JP6190161B2 - 開口部の防水装置 - Google Patents

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本発明は、開口部の防水装置に関する。
従来、開閉体によって開閉される開口部からの浸水を抑制する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、シャッタの裏面には屈曲自在な防水シートが設けられていると共に、防水シートと対向するようにしてガイド部材にはシール部材が設けられ、シャッタに浸水しようとする氾濫水等の水圧がシャッタの表面に作用すると、防水シートがシール材に圧接されるようになっている、浸水防止機能を備えたシャッタ装置の技術が開示されている。
特許第4459740号公報
防水装置を設置する際の作業性を向上できることが望まれている。例えば、構造物に対してシートを容易に固定できることが好ましい。また、例えば、シートを設置するときのシワやたるみの発生を抑制できることが好ましい。
本発明の目的は、設置する際の作業性を向上できる開口部の防水装置を提供することである。
本発明の開口部の防水装置は、構造物の開口部を開閉する開閉体に対して屋外側に設置されて前記開口部を閉塞するシートと、前記シートの幅方向端部の一辺に予め固定されており、前記一辺を保持する保持部材と、前記開口部の幅方向の端部に位置する柱状の支持部材に対して、前記支持部材の長手方向に延在する状態で前記保持部材を固定する固定手段と、を備え、前記保持部材は、前記固定手段によって、前記支持部材における前記開口部側と反対側の面に対して固定されることを特徴とする。
上記開口部の防水装置では、シートの幅方向端部の一辺に予め固定されており、一辺を保持する保持部材と、柱状の支持部材に対して保持部材を固定する固定手段とを備えるため、設置する際の作業性を向上できる。
上記開口部の防水装置において、前記固定手段は、前記反対側の面に前記支持部材の長手方向に沿って配置された突起部と、前記保持部材に設けられ、前記突起部と係合する係合部とを有し、前記係合部が前記突起部と係合することにより、前記保持部材が前記支持部材に対して固定されることが好ましい。
上記開口部の防水装置では、支持部材に対して容易に保持部材を固定することができ、設置する際の作業性を向上できる。
上記開口部の防水装置において、前記第二平板部が、前記第一平板部よりも前記開口部側と反対側に位置することが好ましい。
本発明に係る開口部の防水装置によれば、設置する際の作業性を向上できるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る開口部の防水装置の平面図である。 図2は、実施形態に係る開口部の防水装置のサイドガイドの固定方法を示す図である。 図3は、方立に固定されたサイドガイドおよびシートを示す図である。 図4は、実施形態に係る開口部の防水装置の要部を示す拡大図である。 図5は、実施形態の第1変形例に係るシートおよびサイドガイドを示す平面図である。 図6は、実施形態の第2変形例に係るサイドガイドを示す平面図である。 図7は、実施形態の第3変形例に係るサイドガイドの第一構成部材を示す斜視図である。 図8は、実施形態の第4変形例に係るシートおよびサイドガイドを示す平面図である。 図9は、実施形態の第5変形例に係る固定手段の説明図である。 図10は、実施形態の第6変形例に係るサイドガイドを示す斜視図である。
以下に、本発明の実施形態に係る開口部の防水装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図4を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、開口部の防水装置に関する。図1は、本発明の実施形態に係る開口部の防水装置の平面図、図2は、実施形態に係る開口部の防水装置のサイドガイドの固定方法を示す図、図3は、方立に固定されたサイドガイドおよびシートを示す図、図4は、実施形態に係る開口部の防水装置の要部を示す拡大図である。
図1には、実施形態に係る開口部の防水装置1−1を鉛直方向の上方から見た図が示されている。本実施形態に係る開口部の防水装置1−1は、シート10と、サイドガイド5とを含んで構成されている。また、開口部の防水装置1−1は、図2に示す固定手段20を含んで構成されている。開口部の防水装置1−1は、更に方立2を含んで構成されてもよい。
図1に戻り、本実施形態の構造物1は、店舗であり、開口部6は店舗の出入口である。店舗のフロント部分は板状のガラス3によって屋内と屋外とが仕切られている。方立2は、ガラス3を支持する枠部としての機能を有しており、ガラス3の縁部が方立2に嵌め込まれている。ガラス3の下部の縁部は、図2に示す下部支持部材8に嵌め込まれている。下部支持部材8は、開口部6の幅方向に延在する断面矩形の部材である。方立2は、開口部6の幅方向の両端部にそれぞれ設けられた柱状の支持部材であり、鉛直方向に延在している。方立2は、床面7から、少なくとも開閉体4におけるシート10によって覆われる領域の上端位置まで設けられている。
本実施形態に係る構造物1では、一対の方立2によって開口部6の幅方向の端部が形成されている。方立2は、断面矩形の部材であり、開口部6の幅方向と平行な2つの平面と、幅方向と直交する2つの平面とを有する。方立2は、例えば、アルミ等の金属材料で構成されている。
図1に示す本実施形態の開閉体4は、両開きのスライド式の自動ドアである。開閉体4は、2枚のドア41,42を有する。ドア41,42は、それぞれドア枠41a,42aと、ガラス41b,42bとを有する。ガラス41b,42bは、ドア枠41a,42aによって支持されている。ドア41,42は、方立2に対して屋内側に配置されている。開閉体4は、図示しないモータ等の動力によってドア41,42を幅方向に移動させることで開口部6を開放あるいは閉塞する。
シート10は、構造物1の開口部6を開閉する開閉体4に対して屋外側に設置されて開口部6の下端側の領域を閉塞する。本実施形態に係るシート10の形状は、矩形である。シート10は、遮水性を有しており、開口部の防水シートとして機能する。また、シート10は、可撓性を有しており、伸縮可能であってもよい。シート10の素材は、例えば、樹脂、ゴム、表面を樹脂などでコーティングした布等である。シート10は、水圧による開閉体4の変形に追従できる素材で構成されることが好ましい。
シート10の幅は、開口部6の幅よりも大きい。シート10は、開閉体4の鉛直方向下端側の部分と、構造物1における開閉体4に隣接する部分とを一体に覆う。本実施形態に係るシート10は、図1、図3および図4に示すように、サイドガイド5を介して方立2に対して固定された状態で、開閉体4と、方立2と、床面7とを一体に覆う。つまり、後述する固定手段20は、シート10が開閉体4と、方立2と、床面7とを一体に覆う位置でサイドガイド5を方立2に対して固定する。これにより、シート10は、開閉体4と方立2との隙間や開閉体4と床面7との隙間、ドア41とドア42との隙間を介して屋内に水が浸入することを抑制することができる。
サイドガイド5は、シート10の幅方向端部の一辺に予め固定されており、当該一辺を保持する保持部材である。本実施形態では、シート10の幅方向の両端にそれぞれサイドガイド5が固定されている。サイドガイド5は、例えばアルミ等の金属材料あるいは樹脂材料等で構成されている。図2に示すように、サイドガイド5は、第一構成部材51と、第二構成部材52とを有する。第一構成部材51は、直角に屈曲した断面L字形状の部材である。第一構成部材51は、屈曲部を挟んで一方側に位置する第一平板部51aと、他方側に位置する第二平板部51bとを有する。第二構成部材52は、平板状の部材である。第二構成部材52は、第一構成部材51の第二平板部51bと幅および長さが等しい。
第二平板部51bと第二構成部材52との間にシート10の一辺を挟み込んだ状態で、第二平板部51bと第二構成部材52とがビス等の締結部材23によって締結されている。これにより、サイドガイド5は、シート10の一辺を保持してシート10にたるみやシワが発生することを抑制している。
固定手段20は、開口部6の幅方向の端部に位置する柱状の支持部材に対して、支持部材の長手方向に延在する状態で保持部材を固定する。本実施形態では、方立2が支持部材、サイドガイド5が保持部材である。固定手段20は、図3に示すように、方立2の長手方向に延在する状態でサイドガイド5を方立2に対して固定する。
本実施形態に係る固定手段20は、図2に示すように、方立2における開口部6側と反対側の面21に方立2の長手方向に沿って配置された複数の突起部22と、サイドガイド5に設けられ、突起部22と係合する複数の係合部53とを有する。係合部53が突起部22と係合することにより、サイドガイド5が方立2に対して固定される。よって、サイドガイド5を方立2に対して容易に固定することができるという利点がある。
サイドガイド5の第一平板部51aには、複数の係合部53が形成されている。係合部53は、第一平板部51aを貫通する貫通孔である。係合部53は、方立2に設けられた突起部22と係合する。突起部22は、方立2における開口部6側と反対側の面21に方立2の長手方向に沿って複数配置されている。突起部22は、フックとして機能するものであり、方立2から開口部6側と反対側に突出している。突起部22は、軸部22aと、円盤状の頭部22bを有する。軸部22aの一端は方立2に対して固定されており、他端は頭部22bに接続されている。頭部22bの外径は、軸部22aの外径よりも大きい。突起部22は、方立2の長手方向に等間隔で配置されている。
係合部53は、突起部22に対応して設けられており、第一平板部51aの長手方向に等間隔で配置されている。係合部53は、大径部53aと小径部53bとを有する。大径部53aは、突起部22の頭部22bを挿入可能な内径を有する円形の孔部である。小径部53bは、大径部53aに対して第一平板部51aの長手方向の一方側に形成されたスリット状のものであり、大径部53aと連通している。小径部53bの幅は、軸部22aの外径よりも大きく、かつ頭部22bの外径よりも小さい。つまり、頭部22bは、小径部53bを通過することができない。
図2に示すように、サイドガイド5は、大径部53aに対して小径部53bが上側に位置するようにして方立2に取り付けられる。各突起部22の頭部22bを各係合部53の大径部53aに挿入させ、サイドガイド5を下方にスライドさせることにより、軸部22aが小径部53bに挿入された状態となる。これにより、サイドガイド5が方立2の開口部6側と反対側の面21に対して固定される。重力により、軸部22aが小径部53bと係合した状態が維持され、突起部22が係合部53から抜けることが抑制される。このように、本実施形態に係る固定手段20は、突起部22が係合部53から抜けることを規制する規制機構を有している。
図3に示すように、サイドガイド5は、第一平板部51aが開口部6側と反対側の面21に当接し、第二平板部51bが方立2の正面24に当接するようにして方立2に固定される。シート10は、図3に示すように、下端部10aが床面7を覆う状態に設置される。サイドガイド5は、シート10の一辺における下端側の一部には設けられていない。つまり、シート10の下端部10aは、自在に屈曲することができる。固定手段20は、シート10の下端部10aが床面7を覆う位置でサイドガイド5を方立2に対して固定する。
屋外から水が寄せてくると、図4に示すように、水圧によってシート10が方立2や開閉体4に向けて押し付けられる。その際、シート10が方立2のコーナー部25に当接する。これにより、シート10は方立2および開閉体4に密着し、隙間を塞いで屋内側への水の浸入を抑制する。シート10は、方立2と開閉体4とを一体に覆い、開閉体4と方立2との隙間を閉塞する。また、シート10は、その他の隙間、例えばドア41とドア42との隙間を閉塞して屋内への水の浸入を抑制する。また、シート10は、水圧によって床面7に向けて押し付けられ、床面7と開閉体4とを一体に覆い、床面7および開閉体4に密着する。シート10は、床面7と開閉体4との隙間を閉塞し、屋内への水の浸入を抑制する。なお、シート10の下端部10a上に押圧部材を設置するようにしてもよい。押圧部材は、自重により下端部10aを床面7に向けて押圧する部材である。押圧部材がシート10の下端部10aを床面7に向けて押圧することで、シート10と床面7との間からの浸水をより確実に抑制することができる。押圧部材の形状は、例えば、平板形状とすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る開口部の防水装置1−1は、サイドガイド5がシート10に対して予め固定されており、サイドガイド5を固定手段20によって方立2に対して固定するだけでシート10を開口部6に容易に設置することができる。また、本実施形態では、方立2に設けられた突起部22に対してサイドガイド5の係合部53を係合させて引っかけることによりサイドガイド5を方立2に対して固定することができる。よって、設置作業が容易である。
また、本実施形態に係る開口部の防水装置1−1は、設置時にサイドガイド5を方立2に固定するものであるため、意匠性の低下を抑制できるという利点がある。例えば、サイドガイド5をシート10と着脱可能な別部材として常時方立2に対して固定しておく場合、構造物1のフロント部分の意匠性の低下を招く可能性がある。一例として、方立2における屋外側を向いた面、すなわち正面24にサイドガイド5を常に固定しておくことは、意匠性の観点からユーザーに受け入れられないことがある。
これに対して、本実施形態に係る開口部の防水装置1−1では、サイドガイド5が方立2に対して着脱可能であり、平常時はサイドガイド5を方立2に取り付けておく必要がない。よって、フロント部分の意匠性の低下を抑制することができる。また、突起部22は、方立2における開口部6側と反対側の面21に配置されており、サイドガイド5は、開口部6側と反対側の面21に対して固定される。突起部22が上記反対側の面21に配置されていることにより、通行者が開口部6を出入りする際に突起部22が目立たないため、フロント部分の意匠性の低下を招きにくいという利点がある。また、通行者が開口部6を出入りする際に突起部22が邪魔になりにくいという利点がある。
また、本実施形態に係る開口部の防水装置1−1では、サイドガイド5によってシート10の一辺が保持されているため、シート10にシワやたるみが生じにくいという利点がある。よって、シート10と方立2との密着性やシート10と開閉体4との密着性を高め、防水性能を向上させることができる。また、シート10がサイドガイド5を介して方立2に固定されることで、シート10の一部に力が集中することが抑制される。例えば、シート10に形成した孔にハトメ等を付けて直接突起部22に引っかけるようにして固定する場合、水圧が掛かるときにシート10の一部に応力集中が生じる可能性がある。これに対して、本実施形態では、サイドガイド5がシート10の一辺を保持していることにより、応力集中が抑制される。
開閉体4は、本実施形態で例示された自動ドアには限定されない。開閉体4は、例えば、開き戸や折れ戸、シャッターカーテン等であってもよい。また、自動で開閉されるものだけでなく、手動で開閉されるものであってもよい。また、開閉体4は、両開きに限らず、片開きのものであってもよい。
本実施形態の構造物1では、開口部6の幅方向の両端に支持部材としての方立2が配置されているが、これに限らず、開口部6の幅方向の一端にのみ方立2が配置されていてもよい。この場合、方立2が配置されている方の端部では、方立2における開口部6側と反対側の面21にサイドガイド5を固定するようにすればよい。方立2のような柱状の支持部材が設けられていない方の端部では、例えば、壁面等に設けた突起を利用してサイドガイド5を固定するようにしてもよい。
本実施形態では、構造物1が店舗であったが、これに限定されるものではなく、ギャラリー、展示室、美術館、事務所等の来客や観客が出入りするものであってもよいし、その他の構造物であってもよい。また、本実施形態では、開閉体4が屋内と屋外とを仕切るものであったが、これには限定されず、開閉体4は屋内側と屋外側とを仕切るものであってもよい。例えば、開閉体4は、建屋内における屋外側の通路と屋内側の室内とを仕切るものであってもよい。
本実施形態では、柱状の支持部材が断面矩形の方立2であったが、支持部材の形状はこれには限定されない。支持部材は、開口部6側と反対側の面21を有するものであればよい。上記反対側の面21は平面であることが好ましいが、凹凸を有していたり、湾曲していたりしてもよい。この場合、シートガイド5の形状を上記反対側の面21の形状に応じた形状とすることが好ましい。
[実施形態の第1変形例]
実施形態の第1変形例について説明する。図5は、実施形態の第1変形例に係るシートおよびサイドガイドを示す平面図である。サイドガイド5の第一構成部材55は、第一平板部55aと第二平板部55bとが直交する断面L字形状の部材である。第1変形例に係るサイドガイド5は、方立2に対して固定された状態で、第一構成部材55の第二平板部55bが第一平板部55aよりも開口部6側と反対側に位置する点が上記実施形態のサイドガイド5(図4参照)と異なる。第1変形例に係るサイドガイド5は、方立2に対して固定されたときに、方立2の正面24とシート10との間に第二平板部55bが挟まれない。よって、シート10が方立2の正面24に当接しつつ、方立2のコーナー部25から開口部6側、すなわち屋内側に折り曲げられる。従って、シート10と方立2との密着性を高め、屋内への浸水を効果的に抑制することができる。
また、第1変形例に係るシート10では、シート10の幅方向の端部縁部に芯部材11が配置されている。芯部材11は、断面円形の棒状の部材であり、その長さは、サイドガイド5の長さに対応している。芯部材11は、シート10のうちサイドガイド5が固定される範囲に配置されている。シート10の幅方向の端部は、折り返されて袋状に閉じられており、芯部材11はシート10の折り返し部分10bの内部に包まれている。
第1変形例に係るサイドガイド5は、両面接着テープTを介してシート10に対して固定されている。図5に示すように、シート10の端部の屋内側の面に第一構成部材55の第二平板部55bが、屋外側の面に第二構成部材52がそれぞれ両面接着テープTを介して貼着されている。両面接着テープTを介してサイドガイド5とシート10とが貼り付けられていることで、シート10における応力集中が抑制される。水圧によってシート10に対して矢印Y1方向の力が作用した場合に、シート10と両面接着テープTとの接着面全体でこの力を分散して受けることができるため、シート10の一部に応力集中が発生することが抑制される。
また、第1変形例に係るサイドガイド5では、第一構成部材55に対して第二構成部材52が開口部6側に向けて突出している。第二構成部材52の開口部6側の端部52aは、サイドガイド5が方立2に対して固定された状態で、方立2の正面24と対向するように、第一構成部材55よりも開口部6側に突出している。従って、端部52aは、方立2からシート10が浮き上がることを抑制し、シート10と方立2との密着性を高めることができる。なお、端部52a、すなわち第二構成部材52において第一構成部材55よりも開口部6側に突出した部分は、シート10に貼着されていなくてもよい。このようにすれば、端部52aはシート10の浮き上がりを抑制しつつ、水圧がかかった場合にはシート10が方立2に密着することを許容できるという利点がある。
[実施形態の第2変形例]
実施形態の第2変形例について説明する。図6は、実施形態の第2変形例に係るサイドガイド5を示す平面図である。サイドガイド5は、上記第1変形例のサイドガイド5と同様とすることができる。第一構成部材55および第二構成部材52は、それぞれ両面接着テープTを介してシート10に対して貼着されている。第2変形例に係るシート10は、芯部材11が設けられていない点、および折り返し部分10bが設けられていない点で上記第1変形例と異なる。
[実施形態の第3変形例]
実施形態の第3変形例について説明する。図7は、実施形態の第3変形例に係るサイドガイド5の第一構成部材51を示す斜視図である。図7に示す係合部54は、第一平板部51aに形成された切欠部である。第3変形例では、上記実施形態(図2参照)の係合部53に代えて、係合部54が固定手段20の構成要素となっている。
係合部54は、正面視(A方向視)における形状が略逆L字形状であり、第一スリット部54aと第二スリット部54bとを有する。第一スリット部54aは、スリット状であり、第一平板部51aにおける短手方向の端部から第二平板部51bに向けて短手方向に延在している。第二スリット部54bは、スリット状であり、第一スリット部54aの第二平板部51b側の端部から長手方向の一方に向けて延在している。第一スリット部54aの幅および第二スリット部54bの幅は、突起部22(図2参照)の軸部22aの外径よりも大きく、かつ頭部22bの外径より小さい。係合部54は、第一平板部51aに対して長手方向に複数配置されている。
サイドガイド5は、図7に示すように第二スリット部54bが第一スリット部54aに対して上側に位置する状態で方立2に取り付けられる。突起部22の軸部22aを第一スリット部54aを通過させて第二スリット部54bと係合させることで、サイドガイド5を方立2に対して固定することができる。重力によって、軸部22aが第二スリット部54bと係合した状態が維持され、突起部22が係合部54から抜けることが規制される。
[実施形態の第4変形例]
実施形態の第4変形例について説明する。図8は、実施形態の第4変形例に係るシートおよびサイドガイドを示す平面図である。サイドガイド5は、上記第2変形例のサイドガイド5と同様とすることができる。第4変形例に係るシート10は、第二構成部材52に対して巻き付けられている。シート10の幅方向の端部は、折り返されて袋状あるいは筒状に閉じられており、第二構成部材52はシート10の折り返し部分10bの内部に包まれている。第一構成部材55の第二平板部55bは、第二構成部材52と互いに対向するようにして、両面接着テープTを介してシート10の折り返し部分10bに貼着されている。
シート10に対して矢印Y1で示す幅方向の引っ張り力が作用すると、シート10がサイドガイド5と共にY1方向に移動する。すると、第一構成部材55が方立2に当接し、それ以上のシート10の幅方向の移動を規制する。サイドガイド5とシート10とが面接触するため、シート10の一部に応力が集中することが抑制される。例えば、シート10が締結部材23との接触部で支持される場合よりも、応力集中が緩和される。
[実施形態の第5変形例]
実施形態の第5変形例について説明する。図9は、実施形態の第5変形例に係る固定手段の説明図である。第5変形例に係る固定手段30は、磁力によって、サイドガイド5を方立2に対して固定する。第5変形例に係る固定手段30は、サイドガイド5の第一構成部材56と、固定部材9とを含んで構成されている。第一構成部材56の形状は、上記第2変形例の第一構成部材55と略同様とすることができる。ただし、第一構成部材56には、係合部53,54は不要である。本変形例の第一構成部材56は、第一平板部56aと第二平板部56bとを有し、少なくとも第一平板部56aが磁石で構成されている。
固定部材9は、方立2の内部に固定されており、磁石によって吸引される磁性体である。方立2は中空であり、固定部材9は、開口部6側と反対側の面21の内面側に配置されている。
サイドガイド5を方立2に対して固定する場合、第一平板部56aを開口部6側と反対側の面21に近づけることにより、第一平板部56aと固定部材9との間に磁力による吸引力が作用する。これにより、第一平板部56aが開口部6側と反対側の面21に固定される。なお、第一平板部56aが磁性体、固定部材9が磁石とされてもよく、第一平板部56aおよび固定部材9の両方が磁石とされてもよい。
なお、サイドガイド5を方立2に対して固定する固定手段は、上記実施形態や各変形例に例示したものには限定されない。例えば、両面テープや面ファスナーを介してサイドガイド5が方立2に対して固定されてもよい。
[実施形態の第6変形例]
実施形態の第6変形例について説明する。図10は、実施形態の第6変形例に係るサイドガイドを示す斜視図である。サイドガイド5の第一構成部材51は、上記実施形態のものと同様とすることができる。第二構成部材57は、平板状の部材であり、第一構成部材51に対して下方に延長した延長部59を有する。延長部59の長さLは、下部支持部材8の高さHに対応している。例えば、延長部59の長さLは、下部支持部材8の高さHと同一であってもよい。
第6変形例に係るサイドガイド5では、図10に示すように、方立2の下端部まで第二構成部材57が設けられている。これにより、シート10の下端部10aが床面7から離間することを抑制し、シート10の浮き上がりの発生等を抑制することができる。
上記の実施形態および各変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1−1 開口部の防水装置
1 構造物
2 方立(支持部材)
4 開閉体
5 サイドガイド(保持部材)
6 開口部
7 床面
10 シート
20,30 固定手段
21 開口部側と反対側の面

Claims (3)

  1. 構造物の開口部を開閉する開閉体に対して屋外側に設置されて前記開口部を閉塞するシートと、
    前記シートの幅方向端部の一辺に予め固定されており、前記一辺を保持する保持部材と、
    前記開口部の幅方向の端部に位置する柱状の支持部材に対して、前記支持部材の長手方向に延在する状態で前記保持部材を固定する固定手段と、
    を備え、前記保持部材は、前記固定手段によって、前記支持部材における前記開口部側と反対側の面に対して固定され
    前記保持部材は、前記支持部材に固定される第一平板部と、前記シートの一辺を保持する第二平板部とを有することを特徴とする開口部の防水装置。
  2. 前記固定手段は、前記反対側の面に前記支持部材の長手方向に沿って配置された突起部と、前記保持部材に設けられ、前記突起部と係合する係合部とを有し、
    前記係合部が前記突起部と係合することにより、前記保持部材が前記支持部材に対して固定される
    請求項1に記載の開口部の防水装置。
  3. 前記第二平板部が、前記第一平板部よりも前記開口部側と反対側に位置する
    請求項1または2に記載の開口部の防水装置。
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