JP6964014B2 - ロールスクリーン - Google Patents
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本発明は、2本の巻取パイプを有するロールスクリーンに関する。更に詳しくは、透光幕体の上端が固定された窓側巻取パイプと、遮光幕体の上端が固定された室内側巻取パイプとを有し、これらの巻取パイプ間に隙間が設けられたロールスクリーンに関するものである。
従来、一対のサイドプレートの間に2つの巻取パイプが配置され、各巻取パイプにスクリーンの一端が巻取り及び繰出し可能に連結されており、上方かつ正面側に配置される一方の巻取パイプに連結されるスクリーンは、正面側から昇降するようになっており、かつその巻取り上限位置において、それぞれの巻取パイプに巻取られたスクリーンの巻取部分同士の間で形成される上下方向の隙間を正面から見て覆い隠すように、その巻取上限位置が設定されたロールスクリーンが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
このように構成されたロールスクリーンでは、一方の巻取パイプに連結されたスクリーンの巻取り上限位置において、そのスクリーンの巻取パイプに巻取られていないスクリーン部分が、上記隙間を覆い隠すため、この隙間からの光漏れを防止できる。また、一方の巻取パイプに連結されたスクリーンを、正面側から昇降するように巻取パイプに巻取り及び繰出し可能に連結すると、スクリーンの巻取り上限位置において、そのスクリーンの巻取パイプに巻取られていないスクリーン部分が、よりバランス的な役目を果たして、意匠性をより良好にすることができる。
しかし、上記従来の特許文献1に示されたロールスクリーンでは、一方の巻取パイプに連結されたスクリーンをその巻取り上限位置まで巻取っても、そのスクリーンの巻取パイプからの展開長さ(垂れ下がり長さ)が比較的長いため、見栄えを損なうとともに、スクリーンの下縁に設けられたウエイトバーが他方の巻取パイプの下面より下方に位置するため、窓の最大開口面積を狭めてしまう不具合があった。
本発明の目的は、透光幕体及び遮光幕体の下端縁が巻取り上限位置又は繰出し下限位置のいずれに達しても、窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプ間の隙間からの光の進入を遮ることができるとともに、透光幕体及び遮光幕体の下端縁が巻取り上限位置に達したときの透光幕体及び遮光幕体の見栄えを損なわず、かつ窓の最大開口面積を狭めることがない、ロールスクリーンを提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1及び図3に示すように、壁11、窓枠又は天井に複数のブラケット12を介して取付けられかつ両端に一対の支持部材13,14が取付けられた単一の支持バー15と、一対の支持部材13,14の上部かつ窓側に回転可能に取付けられた窓側巻取パイプ16と、一対の支持部材13,14の下部かつ室内側に回転可能に取付けられた室内側巻取パイプ17と、窓側巻取パイプ16に上縁が固定され窓側巻取パイプ16に繰出し可能に巻取られる透光幕体18と、室内側巻取パイプ17に上縁が固定され室内側巻取パイプ17に繰出し可能に巻取られる遮光幕体19とを備えたロールスクリーン10において、支持バー15が、窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17と平行に設けられブラケット12に係止されるバー本体15aと、このバー本体15aの室内側の側縁から垂下されたカバー部15bとを有し、カバー部15bの下端縁が室内側巻取パイプ17の上面より所定の距離だけ下方に位置するように構成され、窓側巻取パイプ16と透光幕体18の上縁との間に帯状遮光幕体21が介装され、帯状遮光幕体21が窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17間の隙間からの光の進入を遮る位置まで垂下されたことを特徴とする。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1に示すように、帯状遮光幕体21と透光幕体18とが縫製又は溶着により接合されたことを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1に示すように、帯状遮光幕体21の上端が窓側固定部材16bに縫製又は貼付けにより固定され、この窓側固定部材16bが窓側巻取パイプ16に取付けられることを特徴とする。
本発明の第1の観点のロールスクリーンでは、バー本体の室内側の側縁からカバー部を垂下し、カバー部の下端縁が室内側巻取パイプの上面より所定の距離だけ下方に位置するように構成したので、透光幕体及び遮光幕体を窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプにそれぞれ巻取って、透光幕体及び遮光幕体の下端縁が巻取り上限位置に達したときに、室外の直射光が窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプ間の隙間を通って室内に進入しようとしても、この直射光はカバー部により遮られる。また、窓側巻取パイプと透光幕体の上縁との間に帯状遮光幕体を介装し、窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプ間の隙間からの光の進入を遮る位置まで帯状遮光幕体を垂下したので、透光幕体及び遮光幕体を窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプからそれぞれ繰出して、透光幕体及び遮光幕体の下端縁が繰出し下限位置に達したときに、室外の直射光が窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプ間を通って室内に進入しようとしても、この直射光は帯状遮光幕体により遮られるとともに、帯状遮光幕体の下方の透光幕体を通った間接光は窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプ間を通ってカバー部の内面上部に照射され、室内への光漏れは極めて少ない。この結果、透光幕体及び遮光幕体が巻取り上限位置又は繰出し下限位置のいずれに達しても、窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプ間の隙間からの光の進入を遮ることができる。更に、透光幕体及び遮光幕体が巻取り上限位置に達したとき、透光幕体の下端縁がバー本体の窓側の側縁近傍まで窓側巻取パイプに巻取られ、遮光幕体の下端縁がカバー部の下端縁近傍まで室内側巻取パイプに巻取られるため、透光幕体及び遮光幕体の見栄えを損なわず、かつ窓の最大開口面積を狭めずに済む。
本発明の第2の観点のロールスクリーンでは、帯状遮光幕体と透光幕体とを縫製又は溶着により接合したので、比較的少ない工数の増加で、透光幕体及び遮光幕体が巻取り上限位置又は繰出し下限位置のいずれに達しても、窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプ間の隙間からの光の進入を遮ることができるロールスクリーンが得られる。
本発明の第3の観点のロールスクリーンでは、帯状遮光幕体の上端を窓側固定部材に縫製又は貼付けにより固定し、この窓側固定部材を窓側巻取パイプに取付けたので、従来と略同一の工数で、帯状遮光幕体を窓側巻取パイプに取付けることができる。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1及び図3に示すように、ロールスクリーン10は、壁11に2つのブラケット12,12を介して取付けられかつ両端に一対の支持部材13,14が取付けられた単一の支持バー15と、一対の支持部材13,14の上部かつ窓側に回転可能に取付けられた窓側巻取パイプ16と、一対の支持部材13,14の下部かつ室内側に回転可能に取付けられた室内側巻取パイプ17と、窓側巻取パイプ16に上縁が固定された透光幕体18と、室内側巻取パイプ17に上端が固定された遮光幕体19とを備える。ブラケット12は、図1に詳しく示すように、略L字状に形成された壁取付部12aと、この壁取付部12aの突出端下面に取付けられたバー保持部12bとを有する。バー保持部12bには室内側から窓側の方向に所定の間隔をあけて一対の被係止部12c,12cが形成される。これらの被係止部12c,12cは互いに近付く方向に図示しないばねにより付勢される。上記一対の被係止部12c,12cは、この実施の形態では、互いに向き合う爪状にそれぞれ形成される。
支持バー15は、窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17と平行に設けられ上記一対の被係止部12c,12cに係止可能な一対の係止部15c,15cが形成されたバー本体15aと、このバー本体15aの室内側の側縁から垂下されたカバー部15bとを有する(図1及び図2)。上記一対の係止部15c,15cは室内側から窓側の方向に所定の間隔をあけて形成される。また、上記一対の係止部15c,15cは、この実施の形態では、互いに反対方向を向く凹溝状に形成される。更に、カバー部15bの下端縁は、室内側巻取パイプ17の上面より所定の距離だけ下方に位置するように構成される。具体的には、カバー部15bの下端縁は、室内側巻取パイプ17の上面より1〜3mmだけ下方に位置するように構成される。
一方、透光幕体18は、光を透過可能な幕体であり、透明及び半透明の双方を含むものであり、生地の組成や編成を粗にすることにより通風も可能に形成される。上記透光幕体18は光透過率40〜95%、好ましくは60〜95%のメッシュ状生地により形成される。ここで、透光幕体18の光透過率を40〜95%の範囲内に限定したのは、40%未満では所望の採光量が得られず、95%を超えると透光幕体18の強度が低下してしまうからである。遮光幕体19は、光を透過不能な幕体であり、生地にアルミ等からなる金属箔を貼り付けることや、繊維の密度を上げることにより作られる。また、窓側巻取パイプ16の外周面には、窓側巻取パイプ16の長手方向にこの窓側巻取パイプ16の全長にわたって延びる窓側凹条16aが形成され、この窓側凹条16aには窓側固定部材16bが挿入される。室内側巻取パイプ17の外周面には、室内側巻取パイプ17の長手方向にこの室内側巻取パイプ17の全長にわたって延びる室内側凹条17aが形成され、この室内側凹条17aには室内側固定部材17bが挿入される。更に、透光幕体18の上端は窓側固定部材16bに縫製又は両面粘着テープ等を用いた貼付け(図示せず)により固定され、遮光幕体19の上端は室内側固定部材17bに縫製又は両面粘着テープ等を用いた貼付け(図示せず)により固定される。
窓側巻取パイプ16と透光幕体18の上縁との間には帯状遮光幕体21が介装される。この帯状遮光幕体21は、上記遮光幕体19と同一の生地により形成することができ、帯状遮光幕体21と透光幕体18とは縫製又は溶着により接合されることが好ましい。また、帯状透光幕体21の上端は窓側固定部材16bに縫製又は両面粘着テープ等を用いた貼付け(図示せず)により固定されることが好ましい。そして、この窓側固定部材16bを窓側巻取パイプ16の窓側凹条16aに挿入することにより、従来と略同一の工数で、帯状遮光幕体21を窓側巻取パイプ16に取付けることができる。更に、帯状遮光幕体21は、窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17間の隙間からの光の進入を遮る位置まで、即ち上記隙間を覆う位置まで垂下される。具体的には、帯状遮光幕体21の下端縁が、遮光幕体19が繰出し下限位置に達した状態の室内側巻取パイプ17の上面に接する水平面と、室内側巻取パイプ17の中心軸を含む水平面との間の略中間に位置するように構成される。
一方、窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17は互いに平行に配置され、窓側巻取パイプ16は室内側巻取パイプ17に対して窓側にオフセットして設けられる(図1及び図2)。また、窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17には、窓側巻取ばね22及び室内側巻取ばね23がそれぞれ内蔵され、窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17は単一の操作部材24により正転又は逆転するように構成される(図3)。上記窓側巻取ばね22及び室内側巻取ばね23には透光幕体18及び遮光幕体19を窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17に巻取る方向に窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17を回転させるための付勢力がそれぞれ蓄えられる。また、単一の操作部材24は、この実施の形態では、単一のリング状の操作チェーンであり、この操作チェーン24は、透光幕体18及び遮光幕体19をそれぞれ繰出し又は巻取るために操作される。
透光幕体18及び遮光幕体19の下端には、窓側ウエイトバー26及び室内側ウエイトバー27がそれぞれ取付けられる。窓側ウエイトバー26は、透光幕体18が窓側巻取パイプ16に巻取られていくと、バー本体15aの窓側の側縁に当接し、室内側ウエイトバー27は、遮光幕体19が室内側巻取パイプ17に巻取られていくと、カバー部15bの下端縁に当接するように構成される。また、バー本体15aの窓側の側縁には、窓側ウエイトバー26が当接可能なゴム製又は軟質プラスチック製の窓側クッションバー28が取付けられ(図1及び図2)、カバー部15bの下端縁には、室内側ウエイトバー27が当接可能なゴム製又は軟質プラスチック製の室内側クッションバー29が取付けられる。窓側クッションバー28は、バー本体15aの窓側の側縁に沿うように延びて設けられ、バー本体15aの窓側の側縁内面に取付けられる窓側取付部28aと、この窓側取付部28aと一体的に設けられバー本体15aの窓側の側縁下面に当接する弾性変形可能な窓側筒状部28bとを有する。この窓側クッションバー28の窓側筒状部28bには、窓側ウエイトバー26が当接可能に構成される(図2)。更に、室内側クッションバー29はカバー部15bの下端縁に沿うように延びて設けられ、カバー部15bの下端縁内面に取付けられる室内側取付部29aと、この室内側取付部29aと一体的に設けられカバー部15bの下端縁下面に当接する弾性変形可能な室内側筒状部29bとを有する。この室内側クッションバー29の室内側筒状部29bには、室内側ウエイトバー27が当接可能に構成される。なお、バー本体15aの窓側の側縁と、透光幕体18の殆ど全てが窓側巻取パイプ16に巻取られたときの窓側巻取パイプ16の外周面との隙間は、窓側ウエイトバー26の外径より小さく形成される。また、カバー部15bの下端縁と、遮光幕体19の殆ど全てが室内側巻取パイプ17に巻取られたときの室内側巻取パイプ17の外周面との隙間は、室内側ウエイトバー27の外径より小さく形成される。
一方、ロールスクリーン10は、操作チェーン24と窓側巻取パイプ16との間に設けられた窓側回転伝達切換装置31と、操作チェーン24と室内側巻取パイプ17との間に設けられた室内側回転伝達切換装置32と、操作チェーン24が巻き掛けられる単一のプーリ(図示せず)と、プーリと窓側回転伝達切換装置31及び室内側回転伝達切換装置32との間に設けられた歯車列(図示せず)とを更に備える(図3)。上記歯車列により、操作チェーン24の操作力がプーリから窓側回転伝達切換装置31及び室内側回転伝達切換装置32に伝達されるようになっている。また、上記歯車列は歯車ケース33に回転可能にそれぞれ収容され、この歯車ケース33にビス(図示せず)により取付けられたプーリカバー34に上記プーリが収容される。そして歯車ケース33及びプーリカバー34により一方の支持部材13が構成される。
窓側回転伝達切換装置31は、操作チェーン24の室内側の操作部を引下げ操作したときにこの操作力を窓側巻取パイプ16に伝達しかつ操作チェーン24の窓側の操作部を引下げ操作したときにこの操作力を窓側巻取パイプ16に伝達しないクラッチ機能と、操作チェーン24の室内側の操作部の引下げ操作を停止することにより窓側巻取パイプ16をその位置に一時的に固定するロック機能と、操作チェーン24の室内側の操作部を僅かに引下げ操作することにより上記一時的な固定を解除するロック解除機能とを有する(図3)。また、室内側回転伝達切換装置32は、操作チェーン24の窓側の操作部を引下げ操作したときにこの操作力を室内側巻取パイプ17に伝達しかつ操作チェーン24の室内側の操作部を引下げ操作したときにこの操作力を室内側巻取パイプ17に伝達しないクラッチ機能と、操作チェーン24の窓側の操作部の引下げ操作を停止することにより室内側巻取パイプ17をその位置に一時的に固定するロック機能と、操作チェーン24の窓側の操作部を引下げ操作することにより上記一時的な固定を解除するロック解除機能とを有する。
このように構成されたロールスクリーン10の動作を説明する。図1〜図3に示すように、操作チェーン24の室内側の操作部を引下げ操作すると、この操作力は、プーリ及び歯車列を介して窓側回転伝達切換装置31に伝達される。そして、窓側回転伝達切換装置31において、歯車列の回転力は窓側筒状部28bを介して窓側巻取パイプ16に伝達され、透光幕体18が窓側巻取パイプ16から繰出される。このように操作チェーン24の室内側の操作部を引下げ操作すると、この操作力は室内側回転伝達切換装置32に伝達されるけれども、室内側回転伝達切換装置32のクラッチ機能により、室内側巻取パイプ17には伝達されない。そして、透光幕体18が繰出し下限位置に達して、操作チェーン24の引下げ操作を停止すると、窓側回転伝達切換装置31のロック機能により透光幕体18がその位置で一時的に固定される。一方、操作チェーン24の窓側の操作部を引下げ操作すると、この操作力は、プーリ及び歯車列を介して室内側回転伝達切換装置32に伝達される。そして、室内側回転伝達切換装置32において、歯車列の回転力は室内側筒状部29bを介して室内側巻取パイプ17に伝達され、遮光幕体19が室内側巻取パイプ17から繰出される。このように操作チェーン24の室内側の操作部を引下げ操作すると、この操作力は窓側回転伝達切換装置31に伝達されるけれども、窓側回転伝達切換装置31のクラッチ機能により、窓側巻取パイプ16には伝達されない。そして、遮光幕体19が繰出し下限位置に達して、操作チェーン24の引下げ操作を停止すると、室内側回転伝達切換装置32のロック機能により遮光幕体19がその位置で一時的に固定される。このように透光幕体18及び遮光幕体19がそれぞれ繰出し下限位置に達すると、窓側巻取パイプ16と透光幕体18の上縁との間に介装された帯状遮光幕体21が窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17間の隙間からの光の進入を遮る位置まで垂下するので、室外の直射光が窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17間を通って室内に進入しようとしても、この直射光は帯状遮光幕体21により遮られるとともに、帯状遮光幕体21の下方の透光幕体18を通った間接光は窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17間を通ってカバー部15bの内面上部に照射され、室内への光漏れは極めて少ない。
次に、操作チェーン24の室内側の操作部を僅かに引下げ操作した後に操作チェーン24から手を放すと、窓側回転伝達切換装置31のロック機能がロック解除機能により解除されて、窓側巻取ばね22に蓄えられた付勢力により窓側巻取パイプ16を透光幕体18の巻取り方向に回転させる。そして、透光幕体18は窓側巻取ばね22の付勢力により窓側巻取パイプ16に巻取られ続け、窓側ウエイトバー26がバー本体15aの窓側の側縁に窓側クッションバー28の窓側筒状部28bを介し当接して停止する。これにより、窓側クッションバー28の窓側筒状部28bが弾性変形して上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。ここで、透光幕体18の巻取り時に操作チェーン24は停止した状態に保たれる。一方、操作チェーン24の窓側の操作部を僅かに引下げ操作した後に操作チェーン24から手を放すと、室内側回転伝達切換装置32のロック機能がロック解除機能により解除されて、室内側巻取ばね23に蓄えられた付勢力により室内側巻取パイプ17を遮光幕体19の巻取り方向に回転させる。そして、遮光幕体19が室内側巻取ばね23の付勢力により室内側巻取パイプ17に巻取られて室内側ウエイトバー27がカバー部15bの下端縁に室内側クッションバー29の室内側筒状部29bを介して当接する。これにより、室内側クッションバー29の室内側筒状部29bが弾性変形して上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。ここで、遮光幕体19の巻取り時に操作チェーン24は停止した状態に保たれる。このように透光幕体18及び遮光幕体19がそれぞれ巻取り上限位置に達すると、カバー部15bの下端縁が室内側巻取パイプ17の上面より所定の距離だけ下方に位置するので、室外の直射光が窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17間の隙間を通って室内に進入しようとしても、この直射光はカバー部15bにより遮られる。この結果、透光幕体18及び遮光幕体19が巻取り上限位置又は繰出し下限位置のいずれに達しても、窓側巻取パイプ16及び室内側巻取パイプ17間の隙間からの光の進入を遮ることができる。
一方、透光幕体18が窓側巻取パイプ16に巻取られていくと、透光幕体18の下端縁がバー本体15aの窓側の側縁近傍まで上昇し、窓側ウエイトバー26が窓側クッションバー28の窓側筒状体28bに当接して、透光幕体18が巻取り上限位置に達する。また、遮光幕体19が室内側巻取りパイプ17に巻取られていくと、遮光幕体19の下端縁がカバー部15bの下端縁近傍まで上昇し、室内側ウエイトバー27が室内側クッションバー29の室内側筒状体29bに当接して、遮光幕体19が巻取り上限位置に達する。この結果、透光幕体18及び遮光幕体19がそれぞれ巻取り上限位置に達したときに、透光幕体18又は遮光幕体19のいずれか一方又は双方が中途半端に垂れ下がった状態にならないので、透光幕体18及び遮光幕体19の巻取り上限位置における見栄えを損なわず、かつ窓の最大開口面積を狭めずに済む。
なお、上記実施の形態では、窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプを正転又は逆転させる操作部材として単一の操作チェーンを挙げたが、透光幕体の下端中央に垂下された窓側プル操作具と、遮光幕体の下端中央に垂下された室内側プル操作具とを有する操作部材であってもよい。この場合、窓側プル操作具は、窓側ウエイトバーの長手方向中央に嵌着され、窓側プル操作具の操作により窓側巻取パイプを正転又は逆転させるように構成され、室内側プル操作具は、室内側ウエイトバーの長手方向中央に嵌着され、室内側プル操作具の操作により室内側巻取パイプを正転又は逆転させるように構成される。また、上記実施の形態では、窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプを、一対の支持部材、支持バー及びブラケットを介して壁に回転可能に取付けたが、窓側巻取パイプ及び室内側巻取パイプを、一対の支持部材、支持バー及びブラケットを介して窓枠又は天井に回転可能に取付けてもよい。
10 ロールスクリーン
11 壁
12 ブラケット
13,14 支持部材
15 支持バー
15a バー本体
15b カバー部
16 窓側巻取パイプ
16b 窓側固定部材
17 室内側巻取パイプ
18 透光幕体
19 遮光幕体
21 帯状遮光幕体
11 壁
12 ブラケット
13,14 支持部材
15 支持バー
15a バー本体
15b カバー部
16 窓側巻取パイプ
16b 窓側固定部材
17 室内側巻取パイプ
18 透光幕体
19 遮光幕体
21 帯状遮光幕体
Claims (3)
- 壁、窓枠又は天井に複数のブラケットを介して取付けられかつ両端に一対の支持部材が取付けられた単一の支持バーと、前記一対の支持部材の上部かつ窓側に回転可能に取付けられた窓側巻取パイプと、前記一対の支持部材の下部かつ室内側に回転可能に取付けられた室内側巻取パイプと、前記窓側巻取パイプに上縁が固定され前記窓側巻取パイプに繰出し可能に巻取られる透光幕体と、前記室内側巻取パイプに上縁が固定され前記室内側巻取パイプに繰出し可能に巻取られる遮光幕体とを備えたロールスクリーンにおいて、
前記支持バーが、前記窓側巻取パイプ及び前記室内側巻取パイプと平行に設けられ前記ブラケットに係止されるバー本体と、このバー本体の室内側の側縁から垂下されたカバー部とを有し、
前記カバー部の下端縁が前記室内側巻取パイプの上面より所定の距離だけ下方に位置するように構成され、
前記窓側巻取パイプと前記透光幕体の上縁との間に帯状遮光幕体が介装され、
前記帯状遮光幕体が前記窓側巻取パイプ及び前記室内側巻取パイプ間の隙間からの光の進入を遮る位置まで垂下された
ことを特徴とするロールスクリーン。 - 前記帯状遮光幕体と前記透光幕体とが縫製又は溶着により接合された請求項1記載のロールスクリーン。
- 前記帯状遮光幕体の上端が窓側固定部材に縫製又は貼付けにより固定され、この窓側固定部材が前記窓側巻取パイプに取付けられる請求項1記載のロールスクリーン。
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