JP2013087495A - ガイドレールの構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャッターカーテン13の操出巻取方向に沿う両側縁25のそれぞれをスリット31に抜け止め規制して案内するインナーレール29と、建物躯体23に支持されインナーレール29を操出巻取方向に直交する面方向で可動可能に収容するガイドレール11と、インナーレール29のスリット31を挟む両側に突設される一対の鍔板39と、ガイドレール11に設けられ少なくとも各鍔板39と対向する座板47と、鍔板39を挟み座板47と反対側となるガイドレール11に形成される一対の緩衝材支持部49と、各緩衝材支持部49と各鍔板39とのそれぞれの間隙部分に配設される緩衝部材57と、を具備する。
【選択図】 図2
Description
本発明の請求項1記載のガイドレール11の構造は、シャッターカーテン13の操出巻取方向に沿う両側縁25のそれぞれをスリット31に抜け止め規制して案内するインナーレール29と、
建物躯体23に支持され前記インナーレール29を前記操出巻取方向に直交する面方向で可動可能に収容するガイドレール11と、
前記インナーレール29の前記スリット31を挟む両側に突設される一対の鍔板39と、
前記ガイドレール11に設けられ少なくとも前記各鍔板39と対向する座板47と、
前記鍔板39を挟み前記座板47と反対側となる前記ガイドレール11に形成される一対の緩衝材支持部49と、
前記各緩衝材支持部49と前記各鍔板39とのそれぞれの間隙部分に配設される緩衝部材57と、
を具備することを特徴とする。
前記緩衝材支持部が、奥拡がりな蟻溝形状の緩衝材係合溝49よりなり、
前記緩衝部材57は、基端係合部51を具備し、該基端係合部51が前記緩衝材係合溝49に挿着され、先端部55が前記鍔板39に当接することを特徴とする。
前記緩衝部材57が、前記基端係合部51に植設されたモヘア59であることを特徴とする。
前記緩衝部材57が、前記インナーレール29の両側面から一体成形で延設された可撓性を有する一対のヒレ片91よりなり、各ヒレ片91の先端が前記緩衝材支持部49に当接することを特徴とする。
少なくとも前記インナーレール29の鍔板39と前記座板47との間にクッション部材58が設けられることを特徴とする。
前記建物躯体23にガイドレール受け65が固定され、
前記ガイドレール11は、長手方向に沿うレール一側縁部73が前記ガイドレール受け65の内側で係合し、長手方向に沿うレール他側縁部77が前記ガイドレール受け65に、建物開口部15からビス固定されることを特徴とする。
前記レール他側縁部77と前記ガイドレール受け65とのビス固定が連続する一つのビス収容溝83の底部85で行われ、
前記ビス収容溝83には、長尺のレールキャップ87が装着されて前記溝内が覆われることを特徴とする。
図1は本発明に係るガイドレールの構造を備えるシャッターカーテンの外観斜視図、図2は図1に示したガイドレールの平面図、図3は図2に示したガイドレールの分解斜視図である。
本実施形態に係るガイドレール11の構造は、例えばシート状のシャッターカーテン13を用いて建物開口部15を開閉するシートシャッター装置17に好適に用いることができる。建物開口部15の上方にはシートシャッター装置17のシャッター収納部19が取り付けられている。シートシャッター装置17は、住宅の窓開口や屋内の間仕切りに設けた開口、或いは冷蔵施設の区画部分や出入口などに取り付けられる。
図4はガイドレール受け65からガイドレール11を取り外す交換手順説明図、図5(a)はレール端板63を取り外す交換手順説明図、(b)はモヘア59を取り外す交換手順説明図である。
ガイドレール11からモヘア59を交換するには、先ず、図4に示すように、シャッターカーテン13(図1参照)が巻き取られてインナーレール29から外れた状態で、ビス収容溝83からレールキャップ87が外される。レールキャップ87を外すことで表出したレール固定ビス81を取り外す。レール固定ビス81が外された後、ガイドレール11をS字係合部75を中心に回転して少し開く(図4中二点鎖線で示す外形線)。
図6はモヘア59が変形した作用説明図である。
また、ガイドレール11の構造では、建物躯体側に支持されるガイドレール11に、インナーレール29が収容され、インナーレール29はスリット31にてシャッターカーテン13の両側縁25を操出巻取方向に案内している。ガイドレール11に収容されるインナーレール29は、鍔板39が座板47に当接する。座板47に当接した鍔板39は、ガイドレール11の緩衝材係合溝49に挿着されたモヘア59の先端部55が当接する。つまり、インナーレール29は、スリット31を挟む両側の鍔板39が、座板47とモヘア59とによって挟まれて支持されている。これにより、長尺のモヘア59は、溝長手方向開口端53から一度に脱着が可能となる。
図7は緩衝部材57に弾性素材部材が設けられる変形例の平面図である。
この変形例に係るガイドレール11の構造は、緩衝部材57を、上記実施形態で述べたモヘア59に換え弾性素材部材93にて構成した例である。
この弾性素材部材93は、スポンジやゴムや柔軟性に富む樹脂素材、発泡ゴムや発泡ウレタン、或いは不織布や、さらには、これら素材を組み合わせた複合材料などで構成することができる。このガイドレール11の構造によれば、その素材の柔軟性、可撓性、弾力性、復元性などを種々対応させて構成でき、シャッター装置の用途に合せて選択することが可能となる。また、モヘア59に比べ、気密性をより向上させることも可能なる。
上述した実施形態では、緩衝部材57をガイドレール11に装着させるために、ガイドレール11の緩衝材支持部に緩衝材係合溝49を設けた例について述べたが、図8に示すように、平板状に形成し構成することとしてもよい。この板状の緩衝材支持部では、鍔板39と対向する間隙部分が形成され、この間隙部分に緩衝部材57を装着することとなり、間隙部分を充填するような構成となる。緩衝部材57としては、例えば上記のスポンジなどよりなる弾性素材部材93を用いることができ、例えば角柱状に形成される部材とする。なお、この弾性素材部材93は、インナーレール29の各鍔板39に接着する構成、例えば両面粘着テープなどを用いて予め取り付けることとしても良い。このガイドレール11の構造によれば、ガイドレール11の形状や緩衝部材57の形状を簡素にすることができ、コストを低減できる。
上述した実施形態では、インナーレール29とガイドレール11の緩衝材支持部(緩衝材係合溝)49との間に、緩衝部材57としてのモヘア59を配設する構成とした例について述べ、すなわち、インナーレール29の鍔板39における一方の面側にのみ緩衝部材57を構成する例としたが、図9に示すように、鍔板39と座板47との間にも、緩衝部材57と同様のクッション部材58を介設する構成としてもよく、すなわち鍔板39を挟んで両面に緩衝構造を構成することとしてもよい。このガイドレール11の構造では、クッション部材58が、座板47の幅長に合せてガイドレール11に沿い略帯状に形成され、インナーレール29の両鍔板39と角管部底外面41とに当接する構成となり、外力によってインナーレール29の鍔板39が座板47から離れた後、再び緩衝部材57の復元力によって元の位置に戻る際、鍔板39が座板47ではなくクッション部材58に当たり、鍔板39が直接座板に当たることによる衝撃、及び騒音が緩和されることとなる。
また、上述した各実施形態では、ガイドレール11とインナーレール29との間隙部分に緩衝部材57(モヘア59,弾性素材部材93)が配設され、すなわち緩衝部材57がインナーレール29とは別体構成とされている例について述べたが、緩衝部材57は、インナーレール29と一体な構成とされていることとしても良い。
この変形例に係るガイドレール11の構造は、インナーレール89の両側にヒレ片91が延設された構成とされる。この実施形態のヒレ片91は、インナーレール29の鍔板39の基端側から湾曲して斜めに突設されており、各ヒレ片91は可撓性を有し、その先端縁がガイドレール11の内面、緩衝材支持部49に当接することで、インナーレール89が座板47に当接状態に配置される。このヒレ片91は、好ましくは可撓性、弾力性を有する樹脂素材よりなり、インナーレール91の素材と異なり、すなわち異種素材の樹脂を押出成型にて一体に成型して得ることとする。
これにより、ガイドレール11の形状を簡素にすることが可能となるとともに、緩衝部材57が別途構成されず部品点数を削減することができる。
テナンスできる。
13…シャッターカーテン
15…建物開口部
23…建物躯体
25…両側縁
29…インナーレール
31…スリット
39…鍔板
47…座板
49…緩衝材支持部
51…基端係合部
53…溝長手方向開口端
55…先端部
57…緩衝部材
58…クッション部材
59…モヘア
65…ガイドレール受け
73…レール一側縁部
77…レール他側縁部
83…ビス収容溝
85…底部
87…レールキャップ
Claims (7)
- シャッターカーテンの操出巻取方向に沿う両側縁のそれぞれをスリットに抜け止め規制して案内するインナーレールと、
建物躯体に支持され前記インナーレールを前記操出巻取方向に直交する面方向で可動可能に収容するガイドレールと、
前記インナーレールの前記スリットを挟む両側に突設される一対の鍔板と、
前記ガイドレールに設けられ少なくとも前記各鍔板と対向する座板と、
前記鍔板を挟み前記座板と反対側となる前記ガイドレールに形成される一対の緩衝材支持部と、
前記各緩衝材支持部と前記各鍔部とのそれぞれの間隙部分に配設される緩衝部材と、
を具備することを特徴とするガイドレールの構造。 - 請求項1記載のガイドレールであって、
前記緩衝材支持部が、奥拡がりな蟻溝形状の緩衝材係合溝よりなり、
前記緩衝部材は、基端係合部を具備し、該基端係合部が前記緩衝材係合溝に挿着され、先端部が前記鍔板に当接することを特徴とするガイドレールの構造。 - 請求項2記載のガイドレールの構造であって、
前記緩衝部材が、前記基端係合部に植設されたモヘアであることを特徴とするガイドレールの構造。 - 請求項1記載のガイドレールの構造であって、
前記緩衝部材が、前記インナーレールの両側面から一体成形で延設された可撓性を有する一対のヒレ片よりなり、各ヒレ片の先端が前記緩衝材支持部49に当接することを特徴とするガイドレールの構造。 - 請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載のガイドレールの構造であって、
少なくとも前記インナーレールの鍔板と前記座板との間にクッション部材設けられることを特徴とするガイドレールの構造。 - 請求項1,2,3,4,5のいずれか1つに記載のガイドレールの構造であって、
前記建物躯体にガイドレール受けが固定され、
前記ガイドレールは、長手方向に沿うレール一側縁部が前記ガイドレール受けの内側で係合し、長手方向に沿うレール他側縁部が前記ガイドレール受けに、建物開口部からビス固定されることを特徴とするガイドレールの構造。 - 請求項6記載のガイドレールの構造であって、
前記レール他側縁部と前記ガイドレール受けとのビス固定が連続する一つのビス収容溝の底部で行われ、
前記ビス収容溝が、長尺の一つのレールキャップが装着されて前記溝内が覆われることを特徴とするガイドレールの構造。
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