JP2015048679A - 開閉体収容ケース - Google Patents
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Abstract
Description
当該ケースは、建物の開口部の上方に位置する躯体に取付けられ、前記開口部を開閉する開閉体としてのシャッターカーテンを巻き取るシャフトを回転可能に収容するとともに前記シャフトに巻き取られるシャッターカーテンを収容する収容空間を備える。
当該ケースとして、開口部の左右の端部の上方において躯体に取付けられるブラケットと呼ばれる左右の側板の間に複数の横桟を配置して各横桟の左右の両端をそれぞれ左右の側板に連結することでケースの骨組構成体(ケースの枠)を形成し、この各横桟の間を覆うようにケースカバーを取付けて構成されるケースが知られている。
当該ケースの場合、各横桟が左右の側板により支持された両持ち梁状態となるため、ケースの左右の長さが長くなるほどケースの左右間の中央部側が垂れ下がり易くなる。
そこで、当該ケースの左右間の中央部側の垂れ下がりを抑制するために、ケースの骨組構成体の上側において躯体側に設けられた後側横桟の左右間の中央部と躯体より離れた位置に設けられた前側横桟の左右間の中央部とを連結する補強材を設け、当該補強材とケースの骨組構成体の下側に設けられた横桟とを連結部材で連結した構成の垂れ下がり抑制手段を備えたケースが知られている(例えば特許文献1等参照)。
しかしながら、当該ケースの場合、骨組構成体の上側に設けられた補強体と骨組構成体の下側の横桟とを連結部材で連結する構成であり、シャフトに巻き取られたシャッターカーテンと前記連結部材とが接触しないようにするために、ケースが大型化してしまう懸念があった。
また、骨組構成体を構成する必要があるとともに、垂れ下がり抑制手段を構成する部品数が多くなるため、ケースの構成が複雑になる懸念があった。
本発明は、ケースの垂れ下がりを抑制できるとともに、簡単かつ小型化が可能なケースを提供することを目的とする。
また、前記垂れ下がり抑制手段は、一端側部材と、他端側部材と、これら一端側部材と他端側部材とを連結する連結手段とを備え、前記一端側部材は、前記取付部に取付けられる取付部位と、当該取付部に取付けられた取付部位より前記上板部の前方に近づく方向に延長する他端側部材連結部とを備え、前記他端側部材は、前記連結手段により前記一端側部材の前記他端側部材連結部と連結される一端側部材連結部と、当該一端側部材連結部より前記上板部の前方に近づく方向に延長して前記上板部の下面を支持するケースカバー支持部とを備えたことを特徴とする。
さらに、前記連結手段は、前記垂れ下がり抑制手段が前記取付部に取付けられた場合の前記取付部から前記他端側部材の他端までの長さを変更可能なように前記一端側部材の他端側部材連結部と前記他端側部材の一端側部材連結部とを連結する手段であることを特徴とする。
また、前記垂れ下がり抑制手段は、一端側部材と、他端側部材と、これら一端側部材と他端側部材とを連結する連結手段とを備えたので、ケースカバーの荷重による応力が最も加わる部材である一端側部材を剛性の高い金属板を用いて形成し、弾性変形させる他端側部材を一端側部材よりも剛性の低い板厚の薄い金属板を用いて形成することが可能となるので、垂れ下がり抑制手段を一枚の板材で形成する場合と比べて省コスト化が図れ、また、ケースカバーの上板部の下面と接触する他端側部材を形成する板材の厚さをケースカバーの上板部を形成する板材の厚さにあわせることができ、他端側部材がケースカバーの上板部を押圧して上板部の上面が隆起するようなことを防止できるようになる。
また、垂れ下がり抑制手段が取付部に取付けられた場合の取付部から他端側部材の他端までの長さを変更可能な連結手段を備えたので、ケースカバーの大きさに対応して躯体から他端側部材の他端までの長さを変更できるようになり、1つの垂れ下がり抑制手段で、様々の大きさのケースの垂れ下がり抑制に対応可能となる。
即ち、ケース2は、建物3に形成された開口部13の上方に設けられてシャッターカーテン4を収容する収容空間を備えた構成である。
回転作動機構は、手動式シャッター装置の場合は、シャフト6を巻き取り方向に回転させる図外のバネ及びバネに蓄えられた回転力をシャフト6に伝達するプーリーのような動力伝達手段などにより構成され、電動式シャッター装置の場合は、シャフト6を巻き取り方向及び繰り出し(巻き出し)方向に回転させる図外の電動機及び電動機の回転力をシャフト6に伝達する歯車伝達機構のような動力伝達手段などにより構成される。
スラット10は、複数のスラット部材10aにより形成される。スラット部材10aは、シャフト6の回転中心線6aに沿った方向に長い長尺部材により形成される。スラット10は、複数のスラット部材10aがスラット部材10aの長手方向(スラット部材10aの長辺に沿った方向)と直交する方向に連続するように、隣り合うスラット部材10a同士の長手方向の両端位置を揃えて長辺同士が図外の係合部によって互いに接続され、接続部分で折れ曲がり可能となった矩形板状に形成される。
水切11がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の一端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結され、吊元12がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結される。
水切11は、シャフト6の回転中心線6aに沿った方向に長い長尺部材により形成される。水切11は、長手方向(水切11の長辺に沿った方向)と直交する断面形状が逆T字形状の長尺部材により形成され、下端に位置する断面逆T字の横辺に相当する部分が水平部となる。水切11の長手方向の長さはスラット部材10aの長手方向の長さよりも短く、水切11の長手方向の中心位置とスラット部材10aの長手方向の中心位置とを揃えて水切11の逆T字の垂直部の長辺とスラット10の一端に位置されるスラット部材10aの長辺とが図外の係合部によって互いに接続される。
吊元12は、スラット10の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に沿って当該長辺に間欠的に設けられる連結板であり、後述するように建物3の開口部13の上方に位置する躯体に固定されたケース2におけるシャッターカーテン4の出口孔14(図2参照)を経由してシャフト6に連結される。
尚、ケース2を構成する各部材を説明するに際して、建物3の外壁に近づく方向を後方、建物3の外壁から建物3の外部に向けて離れる方向を前方と定義して説明する。
図1において、開口部13の横幅(間口)寸法は4m程度、開口部13の高さ寸法は2544mm程度であり、19はシャッター装置1の下枠である。
図1に示すように、ケース2は、前方から後方方向に下方方向から見上げた際に左側に位置する左側板21と、前方から後方方向に下方方向から見上げた際に右側に位置する右側板22と、ケースカバー23と、垂れ下がり抑制手段24とを備える。
右側板22は、開口部13の右端の上方に位置する躯体に取付けられる。
シャフト6の左端側が図外の軸受を介して左側板21に回転可能に支持され、シャフト6の右端側が図外の軸受を介して右側板22に回転可能に支持されることによって、シャフト6がシャフト6の回転中心線6aを回転中心として回転可能に構成され、シャフト6がシャッターカーテン4を巻き取る方向、及び、シャッターカーテン4を繰り出す方向(巻き出す方向)に回転するように構成される。
即ち、ケース2は、開口部13の左端の上方に位置する躯体に取付けられてシャフト6の左端側を回転可能に支持する構成部品である左側板21と、開口部13の右端の上方に位置する躯体に取付けられてシャフト6の右端側を回転可能に支持する構成部品である右側板22とを備える。
図1;2に示すように、ケースカバー23は、上枠31と、左カバー32と、右カバー33と、連結カバー34と、まぐさ35とを備える。
具体的には、一枚の長尺板の一方の長辺縁側と他方の長辺縁側とがほぼ同一方向に延長するように折曲されて上板部42と下板部43とが形成され、当該上板部42の板面と下板部43の板面とが互いに向かい合うように構成される。
換言すれば、一枚の板を断面凹状に形成して、凹の底板部を前板部41とし、凹の一方の立板部を上板部42とし、凹の他方の立板部を下板部43とした構成である。
尚、上板部42は、例えば、前側上板部42Aと後側上板部42Bとを備え、後側上板部42Bの上面は後端から前方に向けて下るように傾斜する傾斜面に形成され、前側上板部42Aの上面は後側上板部42Bの前端から前方に向けて下るように傾斜して前板部41の上端まで延長する傾斜板面に形成される。
前側上板部42Aの傾斜面は後側上板部42Bの傾斜面よりも急傾斜面に形成される。
換言すれば、連結カバー34は、一枚の長尺板を断面凹状に形成して、凹の底板部を前板部とし、凹の一方の立板部を上板部とし、凹の他方の立板部を下板部とした構成である。当該連結カバー34は、連結カバー34の前板部の板面と左カバー32及び右カバー33の前板部41の表面とを接触させ、連結カバー34の上板部の板面と左カバー32及び右カバー33の上板部42の表面とを接触させ、連結カバー34の下板部の板面と左カバー32及び右カバー33の下板部43の表面とを接触させた状態で、図外のねじ等の取付手段によって左カバー32の右端部及び右カバー33の左端部に取付けられる。
また、シャフト6に巻き取られたシャッターカーテン4の前部4fを覆うケースカバー23の前板部は、左カバー32、右カバー33の前板部42、及び、連結カバー34の前板部により構成される。
また、シャフト6に巻き取られたシャッターカーテン4の下部4uを覆うケースカバー23の下板部は、左カバー32、右カバー33の下板部43、及び、連結カバー34の下板部により構成される。
同様に、右側板22の外周縁22eには、当該外周縁22eより左側板21に近づく方向に延長するように設けられた接続部を備える。当該接続部は、躯体ヘの取付部となる図外の躯体接続部と、ケースカバー23の右端開口端部が接続されるケースカバー右接続部22fとを備える。
ケースカバー左接続部21fの延長方向先端側は外周縁21e側よりも一段低い図外の段差面に形成され、この段差面上にケースカバー23の左端開口端部が載置されてケースカバー23の表面とケースカバー左接続部21fの外周縁21e側の表面とが同一平面上に位置されるように構成されて、前記段差面とケースカバー23の左端開口端部とが図外のねじ等の連結手段で連結される。
同様に、ケースカバー右接続部22fの延長方向先端側は外周縁22e側よりも一段低い図外の段差面に形成され、この段差面上にケースカバー23の右端開口端部が載置されてケースカバー23の表面とケースカバー右接続部22fの外周縁22e側の表面とが同一平面上に位置されるように構成されて、前記段差面とケースカバー23の右端開口端部とが図外のねじ等の連結手段で連結される。
よって、左側板21の外周縁21e及び右側板22の外周縁22eは、ケース2を躯体に設置した場合の設計上のケースカバー23の表面と同一面上に位置される。
一端側部材51は、例えば、金属性の長尺板が長手方向の中央部で折曲されてL字状に形成された構成であり、板面が互いに直交する一方の板部が躯体に取付けられる取付部位55に形成され、板面が互いに直交する他方の板部が他端側部材52と連結される他端側部材連結部56に形成される。
取付部位55には躯体への取付用の貫通孔57が形成され、他端側部材連結部56には他端側部材52との連結用の貫通孔である長孔58が形成されている。
他端側部材52は、連結手段53により一端側部材51の他端側部材連結部56と連結される一端側部材連結部61と、一端側部材連結部61よりケースカバー23の前板部41に近づく方向に延長してケースカバー23の上板部の下面60を支持するケースカバー支持部62とを備える。
他端側部材52は、例えば、金属性の長尺な平板により形成され、当該長尺な平板を貫通する調整用のねじ孔59が当該長尺な平板の長手方向に沿って所定間隔を隔てて複数個形成され、長尺な平板の一端側が一端側部材連結部61として機能し、長尺な平板の他端側がケースカバー支持部62として機能するように構成される。
以上によれば長孔58と複数のねじ孔とねじ70とにより連結手段53が構成される。
尚、互いに隣り合うねじ孔59とねじ孔59との間隔よりも長孔の延長方向の長さを長くすることによって垂れ下がり抑制手段24が躯体に取付けられた場合の外壁下地面18fから他端側部材52の他端52tまでの長さを微調整することが可能となる。
また、一端側部材51の取付部位55が躯体に取付けられた垂れ下がり抑制手段24の他端側部材52の他端側先端は、ケースカバー23の上板部の後方先端とケースカバー23の上板部の前方先端との間に位置されていればよい。具体的には、躯体に取付けられた垂れ下がり抑制手段24の前後方向の長さは、上ケースカバーの前後方向の長さの半分以上であることが好ましく、垂れ下がり抑制手段24の他端側部材52の他端側先端がケースカバー23の上板部の前方先端に近い位置に位置するように構成されることが好ましい。また、シャッターカーテン4がシャフト6に巻かれる場合には、躯体に取付けられた垂れ下がり抑制手段24の他端側先端が、シャフト6の回転中心よりもケースカバー23の上板部の前方先端側に位置するように構成されることが好ましい(図2参照)。この場合において、シャフト6に巻き取られたシャッターカーテン4との干渉を避けるため、最大径に巻取られたシャッターカーテン4の上端よりも上方に垂れ下がり抑制手段24が位置するように構成する。尚、当然であるが、シャッターカーテン4がシャフト6に巻き取られるか否かにかかわらず、垂れ下がり抑制手段24をシャッターカーテン4の開閉に際し干渉しないように位置させる等により、シャッターカーテン4の開閉動作に支障のないように構成する。
開口部13の左端の上方に位置する躯体に左側板21を取付けるとともに、開口部13の右端の上方に位置する躯体に右側板22を取付ける。シャフト6の左端側を図外の軸受を介して左側板21に取付け、かつ、シャフト6の右端側を図外の軸受を介して右側板に取付ける。これにより、シャフト6がシャフト6の回転中心線6aを回転中心として回転可能なように左側板21及び右側板22に取付けられる。
開口部13の左開口縁と右開口縁との間の中央位置の真上に位置される躯体に垂れ下がり抑制手段24を固定する。
この場合、垂れ下がり抑制手段24が躯体に取付けられた場合の他端側部材52の他端52tが、ケース2を躯体に取付けた場合の設計上におけるケースカバー23の上板部の上面よりも上方に位置されるようにする。例えば、図4(a)に示すように、垂れ下がり抑制手段24が躯体に取付けられた場合の他端側部材52の他端52tが、後側上板部42Bの上面の最下位置42aよりも上方に位置されるようにしたり、前側上板部42Aの上面の最下位置よりも上方に位置されるようにする。
左側板21の外周縁21e及び右側板22の外周縁22eは、ケース2が躯体に設置される場合の設計上のケースカバー23の表面と同一面上に位置されるので、ケース2を取付けた場合の設計上のケースカバー23の上板部の上面と当該上面に対応する左側板21の外周縁21eの上縁及び右側板22の外周縁22eの上縁とが同一面上に位置される。
従って、垂れ下がり抑制手段24が躯体に取付けられた場合の外壁下地面18fから他端側部材52の他端52tまでの長さを調整するに際しては、左側板21又は右側板22に近い位置の外壁下地面18fと垂れ下がり抑制手段24の取付部位55とを面接触させた状態で、他端側部材52の他端52tが、左側板21の外周縁の上縁又は右側板22の外周縁の上縁よりも上方に位置されるように、垂れ下がり抑制手段24が躯体に取付けられた場合の外壁下地面18fから他端側部材52の他端52tまでの長さを調整した後に、開口部13の左右間の中央部の上方に位置する外壁下地面18fと垂れ下がり抑制手段24の取付部位55とを面接触させた状態で取付部位55をねじ71等の固定手段で取付部としての躯体に固定すればよい。
この後、ケースカバー23を、躯体、左側板21、右側板22に接続することによって、垂れ下がり抑制手段24のケースカバー支持部62がケース2の上板部の下面60に押圧されて弾性変形した状態に設けられて当該下面60を支持するように構成される。
尚、垂れ下がり抑制手段24は、ケースカバー23の上板部の左右方向(左開口縁と右開口縁との間)の中央位置のような、なるべく中央寄りに固定されることが好ましい。また、左右方向に配置する垂れ下がり抑制手段24の個数や配置位置は任意であるが、複数配置するのであれば左右対称や略左右対称に配置することが好ましい。
この場合、図2に拡大して示したように、上枠31の接続部37を係合溝部に構成し、左カバー32、右カバー33、接続カバー34の上端側接続部43tを当該係合溝部に係合する係合片に構成し、当該係合片と係合溝部とを係合させることで、上枠31と左カバー32、右カバー33、接続カバー34とを接続する構成とすればよい。
この場合、係合溝部は、係合片と係合して左カバー32及び右カバー33の前方への移動を規制する規制片と、係合片と係合して左カバー32及び右カバー33の後方への移動を規制する規制片と、係合片と係合して左カバー32及び右カバー33の上方への移動を規制する規制片と、係合片と係合して左カバー32及び右カバー33の下方への移動を規制する規制片とで囲まれた構成として、係合片を前方、後方、上方、下方から係合溝部に挿入できないような構成し、係合片を規制片で囲まれた係合溝部の空間内に当該空間の左右のいずれかの開口側から挿入するようにする構成とすれば、ねじ等の固定手段を用いることなく、上枠31と左カバー32、右カバー33、接続カバー34を接続でき、しかも、上枠31と左カバー32、右カバー33、接続カバー34との境界が線となって目視されるだけとなるので、意匠性に優れた構成となる。
このように、別々の部材である上枠31、左カバー32、右カバー33、接続カバー34を接続する構成とすれば、例えば、支持部となる上枠31を剛性の高い金属板を用いて形成し、左カバー32、右カバー33を上枠31よりも剛性の低い板厚の薄い金属板を用いて形成することが可能となるので、上枠31とカバーとが一体に形成されて構成されたケースカバーと比べて省コスト化が図れる。
また、ケースカバー23を左右のカバー32;33に分割したので、ケースカバー23の運搬、取り扱いが容易となり、施工性が向上する。
垂れ下がり抑制手段24としては、1つの長尺板が長手方向の中央部で折曲されてL字状に形成された構成のものを用いても良い。即ち、板面が互いに直交する一方の板部が躯体に取付けられる躯体取付部に形成され、他方の板部がケースカバー23の上板部の下面60に押圧されて弾性変形した状態に設けられてケースカバー23の上板部の下面60を下から支持する支持部に形成された構成のものを用いても良い。
即ち、開閉体は巻き取られるもののみでなく、例えば、チェーン等により複数のパネルが吊持された構成のパネルシャッターのように、駆動軸が左右側板に支持され、各パネル等の開閉体構成部材が折り畳まれたり並べられたりして収容されるものでもよい。
また、開閉体収容ケースのケースカバー、垂れ下がり抑制手段、左側板、右側板が取付けられる取付部は、典型的には建物の躯体であるが、例えば、単なる枠部材のようなものであっても良い。即ち、取付部は、開閉体収容ケース及び開閉体を支持できる剛性を有する部位であればよい。
4 シャッターカーテン(開閉体)、13 開口部、23 ケースカバー、
24 垂れ下がり抑制手段、51 一端側部材、52 他端側部材、
52t 他端側部材の他端、53 連結手段、55 取付部位、56 他端側部材連結部、60 ケースカバーの上板部の下面、61 一端側部材連結部、
62 ケースカバー支持部。
Claims (3)
- 建物の開口部の上方に設けられて前記開口部を開閉する開閉体を収容する収容空間を備えた開閉体収容ケースであって、
前記収容空間に収容された前記開閉体の上部を覆う上板部を有したケースカバーと、
一端側が前記開口部の上方に位置する取付部に取付けられ、他端側が前記上板部の前方に近づく方向に延長して前記上板部の下面を支持することによって前記ケースカバーの垂れ下がりを抑制する垂れ下がり抑制手段とを備え、
前記垂れ下がり抑制手段は、前記他端側が前記上板部の下面に押圧されて弾性変形した状態に設けられたことを特徴とする開閉体収容ケース。 - 前記垂れ下がり抑制手段は、一端側部材と、他端側部材と、これら一端側部材と他端側部材とを連結する連結手段とを備え、
前記一端側部材は、前記取付部に取付けられる取付部位と、当該取付部に取付けられた取付部位より前記上板部の前方に近づく方向に延長する他端側部材連結部とを備え、
前記他端側部材は、前記連結手段により前記一端側部材の前記他端側部材連結部と連結される一端側部材連結部と、当該一端側部材連結部より前記上板部の前方に近づく方向に延長して前記上板部の下面を支持するケースカバー支持部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の開閉体収容ケース。 - 前記連結手段は、前記垂れ下がり抑制手段が前記取付部に取付けられた場合の前記取付部から前記他端側部材の他端までの長さを変更可能なように前記一端側部材の他端側部材連結部と前記他端側部材の一端側部材連結部とを連結する手段であることを特徴とする請求項2に記載の開閉体収容ケース。
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