JP6453624B2 - シャッター用ガイドレールの構造 - Google Patents
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Description
本発明の請求項1記載のシャッター用ガイドレールの構造は、建物壁面に設けられた開口部15を開閉するシャッターカーテン11と、
前記シャッターカーテン11の開閉方向に沿うカーテン縁部29を内方に配置して前記開口部15の開口縁部31に固定される断面コ字状の一対のガイドレール17と、
前記シャッターカーテン11の開閉方向に沿って延在し前記カーテン縁部29に摺動自在に係合して前記シャッターカーテン11の開閉を案内するサイドガイド19と、
を具備し、
前記サイドガイド19は、前記シャッターカーテン11が外圧を受けることで前記ガイドレール17との間の隙間が変化するように構成されており、
前記サイドガイド19の延在方向に沿って帯状に形成されて前記サイドガイド19に固定され幅方向の一側縁部63が前記ガイドレール17の一方のコ字状開口片部35に固定されるとともに他側縁部65が前記ガイドレール17の他方のコ字状開口片部37に固定されるシート状のシール部材73を具備する。
前記シール部材73は、前記一側縁部と前記一方のコ字状開口片部との間、または前記他側縁部と前記他方のコ字状開口片部との間の少なくとも一方が、固定側シート部75と、分離側シート部77とによって分離可能に接合されていることを特徴とする。
なお、前記ガイドレール17とサイドガイド19との間には、一端が前記サイドガイド19に固定され他端が前記ガイドレール17を貫通して抜け止めボルト49が固定されることで開口部15側への抜けが規制されるパイプ軸21と、前記パイプ軸21に外挿されバネ一端59が前記ガイドレール17の開口部反対面に当接するとともにバネ他端61が前記抜け止めボルト49の頭部53に当接して前記サイドガイド19を前記ガイドレール17の内方に引き込む方向に付勢するバネ部材23と、を具備する構成としてもよく、このような構成とすることで、全閉状態のシャッターカーテン11が風圧等による外力を受けて撓むと、その撓み方向にガイドレール17がバネ部材23を圧縮しながら水平方向に首振り動作し、風圧等によるシャッターカーテン11の撓みに追従して、そして、サイドガイド19は、固定状態にあるガイドレール17に対して上記の首振り方向に変位することとなる。これにより、サイドガイド19に固定されているシール部材73(図7)は、一側縁部63及び他側縁部65が、ガイドレール17の一方のコ字状開口片部35と、他方のコ字状開口片部37に固定されているので、サイドガイド19がシャッターカーテン11の撓みに追従し、ガイドレール17との隙間が種々に変化しても、常に隙間を遮蔽しながら変形して、例えば冷気が、サイドガイド19とガイドレール17との間を通って、外部へ漏れる、或いは外部の暖気が侵入するのを避けたり抑制したりすることができる。 このシャッター用ガイドレールの構造では、シール部材73は、一側縁部63または他側縁部65と、コ字状開口片部35,37との間の少なくとも一方が、固定側シート部75と分離側シート部77とによって分離可能となる。固定側シート部75と分離側シート部77が分離されることで、シール部材73はガイドレール17との接続が解除され、サイドガイド19が容易にガイドレール17から取り外し可能となる。
前記シール部材25の前記一側縁部63及び前記他側縁部65が、前記ガイドレール17の前記一方のコ字状開口片部35及び前記他方のコ字状開口片部37を、開口部15側から覆って固定されることを特徴とする。
前記シール部材25の前記一側縁部63及び前記他側縁部65が、前記ガイドレール17の外側に配置される他部材(31,43)によって挟まれて固定されることを特徴とする。
前記シール部材73は、前記一側縁部63と前記一方のコ字状開口片部35との間、または前記他側縁部65と前記他方のコ字状開口片部37との間の少なくとも一方が、固定側シート部75と、分離側シート部77とが、面ファスナー79によって分離可能に接合されていることを特徴とする。
また、シール部材が分離可能な構造となることで、シャッターカーテンやサイドガイド等のメンテナンス性を向上させることができる。
図1は本発明の実施形態に係るシャッター用ガイドレールの構造を備えるシャッターの外観斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB−B断面図、図4はシャッター用ガイドレールの構造の分解平面図である。
本実施形態に係るシャッター用ガイドレールの構造は、シャッターカーテンであるシートカーテン11を開閉するシートシャッター装置13に適用する場合を例に説明する。この他、シャッター用ガイドレールの構造は、スラットカーテンを開閉するシャッターに適用することもできる。また、本実施形態では、シャッター用ガイドレールの構造が冷凍庫の開口部15に適用される場合を例に説明する。この他、シャッター用ガイドレールの構造は、建築物の出入口や窓等の開口部に適用が可能となる。さらに、シャッター用ガイドレールの構造は、本実施形態において、開閉方向を上下方向として説明するが、横引きシャッターに適用される場合は、開閉方向が水平方向であってもよい。
図5はシャッター用ガイドレールの構造の組立過程の分解平面図である。
シャッター用ガイドレールの構造では、組立に際し、先ず、取付ブラケット45に両面テープを貼り付け、取付ブラケット45のスタッドボルト47を、シール部材25の挿通穴67に挿通して、サイドガイド19とシール部材25とを固定する。シール部材25を貫通したスタッドボルト47には、平座金56を通した後、パイプ軸21を螺着する。
図6はシャッター用ガイドレールの構造の動作説明図である。
本実施形態に係るシャッター用ガイドレールの構造では、全閉状態のシートカーテン11が風圧等による一次元方向、二次元方向、三次元方向の少なくとも1つの方向からの外力を受けることで撓む。その撓み方向にガイドレール17は、開閉時位置69から揺動時位置71まで、揺動角θで揺動する。すなわち、サイドガイド19は、バネ部材23を圧縮しながら水平方向に首振り動作し、風圧等によるシートカーテン11の撓みに追従する。
図7は変形例に係るシャッター用ガイドレールの構造の断面図、図8は変形例に係るシャッター用ガイドレールの構造のメンテナンス時の分解平面図である。
この変形例に係るシャッター用ガイドレールの構造は、シール部材73は、一側縁部63と一方のコ字状開口片部35との間、または他側縁部65と他方のコ字状開口片部37との間の少なくとも一方が、固定側シート部75と、分離側シート部77とによって分離可能に接合されている。分離可能な接合構造は、例えば面ファスナー79や剥離可能な粘着シートなどを用いて実現することができる。
15…開口部
17…ガイドレール
19…サイドガイド
25…シール部材
29…カーテン縁部
31…他部材(開口縁部)
35…コ字状開口片部(一方のコ字状開口片部)
37…コ字状開口片部(他方のコ字状開口片部)
43…他部材(レールカバー)
63…一側縁部
65…他側縁部
75…固定側シート部
77…分離側シート部
Claims (5)
- 建物壁面に設けられた開口部を開閉するシャッターカーテンと、
前記シャッターカーテンの開閉方向に沿うカーテン縁部を内方に配置して前記開口部の開口縁部に固定される断面コ字状の一対のガイドレールと、
前記シャッターカーテンの開閉方向に沿って延在し前記カーテン縁部に摺動自在に係合して前記シャッターカーテンの開閉を案内するサイドガイドと、
を具備し、
前記サイドガイドは、前記シャッターカーテンが外圧を受けることで前記ガイドレールとの間の隙間が変化するように構成されており、
前記サイドガイドの延在方向に沿って帯状に形成されて前記サイドガイドに固定され幅方向の一側縁部が前記ガイドレールの一方のコ字状開口片部に固定されるとともに他側縁部が前記ガイドレールの他方のコ字状開口片部に固定されるシート状のシール部材を具備し、
前記シール部材は、前記一側縁部と前記一方のコ字状開口片部との間、または前記他側縁部と前記他方のコ字状開口片部との間の少なくとも一方が、固定側シート部と、分離側シート部とによって分離可能に接合されていることを特徴とするシャッター用ガイドレールの構造。 - 請求項1記載のシャッター用ガイドレールの構造であって、
前記シール部材の前記一側縁部及び前記他側縁部が、前記ガイドレールの前記一方のコ字状開口片部及び前記他方のコ字状開口片部を、開口部側から覆って固定されることを特徴とするシャッター用ガイドレールの構造。 - 請求項2記載のシャッター用ガイドレールの構造であって、
前記シール部材の前記一側縁部及び前記他側縁部が、前記ガイドレールの外側に配置される他部材によって挟まれて固定されることを特徴とするシャッター用ガイドレールの構造。 - 請求項3記載のシャッター用ガイドレールの構造であって、
前記他部材との挟持部分において、前記シール部材の前記一側縁部及び前記他側縁部と、前記ガイドレールとが接着剤によって固定されることを特徴とするシャッター用ガイドレールの構造。 - 請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載のシャッター用ガイドレールの構造であって、
前記シール部材は、前記一側縁部と前記一方のコ字状開口片部との間、または前記他側縁部と前記他方のコ字状開口片部との間の少なくとも一方が、固定側シート部と、分離側シート部とが、面ファスナーによって分離可能に接合されていることを特徴とするシャッター用ガイドレールの構造。
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