JP2018035563A - シートシャッタ用シートの接地部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接地時の前後方向の通直性を維持しながら上下方向の屈曲緩衝性を有する、シートシャッタ用シートの接地部構造を提供する。
【解決手段】この発明は、左右のシートガイド11に両端を支持し昇降動作を案内させるシート2の下端に、左右方向のウェイト収納部38に沿ってウェイト35を収納し、シート2を伸展させて接地する接地部12を設けたシートシャッタ用シートの接地部構造であって、前記ウェイト35が、プレート状の錘板41を、縦向き姿勢で板厚方向に所定枚数重ねてリベット又はボルト等の連結具42によって左右方向に順次連結することにより、必要とされるウェイト重量とウェイト長さ及び左右方向の通直性を付与し、シート2の下降時に接地部12が下部の凹凸に接当した際に上下方向に屈曲可能な帯状ウェイト体として構成している。
【選択図】図6

Description

この発明はシートシャッタ用シートの接地部構造に関する。
従来、工場や倉庫の出入口や建物内の部屋同士の仕切等として、室温や空気清浄、採光等の環境管理や迅速な開閉動作等が重視されるシートシャッタが多用されているが、いずれのタイプも支柱に取付けたシートガイドに両端を収容して昇降ガイドし、昇降動作するシートの下端にウェイトを内装する接地部を床面に接地させ、左右の支柱間の間口を開閉させるものである。
このようなシートシャッタの接地部に設けられるウェイトは、略間口幅の長さを有する鉄製のパイプが多用されるが、この鉄製パイプウェイトはシート下端を前後方向に曲げないで通直性に勝れる一方で、シートが下降中に通過する人や車或いは間口内に存在する物品等(以下単に接当体と言う)に接当した際に、上下方向に屈曲しないで緩衝性に劣る接地部は接当衝撃を大きくする欠点がある。
これを改善するものとして、接地部の左右端にボトムウェイトを振り分け状に設け、該左右のウェイト間にウレタンパイプをウェイト収納部に沿って収納設置するものが、特許文献1によって既に公知である。また左右に配設するウェイトを床面に緩衝性を有して接地させるために、布又はビニール等による所定形状の袋に、鉄粒や砂等の細粒体(ウェイト細粒体)を詰めることにより、可撓性を有する袋ウェイトにすることも知られている。
特許第4833807号公報
上記特許文献1に示される接地部は接当体と接当したとき、ウレタンパイプ部分を局部的に撓み変形させて衝撃を逃がすため緩衝性に勝れる利点がある。然しながら、この接地部はウレタンパイプ部分の通直性が劣り前後方向にも自由に撓むため、接地時に強風を受けるときや建物の間口内外の気圧差が大きい場合に、圧力変動によって前後方向に大きく膨らむシートが、接地部の中央部を前後方向に大きく撓み移動させながら上方に持ち上げられ易いものである。そのため、例え接地部の左右端側が気密的に接地していても、接地部の中央側接地面と床面との間に数ミリから数センチ程度の局部的な隙間を生ずる欠点がある。そして、この局部的隙間が数ミリでも生ずる状態が続くような場合には、この小さな隙間から特に夜間において、蟻やゴキブリ或いはナメクジ等(歩行虫)の小さな虫類の侵入を許してしまうことになる。
さらに、上記のような袋ウェイトを有する接地部は、シートの開閉に伴う間口内外の気圧の変動を頻繁に受けるとき、或いは風の影響を受けやすい設置条件のもとで使用される場合に、通直性に劣る接地部が床面と摺接しながら大きな前後移動を繰り返すので、長期の使用においてやがて摺り切れる保護カバーの切れ目から、軟質樹脂生地であるシートのウェイト収納片やウェイト袋も摺り切れて破れることになる。また接地部のウェイト袋は、鋭利な器物等と接当した場合にも破れることがある。そして、破れた袋ウェイトは、シート上昇時に各破れた箇所から内部の細粒体を床面に大量に飛散させる欠点がある。
従って、例えば、食品工場等に設置されたシートシャッタが上記のような粒体飛散を生じると、食品混入を防止するために粒体の完全回収を要すると共に、その後のリスク対応作業を煩雑にする。そして、損傷した袋ウェイトは、接地部の応急処置も速やかに行うことができないため、長時間にわたり食品生産を停止せざるを得ない等のトラブルを生ずる問題がある。
上記課題を解決するための本発明のシートシャッタ用シートの接地部構造は、
第1に左右のシートガイド11に両端を支持し昇降動作を案内させるシート2の下端に、左右方向のウェイト収納部38に沿ってウェイト35を収納し、シート2を伸展させて接地する接地部12を設けたシートシャッタ用シートの接地部構造において、
前記ウェイト35が、プレート状の錘板41を、縦向き姿勢で板厚方向に所定枚数重ねてリベット又はボルト等の連結具42によって左右方向に順次連結することにより、必要とされるウェイト重量とウェイト長さ及び左右方向の通直性を付与し、シート2の下降時に接地部12が下部の凹凸に接当した際に上下方向に屈曲可能な帯状ウェイト体として構成されることを特徴としている。
第2に前記ウェイト35を、平面視で帯状ウェイト体の前列側と後列側に、複数枚の錘板41を縦向き姿勢で板厚方向に且つ左右方向に端部側同士を重ねて形成される前列錘板41fと後列錘板41rを配し、該前列錘板41fと後列錘板41rとの間に、帯状ウェイト体の中列側で複数枚の錘板41を縦向き姿勢で板厚方向に且つ左右方向に端部側同士を重ねて形成される中列錘板41nを介装し、互いに重なり合う部分に穿設された連結孔41bに連結具42を挿入して前列・中列・後列で重ね合わされたタイプの帯状ウェイト体として構成することを特徴としている。
第3に、前記ウェイト35を、必要とされるウェイト重量を分割した所定分割重量を有する複数の帯状ウェイト体を板厚方向に並べて配置構成することを特徴としている。
第4に、前記ウェイト35を、クッション性を有するウェイトカバー36で筒状に覆うことによりウェイトユニット37を構成し、該ウェイトユニット37を筒袋状のウェイト収納部38内に左右方向の移動を規制して収納することを特徴としている。
第5に、前記ウェイトユニット37をウェイト収納部38に収納した状態で、ウェイト35を覆う筒状のウェイトカバー36の両端を、ウェイト収納部38の両端を閉じる閉じ具46によって取付け固定することを特徴としている。
上記課題を解決するための本発明によるシートシャッタ用シートの接地部構造は、
請求項1の発明によれば、シートシャッタに必要とされるウェイト重量とウェイト長さとシート通直性を有する接地部によって、シートの開閉を簡潔で安価な構成によってスムーズに行うと共に、シート下降時に接地部が接当体と接当した際に、複数の錘板を連結してなる帯状ウェイト体が上下方向に向けて屈曲し接当衝撃を緩衝するため、接当トラブルを抑制することができる。
また前後方向の通直性を維持しながら上下方向の屈曲を自在にするウェイトを有する接地部は、接地部の前後移動に伴う床面との局部的隙間の発生を抑制すると共に、接地部損傷時における屈曲緩衝性を損なうことのない応急処置を容易にすることができる。
請求項2の発明によれば、所定ウェイト重量を有するウェイトを、短冊形状鉄板による錘板を接地部に設ける前列側と中列側と後列側に高密度枚数で重ねた帯状ウェイト体にするので、上下方向の屈曲を損なうことなく前後方向の通直性を高めて製作することができる。
請求項3の発明によれば、間口の異なる各シートシャッタ毎の接地部に必要とされるウェイトを、複数の帯状ウェイト体を適宜組み合わせて板厚方向に並べるだけで配置構成することができるので、ウェイト製作上の重量と長さ等標準化を図りながら簡単且つ低コストに生産することができる。
請求項4の発明によれば、前記ウェイトを、クッション性を有するウェイトカバーで筒状に覆うことによりウェイトユニットを構成し、該ウェイトユニットを筒袋状のウェイト収納部内に左右方向の移動を規制して収納することにより、
複数の錘板によって構成されるウェイトは、方形状断面になる帯状ウェイト体のウェイト接地面側が広い平坦底面になり、広い底面と床面との間にクッション性を有するウェイトカバーが平坦面状になって介装されて接地すると共に、左右方向の移動を規制した帯状ウェイト体の上下方向の屈曲性によって床面の形状に沿って屈曲可動するため、接地部の下降負荷を緩衝し接地性及び気密性を高めることができる。
請求項5の発明によれば、前記ウェイトユニットをウェイト収納部に収納した状態で、ウェイトを覆う筒状のウェイトカバーの両端を、ウェイト収納部の両端を閉じる閉じ具によって取付け固定することにより、
閉じ具はウェイト収納部の両端を閉じるとき、ウェイトカバーの両端を縦向き狭窄状に閉じて、ウェイトを左右方向の移動を規制しながら縦向き起立姿勢に安定的に姿勢保持する。これによりウェイトユニットは、シートをウェイト重量と通直性によって伸展させると共に、接地時における接地部と床面との気密性を高める等の特徴がある。
本発明が適用されるシートシャッタを一部破断をして示す正面図である。 同じくシートシャッタの拡大側断面図である。 シートケースとシートガイドの構成を示す左側拡大正断面図である。 支柱を含むシートガイドの構成を示す断面図である。 シートのガイド構造を示す拡大平断面図である。 本発明に関わる接地部構造を示し、(a)は接地部の構造を一部破断をして示す正面図であり、(b)は(a)の破断部分の要部構造を示す平断面図である。 本発明の第1実施形態に関わるウェイトとウェイトユニットの構成を示し、(a)はウェイトの正面図であり、(b)は(a)の平面図であり、(c)はウェイトユニットの構成を示す正面断面図であり、(d)はウェイトユニットの構造及び組み付け態様を示す側面図であり、(e)はウェイト収納部と接地部構造を示す側面図である。 本発明に関わる第1から第4実施形態に関わるウェイト構造を備えた接地部構造を示し、(a)は第1実施形態のウェイト構造を示す側面図、(b)は第2実施形態のウェイト構造を示す側面図、(c)は第3実施形態のウェイト構造を示す側面図、(d)は第4実施形態のウェイト構造を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に関わる接地部構造を示し、(a)は接地部の構造を一部破断をして示す正面図であり、(b)は(a)の破断部分の要部構造を示す平断面図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。このシートシャッタ1は主として建物の出入口に設置され、シャッタ用のシート2とその左右を支持し上下方向の昇降移動を案内するガイド構成部材としての支柱3(サイドフレーム)と、シート2の開閉機構を内装する筒構造のシートケース4等で構成される。上記支柱3は出入口の柱や壁に沿わせて固設され、シートケース4は建物の梁或いは壁面に沿って横向きに設置されて左右の支柱3に組付けられる。
図示例のシートシャッタ1では、シートケース4の両側を左右の支柱3に載置した状態で、該支柱3の上部外側に固定されるブラケット3aを介して着脱可能に取付けている。
そして、シートケース4に内装したシートドラム(繰出装置)5の正逆回転によって、シート2の巻き取りと繰り出しをすることができ、シート2は両側辺を左右の支柱3に構成されるシートガイド11に昇降スライド可能に支持されて昇降動作し出入口(間口)の開閉を行う。
先ず、図1〜図3を参照しシートシャッタ1の全体構成について説明する。シートケース4は、側面視で四角形断面の筒構造をなすケース本体6の両側に、端板6a,6bを着脱自在に取付けることにより中空状のケース室を形成し、ケース室内に左右の端板6a,6bによって回転可能に軸支される円筒状のシートドラム5をドラム軸方向に収容している。またケース本体6の後方下部に左右の支柱3と連通してシート2の昇降移動を許容する開口部6cを形成している。
右側の端板6aは内側面に、円柱形状のモータ7を横向き姿勢で取付けてシートドラム5内に臨ませて支持している。このモータ7は、駆動軸7aに設けた凹凸状の輪体からなる駆動体8を、シートドラム5の内面に嵌合させて取付けられシートドラム5を正逆回転させる。
左側の端板6bはケース本体6の左端部を閉鎖するように取付けられ、シートドラム5の左端部に取付けた取付板8aが有する支軸8bを回転可能に支持している。これによりシートドラム5は、シートケース4内に水平に軸支されモータ7の正逆回転に伴い、シート2の繰り出し下降(進動)と巻き取り上昇(退動)の移動を行う。
またシート2の開閉作動は、従来のものと同様に制御盤9に設置される操作スイッチ9aの手動操作指令、並びに通過体を検知する検知部9bの検知指令等に基づくモータ7の正逆回転制御によって行なう。
シート2は、可撓性を有する合成樹脂材よりなる長方形の幕体からなり、上端をシートドラム5の周面に軸方向に沿って取付けている。シート2は、幕体の両側縁に沿う線材状の弾性変形可能なプラスチック材製の係合突起10を設けており、各支柱3の内向き対向面側に構成されるレール状のシートガイド11に、係合突起10を昇降スライド可能に係合させて収容している。これによりシート2は、シート両側の抜け止めを図りながら、横方向のシート張りを保持して昇降作動を行う。
またシート2の下端には、シート2が最下降した閉じ状態で地面或いは床面等(以下床面と言う)に気密性を有して弾力的に接地し左右方向の通直性を保持する接地部12を、シート2を下降動作付勢するウェイト部を兼ねて設けている。この接地部12は、後述する本発明による接地部構造によって、シート2をウェイト重量によって下方に向けて付勢し且つ伸展させ接地時の床面との気密を確実にすると共に、シート2の下降時に通過する人や車或いは間口内に存在する物品等の接当体と接当した際の緩衝構造を備えている。
シートガイド11は図4で示すように、左右方向に長方形のC形断面の支柱3の内向きの溝状開放部13にコ字形の断面をなすアウターレール14の開放端側を嵌合して構成している。アウターレール14は、前後の側壁の端部を支柱3に沿って着脱可能に嵌合固定することにより位置決めされている。
アウターレール14は、前後側壁間に、インナーレール16と該インナーレール16の上部に接続されるシート復帰ガイド17とを着脱及び左右スライド可能に嵌合して取付けている。尚、アウターレール14及びインナーレール16並びにシート復帰ガイド17は、耐摩耗性と所定の可撓性を有する合成樹脂材によって形成している。上記アウターレール14,インナーレール16等によってシートガイド11が構成されている。
インナーレール16は図4に示すように平面視でアウターレール14内の奥側(図4のシート2からは右外側)に収容される長方形の筒状断面のインナー係止部22と、該インナー係止部22の内側(左内側)に内向きに開放され、内部に前記係合突起10を挿入係止する係合ガイド21とで一体的に構成されている。
そしてインナー係止部22内には、外端がインナー係止部22とアウターレール14の外側の壁を貫くガイドピン26が収容され、このガイドピン26に外装されたコイルスプリング28によって、インナー係止部22がアウターレール14内で常に外向きに且つ弾力的に押接されている。
スプリング28によるこの牽引作用によりシート2は、その端部の係合突起10を係合ガイド21内に収容係止した状態で左右両側に伸展する方向に弾力的に牽引された状態で、その両端を係合ガイド21(シートガイド11)に摺動案内されながら昇降開閉する。
シート2に例えば強い風圧が掛かり又はフォークリフト等が当接して内向きの負荷が掛かった場合、インナーレール16は係合突起10と係合ガイド21を介して且つスプリング28に抗して内向きに牽引され、さらに強い力が作用すると係合ガイド21の内側の開放端が弾力的に開いて係合突起10が係合ガイド21内から引出されて両者の係合が外れ、シート2とインナーレール16側に過負荷が掛からないように保護されている。
図2の仮想線(2点鎖線)で示されるシート2のように、係合ガイド21から外れたシート2は、シートの巻き戻しによりシートガイド11の上端に設けられた復帰ガイド17の下端の下向きで逆V字形の復帰溝31に案内されながら上端側の係合ガイド21内に収納され、接地部12が設定上限位置まで上昇した後再下降すると、シート2の両端の係合突起10はその下端を復帰ガイド17の上向きでV字形の復帰溝31のガイドにより下側の係合ガイド21内に再度復帰挿入され、通常の昇降作動姿勢に戻される。
尚、ここでシート復帰ガイド17について説明すると、このシート復帰ガイド17はアウターレール14内で図1〜図3で示すように、インナーレール16の上部に差込まれて接続している。これによりシート復帰ガイド17はシート2の巻き取り案内と繰り出し案内を行うと共に、図2に点線で示すように、支柱3のシートガイド11から巻き取り時に外れたシート2を、元の姿勢に復帰させて適正姿勢で繰り出すことができる。
このシート復帰ガイド17は合成樹脂材によって、インナーレール16と略同一の平断面形状に形成されている。即ち、シート復帰ガイド17は、係合突起10を収容する係合ガイド21と、係合突起10を外向きに付勢するスプリング28を取付ピン26に挿入した状態で収容させるインナー係止部22を形成している。
上記シート復帰ガイド17は既述のように、上記係合ガイド21の中途部に、外れたシート2を導入する上下方向の間隔を有してその上下で下向きの逆V字形、上向きのV字形に切欠形成した復帰溝31を設けている。
またシート復帰ガイド17のガイド本体の上部には、ガイド壁23を内向きに延長させて形成したシートストッパ片32を一体的に突設している。このシートストッパ片32は、シート2の巻き取りに誤動作があったときも接地部12の両側近傍に設置したストッパ33を接当させることができ、これによりシート2の接当位置以上の上昇を規制して接地部12の巻き込みを防止することができる。
次に、図4〜図5を参照しシャッタ用シート端部のガイド構造について説明する。このシート2は、その幕体部分である本体部2aの両端に、所定幅のベルト状(又は帯状)をなして弾性変形可能なプラスチック製の端部材2bが、ヒート溶着又は接着により接合されて取付けられている。
この例ではシート本体部2aの外端部正面と端部材2bの内端部背面が重ね合わされてヒート圧着されており、端部材2bの背面側には圧着接合時に本体部2aの端部を当接させて位置決めする上下方向の突条又は突起からなるゲージ部2cが形成されており、接合時の本体部2aと端部材2bとの正確な位置決めができる構造となっている。
また各端部材2bの外端部には、上下に線材状に連続する係合突起10が端部材2bと一体成形されている。そして、係合突起10はC形断面の係合ガイド21の左右方向に平行な前後壁間の中空部に上側又は下側から挿入され、開放端側の互に向き合う方向に鈎形に折曲した周壁のフック部21aに係止される。
上記係合突起10は図5に示すようにその断面が前後対称形に形成され、左右方向の中間位置にV字形の溝状の凹部10aが形成されるとともに、前左右には同一の単一円弧で且つ同一高さの円弧状の山形断面をなす凸部10bが前後に振分けて形成され、平面視で四葉クローバ形の断面に形成されている。
上記凸部10bの頂点は係合ガイド21内の平行な前後壁面に弾力的に左右の2点で押接されており、係合突起10は係合ガイド21の内部に左右動及び上下摺動移動自在に収容されている。
上記のように係合突起10はその前後において2個の凸部10bで係合ガイド21の前後内面に接触しているので、通常のシート昇降時においても円形断面のものに比して案内作動が安定するとともに摩耗も少なく、騒音の発生も抑制されるほか、風圧や通常物の接触等により斜め方向の過負荷が図5の矢印a方向にかかった時も、係合ガイド21の開放端側のフック部21aが矢印b方向に無理なく押し開かれて係合突起10が外れるという利点がある。
また係合ガイド21内での係合突起10の昇降スライドや左右振動時に滑りを良くするために、グリースやオイル等の潤滑剤を係合ガイド21内に供給する場合は、係合突起10の断面外周のV字形の溝状凹部10aが油溜りとなり、係合ガイド21に対する係合突起10の動きの潤滑を長期にわたって保持できる利点がある。
次に、図6〜図9を参照し接地部12の接地部構造の詳細について説明する。このシート2の接地部12は図6に示すように、幕体部分である本体部2aの下端側を一体的に延長して形成されるウェイト収納片2fを長さ中途部で折り返し、その端部側を本体部2aの接合位置2sにヒート圧着手段等で貼着することにより、後述するウェイト35とウェイトカバー36等からなるウェイトユニット37を、側方から収納できる袋状又はチューブ状のウェイト収納部38を形成している。またウェイト収納部38の外周は、耐摩耗性を有する保護カバー39によって下方から覆い、前記接合位置2sにその両端を貼着している。
上記ウェイトユニット37について図6,図7を参照し説明する。このウェイトユニット37のウェイト35は、鉄板を短冊形状に形成した所定数のプレート状の錘板41を、リベット又はボルト又は取付けピン等の連結具42を介し縦向き姿勢で板厚方向(前後方向)に、その左右両端側を複数枚順次重ね合せて鎖状に連結することにより、必要とされるウェイト重量と左右方向の通直性を保たせ、且つ接当体の凸凹と接当した時における上下方向の屈曲を自在とする帯状ウェイト体とし、該帯状ウェイト体を間口幅を有するウェイト収納部38内に収納可能な所定長さに形成している。
そして、このウェイト35は、隣接する互いの錘板41の重ね合わせ代を広く取ることにより、前後方向の曲げを規制する剛性と前後方向の撓みを少なくした通直性を維持しながら、上下方向の屈曲を自由にする一方向屈曲構造にする。この一方向屈曲構造とウェイトカバー構造によって間口略全幅で接当時緩衝作用を有する接地部構造を簡単且つ安価な構成によって製作することができるようにしている。
即ち、実施形態のウェイト35は、各錘板41を縦45ミリ、長さ195ミリ、板厚1.5ミリ程度にした短冊形状とし、4隅のコーナー部に屈曲時にコーナー接当を回避する円弧部41aを設けている。また各錘板41は、板の縦横中央位置に2個の直径略5ミリ程度の連結孔41bを100ミリ程度の連結間隔を有して穿設したシンプルな形状にしている。これにより錘板41は、市販されている定型鉄板を敢えて用いることなく、日常的に切断やプレス等の加工場で生ずる端材を無駄に廃棄することなく利用し、これを単に打ち抜き加工をするだけで簡単且つ安価に製作することができる。尚、錘板41は、任意な板厚の端材によっても重ね枚数の調整によって所定重量のウェイト35を製作することができる。また連結具42は、リベット止め工法にすると、ウェイト35を能率よく低コストに製作することができる。
そして、図6に示すウェイト収納部38内に挿入するウェイト35は、例えば間口が900ミリ型のシートシャッタ1のシート2であるところ、その左右長さを695ミリ程度に設定しており、これに必要とする長さ方向の錘板41の連結枚数を6枚とし、100ミリ程度の連結間隔を有して重ねて連結している。そして、図6,図7に示すように、連結孔41bに連結具(リベット)42を挿入して連結した各隣接錘板41は、板厚方向の内方に位置する中側錘板(中列錘板)41に対し連結具42によって連結される外方左右の外側錘板(前列錘板)41をできるだけ近接させて連結している。
これにより各隣接する錘板41は、十分に重ね合わせて広い面積を確保して連結するため、ウェイト長さ当たりの錘板41の枚数を多くでき、シート2に必要とされる接地部12のウェイト重量を効率よく高めることができる。そして、短冊形状の錘板41を100ミリ程度の連結間隔を有して製作するウェイト35は、前後方向の撓み変形を十分な重合面積を有して僅少にするため、上下方向の屈曲性を高めながら前後方向の撓みが少ない通直性に優れた接地部12を構成できる。
さらに、上記のように連結する錘板41は、図6(b),図7(b),(d),(e),図8(a)〜(d)に示すような組み合わせにより、間口の異なる各シートシャッタ1に必要とされるシート2のウェイト長さと重量を、ウェイト製作上の標準化を図りながら簡単且つ低コストに生産することができる。そして、生産工場から出荷され現地に設置されたシートシャッタ1に対し、ユーザー側が行う接地部12のメンテナンス作業も行い易くする。
例えば、間口が約900ミリ程度の標準型のシートシャッタ1用のシート2に必要とされるウェイト重量は6kg程度であるところ、その半分の3kg程度の重量となるように所定枚数の錘板41を長さ及び板厚方向(前後方向)に重ねて連結した帯状ウェイト体からなる単体ウェイト35を製作し、該単体ウェイト35を2体(本)並べて組み付けることにより、所定の6kg重量になるようにしている。
上記単体ウェイト35の構造は、図6,図7,図8(a)に示すように、2枚の錘板41を縦向きで板厚方向に重ねた前列錘板41fと後列錘板41rとの間に、4枚の錘板41を重ねて形成される中列錘板41nを介装し前後方向に重ねた状態で、重なる各連結孔41bに連結具(リベット)42を貫いて挿入し、8枚分の錘板41を前後方向に重ね且つウェイト長さ方向に連結締着し前中後列型の帯状ウェイト体として構成している。
次いで、単体のユニット状に構成される2体のウェイト35は、同方向又は逆向き姿勢で前後に並べた状態で、ウェイトカバー36によって外周を覆うことにより、所定重量6kg程度の標準型のウェイトユニット37を構成する。従って、上記のように必要重量(6kg程度)を複数分割(例えば2分割)してなる分割重量(例えば3kg程度)の単体ウェイト35は、錘板41の重ね組み付け数を分割しない場合の数分の1にすることができる。そして、リベット挿入作業や締着作業も簡単且つ容易にでき、生産能率を上げると共に軽量な単体ウェイト部品としてウェイトカバー36内への組み付け及びウェイトユニット37の取り扱い性も向上する等の利点がある。
次に、図6,図7を参照しウェイトカバー36とウェイトユニット37について説明する。ウェイトカバー36は、2体のウェイト35を下方から包むように覆う長さと幅を有するスポンジシート等からなるクッション部材36aと、該クッション部材36aを内面で貼着すると共に、接着剤が塗布された貼付面部(接着代)36bを有して形成されるビニール膜体等からなる外皮部材36c等によって構成している。
これによりウェイトカバー36は、図7(d)に示すように2体の単体ウェイト35を下方から包むように覆った状態で、矢印で示すように貼付面部36bを外皮部材36cに押し付けると、2体のウェイト35を近接させた安定姿勢で固定することができ、ウェイトユニット37の製作作業を能率よく簡単に行うことができる。
次いで、上記のように構成されたウェイトユニット37は、シート2の下部にウェイト収納片2fによって形成されるウェイト収納部38内に、左右の一側から順次差し込むことができ、左右のウェイト位置決め構造によって適正位置において速やか且つ確実に位置決め保持することができる。また既設のシートシャッタ1の接地部12に対し、現地でユーザー側が適宜行う各種の仕様変更やメンテナンス作業をウェイトユニット37の構造を介して行い易くすることができる。
即ち、このための接地部構造は、ウェイト35を可撓性とクッション性を有して筒状に包むウェイトカバー36の長さを、ウェイト長さの左右にウェイト35の左右方向の移動を規制する移動規制代Xを有する移動規制部36eを設けている。またウェイト収納部38は、ウェイトユニット37を収納した状態で開口する袋部の両端を、それぞれ閉じ具46によって開閉自在に閉鎖できる構成にしている。(図6)
この閉じ具46は、ウェイト収納部38の袋状両端の前後縁に沿って縦向きに接当させる長い閉じ片46aと、該前後の閉じ片46aに穿設されるボルト孔とウェイト収納部38の両端に穿設される上下の取付孔とに挿入自在なボルト46bと、そのナット46c等からなる。これにより閉じ具46は図6(b)に示すように、ウェイトユニット37を収納したウェイト収納部38の両端において、保護カバー39の前後に前後の閉じ片46aを接当させ、これらにボルト46を前後方向に挿入してナット46cを締着する。
これによりウェイト収納部38は、閉じ具46によって左右端を上下方向に閉鎖して虫類の内部侵入を防止する。このとき閉じ具46は、ウェイト収納部38の両端を縦向きに狭窄した状態で閉じると共に、ウェイトカバー36の移動規制部36eを狭窄しウェイト35の両端の縦向き錘板41を挟持状に接当支持する。このためウェイト35は、ウェイト収納部38内で縦向きの起立姿勢に保持されると共に、狭窄状のウェイトカバー36の左右端に接当して左右方向の移動が規制される。またウェイトカバー36の移動規制部36eは、ウェイト35の左右端に位置する錘板41の端部とシート2のウェイト収納片2fとの直接的な接触を防止するため、接地部12の耐久性を向上させる等の特徴がある。
そして、この接地部構造は、板厚方向に連結された複数の錘板41によって帯状ウェイト体になるウェイト35が方形状断面になり、ウェイト接地面側になる底面が広い平坦底面になる。これにより接地時において接地部12は、帯状ウェイト体の平坦で広い底面と床面との間にクッション性を有するウェイトカバー36が平坦面になって介装すること、及び帯状ウェイト体の上下方向の屈曲性によって床面の形状に沿って倣い屈曲可動するため、接地部重量や下降時の下降慣性等の負荷を効率よく緩衝して、スムーズ且つ静かに接地すると共に接地部12の耐久性を高めることができる。
またウェイト35の底面は、ウェイトカバー36とウェイト収納部38を介し、保護カバー39を押し広げた状態にしながら床面に接触面積を広くした平坦状の接触をするので、気密性の高い接地を安定的に行うことができる。さらに、側面視で方形状の断面にすることができる帯体状のウェイト35は、クッション性を有するウェイトカバー36が上下方向の引っ張り力によって縦長楕円の筒形状になり、方形状断面の4隅のコーナー部がウェイトカバー36の内面に弾力的に4点接当した状態で姿勢保持される。
これにより接地部12は、シート2の開閉動作時に上下及び前後又は斜め方向から強い衝撃負荷を受けた場合に、ウェイト35はウェイトカバー36内での弾力的な支持構造によって衝撃負荷を効果的に緩衝しながら上下方向の屈曲動作をスムーズにする。また同時に接地している接地部12が風等により前後方向揺れを生じようとするとき、適正なウェイト重量と通直性によってシート2の大きな前後方向の撓みを抑制し、接地隙間(局部的隙間等)の発生を防止すると共に、ウェイトカバー36のクッション性によっても保護カバー39の床面との摺動移動を抑制低減するので、接地摺動による損耗を低減することができる。
尚、ウェイト35をウェイト収納部38内で、さらに確実に固定したい場合には、ウェイト35の両端に位置する錘板41の連結孔41bを利用すると、ウェイトユニット37をウェイト収納部38内に一体的な位置決め固定を簡単に行うことができる。このときは連結孔41bと、該連結孔41bに対向する保護カバー39からウェイトカバー36に差し込み孔をあけて、ボルト又は紐等の連結部材を一連に挿入した状態で締着すると、これらを介し確実に位置決め固定することができる。
この固定手段によれば、各種現場に既設のシートシャッタ1の接地部12に対しても、希望するユーザーが後付け作業によってメンテナス施工を簡単に行うことができ、ウェイトカバー36及びウェイト収納部38内でのウェイト35の僅少な位置ずれやがたつきをなくすことができる。またウェイト35は、その両端で連結部材とウェイトカバー36を介し各種カバーと共にウェイト収納部38に共締め状態で固定されるため、前後方向の撓みがより僅少化されて接地時における接地部12の前後方向の通直性を高める結果、前記局部的隙間の発生をより抑制することができる。
次に、以上のように構成される接地部12を備えるシートシャッタ1の使用態様及び作用等について説明する。このシートシャッタ1は、シート2の開閉作動を制御盤9に設置される操作スイッチ9aの手動操作指令、並びに通過体を検知する検知部9bの検知指令等に基づくモータ7の正逆回転制御によって行なう。このときシート2は、左右のシートガイド11に係合突起10を昇降スライド可能に係合させて収容しているため、シート両側の抜け止めによる横方向のシート張りを保持しながら、接地部12のウェイト重量と通直性を有して昇降作動するため間口の開閉をスムーズに行う。
一方、このようなシート2の開閉において接地部12は、シート2が高速度で行う上下作動と上昇停止並びに下降停止時等における振動、また床面に接当する際の接当衝撃を受けるとき、さらにシート外れを生じたときに、ウェイト収納部38内でウェイト35を左右方向に移動させたり前後方向に傾倒しようとする。
これに対し接地部12は、短冊形状の鉄板で形成した錘板41を縦向き姿勢で長さ方向及び板厚方向に所定枚数重ねリベット等の連結具42によって連結した帯状ウェイト体にしていること、及び該帯状ウェイト体をウェイトカバー36で覆い、ウェイト重量とウェイト長さとシート通直性を有し、シート2の下降時に接地部12が接当体と接当した際に上下方向に屈曲する緩衝構造を備えている。従って、接地部12が床面と接地した際にウェイトが前後方向の撓みを抑制しながら、ウェイトカバー36及びウェイト収納部38を介し、床面との気密を確実にすると共に局部的隙間の発生も防止する。また一方向屈曲自在なシートシャッタ用シートのウェイト35を簡潔で安価な構成によって能率よく製作できる利点がある。
一方、この接地部構造を備えたシートシャッタ1は、長期の使用において接地部12が、例えば風圧の変動による床面との摺動接触や鋭利な器物等との接当等により、保護カバー39が損耗し次いでウェイト収納片2fが損耗し、さらにウェイト収納部38が損耗するような事態が生じた場合には、摺り切れた孔からウェイト35は露出するものの落下するまでには至らないため、従来の粒体袋ウェイトを内装した接地部のように破れ箇所から粒体を床面に飛散させないので、特に代替用の予備シート2を予め準備していなくても、暫定的な応急処置を一般的な当て布手段や括り付け手段によって速やかに行うことができ、食品や薬品等の工場を停止することなく生産を継続することができる。
次に、図8,図9を参照し接地部構造及びウェイトユニット37等の各種実施形態について説明する。尚、前記実施形態のものと同様な構成及び作用については同一符号を付して説明を省略する。また表記する各数値は参考値である。先ず、図8は間口幅の異なる各種シートシャッタ1が備えるシート2に設けられる接地部12の側面図を示している。
そして、図8(a)は、前記第1実施形態の接地部構造に関わるウェイトユニット37のウェイト構造であり、例えば間口2000ミリ、ウェイト重量7.5kg、接地部厚さ32ミリであり、錘板2枚重ねの前列錘板41fと後列錘板41rと、両者間に錘板4枚重ねで介装する中列錘板41nとからなる。これによる帯状ウェイト体は、板厚方向に錘板41を8枚重ねにした標準重ね枚数の標準単体ウェイト35として、前記態様によって1体を並べた例を示す。
同図(b)は、第2実施形態に関わるウェイト構造を示し、例えば間口3000ミリ、ウェイト重量9kg、接地部厚さ28ミリであり、各錘板1枚の前列錘板41fと後列錘板41rと、両者間に錘板2枚重ねで介装する中列錘板41nとからなる。これによる帯状ウェイト体は、板厚方向に錘板41を4枚重ねにした標準重ね枚数の2分の1型単体ウェイト35として、前記態様によって1体を並べた例を示す。
同図(c)は、第3実施形態に関わるウェイト構造を示し、例えば間口1500ミリ、ウェイト重量8kg、接地部厚さ40ミリであり、これによる帯状ウェイト体は、板厚方向に錘板41を8枚重ねにした標準単体ウェイト35と、前記2分の1型単体ウェイト35の2体を並べた例を示す。
同図(d)は、第3実施形態に関わるウェイト構造を示し、例えば間口900ミリ、ウェイト重量5kg、接地部厚さ48ミリであり、これによる帯状ウェイト体は、板厚方向に錘板41を8枚重ねにした標準単体ウェイト35を2体並べた例を示す。
このように、間口の異なる各シートシャッタ1毎に必要とされる接地部12のウェイトを、必要ウェイト重量を複数に分割した所定分割重量の複数の帯状ウェイト体を板厚方向に並べて構成することにより、複数の帯状ウェイト体を選択組み合わせをして並べるだけで接地部12に簡単に設けることができると共に、ウェイト製作上の重量と長さ等標準化を図りながら簡単且つ低コストに生産することができる。
即ち、各シートシャッタ1の形態に必要とされるウェイト重量を、例えば8枚重ねを標準単体ウェイト35とし、且つ4枚重ねを1/2型の単体ウェイト35として複数の単体ウェイトを準備し易くできるため、両者の各種組み合わせや配置を選択し易くすることができ、生産の効率化と低コスト化を図ることができる。
また錘板41を縦向きに重ねて前後方向に増設することが容易にできるため、ウェイト35の屈曲方向の緩衝性を妨げることなくウェイトの大重量化をすることができる。さらに、例えば図8(d)に示すように錘板41の枚数を多くする場合には、前後方向の接地幅(前後接地長)Yを簡単に大きくすることができると共に、気密性及び通直性をより高めることができる。
尚、上記図示例のウェイト構造において、重量を大きく変更することなく前後接地長Yを得たい場合には、ウェイト収納部38内でウェイト35の下部又は側部や中間部に可撓性を有する任意形状のスペーサを内部に介装することにより、接地部12の前後接地長Yを簡単に大きくすることができ接地気密性を任意に向上させることができる。また錘板41は、プラスッチック材による比重の小さい板部材にすることもでき、ウェイト35を重くし過ぎないで前後接地長Yを簡単に増やし、接地気密性を高めることができると共に、多様な帯状ウェイト体を製作することができる。
次に、図9を参照しウェイトユニット37の別実施形態について説明する。尚、前記実施形態のものと同様な構成及び作用については同一符号を付して説明を省略する。この接地部構造は、図6で示すものと同様なウェイト35を、略間口幅を有するクッション性を有するウェイトカバー36で筒状に覆ったウェイトユニット37を構成し、該ウェイトユニット37のウェイトカバー36の両端をウェイト収納部38の両端を閉じる閉じ具46によって取付け固定することにより、ウェイト35及びウェイトカバー36を筒袋状のウェイト収納部38内に左右方向の移動を規制して収納するようにしている。
つまり、上記閉じ具46はウェイト収納部38の両端を閉じるとき、ウェイトカバー36の両端を縦向き狭窄状に閉じて、ウェイトを左右方向の移動を規制しながら縦向き起立姿勢に安定的に姿勢保持することができ、帯状ウェイト体の前後方向の撓みを僅少にして通直性をより高めることができる。そして、シート2をウェイト重量と通直性によって伸展させ、接地部12と接地時の床面との気密性の高い接地を確実にする等の特徴がある。
一方、この接地部構造を備えるシートシャッタ1は、前記したように接地部12の損傷を生じた場合には、その応急処置を一般的な当て布手段や括り付け手段によって行うとき、ウェイト収納部38の下方から紐類を通し上方において、左右が支持されているウェイトカバー36に安定よく括り付けることができるので、応急処置後も気密性及び緩衝性を損なうことのない接地を行うことができる。従って、このシートシャッタ用シートの接地部構造は、食品や薬品並びに化学工場等に好適に用いることができる等の利点がある。
1 シートシャッタ
2 シート
2a シート本体
2b 端部材
3 支柱
11 シートガイド
12 接地部
35 ウェイト
36 ウェイトカバー
37 ウェイトユニット
38 ウェイト収納部
41 錘板
41b 連結孔
41f 前列錘板
41n 中列錘板
41r 後列錘板
42 連結具
46 閉じ具

Claims (5)

  1. 左右のシートガイド(11)に両端を支持し昇降動作を案内させるシート(2)の下端に、左右方向のウェイト収納部(38)に沿ってウェイト(35)を収納し、シート(2)を伸展させて接地する接地部(12)を設けたシートシャッタ用シートの接地部構造において、前記ウェイト(35)が、プレート状の錘板(41)を、縦向き姿勢で板厚方向に所定枚数重ねてリベット又はボルト等の連結具(42)によって左右方向に順次連結することにより、必要とされるウェイト重量とウェイト長さ及び左右方向の通直性を付与し、シート(2)の下降時に接地部(12)が下部の凹凸に接当した際に上下方向に屈曲可能な帯状ウェイト体として構成されるシートシャッタ用シートの接地部構造。
  2. 前記ウェイト(35)を、平面視で帯状ウェイト体の前列側と後列側に、複数枚の錘板(41)を縦向き姿勢で板厚方向に且つ左右方向に端部側同士を重ねて形成される前列錘板(41f)と後列錘板(41r)を配し、該前列錘板(41f)と後列錘板(41r)との間に、帯状ウェイト体の中列側で複数枚の錘板(41)を縦向き姿勢で板厚方向に且つ左右方向に端部側同士を重ねて形成される中列錘板(41n)を介装し、互いに重なり合う部分に穿設された連結孔(41b)に連結具(42)を挿入して前列・中列・後列で重ね合わされたタイプの帯状ウェイト体として構成する請求項1に記載のシートシャッタ用シートの接地部構造。
  3. 前記ウェイト(35)を、必要とされるウェイト重量を分割した所定分割重量を有する複数の帯状ウェイト体を板厚方向に並べて配置構成する請求項1又は2に記載のシートシャッタ用シートの接地部構造。
  4. 前記ウェイト(35)を、クッション性を有するウェイトカバー(36)で筒状に覆うことによりウェイトユニット(37)を構成し、該ウェイトユニット(37)を筒袋状のウェイト収納部(38)内に左右方向の移動を規制して収納する請求項1又は2又は3に記載のシートシャッタ用シートの接地部構造。
  5. 前記ウェイトユニット(37)をウェイト収納部(38)に収納した状態で、ウェイト(35)を覆う筒状のウェイトカバー(36)の両端を、ウェイト収納部(38)の両端を閉じる閉じ具(46)によって取付け固定する請求項4に記載のシートシャッタ用シートの接地部構造。
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