JP6068940B2 - シートシャッター - Google Patents
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Description
従来、シートシャッターのボトムウェイトとしては、建物開口部の幅方向全体に延びる長尺状の鉄棒等が用いられている。しかしながら、このような長尺状のボトムウェイトは、自重によって長さ方向中央部の下方への撓みが大きくなり、シートの幅方向中央部位が下方に垂れ下がり易いという不具合がある。
しかしながら、シートの幅方向端部にのみボトムウェイトを設けると、シートの幅方向両端部にのみ重量が加わるため、シートに皺(正面視「ハの字」状の皺)が生じ得ることがわかった。かかる皺は殆ど目立たないものでありシートの外観を損ねるものではないが、シャッターの設置場所等によっては、皺が生じることを可及的に防止することが望ましい。
ここで、図11に示すようなシートが、強風によってガイドレールから抜け出すと、軽量のウレタンパイプ12´のみが設けられたシート下端の中央部位と、ボトムウェイト9´により重量がある両端部位とが、ばらばらにばたつくことで、両端部位が暴れやすく、シート端部離脱後のシート復帰動作(シャッターカーテンを全開位置まで上昇させる)に支障が出るおそれがある。
左右のボトムウェイト9´は、金属小球を詰めた布袋から形成されるが、シートが吊られた状態では金属小球が布袋内で横方向に広がることで、布袋が潰れて側面視において丸い形状となる。布袋が丸い形状となることで、端部シート2も側面視において丸みを帯びるため(図12(B))、平面視において端部シート2がガイドレール40に対して斜めに引き出され(図13(A)下図)、シャッター開閉時におけるガイド要素3とガイドレール40との摩擦が大きくなる。さらに、端部シートも側面視において丸みを帯びるため、閉動作時に端部シートがガイドレール40の上端40Aに引っ掛かったり、ガイドレール40上方の開口Cから外れてしまうおそれがある(図14)。
建物開口部の幅方向両端に立設したガイドレールと、
シャッターカーテンを形成するシートと、
前記シートの幅方向両端部に高さ方向に亘って設けられた複数のガイド要素と、
前記シートの下端に設けたボトムウェイトと、
を備えたシートシャッターにおいて、
前記ボトムウェイトは、前記シートの幅方向に延びる複数枚のボトムシートを、垂直姿勢で重ね合わせてなる積層体であり、各ボトムシートは、建物開口部の前後方向の撓みを許容する柔軟性を備えている、
シートシャッター、である。
ボトムシートの積層体は、当該積層体の建物開口部の前後方向の撓みを許容する柔軟性を備えており、風圧を受けた時のシャッターカーテンの膨らみに追従して良好に撓むことができる。また、ボトムシートの積層体は、シャッターカーテン全幅に亘って均等な荷重を提供するものでありながら、高さ方向には一定の強度があり、高さ方向の撓みが殆どないため、幅方向中央部位の下がりも生じ難い。
1つの態様では、ボトムシートは、アスファルトやゴムや樹脂を主材として形成された高比重(2〜4)の材料からなる。1つの態様では、アスファルトやゴムや樹脂に錘(金属粉、金属ワイヤ、金属球、金属片、金属シート)を混入ないし固定させることで、高比重のボトムシートを得る。
1つの態様では、前記シートは、メインシートと、メインシートの幅方向両端部に設けた端部シートと、からなり、前記ガイド要素は端部シートの縁部に設けてあり、メインシートの下端部位にボトムウェイトを内装する袋状部が形成されている。
1つの態様では、積層体の下方に別部材からなる緩衝材が設けられ、当該緩衝材は、例えば、袋状部の下面と、当該袋状部を覆うように設けた外側袋状部との間に位置して設けられる。
1つの態様では、金属粉は鉄粉である。
1つの態様では、金属粉混入可撓性板状体の比重は2〜4である。
1つの態様では、金属粉混入可撓性板状体の両面には繊維シートが貼着されている。
1つの態様では、前記中央シートは、錘混入の樹脂シートないしゴムシートであり、前記錘としては、金属(幅方向に延びる金属ワイヤ、金属球、金属片、金属シート等)が例示される。
1つの態様では、前記側方緩衝シートは、ゴム、樹脂、発泡剤(発泡ウレタンフォーム)等から形成される。
前記積層体の下端に、中央シートの下端を覆うように緩衝部を形成してもよい。例えば、緩衝用シートを下方で折り返して2つ折りにすることで、1枚のシートから、第1側の側方緩衝シート、第2側の側方緩衝シートを形成してもよく、この場合、下端の折り返し部が緩衝部となる。
ここで積層体において、重なり合う面同士は単に接触しており、積層体が建物開口部の前後方向に湾曲した時に、接触部位の摩擦力を超える力が作用すると、各ボトムシートが、それぞれのボトムシートに作用する力に応じて適宜湾曲することで、重なり合ったボトムシートは長さ方向に僅かに摺動しながらズレることができる。
1つの態様では、固定手段は、積層体を厚さ方向に貫通する軸部材(例えばボルト)である。
1つの態様では、前記シートに所定以上の負荷が作用したときに、シート端部及びガイド要素をガイドレールのガイド溝から離脱させるようになっており、前記ガイドレールの上方部位あるいは高さ方向中途部位には、ガイドレールから離脱したシート端部及びガイド要素をガイド溝内に復帰させるための開口が形成されている。
3 ガイド要素
40 ガイドレール
9 ボトムウェイト
90A〜90E、93、94、96、97 ボトムシート
91 固定手段
10 袋状部
Claims (5)
- 建物開口部の幅方向両端に立設したガイドレールと、
シャッターカーテンを形成するシートと、
前記シートの幅方向両端部に高さ方向に亘って設けられた複数のガイド要素と、
前記シートの下端に設けたボトムウェイトと、
を備えたシートシャッターにおいて、
前記ボトムウェイトは、前記シートの幅方向に延びる複数枚のボトムシートを、垂直姿勢で重ね合わせてなる積層体であり、各ボトムシートは、建物開口部の前後方向の撓みを許容する柔軟性を備えており、前記積層体は、各ボトムシートが湾曲することで、前記シートの膨らみに追従して撓むようになっている、
シートシャッター。 - 前記各ボトムシートは、アスファルト、ゴム、樹脂からなる群から選択された1つあるいは任意の組み合わせに金属粉を混入してなる可撓性板状体であり、当該可撓性板状体を重ね合わせて積層体が形成されている、請求項1に記載のシートシャッター。
- 前記積層体は、錘混入中央シートと、当該中央シートの両側にそれぞれ位置する1枚以上の側方緩衝シートと、から構成されている、請求項1に記載のシートシャッター。
- 前記積層体を形成する複数枚のボトムシートは、長さ方向両端部位において固定手段により一体化されている、請求項1〜3いずれか1項に記載のシートシャッター。
- 前記ガイドレールは建物開口部の前後方向に揺動可能となっており、シャッターカーテンを形成するシートが撓んだ時に当該シートの撓みに追従して揺動するようになっている、請求項1〜4いずれか1項に記載のシートシャッター。
Priority Applications (1)
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JP2012248911A JP6068940B2 (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | シートシャッター |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012248911A JP6068940B2 (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | シートシャッター |
Publications (2)
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JP2014098230A JP2014098230A (ja) | 2014-05-29 |
JP6068940B2 true JP6068940B2 (ja) | 2017-01-25 |
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Family Applications (1)
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JP2012248911A Active JP6068940B2 (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | シートシャッター |
Country Status (1)
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-
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