍔板47に当接することで、インナーレール25を座板53に押しつけて支持する。これにより、インナーレール保持部49の内方でインナーレール25を傾くことなく保持している。
緩衝部材59は、シートシャッターカーテン11を挟み表側と裏側とに位置していることから、インナーレール25を表裏に通じる空間を塞ぎ、屋内外に回る空気の通り道をシールする。緩衝部材59がこの空気の通り道を遮断することで、塵埃、虫等の侵入を遮断して、気密性を高めている。
シートシャッターカーテン11のシート下縁31には、下部務歯列61(図6参照)を備えた着脱材支持帯63が固定される。本実施の形態において、側部務歯列35及び下部務歯列61には、所謂ファスナーが用いられる。下部務歯列61は、下方に、シート下縁31に沿って長尺の連結帯65を着脱自在に連結する。連結帯65は、樹脂材により一体成形(例えば押し出し成形)される。連結帯65は、下部務歯列61の抜けを阻止するY字状係合部67を有し、長手方向両側には下部務歯列61を差し入れる挿入口69を開口させている。連結帯65は、左右の挿入口69より下部務歯列61を抜き差し自在として、シート下縁31に着脱自在となる。
連結帯65には、長手方向に沿って複数の錘71(図2参照)が固定されている。錘71としては、砂、鉄製球形粒子、金属製の鎖等を用いることができる。錘71は、例えば、砂や鉄製球形粒子を収納袋に入れ、これを連結帯65の長手方向に沿って所定間隔で固定している。連結帯65は、所定強度を有することで、錘71の荷重を均等にシート下縁31に支持する。錘71は、連結帯65に固定される袋状ボトムシート23によって覆われる。
袋状ボトムシート23は、シート本体39の左右で垂下する垂下片部33と連結されていない。シートシャッターカーテン11の下降中に袋状ボトムシート23が障害物に当たると、シートシャッターカーテン11は、その障害物を略頂点としてへの字状に変形する。すると、袋状ボトムシート23の左右両端部分が頂点部分に引っ張られる。袋状ボトムシート23は垂下片部33と分離されているので、袋状ボトムシート23の左右端は垂下片部33から離間して、隙間を形成する。この隙間は、シートシャッターカーテン11の表裏を通じさせ、気密や遮光の点で好ましくない。本構成では、この分離構造による隙間が、隙間塞ぎ用シート73によって塞がれる。
連結帯65、錘71、袋状ボトムシート23、及び隙間塞ぎ用シート73は、下部着脱部材75を構成する。
隙間塞ぎ用シート73は、矩形状に形成されるとともに、所定長が袋状ボトムシート23の内側に挿入される。隙間塞ぎ用シート73は、上縁部が袋状ボトムシート23及び連結帯65とともに溶着固定される。隙間塞ぎ用シート73は、袋状ボトムシート23に挿入された側と反対側が、図5に示すように、垂下片部33とに重なる。垂下片部33と重ねられた隙間塞ぎ用シート73は、表裏から一対の案内支持板21によって固定される。一対の案内支持板21は、垂下片部33の表裏からネジ77等の螺合手段によって固定される。この他、案内支持板21は、ボルトナット、互いが嵌め合う係着爪構造、溶着手段、接着手段などによって固定されてもよい。
ここで、側部務歯列35は、シート両縁部29及び垂下片部33に渡って固定されている。一対の案内支持板21は、シート両縁部29の一部分を含み垂下片部33を表裏から挟んで固定される。この際、隙間塞ぎ用シート73も同時に固定される。
それぞれの案内支持板21のシート挟持面79には、下部務歯列61を回避するための凹部81(図5参照)が形成される。垂下片部33、下部務歯列61、連結帯65及び隙間塞ぎ用シート73は、一対の案内支持板21によって挟持固定される。換言すれば、一対の案内支持板21は、袋状ボトムシート23のみを固定していない。これにより、上記のように袋状ボトムシート23の左右両端部分が中央部側に引っ張られても、側部務歯列35に加わるスリット37から抜ける方向の引っ張り荷重が軽減される。
表裏一対の案内支持板21のそれぞれには翼状部83(図5参照)が形成される。図3に示すように、一対の翼状部83の厚みは、一対の案内支持板21のシート挟持方向の厚みよりも薄厚で形成され、且つ溝部51の溝幅寸法Mより小さい寸法の厚みで形成される。翼状部83は、案内支持板21から側部務歯列35に向かって突出して、垂下片部33を表裏から挟む。側部務歯列35に向かって突出した翼状部83は、側部務歯列35がスリット37の裏側に係合されているので、スリット37の表側に対向する。すなわち、翼状部83は、ガイドレール27の溝部51に進入してインナーレール25の角管部43に対向する。シートシャッターカーテン11が左右に移動された際、側部務歯列35が中空部41で移動し、シート両縁部29がスリット37に呑み込まれる。この際、翼状部83は、角管部43に当接し、側部務歯列35の中空部41での移動、及びシート両縁部29のスリット37への呑み込みを阻止する。
一対の案内支持板21のシート挟持面79(図5参照)には、微小凹凸状、所謂ローレット状の凹凸面よりなる高摩擦部85が形成されている。シート挟持面79には図5に示す上下方向の上部寄りに凹部81に連続する段部87が形成される。高摩擦部85は、この段部87から案内支持板21の下端に渡って上下方向の直線状に形成される。一対の案内支持板21が、シート両縁部29の一部分を含んで垂下片部33を表裏から挟んで固定されると、微小凹凸状の高摩擦部85がシートシャッターカーテン11に食い込む。高摩擦部85が食い込んだ案内支持板21は、シートシャッターカーテン11に対して面方向に移動し難くなる。これにより、シートシャッターカーテン11に対する案内支持板21の固定強度を向上させている。
案内支持板21は、翼状部83が両側に形成されていることにより、一つのものがシート両縁部29の左右何れにも取り付け可能となる。表裏を反転させずに、翼状部83が抜止係合部である側部務歯列35に向かって突出する向きで取付可能となる。これにより、シート両縁部29の左側と右側とに、同一形状の案内支持板21を兼用でき、部品管理を容易にしている。また、シート両縁部29の表裏面に対して翼状部83を含めた大きい面積で挟持することが可能となる。
次に、上記シートシャッターカーテン11の下端構造の作用を説明する。
図7(a)は着地したシートシャッターの要部正面図、(b)は(a)のA−A矢視図、図8(a)は煽られた際のシートシャッターカーテン11の動作説明図、(b)は左右方向に移動した際のシートシャッターカーテン11の動作説明図である。
シートシャッターカーテン11の下端構造では、シート両縁部29の一部分を含み垂下片部33に、一対の案内支持板21が表裏から挟むようにして固定される。この案内支持板21には、垂下片部33を表裏から挟んで抜止係合部である側部務歯列35に向かって突出する翼状部83が形成される(図7参照)。
図8に示すように、シート両縁部29は、側部務歯列35がインナーレール25のスリット37に係合して抜け止めされるが、シートシャッターカーテン11の左右方向への移動(図8(b)参照)や、気圧差や風圧による室内外方向への湾曲(図8(a)参照)によってガイドレール27に接近する。この際、案内支持板21の厚みよりも薄厚の翼状部83が、案内支持板21から突出しているので、翼状部83が先にインナーレール25、主に角管部43に当たり、案内支持板21の接近が抑止される。
特に翼状部83が薄厚であることにより、案内支持板21を厚み方向に切り欠いたこととなり、図8(a)に示すようにシート両縁部29が傾いた場合であっても、案内支持板21がガイドレール27に接触することがない。これにより、案内支持板21及びシート両縁部29がガイドレール27に干渉し難くなる。シートシャッターカーテン11とガイドレール27との干渉を防止できることで、シートシャッターカーテン11の開閉動作が安定し、接触による動作不良が生じなくなる。その結果、開閉速度の向上も可能となる。
また、案内支持板21は、翼状部83が設けられることで、大面積で垂下片部33を挟持できる。これにより、シートシャッターカーテン11の下端で十分な剛性構造を得ることができる。剛性が向上することで、シート下端形状が維持され、高速な開閉に対応可能となる。また、開閉動作の安定性、接触による動作不良や音鳴りなどを防ぐこともできる。さらに、シャッター収納部19内への巻き込みも確実に防止できる。
従って、本実施形態に係るシートシャッターカーテン11の下端構造によれば、ガイドレール27に対するシート両縁部29の接触を抑止できる。
11…シートシャッターカーテン
15…建物躯体
21…案内支持板
25…インナーレール
27…ガイドレール
29…シート両縁部
31…シート下縁
33…垂下片部
35…抜止係合部(側部務歯列)
37…スリット
49…インナーレール保持部
51…溝部
79…シート挟持面
83…翼状部
85…高摩擦部
M…溝幅寸法

Claims (1)

  1. シート両縁部がシート下縁よりも垂下する垂下片部となって形成されるシートシャッターカーテンと、
    前記シート両縁部及び前記垂下片部に渡って固定される抜止係合部と、
    前記シート両縁部の一部分を含み前記垂下片部を表裏から挟んで固定される一対の案内支持板と、
    内方に挿入した前記抜止係合部が抜け止めされて前記シート両縁部及び前記垂下片部をスリットによって案内するインナーレールと、
    溝部が形成されたインナーレール保持部を有し、インナーレール保持部の溝部の内方に前記インナーレールを可動可能に保持し、前記溝部の内方に前記スリットが平行に配置される建物躯体に固定されたガイドレールと、
    一対の前記案内支持板のシート挟持方向の厚みよりも薄厚で形成され且つ前記溝部の溝幅寸法より小さい寸法の厚みで形成され前記案内支持板から前記抜止係合部に向かって突出して前記垂下片部を表裏から挟む翼状部と、
    を具備することを特徴とするシートシャッターカーテンの下端構造。
JP2012110737A 2012-05-14 2012-05-14 シートシャッターの下端構造 Active JP6009811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012110737A JP6009811B2 (ja) 2012-05-14 2012-05-14 シートシャッターの下端構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012110737A JP6009811B2 (ja) 2012-05-14 2012-05-14 シートシャッターの下端構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013238013A JP2013238013A (ja) 2013-11-28
JP6009811B2 true JP6009811B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49763271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012110737A Active JP6009811B2 (ja) 2012-05-14 2012-05-14 シートシャッターの下端構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6009811B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6523924B2 (ja) * 2015-11-09 2019-06-05 三和シヤッター工業株式会社 シートシャッター

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000192766A (ja) * 1998-12-24 2000-07-11 Kongo Sangyo Kk ドアのガイド装置
JP3996527B2 (ja) * 2003-02-25 2007-10-24 文化シヤッター株式会社 開閉装置
JP2006225937A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Komatsu Denki Sangyo Kk シートシャッターのシートガイド構造
JP5079337B2 (ja) * 2007-01-10 2012-11-21 文化シヤッター株式会社 シートシャッター
JP5281787B2 (ja) * 2007-11-26 2013-09-04 文化シヤッター株式会社 開閉装置
JP5420500B2 (ja) * 2010-08-19 2014-02-19 セイキ総業株式会社 スクリーン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013238013A (ja) 2013-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012050518A1 (en) Window screen device
JP6126898B2 (ja) サッシ
JP6009811B2 (ja) シートシャッターの下端構造
JP5676231B2 (ja) シャッターカーテンの下端部構造
JP6783158B2 (ja) ブラインド
JP2013087495A (ja) ガイドレールの構造
JP2015031021A (ja) シャッター装置
JP7088724B2 (ja) 遮蔽装置
JP6431748B2 (ja) シャッター装置の気密構造
JP6647927B2 (ja) 建具
JP5270945B2 (ja) 網戸装置
JP6254023B2 (ja) 日射遮蔽装置
JP6250335B2 (ja) シートシャッター装置の構造
JP2012057344A (ja) ロール網戸
JP2018035563A (ja) シートシャッタ用シートの接地部構造
JP6612278B2 (ja) シートシャッタ用シートの接地部ストッパ構造
JP6426534B2 (ja) バリアフリー型横引きロールスクリーン装置
JP5877738B2 (ja) シートシャッターカーテンの構造
JP6408430B2 (ja) バリアフリー型横引きロールスクリーン装置、及びその組立製造・設置方法
JP5344842B2 (ja) サッシ窓
JP5281787B2 (ja) 開閉装置
US20210180401A1 (en) Mosquito net structure
JP2002309870A (ja) シャッター装置
JP6964014B2 (ja) ロールスクリーン
JP5107642B2 (ja) 開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6009811

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250