JP6190163B2 - 開口部の防水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部の防水装置に関する。
従来、開閉体によって開閉される開口部からの浸水を抑制する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、シャッタの裏面には屈曲自在な防水シートが設けられていると共に、防水シートと対向するようにしてガイド部材にはシール部材が設けられ、シャッタに浸水しようとする氾濫水等の水圧がシャッタの表面に作用すると、防水シートがシール材に圧接されるようになっている、浸水防止機能を備えたシャッタ装置の技術が開示されている。
特許第4459740号公報
防水装置を設置する際の作業性を向上できることが望まれている。例えば、設置箇所の近くに防水装置を収納しておくことができれば、設置に要する時間の短縮を図ることができる。
本発明の目的は、設置する際の作業性を向上できる開口部の防水装置を提供することである。
本発明の開口部の防水装置は、構造物の開口部を開閉する開閉体に対して屋外側に設置されて前記開口部を閉塞するシートと、前記開口部の幅方向の端部に位置する柱状の支持部材に対して前記シートを保持する保持部と、前記支持部材の内部に設けられ、前記シートを収納する収納部と、前記収納部を閉塞する蓋部材と、 前記シートの一辺に固定され、剛性を有する棒状部材と、を備え、前記保持部は、前記棒状部材と係合して前記シートを保持し、前記棒状部材の長さは、前記保持部の長さ以上であり、前記棒状部材の上端が前記保持部の上端から突出していることを特徴とする。
上記開口部の防水装置は、収納部にシートを収納しておくことができるため、設置する際の作業性を向上させることができる。
また、上記開口部の防水装置によれば、シートを容易に保持部に保持させることができる。
上記開口部の防水装置において、前記保持部は、前記蓋部材に設けられていることが好ましい。
上記開口部の防水装置は、蓋部材に保持部が設けられているため、別途保持部を設ける必要がないという利点がある。
上記開口部の防水装置において、前記保持部は、前記収納部に設けられていることが好ましい。
上記開口部の防水装置は、収納部に保持部が設けられているため、別途保持部を設ける必要がないという利点がある。
本発明に係る開口部の防水装置によれば、設置する際の作業性を向上できるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係る開口部の防水装置の平面図である。 図2は、第1実施形態に係る開口部の防水装置の要部を示す平面図である。 図3は、第1実施形態に係る開口部の防水装置の要部を示す斜視図である。 図4は、蓋部材を開いた状態を示す斜視図である。 図5は、保持部によってシートが保持された状態を示す斜視図である。 図6は、保持部によってシートが保持された状態を示す平面図である。 図7は、第1実施形態の第1変形例に係る開口部の防水装置の収納時の状態を示す図である。 図8は、第1実施形態の第1変形例に係る開口部の防水装置の使用時を示す図である。 図9は、第2実施形態に係る開口部の防水装置の収納状態を示す斜視図である。 図10は、第2実施形態に係る開口部の防水装置の収納状態を示す平面図である。 図11は、第2実施形態に係る開口部の防水装置の使用状態を示す斜視図である。 図12は、第2実施形態に係る開口部の防水装置の使用状態を示す平面図である。 図13は、第3実施形態に係る開口部の防水装置の収納状態を示す斜視図である。 図14は、第3実施形態に係る開口部の防水装置の使用状態を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施形態に係る開口部の防水装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図6を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、開口部の防水装置に関する。図1は、本発明の第1実施形態に係る開口部の防水装置の平面図、図2は、第1実施形態に係る開口部の防水装置の要部を示す平面図、図3は、第1実施形態に係る開口部の防水装置の要部を示す斜視図、図4は、蓋部材を開いた状態を示す斜視図、図5は、保持部によってシートが保持された状態を示す斜視図、図6は、保持部によってシートが保持された状態を示す平面図である。
図1には、第1実施形態に係る開口部の防水装置1−1を鉛直方向の上方から見た図が示されている。第1実施形態に係る開口部の防水装置1−1は、シート10と、保持部9と、収納部5と、蓋部材8とを含んで構成されている。
シート10は、構造物1の開口部6を開閉する開閉体4に対して屋外側に設置されて開口部6を閉塞するものである。本実施形態に係るシート10の形状は、例えば、矩形である。シート10は、後述するように、開閉体4と、支持部材2と、床面7とを一体に覆うことで開口部6を閉塞し、屋内への水の浸入を抑制する。
保持部9は、開口部6の幅方向の端部に位置する柱状の支持部材2に対してシート10を保持する。収納部5は、支持部材2の内部に設けられ、シート10を収納する。蓋部材8は、収納部5を閉塞するものである。
第1実施形態に係る構造物1は、店舗であり、開口部6は店舗の出入口である。店舗のフロント部分は板状のガラス3によって屋内と屋外とが仕切られている。支持部材2は、ガラス3を支持する枠部としての機能を有しており、ガラス3の縁部が支持部材2に嵌め込まれている。支持部材2は、開口部6の幅方向の両端部にそれぞれ設けられた柱状の部材であり、鉛直方向に延在している。支持部材2は、床面7から、少なくとも開閉体4におけるシート10によって覆われる領域の上端位置まで設けられている。
本実施形態に係る構造物1では、一対の支持部材2,2によって開口部6の幅方向の端部が形成されている。つまり、開口部6の幅は、一対の支持部材2,2の互いに対向する面(以下、「内側面」と称する。)22,22同士の距離である。支持部材2は、断面矩形の部材であり、その外周面は、開口部6の幅方向と平行な2つの平面と、幅方向と直交する2つの平面とを有する。支持部材2は、例えば、アルミ等の金属材料で構成されている。
本実施形態の開閉体4は、両開きのスライド式の自動ドアである。開閉体4は、2枚のドア41,42を有する。ドア41,42は、それぞれドア枠41a,42aと、ガラス41b,42bとを有する。ガラス41b,42bは、ドア枠41a,42aによって支持されている。ドア41,42は、支持部材2に対して屋内側に配置されている。開閉体4は、図示しないモータ等の動力によってドア41,42を幅方向に移動させることで開口部6を開放あるいは閉塞する。
シート10は、図5に示すように、開口部6の下端側の領域を閉塞する。シート10は、遮水性を有しており、開口部の防水シートとして機能する。また、シート10は、可撓性を有しており、伸縮可能であってもよい。シート10の素材は、例えば、樹脂、ゴム、表面を樹脂などでコーティングした布等である。シート10は、水圧による開閉体4の変形に追従できる素材で構成されることが好ましい。
図1に示すように、シート10の幅は、開口部6の幅よりも大きい。シート10は、開閉体4の鉛直方向下端側の部分と、構造物1における開閉体4に隣接する部分とを一体に覆う。本実施形態に係るシート10は、図1、図5および図6に示すように、保持部9によって支持部材2に対して保持された状態で、開閉体4と、支持部材2と、床面7とを一体に覆う。これにより、シート10は、開閉体4と支持部材2との隙間や開閉体4と床面7との隙間、ドア41とドア42との隙間を介して屋内に水が浸入することを抑制する。
図2に示すように、収納部5は、支持部材2の内部に形成された空洞部である。支持部材2の正面21、すなわち屋外側の面は、開口部23を有する。開口部23は、収納部5と屋外の空間とを連通する。言い換えると、収納部5は、支持部材2に形成された凹部であり、屋外に向けて開口している。
蓋部材8は、収納部5を開放あるいは閉塞する片開き式の開き戸状の部材である。蓋部材8は、回転軸81を有する。回転軸81は、鉛直方向に延在しており、中心軸線C1を回転中心として回動自在に支持されている。回転軸81は、蓋部材8における開口部6側と反対側の端部に配置されている。蓋部材8は、中心軸線C1回りに回動することにより、開口部23を開放あるいは閉塞する。蓋部材8の外側面82は、平面であり、図2に示すように蓋部材8が収納部5を閉塞した状態で正面21と面一となる。回転軸81は、蓋部材8が収納部5を閉塞した状態で外部に露出しないように、外側面82に対して収納部5側(屋内側)にオフセットされている。
本実施形態の開口部の防水装置1−1では、蓋部材8に保持部9が一体に設けられている。保持部9は、蓋部材8の内側面における開口部6側の端部に配置されている。保持部9は、断面形状が略C字形状であり、シート10に設けられた棒状部材11と係合する。保持部9のスリット部9aは、中心軸線C1を中心とする半径方向の外側に形成されている。保持部9を含む蓋部材8は、例えば、アルミ等の金属材料で構成されている。蓋部材8は、支持部材2と同じ材料で構成されていることが好ましい。
収納部5には、シート10が収納可能である。シート10の両端には、それぞれ棒状部材11が固定されている。本実施形態の棒状部材11は、断面円形の円柱形状の部材である。棒状部材11は、シート10の幅方向の両側端部の辺にそれぞれ固定されている。棒状部材11は、剛性を有しており、シート10における棒状部材11が配置された辺を直線状に保持することができる。棒状部材11は、シート10に対して接着や溶着等により固定されている。なお、棒状部材11は、シート10の端部に設けられた折り返し部に包まれていてもよい。棒状部材11の外径は、保持部9の中空部に挿入可能であり、かつスリット部9aから抜け出さない大きさである。
図3に示すように、蓋部材8の下端84の位置は、床面7の近傍であり、蓋部材8の上端85の位置は、所定の高さ位置である。所定の高さ位置は、シート10の高さ方向の設置範囲に応じて定められている。シート10は、蓋部材8の上端85よりも上方まで設置可能である。図3に示すように、蓋部材8は、取手83を有する。取手83は、蓋部材8の上下方向の中央部、かつ開口部6寄りの位置に設けられており、外側面82から突出している。
シート10を開口部6に設置する場合、蓋部材8が開かれる。蓋部材8を外側に向けて開くと、図4に示すように、保持部9が外部に露出する。ユーザーは、取手83を引っ張り、蓋部材8を開いて収納部5からシート10を取り出す。
図5に示すように、シート10の幅方向の端部に固定されている棒状部材11が、保持部9の中空部に挿入される。ユーザーは、保持部9の上端側から棒状部材11を保持部9の中空部に挿入する。これにより、保持部9は棒状部材11と係合した状態となり、シート10を保持する。棒状部材11の長さは、保持部9の長さに対応している。本実施形態の棒状部材11の長さは、保持部9の長さ以上である。よって、棒状部材11の上端が保持部9の上端から突出するので、シート10を取り外す際の作業性が良い。ただし、棒状部材11の長さは、保持部9の長さ未満であってもよい。
棒状部材11は、シート10の下端部10aには配置されておらず、下端部10aは自在に屈曲したり湾曲したりすることができる。シート10は、下端部10aが床面7を覆うように設置される。つまり、シート10は、床面7と開閉体4とを一体に覆うことができる位置で保持部9によって保持される。
図6に示すように、屋外側から水が寄せてくると、シート10に対して屋内側に向かう水圧がかかる。開閉体4が支持部材2よりも屋内側に配置されていることから、シート10は、水圧によって支持部材2から屋内側へ撓むように変形し、支持部材2や開閉体4に向けて押圧される。その際、シート10が支持部材2のコーナー部24に当接する。その結果、シート10は支持部材2および開閉体4に密着し、隙間を塞いで屋内側への水の浸入を抑制する。シート10は支持部材2と開閉体4とを一体に覆い、開閉体4と支持部材2との隙間を閉塞する。また、シート10は、その他の隙間、例えばドア41とドア42との隙間を閉塞して屋内への水の浸入を抑制する。
また、シート10は水圧によって床面7に向けて押圧される。これにより、シート10は、床面7と支持部材2とを一体に覆い、床面7と開閉体4とを一体に覆う。よって、シート10は、床面7と支持部材2との隙間や床面7と開閉体4との隙間を閉塞し、屋内への水の浸入を抑制する。なお、シート10の下端部10a上に押圧部材を設置するようにしてもよい。押圧部材は、自重により下端部10aを床面7に向けて押圧する部材である。押圧部材がシート10の下端部10aを床面7に向けて押圧することで、シート10と床面7との間からの浸水をより確実に抑制することができる。押圧部材の形状は、例えば、平板形状とすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る開口部の防水装置1−1は、シート10を収納する収納部5を有する。従って、シート10を開口部6に設置する際に、速やかに収納部5からシート10を取り出して使用することができ、設置する際の作業性を向上することができる。また、シート10を保持する保持部9は、収納部5を閉塞する蓋部材8に設けられている。蓋部材8を開くだけで保持部9を利用することができ、設置する際の作業性を向上することができる。また、開口部の防水装置1−1を使用しない場合には蓋部材8を閉めるだけで保持部9を収納部5内に隠すことができるため、支持部材2の意匠性に与える影響が軽微である。
なお、本実施形態では収納部5が支持部材2の正面21に開口していたが、開口位置はこれには限定されない。収納部5の開口部23は、例えば、支持部材2における内側面22に設けられてもよい。このようにすれば、正面側から見たときに開口部23や蓋部材8を目立たなくすることができ、意匠性に与える影響を抑制することができる。
取手83は、例示したものに限定されない。取手83は、例えば、埋め込み式や掘り込み式のものであってもよく、回転式の取手であってもよい。
[第1実施形態の第1変形例]
第1実施形態の第1変形例について説明する。図7は、第1実施形態の第1変形例に係る開口部の防水装置1−2の収納時の状態を示す図、図8は、第1実施形態の第1変形例に係る開口部の防水装置1−2の使用時を示す図である。第1変形例の開口部の防水装置1−2において、上記第1実施形態の開口部の防水装置1−1と異なる点は、蓋部材60が支持部材2に対して着脱可能となっており、使用時には蓋部材60を裏返して使用する点である。
図7に示すように、支持部材2に設けられた収納部5の開口部23は、正面21に設けられている。蓋部材60の幅方向の両端には、それぞれ係合突起61が設けられている。係合突起61は、幅方向に突出する爪状の部分である。支持部材2の開口部23には、係合突起61と係合する係合凹部62が設けられている。ユーザーは、蓋部材60の両側の係合突起61をそれぞれ係合凹部62と係合させることにより蓋部材60を支持部材2に取り付けて支持部材2に固定することができる。また、ユーザーは、蓋部材60を収納部5の外部に向けて引っ張り、係合凹部62から係合突起61を外すことにより、蓋部材60を支持部材2から取り外すことができる。このように、本変形例では、蓋部材60が支持部材2に対して着脱自在である。2箇所の係合突起61は同様の形状を有している。また、2箇所の係合凹部62は同様の形状を有している。従って、それぞれの係合突起61は、いずれの係合凹部62に対しても係合可能である。
蓋部材60の表面63は、平面である。表面63を外部に向けて蓋部材60を支持部材2に取り付けると、表面63と支持部材2の正面21とが面一となる。表面63には、上記第1実施形態の取手83と同様の取手が設けられていてもよい。蓋部材60の裏面側には、保持部9が設けられている。保持部9は、上記第1実施形態の保持部9と同様に断面形状が略C字形状である。収納部5には、上記第1実施形態と同様にシート10が収納可能である。シート10を収納する収納状態では、蓋部材60は表面63を外部に向けて支持部材2に取り付けられ、収納部5を閉塞する。
シート10を開口部6に設置する場合、ユーザーは、蓋部材60を支持部材2から取り外し、収納部5からシート10を取り出す。取り外した蓋部材60は、図8に示すように、裏返した状態で支持部材2に取り付けられる。これにより、保持部9が収納部5の外部に露出した状態となる。本明細書では、保持部9を外部に露出させて支持部材2に取り付けられた蓋部材60の状態を「使用状態」とも称する。使用状態の蓋部材60では、保持部9のスリット部9aは、開口部6側を向いている。すなわち、蓋部材60の使用状態において、保持部9の中空部は、開口部6側に向けて開口している。ユーザーは、シート10の棒状部材11を保持部9の中空部に挿入して、蓋部材60によって支持部材2に対してシート10を保持させることができる。
なお、本変形例では蓋部材60に係合突起61が設けられ、支持部材2に係合凹部62が設けられているが、これとは逆に蓋部材60に係合凹部62が設けられ、支持部材2に係合突起61が設けられてもよい。また、蓋部材60を支持部材2に対して固定する方法は、係合突起61と係合凹部62とを係合させる方法以外のものであってもよい。
[第1実施形態の第2変形例]
第1実施形態の第2変形例について説明する。上記第1実施形態の取手83に代えて、プッシュ式のマグネットキャッチを用いて蓋部材8を開閉させるようにしてもよい。プッシュ式のマグネットキャッチは、押し込む毎に、吸着状態と開放状態とに切り替わる。吸着状態のマグネットキャッチは、マグネットの吸着力により蓋部材8を支持部材2に吸着させて収納部5を閉塞する。開放状態のマグネットキャッチは、マグネットの吸着力に抗してバネ力により蓋部材8を開放させる。
従って、ユーザーは、蓋部材8が開放した状態から収納部5に向けて蓋部材8を押し込むことにより、マグネットキャッチを吸着状態に切り替えて支持部材2に蓋部材8を固定し、収納部5を閉塞することができる。また、蓋部材8が収納部5を閉塞した状態から蓋部材8を収納部5に向けて押し込むことにより、マグネットキャッチを開放状態に切り替えて蓋部材8を開放させることができる。第2変形例によれば、蓋部材8の取手83を省略することができる。
[第2実施形態]
図9乃至図12を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図9は、第2実施形態に係る開口部の防水装置2−1の収納状態を示す斜視図、図10は、第2実施形態に係る開口部の防水装置2−1の収納状態を示す平面図、図11は、第2実施形態に係る開口部の防水装置2−1の使用状態を示す斜視図、図12は、第2実施形態に係る開口部の防水装置2−1の使用状態を示す平面図である。
図10に示すように、第2実施形態の開口部の防水装置2−1では、収納部30の開口部32は、支持部材2における内側面22に設けられている。蓋部材40は、支持部材2に取り付けられて開口部32を閉塞する。蓋部材40は、開口部32の突起と係合する係合部43を有しており、係合部43が開口部32の突起と係合することで支持部材2に対して固定される。蓋部材40の外側面44は平面であり、蓋部材40が支持部材2に取り付けられた状態で内側面22と面一となる。
収納部30には、保持部31が設けられている。保持部31は、収納部30の内部の奥側の角部に設けられており、断面形状が略C字形状である。保持部31のスリット部31aは、支持部2の対角に向かう位置に設けられている。すなわち、保持部31の中空部は、対角に向けて開口している。また、収納部30内には、押圧部材12が収納されている。押圧部材12は、後述するように、シート10の下端部10aを押圧して床面7からの浮き上がりを抑制する部材である。本実施形態の押圧部材12は、断面形状が矩形の板状の部材である。押圧部材12は、例えば、金属材料や樹脂材料で形成されている。
収納部30には、シート10が収納可能である。シート10は、例えば、図10に示すように巻き取られた状態で収納される。本実施形態に係るシート10は、図11および図12に示すように、ファスナー50によって連結可能となっている。図10に示すように、シート10の幅方向の一端には棒状部材11が、他端にはファスナー50のエレメント51が配置されている。
シート10を開口部6に設置する場合、ユーザーは、蓋部材40を支持部材2から取り外し、収納部30を開放する。ユーザーは、収納部30からシート10を取り出し、シート10の棒状部材11を保持部31に挿入する。本実施形態では、保持部31に切欠部が設けられている。切欠部では、保持部31が切り欠かれており、保持部31の中空部に棒状部材11を軸方向から挿入可能となっている。例えば、保持部31のスリット部31aのスリット幅が他の部分よりも広くされており、棒状部材11を保持部31の中空部に軸方向から挿入可能となっている。切欠部は、想定している上限水位よりも上側に設けられていることが好ましい。また、収納部30の上端30a(図11参照)および蓋部材40の上端40a(図9参照)の高さ位置は、それぞれ保持部31の切欠部の上端よりも上方にあることが好ましい。なお、保持部31を支持部材2の下端側の一部に設けるようにした場合、棒状部材11を保持部31の上端から中空部に挿入することができる。棒状部材11が保持部31に挿入されることにより、図12に示すようにシート10の棒状部材11が保持部31に支持される。これにより、シート10は、支持部材2によって保持される。本実施形態では、棒状部材11が剛性を有しているため、棒状部材11は両端の間の少なくとも一部が保持部31によって支持されていればよい。本実施形態では、開口部6の両端の支持部材2にそれぞれ収納部30が設けられている。ユーザーは、各収納部30から内部のシート10を取り出して、当該収納部30の保持部31に棒状部材11を挿入する。これにより、2枚のシート10のうち一方は開口部6の一端側の支持部材2によって支持され、他方のシート10は他端側の支持部材2によって支持される。
ユーザーは、2枚のシート10のエレメント51を位置合わせしてスライダー52によって係合させる。これにより、2枚のシート10を連結して1枚のシートとして開口部6を閉塞することができる。本実施形態では、ファスナー50が防水タイプのものであり、2枚のシート10のつなぎ目部分から水が浸入することを抑制する。
押圧部材12は、図11および図12に示すように、シート10の下端部10aに載置されて、下端部10aを床面7に向けて押圧する。これにより、押圧部材12は、シート10の床面7からの浮き上がりを抑制し、シート10と床面7との間からの水の浸入を抑制する。
なお、本実施形態では2枚のシート10がファスナー50によって連結されたが、3枚以上のシート10がファスナー50によって互いに連結されるようにしてもよい。このようにすれば、間口の広い開口部6であっても容易にシート10によって閉塞することが可能となる。また、シート10は、1枚であってもよい。開口部6の幅が比較的狭い場合には、1枚のシート10で開口部6の幅方向の一端から他端までを閉塞するようにしてもよい。この場合、シート10の幅方向の両端に棒状部材11を配置しておくようにすればよい。
[第2実施形態の第1変形例]
第2実施形態の第1変形例について説明する。収納部30内にシート10を自動的に巻き取る巻取機構を設けてもよい。ユーザーは、シート10を開口部6に設置する場合、蓋部材40を外し、巻取機構の巻取力に抗してシート10を引き出す。ファスナー50のエレメント51は、シート10の引出し方向の先端の辺に設けておけばよい。巻取機構には、任意の位置で巻取りをロックするロック機構を設けておくことが好ましい。ユーザーは、シート10を引き出した後、適当な引出し量で巻取機構をロックし、シート10同士をファスナー50によって連結することで開口部6を閉塞することができる。シート10を収納するときには、ファスナー50を開き、ロック機構を解除すれば巻取機構が自動的にシート10を巻き取る。
[第3実施形態]
図13および図14を参照して、第3実施形態について説明する。図13は、第3実施形態に係る開口部の防水装置3−1の収納状態を示す斜視図、図14は、第3実施形態に係る開口部の防水装置3−1の使用状態を示す斜視図である。上記第1実施形態および第2実施形態では、収納部5,30が支持部材2における下部に配置されていたが、これに代えて、図13に示すように収納部70が支持部材2の上部に設けられてもよい。例えば、収納部70は、シート10を設置する範囲Sよりも上部に設けられてもよい。このようにすれば、収納部70に水が浸入することを抑制することができる。蓋部材71は、支持部材2に取り付けられて収納部70を閉塞する。
収納部70を支持部材2の上部に設ける場合、保持部は、蓋部材71や収納部70に設けられることに代えて、使用時に支持部材2に固定されるようにしてもよい。例えば、図14に示すように、保持部74を有する保持部材73が支持部材2の正面21に固定される。保持部材73は、板状の部材の幅方向端部に保持部74が設けられた部材である。保持部74の断面形状は、略C字形状である。保持部材73は、例えば、両面接着テープを介して支持部材2に固定される。両面接着テープは、予め保持部材73に貼着しておくようにすればよい。保持部材73は、シート10と共に収納部70に収納可能である。シート10を使用しない平常時にはシート10と保持部材73を収納部70に収納しておくことができ、収納スペースを別途設ける必要が無い。
なお、開閉体4は、上記の各実施形態で例示された自動ドアには限定されない。開閉体4は、例えば、開き戸や折れ戸、シャッターカーテン等であってもよい。また、自動で開閉されるものだけでなく、手動で開閉されるものであってもよい。また、開閉体4は、両開きに限らず、片開きのものであってもよい。
上記の各実施形態の構造物1では、開口部6の幅方向の両端に支持部材2が配置されているが、これに限らず、開口部6の幅方向の一端にのみ支持部材2が配置されていてもよい。この場合、支持部材2が配置されている方の端部では、支持部材2に収納部5,30,70を設けるようにすればよい。支持部材2が設けられていない方の端部では、例えば、壁面等に保持部を設けることができる。
上記の各実施形態では、構造物1が店舗であったが、これに限定されるものではなく、ギャラリー、展示室、美術館、事務所等の来客や観客が出入りするものであってもよいし、その他の構造物であってもよい。また、本実施形態では、開閉体4が屋内と屋外とを仕切るものであったが、これには限定されず、開閉体4は屋内側と屋外側とを仕切るものであってもよい。例えば、開閉体4は、建屋内における屋外側の通路と屋内側の室内とを仕切るものであってもよい。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1−1,1−2,2−1,3−1 開口部の防水装置
1 構造物
2 支持部材
4 開閉体
5,30,70 収納部
6 開口部
7 床面
8,40,60 蓋部材
9 保持部
10 シート
10a 下端部
11 棒状部材

Claims (3)

  1. 構造物の開口部を開閉する開閉体に対して屋外側に設置されて前記開口部を閉塞するシートと、
    前記開口部の幅方向の端部に位置する柱状の支持部材に対して前記シートを保持する保持部と、
    前記支持部材の内部に設けられ、前記シートを収納する収納部と、
    前記収納部を閉塞する蓋部材と、
    前記シートの一辺に固定され、剛性を有する棒状部材と、
    を備え
    前記保持部は、前記棒状部材と係合して前記シートを保持し、
    前記棒状部材の長さは、前記保持部の長さ以上であり、
    前記棒状部材の上端が前記保持部の上端から突出していることを特徴とする開口部の防水装置。
  2. 前記保持部は、前記蓋部材に設けられている
    請求項1に記載の開口部の防水装置。
  3. 前記保持部は、前記収納部に設けられている
    請求項1に記載の開口部の防水装置。
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