JP6870953B2 - ロールスクリーン - Google Patents

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Description

本発明は、第1及び第2巻取パイプに内蔵された第1及び第2巻取ばねに蓄えられた付勢力によって第1及び第2遮蔽体を巻取り可能であって、第1及び第2遮蔽体を操作部材により昇降させるロールスクリーンに関するものである。
従来、一対のサイドプレートの間に2つの巻取パイプが配置され、各巻取パイプに遮蔽体の一端が巻取り及び繰出し可能に連結されており、一方の巻取パイプに連結される遮蔽体は、その巻取り上限位置において、それぞれの巻取パイプに巻取られた遮蔽体の巻取部分同士の間で形成される上下方向の隙間を正面から見て覆い隠すように、その巻取り上限位置が設定されたロールスクリーンが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
このように構成されたロールスクリーンでは、一方の巻取パイプに連結された遮蔽体の巻取り上限位置において、その遮蔽体の巻取パイプに巻取られていない遮蔽体部分が、上記隙間を覆い隠すために、この隙間からの光漏れを防止することができる。また、一方の巻取パイプに連結された遮蔽体を、正面側から昇降するように巻取パイプに巻取り及び繰出し可能に連結すると、遮蔽体の巻取り上限位置において、その遮蔽体の巻取パイプに巻取られていない遮蔽体部分が、よりバランス的な役目を果たして、意匠性をより良好にすることができる。
特許第3765996号公報(請求項1、段落[0008]、図1、図2)
しかし、上記従来の特許文献1に示されたロールスクリーンでは、一方の巻取パイプに連結された遮蔽体の巻取り上限位置において、その遮蔽体の巻取パイプに巻取られていない遮蔽体部分が存在すると、中途半端に遮蔽体が巻取られており、上記巻取られていない遮蔽体部分の見栄えが悪い不具合があった。
本発明の第1の目的は、第1及び第2巻取パイプ間の隙間からの光漏れの防止と、遮蔽体の巻取り上限位置における見栄えの向上の双方を達成できる、ロールスクリーンを提供することにある。本発明の第2の目的は、ロールスクリーンの設置場所における操作性により、ロールスクリーンを左右反転させて、支持バーのカバー部を窓側に位置させても或いは室内側に位置させても、第1遮蔽体と第2遮蔽体の位置が相互に入れ替わるだけであり、遮蔽体により室内を狭めることがない、ロールスクリーンを提供することにある。本発明の第3の目的は、第1遮蔽体が第1巻取ばねの付勢力により第1巻取パイプに巻取られて第1ウエイトバーが支持バーのバー本体の一端縁に当接したときの衝撃及び衝撃音を吸収できるとともに、第2遮蔽体が第2巻取ばねの付勢力により第2巻取パイプに巻取られて第2ウエイトバーが支持バーのカバー部の下端縁に当接したときの衝撃及び衝撃音を吸収できる、ロールスクリーンを提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1、図2、図5及び図7に示すように、壁15、窓枠又は天井に複数のブラケット13を介して取付けられかつ両端に一対の支持部材16,17が取付けられた単一の支持バー14と、一対の支持部材16,17に上下に間隔をあけて回転可能に取付けられた第1及び第2巻取パイプ11,12と、第1及び第2巻取パイプ11,12に上縁がそれぞれ固定され第1及び第2巻取パイプ11,12に繰出し可能に巻取られる第1及び第2遮蔽体21,22と、第1及び第2巻取パイプ11,12にそれぞれ内蔵され第1及び第2遮蔽体21,22を第1及び第2巻取パイプ11,12に巻取る方向に第1及び第2巻取パイプ11,12を回転させるための付勢力が蓄えられた第1及び第2巻取ばね31,32と、第1及び第2巻取パイプ11,12をそれぞれ正転又は逆転させて第1及び第2遮蔽体21,22を繰出し又は巻取るために操作される操作部材18とを備えたロールスクリーンにおいて、支持バー14が、第1及び第2巻取パイプ11,12と平行に設けられブラケット13に係止されるバー本体14aと、このバー本体14aの一側縁から垂下されたカバー部14bとを有し、カバー部14bの下端縁が第1及び第2巻取パイプ11,12のうち下側の第2巻取パイプ12の上面より1mm〜3mmだけ下方に位置するように構成され、第1及び第2遮蔽体11,12の下端に第1及び第2ウエイトバー41,42がそれぞれ取付けられ、第1遮蔽体21が第1巻取パイプ11に巻取られていくと、第1ウエイトバー41がバー本体14aのうちカバー部14bが垂下された一端縁とは反対側の他端縁に当接し、第2遮蔽体22が第2巻取りパイプ12に巻取られていくと、第2ウエイトバー42がカバー部14bの下端縁に当接するように構成され、第1巻取パイプ11が第2巻取パイプ12に対して室内側又は窓側にオフセットして設けられ、ブラケット13に一対の被係止部13c,13dが形成され、支持バー14に一対の被係止部13c,13dに離脱可能に係止する一対の係止部14c,14dが形成され、バー本体14aの一対の係止部14c,14dから等距離にある点を通りかつ壁15に平行な鉛直面を面Xとし、第1巻取パイプ11の軸線を含む鉛直面と第2巻取パイプ12の軸線を含む鉛直面との間に両鉛直面から等距離に位置する鉛直面を面Yとするとき、面Xと面Yが一致するように構成され、支持バー14を左右反転させてブラケット13に取付け可能に構成されたことを特徴とする。
本発明の第の観点は、第の観点に基づく発明であって、更に図1〜図4に示すように、バー本体14aのうちカバー部14bが垂下された一端縁とは反対側の他端縁にこの他端縁に沿って延びかつ第1ウエイトバー41が当接可能な第1クッションバー51が取付けられ、カバー部14bの下端縁にこの下端縁に沿って延びかつ第2ウエイトバー42が当接可能な第2クッションバー52が取付けられたことを特徴とする。
本発明の第の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図5〜図7に示すように、操作部材が、第1及び第2巻取パイプ11,12を正転又は逆転させる単一の操作チェーン18であることを特徴とする。
本発明の第の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図9及び図10に示すように、操作部材が、第1遮蔽体21の下端中央に垂下され第1巻取パイプ11を正転又は逆転させる第1プル操作具211と、第2遮蔽体22の下端中央に垂下され第2巻取パイプ12を正転又は逆転させる第2プル操作具212とを有することを特徴とする。
本発明の第1の観点のロールスクリーンでは、支持バーのカバー部の下端縁を第1及び第2巻取パイプのうち下側の第2巻取パイプの上面より1mm〜3mmだけ下方に位置するように構成したので、室外の光が第1及び第2巻取パイプの間の隙間を通って室内に侵入するのを防止できるとともに、室内の光が第1及び第2巻取パイプの間の隙間を通って窓から室外に漏れるのを防止できる。この結果、第1及び第2巻取パイプ間の隙間からの光漏れを防止できる。また、第1遮蔽体が第1巻取パイプに巻取られていくと、第1ウエイトバーがバー本体の他端縁に当接し、第2遮蔽体が第2巻取りパイプに巻取られていくと、第2ウエイトバーがカバー部の下端縁に当接するので、上記当接時に、第1及び第2遮蔽体の殆ど全てが第1及び第2巻取パイプにそれぞれ巻取られる。この結果、第1及び第2遮蔽体の巻取り上限位置における見栄えを向上できる。従って、第1及び第2巻取パイプ間の隙間からの光漏れの防止と、遮蔽体の巻取り上限位置における見栄えの向上の双方を達成できる。
更に、本発明の第の観点のロールスクリーンでは、バー本体の一対の係止部から等距離にある点を通りかつ壁に平行な鉛直面を面Xとし、第1巻取パイプの軸線を含む鉛直面と第2巻取パイプの軸線を含む鉛直面との間に両鉛直面から等距離に位置する鉛直面を面Yとするとき、面Xと面Yが一致するように構成し、支持バーを左右反転させてブラケットに取付け可能に構成したので、ロールスクリーンの設置場所における操作性等により、バー本体の一対の係止部をブラケットの一対の被係止部から取外し、ロールスクリーンを左右反転させて、バー本体の一対の係止部をブラケットの一対の被係止部に係止させると、支持バーのカバー部が窓側から室内側に或いは室内側から窓側に移行するけれども、第1遮蔽体と第2遮蔽体の位置が相互に入れ替わるだけであるため、遮蔽体により室内が狭められることはない。
本発明の第の観点のロールスクリーンでは、バー本体の他端縁に第1クッションバーを取付けたので、第1遮蔽体が第1巻取ばねの付勢力により第1巻取パイプに巻取られて第1ウエイトバーが支持バーのバー本体の一端縁に第1クッションバーを介して当接する。このため、第1クッションバーが上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。また、カバー部の下端縁に第2クッションバーを取付けたので、第2遮蔽体が第2巻取ばねの付勢力により第2巻取パイプに巻取られて第2ウエイトバーが支持バーのカバー部の下端縁に第2クッションバーを介して当接する。このため、第2クッションバーが上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。
本発明第1実施形態の単一の操作チェーンを有するロールスクリーンを示す図7のA−A線断面図である。 第1及び第2ウエイトバーが第1及び第2クッションバーにそれぞれ当接した状態を示す図1に対応する断面図である。 図1のB部拡大断面図である。 図1のA部拡大断面図である。 そのプーリ及び歯車ユニットを第1及び第2巻取パイプの右側に取付けた状態であって歯車ケースからプーリカバーを取外した状態を示すロールスクリーンの右側面図である。 そのプーリ及び歯車ユニットを第1及び第2巻取パイプの左側に取付けた状態であって歯車ケースからプーリカバーを取外した状態を示すロールスクリーンの左側面図である。 図1のD−D線断面図である。 図5のE−E線断面図である。 本発明第2実施形態の第1及び第2プル操作具を有するロールスクリーンを示す図10のF−F線断面図である。 第1及び第2ウエイトバーが第1及び第2クッションバーにそれぞれ当接した状態を示す図9に対応する断面図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1、図5及び図7に示すように、ロールスクリーン10は、壁15に2つのブラケット13を介して取付けられかつ両端に一対の支持部材16,17が取付けられた単一の支持バー14と、一対の支持部材16,17に上下に間隔をあけて回転可能に取付けられた第1及び第2巻取パイプ11,12と、第1及び第2巻取パイプ11,12に上縁が固定された第1及び第2遮蔽体21,22と、第1及び第2巻取パイプ11,12にそれぞれ内蔵された第1及び第2巻取ばね31,32と、第1及び第2巻取パイプ11,12を正転又は逆転させる単一の操作部材18とを備える。
ブラケット13は、図1及び図2に詳しく示すように、略L字状に形成された壁取付部13aと、この壁取付部13aの突出端下面に取付けられたバー保持部13bとを有する。バー保持部13bには室内側から窓側の方向に所定の間隔をあけて一対の被係止部13c,13dが形成される。これらの被係止部13c,13dは互いに近付く方向に図示しないばねにより付勢される。上記一対の被係止部13c,13dは、この実施の形態では、互いに向き合う一対の爪状に形成される。また、支持バー14は、第1及び第2巻取パイプ11,12と平行に設けられ上記一対の被係止部13c,13dに係止可能な一対の係止部14c,14dが形成されたバー本体14aと、このバー本体14aの一側縁から垂下されたカバー部14bとを有する。上記一対の係止部14c,14dは室内側から窓側の方向に所定の間隔をあけて形成される。また、上記一対の係止部14c,14dは、この実施の形態では、互いに反対方向を向く凹溝状に形成される。更に、カバー部14bの下端縁は、第1及び第2巻取パイプ11,12のうち下側の第2巻取パイプ12の上面より所定の距離だけ下方に位置するように構成される。具体的には、カバー部14bの下端縁は、第2巻取パイプ12の上面より1〜3mmだけ下方に位置するように構成される。
一方、第1及び第2巻取パイプ11,12は互いに平行に配置され、第1巻取パイプ11は第2巻取パイプ12に対して室内側にオフセットして設けられる(図1及び図2)。具体的には、操作チェーン18が第1及び第2巻取パイプ11,12の右側に位置するようにロールスクリーン10を設置したときに(図7)、第1巻取パイプ11は一対の支持部材16,17の上部であって一対の支持部材16,17の室内側の側縁側に寄った位置に取付けられ、第2巻取パイプ12は一対の支持部材16,17の下部であって一対の支持部材16,17の窓側の側縁に寄った位置に取付けられる(図1及び図2)。そして、第1遮蔽体21は第1巻取パイプ11の室内側の面から垂下され、第2遮蔽体22は第2巻取パイプ12の窓側の面から垂下される。また、図2に詳しく示すように、バー本体14aの一対の係止部14c,14dから等距離にある点を通りかつ壁に平行な鉛直面を面Xとし、第1巻取パイプ11の軸線を含む鉛直面と第2巻取パイプ12の軸線を含む鉛直面との間に両鉛直面から等距離に位置する鉛直面を面Yとするとき、面Xと面Yが一致するように構成され、支持バー14を左右反転させてブラケット13に取付け可能に構成される。
第1及び第2巻取ばね31,32には第1及び第2遮蔽体21,22を第1及び第2巻取パイプ11,12に巻取る方向に第1及び第2巻取パイプ11,12を回転させるための付勢力がそれぞれ蓄えられる(図7)。また、単一の操作部材18は、この実施の形態では、単一の操作チェーンであり、この操作チェーン18は、第1及び第2遮蔽体21,22をそれぞれ繰出し又は巻取るために操作される。第1及び第2遮蔽体11,12の下端には、第1及び第2ウエイトバー41,42がそれぞれ取付けられる。第1ウエイトバー41は、第1遮蔽体21が第1巻取パイプ11に巻取られていくと、バー本体14aのうちカバー部14bが垂下された一端縁とは反対側の他端縁に当接し、第2ウエイトバー42は、第2遮蔽体22が第2巻取パイプ12に巻取られていくと、カバー部14bの下端縁に当接するように構成される。また、バー本体14aのうちカバー部14bが垂下された一端縁とは反対側の他端縁には、第1クッションバー51が取付けられ(図1〜図3)、カバー部14bの下端縁には、第2ウエイトバー42が当接可能な第2クッションバー52が取付けられる(図1、図2及び図4)。第1クッションバー51はバー本体14aの他端縁に沿うように延びて設けられ、第1クッションバー51には第1ウエイトバー41が当接可能に構成される(図2)。更に、第2クッションバー52はカバー部14bの下端縁に沿うように延びて設けられ、第2クッションバー52には第2ウエイトバー42が当接可能に構成される。なお、バー本体14aのうちカバー部14bが垂下された一端縁とは反対側の他端縁と、第1遮蔽体21の殆ど全てが第1巻取パイプ11に巻取られたときの第1巻取パイプ11の外周面との隙間は、第1ウエイトバー41の外径より小さく形成される。また、カバー部14bの下端縁と、第2遮蔽体22の殆ど全てが第2巻取パイプ12に巻取られたときの第2巻取パイプ12の外周面との隙間は、第2ウエイトバー42の外径より小さく形成される。
一方、ロールスクリーン10は、更に操作チェーン18と第1及び第2巻取パイプ11,12との間にそれぞれ設けられた第1及び第2回転伝達切換装置61,62と、操作チェーン18が巻き掛けられる単一のプーリ19と、プーリ19と第1及び第2回転伝達切換装置61,62との間に設けられた歯車列23とを更に備える。上記歯車列23は、単一のプーリ19と一体的に設けられた駆動歯車23aと、この駆動歯車23aに噛合する中間歯車23bと、この中間歯車23bに噛合し第1回転伝達切換装置61に連結された第1従動歯車23cと、中間歯車23bに噛合し第2回転伝達切換装置62に連結された第2従動歯車23dとを有する(図5及び図8)。そして、上記歯車列23により、操作チェーン18の操作力がプーリ19から第1及び第2回転伝達切換装置61,62に伝達されるようになっている。これらの歯車23a〜23dは歯車ケース24に回転可能にそれぞれ収容され、この歯車ケース24にビス(図示せず)により取付けられたプーリカバー26に上記プーリ19が収容される。そして歯車ケース24及びプーリカバー26により一方の支持部材16が構成されるとともに、歯車列23が収容された歯車ケース24とこの歯車ケース24に取付けられ操作チェーン18の上部及びプーリ19を収容しかつ下面及び下部側面が開口したプーリカバー26とによりプーリ及び歯車ユニット27が構成される。
歯車ケース24の下端外面には、この歯車ケース24の下端外面からからプーリカバー26の下端内面に向って補強用ボス24aが突設される(図5、図6及び図8)。また、プーリカバー26には通孔26aが補強用ボス24aに対向して形成される。この通孔26aにビス28を挿通して補強用ボス24aに螺合することによりプーリカバー26の下端が歯車ケース24に固定される。これによりプーリカバー26下部の強度を確保できる。また、補強用ボス24aには軟質樹脂又は軟質ゴムにより形成された軟質筒状体29が嵌入される。更に、操作チェーン18が第1及び第2巻取パイプ11,12の左側に位置するようにロールスクリーン10を設置した場合(図6)、プーリ19から垂下された操作チェーン18の室内側の操作部及び窓側の操作部が補強用ボス24aより窓側に位置するため、操作チェーン18の室内側の操作部が補強用ボス24aより室内側に位置するように配索される。即ち、操作チェーン18が補強用ボス24aに遊嵌されるように構成される。
一方、第1回転伝達切換装置61は操作チェーン18と第1巻取パイプ11との間に設けられ、第2回転伝達切換装置62は操作チェーン18と第2巻取パイプ12との間に設けられる(図8)。第1回転伝達切換装置61は、操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に引下げ操作したときにこの操作力を第1巻取パイプ11に伝達しかつ操作チェーン18の窓側の操作部を図5の破線矢印で示す方向に引下げ操作したときにこの操作力を第1巻取パイプ11に伝達しないクラッチ機能と、操作チェーン18の室内側の操作部の引下げ操作を停止することにより第1巻取パイプ11をその位置に一時的に固定するロック機能と、操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に僅かに引下げ操作することにより上記一時的な固定を解除するロック解除機能とを有する。即ち、第1回転伝達切換装置41は、上記クラッチ機能を発揮する第1クラッチ部71と、上記ロック機能及びロック解除機能を発揮する第1ストッパ部81と、第1中間軸91及び第1ストッパ部71間に設けられ操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に引下げ操作したときに第1中間軸91及び第1ストッパ部81間に比較的小さいトルクを発生させる第1トルク発生部101とを有する。なお、上記第1中間軸91は第1従動歯車23cに第1クラッチ部71を介して連結される。
第1クラッチ部71は、図示しないが、第1従動歯車23cとともに回転可能に構成され第1中間軸91を挿通可能な第1クラッチ用外輪と、第1中間軸91の外周面に接する円柱状の複数の第1クラッチ用ローラと、複数の第1クラッチ用ローラを第1クラッチ用外輪の中にそれぞれ収容する複数の第1ローラ収容空間と、薄い金属ばね材を一体成型することにより形状された第1クラッチ用板ばねとを有する。複数の第1クラッチ用ローラは複数の第1ローラ収容空間内を第1クラッチ用外輪の円周方向に移動することにより、第1中間軸91の第1クラッチ用外輪に対する相対回転を不能にするか、或いは第1中間軸91の第1クラッチ用外輪に対する相対回転を可能にして第1クラッチ部71を空転させるように構成される。また、第1ストッパ部81は、操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に僅かに引下げ操作することにより第1遮蔽体21を下降状態又は停止状態に切換えるように構成される(図5及び図8)。具体的には、第1ストッパ部81は、第1トルク発生部101に嵌入され外周面に第1カム溝81bが形成された第1円筒カム81aと、この第1円筒カム81aを収容するように歯車ケース24の上部にこの歯車ケース24と一体的に設けられ第1中間軸91の軸方向に延びる第1ガイド溝81dが形成された第1カム用ケース81cと、第1カム溝81bと第1ガイド溝81dとの重なる空間内を転動する単一の第1転動体81eとを有する(図8)。また、第1カム溝81bは、図示しないが、第1円筒カム81aの他方の回転を阻止する第2正転阻止用ポケットと、第2円筒カム81aの一方の回転を阻止する第2逆転阻止用ポケットとを有する。更に、第1トルク発生部101は、第1中間軸91に相対回転不能に嵌入されかつ第1円筒カム81aが相対回転可能に嵌入された第1内輪部101aと、この第1内輪部101aに嵌入された第1捩りコイルばね101bとを有する。第1円筒カム81a及び第1内輪部101a間のトルクは、この実施の形態では、第1遮蔽体21を巻取る方向に第1巻取パイプ11が回転するように第1巻取ばね31が一定の荷重で付勢した状態で、第1遮蔽材21及び第1ウエイトバー41の自重により第1遮蔽体21が第1巻取パイプ11から繰出されるのを阻止する値に設定される。
第2回転伝達切換装置62は、操作チェーン18の窓側の操作部を図5の破線矢印の方向に引下げ操作したときにこの操作力を第2巻取パイプ12に伝達しかつ操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に引下げ操作したときにこの操作力を第2巻取パイプ12に伝達しないクラッチ機能と、操作チェーン18の窓側の操作部の図5の破線矢印で示す方向への引下げ操作を停止することにより第2巻取パイプ12をその位置に一時的に固定するロック機能と、操作チェーン18の窓側の操作部を図5の破線矢印で示す方向に引下げ操作することにより上記一時的な固定を解除するロック解除機能とを有する。即ち、第2回転伝達切換装置62は、上記クラッチ機能を発揮する第2クラッチ部72と、上記ロック機能及びロック解除機能を発揮する第2ストッパ部82と、第2中間軸92及び第2ストッパ部82間に設けられ操作チェーン18の窓側の操作部を図5の破線矢印で示す方向に引下げ操作したときに第2中間軸92及び第2ストッパ部82間に比較的小さいトルクを発生させる第2トルク発生部102とを有する(図8)。なお、上記第2中間軸92は第2従動歯車23dに第2クラッチ部72を介して連結される。
第2クラッチ部72は、図示しないが、第2従動歯車23dとともに回転可能に構成され第2中間軸92を挿通可能な第2クラッチ用外輪と、第2中間軸92の外周面に接する円柱状の複数の第2クラッチ用ローラと、複数の第2クラッチ用ローラを第2クラッチ用外輪の中にそれぞれ収容する複数の第2ローラ収容空間と、薄い金属ばね材を一体成型することにより形状された第2クラッチ用板ばねとを有する。複数の第2クラッチ用ローラは複数の第2ローラ収容空間内を第2クラッチ用外輪の円周方向に移動することにより、第2中間軸92の第2クラッチ用外輪に対する相対回転を不能にするか、或いは第2中間軸92の第2クラッチ用外輪に対する相対回転を可能にして第2クラッチ部72を空転させるように構成される。また、第2ストッパ部82は、操作チェーン18の窓側の操作部を図5の破線矢印で示す方向に僅かに引下げ操作することにより第2遮蔽体21を下降状態又は停止状態に切換えるように構成される(図5及び図8)。具体的には、第2ストッパ部82は、後述の第2トルク発生部102に嵌入され外周面に第2カム溝82bが形成された第2円筒カム82aと、この第2円筒カム82aを収容するように歯車ケース24の下部にこの歯車ケース24と一体的に設けられ第2中間軸92の軸方向に延びる第2ガイド溝82dが形成された第2カム用ケース82cと、第2カム溝82bと第2ガイド溝82dとの重なる空間内を転動する第2転動体82eとを有する(図8)。また、第2カム溝82bは、図示しないが、第2円筒カム82aの他方の回転を阻止する第2正転阻止用ポケットと、第2円筒カム82aの一方の回転を阻止する第2逆転阻止用ポケットとを有する。更に、第2トルク発生部102は、第2中間軸92に相対回転不能に嵌入されかつ第2円筒カム82aが相対回転可能に嵌入された第2内輪部102aと、この第2内輪部102aに嵌入された第2捩りコイルばね102bとを有する。第2円筒カム82a及び第2内輪部102a間のトルクは、この実施の形態では、第2遮蔽体22を巻取る方向に第2巻取パイプ12が回転するように第2巻取ばね32が一定の荷重で付勢した状態で、第2遮蔽材22及び第2ウエイトバー42の自重により第2遮蔽体22が第2巻取パイプ12から繰出されるのを阻止する値に設定される。なお、第1カム用ケース81cには、第1巻取パイプ11の一端を嵌着可能な第1筒体111が回転可能に嵌入され、第2カム用ケース82cには、第2巻取パイプ12の一端を嵌着可能な第2筒体112が回転可能に嵌入される(図7及び図8)。
一方、第1回転伝達切換装置61と第1巻取パイプ11との間には、第1トルクリミッタ121が設けられ、第2回転伝達切換装置62と第2巻取パイプ12との間には、トルクの発生する回転方向を第1トルクリミッタ121と逆にした第2トルクリミッタ122が設けられる(図8)。上記第1トルクリミッタ121と第2トルクリミッタ122とは同一形状に形成される。そして、第1及び第2トルクリミッタ121,122は、外輪部123と、この外輪部123に相対回転可能に挿入された内輪部124と、外輪部123及び内輪部124間に介装されかつ所定値のトルクを発生させるトルク発生部126と、内輪部123の外輪部124に対する一方への相対回転を許容しかつ他方への相対回転を阻止するクラッチ部127とをそれぞれ有する。
第1トルクリミッタ121は第1筒体111と一体的に形成された第1リミッタケース131に収容され、この第1リミッタケース131の先端面は第1リミッタキャップ141により閉止される(図7及び図8)。これにより外輪部123が第1巻取パイプ11に固定されかつ内輪部124が第1回転伝達切換装置61に連結される。また、第2トルクリミッタ122は第2筒体112と一体的に形成された第2リミッタケース132に収容され、この第2リミッタケース132の先端面は第2リミッタキャップ142により閉止される。これにより外輪部123が第2巻取パイプ12に固定されかつ内輪部124が第2回転伝達切換装置62に連結される。
トルク発生部126は、出力軸128に相対回転可能に嵌入されかつ外輪部123が相対回転可能に嵌入された内輪部124と、この内輪部124に嵌入された捩りコイルばね129とを有する(図8)。第1トルクリミッタ121の出力軸128は、第1回転伝達切換装置61の第1ストッパ部81及び第1トルク発生部101の第1中間軸91に対してスライドすることにより第1中間軸91に相対回転不能に連結されるか又は第1中間軸91に対して相対回転可能に構成される。第2トルクリミッタ122の出力軸128は、第2回転伝達切換装置62の第2ストッパ部82及び第2トルク発生部102の第2中間軸92に対してスライドすることにより第2中間軸92に相対回転不能に連結されるか又は第2中間軸92に対して相対回転可能に構成される。
図8に示すように、クラッチ部127は、出力軸128に嵌入された上記内輪部124と、出力軸128の外周面に接する円柱状の複数のローラ133と、複数のローラ133を内輪部124の中にそれぞれ収容するローラ収容空間130と、薄い金属ばね材を一体成型することにより形状された板ばね(図示せず)とを有する。第1トルクリミッタ121のクラッチ部127は、出力軸128が第1遮蔽体21を繰出す方向に回転するとき、出力軸128の回転が外輪部123に伝達され、出力軸128が第1遮蔽体21を巻取る方向に回転するとき、出力軸128の回転が外輪部123に伝達されないように構成される。このため、上記とは逆に、第1遮蔽体21下端の第1ウエイトバー41を把持して第1遮蔽体21を第1巻取パイプ11から繰出す方向への回転は出力軸128に伝達されず、第1遮蔽体21側から第1遮蔽体21を第1巻取パイプ11に巻取る方向への回転は出力軸128に伝達されるようになっている。一方、第2トルクリミッタ122のクラッチ部127は、出力軸128が第2遮蔽体22を繰出す方向に回転するとき、出力軸128の回転が外輪部123に伝達され、出力軸128が第2遮蔽体22を巻取る方向に回転するとき、出力軸128の回転が外輪部123に伝達されないように構成される。このため、上記とは逆に、第2遮蔽体22下端の第2ウエイトバー42を把持して第2遮蔽体22を第2巻取パイプ12から繰出す方向への回転は出力軸128に伝達されず、第2遮蔽体22側から第2遮蔽体22を第2巻取パイプ12に巻取る方向への回転は出力軸128に伝達されるようになっている。
このように構成されたロールスクリーン10の動作を説明する。図1、図5及び図7に示すように、操作チェーン18が第1及び第2巻取パイプ11,12の右側に位置するようにロールスクリーン10を設置した状態、即ち、プーリ及び歯車ユニット27が第1及び第2巻取パイプ11,12の右側に位置するようにロールスクリーン10を設置した状態で、バー本体14aの一対の係止部14c,14dをバー保持部13bの一対の被係止部13c,13dに係止させて、支持バー14を2つのブラケット13,13に取付ける。この状態で操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に引下げ操作すると、この操作力は、プーリ19、駆動ギヤ23a、中間ギヤ23b及び第1従動ギヤ23cを介して第1回転伝達切換装置61に伝達される。そして、第1回転伝達切換装置61において、第1従動ギヤ23cの図5の実線矢印で示す方向への回転力は、第1クラッチ部71、第1中間軸91及び第1トルクリミッタ121の出力軸128に伝達される。このとき第1トルクリミッタ121に作用するトルクは所定値未満であるので、第1トルクリミッタ121の出力軸128の回転力は、第1トルクリミッタ121のクラッチ部127、トルク発生部126、第1リミッタケース141及び第1筒体111を介して第1巻取パイプ11に伝達され、第1遮蔽体21が第1巻取パイプ11から繰出される。そして、操作チェーン18の引下げ操作を停止すると、第1回転伝達切換装置61のロック機能により第1遮蔽体21がその位置で一時的に固定される。なお、操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に引下げ操作すると、この操作力は第2回転伝達切換装置62に伝達されるけれども、第2回転伝達切換装置62の第2クラッチ部72が空転するため、第2巻取パイプ12には伝達されない。
次に、操作チェーン18の室内側の操作部を図5の実線矢印で示す方向に僅かに引下げ操作した後に操作チェーン18から手を放すと、第1転動体81eが第1正転阻止用ポケット(図示せず)から離脱して、第1巻取ばね31に蓄えられた付勢力により第1巻取パイプ11を第1遮蔽体21の巻取り方向に回転させる。このとき第1遮蔽体21の巻取り方向への第1巻取パイプ11の回転は第1トルクリミッタ121、出力軸128、第1中間軸91及び第1トルク発生部101を介して第1ストッパ部81の第1円筒カム81aに伝達されるので、第1転動体81eが第1ガイド溝81dの右端に達して第1ストッパ部81及び第1トルク発生部101が左方向にスライドし、第1スライド用ポケット(図示せず)に収容されて、第1ストッパ部81及び第1トルク発生部101は第1カム用ケース81cの左端に達する。このため、上記出力軸128が第1中間軸91に対して相対回転可能になるので、第1遮蔽体21は第1巻取ばね31の付勢力により第1巻取パイプ11に巻取られ続け、第1ウエイトバー41が支持バー14のバー本体14aの他端縁に第1クッションバー51を介し当接して停止する。これにより、第1クッションバー51が上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。なお、第1遮蔽体21の巻取り時に操作チェーン18や駆動ギヤ23a等は停止した状態に保たれる。また、第2遮蔽体22が第2巻取ばね12の付勢力により第2巻取パイプ12に巻取られて第2ウエイトバー42が支持バー14のカバー部14bの下端縁に第2クッションバー52を介して当接する。これにより、第2クッションバー52が上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。
一方、支持バー14のカバー部14bの下端縁を第1及び第2巻取パイプ11,12のうち下側の第2巻取パイプ12の上面より所定の距離だけ下方に位置するので、窓から入射した室外の光が、第1及び第2巻取パイプ11,12の間の隙間を通って室内に侵入しようとしても、カバー部14bにより遮蔽されるとともに、室内の光が第1及び第2巻取パイプ11,12の間の隙間を通って窓から室外に漏れようとしても、カバー部14bにより遮蔽される。この結果、第1及び第2巻取パイプ11,12間の隙間からの光漏れを防止できる。また、上述のように、第1遮蔽体21が第1巻取パイプ11に巻取られていくと、第1ウエイトバー41がバー本体14aの他端縁に第1クッションバー51を介して当接し、第2遮蔽体22が第2巻取りパイプ12に巻取られていくと、第2ウエイトバー42がカバー部14bの下端縁に第2クッションバー52を介して当接するので、上記当接時に、第1及び第2遮蔽体21,22の殆ど全てが第1及び第2巻取パイプ11,12にそれぞれ巻取られる。この結果、第1及び第2遮蔽体21,22の巻取り上限位置における見栄えを向上できる。従って、第1及び第2巻取パイプ11,12間の隙間からの光漏れの防止と、第1及び第2遮蔽体21,22の巻取り上限位置における見栄えの向上の双方を達成できる。
操作チェーン18が第1及び第2巻取パイプ11,12の右側に位置するようにロールスクリーン10を設置した状態(図1及び図5)から、支持バー14を2つのブラケット13,13から取外し、ロールブラインド10を左右反転させて、操作チェーン18が第1及び第2巻取パイプ11,12の左側に位置するようにロールスクリーン10を設置した状態(図6)で、バー本体14aの一対の係止部14c,14dをバー保持部13bの一対の被係止部13c,13dに係止させて、支持バー14をブラケット13,13に取付ける。このときバー本体14aの一対の係止部14c,14dから等距離にある点を通りかつ壁15に平行な鉛直面を面Xとし、第1巻取パイプ11の軸線を含む鉛直面と第2巻取パイプ12の軸線を含む鉛直面との間に両鉛直面から等距離に位置する鉛直面を面Yとするとき、面Xと面Yが一致するように構成しているので、支持バー14がブラケット13の壁取付部13bや壁15に接触することない。また、上記左右反転により、支持バー14のカバー部14bが窓側から室内側に或いは室内側から窓側に移行するけれども、第1遮蔽体21が第2遮蔽体22の位置に垂下され、第2遮蔽体22が第1遮蔽体21の位置に垂下されるので、即ち第1遮蔽体21と第2遮蔽体22の位置が相互に入れ替わるだけであるため、第1及び第2遮蔽体21,22により室内が狭められることはない。更に、ロールブラインド10を左右反転させて、操作チェーン18が第1及び第2巻取パイプ11,12の左側に位置するようにロールスクリーン10を設置した状態(図6)では、第1及び第2巻取パイプ11,12間の隙間からの光漏れは、第1及び第2巻取パイプ11,12より室内側に位置する支持バー14のカバー部14bにより防止できる。
<第2の実施の形態>
図9及び図10は本発明の第2の実施の形態を示す。図9及び図10において図1及び図2と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、操作部材が、第1遮蔽体21の下端中央に垂下された第1プル操作具211と、第2遮蔽体22の下端中央に垂下された第2プル操作具212とを有する。第1プル操作具211は、第1ウエイトバー41の長手方向中央に嵌着され、第1プル操作具211の操作により第1巻取パイプ11を正転又は逆転させることができるようになっている。第2プル操作具212は、第2ウエイトバー42の長手方向中央に嵌着され、第2プル操作具212の操作により第2巻取パイプ12を正転又は逆転させるように構成される。また、第1の実施の形態の比較的複雑な機構の第1及び第2回転伝達切換装置や、第1及び第2トルクリミッタ、歯車列に替えて、比較的簡単な機構の第1及び第2クラッチ221,222が用いられる。第1クラッチ221は、第1遮蔽体21を巻取る方向に第1巻取パイプ11に第1巻取ばね13の付勢力が作用している状態で第1プル操作具211により第1遮蔽体21を僅かに引下げて手を放すと、第1巻取ばね31の付勢力による第1巻取パイプ11の巻取り方向への回転を阻止し、第1巻取パイプ11の巻取り方向への回転が阻止された状態で第1プル操作具211により第1遮蔽体21を僅かに引下げて手を放すと、第1巻取ばね31の付勢力による第1巻取パイプ11の巻取り方向への回転を許容するように切換え可能に構成される。また、第2クラッチ222は、第2遮蔽体22を巻取る方向に第2巻取パイプ12に第2巻取ばね32の付勢力が作用している状態で第2プル操作具212により第2遮蔽体22を僅かに引下げて手を放すと、第2巻取ばね32の付勢力による第2巻取パイプ12の巻取り方向への回転を阻止し、第2巻取パイプ12の巻取り方向への回転が阻止された状態で第2プル操作具212により第2遮蔽体22を僅かに引下げて手を放すと、第2巻取ばね32の付勢力による第2巻取パイプ22の巻取り方向への回転を許容するように切換え可能に構成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたロールスクリーン210の動作を説明する。図9に示すように、バー本体14aの一対の係止部14c,14dをバー保持部13bの一対の被係止部13c,13dに係止させて、支持バー14を2つのブラケット13,13に取付ける。第1プル操作具211を所望の高さまで引下げた状態で、第1プル操作具211により第1遮蔽体21を僅かに引下げて手を放すと、第1クラッチ221が第1巻取ばね31の付勢力による第1巻取パイプ11の巻取り方向への回転を阻止するので、第1遮蔽体21は所望の高さで一時的に固定される。この状態、即ち第1巻取パイプ11の巻取り方向への回転が阻止された状態で、第1プル操作具211により第1遮蔽体21を僅かに引下げて手を放すと、第1クラッチ221が第1巻取ばね31の付勢力による第1巻取パイプ11の巻取り方向への回転を許容するので、第1巻取ばね31に蓄えられた付勢力により第1巻取パイプ11が第1遮蔽体21の巻取り方向に回転し、第1ウエイトバー41が支持バー14のバー本体14aの他端縁に第1クッションバー51を介し当接して停止する。これにより、第1クッションバー51が上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。また、第2遮蔽体22が第2巻取ばね12の付勢力により第2巻取パイプ12に巻取られて第2ウエイトバー42が支持バー14のカバー部14bの下端縁に第2クッションバー52を介して当接する。これにより、第2クッションバー52が上記当接時の衝撃を吸収できるとともに、その衝撃音を吸収して低減できる。
一方、ロールブラインド210を左右反転させた状態で、バー本体14aの一対の係止部14c,14dをバー保持部13bの一対の被係止部13c,13dに係止させて、支持バー14をブラケット13,13に取付ける。このときバー本体14aの一対の係止部14c,14dから等距離にある点を通りかつ壁15に平行な鉛直面を面Xとし、第1巻取パイプ11の軸線を含む鉛直面と第2巻取パイプ12の軸線を含む鉛直面との間に両鉛直面から等距離に位置する鉛直面を面Yとするとき、面Xと面Yが一致するように構成しているので、支持バー14がブラケット13の壁取付部13bや壁15に接触することない。上記以外の動作は、第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、第1及び第2巻取パイプを、一対の支持部材、支持バー及びブラケットを介して壁に回転可能に取付けたが、第1及び第2巻取パイプを、一対の支持部材、支持バー及びブラケットを介して窓枠又は天井に回転可能に取付けてもよい。
10,210 ロールスクリーン
11 第1巻取パイプ
12 第2巻取パイプ
13 ブラケット
13c,13d 被係止部
14 支持バー
14a バー本体
14b カバー部
14c,14d 係止部
15 壁
16,17 支持部材
18 操作チェーン(操作部材)
21 第1遮蔽体
22 第2遮蔽体
31 第1巻取ばね
32 第2巻取ばね
41 第1ウエイトバー
42 第2ウエイトバー
51 第1クッションバー
52 第2クッションバー
211 第1プル操作具(操作部材)
212 第2プル操作具(操作部材)

Claims (4)

  1. 壁、窓枠又は天井に複数のブラケットを介して取付けられかつ両端に一対の支持部材が取付けられた単一の支持バーと、前記一対の支持部材に上下に間隔をあけて回転可能に取付けられた第1及び第2巻取パイプと、前記第1及び第2巻取パイプに上縁がそれぞれ固定され前記第1及び第2巻取パイプに繰出し可能に巻取られる第1及び第2遮蔽体と、前記第1及び第2巻取パイプにそれぞれ内蔵され前記第1及び第2遮蔽体を前記第1及び第2巻取パイプに巻取る方向に前記第1及び第2巻取パイプを回転させるための付勢力が蓄えられた第1及び第2巻取ばねと、前記第1及び第2巻取パイプをそれぞれ正転又は逆転させて前記第1及び第2遮蔽体を繰出し又は巻取るために操作される操作部材とを備えたロールスクリーンにおいて、
    前記支持バーが、前記第1及び第2巻取パイプと平行に設けられ前記ブラケットに係止されるバー本体と、このバー本体の一側縁から垂下されたカバー部とを有し、
    前記カバー部の下端縁が前記第1及び第2巻取パイプのうち下側の第2巻取パイプの上面より1mm〜3mmだけ下方に位置するように構成され、
    前記第1及び第2遮蔽体の下端に第1及び第2ウエイトバーがそれぞれ取付けられ、
    前記第1遮蔽体を前記第1巻取りパイプに巻取っていくと、前記第1ウエイトバーが前記バー本体のうち前記カバー部が垂下された一端縁とは反対側の他端縁に当接し、
    前記第2遮蔽体を前記第2巻取パイプに巻取っていくと、前記第2ウエイトバーが前記カバー部の下端縁に当接するように構成され
    前記第1巻取パイプが前記第2巻取パイプに対して室内側又は窓側にオフセットして設けられ、
    前記ブラケットに一対の被係止部が形成され、
    前記支持バーに前記一対の被係止部に離脱可能に係止する一対の係止部が形成され、
    前記バー本体の一対の係止部から等距離にある点を通りかつ前記壁に平行な鉛直面を面Xとし、前記第1巻取パイプの軸線を含む鉛直面と前記第2巻取パイプの軸線を含む鉛直面との間に両鉛直面から等距離に位置する鉛直面を面Yとするとき、前記面Xと前記面Yが一致するように構成され、
    前記支持バーを左右反転させて前記ブラケットに取付け可能に構成され
    ことを特徴とするロールスクリーン。
  2. 前記バー本体のうち前記カバー部が垂下された一端縁とは反対側の他端縁にこの他端縁に沿って延びかつ前記第1ウエイトバーが当接可能な第1クッションバーが取付けられ、
    前記カバー部の下端縁にこの下端縁に沿って延びかつ前記第2ウエイトバーが当接可能な第2クッションバーが取付けられた請求項記載のロールスクリーン。
  3. 前記操作部材が、前記第1及び第2巻取パイプを正転又は逆転させる単一の操作チェーンである請求項1記載のロールスクリーン。
  4. 前記操作部材が、前記第1遮蔽体の下端中央に垂下され前記第1巻取パイプを正転又は逆転させる第1プル操作具と、前記第2遮蔽体の下端中央に垂下され前記第2巻取パイプを正転又は逆転させる第2プル操作具とを有する請求項1記載のロールスクリーン。
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